JPH06289305A - 走査ユニット - Google Patents

走査ユニット

Info

Publication number
JPH06289305A
JPH06289305A JP7585493A JP7585493A JPH06289305A JP H06289305 A JPH06289305 A JP H06289305A JP 7585493 A JP7585493 A JP 7585493A JP 7585493 A JP7585493 A JP 7585493A JP H06289305 A JPH06289305 A JP H06289305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
scanning
laser beam
center
resonance type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7585493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Misawa
健一 三澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7585493A priority Critical patent/JPH06289305A/ja
Publication of JPH06289305A publication Critical patent/JPH06289305A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で高精度且つ高速に走査中心位置の
移動制御が可能な走査ユニットを提供する。 【構成】光源11から出射されたレーザービームを所定
方向に所定量だけ偏向可能なミラー13と、このミラー
を支持する共振型ガルバノスキャナ15とを備えてお
り、共振型ガルバノスキャナは、アダプタ17を介して
超音波モータ19に接続されている。共振型ガルバノス
キャナに接続された駆動回路25から出力された駆動信
号に基づいて、共振型ガルバノスキャナ15は、ミラー
13を所定方向に所定角度で振動させる。超音波モータ
に接続された移動制御回路27から出力された移動信号
に基づいて、超音波モータは、シャフト21を介して共
振型ガルバノスキャナを所定方向に所定角度だけ回動さ
せる。超音波モータには、その回動方向及び回動量を検
出可能なエンコーダ23が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザー光を所
定方向に偏向させる走査ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばレーザープリンタや走査光
学顕微鏡等には、レーザー光を偏向させる光偏向素子が
適用されており、この光偏向素子として、例えば、ポリ
ゴンスキャナ(回転多面鏡)、ガルバノスキャナ、共振
型ガルバノスキャナ、音響光偏向器等が知られている。
以下の表1には、これら光偏向素子単体での特徴が示さ
れている。
【0003】
【表1】 これら光偏向素子は、夫々独自の特徴が在るため、その
用途に応じて適宜選択的に使用されている。ところで、
光偏向素子には、高速走査・広い走査角・波長依存性無
し・走査中心変更可能という条件を満足することが要望
されている。
【0004】しかし、かかる条件を満足するような光偏
向素子は現在知られていない。このため、特開昭60−
95421号公報(以下、従来例と称する)には、上述
の各条件を満足するような走査ユニットを備えた走査光
学装置が開示されている。
【0005】図8には、従来例の装置の構成が概略的に
示されており、半導体レーザ1から出射されたレーザー
光は、振動ミラー3を介して偏向された後、結像レンズ
5を介して感光ドラム7上に結像可能に構成されてい
る。また、振動ミラー3は、任意の角度に回動可能に構
成されたテーブル9上に設置されている。そして、テー
ブル9を介して振動ミラー3を回動・停止操作すること
によって、感光ドラム7上の走査中心位置OをO1 やO
2 に移動可能に構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、テーブル9の回動によってのみ、走査中心位
置Oを移動させている関係上、走査中心位置Oを高精度
且つ高速に移動制御することが困難になるという問題が
存在する。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされ、その目的は、簡単な構成で高精度且つ高速
に走査中心位置の移動制御が可能な走査ユニットを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の走査ユニットは、レーザー光を所定
方向に所定量、偏向可能に構成された光偏向素子と、こ
の光偏向素子によって偏向されたレーザー光の偏向中心
を所定方向に所定量、変化可能に構成された偏向中心可
変機構と、この偏向中心可変機構の駆動状態を検出し
て、前記偏向中心の変化量を制御可能に構成された検出
制御機構とを備える。
【0009】
【作用】検出制御機構によって偏向中心可変機構の駆動
状態を検出制御することによって、光偏向素子によって
