JPH08267881A - テープ印字装置のテープ終了検出機構 - Google Patents
テープ印字装置のテープ終了検出機構Info
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- JPH08267881A JPH08267881A JP7100498A JP10049895A JPH08267881A JP H08267881 A JPH08267881 A JP H08267881A JP 7100498 A JP7100498 A JP 7100498A JP 10049895 A JP10049895 A JP 10049895A JP H08267881 A JPH08267881 A JP H08267881A
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- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープ印字装置において、テープの終了を確
実に、しかもテープ残り量が殆ど無い状態で検出可能な
テープ終了検出機構を提案すること。 【構成】 テープ印字装置の印字動作において、テープ
Tの終端Teの近傍に配置された被検出部Taが、装置
側のホトセンサ19の位置に至るとこのセンサによって
被検出部が検出されて、テープが終了したと判別され
る。この時点では、テープ終了端Teはサーマルヘッド
11による印字位置を丁度通過する状態にある。よっ
て、印字位置にインクリボンしか存在しない状態で印字
が行われることを回避できる。目視によってテープの終
了を確認する必要がなく、また実際のテープ終了端が印
字位置あるいはその近傍に至った時点で検出できるので
実際のテープ残量も少なくでき、経済的となる。
実に、しかもテープ残り量が殆ど無い状態で検出可能な
テープ終了検出機構を提案すること。 【構成】 テープ印字装置の印字動作において、テープ
Tの終端Teの近傍に配置された被検出部Taが、装置
側のホトセンサ19の位置に至るとこのセンサによって
被検出部が検出されて、テープが終了したと判別され
る。この時点では、テープ終了端Teはサーマルヘッド
11による印字位置を丁度通過する状態にある。よっ
て、印字位置にインクリボンしか存在しない状態で印字
が行われることを回避できる。目視によってテープの終
了を確認する必要がなく、また実際のテープ終了端が印
字位置あるいはその近傍に至った時点で検出できるので
実際のテープ残量も少なくでき、経済的となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープ状記録媒体に印字
を行うテープ印字装置に関するものである。
を行うテープ印字装置に関するものである。
【0002】さらに詳しくは、本発明は、装着されたテ
ープカートリッジから繰り出される記録媒体としてのテ
ープの終了を確実に検出可能なテープ終了検出機構に関
するものである。
ープカートリッジから繰り出される記録媒体としてのテ
ープの終了を確実に検出可能なテープ終了検出機構に関
するものである。
【0003】
【従来の技術】近年、テープ状の記録媒体に印字を行う
テーププリンタ、ラベルワープロと呼ばれるテープ印字
装置が利用されている。この印字装置により印刷される
テープ状の記録媒体は、裏側に剥離紙により覆われた粘
着面が形成されており、印字後に剥離紙を剥がすことに
より、希望の場所にラベルとして貼り付けることができ
る。
テーププリンタ、ラベルワープロと呼ばれるテープ印字
装置が利用されている。この印字装置により印刷される
テープ状の記録媒体は、裏側に剥離紙により覆われた粘
着面が形成されており、印字後に剥離紙を剥がすことに
より、希望の場所にラベルとして貼り付けることができ
る。
【0004】このようなテープ印字装置は、テープ状の
記録媒体が収納されたテープカートリッジを着脱可能に
装着するカートリッジ装着部を備えている。テープカー
トリッジとしては、幅、色の異なるテープ状記録媒体が
収納されたカートリッジが用意されており、希望のカー
トリッジを装着することにより、異なる幅あるいは色の
記録媒体に印字を行うことができる。
記録媒体が収納されたテープカートリッジを着脱可能に
装着するカートリッジ装着部を備えている。テープカー
トリッジとしては、幅、色の異なるテープ状記録媒体が
収納されたカートリッジが用意されており、希望のカー
トリッジを装着することにより、異なる幅あるいは色の
記録媒体に印字を行うことができる。
【0005】また、テープ印字装置は小型・コンパクト
であるので、それに寄与する小型の印字機構が組み込ま
れる。一般的には熱転写式の印字機構が組み込まれる。
この場合、インクリボンもテープカートリッジ内に収納
され、カートリッジを装着すると、印字装置の側に配置
されているサーマルヘッドが、カートリッジの側のイン
クリボンおよびテープ状記録媒体に押しつけられて、印
字が可能となるように構成される。そして、テープカー
トリッジからテープが一方向に繰り出されて、定まった
位置にあるサーマルヘッドによって搬送されるテープに
印字が行われる。印字後のテープは、排出部から外部に
排出される。排出部の近傍には、カッタ機構が配置され
ており、印字後のテープを切断することが可能となって
いる。
であるので、それに寄与する小型の印字機構が組み込ま
れる。一般的には熱転写式の印字機構が組み込まれる。
この場合、インクリボンもテープカートリッジ内に収納
され、カートリッジを装着すると、印字装置の側に配置
されているサーマルヘッドが、カートリッジの側のイン
クリボンおよびテープ状記録媒体に押しつけられて、印
字が可能となるように構成される。そして、テープカー
トリッジからテープが一方向に繰り出されて、定まった
位置にあるサーマルヘッドによって搬送されるテープに
印字が行われる。印字後のテープは、排出部から外部に
排出される。排出部の近傍には、カッタ機構が配置され
ており、印字後のテープを切断することが可能となって
いる。
【0006】このように、テープ印字装置には各種類の
テープカートリッジが装着され、それぞれのテープ長さ
