JPH08270116A - 建物の壁用基板 - Google Patents

建物の壁用基板

Info

Publication number
JPH08270116A
JPH08270116A JP10053295A JP10053295A JPH08270116A JP H08270116 A JPH08270116 A JP H08270116A JP 10053295 A JP10053295 A JP 10053295A JP 10053295 A JP10053295 A JP 10053295A JP H08270116 A JPH08270116 A JP H08270116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
sides
substrates
holes
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10053295A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiryo Kaku
清諒 郭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10053295A priority Critical patent/JPH08270116A/ja
Publication of JPH08270116A publication Critical patent/JPH08270116A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の壁に用いることができ、施工上におい
ても簡単かつ便利であり、更に広範囲に使用することが
できる建物の壁用基板の提供を目的とする。 【構成】 基板2は横方向へ延々と連接することがで
き、基板2の両側は支持部品11により挟まれた状態で
固定部品12で固定され、基板2には基板2の両側の外
表面を貫通する穴23が設けられ、基板2の両側の外表
面にはざらざらの面が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な構成を有する建
物の壁用基板の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては下記のよ
うなものになっている。 1.伝統的な建物の壁の施工方法としては、型枠方式を
使用し、釘で型枠を組立ててからコンクリートを注入す
るよう構成されている。 2.伝統的な建物の壁の施工方法としては、煉瓦方式を
使用し、職人が煉瓦を積上げセメントで固着し、また煉
瓦を積上げていくよう構成されている。 3.近年高層ビルの建築においては、鉄骨構造で骨組を
成形し、鉄骨の間に予め成型したコンクリートの板を用
いて嵌込むよう構成されている。 4.予め金属鉄骨を利用して骨組を造り上げ、骨組の両
側から金属網あるいは型枠を使用して併合し、その間に
コンクリートを注入して壁に形成するよう構成されてい
る。(台湾公告第192583号特許、第190556
号特許、第201524号実用新案参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.伝統的な建物の壁の施工方法の型枠方式において
は、施工方法が複雑で、型枠の職人でなければ施工はで
きず、職人の工賃もとても高く、また水道や電気関係者
とも合わせて段階性の施工をしなければならないため、
工程進度は遅くなりがちであり、また型枠は密封されて
いるため、その間に注入されたコンクリートは空洞が生
じやすくなるため、壁の構造の強度は低減される。 2.伝統的な建物の壁の施工方法の煉瓦方式において
は、職人が煉瓦を一つずつ積上げていかなければならな
いため、長い工期が必要になり、また水道や電気のパイ
プの設置においては壁が完全に出来上がってから再び穴
を開けて埋設しなければならず、また壁の表面にはひび
割れが生じやすく、壁と壁との連結部分においても亀裂
が生じやすくなるため、構造強度は弱くなりがちであ
り、またこの方式は高層ビルの建築には不適合である。 3.高層ビルの建築における方法では、工期はかなり短
縮されたが、コンクリート板を吊上げたり組立てたりす
る過程において、当該コンクリート板の面積が膨大なた
めに作業がしにくくなり、また部屋の仕切り壁に関して
は、室内空間の制限によりクレーンで壁を吊上げたり運
んだりするのは難しくなり、外壁の施工方式で室内の壁
の仕切りをすることはできない。 4.台湾で公開されたものにおいては、作業上において
も不便なところが生じ、また伝統的なコンクリートの注
入方式で壁を形成するため、その建物の受ける重量は従
来のものと同じで減少させることができず、施工上にお
いても不便なところが生じる。本発明は、従来の技術の
有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ
の目的とするところは、各種の壁に用いることができ、
また施工上においても簡単かつ便利であり、更に広範囲
に使用することができる建物の壁用基板を提供するにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本発明は、基板2は横方向へ延々と連接することがで
