JPH08269056A - スクアレンシンセターゼ阻害作用を有するキヌクリジン誘導体 - Google Patents

スクアレンシンセターゼ阻害作用を有するキヌクリジン誘導体

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JPH08269056A
JPH08269056A JP7108934A JP10893495A JPH08269056A JP H08269056 A JPH08269056 A JP H08269056A JP 7108934 A JP7108934 A JP 7108934A JP 10893495 A JP10893495 A JP 10893495A JP H08269056 A JPH08269056 A JP H08269056A
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JP
Japan
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carbon atoms
general formula
compound
pharmaceutically acceptable
acceptable salt
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Application number
JP7108934A
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English (en)
Inventor
Takamitsu Kobayashi
孝光 小林
Akira Ishikawa
彰 石川
Kunio Tamura
邦雄 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(1) (式中、Rは、置換基を有していてもよいフェニル基
を示し;Rは、炭素数5〜9のアルキレン、炭素数5
〜9のアルケニレン、炭素数5〜9のアルキニレンを示
し; R、R、Rは、以下の群から選ばれる組み
合わせを示す;(R、R、R)= (O,H,
H)、 (OCH(酸素原子がR結合),H,
H)、(OCH(酸素原子がRと結合),RとR
が一緒になって二重結合を形成)、(存在しない,O
H,H) 【効 果】 上記化合物は強力なスクアレンシンセター
ゼ阻害活性を有し、コレステロール低下剤として有用で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キヌクリジン誘導体、
さらに詳しくは、スクアレンシンセターゼ阻害作用を有
し、スクアレン生成を抑制することにより、コレステロ
ールの生合成を抑制する新規なキヌクリジン誘導体に関
する。
【0002】
【従来の技術】高脂血症及び動脈硬化症の薬物治療にコ
レステロール低下剤が用いられている。血清コレステロ
ール低下作用機序としては、コレステロール生合成阻
害、コレステロール吸収阻害、胆汁酸排泄促進等が考え
られるが、コレステロール生合成阻害剤が合理的である
と考えられる。その中でも、ロバスタチン等のHMG−
CoA還元酵素阻害剤は、コレステロール低下作用が強
く、比較的副作用が少ないことから臨床上汎用されてい
る。一般式(1)で示される本発明の化合物のうち一部
の化合物は、既に、特開平4−226981号公報、W
O93/15073号公報中にも、その上位概念が示さ
れているが、具体的な実施例の記載がなく、また、何等
スクアレンシンセターゼ阻害活性に関する記載もない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、高脂血症及び動
脈硬化症の薬物治療に用いられているHMG−CoA還
元酵素阻害剤は、コレステロール生合成系の律速酵素の
一つであるHMG−CoA還元酵素を阻害するため酵素
誘導が起こり、長期連続投与により効果が減弱する可能
性がある。また、HMG−CoA還元酵素は、コレステ
ロール生合成系の上流酵素であるため、コレステロール
以外のメバロン酸由来産物、例えばイソペンテニルtR
NA、ユビキノン、ドリコール等の生合成も阻害する。
ユビキノンは生体内抗酸化物質として、ドリコールは細
胞膜で糖を運搬する脂質中間体として、各々作用するも
のであるから、HMG−CoA還元酵素阻害剤にはメバ
ロン酸由来非ステロール産物の減少による副作用も懸念
される。
【0004】本発明の目的は、前駆物質の蓄積による副
作用の可能性を少なくし、メバロン酸由来非ステロール
産物の生成を阻害せず、より選択的にコレステロール生
合成阻害を達成するスクアレンシンセターゼ阻害作用を
有するキヌクリジン誘導体を提供することである。最
近、スクアレンシンセターゼ阻害作用を有する天然物が
発見されている(Squalestatins:M.
J.Dawton、等,J.Antibiot.45,
639−647,1992およびZaragonic
acids:Proc.Natl.Acad.Sci.
USA,90,80−84,1993)。また、合成化
合物も報告されている(J.Med.Chem,20,
243−249,1977、J.Am.Chem.So
c,98,1291−1293,1976、J.Am.
Chem.Soc,104,7376−7378,19
82、J.Med.Chem,31,1869−187
1,1988、特開平1−213288、J.Med.
Chem,34,1912−1914,1991、J.