も一定ではない。一般的にインクリボンの側の方が長め
に用意されて、テープを最後まで使い切ることができる
ようになっている。
テープカートリッジが装着され、それぞれのテープ長さ
も一定ではない。一般的にインクリボンの側の方が長め
に用意されて、テープを最後まで使い切ることができる
ようになっている。
【0007】このために、テープが終了した後も印字動
作を継続すると、インクリボンのみが印字位置を通過す
ることになり、かつ、長めにセットされたインクリボン
もいずれは終了してしまうため、インクリボンの焼付
き、インクリボン切れ、印字ヘッドが故障する等の弊害
が発生する。したがって、テープの終了を正確に検出で
きること好ましい。
作を継続すると、インクリボンのみが印字位置を通過す
ることになり、かつ、長めにセットされたインクリボン
もいずれは終了してしまうため、インクリボンの焼付
き、インクリボン切れ、印字ヘッドが故障する等の弊害
が発生する。したがって、テープの終了を正確に検出で
きること好ましい。
【0008】ここで、従来におけるテープ等の終了端を
検出する機構としては、例えば、実開平2−56665
号公報に開示されているように、テープ自体にその終端
を予告するマークを設けておき、このマークを使用者が
視認識できる状態にテープを搬送、排出する形式のもの
が提案されている。また、実公平6−50217号公報
には、テープリールに巻き取られているテープの巻取り
残量が無くなるとオンするマイクロスイッチ形式の機構
が提案されている。
検出する機構としては、例えば、実開平2−56665
号公報に開示されているように、テープ自体にその終端
を予告するマークを設けておき、このマークを使用者が
視認識できる状態にテープを搬送、排出する形式のもの
が提案されている。また、実公平6−50217号公報
には、テープリールに巻き取られているテープの巻取り
残量が無くなるとオンするマイクロスイッチ形式の機構
が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
視認可能なマークをテープの終端に形成したものでは、
使用者がそのマークを見落とした場合には、テープが終
わっても印字動作を継続してしまうことになり、好まし
くない。また、後者のようにマイクロスイッチを用いて
巻き取られているテープ残量を検出するものでは、テー
プリールから実際の印字位置までのテープ搬送路上に相
当量のテープが残った状態でテープが終わったと判定さ
れるので経済的でない。勿論、印字位置に検出手段を配
置すればよいが、印字位置にはサーマルヘッド等の印字
ヘッド、プラテンローラ等が配置されており、小型、コ
ンパクトに構成することが要望されているテープ印字装
置においては、この位置に検出機構を配置することは実
質的に不可能であり、また印字位置においてインクリボ
ンがテープに重ね合わされた状態となるので、テープの
側のみを検出することも簡単な機構では不可能である。
視認可能なマークをテープの終端に形成したものでは、
使用者がそのマークを見落とした場合には、テープが終
わっても印字動作を継続してしまうことになり、好まし
くない。また、後者のようにマイクロスイッチを用いて
巻き取られているテープ残量を検出するものでは、テー
プリールから実際の印字位置までのテープ搬送路上に相
当量のテープが残った状態でテープが終わったと判定さ
れるので経済的でない。勿論、印字位置に検出手段を配
置すればよいが、印字位置にはサーマルヘッド等の印字
ヘッド、プラテンローラ等が配置されており、小型、コ
ンパクトに構成することが要望されているテープ印字装
置においては、この位置に検出機構を配置することは実
質的に不可能であり、また印字位置においてインクリボ
ンがテープに重ね合わされた状態となるので、テープの
側のみを検出することも簡単な機構では不可能である。
【0010】本発明の課題は、このような点に着目し
て、テープ印字装置においてそのテープの終了を確実
に、しかもテープ残量が実質的に無くなった状態で検出
可能なテープ終了検出機構を提案することにある。
て、テープ印字装置においてそのテープの終了を確実
に、しかもテープ残量が実質的に無くなった状態で検出
可能なテープ終了検出機構を提案することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、記録媒体としてのテープを収納したテ
ープカートリッジを着脱可能に装着可能なカートリッジ
装着部と、このカートリッジ装着部に装着されたテープ
カートリッジから繰り出されるテープに印字を行う印字
手段と、この印字手段によって印字された後のテープを
外部に排出する排出部と、この排出部の近傍に配置され
た排出されるテープを切断する切断手段とを有するテー
プ印字装置において、前記テープカートリッジから繰り
出されるテープの終了端よりも一定の長さだけ手前側の
テープ部分に形成された被検出部と、この被検出部を検
出するために、前記印字手段による印字位置よりもテー
プ搬送方向の下流側の位置に配置された検出手段とを備
えた構成を採用し、さらに、前記テープの終了端から前
記被検出部までの距離は、前記印字手段による印字位置
から前記検出手段による検出位置までの距離と同一ある
いはそれ以上の値となるように設定した構成を採用して
いる。
めに、本発明は、記録媒体としてのテープを収納したテ
ープカートリッジを着脱可能に装着可能なカートリッジ
装着部と、このカートリッジ装着部に装着されたテープ
カートリッジから繰り出されるテープに印字を行う印字
手段と、この印字手段によって印字された後のテープを
外部に排出する排出部と、この排出部の近傍に配置され
た排出されるテープを切断する切断手段とを有するテー
プ印字装置において、前記テープカートリッジから繰り
出されるテープの終了端よりも一定の長さだけ手前側の
テープ部分に形成された被検出部と、この被検出部を検
出するために、前記印字手段による印字位置よりもテー
プ搬送方向の下流側の位置に配置された検出手段とを備
えた構成を採用し、さらに、前記テープの終了端から前
記被検出部までの距離は、前記印字手段による印字位置
から前記検出手段による検出位置までの距離と同一ある