偏向されたレーザー光の偏向中心は、所定方向に所定量
だけ変化するように、その変化量が制御される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例に係る走査ユニ
ットついて、図1を参照して説明する。
【0011】図1に示すように、本実施例の走査ユニッ
トは、光源11から出射されたレーザービームを所定方
向に所定量だけ偏向可能に構成されたミラー13と、こ
のミラー13を支持する共振型ガルバノスキャナ15と
を備えており、ガルバノスキャナ15は、アダプタ17
を介して超音波モータ19に接続されている。
【0012】アダプタ17は、超音波モータ19の駆動
力を伝達可能に構成されたシャフト21に接続されてい
る。このため、超音波モータ19を駆動させると、その
駆動力は、シャフト21を介してアダプタ17に伝達さ
れ、このアダプタ17を所定方向に所定量だけ回動させ
る。アダプタ17の回動に伴って共振型ガルバノスキャ
ナ15が回動されることによって、ミラー13は、所定
方向に所定量だけ回動される。
【0013】共振型ガルバノスキャナ15には、駆動回
路25が接続されており、この駆動回路25から出力さ
れた駆動信号に基づいて、共振型ガルバノスキャナ15
は、ミラー13を所定方向に所定角度で振動させるよう
に構成されている。
【0014】超音波モータ19には、移動制御回路27
が接続されており、この移動制御回路27から出力され
た移動信号に基づいて、超音波モータ19は、シャフト
21を所定方向に所定角度だけ回動させるように構成さ
れている。なお、超音波モータ19には、その回動方向
及び回動量を検出制御可能に構成された検出制御機構即
ちエンコーダ23が接続されている。次に、本実施例の
動作について説明する。
【0015】偏向が施されていない場合、ミラー13の
反射面13aで反射されたレーザービームは、その光軸
(A)が走査中心 (O1)に一致した状態で走査面(B)
上に照射される。
【0016】このとき、駆動回路25から駆動信号を共
振型ガルバノスキャナ15に出力すると、共振型ガルバ
ノスキャナ15は、かかる駆動信号に基づいて、ミラー
13を角度(θ1 )の範囲で振動させる。振動している
ミラー13で反射されたレーザービームは、光軸(A)
を中心に角度(2θ1 )の範囲で偏向される。この結
果、レーザービームは、走査中心 (O1)に対して対称な
走査位置(X1 ,X2 )の間の走査面(B)上に走査さ
れる。
【0017】次に、走査中心 (O1)を移動させる場合、
移動制御回路27から移動信号を超音波モータ19に出
力すると、超音波モータ19は、かかる移動信号に基づ
いて、シャフト21を角度(θ2 )だけ回動させる。シ
ャフト21の回動移動は、アダプタ17を介して共振型
ガルバノスキャナ15に伝達され、結果、共振型ガルバ
ノスキャナ15及びミラー13を角度(θ2 )だけ回動
させる。
【0018】なお、超音波モータ19の駆動状態は、検
出制御機構即ちエンコーダ23によって常時に検出制御
されており、超音波モータ19の回動方向及び回動量
は、高精度且つ高速に制御される。
【0019】このような状態において、ミラー13で反
射されたレーザービームは、もとの光軸(A)に対して
角度(2θ2 )だけずらされた光軸(A´)を中心に角
度(2θ1 )の範囲で偏向される。この結果、走査中心
が、もとの走査中心 (O1)に対して角度(2θ2 )だけ
ずれた走査中心 (O2)に移動して、レーザービームは、
かかる走査中心O2 対して対称な走査位置 (X3 ,X4)
の間の走査面(B)上に走査される。
【0020】このように本実施例の走査ユニットには、
超音波モータ19の回動方向及び回動量を検出可能に構
成されたエンコーダ23が設けられているため、高精度
且つ高速に走査中心位置の移動制御が行われる。
【0021】次に、本発明の第2の実施例に係る走査ユ
ニットの主要な構成について、図2を参照して説明す
る。なお、本実施例の説明に際し、第1の実施例と同一
の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
【0022】図2(a)に示すように、本実施例の走査
ユニットに適用された検出制御機構は、第2光源29
(即ち、光源11とは別の光源)と、この第2光源29
からミラー13の第2反射面13b(即ち、反射面13
aとは反対側に設けられた反射面)を介して導光された
レーザービームを集光させるレンズ31と、このレンズ
31を介して集光されたレーザービームを受光する半導
体位置検出素子33とを備えている。
【0023】このような構成において、第2光源29か
ら出射されたレーザービームは、ミラー13の第2反射
面13bで反射された後、レンズ31を介して半導体位
置検出素子(PSD)33に集光される。このPSD3
3は、その受光面35の中心 (O3)を入射光軸(C)に
一致させて配置されている。図3に示すように、PSD
33は、受光面35に入射したレーザービームの入射位
置に対応した電気信号を出力可能に構成されている。
【0024】例えば、中心 (O3)から距離(Z)だけず
れた位置にレーザービームが入射した場合、PSD33
の両端に設けられた第1及び第2の端子37,39に出