Am.Chem.Soc,113,8522−852
4,1991、Bioorganic & Medic
inal Chemistry Letters,3,
595−600,1993、EP 0526936、特
開平4−247065(US 573507)、US
5157146、特開平3−148288(US 40
8974)、EP 0534546)が、殆どがピロホ
スフェート類であり、効力も充分なものではない。さら
に、これらの天然物および合成化合物は、標的臓器であ
る肝臓の肝細胞での膜透過性が低いことと生物学的利用
能が低いことが指摘されている(J.Biol Che
m,268,24832−24837,1993、Bi
oorganic & Medicinal Chem
istry Letters,3,2029−203
4,1993)。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、肝細胞で
の膜透過性の高い効率的な阻害剤の開発を目的として鋭
意研究を重ねた結果、一般式(1)で示される化合物が
当初の目的を達成することを見いだし本発明を完成させ
た。
【0006】すなわち、本発明は、下記一般式(1)
【0007】
【化2】
【0008】(式中、Rは、置換基を有していてもよ
いフェニル基を示し;Rは、炭素数5〜9のアルキレ
ン、炭素数5〜9のアルケニレン、炭素数5〜9のアル
キニレンを示し;R、R、Rは、以下の群から選
ばれる組み合わせを示す;(R,R,R)=
(O,H,H)、(OCH(酸素原子がRと結
合),H,H)、(OCH(酸素原子がRと結
合),RとRが一緒になって二重結合を形成)、
(存在しない,OH,H))で示される化合物または、
これらの医薬上許容される塩を提供するものである。ま
た、本発明は、これらの光学活性体も包含する。
【0009】一般式(1)の定義中、置換基を有してい
てもよいフェニル基、置換基を有していてもよいピリジ
ル基の置換基とは、例えば、塩素原子、フッ素原子等の
ハロゲン原子;炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖状の低
級アルキル基;塩素原子、フッ素原子等のハロゲン原子
や炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖状の低級アルキル基
で置換されていてもよいフェノキシ基、フェニルチオ
基、フェニルアミノ基、ピリジルオキシ基、ピリジルチ
オ基;などが挙げられる。
【0010】Rとしては、3−クロロフェニル、4−
メチルフェニル、4−フルオロフェニル、2,3−ジフ
ルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、3,4
−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、4
−フルオロ−3−メチルフェニル、4−フェノキシフェ
ニル、4−(フェニルチオ)フェニル、4−(3−メチ
ルフェニルチオ)フェニル、4−(2−メチルフェノキ
シ)フェニル、4−(3−メチルフェノキシ)フェニ
ル、4−(4−メチルフェノキシ)フェニル、4−(3
−エチルフェノキシ)フェニル、4−(3−フルオロフ
ェノキシ)フェニル、4−(3−クロロフェノキシ)フ
ェニル、4−(3,5−ジメチルフェノキシ)フェニ
ル、4−(4−フルオロ−3−メチルフェノキシ)フェ
ニル、4−(3,4−ジメチルフェノキシ)フェニル、
4−(3,4−ジクロロフェノキシ)フェニル、4−
(3−ピリジルオキシ)フェニル、3−メチル−4−
(3−メチルフェノキシ)フェニル、4−(2−エチル
ブチル)フェニル、等の置換フェニルまたはフェニル、
置換または無置換ピリジル等が挙げられる。
【0011】好ましくは、フェニル、3−クロロフェニ
ル、4−フルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニ
ル、3,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロフ
ェニル、4−フルオロ−3−メチルフェニル、4−フェ
ノキシフェニル、4−(フェニルチオ)フェニル、4−
(3−メチルフェノキシ)フェニル、4−(2−メチル
フェノキシ)フェニル、4−(3−フルオロフェノキ
シ)フェニル、4−(3−クロロフェノキシ)フェニ
ル、4−(3,5−ジメチルフェノキシ)フェニル、4
−(3,4−ジメチルフェノキシ)フェニル、4−
(3,4−ジクロロフェノキシ)フェニル、4−(4−
フルオロ−3−メチルフェノキシ)フェニル、3−メチ
ル−4−(3−メチルフェノキシ)フェニル、4−(2
−ピリジルオキシ)フェニル、5−(2−フェノキシ)
ピリジル等が挙げられ、特にフェニル、4−フルオロフ
ェニル、3,4−ジクロロフェニル、4−フェノキシフ
ェニル、4−(フェニルチオ)フェニル、4−(3−メ
