JPH08264877A - 半導体レーザ素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ素子およびその製造方法

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JPH08264877A
JPH08264877A JP6044295A JP6044295A JPH08264877A JP H08264877 A JPH08264877 A JP H08264877A JP 6044295 A JP6044295 A JP 6044295A JP 6044295 A JP6044295 A JP 6044295A JP H08264877 A JPH08264877 A JP H08264877A
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JP
Japan
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layer
type
semiconductor
laser device
clad layer
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Pending
Application number
JP6044295A
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English (en)
Inventor
Kenichi Otsuka
健一 大塚
Masayuki Imaizumi
昌之 今泉
Yasuyuki Endo
康行 遠藤
Muneyoshi Fukita
宗義 吹田
Toshiro Isu
俊郎 井須
Kazumasa Mitsunaga
一正 光永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低抵抗で且つバンドギャップが広いクラッド
層を形成することにより、短波長で長時間安定して動作
する半導体レーザ素子を得る。レーザの発振しきい値電
流を十分に低減できる電流狭窄構造を得る。信頼性の高
いシャッタを使った超格子構造の製造方法を提供する。 【構成】 クラッド層を不純物を添加した第1の層とこ
の第1の層に比しバンドギャップが大なる第2の層とを
交互に積層して形成することにより、クラッド層全体と
しては低抵抗で且つバンドギャップが大きいものが得ら
れる。p型クラッド層のうち発光領域に対応する部分に
第2のp型半導体層を形成し、この第2のp型半導体層
とp型クラッド層の両者に隣接して第3のp型半導体層
を形成し、且つバンドギャップの大きさをp型クラッド
層>第2の半導体層>第3の半導体層とする。一方向に
連続回転するシャッタにより原料の供給を制御して超格
子構造を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ素子およ
びその製造方法、特に青色から青緑色の光を放出する半
導体レーザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18は、例えば刊行物(“Room
Temperature Continuous op
eration of blue−green las
erdiodes”N.Nakayama et.al
ElectronicsLetters 29(19
93)1488.)に示された従来の半導体素子(レー
ザ)の断面図である。図において、100はn型GaA
s基板に対するIn電極、200はn型GaAs基板、
300はn型ZnMgSSeクラッド層、46はn型Z
nSe光ガイド層、105はノンドープZnCdSe単
一量子井戸活性層、47はp型ZnSe光ガイド層、4
8はp型ZnMgSSeクラッド層、80はp型ZnS
Se層、90はp型ZnSeコンタクト層、110は電
流狭窄のための絶縁膜、111はPd/Pt/Aup型
電極である。
【0003】また、図19は、第25回半導体専門講習
会(1985年8月、山形)予稿集43頁に示された従
来の結晶成長装置の成長室の構成図である。図におい
て、330は超高真空槽すなわち成長室、340は基板
ホルダ、350は基板ホルダに装着された基板結晶、3
60、370、380、390、400は分子線源、4
90、500、510、520、530は分子線の供給
をON・OFFするシャッタである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の半
導体レーザでは、p型ZnMgSSeクラッド層48の
アクセプタ不純物濃度が1.5×1017cm-3と低いた
めに抵抗が大きく発熱の問題が生じ、長時間の安定動作
が困難であった。また量子井戸活性層105での発振波
長をより短波長とするためには、それに対応してp型ク
ラッド層48のバンドギャップを大きくすることが必要
であり、よりMgならびにSの組成の大きいZnMgS
Seクラッド層が必要となるが、このZnMgSSe結
晶はMgならびにSの組成の増加とともにアクセプタ不
純物濃度が急激に低下し、すなわち抵抗が増加するた
め、発熱の問題がより顕著となる。加えて、上記構成で
は、電流狭窄がコンタクト層近傍に絶縁膜110によっ
てしかなされていないため、発光領域で十分な電流密度
が得られにくく、レーザの発振しきい値電流を十分に低
減することが困難であった。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたものであり、クラッド層をはじめとしてp型半
導体層のアクセプタ不純物濃度が低下しない低抵抗結晶
