JPH08269418A - 木質材接着用塩化ビニルプラスチゾル組成物 - Google Patents
木質材接着用塩化ビニルプラスチゾル組成物Info
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Abstract
接着用塩化ビニルプラスチゾル組成物を提供するもので
ある。 【構成】 ペースト加工用塩化ビニル系重合体、可
塑剤を主成分としてなる組成物であって、ペースト加工
用塩化ビニル系重合体100重量部に対して、分子量が
500〜2000、かつ、アミン価が10mg等量/g
−solid以上のポリアミン化合物を0.1〜10重
量部添加してなる木質材接着用塩化ビニルプラスチゾル
組成物。
Description
性に優れた加工製品が得られる塩化ビニルプラスチゾル
組成物に関するものである。
チゾルは、アニオン型又はカチオン型電着塗装板に代表
される金属類との接着に用いるものであり、その接着性
を改良すべく塩化ビニルプラスチゾルに、ビスフェノー
ルエポキシ系接着剤に代表されるエポキシ基含有接着
剤、ブロック化ウレタン、多官能イソシアネート等の接
着剤を添加すること等の種々の検討がなされており、金
属類との接着に関する分野においては、その効果を十分
に発揮し、活用されている。
法として、あらかじめ木質材料の加工面に酢酸ビニル樹
脂エマルジョン接着剤に代表される一般の溶液型又はエ
マルジョン型接着剤によるプライマー処理を施した後
に、塩化ビニルプラスチゾルを加工する方法が行われて
きた。
る接着を目的として使用されるこれら塩化ビニルプラス
チゾルを床材裏面直貼り加工、木質材料の防水加工等に
代表される木質材料に対する接着を目的に使用した場
合、その効果は十分に満足されるものではなかった。
処理を施す方法では、加工工程の増加及び作業の煩雑化
を招くという問題を有していた。
の接着と比較して、低温短時間での加工を必要とする。
このため、従来使用されている塩化ビニルプラスチゾル
を使用した場合、低温短時間での加工では、加工被膜の
強度不足、基材との接着不良等の諸問題を引き起こして
いた。
も木質材料に対する接着性及び被膜強度に優れ、更に貯
蔵安定性にも優れる塩化ビニルプラスチゾル組成物の提
供を目的とするものである。
着付与剤を配合した塩化ビニルプラスチゾル組成物が、
木質材料に対し低温短時間の加工でも非常に強い接着性
を有し、十分な物性を保持しつつ、貯蔵安定性に優れる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
系重合体、可塑剤を主成分としてなる組成物であって、
ペースト加工用塩化ビニル系重合体100重量部に対し
て、分子量が500〜20000、かつ、アミン価が1
0mg当量/g−solid以上のポリアミン化合物を
0.1〜10重量部添加してなる木質材接着用塩化ビニ
ルプラスチゾル組成物に関するものである。
塩化ビニル系重合体とは、塩化ビニル単独重合体及び/
又は塩化ビニル共重合体であり、一般的なものを用いる
ことができ、ペースト加工用塩化ビニル系重合体として
は、1種の重合体又は2種以上の重合体の混合物として
用いることができる。
重合し得るビニル化合物との共重合体をいい、特に限定
するものではないが、塩化ビニルと共重合し得るビニル
化合物としては、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ミリスチン酸ビニル、オレイン酸ビニル、安息香酸
ビニル等のビニルエステル類;アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、フマル酸、桂皮酸等の不飽和カルボン
酸またはその無水物;アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸ベンジル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸ヒド
ロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル等のアク
リル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、
メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸グリシジル、メタ
クリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプ
ロピル等のメタクリル酸エステル類;マレイン酸エステ
ル、フマル酸エステル、桂皮酸エステル等の不飽和カル
ボン酸エステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルアミ
ルエーテル、ビニルフェニルエーテル等のビニルエーテ
ル類;エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン等のモ
ノオレフィン類;塩化ビニリデン、スチレン、スチレン