チルフェノキシ)フェニル、4−(3−フルオロフェノ
キシ)フェニル、4−(3−クロロフェノキシ)フェニ
ル、4−(3,4−ジメチルフェノキシ)フェニル、3
−メチル−4−(3−メチルフェノキシ)フェニル、4
−(4−フルオロ−3−メチルフェノキシ)フェニル、
4−(2−ピリジルオキシ)フェニル、5−(2−フェ
ノキシ)ピリジルが好ましい。
【0012】Rとしては、炭素数5〜9のアルキレ
ン、炭素数5〜9のアルケニレン、炭素数5〜9のアル
キニレンが好ましく、特に、炭素数5〜7のアルキレ
ン、炭素数5〜7のアルケニレンが好ましい。
【0013】R、R、Rとしては、以下の群から
選ばれる組み合わせが好ましい。(R,R,R
=(O,H,H)、(OCH(酸素原子がRと結
合),H,H)、(OCH(酸素原子がRと結
合),RとRが一緒になって二重結合を形成)、
(存在しない,OH,H)
【0014】本発明の化合物は、例えば、以下のように
して製造することができる。RがOまたはOCH
(酸素原子がRと結合)である場合、一般式(1)
で示される化合物は、以下のようにして製造することが
できる。即ち、
【0015】
【化3】
【0016】式(2)(式中、Rは、置換基を有して
いてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいピリ
ジル基を示し;Rは、炭素数5〜9のアルキレン、炭
素数5〜9のアルケニレン、炭素数5〜9のアルキニレ
ンを示し、Xはハロゲン原子、アルキルスルホン酸エス
テル基、アリールスルホン酸エステル基を示す。)で示
される化合物に、文献(P.L.Stotterら、H
eterocycles,25,251−258(19
87))記載の方法に従って調製した式(3)(R
は、OまたはOCH(酸素原子がRと結合)を示
す。)で示される化合物を不活性溶媒中塩基の存在下で
反応さることにより式(4)(R、R、Rは、前
記と同一の意味を示す。)で示される化合物が得られ
る。反応に用いる不活性溶媒としてはN,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチ
ルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリックトリアミド
等が挙げられ、特にN,N−ジメチルホルムアミドが好
ましい。塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム等が挙げられ、特に水素化ナトリウムが好ましい。
反応温度は0〜100℃の範囲、好ましくは0〜25℃
で、反応時間は1〜48時間の範囲、好ましくは12〜
24時間で行うのがよい。
【0017】また、式(4)で示される化合物のうちR
が炭素数5〜9のアルキレンであるものは、式(4)
で示される化合物のうちRが炭素5〜9のアルケニレ
ン、または炭素数5〜9のアルキニレンであるものを、
不活性溶媒中パラジウム炭素等の触媒の存在下、接触還
元することによっても得られる。反応に用いる不活性溶
媒としては酢酸エチル、テトラヒドロフラン、1,4−
ジオキサン等が挙げられる。
【0018】式(4)で示される化合物のアミン保護基
であるボランは文献(P.L.Stotterら、He
terocycles,25,251−258(198
7))記載の方法に従って、希薄な酸、例えば希塩酸で
処理することにより除去することができる。次いでアル
カリ性に中和した後、塩化メチレン、クロロホルム、ジ
エチルエーテル等の有機溶媒で抽出することにより式
(5)(R、R、Rは、前記と同一の意味を示
す。)で示される化合物を得ることができる。
【0019】式(4)で示される化合物の製造原料とな
る式(2)で示される化合物のうち、Rが炭素数5〜
9のアルケニレンであるものは例えば以下のようにして
製造することができる。
【0020】
【化4】
【0021】式 (6)(Rは、前記と同一の意味を
示す。)で示される化合物と式(7)(mは、3から7
の整数を示す。)で示される化合物をHeck反応に付
すことにより式(8)(R、mは、前記と同一の意味
を示す。)で示される化合物が得られる。Heck反応
で用いる触媒としては、例えば塩化パラジウムビストリ
フェニルホスフィンおよびヨウ化第一銅等が挙げられ
る。次いで、得られた式(8)で示される化合物を接触
還元することにより式(9)(Rmは、前記と同一の
意味を示す。)で示される化合物が得られ、これをさら
にSwern酸化等により酸化することにより式(1
1)(R、mは、前記と同一の意味を示す。)で示さ
れる化合物を得る。またこの式(11)で示される化合
物は、式(6)で示される化合物を式(10)(mは、
前記と同一の意味を示す。)で示される化合物と酢酸パ
ラジウム等を用いてHeck反応に付すことにより得る
こともできる。
【0022】さらに式(11)で示される化合物をWa
