JPH08265650A - 信号変換回路、これを用いた固体撮像素子及び撮像装置 - Google Patents

信号変換回路、これを用いた固体撮像素子及び撮像装置

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JPH08265650A
JPH08265650A JP7060914A JP6091495A JPH08265650A JP H08265650 A JPH08265650 A JP H08265650A JP 7060914 A JP7060914 A JP 7060914A JP 6091495 A JP6091495 A JP 6091495A JP H08265650 A JPH08265650 A JP H08265650A
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JP
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signal
voltage
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image pickup
drain voltage
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JP7060914A
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Kazuya Kubo
加寿也 久保
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力電圧感度が大きく取れ、出力電圧信号の
S/Nを向上させることが可能な信号変換回路、固体撮
像素子及び撮像装置を提供する。 【構成】 信号変換回路の変換手段は、入力電荷を蓄積
し、蓄積電荷量を電圧信号に変換して駆動トランジスタ
のゲート端子に印加し、駆動トランジスタは、電圧信号
に基づいて出力電圧信号をソース端子から出力し、これ
と並行してドレイン電圧印加手段は、変換手段のリセッ
ト時に駆動トランジスタにおけるゲート−チャネル間電
圧差が所定の電圧差となるように駆動トランジスタのド
レイン電圧を印加するので、リセット時に駆動トランジ
スタのゲート−チャネル間電圧差が大きくなることによ
り変換手段における電圧レベルの低下が発生しないの
で、出力電圧信号、ひいては、撮像信号及び画像信号の
ダイナミックレンジを拡大することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号変換回路、信号変
換回路を用いた固体撮像素子及び撮像装置に係り、特に
一次元あるいは二次元に配置されたフォトダイオードで
発生した電荷を浮遊容量により出力電圧信号に変換して
出力する信号変換回路、この信号変換回路を用いた固体
撮像素子及び撮像装置に関する。
【0002】近年、可視光をはじめ赤外光等を映像化
し、得られた映像に基づいて種々の解折や観察を遠隔地
で行うとともに、記録に残すことが求められている。こ
のような用途には、固体撮像素子を用いた撮像装置が現
在広く用いられており、さらに高解像度、高S/Nを持
つ撮像装置(固体撮像素子)が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図5に入力電荷を電荷/電圧変換して出
力電圧信号に変換する信号変換回路を用いた従来の固体
撮像素子の主要部の概要構成を示す。図5においては、
説明の簡略化のため、4個の図示しないフォトダイオー
ドの出力電荷を出力電圧信号に変換して順次出力する固
体撮像素子について説明する。
【0004】固体撮像素子50は、大別すると、図示し
ないフォトダイオード(光電変換手段)により発生した
電荷の取込みタイミングを制御する入力制御部51と、
電荷を蓄積し、出力電圧信号に変換する信号変換回路5
2と、外部から入力される選択パルス信号φ1 〜φ4
づいて電荷変換部の出力電圧信号を所定タイミングで外
部に出力するための出力制御部53と、を備えて構成さ
れている。
【0005】入力制御部51は、入力制御信号Voがゲ
ート端子に入力された4個の入力制御トランジスタ55
-1〜55-4を備えて構成されている。信号変換回路52
