JPH08267649A - 多層で常温変形させることができ、深絞り可能な複合金属材料 - Google Patents
多層で常温変形させることができ、深絞り可能な複合金属材料Info
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- JPH08267649A JPH08267649A JP7058863A JP5886395A JPH08267649A JP H08267649 A JPH08267649 A JP H08267649A JP 7058863 A JP7058863 A JP 7058863A JP 5886395 A JP5886395 A JP 5886395A JP H08267649 A JPH08267649 A JP H08267649A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多層で、常温変形させることができ、深絞り
可能で容易に加工することが出来、安価で、熱伝導性が
よく、磁化でき、さらに軽い複合金属材料を提供する。 【構成】 複合材料はアルミニウム合金のコア層１を含
むものとする。このコア層１は２個の外層部５，４，３
間に配置され、これらの外層部は前記コア層１に関して
互いに対称に構成される。この外層部は前記コア層１の
上に配置した純アルミニウム層５を含み、炭素鋼の層４
が続き、最後に最も外側の層３を形成するオーステナイ
ト系高級鋼の層が積層される。
可能で容易に加工することが出来、安価で、熱伝導性が
よく、磁化でき、さらに軽い複合金属材料を提供する。 【構成】 複合材料はアルミニウム合金のコア層１を含
むものとする。このコア層１は２個の外層部５，４，３
間に配置され、これらの外層部は前記コア層１に関して
互いに対称に構成される。この外層部は前記コア層１の
上に配置した純アルミニウム層５を含み、炭素鋼の層４
が続き、最後に最も外側の層３を形成するオーステナイ
ト系高級鋼の層が積層される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、多層で、常温変形さ
せることができ、深絞り可能な複合金属材料に関する。
本発明は、また、前記の複合金属材料から製造される調
理器具に関する。
せることができ、深絞り可能な複合金属材料に関する。
本発明は、また、前記の複合金属材料から製造される調
理器具に関する。
【０００２】
【従来の技術】互いに結合した複数の層からなる複合金
属材料は、これが加工される最終製品に応じて、非常に
異なる様々な特性を特徴としなければならない。そのた
め、個々の層の特性は理想的な方法で結合される。その
ために、例えば積層板の変形特性のような所定の特性
は、個々の層のそれぞれ単一素材から予期することが出
来る変形特性とは実質的に異なる。現在、常温で変形さ
せ、かつ、深絞り可能なばかりでなく、熱伝導性が良好
でかつ磁化出来る複合材料を必要とする応用がある。前
記の多層複合材料の応用の一例は、多層で深絞りした調
理器具で、底の部分とこれと一体に形成された側壁部を
有し、それによって、底の部分の断面構造が前記側壁部
の断面構造と同じである。上記の調理器具は、伝統的な
熱源であるガス、電気あるいはハロゲンに使用されて役
に立つばかりではなく、特に電磁レンジに有用である。
上記の調理器具が製造される多層複合材料は、熱伝導性
がよく同時に磁化できる特性を有していなければならな
い。さらに、複合材料となる未加工の素材は調理器具を
製造するために少なくとも深絞りができなければならな
い。
属材料は、これが加工される最終製品に応じて、非常に
異なる様々な特性を特徴としなければならない。そのた
め、個々の層の特性は理想的な方法で結合される。その
ために、例えば積層板の変形特性のような所定の特性
は、個々の層のそれぞれ単一素材から予期することが出
来る変形特性とは実質的に異なる。現在、常温で変形さ
せ、かつ、深絞り可能なばかりでなく、熱伝導性が良好
でかつ磁化出来る複合材料を必要とする応用がある。前
記の多層複合材料の応用の一例は、多層で深絞りした調
理器具で、底の部分とこれと一体に形成された側壁部を
有し、それによって、底の部分の断面構造が前記側壁部
の断面構造と同じである。上記の調理器具は、伝統的な
熱源であるガス、電気あるいはハロゲンに使用されて役
に立つばかりではなく、特に電磁レンジに有用である。
上記の調理器具が製造される多層複合材料は、熱伝導性
がよく同時に磁化できる特性を有していなければならな
い。さらに、複合材料となる未加工の素材は調理器具を
製造するために少なくとも深絞りができなければならな
い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の多層複合材料か
ら深絞りされた従来の調理器具は、一方では長期の使用
により、特に底の部分が劣化し、そこに変形が生じる特
徴がある。すなわち、底部の器具支持面が長期の使用で
変形する。他方では、特に製造工程でたくさんの不良品
やスクラップが生じる。例えば、上記複合材料が深絞り
され、再絞り、再加圧される工程で、最初は共に結合し
ていた個々の層が互いに離れ、および／あるいは引き裂
かれる。特にフェライト系高級鋼が圧延方向に関して９
０度変形するとき、絞りあるいは収縮の領域には、溝あ
るいは波のように見える技術上溝付きと呼ばれる現象が
生じ、少なくともその製品の研磨という更にもう一段階
の工程を必要とする。他の多層複合材料は、同じ変形比
に適合しない。
ら深絞りされた従来の調理器具は、一方では長期の使用
により、特に底の部分が劣化し、そこに変形が生じる特
徴がある。すなわち、底部の器具支持面が長期の使用で
変形する。他方では、特に製造工程でたくさんの不良品