き、基板2の両側は支持部品11により挟まれた状態で
固定部品12で固定され、基板2には基板2の両側の外
表面を貫通する穴23が設けられ、基板2の両側の外表
面にはざらざらの面が設けられコンクリートが固着する
よう構成されている建物の壁用基板である。この場合、
下記のように構成することができる。 A.基板2はプラスチック或は金属などの適当な材料で
構成され、基板2の内部は上下貫通の中空管21に形成
され、基板2には基板2の両側の外表面を貫通する穴2
3が設けられ、基板2の両辺に結合穴24が設けられ、
隣合わせの基板2は結合穴24を利用して連接部品25
で連接されるよう構成されている。 B.基板2の両側の外表面は突き出た直線槽や横線槽や
欠け口槽あるいはざらざらの面に形成されている。 C.基板2の中空管21はキャップ22により塞がれ、
キャップ22は密封のキャップあるいは穴を有するキャ
ップにすることができるよう構成されている。 D.基板2に設けられている穴23は、規格化された状
態で順序よく形成されている。 E.基板2の両辺に設けられている結合穴24は、対称
かつ規格化された状態で形成されている。 F.基板2の穴24は連接部材26が連結するのに用い
られ、連接部材26は鈎で係止されたり、あるいは直線
槽や横線槽を用いて鉄筋を嵌込んだり、または網を係止
したりすることができるよう構成されている。
【0005】
【作用】作用については効果と共に説明する。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1において、壁を造る時には予め梁や柱または上下の床
ができていなければならず、本発明は固定部品12によ
り支持部品11を適当な柱1または梁、上下の床に固定
させ、支持部品11が一定の位置に固定されることによ
り基板2を支持することができ、基板2は固定されてい
るものである。基板2は従来周知のプラスチックや金属
材料等を材質として押出成形で構成され、使用上の需要
により数種類の規格サイズに切断されている。基板2自
体はコンクリートの浪費を減少するため中空の中空管2
1が形成され、中空管21は壁の重量を減少することが
できるよう構成されている。中空管21の最上部及び底
部はキャップ22により塞ぐことができるよう構成され
ている。また必要があれば水道や電気等のパイプを配管
するのに必要とする穴をキャップ22に設けることがで
きるよう構成されている。キャップ22に固定穴221
が設けられて固定部品12により上下の床に固定きるよ
う構成されている。また、壁がよりよい遮音、断熱効果
を得るため、基板2の中空管21から発泡スチロール等
の遮音、断熱材料を入れることができるよう構成されて
いる。、さらに、キャップ22を使用しないで中空管2
1の穴からコンクリートを注入して上下の床と連結さ
せ、基板2の連結効果を増加できるよう構成されてい
る。
【0007】図2、図3において、基板2には基板2の
両側の外表面を貫通する穴23が設けられ、穴23は規
格化された状態で順序よく形成されているため、基板2
の両側に吹付けしたコンクリートは互いに連結すること
ができる。また、穴23は鈎を係止するのに用いられ、
また基板2の両辺にはそれぞれ結合穴24が設けられ、
結合穴24は対称になるよう規格化した状態で形成され
ているため、隣合わせの基板2は結合穴24により鉄線
やボルト等の連接部品で連接し固定することができる。
さらに、コンクリートが基板2に固着するため、基板2
の両側の外表面にはそれぞれざらざらの面が設けられ、
ざらざらの面には図が示すように凹凸の直線槽や横線槽
が設けられているため、コンクリートは基板2に確実に
固着して乾くようになる。
【0008】図4、図5、図6は、本発明のものの第一
の施工例を示すものである。数個の基板2を用いて横方
向へ延々と連接し、隣合わせの基板2の辺を鉄線等の連
接部品25で固定させ、基板2の両側はそれぞれ支持部
品11により挟まれた状態で固定部品12により柱1に
固定され、基板2の最上部と底部にそれぞれキャップ2
2を入れ、キャップ22は固定部品12により上下の床
に固定されてから、基板2の表面にコンクリートを吹付
けすることができる。コンクリート吹付けの作業は主に
セメントや砂等の材料を混合させてなるものであり、コ
ンクリート吹付けの速度は20l/minで、1時間に
約1200l/hrのコンクリートを吹付けすることが
でき、また厚さは約1.5cmで1時間に約80m2
施工することができ、コンクリート吹付けを終えてから
約60分たってから乾燥し始め、120分たってから硬
くなる。
【0009】図7は本発明のものの第二の施工例を示す
ものである。基板2に設けられた穴23は連接部材26
を鈎で係止するのに用いられるものである。この結果、
連接部材26は簡単な鈎で係止する方法により基板2の
穴23に固定できる。また、連接部材26の上から直線
槽や横線槽を設けることにより鉄筋27は挟む方法で固
定できる。このため、鉄筋27を結束する方法によらな
いで固定する目的に達することができ、また鉄筋の交錯
する距離を一定にし、そのために成形した壁はより一層
の強度を得ることができる。図8は本発明のものの第三
の施工例を示すものである。第二の施工例と同じように
連接部材26を鈎で係止する方法により基板2の穴23
に固定するが、連接部材26の終端は尖っている形状に
