JPH08270739A - 自動変速機の遊星ギヤのキャリア構造 - Google Patents
自動変速機の遊星ギヤのキャリア構造Info
- Publication number
- JPH08270739A JPH08270739A JP7069698A JP6969895A JPH08270739A JP H08270739 A JPH08270739 A JP H08270739A JP 7069698 A JP7069698 A JP 7069698A JP 6969895 A JP6969895 A JP 6969895A JP H08270739 A JPH08270739 A JP H08270739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- width
- pinion
- arm
- flange member
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/08—General details of gearing of gearings with members having orbital motion
- F16H57/082—Planet carriers
Abstract
せる。 【構成】 フランジ部材23の外周において等間隔に軸
心と平行に折曲された複数の腕部24と、フランジ部材
23と平行に腕部24の先端に結合されるプレート部材
25とを備え、フランジ部材23とプレート部材25と
の間にピニオン21を回転自由に支持し、腕部24は折
曲された連結部24bの幅よりも付け根の起立部24a
の幅が狭く、この腕部24の間においてフランジ部材2
3に形成されるピニオン支持部27は基端に向けて末広
がりに拡幅される。
Description
星ギヤのキャリア構造の改良に関する。
リアの構造として、従来、特開平4−175542号公
報に開示されたものがある。
一円周上に等間隔に、例えば5個のピニオン21が支持
される。このためキャリア20は、ピニオン21を挟み
込むようにして、中心にボス部22をもつフランジ部材
23と、これと平行な中空円盤状のプレート部材25と
から構成され、支持軸26によりピニオン21が回転自
由に支持される。フランジ部材23とプレート部材25
とは、フランジ部材23に形成した腕部24の先端をプ
レート部材25に溶接して結合されている。
に配置される図示しない共通のサンギヤと外接噛合し、
各ピニオン21の外側には同じく図示しないリングギヤ
と内接噛合して、動力を伝達する。
維持するために、フランジ部材23とプレート部材25
を結合する腕部24は、その幅Wをできるだけ大きく取
ることが望ましい。
周側から各腕部24の間を通して装着するために、少な
くともピニオン21の直径よりも大きい、所定の空間D
を互いに隣接する腕部24の間に確保するように形成さ
れる。
1に伝達される動力は、ピニオン21の数に応じて分散
され、ピニオン数が増えるほど、各ピニオン21の分担
する負荷が小さくなる。ピニオン21の数が増え、ピニ
オン21装着用の空間Dの総和が増えたときでも、フラ
ンジ部材23とプレート部材25を連結する腕部24の
幅Wは十分に確保する必要があが、従来は、腕部24は
フランジ部材23と一体に切削加工により形成されてい
るため、腕部24が多くなるほど、加工に手間がかか
り、コストアップ等が避けられないという問題があっ
た。
目的とする。
ス部をもつフランジ部材と、前記フランジ部材の外周に
おいて等間隔に前記ボス部の軸心と平行に折曲された複
数の腕部と、フランジ部材と所定の間隔をもって平行に
配置され腕部の先端に溶接等により結合されるプレート
部材とを備え、各腕部の中間においてフランジ部材とプ
レート部材との間に支架した支持軸にピニオンを回転自
由に支持する自動変速機の遊星ギヤのキャリア構造にお
いて、前記腕部は前記ボス部の軸心と平行に折曲された
連結部の幅よりも付け根の起立部の幅が狭く形成され、
この腕部の間においてフランジ部材に形成されるピニオ
ン支持部はその基端に向けて末広がりに拡幅される。
腕部は、その幅が連結部と付け根の起立部とで段付状態
に変化する。
腕部は、その幅が連結部から付け根の起立部に向けて漸
次縮小していく。
と干渉しない範囲で最大限に幅広に形成することによ
り、フランジ部材とプレート部材との結合強度は高く保
ち、キャリア全体として高い剛性を発揮できるので、遊
星ギヤの伝達トルク容量を増大することができる。
持部は、その基端を末広がりに拡幅しているので、曲げ
剛性が高まり、ピニオンの倒れを抑制し、ピニオンの偏
当たりを防止できる。
しておき、プレス加工などにより先端の連結部を折曲形
成するが、起立部の幅が狭く形成されているので、連結
部の幅を必要なだけ大きくしても、折曲部分が、ピニオ
ンの外周と干渉することがなく、しかも、この折曲時の
加工性が良好となり、製品の歩留まりも改善され、大幅
なコストダウンが図れる。
保し、その剛性を高められると共に、起立部にかけての
幅を段付状に変化させたので、ピニオンとの接触を確実
に回避し、かつ折曲加工時の加工性も良好となる。
し、応力の集中が少なく、またプレス金型の形状のシン
プル化による寿命の向上も図れる。
加工する前の展開図である。図示するように、この実施
例において、キャリア20はボス部22の軸心を中心と
する同一円周上に等間隔に4個のピニオン21を支持軸
26を介して支持する。
つフランジ部材23と、各ピニオン21を挟み込むよう
にして、これと平行に配置されるプレート部材25とを
備え、フランジ部材23とプレート部材25とは腕部2
4を介して連結される。
され、ボス部22の軸心と平行に折曲した後、プレート
部材25に対して溶接等により先端が結合される。
起立部24aと、軸心と平行に折曲された連結部24b
から構成され、起立部24aの両側には、相隣合うピニ
オン21の支持部27との間に、それぞれ切欠部28が
形成され、この切欠部28により腕部24の幅が途中で
段付状に変化し、つまり、幅が広い(W2)連結部24
bと、幅が狭い(W1)起立部24aとに形成される。
部24bを軸心と平行に折曲したときに、その外周面
が、ピニオン21の支持部27の外周面とほぼ同一円周
上に位置するように形成され、これにより、ピニオン2
1の一部がキャリア20の外周面より外側に突出し、そ
の外側に配置される図示しないリングギヤの内面とキャ
リア20に干渉することなく噛合するようになってい
る。
う連結部24bとの間に、ピニオン21を装着するとき
に必要な空間Dを確保することのできる範囲で、できる
だけ大きくなるように設定される。一方、起立部24a
については、その幅W1を狭くして、ピニオン21の一
部が連結部24bの外周面よりも突出しても、起立部2
4aから連結部24bへと折曲する部分が、ピニオン2
