JPH08268039A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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Publication number
JPH08268039A
JPH08268039A JP6962795A JP6962795A JPH08268039A JP H08268039 A JPH08268039 A JP H08268039A JP 6962795 A JP6962795 A JP 6962795A JP 6962795 A JP6962795 A JP 6962795A JP H08268039 A JPH08268039 A JP H08268039A
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JP
Japan
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air
outlet
foot
door
passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP6962795A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Shimauchi
孝行 嶋内
Masami Taguchi
雅己 田口
Tetsuya Takechi
哲也 武知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 頭寒足熱の温度分布を維持しながら、空調ユ
ニットの小型化、通風抵抗低減を図る。 【構成】 ヒータコア230下流の温風通路234側
に、フェース吹出空気取り出し口236を配設するとと
もに、ヒータコア230をバイパスする冷風通路233
側にフット吹出空気取り出し口238を配設する。この
フット吹出空気取り出し口238を開閉するフット吹出
ドア238aに、温風通路234からの温風をフット吹
出空気取り出し口238側へ案内する空気案内板を設け
る。また、フット吹出ドア238aに、冷風通路233
からの冷風をフェース吹出空気取り出し口236側へ案
内する開口部を開ける。これにより、冷風と温風をフッ
ト吹出ドア238aにより交差させて所望の方向へ案内
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調装置におい
て、特に、車両への搭載上の制約条件により、熱交換器
および各吹出空気取り出し口の位置が限定され、温度制
御用ドア下流の冷風通路側にフット吹出空気取り出し口
を、温風通路側にフェース吹出空気取り出し口を配設せ
ざるを得ない場合に、それぞれの吹出空気取り出し口に
適切な温度の風を送ることができるようにした車両用空
調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置においては、乗員
が快適と感じる頭寒足熱形の車室内温度分布を実現する
ため、フェース吹出口からは冷風を、フット吹出口から
は温風を吹き出す必要があり、そのため、温度制御用エ
アミックスドア下流の冷風通路側にフェース吹出空気取
り出し口を、またエアミックスドア下流の温風通路側に
フット吹出空気取り出し口を配設し、フェース、デフロ
スタ、フットの各吹出空気取り出し口に、配設された吹
出モードドアにて冷風、温風の流れを調整して各吹出空
気取り出し口に導入する方式が用いられてきた。
【0003】図8、図9は従来技術を用いた車両用空調
装置を示しており、この空調装置はクーリングユニット
部2とヒータユニット部3を車室内計器盤の中央部下方
に設置する、いわゆるユニットセミセンタ置きタイプの
基本レイアウトを示している。この車両用空調装置は送
風機ユニット部1とクーリングユニット部2とヒータユ
ニット部3とから構成されている。送風機部1の空気吸
入側には、図示しない内気導入口および外気導入口の2
つの空気導入口が配設されており、また、ヒータユニッ
ト部3の空気出口側には、フェース吹出空気取り出し口
4、デフロスタ吹出空気取り出し口5、およびフット吹
出空気取り出し口6からなる、3つの吹出空気取り出し
口が配設されている。
【0004】フット吹出空気取り出し口6にはフット温
風通路7が接続され、このフット温風通路7の先端(下
端)に乗員足元部に温風を吹き出すフット吹出口8が設
けられている。また、フェース吹出空気取り出し口4お
よびデフロスタ吹出空気取り出し口5は、それぞれ図示
しないダクトを介してフェース吹出口およびデフロスタ
吹出口に接続されている。
【0005】また、上記3つのフェース吹出空気取り出
し口4、デフロスタ吹出空気取り出し口5、フット吹出
空気取り出し口6には、それぞれ、各吹出空気取り出し
口に対応して、フェース吹出ドア4a、デフロスタ吹出
ドア5a、フット吹出ドア6aが配設されており、これ
らの吹出ドア4a、5a、6aは、図示しない空調コン
トロールパネルの手動操作機構から伝達される駆動力ま
たは図示しないサーボモータによる駆動力によりリンク
機構を介して開閉駆動される。
【0006】ここで、フェース吹出空気取り出し口4に
接続されるフェース吹出口(図示せず)は乗員の上半身
に向けて配設されており、フェースモードが設定される
と前記駆動力により、フェース吹出ドア4aが開放され
て、乗員の上半身に向けて、空調空気が送風可能とな
る。また、デフロスタ吹出空気取り出し口5に接続され
るデフロスタ吹出口は図示しない窓ガラスの車室内側の
面に向けて配設されており、デフロスタモードが設定さ
れると前記駆動力により、デフロスタ吹出ドア5aが開