dsworth−Emmons反応に付すことにより式
(12)(R、mは、前記と同一の意味を示し、R6
は炭素数1〜4の低級アルキル基を示す。)で示される
化合物が得られ、これを水素化ジイソブチルアルミニウ
ム、水素化リチウムアルミニウム等で還元して式(1
3)(R、mは、前記と同一の意味を示す。)で示さ
れるアルコールにした後、ジエチルエーテル、クロロホ
ルム、アセトニトリル等の不活性溶媒中、塩化チオニ
ル、三臭化リン、ジブロモトリフェニルホスホラン等の
ハロゲン化剤と反応させるか、ピリジン、トリエチルア
ミン等の塩基の存在下塩化パラトルエンスルホニル等で
スルホニル化することにより式(14)(R、m、X
は、前記と同一の意味を示す。)で示される化合物が得
られる。
【0023】式(1)で示される化合物のうちRが存
在しないものは、例えば、以下のようにして製造するこ
とができる。
【0024】
【化5】
【0025】式(15)(R、mは、前記と同一の意
味を示す。)で示される化合物を不活性溶媒中塩基の存
在下、キヌクリジン−3−オンと反応させることにより
式(16)(R、mは、前記と同一の意味を示す。)
で示される化合物が得られる。反応に用いる不活性溶媒
としてはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメ
トキシエタン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチ
レンジアミン、ヘキサメチルホスホリックトリアミド等
が挙げられ、特にテトラヒドロフランが好ましい。塩基
としては、n−ブチルリチウム、メチルリチウム、臭化
エチルマグネシウム等が挙げられ、特にn−ブチルリチ
ウムが好ましい。反応温度は−100〜50℃の範囲、
好ましくは−78〜25℃の範囲で、反応時間は1〜4
8時間の範囲、好ましくは3〜20時間で行うのがよ
い。ここで得られる式(16)で示される化合物をボラ
ン複合体として精製した後、脱保護してもよい。また、
式(16)で示される化合物を不活性溶媒中パラジウム
炭素等の触媒の存在下、接触還元することにより式(1
7)(R、mは、前記と同一の意味を示す。)で示さ
れる化合物が得られる。反応に用いる不活性溶媒として
はエタノール、メタノール、酢酸エチル、テトラヒドロ
フラン等が挙げられる。
【0026】式(16)で示される化合物の製造原料と
なる式(15)で示される化合物は例えば、以下のよう
にして製造することができる。
【0027】
【化6】
【0028】式(9)(R、mは、前記と同一の意味
を示す。)で示される化合物をジエチルエーテル、クロ
ロホルム、アセトニトリル等の不活性溶媒中、塩化チオ
ニル、三臭化リン、ジブロモトリフェニルホスホラン等
のハロゲン化剤と反応させるか、ピリジン、トリエチル
アミン等の塩基の存在下塩化パラトルエンスルホニル等
でスルホニル化することにより式(18)(R、m、
Xは、前記と同一の意味示す。)で示される化合物が得
られる。ここで得られた式(18)で示される化合物を
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の不活性溶媒
中、リチウムアセチリド、ナトリウムアセチリド等と反
応させるか、リチウムトリメチルシリルアセチリドと反
応させた後、脱トリメチルシリル化することにより式
(15)(Rmは、前記と同一の意味を示す。)で示
される化合物が得られる。
【0029】本発明の化合物は、酸と塩を生成し、この
ような塩は生成物の単離、精製に有益であり、医薬上許
される塩が特に有益である。用いる酸としては塩酸、臭
化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、
乳酸、シュウ酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸、マレイ
ン酸、フマル酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸等が挙げられ
る。
【0030】
【実施例】以下に、本発明化合物について、参考例、実
施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明は、こ
れらの例によって何ら制限されるものではない。また、
本発明化合物の有用性を示すために、本発明の代表的化
合物の薬理試験の結果を試験例に示す。
【0031】
【参考例1】4−ヨード−3’−メチルジフェニルエーテルの合成 4−ニトロ−3’−メチルジフェニルエーテル143.
8gをエタノール21およびテトラヒドロフラン11の
混合溶液に溶かし、この溶液に10%パラジウム炭素1
gを触媒として加え、水素雰囲気下、5日間撹拌した。
触媒を濾過した後濾液を減圧濃縮し、4−アミノ−3’
−メチルジフェニルエーテルを白色固体として124.
