JPH08270363A - 掘削機の掘削方向制御部密封装置 - Google Patents
掘削機の掘削方向制御部密封装置Info
- Publication number
- JPH08270363A JPH08270363A JP9600995A JP9600995A JPH08270363A JP H08270363 A JPH08270363 A JP H08270363A JP 9600995 A JP9600995 A JP 9600995A JP 9600995 A JP9600995 A JP 9600995A JP H08270363 A JPH08270363 A JP H08270363A
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- inner peripheral
- peripheral surface
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Abstract
油の漏洩や泥水の侵入を長期間に亘って防止する。 【構成】 円筒型ハウジング6下部に接続された一対の
中空の第1の球面部材21、22と、該第1の球面部材
内の凸面部材22と接触する一対の中空の第2の球面部
材23、24と、第1および第2の球面部材の凹凸面の
境界部に設けたシール機構28、29と軸直角方向の回
転を阻止する回り止めピン30、31と、第2の球面部
材の中空部を貫通する回転シャフト2との環状間隙部に
設けたシール機構26とからなる下部シール装置7、お
よび上部軸受の上部近傍の円筒型ハウジング円形内周面
に回転シャフトとの間にベアリングを介して取付けたブ
ラダケースと、該ブラダケースと回転シャフト間に介在
せしめたシール機構と、ブラダケースに収納した内部が
掘削方向制御部に封入した潤滑油の流入経路を有し外部
が泥水と接触するブラダとからなる上部シール装置を設
ける。
Description
等に代表される掘削装置の円筒型ハウジング内に収納さ
れた掘削方向制御部に封入した潤滑油の漏出を防止する
と共に、潤滑油封入部への泥水の侵入を防止するための
密封装置に関する。
として地下に孔を掘削する掘削装置、特に石油、天然ガ
ス、地熱蒸気などの地下流体資源を採取するためにその
賦存地層まで大深度の坑井を能率よく掘削する代表的な
掘削装置であるロータリー式掘削装置においては、固い
岩盤などを迂回させて掘削作業を継続させるために、ド
リルの進行方向を変更させる掘削方向制御装置が必要で
ある。また、掘削中に何らかの原因で掘削方向に狂いが
生じた場合には、掘削方向を目標とする方向に修正する
ため、掘削方向制御装置が必要である。
御装置としては、特開昭57−21695号公報、特開
昭57−100290号公報、特開昭58−21030
0号公報等に各種の掘削方向制御機構が提案されてい
る。しかし、特開昭57−21695号公報、特開昭5
7−100290号公報、特開昭58−210300号
公報等に開示の掘削方向制御機構は、掘削方向を全方位
に亘って制御できないばかりでなく、機構が複雑である
などの問題点を有しており、十分に満足できるものでは
なかった。
歯車減速機と、中空型調和歯車減速機のそれぞれの出力
要素に連結され、対応する各減速機回転軸に対して偏心
回転する偏心中空部を備えた複数の偏心回転部材と、前
記中空型調和歯車減速機の中空部および前記偏心回転部
材の前記偏心中空部を貫通した状態に装着された掘削機
ドリルの回転シャフトとを有し、偏心回転する前記偏心
中空部の内周面によって、前記回転シャフトの部分がシ
ャフト中心軸線とほぼ直行する方向に向けて変位せしめ
られるようになっている装置(特開平4−76183号
公報)、同軸状態に配置した第1および第2の中空型調
和歯車減速機と、前記第1の中空型調和歯車減速機と同
軸状態に配列され、この減速機により回転させられる第
1の円環状部材と、前記第2の中空型調和歯車変速機と