系誘導体、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の
塩化ビニルとラジカル共重合しうる通常のビニル化合物
を挙げることができ、本発明において用いられるペース
ト加工用塩化ビニル系重合体としては、これらビニル化
合物が1種又は2種以上で塩化ビニルと共重合されたも
のでもよい。
とから、塩化ビニル共重合体を用いることが好ましく、
特に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体が好ましい。ま
た、その時の塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の共重合
組成は、低温短時間の加工で接着性、及び、得られる塩
化ビニルプラスチゾル組成物の貯蔵安定性が優れること
から酢酸ビニル含有量が1〜20重量%であることが好
ましく、特に3〜10重量%であることが好ましい。
の重合度としては、一般的な500〜5000のものを
用いることができ、特に低温短時間での加工性に優れ、
接着性及び被膜強度が高くなることから800〜200
0であることが好ましい。
は、ペースト加工用塩化ビニル系重合体を均一に分散さ
せることができるものであればいかなるものも使用する
ことができ、例えばジ―n―オクチルフタレート、ジ―
2―エチルヘキシルフタレート、ジブチルフタレート、
ジイソノニルフタレート、ブチルベンジルフタレート、
ジラウリルフタレート、ジヘキシルフタレート、ジヘプ
チルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジオクチル
アジペート、トリクレジルホスフェート、その他ポリエ
ステル系、テトラヒドロフタレート系等を挙げることが
でき、これら可塑剤は1種又は2種以上の混合物として
用いることができる。
の強度を向上させる目的で、ジアリルフタレート等に代
表される反応性型可塑剤を単独又はその他の通常の可塑
剤と併用して用いることができる。
定性を付与し、得られる塩化ビニルプラスチゾル組成物
からの可塑剤のブリードアウトの問題が生じる恐れが少
ないことからペースト加工用塩化ビニル系重合体100
重量部に対して、30〜250重量部が好ましく、特に
得られる塩化ビニルプラスチゾル組成物が接着性及び被
膜強度に優れることから30〜90重量部であることが
好ましい。
ースト加工用塩化ビニルプラスチゾルに添加することに
より、ゾル中においてポリアミン化合物が均一に分散す
ることにより、少量の添加量で木質材料に対する接着性
を向上させることが可能な上に、貯蔵安定性に優れる塩
化ビニルプラスチゾル組成物を得ることが可能となっ
た。
物としては、分子量500〜20000、かつ、アミン
価が10mg当量/g−solid以上であるポリアミ
ン化合物が用いられる。当該ポリアミン化合物の分子量
が500未満又は20000を越える場合、木質材料に
対する接着効果に必要不可欠なアンカー効果が発現しに
くくなるために接着性の向上が望めず好ましくない。ま
た、アミン価が10mg当量/g−solid未満のポ
リアミン化合物である場合、木質材料に対する接着に関
与する活性基が少ないため、十分な接着効果が得られず
好ましくない。当該ポリアミン化合物は、分子量500
〜20000、かつ、アミン価が10mg当量/g−s
olid以上であればいかなるものも使用できるが、そ
のようなポリアミン化合物のアミン価は実質的に10m
g当量/g−solid以上1000mg当量/g−s
olid以下の範囲になる。そして、得られる塩化ビニ
ルプラスチゾル組成物が木質材料に対する十分な接着効
果を発現しつつ、貯蔵安定性に優れることから分子量5
00〜20000、かつ、アミン価が10mg当量/g
−solid以上100mg当量/g−solid以下
であることが特に好ましい。
00〜20000、かつ、アミン価が10mg当量/g
−solid以上であるポリアミン化合物であればいか
なるものも使用することができ、例えば第一級、第二級
若しくは第三級のアミノ基若しくはアンモニウム基を有
する低重合体又は重合体アミンを用いることができ、そ
の具体例としては、ポリエチレンイミン等に代表される
第一級,第二級,第三級アミノ基を含有する枝分かれ重
合体、ポリアミノエチルアクリレート等に代表される側
鎖中にアミノ基を有する重合体、ビニルピリジン,ビニ
ルイミダゾール等に代表される芳香族塩基のビニル誘導
体の重合体等を挙げることができる。
物の配合量は、ペースト加工用塩化ビニル系重合体10
0重量部に対して、0.1〜10重量部である。ペース
ト加工用塩化ビニル系重合体100重量部に対して、配
合量が0.1重量部未満である場合、木質材料に対する
十分な接着効果が得られず、また、ペースト加工用塩化
ビニル系重合体100重量部に対して、配合量が10重
量部を越える場合においては、配合量に応じた木質材料
に対する接着効果の更なる向上は望めないうえに、加工
