JPH0826677B2 - 機械式駐車設備 - Google Patents

機械式駐車設備

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JPH0826677B2
JPH0826677B2 JP63121244A JP12124488A JPH0826677B2 JP H0826677 B2 JPH0826677 B2 JP H0826677B2 JP 63121244 A JP63121244 A JP 63121244A JP 12124488 A JP12124488 A JP 12124488A JP H0826677 B2 JPH0826677 B2 JP H0826677B2
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憲治 本岡
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、機械式駐車設備において、該機械式駐車設
備の作動による振動に起因する騒音を防止するものに関
する。
(従来の技術) 第6図及び第7図は、従来の機械式駐車設備における
駆動装置及びその周辺部の構成を示している。
建築物aの上部に形成された受梁a1には、取付部材b
がゴム,ばね等の防振用の弾性部材cを介して設けられ
ており、この取付部材b上に駆動装置dが取り付けられ
ている。
駆動装置dは、主として駆動モータeと、ブレーキf
とから構成されており、前記駆動モータeの駆動軸e1に
減速機g介してギアh1,h2からなる減速ギアhが連結さ
れており、この減速ギアhから各ギヤーを介して一対の
上スプロケットi,iに連係されており、上スプロケット
i,iと図示しない下スプロケット間にそれぞれ巻回され
た無端鎖l(第6図において手前の上スプロケットiに
巻回された無端鎖のみ一点鎖線で図示)が駆動装置dの
駆動により循環駆動し、これによってこの無端鎖lに吊
下部材を介してそれぞれ設けられた車輌収容用のケージ
(図示省略)が循環移動するように構成されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、駆動モータeの駆動により、駆動モー
タe、ブレーキf及び減速機g等の駆動系が振動するこ
とで、この振動の一部が第6図及び第7図の矢印に示す
ように、弾性部材cを透過して建築物aの受梁a1,壁,
床,天井等に伝播されるため、この振動が音となって隣
室に二次騒音を引き起こすという問題があった。
第5図は、建築物として、例えば鉄筋コンクリート製
の建築物を例に採った場合における周波数に対する騒音
レベルを示したもので、この図からわかるように周波数
Pで卓越した(この周波数Pを卓越周波数という)もの
がある。この卓越周波数Pは、受梁a1,壁,床,天井等
の建築物が保有する固有振動数の一部と考えられ、これ
が隣室への二次騒音の要因となっている。卓越周波数P
は建築物aの構造によって異なるが、一般には100Hz〜3
00Hzの間で発生することが多い。
ここで、上記振動数は弾性部材を透過する加振力の中
にも含まれており、この振動数での加振力を無くしてや
れば隣室の騒音は低下するはずである。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、動吸振
器の原理を利用することにより、従来の構造を改良する
ことなく簡単な構造で、隣室への騒音を容易に抑えるこ
とができるものを提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明の機械式駐車設備は、建築物の適所に取付部材
が第1弾性部材を介して設けられ、該取付部材上に取り
付けられた駆動装置の駆動により作動する機械式駐車設
備において、前記取付部材に所望の質量m2を有する適数
個の重量部材がそれぞれ所望のばね常数k2を有する第2
弾性部材を介して設けられ、前記駆動装置が起こす加振
力のうち卓越周波数を引き起こす加振振動数ω1と、前
記第2弾性部材のばね常数k2と重量部材の質量m2とで決
まる固有振動数ω2とが一致するように、第2弾性部材
のばね常数k2と重量部材の質量m2とが設定されるように
構成されたものである。
また、前記重量部材はその質量が可変になされてい
る。
(作用) 取付部材上に第2弾性部材を介して重量部材を設ける
ことにより動吸振器の原理を利用して、駆動装置の駆動
時において建築物に伝播する振動数を建築物が持ってい
る卓越周波数より離間させることで、建築物が保有する
卓越周波数での騒音を無くし、隣室等への二次騒音を抑
止する。すなわち、駆動装置が起こす加振力のうち卓越
周波数を引き起こす加振振動数ω1と、第2弾性部材の
ばね常数k2と重量部材の質量m2とで決まる固有振動数ω
2とが一致するように、第2弾性部材のばね常数k2と重
量部材の質量m2を設定することで、この振動数で加振力
を無くし、これに起因する騒音を抑止する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係る機械式駐車設備の概略の全体構
