JPH08270329A - ガラス板の取付方法 - Google Patents

ガラス板の取付方法

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JPH08270329A
JPH08270329A JP1241496A JP1241496A JPH08270329A JP H08270329 A JPH08270329 A JP H08270329A JP 1241496 A JP1241496 A JP 1241496A JP 1241496 A JP1241496 A JP 1241496A JP H08270329 A JPH08270329 A JP H08270329A
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眞一 荒谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自立式工法において、各種競技場等における
風圧や群衆的負荷荷重に耐える格段に優れたガラス板の
取付方法を得る。 【解決手段】 ガラス板状体の下辺部を取付部材である
溝状の支持枠内のセッテイングブロック上に立設し、ガ
ラス板の外面と溝状の支持枠内壁とでなる空間を保持部
材、充填材、バックアップ材ならびにシーリング材によ
って保持固定するようにすることによりガラス板を自立
させる取付方法において、支え楔状部材と押し込み楔状
部材の衡合で成りかつ楔状部材の縦弾性係数が200 〜70
00kg/mm2または/および長さと幅の比が2以上10以下
でなる前記保持部材を溝状の支持枠内に配置セットした
後、充填材、バックアップ材ならびにシーリング材を施
し仕上げるようにしたガラス板の取付方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば板厚が8〜
10mmを超えるようなガラス板、強化ガラス板を合せガラ
スにした自身が重量物でもあるガラス板状体を、ビル等
の建築物、集会場、競技場、学校あるいは多数の人間が
集団で群衆的行動を想定しなければならないような種々
の場所に、各種の手摺りやフエンスや間仕切り類等とし
て自立式工法によって施工する有用なガラス板の取付方
法に関する。
【0002】なかでも特に、各種競技場等のスタンドと
グランドの仕切り用として、想定した風圧はもちろんか
なり大きな群衆的荷重にも耐えることができるようにし
た優れた強度を有するガラス板状体の取付方法を提供す
るものである。
【0003】
【従来の技術】一般に階段手摺り、ガラスフェンスや室
内間仕切り等にガラス板、例えば合せガラス、網入ガラ
ス、強化ガラス、それらを組み合わした複合板等が使用
され、例えば所謂サッシ工法(枠付き式)、ガラス自立
工法(自立式)あるいは充填工法(FF工法:充填剤固定
式)等で施工されていることが知られている。
【0004】例えば、主としてドアーに使用するガラス
板体の保護用あるいは保持用枠体の固定構造として、実
公昭53ー24112 号公報には、枠体への板体の固定構造が
記載されており、溝型枠の板体取付側に開設した溝開口
部内に板体の板辺(上部または下部)を間隙のある状態
で入込ませ、この状態で前記底辺(板辺の上部または下
部)とその両側方の溝型枠側壁との間に打込み方向を前
記板辺(上部または下部)装入方向と一致させたクサビ
形の間隔保持片を介装させて板体を溝型枠に固定保持
し、前記間隙保持片を含んで溝型枠と板辺(上部または
下部)との間に充填材を充填させることが開示されてい
る。
【0005】また前記自立式工法として例えば、特開昭
54-129716 号公報には、ガラス板の一辺支持による施工
構造が記載されており、直立させたガラス板の一辺をそ
の両面から硬質の固定部材により挟持して固定してなる
ガラス板の施工構造において、固定部材の最外側端をガ
ラス板の両側エッジよりも内側で終らせ、ガラス板のエ
ッジ付近を実質的に自由支持状態としてあることが開示
されている。
【0006】さらに例えば、特開昭54-124520 号公報に
は、下辺支持による板材施工方法が記載されており、板
材の下辺を取付溝中に固定することにより板材を自立さ
せる施工法であって、板材を取付溝中に嵌装する前に予
め板材の下辺両面に、弾力性を有する材質からなる帯状
塞止め部材を、板材面方向から見て上方に開口を有する
容器を成す輪郭形状に貼着し、このとき塞止め部材およ
び板材を含めた総厚みは取付溝の溝幅よりも若干大と
し、次いで板材下辺を取付溝中に嵌装した後仮固定し、
しかる後板材、塞止め部材、および取付溝内壁で囲まれ
る空隙部に、硬化後ゴム弾性の残る流動性硬化型充填剤
を流し込み硬化させることが開示されている。
【0007】また例えば、本出願人が既に出願提案した
実公昭58-44196号公報では、ガラス板の取付構造を記載
