JPH08267205A - 連続鋳造機 - Google Patents
連続鋳造機Info
- Publication number
- JPH08267205A JPH08267205A JP7477895A JP7477895A JPH08267205A JP H08267205 A JPH08267205 A JP H08267205A JP 7477895 A JP7477895 A JP 7477895A JP 7477895 A JP7477895 A JP 7477895A JP H08267205 A JPH08267205 A JP H08267205A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- short
- continuous casting
- casting machine
- shiftable
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 ブルームをスラブ連続鋳造機で高速鋳造す
る場合、特に生産性を悪化させず、鋳片の内部割れや表
面割れ等の品質欠陥のない健全なブルームを鋳造するこ
とのできる連続鋳造機の提供。 【構 成】 鋼スラブの連続鋳造機の短辺側ローラーエ
プロン３直下に鋼スラブの長辺幅に対応して、伸縮移動
可能な短片冷却用スプレーノズル４と、さらに必要に応
じて伸縮移動可能な短片支持ロール７を設置する。
る場合、特に生産性を悪化させず、鋳片の内部割れや表
面割れ等の品質欠陥のない健全なブルームを鋳造するこ
とのできる連続鋳造機の提供。 【構 成】 鋼スラブの連続鋳造機の短辺側ローラーエ
プロン３直下に鋼スラブの長辺幅に対応して、伸縮移動
可能な短片冷却用スプレーノズル４と、さらに必要に応
じて伸縮移動可能な短片支持ロール７を設置する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼スラブの連続鋳造機
において、鋳片欠陥のないブルームも効率的に鋳造でき
る連続鋳造機に関するものである。
において、鋳片欠陥のないブルームも効率的に鋳造でき
る連続鋳造機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鋼スラブ用の連続鋳造機において、同じ
ストランド数でブルームを鋳造する場合、スループット
をスラブと同等にするためには、ブルームの高速鋳造化
が必要になってくる。ブルームをスラブ連続鋳造機で高
速鋳造する場合、鋳片の内部割れや表面割れ等の品質欠
陥が懸念され、短辺支持長さ、２次冷却パターンの適正
化が必要となるが、スラブも鋳造するので現状では鋳型
直下のローラーエプロンをブルーム用に専用体化してサ
イズ替えを行って鋳造している。
ストランド数でブルームを鋳造する場合、スループット
をスラブと同等にするためには、ブルームの高速鋳造化
が必要になってくる。ブルームをスラブ連続鋳造機で高
速鋳造する場合、鋳片の内部割れや表面割れ等の品質欠
陥が懸念され、短辺支持長さ、２次冷却パターンの適正
化が必要となるが、スラブも鋳造するので現状では鋳型
直下のローラーエプロンをブルーム用に専用体化してサ
イズ替えを行って鋳造している。
【０００３】しかしながら、ローラーエプロンをブルー
ム用に専用体化してサイズ替えを行う場合、サイズ替え
に多大の時間を要しており生産性を落とす原因になって
いた。
ム用に専用体化してサイズ替えを行う場合、サイズ替え
に多大の時間を要しており生産性を落とす原因になって
いた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ブル
ームをスラブ連続鋳造機で高速鋳造する場合、特に生産
性を悪化させず、鋳片の内部割れや表面割れ等の品質欠
陥のない健全なブルームを鋳造することのできる連続鋳
造機を提供することである。
ームをスラブ連続鋳造機で高速鋳造する場合、特に生産
性を悪化させず、鋳片の内部割れや表面割れ等の品質欠
陥のない健全なブルームを鋳造することのできる連続鋳
造機を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼スラブの連
続鋳造機において、短辺側ローラーエプロン直下に鋼ス
ラブの長辺幅に対応して伸縮移動可能な短片冷却用スプ
レーノズルを設置したことを特徴とする連続鋳造機であ
り、また、本発明は、鋼スラブの連続鋳造機において、
短辺側ローラーエプロン直下に鋼スラブの長辺幅に対応
して、伸縮移動可能な短片冷却用スプレーノズルと、伸
縮移動可能な短片支持ロールを設置したことを特徴とす
る連続鋳造機である。
続鋳造機において、短辺側ローラーエプロン直下に鋼ス