は、変換用浮遊容量(拡散層容量、ゲート容量等)に電
荷を蓄積し、電荷/電圧変換する複数の変換容量部56
-1〜56-4を備えて構成されている。
【0006】ここで、第1変換容量部56-1の構成につ
いて詳細に説明する。第1変換容量部56-1は、ドレイ
ン端子にドレイン電圧VDAが印加され、蓄積した電荷量
に対応する電圧がゲート端子に印加されて、ソースフォ
ロワ回路を構成して出力電圧信号をソース端子を介して
出力する駆動トランジスタ57-1と、リセット信号φR
に基づいてリセットドレイン電圧VDRを駆動トランジス
タ57 -1のゲート端子に印加するリセットトランジスタ
58-1と、を備えて構成されている。
【0007】出力制御部53は、列選択を行うための選
択パルス信号φ1 、…、φ4 がそれぞれゲート端子に入
力された4個の出力制御トランジスタ59-1〜59-4
備えて構成されている。
【0008】次に図6を参照して信号変換回路の動作を
第1変換容量部56-1を主として説明する。時刻t11
リセット信号φRが“H”レベルとなると、第1変換容
量部56-1の電位レベル(VF-1 ’)は、電荷が掃き出
されることにより初期電位レベルに上昇する(図6
(f)参照)。
【0009】そして時刻t12にリセット信号φRが再び
“L”レベルとなると、第1変換容量部56-1の電位は
所定電圧低下し、安定状態となる。時刻t13において、
4個の入力制御トランジスタを介して流入し、図示しな
いフォトダイオードで光電変換された電荷は、変換容量
部の変換用浮遊容量に蓄積され、ソースフォロワを構成
している変換トランジスタのゲート端子に電圧として印
加される。
【0010】この時、第1変換容量部56-1の電位レベ
ルは、入力電荷量に応じて低下し、電荷流入を終えた時
点のレベルを保持することとなる。その後、時刻t14
選択パルス信号φ1 が“H”レベルになると、第1出力
制御トランジスタ59-1がオン(閉)状態となり、第1
変換容量部56-1の電位レベルが出力電圧信号の電位レ
ベルとして出力されることとなる。
【0011】以下、同様にして、第2変換容量部56-2
〜第4変換容量部56-4についても、電荷/電圧変換動
作が行われ、全ての変換容量部による出力動作完了後、
再びリセット信号φRによるリセット動作が行われるこ
ととなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、変換
容量部に蓄えられた電荷を掃き出し、リセットする際に
は列選択は行われておらず、すなわち、選択パルス信号
φ1 〜φ4 はいずれも“L”レベルであり、出力制御ト
ランジスタは全てオフ(開)状態となっている。
【0013】このため、ソースフォロワの駆動トランジ
スタのソース及びチャネル表面は浮遊状態となってお
り、駆動トランジスタのドレイン電圧VDAに引っ張られ
て、高い電圧状態になっている。
【0014】この状態でリセット動作を行わせると、通
常はリセットドレイン電圧VDRはドレイン電圧VDAとほ
ぼ等しいため、ゲート−チャネル間電位VGCが小さくな
る。この状態で、列選択が行われると、ソースフォロワ
の出力は負荷に引かれて低下する。この低下に伴い、ゲ
ート−チャネル間電位VGCに依存して変換容量部の変換
用浮遊容量の電位も低下するため、ゲート−チャネル間
電位VGCが小さいと出力電圧の低下も大きくなる。
【0015】このように従来の固体撮像素子において
は、電荷が無い状態(黒レベル)の出力電圧レベルが低
くなるため出力電圧信号のダイナミックレンジが制限さ
れ、出力電圧振幅(出力電圧感度)が大きく取れないの
で、出力電圧信号のS/Nを向上することができないと
いう問題点があった。
【0016】そこで、本発明の目的は、出力電圧感度が
大きく取れ、出力電圧信号のS/Nを向上させることが
可能な信号変換回路、固体撮像素子及び撮像装置を提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、入力電荷量を電荷/電圧変
換して出力電圧信号として出力する信号変換回路におい
て、入力電荷を蓄積し、蓄積電荷量を電圧信号に変換し
て出力する変換手段と、ソースフォロワ回路を構成し、
前記電圧信号がゲート端子に印加され、前記電圧信号に
基づいて前記出力電圧信号をソース端子から出力する駆
動トランジスタと、前記変換手段のリセット時に前記駆