やスクラップが生じる。例えば、上記複合材料が深絞り
され、再絞り、再加圧される工程で、最初は共に結合し
ていた個々の層が互いに離れ、および／あるいは引き裂
かれる。特にフェライト系高級鋼が圧延方向に関して９
０度変形するとき、絞りあるいは収縮の領域には、溝あ
るいは波のように見える技術上溝付きと呼ばれる現象が
生じ、少なくともその製品の研磨という更にもう一段階
の工程を必要とする。他の多層複合材料は、同じ変形比
に適合しない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、（１）コア層１と、２個の外層部２，
３，４，５と、前記コア層１が前記２個の外層部２，
３，４，５の間に挟まれていることと、前記コア層１が
純アルミニウムあるいはアルミニウム合金を包含するこ
とと、前記外層部２，３，４，５がオーステナイト系お
よび／あるいは強磁性鋼を包含することと、前記外層部
２，３，４，５が、コア層１に関して互いに対称に構成
されていることとから成る多層で常温変形させることが
でき、深絞り可能なこと、更には、（２）前記２個の外
層部２がフェライト系高級鋼からなること、更には、
（３）それぞれの外層部が、２枚のオーステナイト系高
級鋼の層３と、これらの２枚の層の間に挟まれたフェラ
イト系高級鋼あるいは炭素鋼の更なる層（それぞれ２あ
るいは４）とからなること、更には、（４）前記コア層
１がアルミニウム合金を包含し、純アルミニウムの中間
層５を各外層部２，３，４，５と前記コア層の間に配置
したこと、更には、（５）前記フェライト系高級鋼がク
ロムあるいはクロムモリブデン鋼であること、更には、
（６）前記フェライト系高級鋼がクロムあるいはクロム
モリブデン鋼であること、更には、（７）前記フェライ
ト系高級鋼が１０−３０、好ましくは１２−２５重量パ
ーセントのクロムを含むものとすること、更には、
（８）前記フェライト系高級鋼が０.２−５、好ましく
は１−２重量パーセントのモリブデンを付加的に含むも
のとすること、更には、（９）前記フェライト系高級鋼
が１０−３０、好ましくは１２−２５重量パーセントの
クロムを含むものとすること、更には、（１０）前記フ
ェライト系高級鋼が０.２−５、好ましくは１−２重量
パーセントのモリブデンを付加的に含むものとするこ
と、更には、（１１）前記オーステナイト系鋼がオース
テナイト系高級クロムニッケルあるいはクロムニッケル
モリブデン鋼であること、更には、（１２）前記オース
テナイト系高級鋼がクロムニッケルあるいはクロムニッ
ケルモリブデン鋼であること、更には、（１３）前記オ
ーステナイト系鋼がオーステナイト系高級クロムニッケ
ルあるいはクロムニッケルモリブデン鋼であること、更
には、（１４）前記オーステナイト系高級鋼が１５−２
９重量パーセントのクロムと３−２５重量パーセントの
ニッケルとを、好ましくは、１５−２２重量パーセント
のクロムと３−２５重量パーセントのニッケルとを含む
ものとすること、更には、（１５）前記オーステナイト
系高級鋼が１５−２９重量パーセントのクロムと３−２
５重量パーセントのニッケルとを、好ましくは、１５−
２２重量パーセントのクロムと３−２５重量パーセント
のニッケルとを含むものとすること、更には、（１６）
前記オーステナイト系高級鋼が３−２５重量パーセント
のニッケルを、好ましくは、１５−２２重量パーセント
のクロムと３−２５重量パーセントのニッケルとを含む
ものとすること、更には、（１７）前記オーステナイト
系高級鋼が１５−２９重量パーセントのクロムと、３−
２５重量パーセントのニッケルと、０.２−５重量パー
セントのモリブデンとを、好ましくは、１５−２２重量
パーセントのクロムと、３−２５重量パーセントのニッ
ケルと、１−３重量パーセントのモリブデンとを含むも
のとすること、更には、（１８）前記オーステナイト系
高級鋼が１５−２９重量パーセントのクロムと、３−２
５重量パーセントのニッケルと、０.２−５重量パーセ
ントのモリブデンとを、好ましくは、１５−２２重量パ
ーセントのクロムと、３−２５重量パーセントのニッケ
ルと、１−３重量パーセントのモリブデンとを含むもの
とすること、更には、（１９）前記オーステナイト系高
級鋼が１５−２９重量パーセントのクロムと、３−２５
重量パーセントのニッケルと、０.２−５重量パーセン
トのモリブデンとを、好ましくは、１５−２２重量パー
セントのクロムと、３−２５重量パーセントのニッケル
と、１−３重量パーセントのモリブデンとを含むものと
すること、更には、（２０）底部６およびこれに隣接し
た側壁部７を有し、前記側壁部７が前記底部６と一体に
成形され、前記底部６の断面構造が、前記側壁部６の断
面構造と同じであることを特徴としたものである。
決するために、（１）コア層１と、２個の外層部２，
３，４，５と、前記コア層１が前記２個の外層部２，
３，４，５の間に挟まれていることと、前記コア層１が
純アルミニウムあるいはアルミニウム合金を包含するこ
とと、前記外層部２，３，４，５がオーステナイト系お
よび／あるいは強磁性鋼を包含することと、前記外層部
２，３，４，５が、コア層１に関して互いに対称に構成
されていることとから成る多層で常温変形させることが
でき、深絞り可能なこと、更には、（２）前記２個の外
層部２がフェライト系高級鋼からなること、更には、
（３）それぞれの外層部が、２枚のオーステナイト系高
級鋼の層３と、これらの２枚の層の間に挟まれたフェラ
イト系高級鋼あるいは炭素鋼の更なる層（それぞれ２あ
るいは４）とからなること、更には、（４）前記コア層
１がアルミニウム合金を包含し、純アルミニウムの中間
層５を各外層部２，３，４，５と前記コア層の間に配置
したこと、更には、（５）前記フェライト系高級鋼がク
ロムあるいはクロムモリブデン鋼であること、更には、