放されるので、窓ガラス内側面に送風可能となる。
【0007】また、フット吹出空気取り出し口6に接続
されるフット吹出口8は乗員の下半身に向けて配設され
ており、フットモードが設定されると前記駆動力により
フット吹出ドア6aが開放されて、フット吹出口8から
乗員の足元部に向けて送風可能となる。上記各ユニット
部1、2、3のケース内には、ブロワ1a、エバポレー
タ9、ヒータコア10、エアミックスドア11、各吹出
空気取り出し口切り換え用ドア4a、5aおよび6aが
配設されている。ブロワ1aはブロワモータ(図示せ
ず)により回転駆動され、内気導入口あるいは外気導入
口のいずれか設定された側から空気を吸引して下流側に
送風する。
【0008】ブロワ1aの下流にはエバポレータ9が配
設されており、このエバポレータ9はブロワ1aから送
られてくる空気を冷却して下流側に送るもので、冷凍サ
イクルを構成する要素の一つである。エバポレータ9の
下流側にはヒータコア10が配設されている。このヒー
タコア10は図示しないエンジンの冷却水を熱源とし
て、エバポレータ9から送られてくる冷風を加熱するも
のである。
【0009】ヒータコア10の上流側には、前記駆動力
により駆動されるエアミックスドア11が回動可能に設
けられている。このエアミックスドア11は回動軸11
aを有し、この回動軸11aはヒータユニット部3のケ
ース壁面に嵌挿されて回動可能支持されており、この回
動軸11aを中心としてエアミックスドア11は回動可
能になっている。このエアミックスドア11はその設定
された開度に応じて、エバポレータ9から送られてくる
冷風をヒータコア10に分配する。すなわち、エアミッ
クスドア11はエバポレータ9から送られてくる冷風を
ヒータコア10への流路と、ヒータコア10をバイパス
する冷風通路12とに分配し、この分配により、ヒータ
コア10を通過して加熱された温風と、通過しない冷風
になる。
【0010】そして、この冷風と温風はヒータユニット
3内のエアミックスチャンバ部13にて再び合流する。
ここで、合流した冷風と温風は、一部はエアミックスさ
れるが、ほとんどは、冷風はフェース吹出空気取り出し
口4側へ、温風はフット吹出空気取り出し口6側へ流れ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな冷温風のエアミックス構造を持った従来装置では、
ヒータコア10を必ずフット吹出空気取り出し口6側へ
配設する必要があり、車両搭載スペースの関係上、空気
通路の構造が制限され、ヒータコア10を通過した後
に、温風を急激に上方へ方向転換させる温風通路14を
設置する必要が生じる。
【0012】この急激に方向転換する温風通路14の設
置により、温風流路の通風抵抗が増大し、風量低下を招
く。特に、最大暖房時における風量低下により最大暖房
能力の低下を生じる。また、エバポレータ9をヒータコ
ア10より車両前方側(図8の上側、図9の右側)に配
置しなければならないので、空調装置ユニットの車両前
後方向の寸法(図9の左右方向の寸法)が大きくなり、
スペース効率的に不利であるという問題がある。
【0013】また、空調装置ユニットの車両前後方向の
寸法が大きくなるため、車室R内とエンジンルームEと
を仕切るダッシュボード245からヒータコア10が車
両後方側へ離れた位置に配設されるので、このヒータコ
ア10への車室内温水配管の長さが長くなり、ヒータコ
ア10の温水配管部のコストが高くなるという問題があ
る。
【0014】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、フェース吹出空気取り出し口側にヒー
タコアを設置することが可能で、それにより、温風流路
の通風抵抗低下、ユニット外形の小型化、車室内配管の
短尺化が可能な車両用空調装置を提供することを目的と
するものである。また、本発明の他の目的は、フェース
吹出空気取り出し口側にヒータコアを設置するユニット
レイアウトであっても、フェース吹出空気取り出し口側
に冷風を導入し、フット吹出空気取り出し口側に温風を
導入することが可能で、頭寒足熱形の快適な吹出温度分
布を実現できる車両空調装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1記載
の発明では、送風空気を車室内に導入する空気通路を形
成する空調ユニット(21、22、23)と、前記空気
通路に送風する送風機(211)と、前記空気通路に設
けられ、前記送風機(211)の送風空気を冷却する冷
却器(220)と、前記空気通路において前記冷却器
(220)の下流側に設けられ、前記冷却器(220)
からの冷風を加熱する加熱器(230)と、前記空気通
路に設けられ、前記加熱器(230)をバイパスして前
記冷却器(220)からの冷風が流れる冷風通路(23
3)と、前記空気通路に設けられ、前記加熱器(23
0)で加熱される温風と前記冷風通路(233)を通過
する冷風の風量割合を制御する温度制御ドア(231)
と、前記空気通路において、前記加熱器(230)の空
気下流側に設けられ、前記加熱器(230)で加熱され
た温風が流れる温風通路(234)と、前記空気通路の
出口部において、前記温風通路(234)側の部位に設
けられたフェース吹出空気取り出し口(236)と、前
記空気通路の出口部において、前記冷風通路(233)
側の部位に設けられたフット吹出空気取り出し口(23
8)と、前記フェース吹出空気取り出し口(236)を
開閉するフェース吹出開閉手段(236a)、および前
記フット吹出空気取り出し口(238)を開閉するフッ
ト吹出開閉手段(238a)とを具備し、前記フット吹
出開閉手段(238a)は、前記フット吹出空気取り出