被膜の製造コストの高騰を招く、又は、貯蔵中に粘度が
上昇しやすくなり貯蔵安定性に劣る等の問題を有し好ま
しくない。そして、効率良く接着性に優れた木質材接着
用塩化ビニルプラスチゾル組成物が得られることからポ
リアミン化合物の配合量は、ペースト加工用塩化ビニル
系重合体100重量部に対して0.5〜5重量部である
ことが特に好ましい。
ゾル組成物は、必要に応じて加工製品の製造コストを削
減する目的で、本発明の目的を逸脱しない範囲において
充填剤を添加することができる。添加することのできる
充填剤としては、例えば炭酸カルシウム、クレー、シリ
カ、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭酸マグネ
シウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、アスベス
ト、ケイソウ土、マイカ粉等を挙げることができる。ま
た、生石灰又は着色顔料等を必要に応じて添加すること
ができる。
ビニル系重合体の熱又は光等に起因する脱塩酸反応によ
る劣化を抑制する目的で、熱又は光安定剤を本発明の木
質材接着用塩化ビニルプラスチゾル組成物に添加するこ
とができ、そのような熱又は光安定剤としては、例えば
ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム等に代表され
る金属石鹸類;二塩基性亜リン酸塩、二塩基性硫酸塩等
に代表される無機酸塩類;ジブチルスズマレート、ジオ
クチルスズマレート、ジオクチルスズビス(2−エチル
ヘキシルマレート)等に代表される有機金属化合物;エ
ポキシ化大豆油等の熱安定剤;2−(2’−ヒドロキシ
−5’−メトキシフェニル)ベンズトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェ
ニル)ベンズトリアゾール等に代表されるヒドロキシベ
ンズトリアゾール類;2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベ
ンゾフェノン等に代表されるヒドロキシベンゾフェノン
類等の紫外線吸収剤;その他一般に用いられる酸化防止
剤等を挙げることができる。そして、これら安定剤は1
種又は2種以上の混合物として用いることができる。ま
た、その配合量は、得られる塩化ビニルプラスチゾル組
成物の脱塩酸反応による劣化を抑制し、添加された安定
剤によるブルーミング現象の問題の恐れが少ないことか
らペースト加工用塩化ビニル系重合体100重量部に対
して、0.5〜10重量部であることが好ましく、特に
1〜5重量部であることが好ましい。
塩化ビニルプラスチゾル組成物の加工被膜強度を向上さ
せる目的において、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、ペンタエリスリトールアクリレート、イソシア
ヌール酸エチレンオキサイド系変性トリアクリレート、
ウレタンアクリレート等の多官能アクリレートを添加す
ることもできる。さらに加工被膜の耐水性向上を付与す
る目的において、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、
ゼオライト等を添加することもできる。
ゾル組成物の調整方法としては、本発明の木質材接着用
塩化ビニルプラスチゾル組成物を得ることが可能であれ
ばいかなる方法を用いても良く、例えばペースト加工用
塩化ビニル系重合体、可塑剤、ポリアミン化合物及び必
要に応じて添加する充填剤又は安定剤とを撹拌混合した
後、減圧下、好ましくは0.01mmHg〜100mm
Hgで、5分〜3時間、好ましくは10分〜1時間減圧
脱泡することにより調整される。
ゾル組成物を木質材料に対する接着に用いる場合、木質
材料に対する接着性に優れることから塗布量0.3〜1
2kg/m2、膜厚0.5〜30mmとし、塗布後10
0〜200℃、1〜60分間加熱硬化することが好まし
い。また、塗布方法としては、通常の金型成形を用いる
ことができるが、その他にスプレーコーティング、ナイ
フコーティング等の塗布方法も用いることが可能であ
る。
ゾル組成物は、床材、壁装材、天井材等の建材分野にお
いて用いることが可能であり、特に、床材としては、例
えば木材チップ等を粉砕、乾燥した後、接着剤を配合混
合し、加熱条件下において加熱成形して得られるパーテ
ィクルボード、ベニヤ板に代表される積層してなる合板
等が挙げられる。
るが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。
ニルプラスチゾル組成物の評価方法について以下に示
す。
(東京計器製作所製、商品名Bタイプ粘度計BH型)を
用いて測定を行った。そして、25℃の恒温室に1日間
保持した後のプラスチゾルの粘度を1日間経時後粘度と
して同様の方法で測定を行った。プラスチゾル貯蔵安定
性は、得られた初期粘度から1日間経時後粘度の増粘し
た度合いとして評価を行った。プラスチゾル貯蔵安定性
(%)を評価するための算出式を以下に示す。