（６）前記フェライト系高級鋼がクロムあるいはクロム
モリブデン鋼であること、更には、（７）前記フェライ
ト系高級鋼が１０−３０、好ましくは１２−２５重量パ
ーセントのクロムを含むものとすること、更には、
（８）前記フェライト系高級鋼が０.２−５、好ましく
は１−２重量パーセントのモリブデンを付加的に含むも
のとすること、更には、（９）前記フェライト系高級鋼
が１０−３０、好ましくは１２−２５重量パーセントの
クロムを含むものとすること、更には、（１０）前記フ
ェライト系高級鋼が０.２−５、好ましくは１−２重量
パーセントのモリブデンを付加的に含むものとするこ
と、更には、（１１）前記オーステナイト系鋼がオース
テナイト系高級クロムニッケルあるいはクロムニッケル
モリブデン鋼であること、更には、（１２）前記オース
テナイト系高級鋼がクロムニッケルあるいはクロムニッ
ケルモリブデン鋼であること、更には、（１３）前記オ
ーステナイト系鋼がオーステナイト系高級クロムニッケ
ルあるいはクロムニッケルモリブデン鋼であること、更
には、（１４）前記オーステナイト系高級鋼が１５−２
９重量パーセントのクロムと３−２５重量パーセントの
ニッケルとを、好ましくは、１５−２２重量パーセント
のクロムと３−２５重量パーセントのニッケルとを含む
ものとすること、更には、（１５）前記オーステナイト
系高級鋼が１５−２９重量パーセントのクロムと３−２
５重量パーセントのニッケルとを、好ましくは、１５−
２２重量パーセントのクロムと３−２５重量パーセント
のニッケルとを含むものとすること、更には、（１６）
前記オーステナイト系高級鋼が３−２５重量パーセント
のニッケルを、好ましくは、１５−２２重量パーセント
のクロムと３−２５重量パーセントのニッケルとを含む
ものとすること、更には、（１７）前記オーステナイト
系高級鋼が１５−２９重量パーセントのクロムと、３−
２５重量パーセントのニッケルと、０.２−５重量パー
セントのモリブデンとを、好ましくは、１５−２２重量
パーセントのクロムと、３−２５重量パーセントのニッ
ケルと、１−３重量パーセントのモリブデンとを含むも
のとすること、更には、（１８）前記オーステナイト系
高級鋼が１５−２９重量パーセントのクロムと、３−２
５重量パーセントのニッケルと、０.２−５重量パーセ
ントのモリブデンとを、好ましくは、１５−２２重量パ
ーセントのクロムと、３−２５重量パーセントのニッケ
ルと、１−３重量パーセントのモリブデンとを含むもの
とすること、更には、（１９）前記オーステナイト系高
級鋼が１５−２９重量パーセントのクロムと、３−２５
重量パーセントのニッケルと、０.２−５重量パーセン
トのモリブデンとを、好ましくは、１５−２２重量パー
セントのクロムと、３−２５重量パーセントのニッケル
と、１−３重量パーセントのモリブデンとを含むものと
すること、更には、（２０）底部６およびこれに隣接し
た側壁部７を有し、前記側壁部７が前記底部６と一体に
成形され、前記底部６の断面構造が、前記側壁部６の断
面構造と同じであることを特徴としたものである。
【０００５】
【作用】本発明の一般的な目的は、多層で、常温変形さ
せることができ、深絞り可能で容易に加工することが出
来、安価で、熱伝導性がよく、磁化でき、さらに軽い複
合金属材料を提供することにある。本発明の更なる目的
は、コア層と２枚の外層部を有し、コア層がこれらの２
枚の外層部に挟まれていて、このコア層は純アルミニウ
ムあるいはアルミニウム合金を含み、前記外層部は、オ
ーステナイト系および／あるいは強磁性の鋼を含み、前
記外層部は前記コア層に関して互いに対称に構成されて
いる、多層で、常温変形させることができ、深絞り可能
な複合金属材料を提供することにある。本発明の尚更な
る目的は、変形や変形する割合が少なく長期間の使用が
出来る製品の製造が出来、製造中に単層の位置がずれた
り、個々の層が分離したり、複合材料の個々の層が破壊
したりすることがなく、いかなる無駄も生じず、それに
よって製品が軽く安価である、多層で、常温変形させる
ことができ、深絞り可能な複合金属材料を提供すること
にある。
せることができ、深絞り可能で容易に加工することが出
来、安価で、熱伝導性がよく、磁化でき、さらに軽い複
合金属材料を提供することにある。本発明の更なる目的
は、コア層と２枚の外層部を有し、コア層がこれらの２
枚の外層部に挟まれていて、このコア層は純アルミニウ
ムあるいはアルミニウム合金を含み、前記外層部は、オ
ーステナイト系および／あるいは強磁性の鋼を含み、前
記外層部は前記コア層に関して互いに対称に構成されて
いる、多層で、常温変形させることができ、深絞り可能
な複合金属材料を提供することにある。本発明の尚更な
る目的は、変形や変形する割合が少なく長期間の使用が
出来る製品の製造が出来、製造中に単層の位置がずれた
り、個々の層が分離したり、複合材料の個々の層が破壊
したりすることがなく、いかなる無駄も生じず、それに
よって製品が軽く安価である、多層で、常温変形させる
ことができ、深絞り可能な複合金属材料を提供すること
にある。
【０００６】
【実施例】この発明性のある複合材料から製造された物
品の一例は調理器具で、以下にその製造についても説明
されるであろう。調理器具を製造するために、複数の層
を有する複合材料は、任意の設計に従って始め未加工の
素材として製造され、多層複合材料の製造に共通な様々
な従来の製造段階を必要とする。残りの工程中に、この
未加工の素材は圧延される。この圧延後、調理器具の底
部６と側壁部７を形成するように深絞りが適用される。
後の製造段階で、図１に示すように、前記側壁部の端部
の密閉あるいはビード溶接がなされる。
品の一例は調理器具で、以下にその製造についても説明
されるであろう。調理器具を製造するために、複数の層