動トランジスタにおけるゲート−チャネル間電圧差が所
定の電圧差となるように前記駆動トランジスタのドレイ
ン電圧を印加するドレイン電圧印加手段と、を備えて構
成する。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ドレイン電圧印加手段は、通常動作時
に前記ドレイン電圧を印加するための通常ドレイン電圧
印加手段と、前記リセット時に前記ドレイン電圧を印加
するためのリセットドレイン電圧印加手段と、外部から
の制御信号に基づいて、前記通常ドレイン電圧印加手段
あるいは前記リセットドレイン電圧印加手段を前記駆動
トランジスタのドレイン端子に接続する切換手段と、を
備えて構成する。
【0019】請求項3記載の発明は、一次元あるいは二
次元に配置され、入力光を電荷に変換して出力する複数
の光電変換手段と、前記光電変換手段のそれぞれに接続
された複数の請求項1又は請求項2記載の信号変換回路
と、前記信号変換回路の出力電圧信号を順次切り換えて
撮像信号として出力する出力切換手段と、を備えて構成
する。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明である固体撮像素子と、前記光電変換手段上に外部か
らの入射光を集光する光学手段と、前記撮像信号を信号
処理して、所定の信号フォーマットを有する画像信号と
して出力する信号処理手段と、を備えて構成する。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によれば、変換手段は、入
力電荷を蓄積し、蓄積電荷量を電圧信号に変換して駆動
トランジスタのゲート端子に印加し、駆動トランジスタ
は、電圧信号に基づいて出力電圧信号をソース端子から
出力する。
【0022】これと並行してドレイン電圧印加手段は、
変換手段のリセット時に駆動トランジスタにおけるゲー
ト−チャネル間電圧差が所定の電圧差となるように駆動
トランジスタのドレイン電圧を印加する。
【0023】従って、リセット時に駆動トランジスタの
ゲート−チャネル間電圧差が大きくなることにより変換
手段における駆動電圧信号レベルの低下が発生しないの
で、出力電圧信号のダイナミックレンジを拡大すること
ができる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、切換手段は、外部からの制御
信号に基づいて通常ドレイン電圧印加手段、あるいは、
リセットドレイン電圧印加手段を駆動トランジスタのド
レイン端子に接続する。
【0025】この結果、通常ドレイン電圧印加手段は、
通常動作時にドレイン電圧を印加し、リセットドレイン
電圧印加手段は、リセット時にリセットドレイン電圧を
印加する。
【0026】従って、リセット時に駆動トランジスタの
ゲート−チャネル間電圧差を所定の値に保持することが
でき変換手段における電圧信号レベルの低下が発生しな
いので、出力電圧信号のダイナミックレンジを拡大する
ことができる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、複数の光電
変換手段は、入力光を電荷に変換して信号変換回路に出
力する。信号変換回路の変換手段はリセット時に駆動ト
ランジスタにおけるゲート−チャネル間電圧差が所定の
電圧差となるように駆動トランジスタにドレイン電圧を
印加し、出力切換手段は、信号変換回路の出力電圧信号
を順次切り換えて撮像信号として出力する。
【0028】従って、リセット時に駆動トランジスタの
ゲート−チャネル間電圧差を所定の値に保持することが
でき変換手段における電圧信号レベルの低下が発生しな
いので、出力電圧信号、ひいては、撮像信号のダイナミ
ックレンジを拡大することができる。
【0029】請求項4記載の発明によれば、光学手段
は、光電変換手段上に外部からの入射光を集光する。こ
れにより撮像回路は、入射光に基づいて撮像信号を出力
し、信号処理手段は、撮像信号を信号処理して、所定の
信号フォーマットを有する画像信号として出力する。
【0030】この場合において、撮像信号のダイナミッ
クレンジは拡大されるので、それによって得られる画像
信号もダイナミックレンジが拡大し、コントラスト比等
が大きく、S/Nの高い良好な画像を得ることが可能と
なる。
【0031】