いはそれ以上の値となるように設定した構成を採用して
いる。
【0012】ここで、前記テープに形成された前記被検
出部を光学的に検知可能なものとし、前記検出手段を光
学式検出手段とすることができる。また、被検出部とし
ては、上記のものに加えて、テープ搬送方向の上流ある
いは下流側に別個の被検出部を少なくとも1つ形成すれ
ば、これら複数の被検出部の検出結果に基づき適切な印
字停止制御等を行うことができる。
出部を光学的に検知可能なものとし、前記検出手段を光
学式検出手段とすることができる。また、被検出部とし
ては、上記のものに加えて、テープ搬送方向の上流ある
いは下流側に別個の被検出部を少なくとも1つ形成すれ
ば、これら複数の被検出部の検出結果に基づき適切な印
字停止制御等を行うことができる。
【0013】
【作用】テープが残り少なくなり、その終端近傍に形成
されている被検出部が検出手段の位置を通過すると、こ
の検出手段によって被検出部が検出され、テープが終了
したことが検知される。この結果、例えば、印字動作等
が強制的に停止させられる。検出手段による検出時点に
おいては、テープの実際の終端は、印字手段による印字
位置あるいはそれよりもテープ搬送方向の下流側に位置
している。したがて、インクリボンのみが印字位置を通
過して搬送さる状態での印字が行われることが回避され
る。また、印字位置と検出位置の距離をなるべく接近さ
せておけば、テープ終了が検出された時点ので実際のテ
ープ残量は実質的に無い状態となるので、経済的でもあ
る。
されている被検出部が検出手段の位置を通過すると、こ
の検出手段によって被検出部が検出され、テープが終了
したことが検知される。この結果、例えば、印字動作等
が強制的に停止させられる。検出手段による検出時点に
おいては、テープの実際の終端は、印字手段による印字
位置あるいはそれよりもテープ搬送方向の下流側に位置
している。したがて、インクリボンのみが印字位置を通
過して搬送さる状態での印字が行われることが回避され
る。また、印字位置と検出位置の距離をなるべく接近さ
せておけば、テープ終了が検出された時点ので実際のテ
ープ残量は実質的に無い状態となるので、経済的でもあ
る。
【0014】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
明する。
【0015】図1には、本例のテープ印字装置の外観を
示してある。テープ印字装置1の基本的な構成は従来の
テープ印字装置と同様であり、本体ケース2の上面には
キーボード3が配置され、その後ろ側には、後端を中心
として開閉可能な蓋4が取付けられている。本体ケース
2の前端には携帯用の把手5が形成されている。蓋4は
中央の蓋オープンボタン6を押すことにより開けること
ができる。蓋4には、一方の側に内部の液晶表示器の表
示画面を目視可能な窓4aが形成されており、他方の側
には、内部のカートリッジ装着部(図2参照)にテープ
カートリッジ(図2参照)が装着されているか否かを目
視可能な窓4bが形成されている。
示してある。テープ印字装置1の基本的な構成は従来の
テープ印字装置と同様であり、本体ケース2の上面には
キーボード3が配置され、その後ろ側には、後端を中心
として開閉可能な蓋4が取付けられている。本体ケース
2の前端には携帯用の把手5が形成されている。蓋4は
中央の蓋オープンボタン6を押すことにより開けること
ができる。蓋4には、一方の側に内部の液晶表示器の表
示画面を目視可能な窓4aが形成されており、他方の側
には、内部のカートリッジ装着部(図2参照)にテープ
カートリッジ(図2参照)が装着されているか否かを目
視可能な窓4bが形成されている。
【0016】本体ケース2の一方の側面には、その後ろ
側の位置にACアダプターのジャック差し込み口4cが
あり、前側の位置には、電源スイッチ4dが配置されて
いる。本体ケース2の内部には、電池装着部(図示せ
ず)が形成されており、本体ケース2の裏面に形成した
蓋を開けることにより、電池の取付け、交換を行うこと
が可能となっている。これらの構成は、従来のテープ印
字装置と同様である。
側の位置にACアダプターのジャック差し込み口4cが
あり、前側の位置には、電源スイッチ4dが配置されて
いる。本体ケース2の内部には、電池装着部(図示せ
ず)が形成されており、本体ケース2の裏面に形成した
蓋を開けることにより、電池の取付け、交換を行うこと
が可能となっている。これらの構成は、従来のテープ印
字装置と同様である。
【0017】図2には、蓋4を開けた状態を示してあ
る。蓋4を開けると、本体ケース2の側に形成されてい
るテープカートリッジ7の装着部8が露出する。また、
この装着部8の隣には、液晶表示器9が配置され、その
表面画面9aも露出する。
る。蓋4を開けると、本体ケース2の側に形成されてい
るテープカートリッジ7の装着部8が露出する。また、
この装着部8の隣には、液晶表示器9が配置され、その
表面画面9aも露出する。
【0018】まず、図2と共に図3も参照して、この装
着部8に着脱可能に装着されるテープカートリッジ7の
構成を説明する。テープカートリッジ7のケースは、上
ケース7aおよび下ケース7bを組み合わせた構成とな
っており、サーマルヘッド差し込み用の貫通孔71が形
成されている。テープカートリッジ7の内部には、テー
プ状の記録媒体(以下、「テープ」という。)Tのロー
ル72と、インクリボンRのロール73が配置されてい
る。また、プラテンロール74およびリボン巻取りロー
ル75が配置されている。テープロール72から繰り出
されたテープTは、図3において太い破線で示す搬送経
路を通ってケース側面に形成した排出口76から外部に
排出される。インクリボンRは、太い実線で示す搬送経
路に沿って搬送され、プラテンロール74の位置で、テ
ープTに重ね合わされ、貫通孔71の内側面に沿ってリ
ボン巻取りロール75に至り、ここに巻き取られる。
着部8に着脱可能に装着されるテープカートリッジ7の
構成を説明する。テープカートリッジ7のケースは、上
ケース7aおよび下ケース7bを組み合わせた構成とな
っており、サーマルヘッド差し込み用の貫通孔71が形
成されている。テープカートリッジ7の内部には、テー