ラブの長辺幅に対応して伸縮移動可能な短片冷却用スプ
レーノズルを設置したことを特徴とする連続鋳造機であ
り、また、本発明は、鋼スラブの連続鋳造機において、
短辺側ローラーエプロン直下に鋼スラブの長辺幅に対応
して、伸縮移動可能な短片冷却用スプレーノズルと、伸
縮移動可能な短片支持ロールを設置したことを特徴とす
る連続鋳造機である。
【０００６】
【作用】本発明では、スラブからブルームに移行する場
合、ブルーム用に専用体化したローラーエプロンを設け
る必要がなく、既設の短辺側ローラーエプロン直下に鋼
スラブの長辺幅に対応して伸縮移動可能な短片冷却用ス
プレーノズルを設置するか、さらにはこれに加えて伸縮
移動可能な短片支持ロールを設置すればよく、サイズ替
えには特に多大な時間を要しない。
合、ブルーム用に専用体化したローラーエプロンを設け
る必要がなく、既設の短辺側ローラーエプロン直下に鋼
スラブの長辺幅に対応して伸縮移動可能な短片冷却用ス
プレーノズルを設置するか、さらにはこれに加えて伸縮
移動可能な短片支持ロールを設置すればよく、サイズ替
えには特に多大な時間を要しない。
【０００７】また、ブルームを高速で鋳造する場合、長
辺側、短辺側の両方のバルジングを抑え、表面割れ防止
のため矯正点での表面温度、コーナー温度を確保する必
要がある。本発明では、鋼スラブの幅に対応して伸縮移
動可能な短片冷却用スプレーノズルを設置しているので
短辺側の内部割れを防止しつつ高速鋳造が可能となる。
辺側、短辺側の両方のバルジングを抑え、表面割れ防止
のため矯正点での表面温度、コーナー温度を確保する必
要がある。本発明では、鋼スラブの幅に対応して伸縮移
動可能な短片冷却用スプレーノズルを設置しているので
短辺側の内部割れを防止しつつ高速鋳造が可能となる。
【０００８】また、鋼種によっては上記短片冷却用スプ
レーノズルのみでは割れ防止ができない場合もあり、そ
のような鋼種に対しては、伸縮移動可能な短片冷却用ス
プレーノズルと、伸縮移動可能な短片支持ロールとを設
置し、それらを併用することにより短辺側の内部割れを
防止しつつ高速鋳造が可能となる。また、鋳片のコーナ
ーの過冷却を防止するため、スプレー水が直接コーナー
部にかからないように短片冷却用スプレーノズルを幅切
りすることが望ましい。
レーノズルのみでは割れ防止ができない場合もあり、そ
のような鋼種に対しては、伸縮移動可能な短片冷却用ス
プレーノズルと、伸縮移動可能な短片支持ロールとを設
置し、それらを併用することにより短辺側の内部割れを
防止しつつ高速鋳造が可能となる。また、鋳片のコーナ
ーの過冷却を防止するため、スプレー水が直接コーナー
部にかからないように短片冷却用スプレーノズルを幅切
りすることが望ましい。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示す連続鋳造機の
概略断面図である。図１において、１はタンディッシ
ュ、２は短辺側の鋳型である。鋳型のローラーエプロン
３直下の短辺側に、鋼スラブの長辺幅に対応して伸縮移
動可能な短片冷却用スプレーノズル４が設置されてい
る。なお、５は油圧シリンダー６の支持部材、９は鋳片
の凝固殻である。本発明はこのように構成されているの
で、鋼スラブの長辺幅に対応して短片冷却用スプレーノ
ズル４の位置を適切に保持できる。
概略断面図である。図１において、１はタンディッシ
ュ、２は短辺側の鋳型である。鋳型のローラーエプロン
３直下の短辺側に、鋼スラブの長辺幅に対応して伸縮移
動可能な短片冷却用スプレーノズル４が設置されてい
る。なお、５は油圧シリンダー６の支持部材、９は鋳片
の凝固殻である。本発明はこのように構成されているの
で、鋼スラブの長辺幅に対応して短片冷却用スプレーノ
ズル４の位置を適切に保持できる。
【００１０】図２は本発明の他の実施例を示す連続鋳造
機の概略断面図である。図２においては、伸縮移動可能
な短片冷却用スプレーノズル４に加えて、さらに伸縮移
動可能な短片支持ロール７が設置されている。８はロー
ル支持枠１１を介して短片支持ロール７を伸縮移動する
油圧シリンダーである。鋳造速度が速くなるとブルーム
鋳片の短辺側の内部割れを防止するのが困難になるが、
短片冷却用スプレーノズル４に加えて、短片支持ロール
７を設けることでスラブ鋳造時に対応した高速でのスル
ープットが可能になる。
機の概略断面図である。図２においては、伸縮移動可能
な短片冷却用スプレーノズル４に加えて、さらに伸縮移
動可能な短片支持ロール７が設置されている。８はロー
ル支持枠１１を介して短片支持ロール７を伸縮移動する
油圧シリンダーである。鋳造速度が速くなるとブルーム
鋳片の短辺側の内部割れを防止するのが困難になるが、
短片冷却用スプレーノズル４に加えて、短片支持ロール