しており、複数枚のガラス板を隣接して支持枠内に立設
させるガラス板の取付構造において、端部に位置するガ
ラス板の外側下隅部にはガラス板の縁部に跨がりその側
部はガラス板の縁部に向い次第に厚く形成しかつその端
部は外側下隅部を保護する突条を有する駒を装着し、隣
接するガラス板間にはガラス板の隙間を一定に保持する
突条をその中央部に有し、両ガラス板の縁部に跨がりそ
の側部はガラス板の端部に向い次第に厚く形成した駒を
装着し、他のガラス板の縁部には縁部に跨がり、その側
部はガラス板の端縁に向い次第に厚く形成した駒を装着
して、支持枠の溝底で支承させ、複数個の駒の側面と支
持枠の内側面との間隙に楔を嵌入し、楔上部の支持枠溝
の溝内に充填材を嵌入して複数枚のガラス板縁部を支持
枠に固定してなることを開示したもの等、種々のものが
知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の例えば
実公昭53ー24112 号公報に記載の枠体への板体の固定構
造では、単に打込み方向を板体の上下辺の押込方向と一
致させたクサビ形の間隙保持片を介装させて板体を溝型
枠に固定保持した、例えば主としてガラスドアー程度の
ガラス板の位置決めと固定をするにすぎず、連続する大
面積かつ重い重量物である板体を固定する自立式工法に
は必ずしも充分な強度をもちしかも負荷を分散し均等化
する固定構造とは言い難いものである。
【0009】また例えば特開昭54-129716 号公報に記載
のガラス板の一辺支持による施工構造ならびに特開昭54
-124520 号公報に記載の下辺支持による板材施工方法で
は、例えエッジ部を除くまたエッジ部に関係なく全長ま
たは部分的に配置した容器的な塞止め部材と、該部材と
ガラス面と取付溝内壁で囲まれる空隙部に注入する硬化
後ゴム弾性の残る流動性硬化型充填剤とを組み合わせ、
ガラス板のエッジ部と中央付近部との固定または全長の
固定を均等化し、全長にほぼ均等な負荷が加わるように
してエッジと面の応力を同じようにし強度を確保したと
しても、例えば各種競技場等のスタンドとグランドの仕
切り用等で想定される風圧はもちろん群衆的荷重にも耐
えることができるような厚い板厚構成で重い重量と大面
積のガラス板体を、安全上充分となる負荷応力の分散均
等化を図る自立式取付け施工構造または方法であるもの
とは言い難いものである。
【0010】さらに例えば本出願人が既に出願提案した
実公昭58ー44196 号公報に記載のガラス板の取付方法で
は、確かに先の取付け施工構造または方法より、例えば
各種競技場等のスタンドとグランドの仕切り用等で想定
される風圧はもちろん群衆的荷重にも耐えることができ
るような厚い板厚構成で重い重量と大面積のガラス板体
を安全上充分となる自立式取付け施工構造または方法に
近くほぼよいものと言えるものであるものの、まだ安全
率の取り方によっては充分とは必ずしも言い難い場合も
あり、さらにこれらの重い重量と大面積のガラス板体を
前記想定される風圧または群衆的荷重に対しても充分確
実に耐えるようにすることが必要であった。
【0011】
【課題を解決するための手段】従来のかかる問題点に鑑
みてなしたものであって、本発明は、特定した縦弾性係
数または/および長さと幅の比でなる楔状部材とその楔
状部材でなる保持部材を適宜組み合わせ、また充填材を
補完するように用いることも適宜行い、固定の強弱をバ
ランスよく施工し、全長において集中荷重によるその発
生負荷応力を分散して均等化するようにし、集中的な高
い発生負荷応力でも耐えることができるようにすること
により、例えば板厚10〜15mm程度、あるいはそれ以上の
板厚のガラス板または/および強化ガラス板の合せガラ
ス等重い重量かつ大面積であるガラス板状体を、ビル等
の建築物、集会場、競技場、学校あるいは多数の人間が
集団で群衆的行動を想定しなければならないような種々
の場所に、各種の手摺りやフエンスや間仕切り類等、特
に各種競技場等のスタンドとグランドの仕切り用として
自立式工法によって施工することができ、本来の自立式
工法でなる美観を維持しつつ、想定した風圧はもちろん
群衆的荷重にも耐えることができるようにし、格段に優
れた負荷強度と安全性を有する有用なガラス板状体の取
付方法を提供するものである。
【0012】すなわち、本発明は、ガラス板状体の下辺
部を取付部材である溝状の支持枠内のセッテイングブロ
ック上に立設し、ガラス板の外面と溝状の支持枠内壁と
でなる空間を保持部材、充填材、バックアップ材ならび
にシーリング材によって保持固定するようにすることに
よりガラス板を自立させる取付方法において、支え楔状
部材と押し込み楔状部材の衡合で成りかつ楔状部材の縦
弾性係数が200 〜7000kg/mm2 または/および長さと幅
との比が2以上10以下でなる前記保持部材を溝状の支持
枠内に配置セットした後、充填材、バックアップ材なら