を有する複合材料は、任意の設計に従って始め未加工の
素材として製造され、多層複合材料の製造に共通な様々
な従来の製造段階を必要とする。残りの工程中に、この
未加工の素材は圧延される。この圧延後、調理器具の底
部６と側壁部７を形成するように深絞りが適用される。
後の製造段階で、図１に示すように、前記側壁部の端部
の密閉あるいはビード溶接がなされる。
【０００７】様々な層の相互の粘着については、前記底
部６から側壁部に移る前記２つの部分６，７に沿った領
域は、様々な層が塑性的に変形するので、非常に重大で
ある。さらに常温変形の間、特に側壁部を圧延方向に対
して９０度の方向に深絞りした場合、変形をかたちづく
る波あるいは溝が生じる可能性がある。図１に関して、
図で設計された層は、単なる見本であって、当業者に一
般に知られているように、３層以上から成る層もまた存
在しうる。基本的には、図２−９に複合材料の断面図の
一部に基づいて本発明の様々な実施例が図示されている
ことに注目されたい。
部６から側壁部に移る前記２つの部分６，７に沿った領
域は、様々な層が塑性的に変形するので、非常に重大で
ある。さらに常温変形の間、特に側壁部を圧延方向に対
して９０度の方向に深絞りした場合、変形をかたちづく
る波あるいは溝が生じる可能性がある。図１に関して、
図で設計された層は、単なる見本であって、当業者に一
般に知られているように、３層以上から成る層もまた存
在しうる。基本的には、図２−９に複合材料の断面図の
一部に基づいて本発明の様々な実施例が図示されている
ことに注目されたい。
【０００８】各実施例において、コア層１は純アルミニ
ウムあるいはアルミニウム合金からなる。アルミニウム
合金はＡＡ−３００３あるいはＡＡ−３００４型と同じ
構成とすることができる。このコア層を純アルミニウム
あるいはアルミニウム合金にした目的は、一方では軽量
にすることであり、他方ではアルミニウムが熱伝導性に
優れ、これは料理を上手に仕上げるために決定的である
からである。
ウムあるいはアルミニウム合金からなる。アルミニウム
合金はＡＡ−３００３あるいはＡＡ−３００４型と同じ
構成とすることができる。このコア層を純アルミニウム
あるいはアルミニウム合金にした目的は、一方では軽量
にすることであり、他方ではアルミニウムが熱伝導性に
優れ、これは料理を上手に仕上げるために決定的である
からである。
【０００９】このコア層１の両側に外層部があり、図示
されるように、異なる方法で積層される。各外層部は、
前記コア層に関してそれぞれ互いに鏡像となるように設
計され、積層されることが重要である。これらの外層部
は基本的にオーステナイト系および／あるいは強磁性の
鋼を含んでいる。
されるように、異なる方法で積層される。各外層部は、
前記コア層に関してそれぞれ互いに鏡像となるように設
計され、積層されることが重要である。これらの外層部
は基本的にオーステナイト系および／あるいは強磁性の
鋼を含んでいる。
【００１０】図２は、第１の実施例を示し、純アルミニ
ウムあるいはアルミニウム合金のコア層１と、これを両
側で被覆するフェライト系高級鋼の層２を包含する。こ
のフェライト系高級鋼は磁化および耐食性を保証する。
このフェライト系高級鋼は、フェライト量１０−３０パ
ーセントのクロムあるいはクロムモリブデン鋼で、好ま
しくは、クロムの重量パーセントが１２−２５であり、
モリブデンを添加する場合は、その含有量は０.２−５
パーセントで、好ましくは、モリブデンの重量パーセン
トが１−２である。適する鋼は、ＡＩＳＩシリーズ４０
０から４９９の範囲のフェライト系高級鋼（feritic hi
gh grade steel)で、特にＡＩＳＩ４０９，ＡＩＳＩ４
３０，ＡＩＳＩ４３４，ＡＩＳＩ４３６およびＡＩＳＩ
４４４の品質のフェライト系高級鋼が好ましい。
ウムあるいはアルミニウム合金のコア層１と、これを両
側で被覆するフェライト系高級鋼の層２を包含する。こ
のフェライト系高級鋼は磁化および耐食性を保証する。
このフェライト系高級鋼は、フェライト量１０−３０パ
ーセントのクロムあるいはクロムモリブデン鋼で、好ま
しくは、クロムの重量パーセントが１２−２５であり、
モリブデンを添加する場合は、その含有量は０.２−５
パーセントで、好ましくは、モリブデンの重量パーセン
トが１−２である。適する鋼は、ＡＩＳＩシリーズ４０
０から４９９の範囲のフェライト系高級鋼（feritic hi
gh grade steel)で、特にＡＩＳＩ４０９，ＡＩＳＩ４
３０，ＡＩＳＩ４３４，ＡＩＳＩ４３６およびＡＩＳＩ
４４４の品質のフェライト系高級鋼が好ましい。
【００１１】これらのフェライト系高級鋼は、図２に示
す実施例の層２を形成する。フェライト系高級鋼の層２
を有するすべての更なる実施例に関し、その鋼は上記の
ＡＩＳＩシリーズ４００−４９９の範囲のフェライト系
高級鋼の一つである点に注意されたい。
す実施例の層２を形成する。フェライト系高級鋼の層２
を有するすべての更なる実施例に関し、その鋼は上記の
ＡＩＳＩシリーズ４００−４９９の範囲のフェライト系
高級鋼の一つである点に注意されたい。
【００１２】図３は更なる実施例を示し、ここにおいて
もコア層１は純アルミニウムあるいはアルミニウム合金
である。しかしながら、この実施例において層４を形成
する強磁性鋼は炭素鋼で、例えばＡＩＳＩシリーズ１０
０５−１０１０の鋼が使用される。炭素鋼はフェライト
系高級鋼より明らかに安価で、より簡単に加工すること
が出来る。しかしながら、炭素鋼は腐食する不利益があ
る。それゆえに、図３に示すように、あらゆる炭素鋼の
層４は２枚のオーステナイト系、ステンレス高級鋼の薄
層３の間に配設されている。このように、各外層部は２
枚のオーステナイト系高級鋼（austenitichigh grade s