７を設けることでスラブ鋳造時に対応した高速でのスル
ープットが可能になる。
【００１１】図３は鋳込中の鋳片１０の断面図であり、
鋳片１０のコーナー部が過冷却されないように短片冷却
用スプレーノズル４のスプレーが直接コーナー部にかか
らないように幅切りしてスプレーしている状態を示す説
明図である。因みにスラブおよびブルームを表１に示す
条件で鋳造した。まず、スラブを鋳込み、次いでローラ
ーエプロンをブルーム用に専用体化してサイズ替えを行
う場合と、図１に示す連続鋳造機を用いてブルームを鋳
込む場合とを比較した。
鋳片１０のコーナー部が過冷却されないように短片冷却
用スプレーノズル４のスプレーが直接コーナー部にかか
らないように幅切りしてスプレーしている状態を示す説
明図である。因みにスラブおよびブルームを表１に示す
条件で鋳造した。まず、スラブを鋳込み、次いでローラ
ーエプロンをブルーム用に専用体化してサイズ替えを行
う場合と、図１に示す連続鋳造機を用いてブルームを鋳
込む場合とを比較した。
【００１２】結果を表２に示す。
【００１３】
【表１】
【００１４】
【表２】
【００１５】本発明の連続鋳造機を用いることにより、
鋳片欠陥のないブルームがスラブの場合と同等以上の高
スループットで鋳造でき、しかもサイズ替え時間も従来
の１／５と短縮できた。また、副次的効果として設備費
も従来の専用体を用いる場合を１．０としたとき、０．
６に軽減できた。
鋳片欠陥のないブルームがスラブの場合と同等以上の高
スループットで鋳造でき、しかもサイズ替え時間も従来
の１／５と短縮できた。また、副次的効果として設備費
も従来の専用体を用いる場合を１．０としたとき、０．
６に軽減できた。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、鋼スラブの連続鋳造機
で鋳片欠陥のないブルームを効率的に鋳造できるように
なった。また、従来の専用体を用いる場合と比べて、サ
イズ替え時間も１／５に短縮でき、設備費も４割程度軽
減できた。
で鋳片欠陥のないブルームを効率的に鋳造できるように
なった。また、従来の専用体を用いる場合と比べて、サ
イズ替え時間も１／５に短縮でき、設備費も４割程度軽
減できた。
【図１】本発明の一実施例を示す連続鋳造機の概略断面
図である。
図である。
【図２】本発明の他の実施例を示す連続鋳造機の概略断
面図である。
面図である。
【図３】鋳込中の鋳片の断面図である。
１ タンディッシュ ２ 鋳型 ３ ローラーエプロン ４ 短片冷却用スプレーノズル ５ 支持部材 ６ 油圧シリンダー ７ 短片支持ロール ８ 油圧シリンダー ９ 凝固殻 １０ 鋳片 １１ ロール支持枠
Claims (2)
- 【請求項１】 鋼スラブの連続鋳造機において、短辺側
ローラーエプロン直下に鋼スラブの長辺幅に対応して伸
縮移動可能な短片冷却用スプレーノズルを設置したこと
を特徴とする連続鋳造機。 - 【請求項２】 鋼スラブの連続鋳造機において、短辺側
ローラーエプロン直下に鋼スラブの長辺幅に対応して、
伸縮移動可能な短片冷却用スプレーノズルと、伸縮移動
可能な短片支持ロールを設置したことを特徴とする連続
鋳造機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7477895A JPH08267205A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 連続鋳造機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7477895A JPH08267205A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 連続鋳造機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08267205A true JPH08267205A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13557097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7477895A Pending JPH08267205A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 連続鋳造機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08267205A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007245178A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Jfe Steel Kk | 鋼の連続鋳造方法 |
