JPH08271650A - 時計用文字板 - Google Patents

時計用文字板

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Publication number
JPH08271650A
JPH08271650A JP10001395A JP10001395A JPH08271650A JP H08271650 A JPH08271650 A JP H08271650A JP 10001395 A JP10001395 A JP 10001395A JP 10001395 A JP10001395 A JP 10001395A JP H08271650 A JPH08271650 A JP H08271650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dial
light
observed
character
hour
Prior art date
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Pending
Application number
JP10001395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Shimizu
薫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orient Watch Co Ltd
Original Assignee
Orient Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Orient Watch Co Ltd filed Critical Orient Watch Co Ltd
Priority to JP10001395A priority Critical patent/JPH08271650A/ja
Publication of JPH08271650A publication Critical patent/JPH08271650A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マーク,ロゴ,模様,絵,時字などの表示が
良好なコントラストで惚けることなく観察できるととも
に、立体感,高級感に溢れた斬新な時計用文字板を提供
する。 【構成】 光源から出力された光は、文字板10の端面
10Bから内部に入る。この光は、凹形状の時字12の
側面16からは光が透過し、それら以外の部分では光が
反射される。このため、文字板10を外部から観察する
と、下面14は暗く、その周りの側面16は明るく、更
にその外側の表面10Aは暗く観察されることとなる。
側面16は、文字板10の厚さ方向に幅を持ち、時字1
2の輪郭に沿って帯状につながっているので、結局時字
12が空間に浮き上がって見え、時字12は輪郭の内側
が照明されたように観察される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、透明又は半透明部材
(本明細書において「透明部材」と総称する)を介して
光源からの光を拡散照射して表示を行う時計用文字板の
改良に関するものである。
【0002】
【背景技術と発明が解決しようとする課題】透明又は半
透明のアクリルやPC(ポリカーボネート)などの樹脂
によって形成された板に、各種のデザインのマーク,ロ
ゴ,時字などのトーンの異なる平面的,立体的な表示を
施し、ELモジュールなどの照明手段を使用してそのデ
ザイン面を照明することで、表示が浮き上がるように見
える時計用文字板がある。
【0003】実開昭57−92190号公報には、透明
部材を介して光源からの光を拡散照射するようにした針
式時計用文字板が開示されている。これによれば、透明
部材に凹部,凸部,あるいは凹凸部が形成される。透明
部材に光源から入射した光は、凹凸によって反射されて
透明部材から外に出る。これによって、外部から凹凸形
状が発光して見えるようになる。
【0004】しかしながら、以上のような背景技術で
は、凹部,凸部,あるいは凹凸部によって光が散乱され
るため、凹凸形状が惚けて観察されるようになり、時字
の場合には時刻を瞬時に判別し難いという不都合があ
る。また、文字板の全体が均一に光るため、表示に立体
感がなく、単調な感じで面白みがない,高級感がないと
いう不都合もある。
【0005】この発明は、以上の点に着目したもので、
マーク,ロゴ,模様,絵,時字などの表示を良好なコン
トラストで惚けることなく観察できるとともに、立体
感,高級感に溢れた斬新な時計用文字板を提供すること
を、その目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用】前記目的を達成す
るため、本発明の時計用文字板は、文字板又は導光体の
表面に対して略平行な第1の面,すなわち凹凸の上下面
と、文字板等の厚さ方向に幅を持ち、第1の面から斜め
又は垂直に文字板等の表面に至る帯状の側面であって、
表示の輪郭を形成する第2の面,すなわち凹凸の側面を
備えたことを特徴とするものである。
【0007】光源からの光は、透明部材によって形成さ
れた文字板あるいは導光体に入る。透明部材表面や底面
では、光との角度が比較的小さいため、光は反射される
ようになる。しかし、凹凸の側面である第2の面では、
光との角度が比較的大きくなるため、光が透過し、その
部分が光って見えるようになる。これにより、立体感,