びにシーリング材を施し仕上げることを特徴とするガラ
ス板の取付方法。
【0013】ならびに、前記保持部材である支え楔状部
材と押し込み楔状部材が、上下方向の衡合または/およ
び左右方向の衡合で成ることを特徴とする上述したガラ
ス板の取付方法。
【0014】またさらに、前記楔状部材でなる前記保持
部材の縦弾性係数が、同一または異なるもの、あるいは
これらの組み合わせからなるものであることを特徴とす
る上述したガラス板の取付方法。
【0015】またさらに、前記楔状部材において、少な
くともその一辺の端面をR加工したことを特徴とする上
述したガラス板の取付方法。さらにまた、前記R加工の
曲率が、0.5 mm以上50mmであることを特徴とする上述し
たガラス板の取付方法。
【0016】さらに、前記保持部材を溝状の支持枠内に
配置セットする際、前記保持部材を主体として前記充填
材を固定部と補助部に配置し、左右横方向で空隙部分を
ゼロ乃至少ない状態とすることを特徴とする上述したガ
ラス板の取付方法。
【0017】さらにまた、前記保持部材を溝状の支持枠
内に配置セットする際、前記保持部材と前記充填材を左
右横方向で交互にあるいは規則性を持たしめて配置セッ
トすることを特徴とする上述したガラス板の取付方法。
【0018】さらにまた、前記保持部材を溝状の支持枠
内に配置セットする際、前記保持部材が保持部材の幅の
4倍以下の間隔で配置セットされているようにすること
を特徴とする上述したガラス板の取付方法。
【0019】さらにまた、前記保持部材を溝状の支持枠
内に配置セットする際、セッテイングブロック部上に保
持部材が存在するようにすることを特徴とする上述した
ガラス板の取付方法をそれぞれ提供するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】ここで、ガラス板としては、例え
ば無色または着色ガラスはもちろん、各種のガラス板状
体等に用いられる市販のソーダライムガラスである無機
質ガラス板状体、ことにフロートガラスが最適であり、
またはポリカーボネートやアクリルなどである有機質か
らなる所謂ガラス板状体等であってもよく、平板状ある
いは曲げ板ガラスであり、さらに網入りガラス、強化ガ
ラス、合わせガラス、複層ガラスならびに表面処理した
機能性ガラス等各種加工処理ガラスであってもよい。ま
た、該ガラス板の形状と板厚としては、とくに限定する
ものではないが、長辺と短辺でなる略四辺形でなるもの
が最も好ましく採用できるものである。ことに板厚10〜
15mm程度、あるいはそれ以上の板厚のガラス板または/
および強化ガラス板の合せガラス等大面積かつ重い重量
であるガラス板状体に最適に採用できるものである。
【0021】また、支え楔状部材と押し込み楔状部材の
衡合で成りかつ楔状部材の縦弾性係数が200 〜7000kg/
mm2 または/および長さと幅との比が2以上10以下でな
る前記保持部材を溝状の支持枠内に配置セットすること
としたのは、支え楔状部材と押し込み楔状部材の傾斜面
で衡合するようにして傾斜面でのスベリ現象による負荷
応力の緩和、さらに支え楔状部材と押し込み楔状部材で
なる保持部材自体の縦弾性係数を200 〜7000kg/mm
2 と、または/および該保持部材自体の長さと幅との比
が2以上10以下と特定することでも負荷応力の緩和をせ
しめるようにし、しかもこれらの緩和の手段が適宜組み
合わさるようにするためである。
【0022】前記縦弾性係数を200 〜7000kg/mm2 とし
たのは、縦弾性係数が200 kg/mm2未満では固定の効果
がほとんどなくなり、縦弾性係数が7000kg/mm2 を超え
ると大きな負荷がかかった際に応力集中が時としてかか
ることがあり、破損の危険性が高まることがあるためで
ある。好ましくは縦弾性係数が約500 〜4000kg/mm2
度である。さらに、縦弾性係数が200 〜7000kg/mm2
ある楔状部材でなる保持部材としては、例えば木材、な
かでも杉の木、他に木材に相当する弾力性のゴム類ある
いは樹脂類が挙げられる。
【0023】または/および該保持部材自体の長さと幅
との比が2以上10以下としたのは、長さと幅との比が2
未満では楔状部材を数多くするわりには固定の効果が少
なく場合によっては固定の効果が大幅に下がることがあ
り、長さと幅との比が10を超えると大きな負荷がかかっ
た際に応力集中を時として生じることがあって、破損の
危険性が高まることがあるためである。好ましくは長さ
と幅との比が約4程度以上7程度以下である。
【0024】さらにまた、充填材としては、例えば珪素
樹脂系充填材、ポリウレタン樹脂系充填材(例、二液性
硬質発泡ウレタン樹脂)等が挙げられ、楔状部材でなる
保持部材に比して充填硬化後硬質、例えば硬質ゴム状の
弾性体部を形成するものであって、出来るだけ速乾性、
硬化時の収縮がゼロか極めて小さく、しかも耐候性に優