成を示す正面図、第2図は駆動装置及びその周辺部(た
だし、吊下部材及びケージは省略)を示す正面図、第3
図は同側面図である。
この機械駐車設備1は、鉄筋コンクリート製の建築物
2の隔壁2aで形成された設置室3内に設置されている。
第3図における左右隔壁2aの上部には受梁5,5が設置室
3内に対向して突設されており、この受梁5に駆動装置
10を載置する取付部材6が水平に架設されている。取付
部材6は、桁部6aの両端部に対なる脚部6b,6bの中央部
が連設されてH形に構成されたもので、これら脚部6b,6
bと各受梁5,5との間の適所に複数個の第1弾性部材7…
が介在されている。
取付部材6上には上述した駆動装置10が取り付けられ
ている。この駆動装置10は、主として駆動モータ11と、
ブレーキ12とから構成されており、前記駆動モータ11の
駆動軸11aに減速機14を介してギア13a,13bからなる減速
ギア13が連結されている。
一方、前記取付部材6の両端部には一対のブラケット
15a,15bがそれぞれ立設されている。これらブラケット1
5a,15bの下部に亘って同調軸16が軸支されており、この
同調軸16の一端に前記減速ギア13のギア13aが連結され
ている。また、ブラケット15a,15bの中間部及び上部に
はそれぞれ中間軸17及び上部軸18が軸支されている。中
間軸17には前記同調軸16の両端部に固設されたギア16a,
16aと噛み合う中間ギア17aが固設されるとともに、上部
軸18にはギア16a,16aと噛み合う駆動ギア18a及び上スプ
ロケット19がそれぞれ固設されている。これにより、駆
動装置10の駆動は減速機14及び減速ギア13を介して同調
軸16に伝達され、この同調軸16から各ギア16a,17a,18a
を介して左右の上スプロケット19,19に伝達され、これ
ら左右の上スプロケット19,19が同調して回転する。
そして、これら上スプロケット19,19と、適当な手段
で設置室3内の下部に枢支された下スプロケット20,20
との間に無端鎖21,21(ただし、第1図において手前側
の下スプロケット及び無端鎖のみ図示)が巻回され、こ
れら無端鎖21,21に適数の吊下部材22…が等間隔で設け
られている。これら吊下部材22…の先端部には車輌を収
容するケージ23…がそれぞれ設けられており、ケージ23
…は駆動装置10の駆動による上スプロケット19,19の回
転により設置室3内を垂直方向に循環移動するように構
成されている。
ここで、取付部材6の上面にはそれぞれ第2弾性部材
31…を介して適数個(本例では第2図において右側部の
両隅部近傍に2個)の重量部材30…が設置されている。
第2弾性部材31は防振ゴムやスプリング等の弾性を有す
るものが用いられており、本例では所望のばね常数k2
有する防振ゴムが用いられている。また、重量部材30
は、例えば複数の鉄板を重ねたものからなり、鉄板の板
数を調整することで、重量部材30の質量mが調整可能に
なされている。また、この重量部材30は、この他箱状の
ケースの中に砂等の粒子物を入れたものでもよく、また
ケースの中に水等の液体を入れたものでもよい。これら
粒子物及び液体により質量mの微調節が可能で且つ質量
mを容易に変えることができる。
このように、本発明は取付部材6上に第2弾性部材31
を介して重量部材30を設けることで動吸振器の原理を利
用し、駆動装置10の駆動時において建築物に伝播する振
動数を建築物が持っている卓越周波数より離間させるこ
とで、この卓越周波数成分での騒音を抑止するように図
られたものである。
第4図は、加振振動数ω1と付加振動系の固有振動数
ω2との振動数比ω2/ω1に対する振幅aの変化を示す
振幅特性図であり、この第4図からわかるように、振動
数比1の箇所で振幅が0に近似するのがわかる。
ここで、加振振動数ω1は、駆動装置10が起こす加振
力のうち、第5図に示す卓越周波数P(Hz)を引き起こ
す加振振動数のものであり、 ω1=2π・P(rad/sec) となる。
また、付加振動系の固有振動数ω2は、第2弾性部材3
1のばね常数k2、重量部材30の質量m2から決まる固有の
振動数をいい、 となる。
よって、加振振動数ω1と、付加振動系の固有振動数
ω2とが、一致するように重量部材30の質量m2及び介在
する第2弾性部材31のばね常数k2を設定することで、こ
の振動数での振幅aが0に近似するため、この振動数で
の駆動装置10及び取付部材6の振動を抑止することがで
きる。すなわち、建築物の構造によって異なる特有の卓
越周波数、あるいは抑えたい周波数に等しくなるように
第2弾性部材31のばね常数k2と重量部材30の質量m2を設
定することで、これら所望の振動数での振動(すなわ
ち、卓越周波数等の周波数成分で発生する高い音圧レベ
ル)を抑止することができる。よって、この振動数での
振動に起因する隣室への騒音の発生を防止することがで
きる。
次に、第8図乃至第17図は本発明の機械式駐車設備の
他の実施例を示している。
第8図及び第9図に示す機械式駐車設備は、取付部材