プ状の記録媒体(以下、「テープ」という。)Tのロー
ル72と、インクリボンRのロール73が配置されてい
る。また、プラテンロール74およびリボン巻取りロー
ル75が配置されている。テープロール72から繰り出
されたテープTは、図3において太い破線で示す搬送経
路を通ってケース側面に形成した排出口76から外部に
排出される。インクリボンRは、太い実線で示す搬送経
路に沿って搬送され、プラテンロール74の位置で、テ
ープTに重ね合わされ、貫通孔71の内側面に沿ってリ
ボン巻取りロール75に至り、ここに巻き取られる。
【0019】テープTをリボンRが重なりあうプラテン
ロール74の位置が印字位置であり、この位置に対峙し
ている貫通孔71の側壁には窓71aが形成されてい
る。また、テープロール72の中心には、位置決め用の
軸差し込み孔72aが形成され、プラテンロール74の
中心には、ロール駆動軸差し込み孔74aが形成され、
リボン巻取りロール75の中心にはロール駆動軸差し込
み孔75aが形成されている。
ロール74の位置が印字位置であり、この位置に対峙し
ている貫通孔71の側壁には窓71aが形成されてい
る。また、テープロール72の中心には、位置決め用の
軸差し込み孔72aが形成され、プラテンロール74の
中心には、ロール駆動軸差し込み孔74aが形成され、
リボン巻取りロール75の中心にはロール駆動軸差し込
み孔75aが形成されている。
【0020】テープTは、表面が印刷面であり、その裏
面側には粘着面が形成され、粘着面が剥離紙によって覆
われた構成をしている。したがって、剥離紙を剥がすこ
とにより、希望する場所に貼り付けることができる。本
例では、テープTとして、6、9、12、18、24m
mの5種類の幅のものが収納されたテープカートリッジ
7を利用できるように構成されている。
面側には粘着面が形成され、粘着面が剥離紙によって覆
われた構成をしている。したがって、剥離紙を剥がすこ
とにより、希望する場所に貼り付けることができる。本
例では、テープTとして、6、9、12、18、24m
mの5種類の幅のものが収納されたテープカートリッジ
7を利用できるように構成されている。
【0021】この構成のテープカートリッジ7が装着さ
れる装着部8は、その底面から、サーマルヘッド11が
内蔵されたヘッドユニット12、位置決め用ピン13、
プラテンロール駆動軸14およびリボン巻取りロール駆
動軸15が突出している。これらの各部分は、テープカ
ートリッジ7が装着されると、そこに形成されている貫
通孔71、テープロール孔72a、プラテンロール駆動
軸差し込み孔74a、リボンロール駆動軸差し込み孔7
5aにそれぞれ差し込まれた状態となる。差し込まれた
状態においては、サーマルヘッド11の表面に上下方向
に一列に配列された発熱体11aは、テープカートリッ
ジ貫通孔71の窓71aから、プラテンロール74の表
面に沿って重なった状態で搬送されるテープTおよびリ
ボンRに対峙した状態となる。サーマルヘッド11は、
図3において実線で示す位置と想像線で示すリリース位
置の間を旋回可能となっている。本例では、蓋4を閉じ
る動作に連動して、蓋裏面に形成されている突起4eが
本体ケース内蔵の連動機構(図示せず)を操作して、サ
ーマルヘッドをリリース位置から実線で示す印字可能な
位置に移動させるようになっている。また、蓋オープン
ボタン6の操作に連動して、サーマルヘッド11はリリ
ース位置に退避するようになっている。
れる装着部8は、その底面から、サーマルヘッド11が
内蔵されたヘッドユニット12、位置決め用ピン13、
プラテンロール駆動軸14およびリボン巻取りロール駆
動軸15が突出している。これらの各部分は、テープカ
ートリッジ7が装着されると、そこに形成されている貫
通孔71、テープロール孔72a、プラテンロール駆動
軸差し込み孔74a、リボンロール駆動軸差し込み孔7
5aにそれぞれ差し込まれた状態となる。差し込まれた
状態においては、サーマルヘッド11の表面に上下方向
に一列に配列された発熱体11aは、テープカートリッ
ジ貫通孔71の窓71aから、プラテンロール74の表
面に沿って重なった状態で搬送されるテープTおよびリ
ボンRに対峙した状態となる。サーマルヘッド11は、
図3において実線で示す位置と想像線で示すリリース位
置の間を旋回可能となっている。本例では、蓋4を閉じ
る動作に連動して、蓋裏面に形成されている突起4eが
本体ケース内蔵の連動機構(図示せず)を操作して、サ
ーマルヘッドをリリース位置から実線で示す印字可能な
位置に移動させるようになっている。また、蓋オープン
ボタン6の操作に連動して、サーマルヘッド11はリリ
ース位置に退避するようになっている。
【0022】装着されたテープカートリッジ7のテープ
排出口76に対応する本体ケース2の側の位置にもテー
プ排出口16が形成されている。テープTはカートリッ
ジ7の排出口76および本体ケース側の排出口16を通
過して、外部に排出されることになる。この排出口16
には、カッター18が配置されており、排出口16より
も後方側の位置に配置したカッターボタン17を操作す
ると、これに連動してカッターが動作して、ここを通過
するテープTを切断できるようになっている。
排出口76に対応する本体ケース2の側の位置にもテー
プ排出口16が形成されている。テープTはカートリッ
ジ7の排出口76および本体ケース側の排出口16を通
過して、外部に排出されることになる。この排出口16
には、カッター18が配置されており、排出口16より
も後方側の位置に配置したカッターボタン17を操作す
ると、これに連動してカッターが動作して、ここを通過
するテープTを切断できるようになっている。
【0023】このような機構は従来のテープ印字装置と
同様である。
同様である。
【0024】本体ケース2の内部には、各部分の制御機
構を構成している回路基板が配置されていると共に、プ
ラテンロール、リボン巻取りロール等の駆動部材の駆動
源であるステッピングモータが内蔵されている。さらに
は、前述したように電池装着部が形成されている。
構を構成している回路基板が配置されていると共に、プ
ラテンロール、リボン巻取りロール等の駆動部材の駆動