形成されている。このため、連接部材26の終端に網3
を鈎で係止することができる。この結果、網3がコンク
リート吹付け時には外へ膨張して変形することなく、形
成した壁は更に固くなり、又、コンクリート吹付け作業
においてもよりよい固着効果を得ることができる。図9
は本発明のものの第四の施工例を示すものである。成形
された壁に予め各種のパイプや部品を設ける必要がある
時において、キャップ22に形成されている穴にパイプ
や電線を入れ、又、基板2の表面のざらざらの面に形成
されている直線槽や横線槽を利用してパイプや電線を埋
設して固定し、そのため、壁にコンクリート吹付けが終
わった後、パイプや電線は壁に埋設され、後日パイプや
電線を整備したり増設したりする時、壁の中のパイプや
電線は壁の外から簡単に見出すことができる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。本発明のものによれば、
壁の構造は更に簡単になり、又、その壁の構造に必要と
する強度は、連接部材を設けることによって鉄筋が簡単
に固着することにより得ることができる。また、壁の建
築の施工上において迅速に且便利に進めることができ
る。さらに、壁の重さは大いに低減されるため、特に高
層ビルなどへの使用に好適なものである。このように、
本発明のものは産業上においてはかなり利用価値を有
し、実に実用的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解斜視図である。
【図2】基板の正面図である。
【図3】基板の平面図である。
【図4】第一の施工例の平面図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】図4のA−A線断面図である。
【図7】第二の施工例の平面図である。
【図8】第三の施工例の平面図である。
【図9】第四の施工例の平面図である。
【符号の説明】
1 柱 2 基板 11 支持部品 12 固定部品 21 中空管 22 キャップ 221 固定穴 23 穴 24 結合穴 25 連接部品 26 連接部材 27 鉄筋

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(2)は横方向へ延々と連接するこ
    とができ、基板(2)の両側は支持部品(11)により
    挟まれた状態で固定部品(12)で固定され、基板
    (2)には基板(2)の両側の外表面を貫通する穴(2
    3)が設けられ、基板(2)の両側の外表面にはざらざ
    らの面が設けられコンクリートが固着するよう構成され
    ていることを特徴とする建物の壁用基板。
  2. 【請求項2】 基板(2)はプラスチック或は金属など
    の適当な材料で構成され、基板(2)の内部は上下貫通
    の中空管(21)に形成され、基板(2)には基板
    (2)の両側の外表面を貫通する穴(23)が設けら
    れ、基板(2)の両辺に結合穴(24)が設けられ、隣
    合わせの基板(2)は結合穴(24)を利用して連接部
    品(25)で連接されるよう構成されていることを特徴
    とする建物の壁用基板。
  3. 【請求項3】 基板(2)の両側の外表面は突き出た直
    線槽や横線槽や欠け口槽あるいはざらざらの面に形成さ
    れている請求項2記載の建物の壁用基板。
  4. 【請求項4】 基板(2)の中空管(21)はキャップ
    (22)により塞がれ、キャップ(22)は密封のキャ
    ップあるいは穴を有するキャップにすることができるよ
    う構成されている請求項2記載の建物の壁用基板。
  5. 【請求項5】 基板(2)に設けられている穴(23)
    は、規格化された状態で順序よく形成されている請求項
    2記載の建物の壁用基板。
  6. 【請求項6】 基板(2)の両辺に設けられている結合
    穴(24)は、対称かつ規格化された状態で形成されて
    いる請求項2記載の建物の壁用基板。
  7. 【請求項7】 基板(2)の穴(24)は連接部材(2
    6)が連結するのに用いられ、連接部材(26)は鈎で
    係止されたり、あるいは直線槽や横線槽を用いて鉄筋を
    嵌込んだり、または網を係止したりすることができるよ
    う構成されている請求項2記載の建物の壁用基板。
JP10053295A 1995-03-30 1995-03-30 建物の壁用基板 Pending JPH08270116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10053295A JPH08270116A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 建物の壁用基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10053295A JPH08270116A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 建物の壁用基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08270116A true JPH08270116A (ja) 1996-10-15