とすることを第1の目的としている。また、活性層近傍
にも電流狭窄構造を導入し、レーザの動作電流を低くし
て熱発生を抑え、消費電力が小さく長寿命のレーザを実
現することを第2の目的としている。
【0006】また、上記のような構成の結晶成長方法で
は、シャッタ490、500、510、520、530
の開閉により、Zn、Mg、Cd、Se、S、Te、N
などの供給を制御して、多層の素子構造を基板結晶上に
作製する。通常の装置では、破線で示されたONの状態
からわかるように、シャッタの動作は、490ならびに
500のように分子線の向きに対して垂直方向に往復し
てスライドするか、あるいは510、520ならびに5
30のように分子線の向きに平行な平面内を約90°往
復回転することによって行われていた。したがって、シ
ャッタの停止位置を厳密に制御する必要があり、超格子
のような多層構造の作製においては、シャッタの開閉回
数が非常に多くなるので、シャッタの動作の信頼性が十
分でないと良質の超格子を再現性よく作製できないとい
う問題があった。即ち、スライドや回転の往復を行うシ
ャッタでは、シャッタの停止位置は開閉を繰り返すこと
によってわずかではあるが変動して停止位置が一定に保
たれず、分子線のON・OFFを正確に制御できない。
本発明は、かかる問題点を解決するためにもなされたも
のであり、シャッタの構成を変えることにより、動作の
信頼性が高まり、超格子構造を再現性よく作製できる製
造方法を提供することを付加的な目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1は、レーザ光を
発振する活性領域と、この活性領域を挟み互に異なる導
電型の半導体で形成された第1および第2のクラッド層
とを備えた半導体レーザ素子において、前記クラッド層
のいずれかが不純物を添加した第1の層と第1の層に比
しバンドギャップが大なる第2の層とを交互に積層して
形成されていることを特徴とする半導体レーザ素子であ
る。
【0008】請求項2は、請求項1において、積層して
形成されるクラッド層がII−VI族半導体で形成され、そ
の第1の層に不純物としてNが添加されているものであ
る。
【0009】請求項3は、請求項1において、積層して
形成されるクラッド層がII−VI族半導体で形成され、そ
の第2の層にはアクセプタ不純物が添加されていないも
のである。
【0010】請求項4は、更に第1の層のII−VI族半導
体がZnSx Se1-x (0≦x≦1)結晶、第2の層の
II−VI族半導体がZna Mg1-a b Se1-b (0≦
a、b≦1)結晶であることを特徴とする。
【0011】請求項5は、更に第1の層のII−VI族半導
体がZnTe結晶、第2の層のII−VI族半導体がZna
Mg1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)結晶であるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項6は、更に積層して形成されるクラ
ッド層が超格子層で形成されるものである。
【0013】請求項7は、レーザ光を発振する活性領域
と、この活性領域に隣接しp型の導電型の半導体で形成
されたp型クラッド層と、このp型クラッド層の一部に
隣接し且つp型クラッド層より小なるバンドギャップの
半導体で形成された第2のp型半導体層と、この第2の
p型半導体層と前記p型クラッド層に隣接し前記第2の
p型半導体層より小なるバンドギャップの半導体で形成
された第3のp型半導体層と、この第3のp型半導体層
に電流を流通せしめる電極と、前記活性領域を前記p型
クラッド層とで挟む位置に設けられたn型の導電型の半
導体で形成されたn型クラッド層と、このn型クラッド
層に電流を流通せしめる電極とを備えた半導体レーザ素
子である。
【0014】請求項8は、レーザ光を発振する活性領域
と、この活性領域に隣接しp型の導電型の半導体で形成
されたp型クラッド層と、このp型クラッド層の一部に
隣接し且つp型クラッド層より小なるバンドギャップの
半導体で形成された第2のp型半導体層と、前記p型ク
ラッド層の他の部分に隣接しn型の導電型の半導体で形
成されたブロッキング層と、このブロッキング層および
前記第2のp型半導体層に隣接し前記第2のp型半導体
層より小なるバンドギャップの半導体で形成された第3
の半導体層と、この第3のp型半導体層に電流を流通せ
しめる電極と、前記活性領域を前記p型クラッド層とで
挟む位置に設けられn型導電型の半導体で形成されたn
型クラッド層と、このn型クラッド層に電流を流通せし
める電極とを備えた半導体レーザ素子である。
【0015】請求項9は、請求項7または請求項8にお
いて、p型クラッド層がZna Mg1-a b Se
1-b (0≦a、b≦1)結晶であることを特徴とする。
【0016】請求項10は、請求項7〜9のいずれかに
おいて、第2のp型半導体層が、Zna Mg1-a b
1-b (0≦a、b≦1)結晶であることを特徴とす
る。
【0017】請求項11は、請求項7〜10のいずれか
において、第3のp型半導体層がZnSX Se1-x (0
≦x≦1)結晶またはZnTe結晶であることを特徴と
する。
【0018】請求項12は、請求項7〜11のいずれか
において、第2のp型半導体層が、バンドギャップが異
なる半導体層を積層して形成した超格子層であることを
特徴とする。
【0019】請求項13は、p型クラッド層よりもバン
ドギャップが小なる第2のp型半導体層をp型クラッド
層上に形成するステップと、形成した第2のp型半導体
層のうち発光領域に対応する部分以外をエッチングによ