同軸状態に配列され、この変速機により回転させられる
第2の円環状部材とを有し、前記第1および第2の円環
状部材は相対回転可能な状態にそれらの環状端面が相互
に重ね合わされており、これらの重ね合わされた端面
は、中心軸線方向に対して一定の角度だけ傾斜した傾斜
面に設定されており、前記第1および第2の円環状部材
の中空部分を貫通した状態に掘削ドリルの回転シャフト
を配置し、これらの第1および第2の円環状部材を相対
回転させて、この回転シャフトを所定の方向に撓める装
置(特開平5−149079号公報)、図5に示すとお
り、円筒型ハウジング101と、この円筒型ハウジング
101の円形内周面上に回転自在に支持されていると共
に、当該円筒型ハウジング101に対して偏心した円形
内周面を備えた第1の円環状部材102と、この第1の
円環状部材102の前記円形内周面上に回転自在に支持
されていると共に、当該円形内周面に対して偏心した円
形内周面を備えた第2の円環状部材103と、前記第1
および第2の円環状部材102、103をそれらの部材
中心の回りに相対的に回転させる中空型の調和歯車減速
機104、105とを有し、前記円筒型ハウジング10
1に対する前記第1の円環状部材102の円形内周面の
偏心量と、この第1の円環状部材102に対する前記第
2の円環状部材103の円形内周面の偏心量とが等しく
なるように設定されており、前記第2の円環状部材10
3の円形内周面の中心と一体的に移動するように先端に
ドリルビット106を有する回転シャフト107を当該
第2の円環状部材103に連結して、前記第1および第
2の円環状部材102、103を相対回転させることに
よって、前記第1および第2の円環状部材102、10
3より上部の支点軸受108を支点として前記回転シャ
フト107の位置決めを行う装置(特開平5−2026
89号公報)等の提案が行われている。
使用されるため泥水の高温、高圧から保護する必要があ
る。掘削方向制御装置は、回転シャフトの外周に設けた
円筒型ハウジングとの間の環状間隙に配置され、潤滑油
が円筒型ハウジング両端のシールで水密状態に封入する
必要がある。掘削方向制御装置を保護する潤滑油は、地
上での大気圧、常温の状態で封入されたのち、坑底での
高温、高圧の状態にさらされるため、容積が変化しよう
として圧力変動が生じ、泥水圧との圧力差が大きくなっ
て円筒型ハウジング両端のシールの限界差圧を超えると
漏洩するか、あるいは泥水が潤滑油封入部に侵入し、掘
削方向制御装置の操作が不可能になる。従来、円筒型ハ
ウジングと回転シャフト間のシール装置としては、特開
昭57−21695号公報の第4図aおよび第4図fに
見られるような二重のリングシールが採用されている。
695号公報の第4図aおよび第4図fに見られるよう
な二重のリングシールでは、円筒型ハウジングと回転シ
ャフト間の掘削方向制御装置部に封入した潤滑油の圧力
変動に追従できないばかりでなく、掘削方向を変更する
際の回転シャフトの軸直角方向変位による摺動により耐
久性に欠点があり、潤滑油の漏洩や泥水の侵入を防止す
ることは不可能である。
を解消し、掘削機の掘削方向制御装置部に封入した潤滑
油の漏洩や泥水の侵入を長期間に亘って防止できる掘削
機の掘削方向制御部密封装置を提供することにある。
を達成すべく種々試験検討を重ねた結果、掘削機の掘削
方向制御装置部による掘削方向変更時の回転シャフトの
軸直角方向変位による撓みは、ユニバーサルジョイント
を回転シャフトの一部として介在させることによって吸
収でき、ユニバーサルジョイントより上部の回転シャフ
トは、軸方向に移動しないこと、また、ユニバーサルジ
ョイントより下部の回転シャフトの軸直角方向変位は、
シールボックスと円筒型ハウジングとをフレキシブルに
連結することによって吸収できること、ユニバーサルジ
ョイントより上部の回転シャフトの軸受近傍に潤滑油と
泥水間に均圧機構を介在させたシール装置を設けること