れ、かつ硬化後における硬度が例えばシヨア硬度Aが80
度以上好ましくは90度前後程度である。またシリーング
材としては、例えばシリコーン系シーリング材等が挙げ
られる。またバックアップ材ならびにセッテイングブロ
ックとしては、例えばネオプレンゴム(例、硬度80°以
上等)等が挙げられる。
【0025】またさらに、前記保持部材である支え楔状
部材と押し込み楔状部材を、上下方向の傾斜面での衡合
または/および左右方向の傾斜面での衡合で成ることと
したのは、上下方向の傾斜面での衡合のみでなる場合、
左右方向の傾斜面での衡合のみでなる場合、上下方向の
傾斜面での衡合と左右方向の傾斜面での衡合とを適宜組
み合わせでなる場合等があり、これらはガラス板状体の
形状、大きさ、板厚、合せ加工処理等の形態などの構
成、充填材の材質とその使用ならびに配置状況、負荷応
力の程度や方向ならびに溝状の支持枠の構成等によって
適宜選択して採用するものである。またガラス板状体面
と楔状部材との接触は面接触がよく、具体的には支え楔
状部材の直角部を下側としてその垂直面とガラス板状体
面を突き合わせるようにするのがよい。なお、この際突
き合わせ面は貼着することよりもフリーとしておくこと
が好ましくものである。
【0026】またさらに、前記楔状部材でなる前記保持
部材の縦弾性係数が、同一または異なるもの、あるいは
これらの組み合わせからなるものであることとしたの
は、例えば支え楔状部材と押し込み楔状部材、または保
持部材と保持部材との縦弾性係数が同一または異なるも
の、支え楔状部材と押し込み楔状部材、および該支え楔
状部材と押し込み楔状部材でなる保持部材と保持部材と
の縦弾性係数が同一または異なるものを適宜組み合わせ
たものとすることで、より子細な調整を可能としその多
様化にも態様するものであり、ひいてはガラス板状体の
形状、大きさ、板厚、形態などの構成、充填材の材質と
その使用ならびに配置状況、負荷応力の程度や方向なら
びに溝状支持枠の構成等によって適宜選択して採用する
ものである。
【0027】またさらに、ガラス板状体と接触する前記
楔状部材における少なくとも一辺の端面をR加工したも
のとしたのは、端面が全くR加工されてなくてたまたま
該端面に対し応力集中を生じることがあったとしても、
端面がR加工されていればその緩和の一手段となりうる
からである。さらに前記R加工の曲率が、0.5 mm以上50
mm以下であることとしたのは、0.5 mm未満であると非常
に大きな負荷がかかった時に所定の効果が得られない場
合があり、50mmを超えると楔状部材の密着性が悪くなる
ので、却って大きな荷重に対する効果が小さくなるから
であり、また加工量も多くなってコストアップとなるか
らである。好ましくは約1mm程度以上30mm程度以下であ
る。
【0028】さらに、前記保持部材を溝状の支持枠内に
配置セットする際、前記保持部材を主体として前記充填
材を固定部と補助部に配置し、左右横方向で空隙部分を
ゼロ乃至少ない状態とすることとしたのは、集中荷重に
よるその発生負荷応力を分散せしめるためには、固定部
の場所において充填材を埋め込む以外、できるだけ左右
横方向全体に前記保持部材を溝状の支持枠内に並べ配置
しセットするようにすること、ならびに前記保持部材の
幅をできるだけ小さくすることが最もよく、しかもでき
るだけ空隙部分を少なくすることが格段に優れる構成と
なるものであり、その負荷荷重の大きさすなわち使用さ
れる場所等必要な強度と安全性によって適宜空隙のまま
にするかはたまた充填材で埋めるかを選択し、作業性等
も勘案してできるだけ空隙がゼロであるようにすること
がより好ましいことである。さらに保持部材のみを主体
として空隙をゼロとする場合が最適であり、次いで充填
材で空隙をゼロとする場合が好ましいものであり、空隙
を残す際にはできるだけ小さくするようにすることであ
る。また前記保持部材の幅が小さいほど負荷応力の分散
に対応できるものの、場合によっては極めて作業性を悪
化せしめることにもなり、前記保持部材の幅としては例
えば約10〜50mm程度、好ましくは約15〜30mm程度であ
る。
【0029】なお、前記保持部材の高さについては、で
きるだけ基台上面上からバックアップ材の間にあるよう
な高さであることが最もよいことは言うまでもないが、
用いる保持部材の高さを同じ値とする方が望ましいがこ
れに限定されることなく、保持部材の組合せ等により、
高さを異なるようにする等適宜高さを調整してもよいこ
とは言うまでもないことである。
【0030】さらにまた、前記保持部材を溝状の支持枠
内に配置セットする際、前記保持部材と前記充填材を左
右横方向で交互にあるいは規則性を持たしめて配置セッ
トすることとしたのは、例えば縦弾性係数が200 〜7000
kg/mm2 である楔状部材でなる保持部材と比較的硬化後
硬質の弾性体となる充填材を左右横方向で交互にあるい
は規則性を持たしめて適宜配置セットすることで、柔軟