【実施例】次に図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。原理 まず、具体的な実施例の説明に先立ち、本発明の原理に
ついて説明する。
【0032】出力電圧振幅が大きく取れないのは、電荷
が無い状態(黒レベル)の出力電圧(以下、黒レベル電
圧という。)が低いためであるから、この黒レベル電圧
を高くする必要がある。黒レベル電圧を低下させている
のは、電荷を掃き出すべくリセットが行われた場合、す
なわち、リセットドレイン電圧VDRが印加された場合に
変換用浮遊容量(浮遊拡散層)に接続されているソース
フォロワの駆動トランジスタのゲート−チャネル間電圧
GCが小さいためである。
【0033】従って、リセット動作が行われる際にドレ
イン電圧VDAを小さくして、ゲート−チャネル間電圧V
GCを大きくするとともに、列選択が行われる際にドレイ
ン電圧VDAを元の電位に戻せばよい。
【0034】この原理を模式的な回路図で示すと図1の
ようになる。変換容量の電圧をVF とし、ソースフォロ
ワの駆動トランジスタのソース電位をVS とし、ソース
フォロワの駆動トランジスタのゲート−チャネル間容量
をC GCとし、変換容量のCGC以外の容量をCF とする。
以下の説明においては、列選択をしていないリセット時
の状態を状態1、列選択を行っている状態を状態2とす
る。
【0035】容量CF に蓄積された状態1における総電
荷量Q1 、状態2における総電荷量Q2 は、 Q1 =VF1・CF +(VF1−VS1)・CGC2 =VF2・CF +(VF2−VS2)・CGC と表わされる。また、ソースフォロワの利得をAとする
と、 VS2=A・VF2 (A:A<1) である。また、状態2を黒レベル状態とすると、Q1
2 なので、状態2のソースフォロワの駆動トランジス
タのソース電位、即ち出力電圧VOUT は、
【0036】
【数1】 となる。したがって、リセット時のソース電位VS を小
さくすることによって、黒レベルの出力電圧を高くでき
ることがわかる。実施例 次に、より具体的な実施例を説明する。
【0037】図2に撮像装置の概要構成ブロック図を示
す。撮像装置1は、大別すると、被写体からの光を集光
する対物レンズ等の光学素子2と、光学素子2により集
光された光を受光して光電変換し、出力電圧信号V OUT
として出力する固体撮像素子3と、出力電圧信号VOUT
を信号処理し、画像信号SVIDE0 として出力す信号処理
回路4と、各種電源を供給する電源5と、撮像装置1全
体を制御するコントローラ6と、を備えて構成されてい
る。
【0038】固体撮像素子3は、被写体からの光を光電
変換する光電変換素子であるフォトダイオードを二次元
配列した光電変換素子部10と、光電変換素子部10に
より生成した電荷を取込む入力制御部11と、電荷を蓄
積し、出力電圧信号に変換する信号変換回路12と、外
部から入力される選択パルス信号φ1 〜φ4 に基づいて
信号変換回路12の出力電圧信号を所定タイミングで外
部に出力するための出力制御部13と、を備えて構成さ
れている。
【0039】図3に固体撮像素子3の主要部の回路構成
を示す。入力制御部11は、図では省略したトランジス
タ等の回路と入力制御信号Voがゲート端子に入力され
た4個の入力制御トランジスタ15-1〜15-4を備えて
構成されている。
【0040】信号変換回路12は、変換用浮遊容量(拡
散層容量、ゲート容量等)に電荷を蓄積し、電荷/電圧
変換する複数の変換容量部17-1〜17-4と、ドレイン
電圧制御信号φDA(若しくは反転ドレイン電圧制御信号
/φDA)に基づいて、後述の駆動トランジスタ19のド
レイン端子にドレイン電圧VDAを印加し、あるいは、駆
動トランジスタ19のドレイン端子を接地するドレイン
電圧制御回路18と、を備えて構成されている。
【0041】ここで、第1変換容量部17-1の構成につ
いて詳細に説明する。第1変換容量部17-1は、ドレイ
ン端子にドレイン電圧VDAが印加され(若しくは接地さ
れ)、蓄積した電荷量に対応する電圧が変換用浮遊容量
と接続されたゲート端子に印加されるとともに、ソース
フォロワ回路を構成して出力電圧信号をソース端子を介
して出力する駆動トランジスタ19-1と、リセット信号
φRに基づいてリセットドレイン電圧VDRを駆動トラン
ジスタのゲート端子に印加するリセットトランジスタ2
-1と、備えて構成されている。