し口(238)を開口する位置に操作されたとき、前記
冷風通路(233)からの冷風を前記フェース吹出空気
取り出し口(236)に、また前記温風通路(234)
からの温風を前記フット吹出空気取り出し口(238)
に、それぞれ交差するようにして案内する案内形状部
(238e、238f)を有している車両用空調装置を
特徴としている。
【0016】請求項2記載の発明では、請求項1に記載
の車両用空調装置において、前記フット吹出開閉手段
(238a)における前記案内形状部として、前記冷風
通路(233)からの冷風を前記フェース吹出空気取り
出し口(236)に案内する開口部(238e)を有す
ることを特徴とする。請求項3記載の発明では、請求項
1または2に記載の車両用空調装置において、前記フッ
ト吹出開閉手段(238a)における前記案内形状部と
して、前記温風通路(234)からの温風を前記フット
吹出空気取り出し口(238)に案内する空気案内板
(238f)を有することを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明では、請求項1に記載
の車両用空調装置において、前記フット吹出開閉手段は
平板状のドア(238a)から構成され、前記平板状ド
ア(238a)の略中央部に設けられ、前記冷風通路
(233)からの冷風を前記フェース吹出空気取り出し
口(236)に案内する開口部(238e)と、前記平
板状ドア(238a)の前記開口部(238e)の周囲
に設けられ、前記温風通路(234)からの温風を前記
フット吹出空気取り出し口(238)に案内する空気案
内板(238f)とを有し、前記フット吹出空気取り出
し口(238)は前記平板状ドア(238a)の前記開
口部(238e)の中心より左右両側部に位置するよう
に配設されており、前記開口部(238e)と前記空気
案内板(238f)とにより前記案内形状部が構成され
ていることを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項1に記載
の車両用空調装置において、前記フット吹出開閉手段は
平板状のドア(238a)から構成され、前記平板状ド
ア(238a)はその先端側が狭くなる略台形状に形成
されており、前記フット吹出空気取り出し口(238)
は前記平板状ドア(238a)の前記略台形状の中央部
に位置するように配設されており、前記平板状ドア(2
38a)の先端側の狭くなっている部分(238g)
と、前記空調ユニットのケース内壁面(246b)との
間に隙間(248)が形成され、前記平板状ドア(23
8a)は、前記温風通路(234)からの温風を前記フ
ット吹出空気取り出し口(238)に案内する空気案内
板(238f)を有し、前記冷風通路(233)からの
冷風は前記隙間(248)を通って、前記フェース吹出
空気取り出し口(236)に案内されるようになってお
り、前記平板状ドア(238a)の略台形状と前記空気
案内板(238f)とにより前記案内形状部が構成され
ていることを特徴とする。
【0019】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0020】
【発明の作用効果】請求項1〜5記載の発明によれば、
上記技術的手段を有しているため、フット吹出空気取り
出し口をフット吹出開閉手段が開口した時、冷却器によ
り冷却された冷風はフット吹出開閉手段の案内形状部に
よりフェース吹出開閉手段方向へ流れる。一方、加熱器
を通過して加熱された温風は、フット吹出開閉手段の案
内形状部に導かれ、上記冷風を避けるようにして、フッ
ト吹出空気取り出し口へと至る。
【0021】従って、本発明の構成を採用することによ
り、フェース吹出空気取り出し口側に加熱器を配設する
場合でも、乗員が快適と感じる頭寒足熱形の温度分布を
達成できるという格別の効果を生じる。そして、本発明
構成をとることにより、従来技術では不可能であった冷
風通路側にフット吹出空気取り出し口、温風通路側にフ
ェース吹出空気取り出し口を設けることが可能となり、
ユニットレイアウトの自由度が格段に向上する。
【0022】このユニットレイアウトの自由度向上に伴
って、温風通路をフット吹出空気取り出し口に対して曲
がりの少ない形態で接続することも可能となり、また冷
風通路もフェース吹出空気取り出し口に対して曲がりの
少ない形態で接続することが可能となる。この空気流路
の曲がり部減少により、最大冷房時、最大暖房時の風量
も従来レイアウトに比べ、向上するという格別の効果を
生じる。
【0023】さらに、上記ユニットレイアウトの自由度
向上に伴って、冷却器を下方に、その上方に加熱器を配
設するレイアウトも実現することができ、これにより空
調ユニットの車両前後方向の寸法を短縮し、ユニット外
形の小型化を図ることができるとともに、加熱器の温水
配管の短尺化を図ることができる。
【0024】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。 (第1実施例)図1〜図4は第1実施例を示しており、
図1は車室内前席側から見た本実施例装置の正面図で、
図2はその側面図であり、図1、2において、本実施例
における車両用空調装置は、一般のものと同様に、送風
機部21、クーリングユニット部22、ヒータユニット
部23とから構成されている。なお、図1において線A
より左側部分が送風機部21であり、図2において線B
より下側部分がクーリングユニット部22であり、線B
より上側部分がヒータユニット部23である。
【0025】送風機部21は車室内の計器盤下方部にお
いて、助手席前方側の部位(右ハンドル車では計器盤下
方の左側の部位)に配設されており、そして送風機部2
1の空気吸入側(上方側)に内外気切替箱210が配設