り除去するステップとにより請求項7または請求項8の
第2のp型半導体層を形成する半導体レーザ素子の製造
方法である。
【0020】請求項14は、エッチングが水素を含むガ
スを用いたドライエッチングであることを特徴とする請
求項13に記載の半導体レーザ素子の製造方法である。
【0021】請求項15は、バンドギャップが異なる複
数の半導体層を交互に繰り返し積層する工程において、
原料供給部分と半導体層が形成される基板との間に一方
向に連続回転するシャッタを設けて原料の供給を制御す
ることを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法であ
る。
【0022】
【作用】請求項1ないし請求項6は、不純物を添加した
第1の層とこの層に比しバンドギャップが大なる第2の
層とを交互に積層してクラッド層を形成したので、第1
の層は電気的に低抵抗となり、第2の層は活性領域での
短波長発振に適した広いバンドギャップとなり、クラッ
ド層全体としては、電気的に低抵抗で且つ広いバンドギ
ャップのものが実現できる。
【0023】請求項2は、II−IV族半導体を積層し
てクラッド層を形成し、且つクラッド層の第1の層に不
純物としてNを添加したので、バンドギャップが大きく
且つ低抵抗のクラッド層が得られ、青色から青緑色のレ
ーザ発振を長時間安定的に行うことができる。請求項3
ないし請求項5のいずれかの構成をクラッド層に採用す
ることにより、同様に、バンドギャップが大きく且つ低
抵抗のクラッド層が得られ、青色から青緑色のレーザ発
振を長時間安定的に行うことができる。
【0024】請求項6は、請求項1ないし請求項5のい
ずれかのクラッド層を超格子層で形成したので、バンド
ギャップの大きな半導体においてもpn接合を有する素
子の動作を可能にする。
【0025】請求項7は、p型クラッド層の一部に隣接
して第2のp型半導体層を、第2のp型半導体層とp型
クラッドの両方に隣接して第3のp型半導体層を形成
し、バンドギャップの大小関係をp型クラッド層>第2
のp型半導体層>第3のp型半導体層としたので、p型
クラッド層と第3のp型半導体層が隣接する部分はバン
ドギャップの差が大きく、電位障壁が高くなり、電位障
壁が低いp型クラッド層、第2のp型半導体層、第3の
p型半導体層の経路に電流が集中する電流狭窄構造が実
現できる。第2のp型半導体層を発光領域に対応した部
分だけに設ければ、発光領域に注入電流が集中し、レー
ザ発振のしきい値電流を下げることができる。
【0026】請求項8は、p型クラッド層に隣接して第
2のp型半導体層とn型半導体のブロッキング層とを形
成し、これら両層に隣接して第3のp型半導体層を設
け、バンドギャップの大小関係をp型クラッド層>第2
のp型半導体層>第3のp型半導体層としたので、ブロ
ッキング層とp型クラッド層とが接する部分は電位障壁
が高くなり、電位障壁が低いp型クラッド層、第2のp
型半導体層、第3の半導体層の経路に電流が集中する電
流狭窄構造が得られる。第2のp型半導体層を発光領域
に対応した部分だけに設ければ、発光領域に注入電流が
集中し、レーザ発振のしきい値電流を下げることができ
る。
【0027】請求項9、10、11は、請求項7または
8の構造に加えて、青色から青緑色でレーザ発振を行う
のに適したII−VI族半導体材料をp型クラッド層、第2
のp型半導体層、第3のp型半導体層に用いるものであ
る。
【0028】請求項12は、請求項7ないし11のいず
れかの第2のp型半導体層を超格子層で形成したので、
しきい値電流が低減された青色から青緑色のレーザが実
現される。
【0029】請求項13は、請求項7、請求項8の電流
狭窄構造に適した製造方法であり、p型クラッド層上に
形成した第2のp型半導体のうち発光領域に対応する部
分以外をエッチングにより除去することによりエッチン
グ表面に高抵抗領域を形成し、電流狭窄の効果をより強
めるものである。
【0030】請求項14は、請求項13のエッチングを
原子量が小さい水素ガスを用いたドライエッチングとす
ることにより、エッチングにより半導体が受けるダメー
ジを少なくできる。
【0031】請求項15は、原料供給部分と半導体が形
成される基板との間に一方向に連続するシャッタを設け
て原料の供給を制御するようにしたので、シャッタの位
置ずれが少なくなり良質の超格子構造を作成することが
できる。
【0032】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例による半導体素子
(レーザ)を示した断面図である。図1において、1は
n型GaAs基板に対するIn電極、2はn型GaAs
基板、3はn型Zna Mg1-a b Se1-b (0≦a、
b≦1)クラッド層、4はn型ZnSx Se1-x (0≦
x≦1)光ガイド層、5はノンドープZn1-c Cdc
e(0≦c≦1)単一量子井戸活性層、6はp型ZnS
X Se1-x (0≦x≦1)光ガイド層、7はp型ZnS
x Se1-x (0≦x≦1)/Zna Mg1-a b Se
1-b (0≦a、b≦1)超格子クラッド層、8はp型Z
nSSe層、9はp型ZnSeコンタクト層、10は絶
縁膜、11はPd/Pt/Aup型電極である。12は
活性領域であってn型ZnSSe光ガイド層4とノンド
ープZnCdSe単一量子井戸活性層5とp型ZnSS
e光ガイド層6とから構成される。
【0033】本実施例の超格子層の動作を説明するため
に、図2に、p型ZnSSe/ZnMgSSe超格子ク
ラッド層7のエネルギー構造図を示す。上部は伝導帯の
エネルギー準位を、下部は価電子帯のエネルギー準位
を、そして両者の差がバンドギャップを示す。図2にお