高級感のある表示が可能となる。
【0008】この発明の前記及び他の目的,特徴,利点
は、次の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0009】
【好ましい実施例の説明】この発明には数多くの実施例
が有り得るが、ここでは適切な数の実施例を示し、詳細
に説明する。
【0010】<実施例1>最初に、図1〜図3(A)を
参照しながら実施例1について説明する。図1(A)に
は、実施例1の時計用の文字板10が示されている。こ
の文字板10は、光の透過性の高い材料,例えばメタク
リル酸,アクリル,PCなどの樹脂によって形成されて
いる。そして、その表面側には、凹形状の時字12が形
成されている。この例は、12時間表示の時計の例であ
り、数字の「1」から「12」が凹形状により形成され
ている。
【0011】これらのうち、数字の「6」が、図1
(B)に拡大して示されている。また、同図の#2−#
2線に沿って矢印方向に見た断面が、図2に示されてい
る。すなわち、時字12の凹形状は、文字板10の表面
10Aより低く、この表面10Aとほぼ平行な下面(又
は底面)14と、この下面14から表面10Aに至る側
面(又は壁)16とによって形成されている。数字の
「6」以外の他の時字12についても同様である。この
ような文字板10の側部には、例えば電球などによる光
源19が配置されている。
【0012】次に、以上のように構成された文字板の作
用を説明する。まず、日中は、通常光源19は、点灯さ
れない。この場合、例えば太陽の光が文字板10に照射
されるようになる。文字板10に入射する光は、文字板
10上の凹凸に応じて反射され、あるいは文字板10に
入射・透過する。すなわち、文字板10の表面10Aと
時字12の下面14は入射光に対して同様に作用する
が、側面16は異なる方向に光を散乱,あるいは透過す
るようになる。このような時字12の輪郭に沿った光の
挙動のため、時字12は容易に判別されるようになる。
【0013】次に、夜間に時刻を知りたいときは、例え
ば点灯用のボタン(図示せず)を操作することによって
電源20を点灯させる。すると、光源19から出力され
た光は、図2に示すように、文字板10の端面10Bか
ら文字板内部に入る。この光のうち、文字板10の表面
10A,裏面10C,あるいは時字12の下面14で
は、多くはそれらの面に対する角度φが全反射相当角よ
りも小さいため、光は反射されるようになる。これに対
し、時字12の側面16では、多くはその面に対する角
度ψが全反射相当角よりも大きいため、光は透過するよ
うになる。すなわち、凹形状の時字12の側面16から
は光が透過し、それら以外の部分では光が反射される。
【0014】このため、文字板10を外部から観察する
と、下面14は暗く、その周りの側面16は明るく、更
にその外側の表面10Aは暗く観察されることとなる。
側面16は、文字板10の厚さ方向に幅を持ち、時字1
2の輪郭に沿って帯状につながっているので、結局時字
12が空間に浮き上がって見えるようになる。図3
(A)には、その様子が示されており、数字の「6」
は、その輪郭の内側が照明されたように観察される。
【0015】このように、本実施例によれば、時字12
が文字板10から浮き上がって、立体的に深みをもって
見え、高級感溢れる優れたデザイン効果が得られる。ま
た、時字のコントラストも良好で、惚けることなく良好
に時刻を知ることができる。
【0016】<実施例2>次に、図3(B)及び図4を
参照しながら実施例2について説明する。前記実施例1
では、文字板に対して凹形状に時字を形成したが、この
実施例2は凸形状に時字が形成されている。図4には、
文字板20の全体が示されており、時字22は凸形状に
形成されている。この例も12時間表示の時計の例であ
り、数字の「12」,「3」,「6」及び「9」が凹形
状により形成されている。
【0017】時字22の凸形状は、文字板20の表面2
0Aより高く、この表面20Aとほぼ平行な上面24
と、この上面24から表面20Aに至る側面(又は壁)
26とによって形成されている。文字板20の側部に
は、同様に電球などによる光源19が配置されている。
【0018】この実施例では、光源19を点灯すると、
時字22の上面24は暗く、その周りの側面26は明る
く、更にその外側の表面20Aは暗く観察される。側面
26は、文字板20の厚さ方向に幅をもち、時字22の
輪郭に沿って帯状につながっているので、実施例1と同
様に時字22が空間に浮き上がって見える。図3(B)
には、その様子が示されており、数字の「6」は、その
輪郭の外側が照明されたように観察される。
【0019】<実施例3>次に、図5を参照しながら実
施例3について説明する。同図(A)は平面図であり、
同図の#5−#5線に沿って矢印方向にみた断面が、同
図(B),(C)に示されている。前記実施例は、いずれ
も文字板を透明部材で構成したが、この実施例では文字
板30上にテーパを有するリング形状の導光リング32
が設けられている。そして、この導光リング32上に時
字34が形成されている。光源19の光は、この導光リ
ング32に入射される。同図(B)は時字34が凹形状
の例であり、同図(A)は時字34が凸形状の例であ
る。導光リング32を用いることで、デザインバラエテ
ィが取れるようになる。
【0020】<実施例4>次に、図6を参照しながら実
施例4について説明する。上述した実施例では、時字の
側面がいずれも文字板表面に対して垂直となっている