7g得た。次に、これを1N塩酸4.51に溶かし、溶
液の温度が0℃以上にならないように亜硝酸ナトリウム
47.5gの水溶液120mlを滴下し、さらにヨウ化
カリウム114.4gの水溶液120mlを加えた。室
温に戻し1時間撹拌後、60℃でさらに1時間撹拌し
た。放冷後反応液をジエチルエーテルで抽出、亜硫酸ナ
トリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
させた後濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(n−ヘキサン)にて精製し、4−ヨード−
3’−メチルジフェニルエーテルを無色油状物として1
33.6g得た。
【0032】H−NMR(CDCl,δ):2.3
3(s,3H),6.72−6.82(m,4H),
6.91−6.96(m,1H),7.20(d,J=
7.9Hz,1H),7.57−7.63(m,2H)
【0033】
【参考例2】3−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)プロパ
ナールの合成 4−ヨード−3’−メチルジフェニルエーテル27.9
gをN,N−ジメチルホルムアミド300mlに溶か
し、この溶液にアリルアルコール7.8g、炭酸水素ナ
トリウム18.9g、塩化テトラ−n−ブチルアンモニ
ウム25.0g、酢酸パラジウム200mgを加え70
℃で5時間撹拌した。室温に戻し水200mlを加えた
後ジエチルエーテルで抽出、飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥させた後濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(10%酢酸エチル含
有n−ヘキサン)にて精製し、3−(4−(3−メチル
フェノキシ)フェニル)プロパナールを無色油状物とし
て19.9g得た。
【0034】H−NMR(CDCl,δ):2.3
2(s,3H),2.77(t,J=7.4Hz,2
H),2.94(t,J=7.4Hz,2H),6.7
7−6.98(m,5H),7.13−7.22(m,
3H),9.82(s,1H)
【0035】
【参考例3】エチル 5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニ
ル)−2−ペンテノエートの合成 60%油性水素化ナトリウム7.3gを窒素雰囲気下、
乾燥テトラヒドロフラン500mlに懸濁し、この懸濁
液に氷冷下エトキシカルボニルメタンホスホン酸ジエチ
ル37.1gのテトラヒドロフラン溶液50mlを滴下
した。次に3−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニ
ル)プロパナール19.9gのテトラヒドロフラン溶液
50mlを滴下し、そのまま1時間撹拌した。室温に戻
し飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後ジエチルエー
テルで抽出、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥させた後濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(10%酢酸エチル含有n−ヘキサ
ン)にて精製し、エチル 5−(4−(3−メチルフェ
ノキシ)フェニル)−2−ペンテノエートを無色油状物
として23.4g得た。
【0036】H−NMR(CDCl,δ):1.2
8(t,J=7.1Hz,3H),2.32(s,3
H),2.47−2.55(m,2H),2.76
(t,J=7.6Hz,2H),4.18(q,J=
7.1Hz,2H),5.85(dt,J=15.5,
1.6Hz,1H),6.76−7.22(m,9H)
【0037】
【参考例4】5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)−2−
ペンテン−1−オールの合成 窒素雰囲気下、−78℃で乾燥ジクロロメタン350m
lに1M水素化ジイソブチルアルミニウム−ジクロロメ
タン溶液200mlを加えた。この溶液にエチル 5−
(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)−2−ペン
テノエート20gのジクロロメタン溶液100mlを加
え、そのまま2時間撹拌した。室温に戻しエタノールを
少量ずつ加えて反応を終了させた後、飽和塩化アンモニ
ウム水溶液および10%塩酸を加えジエチルエーテルで
抽出、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させた。減圧濃縮し溶媒を留去することにより、5−
(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)−2−ペン
テン−1−オールを無色油状物として17.6g得た。
【0038】H−NMR(CDCl,δ):1.1
0−1.50(bs,1H),2.32(s,3H),
2.33−2.43(m,2H),2.62−2.72
(m,2H),4.07(dd,J=8.3,5.3H
z,2H),5.51−5.80(m,2H),6.7
7−6.95(m,5H),7.10−7.22(m3
H)
【0039】
【参考例5】5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)−2−
ペンテニルブロミドの合成 5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)−2−
ペンテン−1−オール17.3gを乾燥アセトニトリル
180mlに溶かし、この溶液に氷冷下トリフェニルホ
スフィンジブロミド32.7gを加え、室温で一晩撹拌
した。析出した固体を濾過した後、濾液を濃縮、得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘ
キサン)にて精製し、5−(4−(3−メチルフェノキ
シ)フェニル)−2−ペンテニルブロミドを無色油状物
として19.2g得た。
【0040】H−NMR (CDCl,δ):2.