teel）の層３と、これらの層３の間に配設された炭素鋼
の層４から成る。明らかにわかるように、２個の外層部
３−４−３はそれ自体に層３を含み、この層３は炭素鋼
４に関して鏡像のように配置されたオーステナイト系高
級鋼からなる。
もコア層１は純アルミニウムあるいはアルミニウム合金
である。しかしながら、この実施例において層４を形成
する強磁性鋼は炭素鋼で、例えばＡＩＳＩシリーズ１０
０５−１０１０の鋼が使用される。炭素鋼はフェライト
系高級鋼より明らかに安価で、より簡単に加工すること
が出来る。しかしながら、炭素鋼は腐食する不利益があ
る。それゆえに、図３に示すように、あらゆる炭素鋼の
層４は２枚のオーステナイト系、ステンレス高級鋼の薄
層３の間に配設されている。このように、各外層部は２
枚のオーステナイト系高級鋼（austenitichigh grade s
teel）の層３と、これらの層３の間に配設された炭素鋼
の層４から成る。明らかにわかるように、２個の外層部
３−４−３はそれ自体に層３を含み、この層３は炭素鋼
４に関して鏡像のように配置されたオーステナイト系高
級鋼からなる。
【００１３】オーステナイト系高級鋼は１５−２９重量
パーセントのクロム（好ましくは１２−２２重量パーセ
ントのクロム）と、３−２５重量パーセントのニッケル
を含有する。更に、０.２−５重量パーセントのモリブ
デン（好ましくは１−３重量パーセントのモリブデン）
を含有させることが出来る。それはＡＩＳＩシリーズ２
００−３９９の範囲の高級鋼であり、特にＡＩＳＩ３０
４あるいはＡＩＳＩ３１６と一致した品質の高級鋼であ
る。ここで様々に図示された実施例のすべての層３は上
記のオーステナイト系高級鋼の一である。
パーセントのクロム（好ましくは１２−２２重量パーセ
ントのクロム）と、３−２５重量パーセントのニッケル
を含有する。更に、０.２−５重量パーセントのモリブ
デン（好ましくは１−３重量パーセントのモリブデン）
を含有させることが出来る。それはＡＩＳＩシリーズ２
００−３９９の範囲の高級鋼であり、特にＡＩＳＩ３０
４あるいはＡＩＳＩ３１６と一致した品質の高級鋼であ
る。ここで様々に図示された実施例のすべての層３は上
記のオーステナイト系高級鋼の一である。
【００１４】図４の実施例は、上述したような純アルミ
ニウムあるいはアルミニウム合金のコア層１を示し、こ
のコア層は２個の外層部の間に配置され、各外層部は２
枚のオーステナイト系高級鋼３の間に挟まれたフェライ
ト系高級鋼の層２を含んでいる。
ニウムあるいはアルミニウム合金のコア層１を示し、こ
のコア層は２個の外層部の間に配置され、各外層部は２
枚のオーステナイト系高級鋼３の間に挟まれたフェライ
ト系高級鋼の層２を含んでいる。
【００１５】図５は、コア層１がアルミニウム合金だけ
から成る実施例を示す。図２の実施例と類似して、２個
の最も外側の層２はフェライト系高級鋼より成る。この
実施例では、純アルミニウムの層５が最も外側のそれぞ
れの層２とコア層１との間に配置されている。そのた
め、各外層部はフェライト系高級鋼の層２と純アルミニ
ウムの層５とから成る。
から成る実施例を示す。図２の実施例と類似して、２個
の最も外側の層２はフェライト系高級鋼より成る。この
実施例では、純アルミニウムの層５が最も外側のそれぞ
れの層２とコア層１との間に配置されている。そのた
め、各外層部はフェライト系高級鋼の層２と純アルミニ
ウムの層５とから成る。
【００１６】図６の実施例は、図３および５の実施例と
比較でき、それぞれ、純アルミニウムの層５が、アルミ
ニウム合金からなるコア層１の両側に配置されている。
この純アルミニウムの層５からなるそれぞれの外層部に
は、層３（オーステナイト系高級鋼）、層４（炭素
鋼）、層３（オーステナイト系高級鋼）が続いて積層さ
れる。
比較でき、それぞれ、純アルミニウムの層５が、アルミ
ニウム合金からなるコア層１の両側に配置されている。
この純アルミニウムの層５からなるそれぞれの外層部に
は、層３（オーステナイト系高級鋼）、層４（炭素
鋼）、層３（オーステナイト系高級鋼）が続いて積層さ
れる。
【００１７】図７は、図４あるいは５の実施例とそれぞ
れ比較できる。アルミニウム合金のコア層１は、その両
側に純アルミニウムの層５を配置し、オーステナイト系
高級鋼の層３、フェライト系高級鋼の層２、最後にオー
ステナイト系高級鋼の層３が続いて積層される。
れ比較できる。アルミニウム合金のコア層１は、その両
側に純アルミニウムの層５を配置し、オーステナイト系
高級鋼の層３、フェライト系高級鋼の層２、最後にオー
ステナイト系高級鋼の層３が続いて積層される。
【００１８】図８の実施例では、アルミニウム合金から
なるコア層１が図示されている。このコア層の両側に純
アルミニウムの層５が配置されている。この純アルミニ
ウムの層５には炭素鋼の層４、オーステナイト系高級鋼
の更なる層３が続く。更に、層５、４、３は、コア層１
に関して互いに対称に配列される。
なるコア層１が図示されている。このコア層の両側に純
アルミニウムの層５が配置されている。この純アルミニ
ウムの層５には炭素鋼の層４、オーステナイト系高級鋼
の更なる層３が続く。更に、層５、４、３は、コア層１
に関して互いに対称に配列される。
【００１９】図９は、アルミニウム合金のコア層１を有
し、その両側に純アルミニウムの層５を積層する実施例
を図示している。それぞれの純アルミニウム層の５に
は、フェライト系高級鋼の層２、更にオーステナイト系
高級鋼の層３が続いて積層される。
し、その両側に純アルミニウムの層５を積層する実施例
を図示している。それぞれの純アルミニウム層の５に
は、フェライト系高級鋼の層２、更にオーステナイト系
高級鋼の層３が続いて積層される。
【００２０】
【発明の効果】多層複合材料の製品は、従来の方法に従