によって、掘削機の掘削方向制御装置部に封入した潤滑
油の漏洩や泥水の侵入を長期間に亘って防止できること
を確認し、この発明に到達した。
と、該円筒型ハウジングの円形内周面上に回転自在に支
持されていると共に、当該円筒型ハウジングに対して偏
心した円形内周面を備えた第1の円環状部材と、この第
1の円環状部材の前記円形内周面上に回転自在に支持さ
れていると共に、当該円形内周面に対して偏心した円形
内周面を備えた第2の円環状部材と、前記第1および第
2の円環状部材をそれらの部材中心の回りに相対的に回
転させる中空型の調和歯車減速機とを有し、前記円筒型
ハウジングに対する前記第1の円環状部材の円形内周面
の偏心量と、この第1の円環状部材に対する前記第2の
円環状部材の円形内周面の偏心量とが等しくなるように
設定されており、前記第2の円環状部材の円形内周面の
中心と一体的に移動するように掘削機ドリルの回転シャ
フトを当該第2の円環状部材に連結し、前記第1および
第2の円環状部材の直上にフレキシブルジョイントと、
さらにその上部で回転シャフトを支持する上部軸受とを
配設した掘削機の掘削方向制御装置において、円筒型ハ
ウジング下部に接続された一対の中空の第1の球面部材
と、該第1の球面部材内の凸面部材と接触する一対の中
空の第2の球面部材と、第1および第2の球面部材の凹
凸面の境界部に設けたシール機構と軸直角方向の回転を
阻止する回り止めピンと、第2の球面部材の中空部を貫
通する回転シャフトとの環状間隙部に設けたシール機構
とからなる下部シール装置、および上部軸受の上部近傍
の円筒型ハウジング円形内周面に回転シャフトとの間に
ベアリングを介して取付けたブラダケースと、該ブラダ
ケースと回転シャフト間に介在せしめたシール機構と、
ブラダケースに収納した内部が掘削方向制御部に封入し
た潤滑油の流入経路を有し外部が泥水と接触するブラダ
とからなる上部シール装置を設けたことを特徴とする掘
削機の掘削方向制御部密封装置である。
グ下部に接続された一対の中空の第1の球面部材と、該
第1の球面部材内の凸面部材と接触する一対の中空の第
2の球面部材と、第1および第2の球面部材の凹凸面の
境界部に設けたシール機構と軸直角方向の回転を阻止す
る回り止めピンと、第2の球面部材の中空部を貫通する
回転シャフトとの環状間隙部に設けたシール機構とから
なるから、回転シャフトが回転時下部シール装置の軸直
角方向の回転が回り止めピンにより阻止されると共に、
掘削方向制御装置による掘削方向変更により回転シャフ
トが円筒型ハウジングに対し傾くと、第1の球面部材の
球面中心を回転の中心に、第1の球面部材の球面中心か
ら第2の球面部材の球面中心までの距離を回転半径とし
て全体が傾動するが、回転シャフトと第2の球面部材の
凸面部材およびその間のシール機構は、平行状態を保持
したままで移動するから、シール機能が損なわれること
はない。
軸受の上部近傍の円筒型ハウジング円形内周面に回転シ
ャフトとの間にベアリングを介して取付けたブラダケー
スと、該ブラダケースと回転シャフト間に介在せしめた
シール機構と、ブラダケースに収納した内部が掘削方向
制御部に封入した潤滑油の流入経路を有し外部が泥水と
接触するブラダとで構成されるから、坑底での高温にな
って上下シール装置間に封入した潤滑油が膨張すると、
潤滑油が流入経路を介して流入し、ブラダ内に外部の泥
水圧力と均圧するまで外部へ膨張する。さらに、外部の
泥水圧力が高圧になってくると、ブラダ内の潤滑油が流
入経路を介して前記と逆に流出し、ブラダが収縮して内
部の潤滑油の圧力が外部の泥水圧力と均圧する。したが
って、上部シール装置と下部シール装置間に封入した潤
滑油の内部圧力は、外部の泥水圧力と均圧して差圧がほ
ぼ零となり、上部シール装置および下部シール装置から
の潤滑油の漏洩や泥水の侵入を防止することができる。
るブラダの材質は、坑底での高温、高圧に耐えることが
必要であり、合成ゴム弾性体で、合成ゴムとしては、ウ