32(s,3H),2.34−2.42(m,2H),
2.68(t,J=7.6Hz,2H),3.94
(d,J=6.6Hz,2H),5.66−5.86
(m,2H),6.76−6.95(m,5H),7.
10−7.22(m,3H)
【0041】
【実施例1】3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
−2−ペンテニルオキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2.]オクタンボラン錯体の合成 60%油性水素化ナトリウム0.48gを窒素雰囲気
下、乾燥N,N−ジメチルホルムアミド20mlに懸濁
し、この懸濁液に氷冷下、文献(P.L.Stotte
rら、Heterocycles,25,251−25
8(1987))記載の方法に基づいて調製した3−ヒ
ドロキシ−1−アザビシクロ[2.2.2.]オクタン
ボラン錯体1.41gを乾燥N,N−ジメチルホルムア
ミド10mlに溶かして滴下した。室温に戻して1時間
撹拌した後、再び氷冷し5−(4−(3−メチルフェノ
キシ)フェニル)−2−ペンテニルブロミド3.98g
を乾燥N,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶かし
て滴下し、室温で一晩撹拌した。飽和食塩水を加えた後
酢酸エチルで抽出、無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(2
0%酢酸エチル含有n−ヘキサン)にて精製し、3−
(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)−2
−ペンテニルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.
2.]オクタンボラン錯体を無色油状物として0.97
g得た。
【0042】H−NMR(CDCl,δ):1.4
7−1.66(m,2H),1.76−1.90(m,
1H),1.97−2.19(m,2H),2.32
(s,3H),2.33−2.42(m,2H),2.
70(t,J=7.6Hz,2H),2.82−3.2
2(m,6H),3.58−3.65(m,1H),
3.83−3.97(m,2H),5.49−5.79
(m,2H),6.75−6.95(m,5H),7.
10−7.22(m,3H) Mass m/z:390(M
【0043】
【実施例2】3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
−2−ペンテニルオキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2.]オクタンの合成 3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
−2−ペンテニルオキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2.]オクタンボラン錯体0.19gをアセトン5
mlに溶かし、この溶液に10%塩酸5mlを加えて室
温で2時間撹拌した。アセトンを留去した後、残った水
溶液に炭酸ナトリウムの固体を溶けなくなるまで加え、
その後飽和食塩水を加え酢酸エチルで抽出、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧濃縮し溶媒を留去すること
により、3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フ
ェニル)−2−ペンテニルオキシ)−1−アザビシクロ
[2.2.2.]オクタンを無色油状物として0.18
g得た。
【0044】H−NMR(CDCl,δ):1.3
0−1.51(m,2H),1.64−2.04(m,
3H),2.32(s,3H),2.33−2.42
(m,2H),2.63−3.16(m,8H),3.
47−3.53(m,1H),3.82−3.99
(m,2H),5.53−5.80(m,2H),6.
75−6.95(m,5H),7.10−7.22
(m,3H) Mass m/z:377(M
【0045】
【実施例3】3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
−2−ペンテニルオキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2.]オクタン塩酸塩の合成 3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
−2−ペンテニルオキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2.]オクタン50mgをエタノール1mlに溶か
し、この溶液にpHが1になるまで塩化水素エタノール
溶液を加えた。減圧濃縮し溶媒を留去することにより、
3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
−2−ペンテニルオキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2.]オクタン塩酸塩を白色固体として40mg得
た。
【0046】H−NMR(CDCl,δ):1.6
8−2.44(m,10H),2.70(t,J=7.
6Hz,2H),3.10−3.41(m,6H),
3.72−3.79(m,1H),3.87−4.00
(m,2H),5.46−5.58(m,1H),5.
67−5.79(m,1H),6.75−6.95
(m,5H),7.10−7.22(m,3H),1
2.37(bs,1H)融点:98−101℃
【0047】
【実施例4】3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
ペンチルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2.]
オクタンボラン錯体の合成 3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
−2−ペンテニルオキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2.]オクタンボラン錯体0.75gをエタノール
70mlおよび酢酸エチル70mlの混合溶液に溶か
し、この溶液に10%パラジウム炭素50mgを触媒と
して加え、水素雰囲気下、3日間撹拌した。触媒を濾過
した後濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(20%酢酸エチル含有n−ヘキサン)
にて精製して、3−(5−(4−(3−メチルフェノキ
シ)フェニル)ペンチルオキシ)−1−アザビシクロ
[2.2.2.]オクタンボラン錯体を無色油状物とし
て0.43g得た。
【0048】H−NMR(CDCl,δ):1.3
3−2.20(m,11H),2.32(s,3H),
2.60(t,J=7.6Hz,2H),2.81−
3.23(m,6H),3.30−3.46(m,2
H),3.54−3.61(m,1H),6.75−
6.95(m,5H),7.10−7.22(m,3
H) Mass m/z:392(M
【0049】
【実施例5】3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
ペンチルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2.]