いて13はバンドギャップが小で比較的低抵抗のp型の
窒素ドープZnSSe層、14はバンドギャップが大で
且つ真性半導体若しくはp型半導体であって比較的高抵
抗のZnMgSSe層である。これは、少なくとも、Z
nSSe層13に窒素がドーピングされていることを示
す。クラッド層7は一部に真性半導体層を含んでいても
全体としてはp型半導体として機能する。p型層として
作用するためのキャリアである正孔は、窒素ドープZn
SSe層13から発生供給される。一方、ZnMgSS
e層14のバンドギャップを大きくすることによって、
p型ZnSSe/ZnMgSSe超格子クラッド層7全
体としてのバンドギャップを大きくすることができる。
このようにクラッド層7をバンドギャップが小でキャリ
アを発生させるNドープZnSSe層13とバンドギャ
ップが大で短波長発振に適したZnMgSSe層14と
を交互に積層させてそれぞれ分けて機能させることによ
り、単にZnMgSSe結晶に窒素をドープする場合の
アクセプタ不純物濃度1.5×1017cm-3と比べて、
アクセプタ不純物濃度を1018cm-3程度までは容易に
高めることができて、大きなバンドギャップにおける低
抵抗結晶を実現することができる。超格子とは、ポテン
シャル障壁を多数繰り返して構成したもので、異なるバ
ンドギャップを持つ異種の半導体薄膜を積層したヘテロ
構造により作製される。
【0034】ここで超格子層7中、バンドギャップの大
きいII−VI族半導体に相当するZnMgSSe層14に
も窒素をドーピングしてよいかどうかは、バンドギャッ
プの大きいII−VI族半導体の特性に依存する。具体的に
は、バンドギャップの大きいII−VI族半導体に窒素等の
アクセプタ不純物をドーピングしたときに深い欠陥準位
が形成されるかどうかで決まり、本実施例のZnMgS
Se混晶ではその組成、すなわちバンドギャップによっ
て決まる。ZnMgSSe層14のバンドギャップが
3.0eV程度の値以下となるような組成であれば、Z
nMgSSe層14に窒素を添加しても深い欠陥準位は
それほど導入されないため、超格子クラッド層7全体に
窒素が添加されるようなものでも差しつかえない。それ
に対して、ZnMgSSe層14のバンドギャップがも
っと大きい値、たとえば4.0eVとなるような組成で
あれば、ZnMgSSe層14に窒素を添加したときに
深い欠陥準位が導入される可能性が高く、超格子クラッ
ド層7全体に窒素がドープされているものでは、ZnS
Se層13から発生した正孔が欠陥準位に捕獲されて高
抵抗化してしまうため、ZnSSe層13にのみ窒素が
ドープされてZnMgSSe層14はアクセプタ不純物
がドープされていない真性半導体層とした超格子クラッ
ド層が望ましい。
【0035】したがって、以下、超格子層への窒素ドー
ピングについては、本実施例中上記に記載したように、
バンドギャップの小さいII−VI族半導体層のみ窒素ドー
プ層として示し(たとえば、本実施例では窒素ドープZ
nSSe層13)、バンドギャップの大きいII−VI族半
導体層は材料名のみで示して(たとえば、本実施例では
ZnMgSSe層14)、少なくともバンドギャップの
小さいII−VI族半導体層に窒素がドーピングされている
ことを示すこととする。
【0036】図1において素子としての動作は、電極1
および11より電流を流すことにより、活性領域12に
キャリアを注入して発光再結合させるとともに、レーザ
発振するだけの利得を得るように図の紙面に対する垂直
方向に共振器を形成しておくことにより半導体レーザと
して機能する。ここでクラッド層として機能する超格子
クラッド層7のバンドギャップを大きくし、かつ低抵抗
化が計れることから、発振しきい値電流の低減や発光効
率の上昇が可能で、消費電力が小さく長寿命のレーザを
実現することができる。
【0037】実施例2.上記実施例1ではp型超格子ク
ラッド層として、ZnSSeとZnMgSSeからなる
ものを示したが、本実施例はZnTeとZnMgSSe
から構成したものである。図3は本実施例による半導体
素子を示した断面図である。図3において、1はn型G
aAs基板に対するIn電極、2はn型GaAs基板、
3はn型Zna Mg1-a b Se1-b (0≦a、b≦
1)クラッド層、8はp型ZnSSe層、9はp型Zn
Seコンタクト層、10は絶縁膜、11はPd/Pt/
Aup型電極、12はZnSX Se1-x (0≦x≦1)
/Zn1-c Cdc Se(0≦c≦1)単一量子井戸型活
性領域、15はp型ZnTe/Zna Mg1-a b Se
1-b (0≦a、b≦1)超格子クラッド層である。
【0038】また、上記実施例1にならって、図4にp
型ZnTe/ZnMgSSe超格子クラッド層15のエ
ネルギー構造図を示す。図において16は窒素ドープZ
nTe層、14はZnMgSSe層である。これは、少
なくとも、ZnTe層16に窒素がドーピングされてい
ることを示す。ここでは価電子帯と伝導帯との位置関係
が実施例1とは異なり、価電子帯の井戸と伝導帯の井戸
とが空間的に分離された超格子となるが、p型層として
作用するためのキャリアである正孔は、窒素ドープZn
Te層16から発生供給され、ZnMgSSe層14の
バンドギャップを大きくすることによって、p型ZnT
e/ZnMgSSe超格子クラッド層15全体としての
バンドギャップを大きくなるという動作・機能は同様で
ある。このようにキャリア発生とバンドギャップ拡大と
を窒素ドープZnTe層16とZnMgSSe層14と
に分けて機能させることにより、単にZnMgSSe結
晶に窒素をドープする場合と比べて、大きなバンドギャ
ップにおける低抵抗結晶を実現することができる。