レタンゴム、ニトリルゴム等を用いることができる。ま
た、上部シール装置と下部シール装置に介在せしめるシ
ール機構としては、メカニカルシールとOリングを組み
合せたものを用いることができる。
1ないし図4に基づいて説明する。図1はこの発明の掘
削方向制御装置の概略全体構成図、図2はこの発明の掘
削方向制御装置で回転シャフトを偏心させた状態の概略
全体構成図、図3は下部シール装置の詳細を拡大して示
す全体断面図、図4は上部シール装置の全体断面図であ
る。図1ないし図2において、1はロータリー式掘削装
置の上部回転シャフト、2は下部回転シャフトで上部回
転シャフト1とユニバーサルジョイント3により接続さ
れている。4は下部回転シャフト2の先端に同軸状態に
連結したドリルカラー、5はドリルカラー4の先端に固
定したドリルビットで、上部回転シャフト1は上部にあ
る図示しない回転駆動機構に連結されている。6はドリ
ルカラー4より上部の上下回転シャフト1、2の外周を
囲むように配置した円筒型ハウジングで、該円筒型ハウ
ジング6の先端と下部回転シャフト2との間には下部シ
ール装置7が設けられている。
ング6と下部回転シャフト2との間に設けたドリルビッ
ト5の荷重を受ける支点軸受、9は支点軸受8上部の円
筒型ハウジング6と下部回転シャフト2との間に設けた
二重偏心機構部で、円筒型ハウジング6の内周面に回転
自在に装着され円筒型ハウジング6に対して偏心した円
形内周面を備えた第1の円環状部材11と、第1の円環
状部材11の円形内周面に回転自在に装着された当該円
形内周面に対して偏心した円形内周面を備えた第2の円
環状部材12から構成されている。13は二重偏心機構
部9の直上に設けた前記第1の円環状部材11を回転さ
せる第1の調和歯車減速機、14は二重偏心機構部9の
直下に設けた前記第2の円環状部材12を回転させる第
2の調和歯車減速機である。15は上部回転シャフト1
の下部を軸支する軸受、16は円筒型ハウジング6の上
部と上部回転シャフト1との間の上部シール装置であ
る。
1は円筒型ハウジング6に連結された凹状球面部を有す
る第1の凹面部材、22は第1の凹面部材21の凹状球
面部に沿って摺動する凸状球面部を有する中空の第1の
凸面部材、23は第1の凸面部材22の下端に連結され
た下部に凹状球面部を有する第2の凹面部材、24は第
2の凹面部材23の凹状球面部に沿って摺動する凸状球
面部を有する中空の第2の凸面部材で、第2の凸面部材
24と下部回転シャフト2との間は、その環状間隙に組
込んだメカニカルシール25および玉軸受27を介して
下部回転シャフト2が回転自在に貫通している。28は
第1の凹面部材21と第1の凸面部材22との球面部に
介在せしめたOリング、29は第2の凹面部材23と第
2の凸面部材24との球面部に介在せしめたせしめたO
リングで、掘削方向制御装置の内部に封入した潤滑油が
外部に漏れないよう構成されている。
材22との球面部に装着した第1の回り止めピン、31
は第2の凹面部材23と第2の凸面部材24との球面部
に装着した第2の回り止めピンで、それぞれの球面部間
で下部回転シャフト2と共に第1の凸面部材22および
第2の凸面部材24が回転し、それぞれの球面部を損傷
しないよう構成されている。また、下部回転シャフト2
と円筒型ハウジング6の軸心が平行である場合は、全て
の部材が平行状態であるが、二重偏心機構部9の第1お
よび第2の円環状部材11、12を第1および第2の調
和歯車減速機13、14により回転させ、下部回転シャ
フト2を円筒型ハウジング6に対して曲げると、第1の
球面部の中心Aを回転中心とし、第1の球面部の中心A
と第2の球面部の中心Bとの距離を回転半径とした円弧
の中で、第2の球面部の中心Bは移動する。この時、第
2の凸面部材24と下部回転シャフト2とメカニカルシ
ール25は、平行に保持されており、メカニカルシール
25のシール機能が損なわれないように構成されてい
る。なお、32は第1の凹面部材21の固定部材33と
第2の凹面部材23上端の固定部材34に両端を溶接固
定された環状伸縮部材、35は第2の凹面部材23下端
の固定部材36と第2の凸面部材24の固定部材37と
に両端を溶接固定された環状伸縮部材で、第1の球面部
および第2の球面部への泥水の侵入を防止するよう構成
されている。
41は円筒型ハウジング6の内周面に固定されたブラダ
ケース42に収納されたゴムなどの弾性体からなるブラ
ダで、ブラダケース42の下部の軸受15側に設けた連
絡孔43を介してブラダ41内部に掘削方向制御装置の
内部に封入した潤滑油44が流入、流出し、外面は泥水
45と接触するよう構成されている。46はブラダケー
ス42の内周面と上部回転シャフト1との間に設けた玉
軸受、47は玉軸受46上部のブラダケース42と上部
回転シャフト1との間の環状間隙に組込んだメカニカル
シールで、ブラダケース42と上部回転シャフト1との
間の環状間隙を密閉する。坑底での高温により掘削方向
制御装置の内部に封入した潤滑油44の圧力が泥水45
の圧力より高くなると、連絡孔43を介してブラダ41
内部に潤滑油44が流入し、ブラダ41は円筒型の状態
から少しずつ外側に膨張して圧力が均等になった時点で
潤滑油44の流入による膨らみは停止する。また、逆に
泥水45の圧力が掘削方向制御装置の内部に封入した潤
滑油44の圧力より高くなると、連絡孔43を介してブ
ラダ41内部から潤滑油44が流出してブラダ41は外
側に膨張した状態から収縮し、圧力が均等になった時点
で潤滑油44の流出による収縮が停止し、掘削方向制御
装置の内部に封入した潤滑油44の圧力と泥水45の圧
力がバランスするよう構成されている。
に示す下部シール装置7と、図4に示す上部シール装置
16との間の環状間隙に地上で密に封入された潤滑油4
4は、坑底に降管すると高温となって膨張して高圧が発
生するが、泥水45の圧力より高くなると連絡孔43を
介してブラダ41内部に流入し、ブラダ41は円筒型の
状態から少しずつ外側に膨張して圧力が均等になった時
点で、流入による膨らみは停止する。また、環状間隙に
封入された潤滑油44は、外部の泥水45の圧力が潤滑
油44の圧力より高くなると、ブラダ41内部から連絡
孔43を介して環状間隙に流出し、外部の泥水45の圧
力と均等になった時点で、流出によるブラダ41の収縮
は停止する。したがって、図3に示す下部シール装置7
と、図4に示す上部シール装置16との間の環状間隙に
地上で密に封入された潤滑油44の圧力は、泥水45と
の差圧が常に零となり、下部シール装置7および上部シ
ール装置16からの潤滑油44の漏洩を防止できると共
に、潤滑油44封入部への泥水45の侵入を防止するこ
とができる。
2の円環状部材11、12を第1および第2の調和歯車
減速機13、14により回転させ、図2に示すとおり、
下部回転シャフト2を円筒型ハウジング6に対して曲げ
ると、図3に示すとおり、下部シール装置7は、下部回
転シャフト2と共に第1の球面部の中心Aを回転中心と
し、第1の球面部の中心Aと第2の球面部の中心Bとの
距離を回転半径とした円弧の中で、第2の球面部の中心
Bは移動する。この時、第2の凸面部材24と下部回転
シャフト2とメカニカルシール25は、平行に保持され
ており、メカニカルシール25のシール機能が損なわれ
ることがなく、また、下部回転シャフト2と円筒型ハウ
ジング6との相対的な傾きは、下部シール装置7の第1
および第2の球面部で吸収することができる。
制御部密封装置は、下部回転シャフトを傾斜させて掘削
方向を変更する場合においても、下部回転シャフトと円
筒型ハウジング間の下部シール装置のシール機能が損な
われず、しかも相対的な傾きは下部シール装置の2つの
球面部で吸収でき、掘削方向制御部を含む環状間隙に封
入した潤滑油の圧力を上部シール装置のブラダによって
泥水圧力と均等に保持でき、下部シール装置および上部
シール装置からの潤滑油の漏洩を防止できると共に、潤