オクタンの合成 3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
ペンチルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2.]
オクタンボラン錯体0.38gを実施例2と同様に処理
することにより、3−(5−(4−(3−メチルフェノ
キシ)フェニル)ペンチルオキシ)−1−アザビシクロ
「2.2.2.]オクタンを無色油状物として0.37
g得た。
【0050】H−NMR(CDCl,δ):1.2
2−2.05(m,11H),2.32(s,3H),
2.53−3.13(m,8H),3.28−3.49
(m,3H),6.75−6.95(m,5H),7.
10−7.22(m,3H) Mass m/z:379(M
【0051】
【実施例6】3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
ペンチルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2.]
オクタン塩酸塩の合成 3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェニル)
ペンチルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2.]
オクタン100mgを実施例3と同様に処理することに
より、3−(5−(4−(3−メチルフェノキシ)フェ
ニル)ペンチルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.
2.]オクタン塩酸塩を白色固体として70mg得た。
【0052】H−NMR(CDCl,δ):1.3
1−1.43(m,2H),1.53−1.85(m,
6H),1.95−2.38(m,6H),2.60
(t,J=7.6Hz,2H),3.10−3.50
(m,8H),3.72−3.80(m,1H),6.
75−6.95(m,5H),7.10−7.22
(m,3H),12.29(bs,1H) 融点:84−85℃
【0053】
【試験例】Hep G2細胞系を用いた薬効試験 Hep G2細胞は、6well plateを用い
て、10%FBSを含むα−MEM 1ml中で培養
し、confluent状態に達した段階で実験に用い
た。confluent状態のHep G2細胞の培地
を新しいものに交換し、24時間後に最終濃度10nM
〜10μMになるよう実施例化合物のDMSO溶液を培
地中に加え、COインキュベーター中で37℃、1−
18時間インキュベートした。培地中に[14C]−a
cetic acid sodium salt溶液
(1mM/assay 37kBq/assay)を添
加し、さらに2時間インキュベート後、培地を除いて細
胞を氷冷PBS(+)で3回洗浄した。1mlの0.1
N NaOHで細胞を溶解させ、溶液中に1mlの0.
32NKOH−85%EtOHを加え、80℃、1時間
鹸化を行った。石油エーテルで不鹸化物を抽出し、TL
Cにより展開後、TLCプレートをBas−2000イ
メージアナライザーを用いて解析し、コレステロールへ
14Cの取り込みを測定した。表1に、実施例2及び
5の化合物のコレステロールの生合成の50%阻害濃度
を示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明化合物は、スクアレンシンセター
ゼ阻害活性を有し、コレステロール低下剤として有用で
ある。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 (式中、Rは、置換基を有していてもよいフェニル
    基、置換基を有していてもよいピリジル基を示し;R
    は、炭素数5〜9のアルキレン、炭素数5〜9のアルケ
    ニレン、炭素数5〜9のアルキニレンを示し;R、R
    、Rは、以下の群から選ばれる組み合わせを示す;
    (R,R,R)=(O,H,H)、(OCH
    (酸素原子がRと結合),H,H)、(OCH
    (酸素原子がRと結合),RとRが一緒になっ
    て二重結合を形成)、(存在しない,OH,H))で示
    される化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  2. 【請求項2】一般式(1)において、Rが、Oであ
    り、R、Rがともに水素原子である特許請求の範囲
    第1項記載の化合物または、これらの医薬上許容される
    塩。
  3. 【請求項3】一般式(1)において、Rが、OCH
    (酸素原子がRと結合)であり、RとRがともに
    水素原子である特許請求の範囲第1項記載の化合物また
    は、これらの医薬上許容される塩。
  4. 【請求項4】一般式(1)において、Rが、OCH
    (酸素原子がRと結合)であり、RがRと一緒に
    なって二重結合を形成している特許請求の範囲第1項記
    載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  5. 【請求項5】一般式(1)において、Rが、存在しな
    くて、Rが水酸基であり、Rが水素原子である特許
    請求の範囲第1項記載の化合物または、これらの医薬上
    許容される塩。
  6. 【請求項6】一般式(1)において、Rが、ハロゲン
    原子で置換されていてもよいフェニル基である特許請求
    の範囲第1項記載の化合物または、これらの医薬上許容
    される塩。
  7. 【請求項7】一般式(1)において、Rが、炭素数1