が、この実施例4では、文字板表面に対して斜めに側面
が形成されている。同図(A)は、時字40が凹形状の
例で、文字板表面42に対して時字40の側面44が斜
めとなっている。同図(B)は、時字50が凸形状の例
で、文字板表面42に対して時字50の側面52が斜め
となっている。なお、これらの例は、いずれも側面が見
えるような傾斜となっているが、逆に側面が文字板表面
あるいは時字の上面から隠れるような傾斜としてもよ
い。
【0021】<実施例5>次に、図7を参照しながら実
施例5について説明する。この実施例は、電源として電
球の代わりにEL(エレクトロルミネッセンス)モジュ
ールなどの発光素子を使用したものである。ELモジュ
ールとしては、例えば、「アクリライト」(三菱レイヨ
ン社製),「スチールライト」(富士通化成社製)があ
る。第1の例は、同図(A)に文字板の底面,(B)に側
面を示すように、文字板60の側部にELモジュール6
2を設けた構成となっている。第2の例は、同図(C)
に文字板の底面,(D)に#C−#C線に沿った断面を
示すように、文字板64の底面中央にリング状のELモ
ジュール66を設けた構成となっている。第3の例は、
同図(E)に文字板の底面,(F)に#E−#E線に沿っ
た断面を示すように、文字板68の底面全体にELモジ
ュール70を設けた構成となっている。
【0022】<他の実施例>この発明は、以上の開示に
基づいて多様に改変することが可能であり、例えば次の
ようなものがある。 (1)前記実施例では、白色光による照明としたが、着
色光を用いるようにしてもよい。また、光源は白色光と
し、側面に着色を施すようにしてもよい。複数の色の異
なる光源,あるいは白色光源と色フィルタを用いて、多
色照明を行うようにしてもよい。
【0023】(2)前記実施例は、時刻を表示する時字
を照明するようにしたが、マーク,ロゴ,模様,絵な
ど、各種の表示に適用可能である。 (3)前記実施例では、文字板の各面に対する光の角度
の相違による反射,透過を利用したが、凹凸形状におけ
る側面以外の各面に反射膜を形成して光を反射するよう
にしてもよい。また、文字板の表面及び凹凸形状の上下
面に黒,グレーなどの着色を施すようにすれば、コント
ラストが更に向上する。 (4)前記実施例のように凹形状又は凸形状のいずれ一
方のみとしてもよいが、一つの文字板あるいは導光体に
凹形状,凸形状の両方を設けるようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、透明な文字板あるいは導光体に、帯状の側面を有す
る凹凸によって時字などの輪郭を形成することとしたの
で、各種の表示が良好なコントラストで惚けることなく
観察できるとともに、立体感,高級感に溢れた斬新な表
示が可能となるという優れたデザイン効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の文字板を示す図である。
同図(A)は平面図、同図(B)は一部分の拡大斜視図で
ある。
【図2】図1(B)の#2−#2線に沿って矢印方向に
見た端面図である。
【図3】実施例の発光状態を示す図である。
【図4】実施例2の文字板を示す斜視図である。
【図5】実施例3を示す図である。同図(A)は平面
図、同図(B)及び(C)は同図(A)の#−5#5線に
沿った端面図である。
【図6】実施例4を示す主要部の斜視図である。
【図7】実施例5を示す主要部の図である。
【符号の説明】
10,20,30,60,64,68…文字板 10A,20A,42…表面 10B…端面 10C…底面 12,22,34,40,50…時字 14…下面 16,26,44,52…側面 19…光源 24…上面 32…導光リング 62,66,70…ELモジュール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明部材によって形成された文字板の表
    面に対して略平行な第1の面;文字板の厚さ方向に幅を
    持ち、この第1の面から斜め又は垂直に文字板表面に至
    る帯状の側面であって、表示の輪郭を形成する第2の
    面;を備えた時計用文字板。
  2. 【請求項2】 透明部材によって形成された導光体;こ
    の導光体の表面に対して略平行な第1の面;導光体の厚
    さ方向に幅を持ち、この第1の面から斜め又は垂直に導
    光体表面に至る帯状の側面であって、表示の輪郭を形成
    する第2の面;を備えた時計用文字板。
JP10001395A 1995-03-31 1995-03-31 時計用文字板 Pending JPH08271650A (ja)

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JP10001395A JPH08271650A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 時計用文字板

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1666992A1 (fr) * 2004-12-02 2006-06-07 Asulab S.A. Pièce d'horlogerie comprenant un décor lumineux
KR101218038B1 (ko) * 2012-04-16 2013-01-03 (주)한국킹유전자 시계장치

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