力される電流値(I1 ,I2 )は、夫々、 I1 =(L+Z)×I/2L I2 =(L−Z)×I/2L 2L;受光面35の長さ I;総電流値 という関係を満足する。
【0025】ここで、電流値(I1 ,I2 )の和と差の
比は、 (I1 −I2 )/(I1 +I2 )=Z/L となり、電流値から入射光の入射位置が検出されること
が分かる。
【0026】図2(a)に示すように、中心移動を行わ
ずに偏向が施されている場合、ミラー13の第2反射面
13bから反射されたレーザービームは、入射光軸
(C)を中心に角度(2θ1 )の範囲で偏向される。こ
の結果、集光ビームは、中心 (O3)に対して対称な入射
位置 (Y1 ,Y2)の間の受光面35上に走査される。こ
のとき、入射位置 (Y1 ,Y2)の中心 (O3)からの距離
は、ともに“Z”である。
【0027】ここで、入射位置 (Y1 ,Y2)から出力さ
れた出力信号を (IY1 ,IY2)とすると、中心 (O3)
から出力される位置信号(M)は、 M=IY1 +IY2 となる。
【0028】入射位置 (Y1 ,Y2)は、光軸(C)に対
して対称であるから、出力信号 (IY1 ,IY2)は、 IY1 =Z/L IY2 =−Z/L となる。従って、この場合の位置信号(M)は、 M=0 となり、中心移動が行われていないことが分かる。
【0029】図2(b)に示すように、中心移動を行っ
た場合、ミラー13の第2反射面13bから反射された
レーザービームは、角度(2θ1 )の範囲で偏向され
る。この結果、集光ビームは、入射位置 (Y3 ,Y4)の
間の受光面35上に走査される。
【0030】このとき、入射位置 (Y3 ,Y4)に対する
中心 (O3)からの距離は、夫々、“Z1 ,Z2 ”であ
る。この結果、入射位置 (Y3 ,Y4)から出力された出
力信号 (IY3 ,IY4)は、 IY3 =Z1 /L IY4 =−Z2 /L となる。従って、この場合の位置信号(M)は、 M=(Z1 −Z2)/L となり、走査中心は、中心 (O3)から入射光軸(C)に
対して角度(2θ2 )だけずれた位置 (O4)に移動した
ことが分かる。このように本実施例の走査ユニットは、
簡単な構成で高精度且つ高速に走査中心位置の移動制御
を行うことができる。
【0031】なお、本発明は、上述した実施例の構成に
限定されることはなく、例えば、超音波モータ19及び
エンコーダ23(図1参照)のいずれか一方を粗動用、
残りを微調節用に使用することも可能である。
【0032】また、超音波モータ19は、通電しない場
合でも、その摩擦力で現在の位置を保持可能に構成され
ているため、発熱量が非常に少ないのが特徴である。こ
のため、発熱による影響を受けやすい光学装置、例えば
走査光学顕微鏡等に適した駆動素子である。ただし、熱
発生が構わない装置や、発熱をおさえた駆動が可能であ
れば、これ以外の駆動素子を用いても構わないのは当然
である。図4には、超音波モータ19の代わりにステッ
ピングモータが適用された走査ユニットの構成が概略的
に示されている。本実施例は、シャフト21(図1
(b)参照)を介して共振型ガルバノスキャナ15を回
転できない場合に適用される。
【0033】ミラー13が取り付けられた共振型ガルバ
ノスキャナ15は、アダプタ41を介して第1のギヤ4
3に接続されている。この第1のギヤ43は、エンコー
ダ45が接続されたステッピングモータ47の第2のギ
ヤ49に噛合されている。
【0034】このような構成によれば、ステッピングモ
ータ47の駆動力は、第2及び第1のギヤ49,43を
介して共振型ガルバノスキャナ15に伝達され、この共
振型ガルバノスキャナ15を所定方向に所定量だけ回動
させる。この結果、ミラー13が、所定方向に所定量だ
け回動することによって、走査中心位置の移動制御が行
われる。
【0035】ステッピングモータ47は、移動後の位置
記憶保持に際し、電流を供給し続けなければなず、この
ため発熱が生じる。このとき、エンコーダ45を動作さ
せることによって、電流の供給を停止した後でも、現在
位置の記憶保持が可能となり、高精度な位置制御が行わ
れる。以下、本発明の第3の実施例に係る走査ユニット
ついて、図5を参照して説明する。図5には、本実施例
の構成が概略的に示されている。
【0036】即ち、中心移動を行わない場合、光源51
から出射されたレーザービームは、ガルバノスキャナ5
3のミラー55で反射されて、ポリゴンスキャナ57に
照射される。このポリゴンスキャナ57に照射されたレ
ーザービームは、ポリゴンスキャナ57の回動によっ
て、その光軸(D)を中心に入射位置X5 からX6 の範
囲で偏光された状態で、走査面(B)上に走査される。
このとき、光軸(D)は、走査中心 (O5)に一致してい
る。中心移動を行う場合、ガルバノスキャナ53のミラ
ー55を所定方向に所定量だけ回動させる。
【0037】例えば、ガルバノスキャナ53のミラー5
5を角度(θ3 )の範囲で回動させると、ミラー55か
ら反射したレーザービームは、角度(2θ3 )程度偏向
され(図中点線で示す)、その走査中心は、 (O5)から
(O6)に移動する。このとき、レーザービームは、走査
中心 (O6)に対して対称な入射位置 (X7,X8)の間の
走査面(B)上に走査される。以上の説明から明らかな
ように、本実施例の効果も上述した各実施例と同様であ
るためその説明は省略する。また、図5から明らかなよ