Family

ID=14276577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10053295A Pending JPH08270116A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 建物の壁用基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08270116A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5549657A (en) * 1978-09-01 1980-04-10 Karlsson Jon Solar energy collector
JPS5727853U (ja) * 1980-07-23 1982-02-13
JPS618221A (ja) * 1984-06-21 1986-01-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 面取刃付シエ−ビングカツタ
JPH0665973A (ja) * 1992-08-19 1994-03-08 Hokkaido Nouzai Kogyo Kk 基礎,壁等の鉄筋コンクリート構造体の構築法とその構造体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5549657A (en) * 1978-09-01 1980-04-10 Karlsson Jon Solar energy collector
JPS5727853U (ja) * 1980-07-23 1982-02-13
JPS618221A (ja) * 1984-06-21 1986-01-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 面取刃付シエ−ビングカツタ
JPH0665973A (ja) * 1992-08-19 1994-03-08 Hokkaido Nouzai Kogyo Kk 基礎,壁等の鉄筋コンクリート構造体の構築法とその構造体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4226061A (en) Reinforced masonry construction
US4211043A (en) Precast concrete building module form
US5588272A (en) Reinforced monolithic concrete wall structure for spanning spaced-apart footings and the like
US4059939A (en) Prefabricated building unit
US5491948A (en) Tilt-up concrete pad and method of forming and erecting the tilt-up concrete pad
US20080216445A1 (en) Monolithic Buildings and Construction Technology
CN105113706A (zh) 带保温层的钢筋桁架石膏板、新型免拆模板及施工方法
KR100588788B1 (ko) 발포 플라스틱 중공 패널 조립체
KR100631365B1 (ko) ㄱ형강 콘크리트구조
JP2004528497A (ja) 強化建築用パネルおよび三角柱
US20030042394A1 (en) Method and apparatus for making concrete buildings
JP2002339451A (ja) プレキャストコンクリート板およびその製造方法、バルコニー用プレキャストコンクリート板、外断熱構造物
JPS5953428B2 (ja) コンクリ−ト型材
CN106638978B (zh) 装配式pc预制承重墙板结合轻型钢骨架的节点结构
US20080236083A1 (en) Modular Concrete Wall System
CN210500740U (zh) 一种预制免支模u型圈梁模壳
JPH08270116A (ja) 建物の壁用基板
US20060185283A1 (en) Interlocking construction panel showing fabrication thereof and the building system
JP2004293078A (ja) 繊維混入モルタルによる補強工法
JP2000129848A (ja) 建築物の床パネルとその工事方法
CN217079229U (zh) 一种新型墙体
CN218622781U (zh) 非承重自保温节能墙体预制构件及包含其的节能墙体构造
JP4222580B2 (ja) 建築物の基礎工事方法
CN211499282U (zh) 一种集成外墙砌筑系统
EP0013998B1 (en) Lost shuttering for making walls or floors for conventional building or factory or yard prefabricated building and process therefor