って作られる。このように、多層の複合材料は熱伝導性
に優れ、容易に磁性化することが出来、特に常温成形あ
るいは形成により、例えば調理器具に加工し得る。ここ
に図示し、説明したこの発明の実施態様は、好ましい例
であって、この発明がこれに限定されるものではなく、
特許請求の範囲の範囲内において他に種々に具体化され
実施されることは明確に理解されよう。
って作られる。このように、多層の複合材料は熱伝導性
に優れ、容易に磁性化することが出来、特に常温成形あ
るいは形成により、例えば調理器具に加工し得る。ここ
に図示し、説明したこの発明の実施態様は、好ましい例
であって、この発明がこれに限定されるものではなく、
特許請求の範囲の範囲内において他に種々に具体化され
実施されることは明確に理解されよう。
【図１】 底部およびこの底部と一体に形成された側壁
部を有する、複合材料から製造された調理器具の一部断
面図である。
部を有する、複合材料から製造された調理器具の一部断
面図である。
【図２】 発明力のある複合材料の層配列に関する様々
な好ましい実施例を示す。
な好ましい実施例を示す。
【図３】 発明力のある複合材料の層配列に関する様々
な好ましい実施例を示す。
な好ましい実施例を示す。
【図４】 発明力のある複合材料の層配列に関する様々
な好ましい実施例を示す。
な好ましい実施例を示す。
【図５】 発明力のある複合材料の層配列に関する様々
な好ましい実施例を示す。
な好ましい実施例を示す。
【図６】 発明力のある複合材料の層配列に関する様々
な好ましい実施例を示す。
な好ましい実施例を示す。
【図７】 発明力のある複合材料の層配列に関する様々
な好ましい実施例を示す。
な好ましい実施例を示す。
【図８】 発明力のある複合材料の層配列に関する様々
な好ましい実施例を示す。
な好ましい実施例を示す。
【図９】 発明力のある複合材料の層配列に関する様々
な好ましい実施例を示す。
な好ましい実施例を示す。
１…コア層、２…フェライト系高級鋼の層、３…オース
テナイト系高級鋼の層、４…炭素鋼の層、５…純アルミ
ニウム層、６…調理器具の底部、７…調理器具の側壁
部。
テナイト系高級鋼の層、４…炭素鋼の層、５…純アルミ
ニウム層、６…調理器具の底部、７…調理器具の側壁
部。
Claims (20)
- 【請求項１】 コア層１と、２個の外層部２，３，４，
５と、前記コア層１が前記２個の外層部２，３，４，５
の間に挟まれていることと、前記コア層１が純アルミニ
ウムあるいはアルミニウム合金を包含することと、前記
外層部２，３，４，５がオーステナイト系および／ある
いは強磁性鋼を包含することと、前記外層部２，３，
４，５が、コア層１に関して互いに対称に構成されてい
ることとから成る多層で常温変形させることができ、深
絞り可能な複合金属材料。 - 【請求項２】 前記２個の外層部２がフェライト系高級
鋼からなる請求項１に記載の複合金属材料。 - 【請求項３】 それぞれの外層部が、２枚のオーステナ
イト系高級鋼の層３と、これらの２枚の層の間に挟まれ
たフェライト系高級鋼あるいは炭素鋼の更なる層（それ
ぞれ２あるいは４）とからなる請求項１に記載の複合金
属材料。 - 【請求項４】 前記コア層１がアルミニウム合金を包含
し、純アルミニウムの中間層５を各外層部２，３，４，
５と前記コア層の間に配置した請求項１に記載の複合金
属材料。 - 【請求項５】 前記フェライト系高級鋼がクロムあるい
はクロムモリブデン鋼である請求項２に記載の複合金属
材料。 - 【請求項６】 前記フェライト系高級鋼がクロムあるい
はクロムモリブデン鋼である請求項３に記載の複合金属
材料。 - 【請求項７】 前記フェライト系高級鋼が１０−３０、
好ましくは１２−２５重量パーセントのクロムを含むも
のとする請求項５に記載の複合金属材料。 - 【請求項８】 前記フェライト系高級鋼が０.２−５、
好ましくは１−２重量パーセントのモリブデンを付加的
に含むものとする請求項７に記載の複合金属材料。 - 【請求項９】 前記フェライト系高級鋼が１０−３０、
好ましくは１２−２５重量パーセントのクロムを含むも
のとする請求項６に記載の複合金属材料。 - 【請求項１０】 前記フェライト系高級鋼が０.２−
５、好ましくは１−２重量パーセントのモリブデンを付
加的に含むものとする請求項８に記載の複合金属材料。 - 【請求項１１】 前記オーステナイト系鋼がオーステナ
イト系高級クロムニッケルあるいはクロムニッケルモリ
ブデン鋼である請求項１に記載の複合金属材料。 - 【請求項１２】 前記オーステナイト系高級鋼がクロム
ニッケルあるいはクロムニッケルモリブデン鋼である請
求項３に記載の複合金属材料。 - 【請求項１３】 前記オーステナイト系鋼がオーステナ
イト系高級クロムニッケルあるいはクロムニッケルモリ
ブデン鋼である請求項４に記載の複合金属材料。 - 【請求項１４】 前記オーステナイト系高級鋼が１５−
２９重量パーセントのクロムと３−２５重量パーセント
のニッケルとを、好ましくは、１５−２２重量パーセン
トのクロムと３−２５重量パーセントのニッケルとを含
むものとする請求項１１に記載の複合金属材料。 - 【請求項１５】 前記オーステナイト系高級鋼が１５−
２９重量パーセントのクロムと３−２５重量パーセント
のニッケルとを、好ましくは、１５−２２重量パーセン
トのクロムと３−２５重量パーセントのニッケルとを含
むものとする請求項１２に記載の複合金属材料。 - 【請求項１６】 前記オーステナイト系高級鋼が３−２
５重量パーセントのニッケルを、好ましくは、１５−２
２重量パーセントのクロムと３−２５重量パーセントの
ニッケルとを含むものとする請求項１３に記載の複合金
属材料。 - 【請求項１７】 前記オーステナイト系高級鋼が１５−
２９重量パーセントのクロムと、３−２５重量パーセン