日間経時後の粘度)−(初期粘度)〕×100/(初期
粘度) 〜被膜強度試験〜 得られたプラスチゾルをポリエステル系フィルム上にド
クターナイフを用いて薄く塗布し、スモールオーブン
(マチス社製)にて150℃で5分間加熱硬化させた。
硬化後の被膜をポリエステル系フィルム上からはがし、
JIS3号形試験片とした後に、JIS−K−7113
に準じて引張試験機(オリエンテック社製、商品名TE
NSIRON RTM−500)を用いて、引張速度2
00mm/minで硬化被膜の強度試験を行い評価し
た。
られたプラスチゾルを40g流し込んだ後、簡易熱プレ
ス装置により、150℃、10分間加熱硬化することに
より加工製品を得た。プラスチゾル被膜と木質材料との
接着性をJIS−K−6854に準じて、引張試験機
(オリエンテック社製、商品名TENSIRON RT
M−500)を用いて、引張速度100mm/minで
評価した。
ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量;5重量%)、重合
度1300)(東ソー製、商品名リューロンペースト7
51)100重量部、ジ−2−エチルヘキシルフタレー
ト60重量部、熱安定剤(旭電化工業製、商品名AC−
118)2重量部、分子量600,アミン価20mg当
量/g−solidであるポリエチレンイミン2重量部
を撹拌混合後、60mmHgから0.1mmHgまで、
30分間かけて減圧脱泡することによりプラスチゾル1
を得た。
価方法により評価した。評価結果を表1に示す。
は、増粘率が低いため貯蔵安定性及び接着性に優れるも
のであった。
とアミン価をそれぞれ1200と19mg当量/g−s
olidにした以外は、実施例1と同様に調整を行いプ
ラスチゾル2を得た。
価方法により評価を行った。評価結果を表1に示す。
は、増粘率が低く貯蔵安定性及び接着性に優れるもので
あった。
とアミン価をそれぞれ1800と19mg当量/g−s
olidにした以外は、実施例1と同様に調整を行いプ
ラスチゾル3を得た。
価方法により評価を行った。評価結果を表1に示す。
は、増粘率が低く貯蔵安定性及び接着性に優れるもので
あった。
とアミン価をそれぞれ10000と18mg当量/g−
solidにした以外は、実施例1と同様に調整を行い
プラスチゾル4を得た。
価方法により評価を行った。評価結果を表1に示す。
は、増粘率が低く貯蔵安定性及び接着性に優れるもので
あった。
を5重量部にした以外は、実施例3と同様に調整を行い
プラスチゾル5を得た。
価方法により評価を行った。評価結果を表2に示す。
は、増粘率が低く貯蔵安定性及び接着性に優れるもので
あった。
を0.5重量部にした以外は、実施例3と同様に調整を
行いプラスチゾル6を得た。
価方法により評価を行った。評価結果を表2に示す。
は、増粘率が低く貯蔵安定性及び接着性に優れるもので
あった。
重合体をペースト加工用塩化ビニル単独重合体(重合度
1500)(東ソー製、商品名リューロンペースト80
0)にした以外は、実施例3と同様に調整を行いプラス
チゾル7を得た。
価方法により評価を行った。ただし、被膜強度試験のオ
ーブン温度及び接着性評価の硬化温度を180℃とし
た。評価結果を表2に示す。
は、増粘率が低く貯蔵安定性及び接着性に優れるもので
あった。
ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量;5重量%、重合度
1300)(東ソー製、商品名リューロンペースト75
1)100重量部、ジ−2−エチルヘキシルフタレート
60重量部、熱安定剤(旭電化工業製、商品名AC−1
18)2重量部を撹拌混合した後、60mmHgから
0.1mmHgまで、30分間かけて減圧脱泡すること
によりプラスチゾル8を得た。
価方法により評価を行った。評価結果を表3に示す。
は、接着性に劣るものであった。
−酢酸ビニル共重合体樹脂よりなるエマルジョン接着剤
を膜厚0.3mmで塗布し、循環式オーブンにより10
0℃、60分間加熱硬化することにより木質材料の表面
上にプライマー処理を施した。
枠を固定し、上記比較例1で得られたプラスチゾル8を
40g流し込む。簡易熱プレス装置により、150℃、
10分間加熱硬化することにより加工製品を得た。プラ
スチゾル被膜と木質材料との接着性をJIS−K−68
54に準じて評価した。評価結果を表3に示す。
の接着性を付与することを目的として添加するビスフェ
ノールエポキシ系接着剤5重量部にした以外は、実施例
1と同様に調整を行いプラスチゾル9を得た。
価方法により評価を行った。評価結果を表3に示す。
は、増粘率が高く貯蔵安定性及び接着性にも劣るもので
あった。
の接着性を付与することを目的として添加するブロック
化ウレタン系接着剤(三洋化成製、商品名ケミオックス
KA−021)5重量部及び活性水素を有する硬化剤
(三洋化成製、商品名ケミオックスKC−505)2重
量部にした以外は、実施例1と同様に調整を行いプラス
チゾル10を得た。