性と強固性を適宜ミックスせしめてバランスを持たしめ
ることにより、集中負荷応力を分散し均等化することで
発生応力に調和性がある強固な固定をすることができる
ようになり、極端な応力集中をなくすこととなる。
【0031】ひいては例えば板厚10〜15mm程度またはそ
れ以上の板厚みのガラス板でなる強化合せガラス等大面
積かつ重い重量であるガラス板状体を、多数の人間が集
団で群衆的行動を想定しなければならないような種々の
場所に、特に各種競技場等のスタンドとグランドの仕切
り、あるいは各種の手摺りやフエンスや間仕切り類等と
して、自立式工法によるより効率的施工ができることと
なり、想定した風圧はもちろん群衆的荷重にも耐えるこ
とができる、優れた強度と安全性を有する有用なガラス
板状体の取付方法を提供することができるからである。
【0032】さらに、前記保持部材が、保持部材の幅の
4倍以下の間隔で配置セットされているようにすること
としたのは、例えば保持部材の幅の4倍を超えた間隔で
もって配置しセットすると、保持部材を用いて負荷応力
を吸収しようとする効果を得るなかで保持部材を配置し
セットする作業性等を勘案した際、よりバランスよいし
かも効率的な施工を期待することができるからであり、
場合によっては保持部材の幅の3〜2倍以下から同一倍
で保持部材を配置しセットすることでもよいものであ
る。
【0033】さらにまた、前記保持部材を溝状の支持枠
内に配置セットする際、セッテイングブロック部上に保
持部材が存在するようにすることとしたのは、固定する
ことからみれば、セッテイングブロック部に保持部材が
存在するようにすることがガラス板状体のエッジ部にお
ける負荷応力の緩和に対してもより効果的であるからで
あって、該セッテイングブロック部と保持部材でなる部
分の左右横方向の両側を充填材で埋め込むことが固定上
からはよく、その充填形態は必ずしも一定でなくてもよ
く、適宜効果的形態で充填することが肝心である。また
セッテイングブロック部と保持部材でなる部分の両側ま
たは片側における充填材部分は適宜小さくし、続いて配
置される楔状部材でなる保持部材をセットする方がよい
のは、ガラス板状体におけるセッテイングブロック部と
の接触エッジ部への負荷応力が集中し難く分散し易いか
らである。
【0034】前述したように、本発明のガラス板の取付
方法によれば、自立式工法でガラス板状体を取り付ける
際、縦弾性係数が200 〜7000kg/mm2 の範囲内または/
および該保持部材自体の長さと幅との比が2以上10以下
にある支え楔状部材と押し込み楔状部材との衡合でなる
保持部材を溝状の支持枠内に配置セットし、充填材、バ
ックアップ材ならびにシーリング材を施し仕上げるよう
にしたこと、特に楔状部材の衡合でなる保持部材を同一
または/および異なる縦弾性係数の組み合わせで適宜選
択して用い、ガラスと接触する楔状部材の一辺以上の端
面をR加工したこと、さらに該R加工の曲率を約0.5mm
以上50mm以下程度としたこと、場合によっては前記保持
部材のみないしは該保持部材と充填材の適宜組み合わせ
で空隙部分をゼロないしはできるだけゼロに近いように
特定して配置セットすること等により、固定の強弱をバ
ランスよく施工し、全長において荷重に対するその発生
負荷応力を分散して均等化するようにして極端な応力集
中をなくすことができ、大きな負荷がかかった場合でも
耐えるようにすることができるようになる。
【0035】例えば板厚10〜15mm程度、あるいはそれ以
上の板厚のガラス板または/および強化ガラス板の合せ
ガラス等重い重量でかつ大面積であるガラス板状体を、
ビル等の建築物、集会場、競技場、学校あるいは多数の
人間が集団で群衆的行動を想定しなければならないよう
な種々の場所に、各種の手摺りやフエンスや間仕切り類
等、特に各種競技場等のスタンドとグランドの仕切り用
としてより効果的自立式工法によって施工することがで
き、種々の荷重、例えば人的荷重や風荷重等で例えば約
100〜150kgf/m程度、あるいは 100〜250kgf/m 程度、
さらにはそれ以上等、想定される風圧はもちろん群衆的
荷重にも対応することができ、本来の自立式工法でなる
美観を維持しつつ、格段に優れた負荷強度と安全性を有
する有用なガラス板状体の取付方法を提供するものであ
る。
【0036】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により具体的
に説明する。ただし本発明は係る実施例に限定されるも
のではない。
【0037】実施例1 図1は本発明のガラス板の取付方法における一実施例を
部分拡大して示す正面断面図であって、大きさ約1500mm
×1000mmで約12mm厚みの強化ガラス板の合せガラスであ
るガラス板状体1の下辺部を、取付部材である溝状の高
さ約125mm 程度の支持枠内のセッテイングブロック6上
