JPH08265946A - 多導体送電線用スペーサのフレーム構造 - Google Patents

多導体送電線用スペーサのフレーム構造

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JPH08265946A
JPH08265946A JP7062579A JP6257995A JPH08265946A JP H08265946 A JPH08265946 A JP H08265946A JP 7062579 A JP7062579 A JP 7062579A JP 6257995 A JP6257995 A JP 6257995A JP H08265946 A JPH08265946 A JP H08265946A
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JP
Japan
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bearing
frame
main frame
bearing base
cylinder
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Application number
JP7062579A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Otaka
和良 大高
Shokichi Suzuki
昭吉 鈴木
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】非鉄;軽金属材料の採用による軽量化及び耐蝕
性と電線把持部を軸支する軸受部の耐摩耗性を共存させ
ることのできる多導体送電線用スペーサの提供。 【構成】主フレームと軸受フレームとの連結構造よりな
り、主フレームは非鉄;軽金属製例えばアルミ合金製に
してなり、軸受フレームは非鉄;軽金属製例えばアルミ
合金製の軸受ベースに鉄鋼製の軸受筒体を組み込み内蔵
させるものとした。具体的は、主フレームは中空とし、
軸受フレームの軸受ベースを充実とし、軸受ベースを主
フレームに挿入して連結し、また、軸受筒体は雄ねじ付
筒体と雌ねじ付筒体からなり、これら雄ねじ付筒体と雌
ねじ付筒体を軸受ベースの中でねじ込みあって一体化し
た。雄ねじ付筒体と雌ねじ付筒体は、軸受ベースとの組
み合わせにおいて、一方の筒体側でに回り止め構造を有
し、他方の筒体側でカシメ構造を有すると良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多導体送電線用スペー
サに関し、とりわけ6導体以上で束導体径が1メートル
以上となるような大きさの多導体スペーサのフレーム構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多導体送電線用スペーサ例えば6
導体スペーサは、束導体径が1メートルを越える大束径
のスペーサとなるため、軽量化、強度確保の面で、U字
形断面の鋼材を使用して主フレームを作り、また、電線
把持部を軸支させる軸受フレームも耐摩耗性を考慮して
鋼材を使用し、これら主フレームと軸受フレームとを溶
接して所定のフレーム例えば6角フレームを構成してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように鋼材で製
作されたフレームの構造では、フレーム重量の増大と溶
融亜鉛メッキの問題がある。即ち、束導体径が2メート
ルを越える大きさのスペーサとなると、鋼材の断面寸法
も大きくなるために重量もかなり大きくなるのである。
【0004】またフレームが大きくなると、鋼材に対し
ての耐蝕性を考慮した溶融亜鉛メッキ作業が大きな槽で
行わなければならないなど難しくなり、メッキの表面も
均一なものになり難く、メッキの溜まったところを加工
する等、手直しをする必要があった。さらに、溶融亜鉛
メッキでは、必ず一箇所に穴が開いていなければなら
ず、円形断面の鋼材を使用した場合、構造上密閉された
状態となるため、当該メッキができなかった。そのため
にフレームの断面形状にも大きな制約が加わり、疲労強
度上不利なU字形断面を使わざるを得なかったのであ
る。
【0005】本発明は、前述した従来技術の問題点に鑑
み、非鉄;軽金属材料の採用による軽量化及び耐蝕性と
電線把持部を軸支する軸受部の耐摩耗性を共存させるこ
とのできる多導体送電線用スペーサを提供しようとする
ものであり、その点が解決しようとする課題(目的)と
なる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する多
導体送電線用スペーサのフレーム構造は、主フレームと
軸受フレームとの連結構造よりなるスペーサであって、
主フレームは非鉄;軽金属製にしてなり、軸受フレーム
は、非鉄;軽金属製の軸受ベースに鉄鋼製の軸受筒体を
組み込み内蔵させたものである。
【0007】好ましい実施態様として、主フレーム及び
軸受フレームの軸受ベースはアルミ合金製であり、軸受
筒体は鋼製であり、また、主フレームは中空とし、軸受
フレームの軸受ベースを充実とし、軸受ベースを主フレ
ームに挿入して連結したものである。
【0008】さらに、軸受筒体は雄ねじ付筒体と雌ねじ
付筒体からなり、これら雄ねじ付筒体と雌ねじ付筒体を
軸受ベースの中でねじ込みあって一体化したものであ
る。雄ねじ付筒体と雌ねじ付筒体は、軸受ベースとの組
み合わせにおいて、一方の筒体側でに回り止め構造を有
し、他方の筒体側でカシメ構造を有すると良い。
【0009】
【作用】本発明にかかる多導体送電線用スペーサのフレ
ーム構造によれば、主フレーム及び軸受フレームの軸受
ベースを非鉄;軽金属製としたことで、フレームの軽量
化が図れ而も耐蝕性も有することができ、そして、軸受
ベースには鉄鋼製の軸受筒体を内蔵させたので、耐摩耗
性の問題も解決することことができる。
【0010】
【実施例】図1乃至図5は、本発明にかかる多導体送電