源であるステッピングモータが内蔵されている。さらに
は、前述したように電池装着部が形成されている。
【0025】また、本例において、カッター18に隣接
した位置に、発光素子および受光素子が排出口16を挟
み対向配置された構成のホトセンサ19が配置されてい
る。
した位置に、発光素子および受光素子が排出口16を挟
み対向配置された構成のホトセンサ19が配置されてい
る。
【0026】このホトセンサ19は、テープTの終了を
検出するためのものである。
検出するためのものである。
【0027】次に、図4を参照して、本例のテープ印字
装置1に組み込まれている制御系の全体構成を説明す
る。制御系の中心をなす制御回路部20は、ROM、R
AM、入出力ポートを一体に組み込んだ1チップマイク
ロコンピュータ(CPU)21と、マスクROM22、
CPU21と周辺回路のインタフェースを行う各種回路
が組み込まれた構成となっている。CPU21はインタ
フェースを介して直接あるいは間接的にキーボード3、
液晶表示器9等に接続され、これらの駆動制御を司る。
装置1に組み込まれている制御系の全体構成を説明す
る。制御系の中心をなす制御回路部20は、ROM、R
AM、入出力ポートを一体に組み込んだ1チップマイク
ロコンピュータ(CPU)21と、マスクROM22、
CPU21と周辺回路のインタフェースを行う各種回路
が組み込まれた構成となっている。CPU21はインタ
フェースを介して直接あるいは間接的にキーボード3、
液晶表示器9等に接続され、これらの駆動制御を司る。
【0028】CPU21の入力ポートの側には、電源ス
イッチ4d、蓋4の開閉を検出するための開閉検出スイ
ッチ23が接続されている。25は電源ユニットであ
る。サーマルヘッド11による印字濃度は、その発熱体
11aへの通電時間によって変動すると共に、雰囲気温
度、駆動電圧によっても変動する。このために、本例で
は、温度検出回路31および電圧検出回路32を設け
て、これらを検出している。これらの回路31、32の
出力はCPU21のアナログ・デジタル(A/D)変換
入力ポートAD1、AD2に入力される。CPU21
は、これらのポートに現れる電圧をデジタル信号に変換
して読み取り、印字濃度を適切に設定すべく通電時間を
制御する。
イッチ4d、蓋4の開閉を検出するための開閉検出スイ
ッチ23が接続されている。25は電源ユニットであ
る。サーマルヘッド11による印字濃度は、その発熱体
11aへの通電時間によって変動すると共に、雰囲気温
度、駆動電圧によっても変動する。このために、本例で
は、温度検出回路31および電圧検出回路32を設け
て、これらを検出している。これらの回路31、32の
出力はCPU21のアナログ・デジタル(A/D)変換
入力ポートAD1、AD2に入力される。CPU21
は、これらのポートに現れる電圧をデジタル信号に変換
して読み取り、印字濃度を適切に設定すべく通電時間を
制御する。
【0029】ここで、本例においては、前述したよう
に、ホトセンサ19が配置されており、ここからの検出
信号も、CPU21の入力ポートAD3に入力される。
ここに入力された信号に基づき、CPU21では、テー
プTが終了したか否かの判別を行う。終了が検出された
ときには、割り込みが掛かり、予め設定されたプログラ
ムに従って処理動作が実行される。例えば、印字動作を
中断させる。あるいは、これにと共に、テープが終わっ
た旨を、表示器9を介して表示する。または、ブザー等
の発音機構を内蔵している場合には、警報を発生する。
さらには、印字動作の途中でテープ終わりが検出された
時には、印字中の文書データを一時記憶保持しておき、
テープ交換後に自動的にその印字中断位置から、あるい
はそれよりも2、3文字手前の位置、または1文節前の
位置から印字を再開する等の制御を行う。このような、
テープ終了に伴う処理としては各種の制御を挙げること
ができる。
に、ホトセンサ19が配置されており、ここからの検出
信号も、CPU21の入力ポートAD3に入力される。
ここに入力された信号に基づき、CPU21では、テー
プTが終了したか否かの判別を行う。終了が検出された
ときには、割り込みが掛かり、予め設定されたプログラ
ムに従って処理動作が実行される。例えば、印字動作を
中断させる。あるいは、これにと共に、テープが終わっ
た旨を、表示器9を介して表示する。または、ブザー等
の発音機構を内蔵している場合には、警報を発生する。
さらには、印字動作の途中でテープ終わりが検出された
時には、印字中の文書データを一時記憶保持しておき、
テープ交換後に自動的にその印字中断位置から、あるい
はそれよりも2、3文字手前の位置、または1文節前の
位置から印字を再開する等の制御を行う。このような、
テープ終了に伴う処理としては各種の制御を挙げること
ができる。
【0030】次に、マスクROM22は各種の書体の文
字を記憶しており、アドレスバス、データバスを介して
CPU21に接続されている。液晶表示器9は、液晶パ
ネルから構成される表示画面9aと、この画面9aを駆
動するドライバ9bと、ドライバ9bを介して表示画面
9aの駆動を制御するドライバコントローラ9cを備え
ている。
字を記憶しており、アドレスバス、データバスを介して
CPU21に接続されている。液晶表示器9は、液晶パ
ネルから構成される表示画面9aと、この画面9aを駆
動するドライバ9bと、ドライバ9bを介して表示画面
9aの駆動を制御するドライバコントローラ9cを備え
ている。
【0031】一方、本例の印字装置1の印字機構は、機
械的な主要構成要素としてサーマルヘッド11とステッ
ピングモータ41を備えている。制御系の主要構成要素
として、プリンタコントーラ42、モータドライバ43
を備えている。本例のサーマルヘッド11は、128個
の発熱体11aを縦一列に一定のピッチで配列した構成
となっている。ステッピングモータ41は4相の駆動信
号の位相を適宜制御することにより回転角度を制御可能
なものである。このステッピングモータ41の1ステッ
プによるテープ送り量は、本体ケースに内蔵されてステ
ッピングモータからプラテンロール駆動軸に渡る減速機
構の減速比により決定される。テープ搬送は、サーマル