トのニッケルと、０.２−５重量パーセントのモリブデ
ンとを、好ましくは、１５−２２重量パーセントのクロ
ムと、３−２５重量パーセントのニッケルと、１−３重
量パーセントのモリブデンとを含むものとする請求項１
１に記載の複合金属材料。 - 【請求項１８】 前記オーステナイト系高級鋼が１５−
２９重量パーセントのクロムと、３−２５重量パーセン
トのニッケルと、０.２−５重量パーセントのモリブデ
ンとを、好ましくは、１５−２２重量パーセントのクロ
ムと、３−２５重量パーセントのニッケルと、１−３重
量パーセントのモリブデンとを含むものとする請求項１
２に記載の複合金属材料。 - 【請求項１９】 前記オーステナイト系高級鋼が１５−
２９重量パーセントのクロムと、３−２５重量パーセン
トのニッケルと、０.２−５重量パーセントのモリブデ
ンとを、好ましくは、１５−２２重量パーセントのクロ
ムと、３−２５重量パーセントのニッケルと、１−３重
量パーセントのモリブデンとを含むものとする請求項１
３に記載の複合金属材料。 - 【請求項２０】 底部６およびこれに隣接した側壁部７
を有し、前記側壁部７が前記底部６と一体に成形され、
前記底部６の断面構造が、前記側壁部６の断面構造と同
じである請求項１に記載の複合金属材料から製造された
調理器具。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP94104314A EP0672520B1 (de) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | Mehrschichtiger, kaltverformbarer und tiefziehfähiger Verbundkörper aus Metall |
| JP07058863A JP3066405B2 (ja) | 1994-03-18 | 1995-03-17 | 多層で常温変形させることができ、深絞り可能な複合金属材料 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP94104314A EP0672520B1 (de) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | Mehrschichtiger, kaltverformbarer und tiefziehfähiger Verbundkörper aus Metall |
| JP07058863A JP3066405B2 (ja) | 1994-03-18 | 1995-03-17 | 多層で常温変形させることができ、深絞り可能な複合金属材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08267649A true JPH08267649A (ja) | 1996-10-15 |
| JP3066405B2 JP3066405B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=26135526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07058863A Expired - Lifetime JP3066405B2 (ja) | 1994-03-18 | 1995-03-17 | 多層で常温変形させることができ、深絞り可能な複合金属材料 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0672520B1 (ja) |
| JP (1) | JP3066405B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10309236A (ja) * | 1997-05-13 | 1998-11-24 | Taniguchi Kogyo Kk | クラムシェルグリドル |
| JP2008036442A (ja) * | 2007-08-21 | 2008-02-21 | Imphy Alloys | 多層材料から作製される基部および側壁を含む調理容器、および多層材料の物品 |
| JP2010068886A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Niigata Prefecture | 加熱調理容器とその製造方法 |
| KR101118754B1 (ko) * | 2011-05-17 | 2012-03-09 | 에덴테크 주식회사 | 탄소강-알루미늄-탄소강으로 이루어진 클래드재 |
| CN107354378A (zh) * | 2017-07-17 | 2017-11-17 | 承德市帝圣金属复合材料有限公司 | 一种复合金属材料及其制备方法 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998049057A1 (en) * | 1997-04-29 | 1998-11-05 | Sikorsky Aircraft Corporation | Anti-fretting formable liner |
| DE19942234C1 (de) * | 1999-09-03 | 2001-03-01 | Krupp Vdm Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Mehrphasen-Verbundwerkstoffen sowie Verwendung des Verbundwerkstoffes |