1と干渉することのないようにしてあり、かつこのよう
に幅を狭くすることで、連結部24bを折曲するときの
加工性を良好にしている。
隣接するピニオン支持部27については、その両側を基
端側に向けて末広がりにして拡大傾斜部27aを形成
し、ピニオン支持部27の曲げ剛性を高め、倒れにくく
してある。
説明する。
フランジ部材23と一体に腕部24が形成され、腕部2
4はボス部22の軸心と平行に折曲され、プレート部材
25と溶接等により結合されている。
結部24bがピニオン21と干渉しない範囲で最大限に
幅広に形成され、このため、フランジ部材23とプレー
ト部材25との結合強度は高く、高い剛性を発揮でき、
遊星ギヤとして伝達しうるトルク容量を増大することが
できる。
与えたときの腕部24に発生する歪の分布特性を表すも
のであるが、歪は腕部24の起立部24aの付け根の部
分で最も小さく、連結部24bの先端のプレート部材2
5との結合部分において最大となる。
け根部分において幅が狭くても、連結部24bの先端部
分において十分な幅を確保することにより、キャリア全
体として高い剛性を確保することが可能となる。
27は、基端が末広がりに拡幅しているので、曲げ剛性
が高まり、ピニオン21の倒れを防止し、ピニオン21
の偏当たりを緩和することができる。
フランジ部材23には腕部24を放射方向に一体に形成
しておき、その後にプレス加工などにより、腕部24の
連結部24bを折曲形成するが、このとき、腕部24の
起立部24aの両側が切欠部28により、幅が狭く形成
されているので、連結部24bの幅を必要なだけ大きく
しても、起立部24aから連結部24bへと折曲形成し
た部分が、ピニオン21の外周と干渉することがなく、
しかも、この折曲時の加工性が良好となり、従来の切削
加工に比較して、加工性が飛躍的に向上し、製品の歩留
まりも改善され、大幅なコストダウンが図れる。
部24の形状として、起立部24aから連結部24bに
かけて、その幅を段付状に変化させるのではなく、起立
部24aの付け根から連結部24bの先端に向けて徐々
に幅が広がるように形成したものである。なお、連結部
24bの大部分において、その幅は、ピニオン21を装
着するのに必要な空間を確保できる範囲で、最大限に大
きくする。
の集中も緩和され、また、フランジ部材23の打ち抜き
用の金型の形状がそれだけシンプルになり、つまり、切
欠部28の角部分が減り、金型の寿命も延びるという効
果がある。
ニオンと干渉しない範囲で最大限に幅広に形成すること
により、フランジ部材とプレート部材との結合強度は高
く保ち、キャリア全体として高い剛性を発揮し、また、
フランジ部材に形成するピニオン支持部は、その基端を
末広がりに拡幅しているので、曲げ剛性が高まり、ピニ
オンの倒れを抑制し、ピニオンの偏当たりを防止でき、
これらによって遊星ギヤとして伝達しうるトルク容量を
増大することができる。さらに、フランジ部材に腕部を
一体に形成しておき、プレス加工などにより先端の連結
部を折曲形成するが、起立部の幅が狭く形成されている
ので、連結部の幅を必要なだけ大きくしても、折曲部分
が、ピニオンの外周と干渉することがなく、しかも、こ
の折曲時の加工性が良好となり、製品の歩留まりも改善
され、大幅なコストダウンが図れる。
に確保し、その剛性を高められると共に、起立部にかけ
ての幅を段付状に変化させたので、ピニオンとの接触を
確実に回避し、かつ折曲加工時の加工性も向上する。
変化し、応力の集中が少なく、またプレス金型の形状の
シンプル化による寿命の向上も図れる。
は断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 中央にボス部をもつフランジ部材と、前
記フランジ部材の外周において等間隔に前記ボス部の軸
心と平行に折曲された複数の腕部と、フランジ部材と所
定の間隔をもって平行に配置され腕部の先端に溶接等に
より結合されるプレート部材とを備え、各腕部の中間に
おいてフランジ部材とプレート部材との間に支架した支
持軸にピニオンを回転自由に支持する自動変速機の遊星
ギヤのキャリア構造において、前記腕部は前記ボス部の
軸心と平行に折曲された連結部の幅よりも付け根の起立
部の幅が狭く形成され、この腕部の間においてフランジ
部材に形成するピニオン支持部はその基端に向けて末広
がりに拡幅されることを特徴とする自動変速機の遊星ギ
ヤのキャリア構造。 - 【請求項2】 前記腕部は、その幅が連結部と付け根の
起立部とで段付状態に変化する請求項1に記載の自動変
速機の遊星ギヤのキャリア構造。 - 【請求項3】 前記腕部は、その幅が連結部から付け根
の起立部に向けて漸次縮小していく請求項1に記載の自
動変速機の遊星ギヤのキャリア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7069698A JPH08270739A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 自動変速機の遊星ギヤのキャリア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7069698A JPH08270739A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 自動変速機の遊星ギヤのキャリア構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270739A true JPH08270739A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13410348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7069698A Pending JPH08270739A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 自動変速機の遊星ギヤのキャリア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08270739A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7104918B2 (en) | 2003-07-29 | 2006-09-12 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Compact epicyclic gear carrier |
US7223197B2 (en) * | 2001-12-14 | 2007-05-29 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Reduced twist carrier |