ヘッド11による1ドット列毎の印字に同期してステッ
ピングモータ41を一定のステップ数づつ駆動すること
により行われる。
械的な主要構成要素としてサーマルヘッド11とステッ
ピングモータ41を備えている。制御系の主要構成要素
として、プリンタコントーラ42、モータドライバ43
を備えている。本例のサーマルヘッド11は、128個
の発熱体11aを縦一列に一定のピッチで配列した構成
となっている。ステッピングモータ41は4相の駆動信
号の位相を適宜制御することにより回転角度を制御可能
なものである。このステッピングモータ41の1ステッ
プによるテープ送り量は、本体ケースに内蔵されてステ
ッピングモータからプラテンロール駆動軸に渡る減速機
構の減速比により決定される。テープ搬送は、サーマル
ヘッド11による1ドット列毎の印字に同期してステッ
ピングモータ41を一定のステップ数づつ駆動すること
により行われる。
【0032】なお、CPU21の内部ROMには、上述
した各周辺回路を駆動制御するための各種の制御プログ
ラムが格納されている。これらの制御プログラムに基づ
き、各部分の制御が実行される。
した各周辺回路を駆動制御するための各種の制御プログ
ラムが格納されている。これらの制御プログラムに基づ
き、各部分の制御が実行される。
【0033】次に、図5を参照して、本例のテープカー
トリッジ7に収納されているテープTの後端近傍に形成
されている被検出部を説明する。この被検出部Taはホ
トセンサ19によって検知可能な光が通過可能な孔ある
いは透明部分として形成されている。勿論、孔の代わり
の上下の何れかの側から形成した切り欠きでもよい。
トリッジ7に収納されているテープTの後端近傍に形成
されている被検出部を説明する。この被検出部Taはホ
トセンサ19によって検知可能な光が通過可能な孔ある
いは透明部分として形成されている。勿論、孔の代わり
の上下の何れかの側から形成した切り欠きでもよい。
【0034】この被検出部Taからテープ終了端Teま
での長さT1は、本例では、実質的に、ホトセンサ19
の検出位置からサーマルヘッド11の印字位置までの距
離L1と等しい値に設定されている。
での長さT1は、本例では、実質的に、ホトセンサ19
の検出位置からサーマルヘッド11の印字位置までの距
離L1と等しい値に設定されている。
【0035】したがって、テープTが終わりに近づき、
図5(b)に示すようにその終了端Teが巻き出され
て、図5(c)に示すように、終了端Teが丁度、サー
マルヘッド11による印字位置に至ると、テープTに形
成されている被検出部Taが丁度、ホトセンサ19によ
る検出位置に至り、テープの終了が検出される。したが
って、この時点でテープ搬送および印字動作が中断ある
いは停止される。このように、本例によれば、テープの
終了を確実に検出できる。また、テープ終了端と被検出
部までの距離を小さくすることにより、実質的なテープ
残量が無い状態の検出が可能である。
図5(b)に示すようにその終了端Teが巻き出され
て、図5(c)に示すように、終了端Teが丁度、サー
マルヘッド11による印字位置に至ると、テープTに形
成されている被検出部Taが丁度、ホトセンサ19によ
る検出位置に至り、テープの終了が検出される。したが
って、この時点でテープ搬送および印字動作が中断ある
いは停止される。このように、本例によれば、テープの
終了を確実に検出できる。また、テープ終了端と被検出
部までの距離を小さくすることにより、実質的なテープ
残量が無い状態の検出が可能である。
【0036】ここで、印字開始時点におけるテープ先端
の状態としては次のような状態が考えられる。第1は、
オートカットあるいは手動カートされた後のテープ先端
がカッタ18に位置している場合である。この場合に
は、ホトセンサ19の設置位置にはテープが存在してい
ないので、被検出部Taを検出した場合と同様に、ホト
センサ19はオン状態にある。第2は、新しいテープカ
ートリッジを装着して初めての印字動作を行う場合であ
り、この場合にもテープが繰り出されていないので、第
1の場合と同様にセンサ19はオン状態にある。第3
は、ホトセンサ19の位置に丁度、被検出部Taが位置
している場合である。この場合にも、印字開始時点で
は、センサがオン状態となる。第4は、テープTの先端
がホトセンサ19よりも排出側に位置している場合であ
り、この場合には、ホトセンサ19はオフ状態にある。
の状態としては次のような状態が考えられる。第1は、
オートカットあるいは手動カートされた後のテープ先端
がカッタ18に位置している場合である。この場合に
は、ホトセンサ19の設置位置にはテープが存在してい
ないので、被検出部Taを検出した場合と同様に、ホト
センサ19はオン状態にある。第2は、新しいテープカ
ートリッジを装着して初めての印字動作を行う場合であ
り、この場合にもテープが繰り出されていないので、第
1の場合と同様にセンサ19はオン状態にある。第3
は、ホトセンサ19の位置に丁度、被検出部Taが位置
している場合である。この場合にも、印字開始時点で
は、センサがオン状態となる。第4は、テープTの先端
がホトセンサ19よりも排出側に位置している場合であ
り、この場合には、ホトセンサ19はオフ状態にある。
【0037】このような各種の状態で印字が開始された
場合に、適切なテープ終了検出を行うために、例えば図
6に示すようなテープ終了検出制御を行えばよい。
場合に、適切なテープ終了検出を行うために、例えば図
6に示すようなテープ終了検出制御を行えばよい。
【0038】図6のフローチャートを参照して説明す
る。印字が開始されると、ホトセンサ19がオン状態
(被検出部を検出した状態)にあるか否かを判別する
(ステップST1)。センサがオフの場合には、ステッ
プST2、3からステップST1に戻るルーチンを、印
字が終了するまで繰り返す。このルーチンが通常の印字
制御動作である。
る。印字が開始されると、ホトセンサ19がオン状態
(被検出部を検出した状態)にあるか否かを判別する
(ステップST1)。センサがオフの場合には、ステッ
プST2、3からステップST1に戻るルーチンを、印
字が終了するまで繰り返す。このルーチンが通常の印字