用スペーサのフレーム構造の一実施例を示すもので、図
1にフレーム構造の要部を示し、図2には同フレーム構
造を採用した6導体スペーサの例を示した。また、図3
にはフレーム構造の軸受部分解状況を示し、図4は図1
の軸受部を上から見た図面、図5は図1の軸受部を下か
ら見た図面である。
【0011】本実施例では、主フレーム1をアルミ合金
製の中空円形断面構造とし、軸受フレーム2は、アルミ
合金製の充実体よりなる軸受ベース3と鋼製の軸受筒体
4とで構成した。
【0012】軸受フレーム2の軸受ベース4は、図2の
ような6角フレームを構成する関係上、ほぼ120°の
屈折形態をなし、両端を円形に仕上げて主フレーム1の
端部に挿入し、オーバーラップ部分を持つように連結
し、この連結部分で溶接してなるものである。溶接はア
ルミ合金相互に対して行うものである。かかるオーバー
ラップの連結は溶接部の強度面の信頼性向上に役立つ。
【0013】軸受筒体4は、雄ねじ付筒体5と雌ねじ付
筒体6のセットにしてなり、軸受ベース3の中央に穿た
れた穴に上下から差し込んでねじ込み合って一体化する
ものである。
【0014】雄ねじ付筒体5と雌ねじ付筒体6のねじ込
みについては、どちらか一方を回り止めした方が良い。
そのため、本実施例では、雄ねじ付筒体5を回り止めし
ている。即ち、図4に分かり易く示したように、雄ねじ
付筒体5と軸受ベース3の穴の相互で凹凸嵌合部8を設
けている。図4の場合、雄ねじ付筒体5の抜け止めフラ
ンジ部分に凸部を設け、軸受ベースの穴に凹部を設けた
が、その反対であっても良い。
【0015】上記のように回り止めした雄ねじ付筒体5
に対してねじ込む雌ねじ付筒体6は、締め付け後にネジ
の緩みを防止する対策を講ずると良い。そのため、本実
施例では、カシメ構造を採用した。即ち図5に分かり易
く示したように、締め付け前の(イ)において、雌ねじ
付筒体6の抜け止めフランジ部分の周縁に凹溝9を適当
な間隔で設け、これに対応して、軸受ベース3の穴の周
縁に凸部を設けておく。そして締め付け完了後におい
て、軸受ベース3にある凸部に対してカシメ作業を加え
ることにより、凸部が雌ねじ付筒体の凹溝9の中に入り
込んでカシメ付けられるのである。(ロ)はカシメ後の
状態を示しており、10がカシメ部分である。
【0016】本実施例のフレーム構造によれば、主フレ
ーム1及び軸受ベース3をアルミ合金製としたことか
ら、十分な軽量化と耐蝕性を持ち合わせることができ
る。また、軸受筒体4を鋼製としたことで、電線把持部
7(図2)を軸棒を挿通して軸支した場合、軸受筒体4
が軸棒との相対回転運動で摩擦力を受けても、それに耐
えるだけの耐摩耗性を有せしめることができる。
【0017】なお、以上の実施例は、飽くまでも好まし
い実施態様として例示したまでであって、それに限らず
種々の変形、応用があり得る。例えば、主フレーム及び
軸受ベースは、アルミ合金に限らず、マグネシウム合金
のパイプでも良い。また、本発明のフレーム構造は4導
体以上の多導体送電線用スペーサに使用することができ
る。また、ねじ込み式の軸受筒体の回り止めには、ピン
を打ち込んだり、止めボルトを押し込んだりすることで
も良い。さらに、軸受筒体は、ネジ込みの他に圧入する
ことでも良い。
【0018】
【発明の効果】本発明にかかる多導体送電線用スペーサ
のフレーム構造によれば、非鉄;軽金属材料の採用によ
る軽量化及び耐蝕性と電線把持部を軸支する軸受部の耐
摩耗性を共存させることのできる多導体送電線用スペー
サを提供するという所期の目的が達成され、送電線路の
設計上有利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる多導体送電線用スペーサのフレ
ーム構造の実施例を示す要部説明図。
【図2】本発明のフレーム構造を用いた6導体スペーサ
の説明図。
【図3】図1に示すフレーム構造を一部分解した状態で
示す要部説明図。
【図4】図1のフレーム構造を上から見た状態で示す平
面的説明図。
【図5】図1のフレーム構造を下から見た状態で示し、
(イ)はカシメ前の底面的説明図、(ロ)はカシメ後の
底面的説明図。
【符号の説明】
1 主フレーム 2 軸受フレーム 3 軸受ベース 4 軸受筒体 5 雄ねじ付筒体 6 雌ねじ付筒体 7 電線把持部 8 凹凸嵌合部 9 凹溝 10 カシメ部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主フレームと軸受フレームとの連結構造よ
    りなるスペーサであって、主フレームは非鉄;軽金属製
    にしてなり、軸受フレームは、非鉄;軽金属製の軸受ベ
    ースに鉄鋼製の軸受筒体を組み込み内蔵させたものであ
    る、多導体送電線用スペーサのフレーム構造。
  2. 【請求項2】主フレーム及び軸受フレームの軸受ベース
    はアルミ合金製であり、軸受筒体は鋼製である、請求項
    1記載のフレーム構造。
  3. 【請求項3】主フレームは中空とし、軸受フレームの軸
    受ベースを充実とし、軸受ベースを主フレームに挿入し
    てオーバーラップ部分を形成した、請求項1記載のフレ
    ーム構造。
  4. 【請求項4】軸受筒体は雄ねじ付筒体と雌ねじ付筒体か
    らなり、これら雄ねじ付筒体と雌ねじ付筒体を軸受ベー
    スの中でねじ込みあって一体化した、請求項1記載のフ
    レーム構造。
  5. 【請求項5】雄ねじ付筒体と雌ねじ付筒体は、軸受ベー
    スとの組み合わせにおいて、一方の筒体側でに回り止め
    構造を有し、他方の筒体側でカシメ構造を有した、請求
    項2記載のフレーム構造。
JP7062579A 1995-03-22 1995-03-22 多導体送電線用スペーサのフレーム構造 Pending JPH08265946A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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