【0039】図3における素子としての動作は、上記実
施例1と同様である。また、本実施例ではp型ZnTe
/ZnMgSSe超格子層をクラッド層として用いる構
造を示したが、ZnSeならびにZnSSeよりも小さ
いバンドギャップを有するZnTeとの組み合わせであ
るp型ZnTe/ZnMgSSe超格子層を、p型Zn
SSe層8やp型ZnSeコンタクト層9の部分に用い
ても、バンドギャップを大きくするとともに低抵抗化を
計れるという動作は同じであり、発振しきい値電流の低
減や発光効率の上昇によって消費電力が小さく長寿命の
レーザを実現を可能とする。
【0040】実施例3.本実施例は活性層近傍に電流狭
窄構造を設けた構造である。図5は本実施例による半導
体素子を示した断面図である。図5において、1はn型
GaAs基板に対するIn電極、2はn型GaAs基
板、3はn型Zna Mg1-a b Se1-b(0≦a、b
≦1)クラッド層、9はp型ZnSeコンタクト層、1
0は絶縁膜、11はPd/Pt/Aup型電極、12は
ZnSx Se1-X (0≦z≦1)/Zn1-c Cdc Se
(0≦c≦1)単一量子井戸型活性領域、17はp型Z
aMg1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)クラッド
層、18はZnMgSSeクラッド層17より小さなバ
ンドギャップを有するp型Zna Mg1-a b Se1- b
(0≦a、b≦1)層、19はp型ZnSx Se
1-X (0≦x≦1)層である。
【0041】本実施例の電流狭窄の動作を説明するため
に、図6に、図5中破線20で示される活性領域部断面
のエネルギー構造図を、図7に、図5破線21で示され
る電流狭窄部断面のエネルギー構造図を示す、図6にお
いて、22はp型ZnMgSSeクラッド層17とp型
ZnMgSSe層18との間の価電子帯不連続、23は
p型ZnMgSSe層18とp型ZnSSe層19との
間の価電子帯不連続である。図7において、24はp型
ZnMgSSeクラッド層17と、p型ZnSSe層1
9との間の価電子帯不連続である。
【0042】ここで、図7に示された破線21の部分で
は、価電子帯不連続24が大きく電流が流れにくい。そ
れに対して、図7に示された破線20の部分では価電子
帯不連続が22と23とに分割されているため、第7図
に示された破線21の部分に比べて小さい印加電圧で電
流が流れる。したがって、第5図における素子としての
動作において、電極1および11より電流を流すことに
より、活性領域12にキャリアを注入し、発光再結合す
るとともに、レーザ発振するだけの利得を得るように図
の紙面に対する垂直方向に共振器を形成しておくことに
より半導体レーザとして機能するが、破線21の部分に
比べて、破線20の部分の方がより電流が流れやすく、
p型ZnMgSSe層18の存在する部分に電流が集中
する。そのため、より有効に発光領域にキャリアが注入
されるので、発振しきい値電流の低減や発光効率の上昇
が可能となり、消費電力が小さく長寿命のレーザを実現
することができる。
【0043】また、本実施例ではp型層19としてはZ
nSX Se1-x (0≦x≦1)層のものを説明したが、
ZnTe層を用いても、同様の効果が得られ、発振しき
い値電流の低減や発光効率の上昇が可能となり、消費電
力が小さく長寿命のレーザを実現することができる。
【0044】実施例4.本実施例は実施例3に示した活
性層近傍にも電流狭窄構造を設けた構造において、発光
領域上のみに存在するp型層として、Zna Mg1-a
b Se1-b (0≦a、b≦1)層に代えて、ZnSSe
/ZnMgSSe超格子層とした構造である。図8は本
実施例による半導体素子を示した断面図である。図8に
おいて、1はn型GaAs基板に対するIn電極、2は
n型GaAs基板、3はn型Zna Mg1-a b Se
1-b (0≦a、b≦1)クラッド層、9はp型ZnSe
コンタクト層、10は絶縁膜、11はPd/Pt/Au
p型電極、12はZnSSe/ZnCdSe単一量子井
戸型活性領域、17はp型Zna Mg1-a b Se1- b
(0≦a、b≦1)クラッド層、19はp型ZnSx
1-x (0≦x≦1)層、25はp型ZnSx Se1-x
(0≦x≦1)/Zna Mg1-a b Se1-b(0≦
a、b≦1)超格子層である。
【0045】本実施例の電流狭窄の動作を説明するため
に、図7に、図8破線21で示される電流狭窄部断面の
エネルギー構造図を、図9に、図8中破線26で示され
る活性領域部断面のエネルギー構造図を示す。図9にお
いて、27は窒素ドープZnSx Se1-x (0≦x≦
1)層、28はZna Mg1-a b Se1-b (0≦a、
b≦1)層であって、この2つの層によりp型超格子層
25が構成されている。これは、少なくとも、ZnSS
e層27に窒素がドーピングされていることを示してお
り、超格子層25がp型層として機能することは実施例
1に記載したとおりである。
【0046】図7において、24はp型ZnMgSSe
クラッド層17と、p型ZnSSe層19との間の価電
子帯不連続である。ここで、図7に示された破線21の
部分では、価電子帯不連続24大きく電流が流れにく
い。それに対して、図9に示された破線26の部分では
傾斜バンド構造に近い構造となっていて、価電子帯不連
続がp型超格子層25によって緩和されているため、図
7に示された破線21の部分に比べて小さい印加電圧で
電流が流れる。したがって、図8における素子としての
動作において、電極1および11より電流を流すことに
より、活性領域12にキャリアを注入し、発光再結合す
るとともに、レーザ発振するだけの利得を得るように図