制御動作である。
【0039】しかるに、ホトセンサ19がオン状態の場
合には、制御は、ステップST1からステップST4に
移行して、フラグFがセットされているか否かを判別す
る。
合には、制御は、ステップST1からステップST4に
移行して、フラグFがセットされているか否かを判別す
る。
【0040】セットされていない場合(F=0)には、
ステップST5に移行して、予め設定した僅かの時間だ
け印字制御動作を行ない、その後に、ステップST6に
おいてフラグFをセットして、ステップST1に戻り、
再度、ホトセンサ19の状態を判別する。
ステップST5に移行して、予め設定した僅かの時間だ
け印字制御動作を行ない、その後に、ステップST6に
おいてフラグFをセットして、ステップST1に戻り、
再度、ホトセンサ19の状態を判別する。
【0041】ここで、ホトセンサ19がオン状態にある
場合としては、上記のように、テープ終了を示す被検出
部Taが実際に検出されている場合と、テープ先端がホ
トセンサの位置まで繰り出されていない場合がある。本
例の制御では、ホトセンサ19がオンすると、被検出部
Taの幅よりも長い距離だけテープTが搬送されるのに
必要な時間に渡って印字動作を行う(ステップST
5)。この印字および搬送動作において、被検出部Ta
が実際に検出されている場合には、このような印字・搬
送動作においては、テープの終了端が図5(c)に示す
ようにプラテンローラ74の下流側に移動するので、テ
ープ搬送が行われない。したがって、再度、ホトセンサ
19の状態を判別して、依然としてセンサ19がオン状
態にあれば、ホトセンサ19によってテープ終了を示す
被検出部Taが実際に検出されているものと判断して、
ステップST1からステップST4を経て、ステップS
T7に移行して、印字動作を強制的に停止させて、制御
を終了する。
場合としては、上記のように、テープ終了を示す被検出
部Taが実際に検出されている場合と、テープ先端がホ
トセンサの位置まで繰り出されていない場合がある。本
例の制御では、ホトセンサ19がオンすると、被検出部
Taの幅よりも長い距離だけテープTが搬送されるのに
必要な時間に渡って印字動作を行う(ステップST
5)。この印字および搬送動作において、被検出部Ta
が実際に検出されている場合には、このような印字・搬
送動作においては、テープの終了端が図5(c)に示す
ようにプラテンローラ74の下流側に移動するので、テ
ープ搬送が行われない。したがって、再度、ホトセンサ
19の状態を判別して、依然としてセンサ19がオン状
態にあれば、ホトセンサ19によってテープ終了を示す
被検出部Taが実際に検出されているものと判断して、
ステップST1からステップST4を経て、ステップS
T7に移行して、印字動作を強制的に停止させて、制御
を終了する。
【0042】これに対して、最初はホトセンサ19がオ
ン状態であったのが、再度の判別(ステップST1)に
おいてオフ状態に切り換わった場合には、テープがホト
センサの位置まで繰り出されたものと判断して、通常の
印字制御動作を実行する(ステップST2)。
ン状態であったのが、再度の判別(ステップST1)に
おいてオフ状態に切り換わった場合には、テープがホト
センサの位置まで繰り出されたものと判断して、通常の
印字制御動作を実行する(ステップST2)。
【0043】勿論、上記の制御フローは一例を示すもの
であり、例えば、上記の被検出部Taに加えて、その前
後に、別の被検出部を形成しておき、これら複数の被検
出部の検出結果に基づき、テープ終了検出を正確に行う
ような制御動作を行うようにしてもよい。
であり、例えば、上記の被検出部Taに加えて、その前
後に、別の被検出部を形成しておき、これら複数の被検
出部の検出結果に基づき、テープ終了検出を正確に行う
ような制御動作を行うようにしてもよい。
【0044】なお、本例では、検出手段としてホトセン
サ19を配置し、これが検出可能な光学的に検出可能な
被検出部をテープに形成した構成を採用している。この
代わりに、例えば磁気検出手段を配置し、磁性部分を被
検出部として形成しておいてもよい。あるいは、機械的
なマイクロスイッチを用いて、テープ終了端近傍に形成
した被検出部を検出するようにしてもよい。また、本例
では、透過型のホトセンサを利用しているが、勿論、反
射型のものを使用してもよい。
サ19を配置し、これが検出可能な光学的に検出可能な
被検出部をテープに形成した構成を採用している。この
代わりに、例えば磁気検出手段を配置し、磁性部分を被
検出部として形成しておいてもよい。あるいは、機械的
なマイクロスイッチを用いて、テープ終了端近傍に形成
した被検出部を検出するようにしてもよい。また、本例
では、透過型のホトセンサを利用しているが、勿論、反
射型のものを使用してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテープ印
字装置においては、テープの終了端の近傍位置にテープ
終了を示す被検出部を形成し、これを装置側に配置され
た検出手段によって検出すると共に、被検出部からテー
プ終了端までの距離を、印字位置から検出手段による検
出位置までの距離と同一あるいはそれ以上の値に設定し
た構成を採用している。したがって、本発明によれば、
テープの終了マークを使用者が目視によって確認する従
来の機構とは異なり、テープが終わることを見落とすこ
となく、確実にテープの終わりを検出できる。また、テ
ープのリール側に検出機構を配置してある従来の機構と
は異なり、テープの終了が検出された時点での実際のテ
ープ残量が極めて少なくので、経済的である。
字装置においては、テープの終了端の近傍位置にテープ
終了を示す被検出部を形成し、これを装置側に配置され
た検出手段によって検出すると共に、被検出部からテー
プ終了端までの距離を、印字位置から検出手段による検
出位置までの距離と同一あるいはそれ以上の値に設定し
た構成を採用している。したがって、本発明によれば、
テープの終了マークを使用者が目視によって確認する従
来の機構とは異なり、テープが終わることを見落とすこ
となく、確実にテープの終わりを検出できる。また、テ