【0042】出力制御部13は、列選択を行うための選
択パルス信号φ1 、…、φ4 がそれぞれゲート端子に入
力された4個の出力制御トランジスタ21-1〜21-4
備えて構成されている。
【0043】次に図4を参照して信号変換回路12の動
作を第1変換容量部17-1を主として説明する。時刻t
1 にリセット信号φRが“H”レベルとなると、第1変
換容量部17-1の電位レベルは、電荷が掃き出されるこ
とにより初期電位レベルに上昇する(図4(g)参
照)。
【0044】時刻t3 にドレイン電圧制御信号φDA
“L”レベルとなると、ドレイン電圧制御回路18は、
駆動トランジスタ19-1のドレイン端子を接地する。こ
れにより、駆動トランジスタ19-1のゲート−チャネル
間電圧は所定の値を保持することができるため、時刻t
2 にリセット信号φRが再び“L”レベルとなっても、
第1変換容量部17-1の電位レベルが低下することな
く、安定状態となる。
【0045】その後、図示しないフォトダイオードで光
電変換された電荷が、第1変換容量部17-1の変換用浮
遊容量16-1に蓄積され、ソースフォロワを構成してい
る駆動トランジスタ19-1のゲート端子に電圧として印
加される。
【0046】この時、第1変換容量部17-1の電位レベ
ル(VF-1 )は、入力電荷量に応じて低下し(図4
(g)参照)、入力電荷の流入が終了した時点のレベル
を保持することとなる。
【0047】その後、時刻t4 に選択パルス信号φ1
“H”レベルになると、第1出力制御トランスタ21-1
がオン(閉)状態となり、第1変換容量部17-1の電位
レベルが出力電圧信号の電位レベルとして出力されるこ
ととなる。
【0048】以下、同様にして、第2変換容量部17-1
〜第4変換容量部17-4についても、電荷/電圧変換動
作が行われ、全ての変換容量部による出力動作完了後、
再びリセット信号φRによるリセット動作が行われるこ
ととなる。
【0049】以上の説明のように、本実施例によれば、
リセット動作時に変換容量部の電位レベルが変動せず、
電荷が無い状態(黒レベル)の出力電圧レベルが低下す
ることがなく出力電圧信号のダイナミックレンジが制限
されることがないので、出力電圧振幅(出力電圧感度)
が大きく取れ、出力電圧信号のS/Nを向上することが
できる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、変換手段
は、入力電荷を蓄積し、蓄積電荷量を電圧信号に変換し
て駆動トランジスタのゲート端子に印加し、駆動トラン
ジスタは、電圧信号に基づいて出力電圧信号をソース端
子から出力し、これと並行してドレイン電圧印加手段
は、変換手段のリセット時に駆動トランジスタにおける
ゲート−チャネル間電圧差が所定の電圧差となるように
駆動トランジスタのドレイン電圧を印加するので、リセ
ット時に駆動トランジスタのゲート−チャネル間電圧差
が大きくなることにより変換手段における駆動電圧信号
レベルの低下が発生しないので、出力電圧信号のダイナ
ミックレンジを拡大することができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、通常ドレイン電圧印加手段
は、通常動作時にドレイン電圧を印加し、リセットドレ
イン電圧印加手段は、リセット時にリセットドレイン電
圧を印加するので、リセット時に駆動トランジスタのゲ
ート−チャネル間電圧差を所定の値に保持することがで
き変換手段における電圧レベルの低下が発生しないの
で、出力電圧信号のダイナミックレンジを拡大すること
ができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、信号変換回
路の変換手段はリセット時に駆動トランジスタにおける
ゲート−チャネル間電圧差が所定の電圧差となるように
駆動トランジスタのドレイン電圧を印加し、出力切換手
段は、信号変換回路の出力電圧信号を順次切り換えて撮
像信号として出力するので、リセット時に駆動トランジ
スタのゲート−チャネル間電圧差を所定の値に保持する
ことができ変換手段における電圧レベルの低下が発生し
ないので、出力電圧信号、ひいては、撮像信号のダイナ
ミックレンジを拡大することができる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、固体撮像素