    〜6の直鎖または分岐鎖状の低級アルキル基で置換され
    ていてもよいフェニル基である特許請求の範囲第1項記
    載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  8. 【請求項8】一般式(1)において、Rが、ハロゲン
    原子、および/または、炭素数1〜6の直鎖または分岐
    鎖状の低級アルキル基で置換されていてもよいフェノキ
    シフェニル基である特許請求の範囲第1項記載の化合物
    または、これらの医薬上許容される塩。
  9. 【請求項9】一般式(1)において、Rが、ハロゲン
    原子、および/または、炭素数1〜6の直鎖または分岐
    鎖状の低級アルキル基で置換されていてもよいピリジル
    オキシフェニル基である特許請求の範囲第1項記載の化
    合物または、これらの医薬上許容される塩。
  10. 【請求項10】一般式(1)において、Rが、ハロゲ
    ン原子、および/または、炭素数1〜6の直鎖または分
    岐鎖状の低級アルキル基で置換されていてもよいフェノ
    キシピリジル基である特許請求の範囲第1項記載の化合
    物または、これらの医薬上許容される塩。
  11. 【請求項11】一般式(1)において、Rが、炭素数
    5〜7のアルキレン、炭素数5〜7のアルケニレン、炭
    素数5〜7のアルキニレンである特許請求の範囲第1項
    記載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  12. 【請求項12】一般式(1)において、Rが、炭素数
    5〜7のアルキレン、炭素数5〜7のアルケニレン、炭
    素数5〜7のアルキニレンである特許請求の範囲第2項
    記載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  13. 【請求項13】一般式(1)において、Rが、炭素数
    5〜7のアルキレン、炭素数5〜7のアルケニレン、炭
    素数5〜7のアルキニレンである特許請求の範囲第3項
    記載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  14. 【請求項14】一般式(1)において、Rが、炭素数
    5〜7のアルキレン、炭素数5〜7のアルケニレン、炭
    素数5〜7のアルキニレンである特許請求の範囲第4項
    記載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  15. 【請求項15】一般式(1)において、Rが、炭素数
    5〜7のアルキレン、炭素数5〜7のアルケニレン、炭
    素数5〜7のアルキニレンである特許請求の範囲第5項
    記載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  16. 【請求項16】一般式(1)において、Rが、炭素数
    7〜9のアルキレン、炭素数7〜9のアルケニレン、炭
    素数7〜9のアルキニレンである特許請求の範囲第6項
    記載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  17. 【請求項17】一般式(1)において、Rが、炭素数
    7〜9のアルキレン、炭素数7〜9のアルケニレン、炭
    素数7〜9のアルキニレンである特許請求の範囲第7項
    記載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  18. 【請求項18】一般式(1)において、Rが、炭素数
    5〜7のアルキレン、炭素数5〜7のアルケニレン、炭
    素数5〜7のアルキニレンである特許請求の範囲第8項
    記載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  19. 【請求項19】一般式(1)において、Rが、炭素数
    5〜7のアルキレン、炭素数5〜7のアルケニレン、炭
    素数5〜7のアルキニレンである特許請求の範囲第9項
    記載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  20. 【請求項20】一般式(1)において、Rが、炭素数
    5〜7のアルキレン、炭素数5〜7のアルケニレン、炭
    素数5〜7のアルキニレンである特許請求の範囲第10
    項記載の化合物または、これらの医薬上許容される塩。
  21. 【請求項21】3−(5−(4−(3−メチルフェノキ
    シ)フェニル)−2−ペンテニルオキシ)−1−アザビ
    シクロ[2.2.2.]オクタン、3−(5−(4−
    (3−メチルフェノキシ)フェニル)ペンチルオキシ)
    −1−アザビシクロ[2.2.2.]オクタンから選ば
    れる化合物または、これらの医薬上許容される塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1217001A1 (en) * 1999-09-28 2002-06-26 Eisai Co., Ltd. Quinuclidine compounds and drugs containing the same as the active ingredient
JPWO2002076973A1 (ja) * 2001-03-27 2004-10-21 エーザイ株式会社 N−アリール環状アミン誘導体およびそれを有効成分として含有する医薬

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