されている。この内外気切替箱210には図示しない内
気導入口および外気導入口の2つの空気導入口が設けら
れ、この2つの空気導入口が内外気切替ドア(図示せ
ず)により切替開閉されるようになっている。
【0026】送風機部21のブロワ211は、周知の遠
心式多翼ファン(シロッコファン)211aと、これを
内蔵するスクロールケーシング211bと、ファン駆動
用モータ211cとから構成されている。上記スクロー
ルケーシング211bの空気吹出部211dは、図1に
示すように、ブロワ211の右側(車室中央側)に向い
ており、この空気吹出部211dにクーリングユニット
部22のエバポレータ220の上流側の空気流路が接続
されている。
【0027】ここで、エバポレータ220はその平面方
向が概略水平方向に配設され、その下方から上方に向か
って空気が流れるようになっているので、前記空気吹出
部211dはエバポレータ220下方に位置する空気流
路に接続されている(図1参照)。なお、エバポレータ
220はその表面に発生する凝縮水の排水性を良好にす
るため、ブロワ211からの送風空気流の前方側(図1
右側方向)へ水平方向より若干の角度だけ下向きに傾斜
して配設され、その傾斜先端の下方部位に排水口221
が設置されている。エバポレータ220は自動車エンジ
ンにより駆動される圧縮機を有する冷凍サイクルに設け
られ、冷媒の蒸発潜熱により送風空気を冷却するもので
ある。
【0028】ヒータユニット部23は上記クーリングユ
ニット部22の上方に積層されるように配設され、この
両ユニット部22、23は車室内の計器盤下方部におい
て、略中央部位に配設されている。ヒータユニット部2
3内には、エバポレータ220の下流側空気流路に位置
してヒータコア230が略水平方向に配設されている。
このヒータコア230は図示しないエンジンの冷却水を
熱源として、エバポレータ220から送られてくる冷風
を加熱するものである。このヒータコア230の上流側
と、エバポレータ220の下流側との間の空気流路に、
温度制御手段をなすエアミックスドア231が上下方向
に配設されている。このエアミックスドア231の軸部
232は水平方向(車両幅方向)に延びるようにして、
ヒータユニット部23のケース壁面の軸受穴(図示せ
ず)に回動可能に嵌挿されている。これにより、エアミ
ックスドア231は軸部232を中心として回動可能と
なっている。
【0029】このエアミックスドア231はその設定さ
れた開度に応じて、エバポレータ220から送られてく
る冷風をヒータコア230への流路230aとヒータコ
ア230をバイパスする冷風通路233とに分配する。
ヒータコア230を通過して加熱された温風は温風通路
234を通って、エアミックスチャンバ部235に流入
し、またヒータコア230をバイパスする冷風は冷風通
路233から直ちにエアミックスチャンバ部235に流
入する。このエアミックスチャンバ部235において再
度温風と冷風が合流する。エアミックスチャンバ部23
5は図2に示すように上記ヒータコア230および冷風
通路233の側方に位置している。
【0030】また、ヒータユニット部3のうち、車室側
(図2の左側)の上方部位は空気流路の出口側を構成し
ており、この空気流路出口側には、フェース吹出空気取
り出し口236、デフロスタ吹出空気取り出し口23
7、フット吹出空気取り出し口238の、3つの吹出空
気取り出し口が配設されている。ここで、フェース吹出
空気取り出し口236とデフロスタ吹出空気取り出し口
237はエアミックスチャンバ部235において、温風
通路234側の部位に配設され、フット吹出空気取り出
し口238はエアミックスチャンバ部235において、
冷風通路233側の部位に配設されている。
【0031】そして、上記フェース吹出空気取り出し口
236、デフロスタ吹出空気取り出し口237、フット
吹出空気取り出し口238には、それぞれの開口部に対
応して、各々フェース吹出ドア236a、デフロスタ吹
出ドア237a、フット吹出ドア238aが配設されて
いる。これらの吹出ドア236a、237a、238a
はその軸部236b、237b、238bによりユニッ
トケースの軸受穴(図示せず)に回動可能に支持されて
いる。
【0032】これらの吹出ドア236a、237a、2
38a、および前記エアミックスドア231は、いずれ
も、図示しない計器盤部の空調コントロールパネルの手
動操作機構より伝達される手動駆動力または図示しない
サーボモータによる駆動力によりリンク機構を介して駆
動されるされるようになっている。ここで、フェース吹
出空気取り出し口236はヒータユニット部3の車室側
の面の最上部に配設され、図示しないフェース吹出ダク
トを介して乗員の上半身に向けて配設されたフェース吹
出口に接続されている。フェースモードまたはバイレベ
ルモードが設定されると前記駆動力により、フェース吹
出ドア236aが図2の位置に操作されてフェース吹
出空気取り出し口236を開放するので、乗員の上半身
に向けて、送風可能となる。
【0033】また、デフロスタ吹出空気取り出し口23
7もヒータユニット部3の最上部に配設され、図示しな
いデフロスタダクトを介して窓ガラスの車室内側の面に
向けて配設されたデフロスタノズルに接続されている。
デフロスタモードが設定されると前記駆動力により、デ
フロスタ吹出ドア237aが図2の位置に操作されて
デフロスタ吹出空気取り出し口237を開放(全開)す
るので、窓ガラスに送風可能となる。
【0034】また、フット吹出空気取り出し口238は
ヒータユニット部3の車室側(図2の左側)の面におい
て上下方向の略中間部位に配設されており、このフット
吹出空気取り出し口238は前席用フット吹出通路23