滑油封入部への泥水の侵入を防止でき、掘削方向制御部
の損傷を防止することができる。
である。
偏心させた状態の概略全体構成図である。
削機の掘削方向制御装置の概略説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒型ハウジングと、該円筒型ハウジン
グの円形内周面上に回転自在に支持されていると共に、
当該円筒型ハウジングに対して偏心した円形内周面を備
えた第1の円環状部材と、この第1の円環状部材の前記
円形内周面上に回転自在に支持されていると共に、当該
円形内周面に対して偏心した円形内周面を備えた第2の
円環状部材と、前記第1および第2の円環状部材をそれ
らの部材中心の回りに相対的に回転させる中空型の調和
歯車減速機とを有し、前記円筒型ハウジングに対する前
記第1の円環状部材の円形内周面の偏心量と、この第1
の円環状部材に対する前記第2の円環状部材の円形内周
面の偏心量とが等しくなるように設定されており、前記
第2の円環状部材の円形内周面の中心と一体的に移動す
るように掘削機ドリルの回転シャフトを当該第2の円環
状部材に連結し、前記第1および第2の円環状部材の直
上にフレキシブルジョイントと、さらにその上部で回転
シャフトを支持する上部軸受とを配設した掘削機の掘削
方向制御装置において、円筒型ハウジング下部に接続さ
れた一対の中空の第1の球面部材と、該第1の球面部材
内の凸面部材と接触する一対の中空の第2の球面部材
と、第1および第2の球面部材の凹凸面の境界部に設け
たシール機構と軸直角方向の回転を阻止する回り止めピ
ンと、第2の球面部材の中空部を貫通する回転シャフト
との環状間隙部に設けたシール機構とからなる下部シー
ル装置、および上部軸受の上部近傍の円筒型ハウジング
円形内周面に回転シャフトとの間にベアリングを介して
取付けたブラダケースと、該ブラダケースと回転シャフ
ト間に介在せしめたシール機構と、ブラダケースに収納
した内部が掘削方向制御部に封入した潤滑油の流入経路
を有し外部が泥水と接触するブラダとからなる上部シー
ル装置を設けたことを特徴とする掘削機の掘削方向制御
部密封装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3124702B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11148293A (ja) * | 1997-11-18 | 1999-06-02 | Sanwa Kizai Co Ltd | 掘削機のスイベル装置 |
JP2007270492A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Raito Kogyo Co Ltd | 方向制御削孔装置及びそれを用いた削孔方法 |
KR102198443B1 (ko) * | 2020-06-02 | 2021-01-05 | 김영국 | 공사 현장용 천공 장치 |
-
1995
- 1995-03-28 JP JP07096009A patent/JP3124702B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH11148293A (ja) * | 1997-11-18 | 1999-06-02 | Sanwa Kizai Co Ltd | 掘削機のスイベル装置 |
JP2007270492A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Raito Kogyo Co Ltd | 方向制御削孔装置及びそれを用いた削孔方法 |
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JP3124702B2 (ja) | 2001-01-15 |
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