の紙面に対する垂直方向に共振器を形成しておくことに
より半導体レーザとして機能するが、破線21の部分に
比べて、破線26の部分の方がより電流が流れやすく、
p型超格子層25の存在する部分に電流が集中する。そ
のため、発光領域にキャリアがより有効に注入されるの
で、発振しきい値電流の低減や発光効率の上昇が可能と
なり、消費電力が小さく長寿命のレーザを実現すること
ができる。
【0047】また、本実施例ではp型層19としてはZ
nSx Se1-x (0≦x≦1)層のものを説明したが、
ZnTe層を用いても、同様の効果が得られ、発振しき
い値電流の低減や発光効率の上昇が可能となり、消費電
力が小さく長寿命のレーザを実現することができる。ま
た、本実施例ではp型超格子層25としては実施例1に
記載したZnSx Se1-x (0≦x≦1)/Zna Mg
1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)超格子層のものを
説明したが、実施例2に記載したZnTe/Zna Mg
1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)超格子層を用いて
も、同様の効果が得られ、発振しきい値電流の低減や発
光効率の上昇が可能となり、消費電力が小さく長寿命の
レーザを実現することができる。
【0048】実施例5.本実施例は、実施例4における
p型超格子層を構成する井戸層および障壁層の層厚を積
層方向に変化させた構成にして、発光領域直上のp−Z
nMgSSeクラッド層とp−ZnSSe層との間の価
電子帯不連続をさらに緩和して、電流狭窄効果を高めた
ものである。図10は本実施例による半導体素子を示し
た断面図である。図10において、1はn型GaAs基
板に対するIn電極、2はn型GaAs基板、3はn型
Zna Mg1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)クラッ
ド層、9はp型ZnSeコンタクト層、10は絶縁膜、
11はPd/Pt/Aut型電極、12はZnSSe/
ZnCdSe単一量子井戸型活性領域、17はp型Zn
a Mg1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)クラッド
層、19はp型ZnSx Se1-x (0≦x≦1)層、2
9はp型ZnSx Se1-x (0≦x≦1)/Zna Mg
1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)超格子層である。
【0049】本実施例の電流狭窄の動作を説明するため
に、図7に、図10中破線21で示される電流狭窄部断
面のエネルギー構造図を、図11に、図10破線30で
示される活性領域部断面のエネルギー構造図を示す。図
11において、27は窒素ドープZnSx Se1-x (0
≦x≦1)層、28はZna Mg1-a b Se1-b (0
≦a、b≦1)層であって、この2つの層によりp型超
格子層25が構成されている。これは、少なくとも、Z
nSSe層13に窒素がドーピングされていることを示
しており、超格子層2がp型層として機能することは実
施例1に記載したとおりである。
【0050】本実施例が実施例4と異なるところは、p
型ZnMgSSeクラッド層17からp型ZnSSe層
19に向かって、窒素ドープZnSSe層27の層厚は
徐々に厚く、ZnMgSSe層28の層厚は徐々に薄く
なるような構成にしている。このような構成とすると、
実施例4と比べて傾斜バンド構造にさらに近い状態とな
って正孔にとっての価電子帯不連続が極めて小さくする
ことができる。図7において、24はp型ZnMgSS
eクラッド層17と、p型ZnSSe層19との間の価
電子帯不連続である。ここで、図7に示された破線21
の部分では、価電子帯不連続24が大きく電流が流れに
くい。それに対して、図11に示された破線30の部分
では価電子帯不連続がp型超格子層29によって緩和さ
れているため、図7に示された破線21の部分に比べて
小さい印加電圧で電流が流れる。したがって、図11に
おける素子としての動作において、電極1および11よ
り電流を流すことにより、活性領域12にキャリアを注
入し、発光再結合するとともに、レーザ発振するだけの
利得を得るように図の紙面に対する垂直方向に共振器を
形成しておくことにより半導体レーザとして機能する
が、破線21の部分に比べて、破線30の部分の方がよ
り電流が流れやすく、p型超格子層29の存在する部分
に電流が集中する。そのため、より有効に発光領域にキ
ャリアが注入されるので、発振しきい値電流の低減や発
光効率の上昇が可能となり、消費電力が小さく長寿命の
レーザを実現することができる。
【0051】また、本実施例ではp型層19としてはZ
nSx Se1-x (0≦x≦1)層のものを説明したが、
ZnTe層を用いても、同様の効果が得られ、発振しき
い値電流の低減や発光効率の上昇が可能となり、消費電
力が小さく長寿命のレーザを実現することができる。ま
た、本実施例ではp型超格子層19としては実施例1に
記載したZnSx Se1-x (0≦x≦1)/Zna Mg
1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)超格子層のものを
説明したが、実施例2に記載したZnTe/Zna Mg
1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)超格子層を用いて
も、同様の効果が得られ、発振しきい値電流の低減や発
光効率の上昇が可能となり、消費電力が小さく長寿命の