9a、239bを介して、助手席側足元部、運転席側足
元部に向けて配設された助手席側フット吹出口240
a、運転席側フット吹出口240bに接続され、また後
席用フット吹出通路241を介して、後席側足元部に向
けて配設された後席側フット吹出口242に接続されて
いる。
【0035】フットモードが設定されると前記駆動力に
よりフット吹出ドア238aが図2の位置に操作され
てフット吹出空気取り出し口238が開放されて、乗員
の足元部に向けて送風可能となる。なお、図2におい
て、245は自動車の車室RとエンジンルームEとを仕
切る仕切り板(ダッシュボード)を示し、ヒータコア2
30およびエバポレータ220はともに仕切り板245
に近接して配設されている。この配置レイアウトによ
り、ヒータコア230の車室R内側の温水配管230b
を短尺化でき、この温水配管230bを仕切り板245
を貫通してエンジンルームE内に直接突出させることが
できる。
【0036】従って、ヒータコア230の温水配管23
0bと、エンジンルームE側の温水配管との接続をエン
ジンルームE側で簡単に行うことができる。同様に、エ
バポレータ220の車室R内側の冷媒配管(図示せず)
も短尺化でき、この冷媒配管を仕切り板245を貫通し
てエンジンルームE内に直接突出させて、エンジンルー
ムE内で冷媒配管の接続を簡単に行うことができる。
【0037】次に、本発明の要部を構成するフット吹出
ドア238aの一実施例を図3に基づいて説明する。フ
ット吹出ドア238aは樹脂製、金属製のいずれでも製
造可能であり、本例では樹脂にて軸部238bとドア本
体部238cとを一体成形している。このドア本体部2
38cの表裏両面にはスポンジ状(発泡樹脂材)の弾性
シール材238dが接着等により固着されている。
【0038】ドア本体部238cは軸部238bの軸方
向に沿って延びる長方形に形成されており、そして軸部
238b寄りの中央部位に開口部238eが開けてあ
る。この開口部238eは図示するようにその中央部が
三角状に突出する形状に形成してある。さらに、ドア本
体部238cには上記開口部238eの三角状突出部に
沿って、左右両側に2個の空気案内板238fが一体成
形されている。この空気案内板238fは矩形状の平板
形状のものであって、ドア本体部238cの平面から直
立する方向(図3(b)参照)に配設されている。
【0039】一方、ヒータユニット部3において、フッ
ト吹出空気取り出し口238の具体的形状は、フット吹
出ドア238aが図2の位置に操作されたときに、上
記開口部238eを有するドア本体部238cによって
閉塞可能とするために、ドア本体部238cのうち、2
個の空気案内板238f周囲の平板領域に対応する位置
に開けられた2個の変形四角形状の穴から構成されてい
る。このフット吹出空気取り出し口238の穴形状は、
図3、4に示す。
【0040】なお、図4において246はヒータユニッ
ト部23の樹脂製のユニットケースを示している。次
に、上記構成において本実施例の作動を説明する。ブロ
ア211のモータ211cに通電すると、ブロア211
が回転し、内外気切替箱210から吸入された外気また
は内気はブロア211のファン211aにより圧送さ
れ、スクロールケーシング211bの空気吹出部211
dからクーリングユニット部22のエバポレータ220
の下側流路に流入し、ここで上方側へ流れ方向を転換
し、エバポレータ220を下方から上方へ流れる。
【0041】図示しない冷凍サイクルの圧縮機が作動し
ているときは、エバポレータ220内を冷媒が循環し、
この冷媒の蒸発潜熱より空気が冷却され、冷風となる。
この冷風はクーリングユニット部22からヒータユニッ
ト部23に流入し、エアミックスドア231によりヒー
タコア230側への流路230aと冷風通路233とに
配分され、この両通路230a、233への配分割合
(風量割合)を調整することにより車室内吹出空気温度
が調整される。
【0042】なお、図2において、はエアミックスド
ア231が冷風通路233を全閉する最大暖房位置を示
し、はエアミックスドア231がヒータコア230側
への流路230aを全閉する最大冷房位置を示す。エア
ミックスドア231が所定の開度位置に操作されている
ときは、ヒータコア230を通過して加熱された温風
は、温風通路234を通ってエアミックスチャンバー2
35に流入し、ヒータコア230をバイパスする冷風は
冷風通路233を通って、エアミックスチャンバー23
5に流入する。このエアミックスチャンバー235にお
いて、冷風と温風はある程度混合されるが、冷風の主流
は冷風通路233に近接しているフット吹出空気取り出
し口238側へ流れようとし、また温風は温風通路23
4に近接しているフェース吹出空気取り出し口236お
よびデフロスタ吹出空気取り出し口237側へ流れよう
とする。
【0043】いま、バイレベルモードが設定されている
と、フェース吹出ドア236aが位置に操作されてフ
ェース吹出空気取り出し口236を開放するとともに、
デフロスタ吹出空気取り出し口237を閉塞する。この
とき、デフロスタ吹出ドア237aはリンク機構の構成
上、位置に操作されるが、どの位置にあっても構わな
い。
【0044】また、フット吹出ドア238aは位置に
操作されてフット吹出空気取り出し口238を開放する
とともに、フット吹出ドア238aの開口部238eに
よりフェース吹出空気取り出し口236への空気流路を
開放する。ここで、フット吹出ドア238aには前述し
た開口部238eおよび空気案内板238fが設けてあ
り、かつヒータユニット部3のケース壁面に設けるフッ
ト吹出空気取り出し口238を、空気案内板238fに
対応する部位に開けているから、温風通路234からの