子は、入射光に基づいて撮像信号を出力し、信号処理手
段は、撮像信号を信号処理して、所定の信号フォーマッ
トを有する画像信号として出力するに際し、撮像信号の
ダイナミックレンジは拡大されるので、それによって得
られる画像信号もダイナミックレンジが拡大し、コント
ラストが大きく、S/Nの高い良好な画像を得ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】撮像装置の概要構成図である。
【図3】固体撮像素子の主要部の回路構成図である。
【図4】実施例のタイミングチャートである。
【図5】従来の固体撮像素子の主要部の回路構成図であ
る。
【図6】従来例のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…撮像装置 2…光学素子 3…固体撮像素子 4…信号処理回路 5…電源 6…コントローラ 10…光電変換素子部 11…入力制御部 12…信号変換回路 13…出力制御部 15-1〜15-4…入力制御トランジスタ 17-1〜17-4…変換容量部 18…ドレイン電圧制御回路 19-1〜19-4…駆動トランジスタ 20-1〜20-4…リセットトランジスタ 21-1〜21-4…出力制御トランジスタ SVIDE0 …画像信号 VOUT …出力電圧信号 Vo…入力制御信号 VDA…ドレイン電圧 φ1 〜φ4 …選択パルス信号 φDA…ドレイン電圧制御信号 /φDA…反転ドレイン電圧制御信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電荷量を電荷/電圧変換して出力電
    圧信号として出力する信号変換回路において、 入力電荷を蓄積し、蓄積電荷量を電圧信号に変換して出
    力する変換手段と、 ソースフォロワ回路を構成し、前記電圧信号がゲート端
    子に印加され、前記電圧信号に基づいて前記出力電圧信
    号をソース端子から出力する駆動トランジスタと、 前記変換手段のリセット時に前記駆動トランジスタにお
    けるゲート−チャネル間電圧差が所定の電圧差となるよ
    うに前記駆動トランジスタのドレイン電圧を印加するド
    レイン電圧印加手段と、 を備えたことを特徴とする信号変換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の信号変換回路において、 前記ドレイン電圧印加手段は、通常動作時に前記ドレイ
    ン電圧を印加するための通常ドレイン電圧印加手段と、 前記リセット時に前記ドレイン電圧を印加するためのリ
    セットドレイン電圧印加手段と、 外部からの制御信号に基づいて、前記通常ドレイン電圧
    印加手段あるいは前記リセットドレイン電圧印加手段を
    前記駆動トランジスタのドレイン端子に接続する切換手
    段と、 を備えたことを特徴とする信号変換回路。
  3. 【請求項3】 一次元あるいは二次元に配置され、入力
    光を電荷に変換して出力する複数の光電変換手段と、 前記光電変換手段のそれぞれに接続された複数の請求項
    1又は請求項2記載の信号変換回路と、 前記信号変換回路の出力電圧信号を順次切り換えて撮像
    信号として出力する出力切換手段と、 を備えたことを特徴とする固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の固体撮像素子と、 前記光電変換手段上に外部からの入射光を集光する光学
    手段と、 前記撮像信号を信号処理して、所定の信号フォーマット
    を有する画像信号として出力する信号処理手段と、 を備えたことを特徴とする撮像装置。
JP7060914A 1995-03-20 1995-03-20 信号変換回路、これを用いた固体撮像素子及び撮像装置 Withdrawn JPH08265650A (ja)

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JP7060914A Withdrawn JPH08265650A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 信号変換回路、これを用いた固体撮像素子及び撮像装置

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