レーザを実現することができる。
【0052】実施例6.本実施例は、実施例3、4なら
びに5に記載した電流狭窄構造の動作をさらに安定させ
るために、p−n−p−n構造をも取り込んだ構成にし
たものである。図12は本発明の一実施例による半導体
素子を示した断面図である。図12において、1はn型
GaAs基板に対するIn電極、2はn型GaAs基
板、3はn型Zna Mg1-a b Se1-b (0≦a、b
≦1)クラッド層、9はp型ZnSeコンタクト層、1
0は絶縁膜、11はPd/Pt/Aup型電極、12は
ZnSSe/ZnCdSe単一量子井戸型活性領域、1
7はp型Zna Mg1-a bSe1-b (0≦a、b≦
1)クラッド層、18はZnMgSSeクラッド層17
より小さなバンドギャップを有するp型Zna Mg1-a
b Se1-b (0≦a、b≦1)層、19はp型ZnS
x Se1-x (0≦x≦1)層、31はn型ZnSx Se
1-x (0≦x≦1)ブロッキング層である。
【0053】本実施例の電流狭窄の動作を説明するため
に、図6に、図12中破線20で示される活性領域部断
面のエネルギー構造図を、図13に、図12破線32で
示される電流狭窄部断面のエネルギー構造図を示す。図
13において、p型ZnMgSSeクラッド層17と、
p型ZnMgSSe層19との間に挿入されたn型ブロ
ッキング層31が正孔のp型ZnMgSSeクラッド層
17への流れをブロックすることになって、n型ブロッ
キング層31を持たない素子構造である実施例3におけ
る図5中破線21の部分よりもさらに電流が流れにく
い。そのため、図6に示された破線20の部分では図1
3に示された破線32の部分に比べて小さい印加電圧で
電流が流れる。したがって、図12における素子として
の動作において、電極1および11より電流を流すこと
により、活性領域12にキャリアを注入し、発光再結合
するとともに、レーザ発振するだけの利得を得るように
図の紙面に対する垂直方向に共振器を形成しておくこと
により半導体レーザとして機能するが、破線32の部分
に比べて、破線20の部分の方がより電流が流れやす
く、p型ZnMgSSe層18の存在する部分に電流が
集中する。そのため、より有効に発光領域にキャリアが
注入されるので、発振しきい値電流の低減や発光効率の
上昇が可能となり、消費電力が小さく長寿命のレーザを
実現することができる。
【0054】また、本実施例ではp型層19としてはZ
nSx Se1-x (0≦x≦1)層のものを説明したが、
ZnTe層を用いても、同様の効果が得られ、発振しき
い値電流の低減や発光効率の上昇が可能となり、消費電
力が小さく長寿命のレーザを実現することができる。ま
た、本実施例ではp型層18としてはZnMgSSeク
ラッド層17より小さなバンドギャップを有するp型Z
a Mg1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)層のもの
を説明したが、実施例1に記載したp型ZnSx Se
1-x (0≦x≦1)/Zna Mg1-a b Se1-b (0
≦a、b≦1)超格子層、実施例2に記載したp型Zn
Te/Zna Mg1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)
超格子層を用いると、実施例4ならびに5に記載したよ
うに、価電子帯不連続を緩和することができて、より一
層発振しきい値電流の低減や発光効率の上昇が可能とな
り、消費電力が小さく長寿命のレーザを実現することが
できる。
【0055】実施例7.本実施例は上記実施例3、4な
らびに5に記載された電流狭窄構造の製造方法に関する
ものである。実施例3の素子構造を例にとって説明す
る。まず、図14に示された層構造を1回目のエピタキ
シャル成長でn型GaAs基板上に作製する。図14に
おいて、2はn型GaAs基板、3はn型ZnMgSS
eクラッド層、12はZnSSe/ZnCdSe単一量
子井戸型活性領域、17はp型ZnMgSSeクラッド
層、18はZnMgSSeクラッド層17より小さなバ
ンドギャップを有するp型ZnMgSSe層である。そ
のあと、水素を含んだガスによるドライエッチング、た
とえばエタンガスと水素ガスとの混合ガスを用いた反応
性イオンエッチングにより、発光領域部分にエッチング
マスク、たとえばシリコン酸化膜を形成して、発光領域
を除いてp型ZnMgSSe層18の全てとp型ZnM
gSSeクラッド層17の一部をエッチング除去し、さ
らにエッチングマスクを除去して図15に示される構造
を作製する。
【0056】このとき、エッチングされたp型ZnMg
SSeクラッド層17の表面から深さ1μm程度までの
領域が高抵抗化する。水素を含むガスをエッチングガス
とする理由は、水素は原子量が小さくエッチング対象に
与えるダメージが少ないからである。このあと、p型Z
nSSe層19、p型ZnSeコンタクト層9を2回目
のエピタキシャル成長で作製し、絶縁膜10、Pd/P
t/Aup型電極11ならびにn型GaAs基板に対す
るIn電極1を形成して図5に示された構造が得られ
る。本実施例の作製方法によれば2回目のエピタキシャ
ル成長する表面が高抵抗化しているため、活性領域以外
の部分で電流がより流れにくくなっているため、電流狭
窄効果がより高められる。
【0057】本実施例は上記実施例3を例に説明した
が、実施例4ならびに5に記載したような、より価電子
帯不連続を緩和することができるp型超格子層を、p型
ZnMgSSe層の代わりに用いた構造においても、水
素を含んだガスによるドライエッチングによる製造方法
を用いることにより導入される高抵抗領域によって電流