に立設し、ガラス板の外面と溝状の支持枠内壁とでなる
空間約10mm程度を大きさ幅約20mm、高さ約100mm 、厚み
約10mm程度の保持部材、充填材7、バックアップ材8
ならびにシーリング材9によって保持固定するように
し、エッジプロテクター15を上端縁に保護カバーとして
またガラス板状体の縦目地をシーリング材9で繋ぐよう
に設けることによりガラス板を基台14の上に自立させて
ガラス板状体1を取付けた状態を示した。
【0038】図2は図1で示した本発明のガラス板の取
付方法において用いた保持部材を、支え楔状部材と押し
込み楔状部材を上下方向の衡合で組み合わした状態で示
す斜視図であって、支え楔状部材4と押し込み楔状部材
5の衡合で成りかつ楔状部材の縦弾性係数が約500 〜70
00kg/mm2 のうちの約500kg /mm2 程度でなる木材(杉
の木等)製保持部材を示した。
【0039】該保持部材を溝状の支持枠内に、図1に
示すように、ガラス板状体1のコーナー部分を充填材7
で固定するようにし、続いてセッテイングブロック6上
に保持部材をセットした部分を設けて両脇を充填材7
で固めるようにし、さらに次いで二つの保持部材
、次に充填材7というように、適宜規則性を持たせて
配置セットし、左右横方向で空隙が生じないにした後、
バックアップ材8ならびにシーリング材9を施し仕上げ
たものである。
【0040】図3は図1におけるセッテイングブロック
と保持部材でなる部分をI−I視し部分拡大した側断面
図であって、取付部材である溝状の支持枠2,2内の基
台14上に左右に多少の空隙11を持たせてセッテイングブ
ロック6をセットし、合せガラスであるガラス板状体1
の下辺端面13を接するよう該セッテイングブロック6上
に立設し、ガラス板の外面12と溝状の支持枠内壁10とで
なる空間を、支え楔状部材4と押し込み楔状部材5を上
下方向の衡合で組み合わした前記保持部材で埋め込む
ように貼着することもなくフリーにかつ垂直状に左右バ
ランスよくセンタリングしてセットし、その後バックア
ップ材8、次いでシーリング材9によって保持固定する
ようにした。
【0041】図4は図1における充填材でなる部分をII
−II視し部分拡大した側断面図であって、取付部材であ
る溝状の支持枠2,2内において、図1および図3で示
したセッテイングブロック分だけ前記ガラス板状体1の
下辺端面13を基台14上から浮いた状態で該ガラス板状体
1が立設し、ガラス板の外面12と溝状の支持枠内壁10と
でなる空間を、前記ガラス板状体1の下辺端面13まで回
り込むまでに至らなく空隙11となってしまう程度に充填
材7で埋め込むようにし、図3と同様にその後バックア
ップ材8、次いでシーリング材9によって保持固定する
ようにした。
【0042】図5は図1における保持部材でなる部分を
III −III 視し部分拡大した側断面図であって、取付部
材である溝状の支持枠2,2内において、図1および図
3で示したセッテイングブロック分だけ前記ガラス板状
体1の下辺端面13を基台14上から浮いた状態で該ガラス
板状体1が立設し、ガラス板の外面12と溝状の支持枠内
壁10とでなる空間を、前記ガラス板状体1の下辺端面13
下を空隙11とし、支え楔状部材4と押し込み楔状部材5
を上下方向の衡合で組み合わした保持部材で埋め込む
ように貼着することもなくフリーにかつ垂直状に左右バ
ランスよくセンタリングしてセットし、図3と同様にそ
の後バックアップ材8、次いでシーリング材9によって
保持固定するようにした。
【0043】上述した図1乃至図5によって説明したよ
うにして実施するとともに、他に上記したと同じ大きさ
で約15および19mmの厚みの強化ガラス板の合せガラスで
あるガラス板状体1を用い、保持部材の縦弾性係数が約
1000、3000、5000ならびに7000kg/mm2 で、かつ該保持
部材のセット間隔を40、100 、200 、400mm について、
約100 〜300kgf/m の線荷重をガラス板状体の天端縁か
ら約100mm 程度の間の場所に負荷を付与した場合を実施
解析した。
【0044】その結果、実施したすべてにおいて充分に
集中した荷重を分散し発生負荷応力は均一で平均化する
ようにすることができ、ガラス板状体の破損はもちろん
全くなく、従来より強度と安全性が優れるものであっ
た。
【0045】実施例2 図6は本発明のガラス板の取付方法における他の一実施
例を、要部部分を主として部分拡大して示す正面断面図
であって、前記実施例1で用いた前記保持部材を溝状
の支持枠内に配置セットする際、該保持部材と前記充
填材7を左右横方向で交互に配置セットするようした以
外は実施例1と同様に実施したものである。
【0046】また前記楔状部材でなる前記保持部材の縦
弾性係数が、同一または異なるもの、あるいはこれらの
組み合わせからなるものも実施した。その結果は、やや
充填材が勝ち、保持部材でのフレキシブリーが充分とは