評価方法により評価を行った。評価結果を表3に示す。
は、増粘率が高く貯蔵安定性及び接着性にも劣るもので
あった。
とアミン価をそれぞれ300と21mg当量/g−so
lidにした以外は、実施例1と同様に調整を行いプラ
スチゾル11を得た。
評価方法により評価を行った。評価結果を表4に示す。
は、接着性に劣るものであった。
とアミン価をそれぞれ70000と18mg当量/g−
solidにした以外は、実施例1と同様に調整を行い
プラスチゾル12を得た。
評価方法により評価を行った。評価結果を表4に示す。
は、接着性に劣るものであった。
を0.05重量部にした以外は、実施例3と同様に調整
を行いプラスチゾル13を得た。
評価方法により評価を行った。評価結果を表4に示す。
は、接着性に劣るものであった。
を15重量部にした以外は、実施例3と同様に調整を行
いプラスチゾル14を得た。
評価方法により評価を行った。評価結果を表4に示す。
は、ポリエチレンイミンの添加量を増やしても接着性を
向上させる効果はなく、増粘率が高く貯蔵安定性に劣る
ものであった。
チゾル組成物は、低温短時間での加工でも、非常に強い
接着性を有し、十分な物性を保持しつつ、貯蔵安定性に
も優れるものである。
Claims (1)
- 【請求項1】ペースト加工用塩化ビニル重合体及び/又
は共重合体(以下、ペースト加工用塩化ビニル系重合体
という。)、可塑剤を主成分としてなる組成物であっ
て、ペースト加工用塩化ビニル系重合体100重量部に
対して、分子量が500〜20000、かつ、アミン価
が10mg当量/g−solid以上のポリアミン化合
物を0.1〜10重量部添加してなる木質材接着用塩化
ビニルプラスチゾル組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07300995A JP3896597B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 木質材接着用塩化ビニルプラスチゾル組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07300995A JP3896597B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 木質材接着用塩化ビニルプラスチゾル組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08269418A true JPH08269418A (ja) | 1996-10-15 |
JP3896597B2 JP3896597B2 (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=13505921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07300995A Expired - Fee Related JP3896597B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 木質材接着用塩化ビニルプラスチゾル組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3896597B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002000780A3 (de) * | 2000-06-29 | 2002-05-30 | Basf Ag | Stabilisierte thermoplastische formmassen |
JP2017043975A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | セメダイン株式会社 | 内外装工法 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP07300995A patent/JP3896597B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002000780A3 (de) * | 2000-06-29 | 2002-05-30 | Basf Ag | Stabilisierte thermoplastische formmassen |
KR100785939B1 (ko) * | 2000-06-29 | 2007-12-14 | 바스프 악티엔게젤샤프트 | 안정화된 열가소성 성형 물질 |
JP2017043975A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | セメダイン株式会社 | 内外装工法 |
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---|---|
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