うに、中心移動を行うと、ポリゴンスキャナ57の反射
面上におけるレーザービームの反射位置にずれ(L)が
生じる。
【0038】このようなずれ(L)を解消させるため、
本実施例の走査ユニットには、ガルバノスキャナ53を
図中矢印P方向に移動可能に構成された移動機構59が
設けられている。図6には、この移動機構59の構成が
概略的に示されている。
【0039】即ち、ガルバノスキャナ53を支持する支
持台61は、その裏面側に設けられたラック63を介し
て第1のギヤ65に噛合されており、この第1のギヤ6
5は、ステッピングモータ67の駆動力を伝達可能に構
成された第2のギヤ69に噛合されている。
【0040】また、ガルバノスキャナ53のミラー55
の回転角度と中心光線のずれ量との関係は、予め測定さ
れ、メモリ回路71に記憶されている。このメモリ回路
71は、駆動回路73を介してステッピングモータ67
に接続されている。駆動回路73は、メモリ回路71に
記憶されている測定データを取り出して、この測定デー
タに基づいてステッピングモータ67を駆動制御可能に
構成されている。
【0041】また、ガルバノスキャナ53には、回転デ
ータ出力回路75が接続されており、回転データ出力回
路75から出力された回転データは、ガルバノスキャナ
53に入力可能に構成されている。
【0042】この結果、ガルバノスキャナ53に回転デ
ータが出力されると、駆動回路73は、メモリ回路71
から測定データを取り出して、この測定データに基づい
て、ステッピングモータ67を駆動させる。このステッ
ピングモータ67の駆動力は、第2のギヤ69を介して
第1のギヤ65に伝達され、この第1のギヤ65を回動
させる。この第1のギヤ65の回動力は、ラック63を
介して支持台61に伝達され、この支持台61を図中矢
印P方向に移動させる。かかる移動量を調節することに
よって、ずれ(L)が解消されることになる。次に、本
発明の第4の実施例に係る走査ユニットが応用された走
査光学顕微鏡について、図7を参照して説明する。図7
には、本実施例に係る走査光学顕微鏡の構成が概略的に
示されている。
【0043】即ち、光源77から出射された直線偏光の
レーザービームは、ビームエキスパンダ79を介して所
定の大きさのビーム径に拡大された後、第1のミラー8
1及び偏光ビームスプリッタ83を介して走査ユニット
85に照射される。
【0044】この走査ユニット85は、後述する対物レ
ンズ101の瞳位置と共役な位置関係に規定され、且
つ、その回動軸方向が重力方向(即ち、図中矢印Z方
向)に一致するように規定されている。
【0045】走査ユニット85に照射されたレーザービ
ームは、ここで図中X−Y平面内で偏光された後、第1
及び第2の瞳伝送レンズ87,89を介して共振型ガル
バノスキャナ91に照射される。
【0046】この共振型ガルバノスキャナ91は、後述
する対物レンズ101の瞳位置と共役な位置関係に規定
され、且つ、そのミラー91aの向きが下向き(即ち、
図中矢印Z方向)に規定されている。
【0047】共振型ガルバノスキャナ91に照射された
レーザービームは、ここで図中X−Z平面内で偏光され
て2次元走査された後、瞳投影レンズ93及び結像レン
ズ95を介してλ/4板97を透過して第2のミラー9
9に照射される。λ/4板97を透過したレーザービー
ムは、その偏光方向が直線偏光から円偏光に変換され
る。第2のミラー99に照射された円偏光のレーザービ
ームは、対物レンズ101を介して試料103上に集光
される。
【0048】このとき試料103上には、回折制限され
た集光スポット(図示しない)が形成され、この集光ス
ポットによって試料103に対するX−Y走査が施され
る。試料103が透過物体である場合、試料103に集
光されたレーザービームは、この試料103を透過した
後、コンデンサレンズ105を介して第1の光検出器1
07に照射され、その光量変化が検出される。
【0049】また、試料103が反射物体である場合、
試料103に集光されたレーザービームは、この試料1
03から反射して、再び、対物レンズ101及び第2の
ミラー99を介してλ/4板97を透過した後、上述と
同様の光路を経て偏光ビームスプリッタ83に照射され
る。
【0050】偏光ビームスプリッタ83に照射されたレ
ーザービームは、λ/4板97によってその偏光方向が
最初の直線偏光に対して90°回転した直線偏光に変換
されている。
【0051】このため、レーザービームは、偏光ビーム
スプリッタ83によって反射され、集光レンズ109を
介して第2の光検出器111に集光され、その光量変化
が検出される。
【0052】このように本実施例は、走査ユニット85
の回動軸方向を重力方向(即ち、図中矢印Z方向)に一
致させて構成したと共に、共振型ガルバノスキャナ91
のミラー91aの向きを下向き(即ち、図中矢印Z方
向)に規定させて構成されている。
【0053】これは回転中に軸振れが生じると、画像中
心が指定方向以外に移動して行くことになる。このよう
な現象は高倍観察になる程顕著に現れ、高倍観察でその
性能が発揮される走査光学顕微鏡には重大な問題とな
る。
【0054】従って、本実施例の構成によれば、回転に
よる軸振れを抑えることが可能となり、高倍観察時でも
高精度に中心移動制御が可能な走査光学顕微鏡を提供す
ることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明は、光偏向素子によって偏向され
たレーザー光の偏向中心の移動量を制御可能な検出制御
機構を備えてたことによって、簡単な構成で高精度且つ
高速に偏向中心位置の移動制御が可能な走査ユニットを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施例に係る走査ユ
ニットの構成を概略的に示す平面図、(b)は、その側
面図。
【図2】(a)は、本発明の第2の実施例に係る走査ユ
ニットの構成を概略的に示す平面図、(b)は、中心移
動が行われた状態を示す図。
【図3】図2に示す走査ユニットに適用された半導体位
置検出素子の構成を示す図。
【図4】超音波モータの代わりにステッピングモータが
適用された走査ユニットの構成を概略的に示す側面図。
【図5】本発明の第3の実施例に係る走査ユニットの構
成を概略的に示す図。
【図6】図5に示す走査ユニットに適用された移動機構
の構成を概略的に示す図。
【図7】本発明の第4の実施例に係る走査ユニットが応
用された走査光学顕微鏡の構成を概略的に示す図。
【図8】従来の走査光学装置に適用された走査ユニット
の構成を概略的に示す斜視図。
【符号の説明】
11…光源、13…ミラー、15…共振型ガルバノスキ
ャナ、17…アダプタ、19…超音波モータ、21…シ
ャフト、23…エンコーダ、25…駆動回路、27…移
動制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光を所定方向に所定量、偏向可
    能に構成された光偏向素子と、 この光偏向素子によって偏向されたレーザー光の偏向中
    心を所定方向に所定量、移動可能に構成された偏向中心
    可変機構と、 この偏向中心可変機構の駆動状態を検出して、前記偏向
    中心の移動量を制御可能に構成された検出制御機構とを
    備えていることを特徴とする走査ユニット。
JP7585493A 1993-04-01 1993-04-01 走査ユニット Pending JPH06289305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7585493A JPH06289305A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 走査ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7585493A JPH06289305A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 走査ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06289305A true JPH06289305A (ja) 1994-10-18

Family

ID=13588236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7585493A Pending JPH06289305A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 走査ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06289305A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997021132A1 (fr) * 1995-12-04 1997-06-12 Komatsu Ltd. Detecteur angulaire a miroir et procede de detection
US6072625A (en) * 1997-02-03 2000-06-06 Olympus Optical Co., Ltd. Optical microscope apparatus
WO2007010980A1 (ja) * 2005-07-21 2007-01-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha 光走査装置、画像表示装置、光走査装置又は画像表示装置における反射ミラーの位置調節方法及び揺動状態検出方法
US7469191B2 (en) 2004-08-03 2008-12-23 Sumitomo Precision Products Co., Ltd. Jitter measurement method, jitter measuring apparatus and image forming apparatus
EP2124086A2 (en) 2008-05-22 2009-11-25 Canon Kabushiki Kaisha Light beam scanning apparatus, laser machining apparatus, test method and laser machining method
JP4992898B2 (ja) * 2006-07-03 2012-08-08 株式会社ニコン レーザ走査顕微鏡及び観察方法