いえない面もあるものの、実施例1と同様にめざすもの
であった。
【0047】実施例3 図7は本発明のガラス板の取付方法における他の一実施
例を、要部部分を主として部分拡大して示す正面断面図
であって、前記実施例1で用いた前記保持部材を溝状
の支持枠内に配置セットする際、セッテイングブロック
6上に保持部材をセットした部分を設けて両脇を充填
材7で固めるようにし、次に並列する三個の該保持部材
とできるだけ小さい空隙11を左右横方向で交互に規則
性を持たしめて配置セットするようにし、前記保持部材
を主体として前記充填材を固定部に配置し、左右横方向
で空隙部分を極めて少ない状態とするようにした以外は
前記した実施例と同様に実施した。
【0048】その結果は、保持部材でのフレキシブリー
が充分あり、空隙による集中荷重を分散し、発生する負
荷応力の均一性と平均化ができ、分散効果はやや優れる
ものであり、実施例1と同様にめざすものと言えるもの
であった。
【0049】実施例4 図8は本発明のガラス板の取付方法における他の一実施
例を、要部部分を主として部分拡大して示す正面断面図
であって、前記実施例1で用いた前記保持部材を溝状の
支持枠内に配置セットする際、図1に示すように、ガラ
ス板状体1のコーナー部分を充填材7で固定するように
し、かつセッテイングブロック6上に保持部材をセッ
トした部分を設けて両脇を充填材7で固めるようにし、
後は左右横方向に全面に前記保持部材のみとして前記充
填材を残りは使用しないで配置し、左右横方向で空隙部
分をゼロの状態にセットした以外は前記した実施例と同
様に実施した。
【0050】その結果は、保持部材でのフレキシブリー
が格段であり、保持部材による集中荷重の分散は格段に
優れるものとでき、発生する負荷応力の均一性と平均化
が充分でき、分散効果は格段に優れ、実施例1より優れ
るものと言えるものであった。
【0051】実施例5 図9は本発明のガラス板の取付方法において用いた他の
保持部材を、支え楔状部材と押し込み楔状部材を左右方
向の衡合で組み合わした状態で示す斜視図であって、実
施例1において該保持部材に代えて実施した。
【0052】その結果、ほぼ実施例1と同様のめざすも
のを得ることができた。実施例6 図10は本発明のガラス板の取付方法において用いた他の
保持部材を、二つの支え楔状部材と二つの押し込み楔状
部材を左右方向の衡合で組み合わした状態で示す斜視図
であって、実施例1において該保持部材に代えて実施し
た。
【0053】その結果、ほぼ実施例1と同様のめざすも
のを得ることができた。実施例7 実施例1と同様にするなかで、実施例1と同様の大きさ
で約15mm厚みの強化ガラス板の合せガラスであるガラス
板状体を用い、また取付部材である溝状の高さ約140mm
程度の支持枠内のセッテイングブロック上に立設し、ガ
ラス板の外面と溝状の支持枠内壁とでなる空間約10mm程
度を、大きさ幅約25mm、高さ約110mm 、厚み約10mm程度
でかつガラス板状体に接触する2辺を5mmの曲率でR加
工したの保持部材を用いて、実施例1と同様に実施し
た。
【0054】なお、他に上記したと同じ大きさで約19mm
の厚みの強化ガラス板の合せガラスであるガラス板状体
を用い、保持部材の長さと幅の比を2、5、10とし、か
つガラス板状体に接触する3辺を0.5mm、20mm 、20mm
の曲率で加工し、約200 〜400kgf/m の線荷重をガラス
板状体の天端縁から約100mm 程度の間の場所に負荷を付
与した場合を実施解析した。
【0055】その結果、実施したすべてにおいて、ガラ
ス板状体の破損はもちろん全くなく、従来より強度と安
全性が優れるものであった。
【0056】
【発明の効果】以上前述したように、本発明によれば、
特異な値の縦弾性係数または/および長さと幅との比を
有する支え楔状部材と押し込み楔状部材でなる保持部材
を用いて自立式工法によってガラス板状体を取り付ける
ようにしたガラス板の取付方法としたことにより、固定
の強弱をバランスよく施工し、全長において荷重に対す
るその発生負荷応力を分散して均等化するようにして極
端な応力集中をなくすことができ、大きな負荷がかかっ
た場合でも耐えるようにすることができるようになり、
例えば板厚10〜15mm程度、あるいはそれ以上の板厚のガ
ラス板または/および強化ガラス板の合せガラス等重い
重量でかつ大面積であるガラス板状体を、ビル等の建築
物、集会場、競技場、学校あるいは多数の人間が集団で
群衆的行動を想定しなければならないような種々の場所
に、各種の手摺りやフエンスや間仕切り類等、特に各種
競技場等のスタンドとグランドの仕切り用としてより効
果的自立式工法によって施工することができ、種々の荷
重、例えば人的荷重や風荷重等想定される風圧はもちろ
ん群衆的荷重にも対応することができ、本来の自立式工
法でなる美観を維持しつつ、格段に優れた負荷強度と安