温風の多くは、図4の冷温風流れの模式図に示すよう
に、空気案内板238fによりユニットケース246の
内壁面に沿って流れるように案内されてフット吹出空気
取り出し口238に流入する。
【0045】一方、冷風通路233からの冷風の多く
は、空気案内板238fにより案内される左右両側の温
風に挟まれてフット吹出ドア238aの中央部に案内さ
れる。そして、フット吹出ドア238aの中央部に対応
する部位のケース壁面にはフット吹出空気取り出し口2
38が開口していないので、上記中央部に案内された冷
風は、開口部238eを通ってフェース吹出空気取り出
し口236側への流路に流入する。
【0046】以上により、冷風通路233側にフット吹
出空気取り出し口238を配設し、温風通路234側に
フェース吹出空気取り出し口236を配設するレイアウ
トであっても、図4に示すように冷風と温風の流れをエ
アミックスチャンバー235において交差させることに
より、フット吹出空気取り出し口238側に温風の主流
を、またフェース吹出空気取り出し口236側に冷風の
主流を、それぞれ流入させることができ、バイレベルモ
ード時に頭寒足熱の快適な車室内吹出温度分布を実現で
きる。
【0047】また、フットモード時には、フェース吹出
ドア236aが位置に、デフロスタ吹出ドア237a
が位置(全閉位置より若干開いた位置)に、そしてフ
ット吹出ドア238aは位置に操作されて、フット吹
出空気取り出し口238が開放されるとともに、デフロ
スタ吹出空気取り出し口237が微小量開放される。従
って、フット吹出口240a、240b、242から乗
員足元部に温風を吹き出すとともに、デフロスタ吹出空
気取り出し口237に接続された図示しないデフロスタ
吹出口から窓ガラス内面に温風を吹出す。
【0048】このとき、エアミックスドア231は通
常、暖房側の位置または位置に近い位置に操作され
て、所望の温風温度が得られるようにする。また、フェ
ースモード時には、フェース吹出ドア236aが位置
に操作されてフェース吹出空気取り出し口236を開放
するとともに、デフロスタ吹出空気取り出し口237を
閉塞する。そして、フット吹出ドア238aは位置に
操作されて、図3(a)に示すようにフット吹出ドア2
38aの空気案内板238f周囲の平板部分にてフット
吹出空気取り出し口238を閉塞する。また、フット吹
出ドア238aの開口部238eは左右の2つのフット
吹出空気取り出し口238の間に位置するユニットケー
ス246の壁面246a(図4参照)により閉塞され
る。
【0049】以上により、フェース吹出空気取り出し口
236のみが開放され、図示しないフェース吹出口から
乗員の上半身に向かって冷風を吹き出す。このとき、エ
アミックスドア231は通常、冷房側の位置または
位置に近い位置に操作されて、所望の冷風温度が得られ
るようにする。また、デフロスタモード時には、フェー
ス吹出ドア236aが位置に、デフロスタ吹出ドア2
37aが位置に、そしてフット吹出ドア238aは
位置に操作されて、デフロスタ吹出空気取り出し口23
7のみが開放され、図示しないデフロスタ吹出口から窓
ガラス内面に温風を吹出し、窓ガラスの曇り止めを行
う。
【0050】また、デフロスタ/フット併用モード時に
は、フェース吹出ドア236aが位置に、デフロスタ
吹出ドア237aが位置(全開位置より若干量閉じ
た位置)に、そしてフット吹出ドア238aは位置に
操作されて、デフロスタ吹出空気取り出し口237およ
びフット吹出空気取り出し口238の双方が開放され、
図示しないデフロスタ吹出口から窓ガラス内面に温風を
吹出して、窓ガラスの曇り止めを行うとともに、フット
吹出口240a、240b、242から乗員足元部に温
風を吹き出して車室内の暖房を行う。
【0051】上記デフロスタ/フット併用モード時にお
いても、バイレベル時と同様に、図5に示す冷風と温風
の交差した流れが形成されて、頭寒足熱形の吹出温度分
布が得られる。なお、上記デフロスタ/フット併用モー
ド時において、デフロスタ吹出ドア237aを位置で
なく、全開位置に操作してもよいことはもちろんであ
る。
【0052】ところで、図2に示すように、ヒータコア
230の空気下流側に形成された温風通路233は、大
きな曲がりを介することなく、ほぼ直線的にフット吹出
空気取り出し口238に連通しているので、ヒータコア
230下流の温風通路233からフット吹出空気取り出
し口238に至る間の通風抵抗を低減でき、これにより
フット側の吹出風量を増加できる。
【0053】また、エバポレータ220下流から冷風通
路233を経てフェース吹出空気取り出し口236に至
る通風路も、大きな曲がりを介することなく、ほぼ直線
的に形成されているので、フェース吹出空気取り出し口
236に至る通風路の通風抵抗を低減して、フェース側
の吹出風量の増加を図ることができる。 (第2実施例)前述の第1実施例においては、車両中央
部にエバポレータ220およびヒータコア230の両方
を配設するようにしたセミセンタ置きタイプの車両用空
調装置に、本発明を適用した例について説明したが、本
発明は、車両横方向(幅方向)に送風機部21、クーリ
ングユニット部22、ヒータユニット部23を順次配設
する、いわゆる横置きタイプの車両用空調装置にも適用
できるものである。
【0054】図5、6に示す第2実施例はこの横置きタ
イプの車両用空調装置に本発明を適用したものであり、
図5の左右方向は車両横(幅)方向であり、ヒータユニ
ット部23のユニットケース246の左側端部に空気吸
入口247が形成されている。この空気吸入口247
に、クーリングユニット部22(図5では図示省略)の
空気出口部が接続される。
【0055】そして、クーリングユニット部22の空気