6の桁部6a上に重量部材30を第2弾性部材31を介して設
けており、他の構成については前述した実施例と同様で
あり同部材には同符号を付す。
第10図及び11図に示す機械式駐車設備は、取付部材6
の桁部6aの底面に重量部材30を第2弾性部材31を介して
吊着しており、他の構成については前述した実施例と同
様であり同部材には同符号を付す。
第12図及び第13図に示す機械式駐車設備は、受梁5上
に中間質量体50を弾性部材51を介して設け、この中間質
量体50上に取付部材6を第1弾性部材7を介して設けて
おり、この中間質量体50に重量部材30を吊着している。
中間質量体50は取付部材6と同様に2本の脚部50a,50b
と桁部50aとでH型に構成されており、この桁部50aの底
面に重量部材30を第2弾性部材31を介して吊着してい
る。他の構成については前述した実施例と同様であり同
部材には同符号を付す。
第14図及び第15図に示す機械式駐車設備は、受梁5上
に中間質量体60を弾性部材61を介して該受梁5に沿って
それぞれ設け、これら中間質量体60に取付部材6を第1
弾性部材7を介して架設しており、中間質量体60の両端
部に重量部材30を第2弾性部材31を介して設けている。
他の構成については前述した実施例と同様であり同部材
には同符号を付す。
第16図及び第17図に示す機械式駐車設備は、取付部材
6の脚部6bの両端近傍の受梁5上に重量部材30を第2弾
性部材31を介して設けている。他の構成については前述
した実施例と同様であり同部材には同符号を付す。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば、駆動装置が起こ
す加振力のうち卓越周波数を引き起こす加振振動数ω1
と、第2弾性部材のばね常数k2と重量部材の質量m2とで
決まる固有振動数ω2とが一致するように、第2弾性部
材のばね常数k2と重量部材の質量m2とを設定することに
より動吸振器の原理を利用して、駆動装置の駆動時にお
いて生じる所望の振動数での振動を抑止することがで
き、これによってこの振動数での振動に起因する騒音を
防止することができるとともに、従来の構造を改良する
ことなく簡単な構造で、容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る機械式駐車設備の概略の全体構成
を示す正面図、第2図は駆動装置及びその周辺部を示す
正面図、第3図は同側面図、第4図は本発明に係る振幅
特性図、第5図は鉄筋コンクリート製の建築物における
騒音の周波数成分を示す特性図、第6図は従来の機械式
駐車設備における駆動装置及びその周辺部を示す正面
図、第7図は同側面図である。第8図乃至第17図は本発
明に係る機械駐車式設備の他の実施例を示し、第8図は
駆動装置及びその周辺部を示す正面図、第9図は同側面
図、第10図は駆動装置及びその周辺部を示す正面図、第
11図は同側面図、第12図は駆動装置及びその周辺部を示
す正面図、第13図は同側面図、第14図は駆動装置及びそ
の周辺部を示す正面図、第15図は同側面図、第16図は駆
動装置及びその周辺部を示す正面図、第17図は同側面図
である。 1…機械式駐車設備、2…建築物 6…取付部材、7…第1弾性部材 10…駆動装置、30…重量部材 31…第2弾性部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の適所に取付部材が第1弾性部材を
    介して設けられ、該取付部材上に取り付けられた駆動装
    置の駆動により作動する機械式駐車設備において、 前記取付部材上に所望の質量m2を有する適数個の重量部
    材がそれぞれ所望のばね常数k2を有する第2弾性部材を
    介して設けられ、前記駆動装置が起こす加振力のうち卓
    越周波数を引き起こす加振振動数ω1と、前記第2弾性
    部材のばね常数k2と重量部材の質量m2とで決まる固有振
    動数ω2とが一致するように、第2弾性部材のばね常数k
    2と重量部材の質量m2とが設定されるように構成された
    ことを特徴とする機械式駐車設備。
  2. 【請求項2】前記重量部材は、質量が可変になされた請
    求項1記載の機械式駐車設備。
JP63121244A 1988-05-18 1988-05-18 機械式駐車設備 Expired - Fee Related JPH0826677B2 (ja)

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JPS5544815A (en) * 1978-09-25 1980-03-29 Mitsubishi Rayon Co Ltd Preparation for polyester hollow container
JPS55147551U (ja) * 1979-04-11 1980-10-23
JPH035645Y2 (ja) * 1985-01-30 1991-02-13

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