全性を有する有用なガラス板状体の取付方法を提供する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラス板の取付方法における一実施例
を部分拡大して示す正面断面図である。
【図2】図1で示した本発明のガラス板の取付方法にお
いて用いた保持部材を、支え楔状部材と押し込み楔状部
材を上下方向の衡合で組み合わした状態で示す斜視図で
ある。
【図3】図1におけるセッテイングブロックと保持部材
でなる部分をI−I視し部分拡大した側断面図である。
【図4】図1における充填材でなる部分をII−II視し部
分拡大した側断面図である。
【図5】図1における保持部材でなる部分をIII −III
視し部分拡大した側断面図である。
【図6】本発明のガラス板の取付方法における他の一実
施例を、要部部分を主として部分拡大して示す正面断面
図である。
【図7】本発明のガラス板の取付方法における他の一実
施例を、要部部分を主として部分拡大して示す正面断面
図である。
【図8】本発明のガラス板の取付方法における他の一実
施例を、要部部分を主として部分拡大して示す正面断面
図である。
【図9】本発明のガラス板の取付方法において用いた他
の保持部材を、支え楔状部材と押し込み楔状部材を左右
方向の衡合で組み合わした状態で示す斜視図である。
【図10】本発明のガラス板の取付方法において用いた他
の保持部材を、二つの支え楔状部材と二つの押し込み楔
状部材を左右方向の衡合で組み合わした状態で示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 ガラス板状体 2 支持枠 保持部材 4 支え楔状部材 5 押し込み楔状部材 6 セッテイングブロック 7 充填材 8 バックアップ材 9 シーリング材 10 内壁 11 空隙 12 外面 13 端縁部 14 基台 15 エッジプロテクター

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板状体の下辺部を取付部材である
    溝状の支持枠内のセッテイングブロック上に立設し、ガ
    ラス板の外面と溝状の支持枠内壁とでなる空間を保持部
    材、充填材、バックアップ材ならびにシーリング材によ
    って保持固定するようにすることによりガラス板を自立
    させる取付方法において、支え楔状部材と押し込み楔状
    部材の衡合で成りかつ楔状部材の縦弾性係数が200 〜70
    00kg/mm2 または/および長さと幅との比が2以上10以
    下でなる前記保持部材を溝状の支持枠内に配置セットし
    た後、充填材、バックアップ材ならびにシーリング材を
    施し仕上げるようにしたことを特徴とするガラス板の取
    付方法。
  2. 【請求項2】 前記保持部材である支え楔状部材と押し
    込み楔状部材が、上下方向の衡合または/および左右方
    向の衡合で成ることを特徴とする請求項1記載のガラス
    板の取付方法。
  3. 【請求項3】 前記楔状部材でなる前記保持部材の縦弾
    性係数が、同一または異なるもの、あるいはこれらの組
    み合わせからなるものであることを特徴とする請求項1
    乃至2記載のガラス板の取付方法。
  4. 【請求項4】 前記楔状部材において、少なくともその
    一辺の端面をR加工したことを特徴とする請求項1乃至
    3記載のガラス板の取付方法。
  5. 【請求項5】 前記R加工の曲率が、0.5 mm以上50mmで
    あることを特徴とする請求項4記載のガラス板の取付方
    法。
  6. 【請求項6】 前記保持部材を溝状の支持枠内に配置セ
    ットする際、前記保持部材を主体として前記充填材を固
    定部と補助部に配置し、左右横方向で空隙部分をゼロ乃
    至少ない状態とすることを特徴とする請求項1乃至5記
    載のガラス板の取付方法。
  7. 【請求項7】 前記保持部材を溝状の支持枠内に配置セ
    ットする際、前記保持部材と前記充填材を左右横方向で
    交互にあるいは規則性を持たしめて配置セットすること
    を特徴とする請求項1乃至6記載のガラス板の取付方
    法。
  8. 【請求項8】 前記保持部材を溝状の支持枠内に配置セ
    ットする際、前記保持部材が保持部材の幅の4倍以下の
    間隔で配置セットされているようにすることを特徴とす
    る請求項1乃至7記載のガラス板の取付方法。
  9. 【請求項9】 前記保持部材を溝状の支持枠内に配置セ
    ットする際、セッテイングブロック部上に保持部材が存
    在するようにすることを特徴とする請求項1乃至8記載
    のガラス板の取付方法。
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