JP2017135314A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 浜松ホトニクス株式会社 波長可変光源及びその駆動方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997021132A1 (fr) * 1995-12-04 1997-06-12 Komatsu Ltd. Detecteur angulaire a miroir et procede de detection
US6072625A (en) * 1997-02-03 2000-06-06 Olympus Optical Co., Ltd. Optical microscope apparatus
US7469191B2 (en) 2004-08-03 2008-12-23 Sumitomo Precision Products Co., Ltd. Jitter measurement method, jitter measuring apparatus and image forming apparatus
WO2007010980A1 (ja) * 2005-07-21 2007-01-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha 光走査装置、画像表示装置、光走査装置又は画像表示装置における反射ミラーの位置調節方法及び揺動状態検出方法
JP2007025607A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Brother Ind Ltd 光走査装置、画像表示装置、光走査装置又は画像表示装置における反射ミラーの位置調節方法及び揺動状態検出方法
JP4992898B2 (ja) * 2006-07-03 2012-08-08 株式会社ニコン レーザ走査顕微鏡及び観察方法
EP2124086A2 (en) 2008-05-22 2009-11-25 Canon Kabushiki Kaisha Light beam scanning apparatus, laser machining apparatus, test method and laser machining method
EP2124086A3 (en) * 2008-05-22 2009-12-09 Canon Kabushiki Kaisha Light beam scanning apparatus, laser machining apparatus, test method and laser machining method
US9006607B2 (en) 2008-05-22 2015-04-14 Canon Kabushiki Kaisha Light beam scanning apparatus, laser machining apparatus, test method and laser machining method
JP2017135314A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 浜松ホトニクス株式会社 波長可変光源及びその駆動方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63136017A (ja) 光ビ−ム走査装置
KR100501075B1 (ko) 광학현미경장치
JP2003098437A (ja) 走査顕微鏡及び目標物を走査するための方法
JPH06289305A (ja) 走査ユニット
EP2602648B1 (en) Confocal optical scanner and confocal microscope
JP3365884B2 (ja) 走査型光学顕微鏡
JPH10221618A (ja) マルチビーム光学装置
JP4222895B2 (ja) 光偏向器およびこの光偏向器を用いた走査型光学顕微鏡
JPH11267873A (ja) レーザ光の走査光学系及びレーザ加工装置
JPH11173821A (ja) 光学式検査装置
JPH10260359A (ja) 像回転装置
JP2002296533A (ja) 光学偏向装置およびこれを用いたレーザ加工装置
JP2761300B2 (ja) 光ディスク装置のトラッキングアクチュエータ
JP2005043892A (ja) 共焦点ラスタ顕微鏡
JP2003177328A (ja) 走査型光学顕微鏡
JPS62278521A (ja) 光ビ−ム走査装置
JP2009188012A (ja) 露光装置
JPH10221606A (ja) 走査型顕微鏡装置
JPH11153405A (ja) スキャナーシステムの変位センサー
JP2009188014A (ja) 露光装置
JPH1138339A (ja) 走査光学系の走査位置補正装置
JPH08329488A (ja) 焦点ズレ補正装置
JP2002228959A (ja) マルチビーム合成走査記録装置
JP3188024B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡
JP2003230974A (ja) レーザ加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030520