吸入側に送風機部21(図示せず)が接続されるように
なっており、これらのクーリングユニット部22および
送風機部21との接続構成は周知の構成でよい。ヒータ
ユニット部23は基本的に第1実施例と同様の構成を採
用している。すなわち、図5、6において、送風機部2
1(図示せず)のブロワ(図示せず)により送風された
空気はクーリングユニット部22のエバポレータ220
(図示せず)により冷却され、冷風となる。この冷風
は、エアミックスドア231によりヒータコア230側
と冷風通路233側に配分され、ヒータコア230側に
流入した冷風はここで加熱さて温風となり、温風通路2
34を通過して、エアミックスチャンバ部235に入
る。
【0056】また、冷風通路233側の冷風は加熱され
ず、そのままエアミックスチャンバ部235に入り、こ
こで温風と再度合流する。このエアミックスチャンバ部
235近傍には、フット吹出ドア238aが、その軸部
238bにより回動可能に設けられている。このフット
吹出ドア238aはフェースモード、およびデフロスタ
モードが設定されると、閉位置(位置)に操作され、
一方バイレベル、フット、フット/デフロスタ併用の各
吹出モードが設定されると、フット吹出ドア238aは
開位置(位置)に移動する。
【0057】ここで、フット吹出ドア238aは前記し
た、図3、4に示した構造を有しており、閉位置(位
置)となる、フェースおよびデフロスタモード時は、エ
アミックスチャンバ部235にて合流した冷温風は、す
べてフェース吹出ドア236a方向へ流入し、各モード
の設定に応じてフェース吹出ドア236aおよび、デフ
ロスタ吹出ドア237aにより、フェース吹出空気取り
出し口236およびデフロスタ吹出空気取り出し口23
7の切替が行われ、各々の吹出空気取り出し口へ前記合
流した冷温風が流れる。
【0058】また、フット吹出ドア238aが開位置
(位置)となる、バイレベル、フット、フット/デフ
ロスタ併用モード時においては、エアミックスチャンバ
部235にて合流した冷温風のうち、冷風の主流は、フ
ット吹出ドア238aの開口部238eを通過し、フェ
ース吹出ドア236a方向へ流入し、また温風の主流
は、フット吹出ドア238aの空気案内板238fに導
かれ、冷風を避けるようにして、ユニットケース246
の壁面側に沿って流れ、フット吹出空気取り出し口23
8へと流入する。
【0059】上記第2実施例においても、温風通路23
4からの温風と冷風通路233からの冷風がフット吹出
ドア238aの作用により交差して、温風の主流はフッ
ト吹出空気取り出し口238へ流れ、また冷風の主流は
フェース吹出ドア236a方向へ流入し、頭寒足熱の温
度分布が得られる。 (第3実施例)前述の第1、第2実施例においては、図
4にて模式図を示した通り、フット吹出ドア238aの
中心近傍に開口部238eを設け、この開口部238e
を冷風が通過する構造とすることにより、冷温風の流れ
の交差を可能としているが、図7に示す第3実施例で
は、フット吹出ドア238aの中心近傍に温風を流し、
フット吹出ドア238aの左右両側に冷風を流すように
したもので、このようなフット吹出ドア形状を採用して
も、同様な効果を得ることが可能である。
【0060】図7において、フット吹出ドア238a
は、ユニットケース246の側壁246bとの間に通風
可能な隙間248を左右両側に設けるために、その先端
側の幅が狭くなる形状にしてある。すなわち、フット吹
出ドア238aには、その先端側が狭くなる傾斜面23
8gが設けてあり、この傾斜面238gにより前記隙間
248を設けている。
【0061】そして、フット吹出ドア238aには、上
記傾斜面238gに沿ってドア平面からフット吹出空気
取り出し口238側へ直立する2枚の空気案内板238
fが一体に設けてある。ここで、2枚の空気案内板23
8fの間隔は、上記傾斜面238gに沿ってドア先端側
に行くにつれて狭くしてあり、これより温風をドア先端
側ではドア中央部側へ導くことができるようにしてあ
る。
【0062】一方、フット吹出空気取り出し口238は
ユニットケース246においてフット吹出ドア238a
の形状(先端側が狭くなった略台形状)、位置に対応し
て形成してある。従って、フット吹出空気取り出し口2
38は本例ではフット吹出ドア238aより若干小さい
略台形状に形成されている。本第3実施例においては、
エアミックスチャンバ部235にて合流した冷温風のう
ち、温風の主流は、フット吹出ドア238aに設けられ
た空気案内板238fによりドア中央部方向(ヒータユ
ニット部センタ方向)へ導かれフット吹出空気取り出し
口238へと流入する。
【0063】一方、冷風の主流は、上記空気案内板23
8fにより案内されて、上記温風流路を避けるようにし
て、前記隙間248を通過し、フェース吹出空気取り出
し口236方向へ流入する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す車両空調装置の正面
図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す車両空調装置の一部
断面側面図である。
【図3】(a)は本発明の第1実施例に用いるフット吹
出ドアの正面図、(b)は同ドアの側面図である。
【図4】本発明の第1実施例における冷温風の流れを示
す模式図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す車両空調装置ヒータ
ユニット部の正面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す車両空調装置ヒータ
ユニット部の側面図である。
【図7】本発明の第3実施例における冷温風の流れを示