| ES2231112T3 (es) | 2000-01-26 | 2005-05-16 | Nippon Metal Industry Co.,Ltd. | Procedimiento de produccion de una hoja metalica de estructura compuesta fina y lamina metalica obtenida. |
| EP1781467A1 (de) * | 2004-08-26 | 2007-05-09 | Clad Lizenz AG | Mehrschichtiger, plattenförmiger verbundwerkstoff zur herstellung von induktionsherdgeeignetem kochgeschirr durch umformen |
| DE102009026111A1 (de) | 2009-07-06 | 2011-01-13 | Max Maier | Kochgerät und insbesondere dafür vorgessehener gelochter GN-Behälter |
| US20170367530A1 (en) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | Engineered Materials Solutions, Llc | Nickel-free metallic cookware with good corrosion properties and the method of making the same |
| DE102019206475A1 (de) * | 2019-05-06 | 2020-11-12 | Wmf Group Gmbh | Kochgefäß sowie Verfahren zu seiner Herstellung |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE434291A (ja) * | ||||
| DE1577130A1 (de) * | 1963-08-13 | 1969-05-14 | Ver Leichtmetallwerke Gmbh | Verbund-Werkstoff |
| GB1116377A (en) * | 1964-07-02 | 1968-06-06 | Reynolds Metals Co | Metal composites |
| NO154221C (no) * | 1982-10-11 | 1986-08-20 | Ardal Og Sunndal Verk | Trelags metall-laminat med bimetalleffekt og anvendelse av dette laminat i kokekar. |
| FR2572331B1 (fr) * | 1984-10-26 | 1987-04-03 | Aerosol Inventions Dev | Article embouti composite et procede pour sa fabrication |
| DE69320881T2 (de) * | 1992-06-29 | 1999-01-28 | Sumitomo Electric Industries, Ltd., Osaka | Verfahren zur Herstellung eines Verbundwerkstoffes und eines Formteils aus dem Verbundwerkstoff |
-
1994
- 1994-03-18 EP EP94104314A patent/EP0672520B1/de not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-03-17 JP JP07058863A patent/JP3066405B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JPH10309236A (ja) * | 1997-05-13 | 1998-11-24 | Taniguchi Kogyo Kk | クラムシェルグリドル |
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| JP2010068886A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Niigata Prefecture | 加熱調理容器とその製造方法 |
| KR101118754B1 (ko) * | 2011-05-17 | 2012-03-09 | 에덴테크 주식회사 | 탄소강-알루미늄-탄소강으로 이루어진 클래드재 |
| WO2012157845A2 (ko) * | 2011-05-17 | 2012-11-22 | 이든테크 주식회사 | 탄소강-알루미늄-탄소강으로 이루어진 클래드재 |
| WO2012157845A3 (ko) * | 2011-05-17 | 2013-01-10 | 이든테크 주식회사 | 탄소강-알루미늄-탄소강으로 이루어진 클래드재 |
| CN107354378A (zh) * | 2017-07-17 | 2017-11-17 | 承德市帝圣金属复合材料有限公司 | 一种复合金属材料及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3066405B2 (ja) | 2000-07-17 |
| EP0672520B1 (de) | 1999-03-03 |
| EP0672520A1 (de) | 1995-09-20 |
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