| US20120111527A1 (en) * | 2006-01-11 | 2012-05-10 | Sms Siemag Aktiengesellschaft | Method and apparatus for continuous casting |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7477895A patent/JPH08267205A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20120111527A1 (en) * | 2006-01-11 | 2012-05-10 | Sms Siemag Aktiengesellschaft | Method and apparatus for continuous casting |
| US8522858B2 (en) * | 2006-01-11 | 2013-09-03 | Sms Siemag Aktiengesellschaft | Method and apparatus for continuous casting |
| JP2007245178A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Jfe Steel Kk | 鋼の連続鋳造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR20210053308A (ko) | 대형 블룸 연속주조 평롤과 볼록롤을 조합한 경압하 방법 | |
| JP4786473B2 (ja) | 表内質に優れた鋳片の製造方法 | |
| KR100817171B1 (ko) | 강 주조 빌렛, 특히 주괴 또는 예비 프로파일 형태의 강주조 빌렛을 연속 주조하고 연이어 성형하는 방법 및 장치 | |
| JPH08267205A (ja) | 連続鋳造機 | |
| US7159642B2 (en) | Method and strand guide for supporting, guiding and cooling casting strands made of steel, especially preliminary sections for girders | |
| JP5472857B2 (ja) | 連続鋳造設備のガイドロールセグメント | |
| JP2020066018A (ja) | 連続鋳造用鋳型及び鋼の連続鋳造方法 | |
| JPH06297111A (ja) | 双ロール式薄板連続鋳造機の雰囲気ガスシール装置 | |
| CA2419069C (en) | Method and strand guide for supporting, guiding and cooling casting strands made of steel, especially preliminary sections for girders | |
| JP4774632B2 (ja) | 鋳片および垂直型鋳造方法ならびに垂直型鋳造装置 | |
| JPS5838640A (ja) | 薄板の連続鋳造装置 | |
| KR102288411B1 (ko) | 압하 장치 | |
| JP3391188B2 (ja) | 連続鋳造鋳片のコーナー部表面割れ防止方法 | |
| JPH07284897A (ja) | 連続鋳造法及びその装置 | |
| JPH07144257A (ja) | 薄板スラブを連続鋳造するための鋳型 | |
| KR950003992Y1 (ko) | 만곡형 연속주조기 주형의 측면지지 로울러장치 | |
| JPH06335756A (ja) | 連続鋳造法 | |
| JPH06218510A (ja) | 鋼の連続鋳造方法 | |
| JP2000343189A (ja) | 連続鋳造機サポートロールの冷却方法 | |
| KR101280946B1 (ko) | 연속주조용 세그먼트 및 이를 이용한 연속주조방법 | |
| JP2014050873A (ja) | 連続鋳造の二次冷却方法 | |
| JPH06344100A (ja) | 熱間圧延用スラブの製造方法 | |
| JPH03216250A (ja) | ビームブランク用連続鋳造装置 | |
| JPH09262641A (ja) | 連続鋳造用モールド | |
| JPH05309466A (ja) | 鋳片ストランドの連続鋳造方法 |