CN103363083A (zh) * | 2013-08-07 | 2013-10-23 | 重庆望江工业有限公司 | 一种大型风电齿轮箱用行星架 |
US10662879B2 (en) | 2017-08-08 | 2020-05-26 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Epicyclic gear stage |
US10760677B2 (en) | 2018-01-31 | 2020-09-01 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Epicyclic gear train with balanced carrier stiffness |
US10927944B2 (en) | 2018-01-26 | 2021-02-23 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Compact, twist controlled planet carrier and epicyclic gear train having same |
-
1995
- 1995-03-28 JP JP7069698A patent/JPH08270739A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7223197B2 (en) * | 2001-12-14 | 2007-05-29 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Reduced twist carrier |
US7104918B2 (en) | 2003-07-29 | 2006-09-12 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Compact epicyclic gear carrier |
CN103363083A (zh) * | 2013-08-07 | 2013-10-23 | 重庆望江工业有限公司 | 一种大型风电齿轮箱用行星架 |
CN103363083B (zh) * | 2013-08-07 | 2016-08-24 | 重庆望江工业有限公司 | 一种大型风电齿轮箱用行星架 |
US10662879B2 (en) | 2017-08-08 | 2020-05-26 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Epicyclic gear stage |
US11208957B2 (en) | 2017-08-08 | 2021-12-28 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Epicyclic gear stage |
US10927944B2 (en) | 2018-01-26 | 2021-02-23 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Compact, twist controlled planet carrier and epicyclic gear train having same |
US10760677B2 (en) | 2018-01-31 | 2020-09-01 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Epicyclic gear train with balanced carrier stiffness |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6422971B1 (en) | Planetary carrier | |
US4043021A (en) | Process for making sheet-metal planet carrier | |
US6609993B2 (en) | Planet carrier mechanism for a planetary gearset | |
US8348803B2 (en) | Planetary reduction gear apparatus | |
JPH08270739A (ja) | 自動変速機の遊星ギヤのキャリア構造 | |
JP2008542647A (ja) | 自動車用複式クラッチ変速装置 | |
JPH05272597A (ja) | 遊星歯車装置の遊星キヤリア | |
JP2008278656A (ja) | ハイポイドギヤモータ及びその製造方法 | |
JP5936472B2 (ja) | 遊星歯車組のキャリア構造 | |
CA3033587C (en) | Planetary gear reduction device | |
US20030015913A1 (en) | Axle housing and method of producing the same | |
JP2010181012A (ja) | プラネタリキャリア | |
JPH046587B2 (ja) | ||
JPH05209658A (ja) | ディファレンシャルギヤ | |
JPH05256339A (ja) | プラネタリキャリアアセンブリ | |
JP2852819B2 (ja) | 遊星ギア機構のキャリア | |
JPH10288248A (ja) | 自動変速機の遊星歯車装置 | |
JP4423782B2 (ja) | プラネタリギヤセット | |
US6554713B2 (en) | Coupling for coupling two shafts | |
EP3633241B1 (en) | Planetrary carrier and method for producing same | |
JPH07113444A (ja) | 遊星歯車組のピニオンキャリア構造 | |
JP3055383B2 (ja) | 摩擦車式無段変速機 | |
JPH11153210A (ja) | シザーズギヤ | |
KR20190129616A (ko) | 케이지 및 그 제조 방법 | |
JPH09229146A (ja) | キャリヤ組立体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060707 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060831 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060929 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |