JPH08267359A - 吸引式ブラスト装置における研掃用ノズル - Google Patents

吸引式ブラスト装置における研掃用ノズル

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JPH08267359A
JPH08267359A JP7219295A JP7219295A JPH08267359A JP H08267359 A JPH08267359 A JP H08267359A JP 7219295 A JP7219295 A JP 7219295A JP 7219295 A JP7219295 A JP 7219295A JP H08267359 A JPH08267359 A JP H08267359A
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JP
Japan
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grind
scraping
nozzle body
nozzle
dust
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Application number
JP7219295A
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English (en)
Inventor
Yasuo Hirai
靖男 平井
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 研掃材吹付用の開口部3が形成されるととも
に、研掃材の供給口4および研掃材と塵埃を吸引するた
めの吸引口5が形成されたノズル本体2の内面に、弾性
ポリウレタン塗料を塗布したものである。 【効果】 ノズル本体の内面には弾性ポリウレタン塗料
が塗布されているので、その内壁面に、高強度でかつ弾
性を有する膜が形成された状態となり、したがって耐摩
耗性が著しく改善され、研掃ノズルの長寿命化を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば塗装表面の前処
理用として使用される吸引式ブラスト装置における研掃
用ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、物体の表面に塗装を行う前に、そ
の表面に付着している錆、または表面を滑らかにするた
めに、ブラスト装置により、研掃材(ブラスト材ともい
う)が吹き付けられている。
【0003】そして、このブラスト装置には、研掃材を
吹き付けるとともにこの吹き付けられた研掃材および塵
埃を吸引するための研掃用ノズルが具備されている。従
来、この研掃用ノズルは、前面に所定形状の開口部が形
成されるとともに、後部に研掃材の供給口が形成され、
かつ下部に研掃材と塵埃の吸引口が形成されたノズル本
体と、このノズル本体の開口部の全周囲に取り付けられ
た研掃材の飛散防止用ブラシとから構成されており、ま
たこのノズル本体は、研掃材の摩耗・衝撃に耐え得るよ
うに、例えば超鋼または軟鋼などにより製作されてい
た。
【0004】なお、上記供給口には例えば吹付用ゴムホ
ースが接続されて、エアにより研掃材が供給されるよう
に、また吸引口にも吸引用ゴムホースが接続されて、研
掃材と塵埃とが一緒吸引されるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、ノズル本体は、鉄系金属により製作されているた
め、どうしても摩耗量が激しく、寿命が短いという問題
があった。
【0006】そこで、本発明は上記問題を解消し得る吸
引式ブラスト装置における研掃用ノズルを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の吸引式ブラスト装置における研掃用ノズル
は、研掃材吹付用の開口部が形成されるとともに、研掃
材の供給口および研掃材と塵埃を吸引するための吸引口
が形成されたノズル本体の内面に、弾性塗料を塗布した
ものである。
【0008】
【作用】上記の構成によると、ノズル本体の内面に弾性
塗料を塗布したので、その内壁面は、高強度でかつ弾性
を有する膜が形成された状態となり、したがってノズル
本体における内壁面の耐摩耗性が著しく改善される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づき説明
する。図1において、1は吸収式ブラスト装置における
研掃用ノズルで、そのノズル本体2の前面に、所定形状
(例えば、矩形状、円形状など)の開口部3が形成され
るとともに、その後部には、研掃材の供給口4が形成さ
れるとともに、その下部には、研掃材と塵埃とを一緒に
吸引するための吸引口5が形成されている。
【0010】そして、上記ノズル本体2の全内面には、
弾性塗料(乾燥硬化後の塗膜物性として高強度(靱性)
でかつ弾性を有するもの、例えば弾性ポリウレタン塗料
などが使用される)が塗布される。
【0011】なお、ノズル本体2の前面の開口部3の全
周囲には、研掃材、塵埃などの飛散を防止するためのブ
ラシ6が取り付けられており、またノズル本体2の供給
口4には、研掃材をエアを介して供給・吹付けるための
吹付用ホース(例えば、ゴムースなどが使用される)7
が接続されるとともに、吸引口5には、研掃材と塵埃と
を吸引するための吸引用ホース(例えば、ゴムースなど
が使用される)8が接続されている。
【0012】上記構成において、吹付用ホース7からノ
ズル本体2内に供給された研掃材は、被処理面、例えば
被塗装面に吹き付けられて錆などが除去され、そしてこ
の除去された錆すなわち塵埃が研掃材と一緒に、吸引口
5から吸引用ホース8を介して吸引・排出される。
【0013】このように、ノズル本体2の内面には弾性
塗料が塗布されているため、その内壁面には、高強度
(靱性が高い)で弾性のある膜が形成された状態とな
り、したがって研掃材、塵埃などが衝突した場合でも耐
摩耗性が著しく改善され、研掃ノズルの長寿命化を図る
ことができる。
【0014】ここで、3つの具体例について説明する。 (1)ノズル本体2を、軽量で曲げ加工に富むアルミニ
ウムで製作し、その内面に、弾性ポリウレタン塗料とし
て、「デクタン98SS」(米国テクニカルウレタン社
製)を塗布し、その膜厚を1.5mmとした。
【0015】(2)ノズル本体2を、薄板のプラスチッ
ク(ポリカーボネート)板で製作し、その内面に、弾性
ポリウレタン塗料として、「ウレオールRIM1000
EX−50」(川上塗料社製)を塗布し、その膜厚を
2.0mmとした。
【0016】(3)ノズル本体2を、厚さ3mmのベニヤ
板で製作し、その内面に、弾性ポリウレタン塗料とし
て、「デクタン98SS」(米国テクニカルウレタン社
製)を塗布し、その膜厚を2.0mmとした。
【0017】上記の各ノズル本体2を使用して、実際
に、研掃材(3号けい砂)による連続投射試験を10分
間行ったところ、いずれの表面においても摩耗が見られ
ず、しかもその母材であるノズル本体の構成板体、すな
わちアルミニウム板、プラスチック板、ベニヤ板には、
全く、摩耗および損傷が見られなかった。
【0018】この具体例からも良く判るように、弾性ポ
リウレタン塗料の高強度および弾性により、母材の摩
耗、損傷を防ぐことができるため、従来のように、ノズ
ル本体の構成材料として、鋼製材料を使用する必要がな
く、上述したように、アルミニウム、プラスチック板、
ベニヤ板などの軽量材料を使用しても問題がないため、
ノズル本体を軽くすることができ、したがって作業性を
改善することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、ノ
ズル本体の内面には弾性塗料が塗布されているので、そ
の内壁面に、高強度(靱性)でかつ弾性を有する膜が形
成された状態となり、したがって耐摩耗性が著しく改善
され、研掃ノズルの長寿命化を図ることができる。
【0020】さらに、塗布された弾性塗料により、母材
の摩耗を防ぐことができるため、ノズル本体の構成材料
として、鋼製のものではなく、例えばプラスチック板、
ベニヤ板などの軽量材料を使用することができ、したが
ってノズル本体を軽くすることができるので、作業性が
改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における研掃用ノズルの要部
切欠側面図である。
【符号の説明】
1 研掃用ノズル 2 ノズル本体 3 開口部 4 供給口 5 吸引口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研掃材吹付用の開口部が形成されるととも
    に、研掃材の供給口および研掃材と塵埃を吸引するため
    の吸引口が形成されたノズル本体の内面に、弾性塗料を
    塗布したことを特徴とする吸引式ブラスト装置における
    研掃用ノズル。
JP7219295A 1995-03-30 1995-03-30 吸引式ブラスト装置における研掃用ノズル Pending JPH08267359A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006326762A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Fuji Xerox Co Ltd 円筒状基体表面処理方法および円筒状基体表面処理装置
CN103691630A (zh) * 2014-01-03 2014-04-02 温州大学 涂料机用刮涂板
CN108127573A (zh) * 2017-12-25 2018-06-08 鑫金诚防腐工程(厦门)有限公司 喷砂吸尘两用装置

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CN103691630B (zh) * 2014-01-03 2016-02-24 温州大学 涂料机用刮涂板
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