ープのリール側に検出機構を配置してある従来の機構と
は異なり、テープの終了が検出された時点での実際のテ
ープ残量が極めて少なくので、経済的である。
【図1】本発明を適用したテープ印字装置の外観斜視図
である。
である。
【図2】テープ印字装置の蓋を開けてテープカートリッ
ジを取り出した状態を示す部分斜視図である。
ジを取り出した状態を示す部分斜視図である。
【図3】テープカートリッジの概略内部構成図である。
【図4】テープ印字装置の制御系を示す概略ブロック図
である。
である。
【図5】テープの終了検出動作を説明するための説明図
である。
である。
【図6】テープ終了の検出動作の一例を示す概略フロー
チャートである。
チャートである。
1 テープ印字装置 4d 電源スイッチ 7 テープカートリッジ 8 テープカートリッジ装着部 9 液晶表示器 11 サーマルヘッド 11a サーマルヘッドの発熱体 16 排出口 18 カッタ 19 ホトセンサ 20 制御回路 21 CPU T テープ Te テープ終了端 Ta 被検出部 T1 被検出部からテープ終了端までの距離 L1 印字位置から検出位置までの距離 74 プラテンローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 記録媒体としてのテープを収納したテー
プカートリッジを着脱可能に装着可能なカートリッジ装
着部と、このカートリッジ装着部に装着されたテープカ
ートリッジから繰り出されるテープに印字を行う印字手
段と、この印字手段によって印字された後のテープを外
部に排出する排出部と、この排出部の近傍に配置された
排出されるテープを切断する切断手段とを有するテープ
印字装置において、 前記テープカートリッジから繰り出されるテープの終了
端よりも一定の長さだけ手前側のテープ部分に形成され
た被検出部と、この被検出部を検出するために、前記印
字手段の印字位置よりもテープ搬送方向の下流側の位置
に配置された検出手段とを有し、前記テープの終了端か
ら前記被検出部までの距離が、前記印字手段による印字
位置から前記検出手段による検出位置までの距離と同一
またはそれ以上となるように設定されていることを特徴
とするテープ終了検出機構。 - 【請求項2】 請求項1において、前記テープに形成さ
れた前記被検出部は光学的に検知可能なものであり、前
記検出手段は光学式検出手段であることを特徴とするテ
ープ終了検出機構。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記被検出
部よりもテープ搬送方向の上流側あるいは下流側のテー
プ部分にも、少なくとも1つの被検出部が形成されてい
ることを特徴とするテープ終了検出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7100498A JPH08267881A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | テープ印字装置のテープ終了検出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7100498A JPH08267881A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | テープ印字装置のテープ終了検出機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08267881A true JPH08267881A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14275604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7100498A Pending JPH08267881A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | テープ印字装置のテープ終了検出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08267881A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011037155A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Seiko Epson Corp | テープ供給装置およびこれを備えたテープ印刷装置 |
JP2011037154A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Seiko Epson Corp | テープ供給装置およびこれを備えたテープ印刷装置 |
JP2015063045A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | カシオ計算機株式会社 | 印刷装置、印刷方法、プログラム、及びテープ |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7100498A patent/JPH08267881A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011037155A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Seiko Epson Corp | テープ供給装置およびこれを備えたテープ印刷装置 |
JP2011037154A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Seiko Epson Corp | テープ供給装置およびこれを備えたテープ印刷装置 |
JP2015063045A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | カシオ計算機株式会社 | 印刷装置、印刷方法、プログラム、及びテープ |
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