す模式図である。
【図8】従来の車両空調装置を示す平面図である。
【図9】従来の車両空調装置を示す断面図である。
【符号の説明】
21…送風機部、22…クーリングユニット部、220
…エバポレータ、23…ヒータユニット部、230…ヒ
ータコア、231…エアミックスドア、233…冷風通
路、234…温風通路、235…エアミックスチャンバ
ー、236…フェース吹出空気取り出し口、238…フ
ット吹出空気取り出し口、238a…フット吹出ドア、
238e…開口部、238f…空気案内板、238g…
傾斜面、248…隙間。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風空気を車室内に導入する空気通路を
    形成する空調ユニットと、 前記空気通路に送風する送風機と、 前記空気通路に設けられ、前記送風機の送風空気を冷却
    する冷却器と、 前記空気通路において前記冷却器の下流側に設けられ、
    前記冷却器からの冷風を加熱する加熱器と、 前記空気通路に設けられ、前記加熱器をバイパスして前
    記冷却器からの冷風が流れる冷風通路と、 前記空気通路に設けられ、前記加熱器で加熱される温風
    と前記冷風通路を通過する冷風の風量割合を制御する温
    度制御ドアと、 前記空気通路において、前記加熱器の空気下流側に設け
    られ、前記加熱器で加熱された温風が流れる温風通路
    と、 前記空気通路の出口部において、前記温風通路側の部位
    に設けられたフェース吹出空気取り出し口と、 前記空気通路の出口部において、前記冷風通路側の部位
    に設けられたフット吹出空気取り出し口と、 前記フェース吹出空気取り出し口を開閉するフェース吹
    出開閉手段、および前記フット吹出空気取り出し口を開
    閉するフット吹出開閉手段とを具備し、 前記フット吹出開閉手段は、前記フット吹出空気取り出
    し口を開口する位置に操作されたとき、前記冷風通路か
    らの冷風を前記フェース吹出空気取り出し口に、また前
    記温風通路からの温風を前記フット吹出空気取り出し口
    に、それぞれ交差するようにして案内する案内形状部を
    有していることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記フット吹出開閉手段における前記案
    内形状部として、前記冷風通路からの冷風を前記フェー
    ス吹出空気取り出し口に案内する開口部を有することを
    特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記フット吹出開閉手段における前記案
    内形状部として、前記温風通路からの温風を前記フット
    吹出空気取り出し口に案内する空気案内板を有すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装
    置。
  4. 【請求項4】 前記フット吹出開閉手段は平板状のドア
    から構成され、 前記平板状ドアの略中央部に設けられ、前記冷風通路か
    らの冷風を前記フェース吹出空気取り出し口に案内する
    開口部と、 前記平板状ドアの前記開口部の周囲に設けられ、前記温
    風通路からの温風を前記フット吹出空気取り出し口に案
    内する空気案内板とを有し、 前記フット吹出空気取り出し口は前記平板状ドアの前記
    開口部の中心より左右両側部に位置するように配設され
    ており、 前記開口部と前記空気案内板とにより前記案内形状部が
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両
    用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記フット吹出開閉手段は平板状のドア
    から構成され、 前記平板状ドアはその先端側が狭くなる略台形状に形成
    されており、 前記フット吹出空気取り出し口は前記平板状ドアの前記
    略台形状の中央部に位置するように配設されており、 前記平板状ドアの先端側の狭くなっている部分と、前記
    空調ユニットのケース内壁面との間に隙間が形成され、 前記平板状ドアは、前記温風通路からの温風を前記フッ
    ト吹出空気取り出し口に案内する空気案内板を有し、 前記冷風通路からの冷風は前記隙間を通って、前記フェ
    ース吹出空気取り出し口に案内されるようになってお
    り、 前記平板状ドアの略台形状と前記空気案内板とにより前
    記案内形状部が構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の車両用空調装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6598670B1 (en) 1999-11-11 2003-07-29 Denso Corporation Vehicle air-conditioner
CN110481265A (zh) * 2018-05-15 2019-11-22 法雷奥日本株式会社 车辆用空调装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6598670B1 (en) 1999-11-11 2003-07-29 Denso Corporation Vehicle air-conditioner
CN110481265A (zh) * 2018-05-15 2019-11-22 法雷奥日本株式会社 车辆用空调装置

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