狭窄構造の動作の安定化が可能になる。
【0058】また、本実施例ではp型ZnMgSSe層
18の全てとp型ZnMgSSeクラッド層17の一部
をエッチング除去した構造について説明したが、エッチ
ングの精度ならびに選択性が確保されるならば、p型Z
nMgSSe層18だけをエッチングしてp型ZnMg
SSeクラッド層17は全くエッチングしない構造でも
よく、同様の効果が得られる。
【0059】実施例8.本実施例は上記実施例6に記載
された電流狭窄構造の製造方法に関するものである。ま
ず、図14に示された層構造を1回目のエピタキシャル
成長でn型GaAs基板上に作製する。図14におい
て、2はn型GaAs基板、3はn型ZnMgSSeク
ラッド層、12はZnSSe/ZnCdSe単一量子井
戸型活性領域、17はp型ZnMgSSeクラッド層、
18はZnMgSSeクラッド層17より小さなバンド
ギャップを有するp型ZnMgSSe層である。そのあ
と、水素を含んだガスによるドライエッチング、たとえ
ばエタンガスと水素ガスの混合ガスを用いた反応性イオ
ンエッチングにより、発光領域部分にエッチングマス
ク、たとえばシリコン酸化膜を形成して、発光領域を除
いてp型ZnMgSSe層18の全てとp型ZnMgS
Seクラッド層17の一部をエッチング除去して、図1
5に示される構造を作製する。このとき、エッチングさ
れたp型ZnMgSSeクラッド層17の表面から深さ
1μm程度までの領域が高抵抗化する。
【0060】このあと、p型ZnMgSSe層18上に
マスクを施した上で、すなわちたとえばエッチングマス
クをそのまま利用して、n型ZnSSeブロッキング層
31をエッチングされたp型ZnMgSSeクラッド層
17上にのみ2回目のエピタキシャル成長で形成し、マ
スクを除去して図16に示された構造を作製する。その
あと、p型ZnSSe層19、p型ZnSeコンタクト
層9を3回目のエピタキシャル成長で作製し、絶縁膜1
0、Pd/Pt/Aup型電極11ならびにn型GaA
s基板に対するIn電極1を形成して図12に示された
構造が得られる。本実施例の作製方法によれば2回目の
エピタキシャル成長する表面が高抵抗化しているため、
活性領域以外の部分で電流がより流れにくくなっている
ため、電流狭窄効果がより高められる。
【0061】また、本実施例では、発光領域以外のp型
ZnMgSSe層18の全てとp型ZnMgSSeクラ
ッド層17の一部をエッチング除去した構造について説
明したが、エッチングの精度ならびに選択性が確保され
るならば、p型ZnMgSSe層18だけをエッチング
してp型ZnMgSSeクラッド層17は全くエッチン
グしない構造でもよく、同様の効果が得られる。
【0062】実施例9.本実施例は分子線エピタキシー
(MBE)技術を使用したp型超格子層の製造方法に関
するものである。図17は本実施例を示した結晶成長装
置の成長室の構成図である。図17において、33は超
高真空槽すなわち成長室、34は基板ホルダ、35は基
板ホルダに装着された基板結晶、36、37、38、3
9、40はZn、Mg、Cd、Se、S、Te等のII−
VI族材料やドーパントを供給する分子線源、41、4
2、43、44、45は一方向に連続回転して分子線の
供給をON・OFFするシャッタである。ここで、シャ
ッタの開閉により、Zn、Mg、Cd、Se、S、T
e、Nなどの供給のON・OFFを制御して、上記の各
実施例に記載された多層の素子構造を基板結晶上に作製
する。
【0063】本実施例では、破線で示されたONの状態
からわかるように、シャッタの動作は分子線の向きに対
して平行でない平面内、たとえば分子線の向きに対して
垂直な水平面で一方向に連続回転する構造となってい
る。超格子のような多層構造の作製においては、シャッ
タの開閉回数が非常に多くなるが、本実施例の方式では
開閉に際して、一方向に連続回転しており、往復動作は
せずにシャッタを停止することなく原料供給をON・O
FFするので、シャッタ停止位置のずれの問題は無く、
動作の信頼性を確保することができ、良質の超格子を再
現性よく作製することが可能である。
【0064】
【発明の効果】請求項1ないし請求項6は、不純物を添
加した第1の層とこの層に比しバンドギャップが大なる
第2の層とを交互に積層してクラッド層を形成したの
で、第1の層は電気的に低抵抗となり、第2の層は活性
領域での短波長発振に適した広いバンドギャップとな
り、クラッド層全体としては、電気的に低抵抗で且つ広
いバンドギャップのものが実現できる。
【0065】請求項2は、II−VI族半導体を積層してク
ラッド層を形成し、且つクラッド層の第1の層に不純物
としてNを添加したので、バンドギャップが大きく且つ
低抵抗のクラッド層が得られ、青色から青緑色のレーザ
発振を長時間安定的に行うことができる。請求項3ない
し請求項5のいずれかの構成をクラッド層に採用するこ
とにより、同様に、バンドギャップが大きく且つ低抵抗
のクラッド層が得られ、青色から青緑色のレーザ発振を
長時間安定的に行うことができる。
【0066】請求項6は、請求項1ないし請求項5のい
ずれかのクラッド層を超格子層で形成したので、バンド
ギャップの大きな半導体においてもpn接合を有する素
子の動作を可能にする。
【0067】請求項7は、p型クラッド層の一部に隣接
して第2のp型半導体層を、第2のp型半導体層とp型
クラッドの両方に隣接して第3のp型半導体層を形成
し、バンドギャップの大小関係をp型クラッド層>第2
のp型半導体層>第3のp型半導体層としたので、p型
クラッド層と第3のp型半導体層が隣接する部分はバン
ドギャップの差が大きく、電位障壁が高くなり、電位障
壁が低いp型クラッド層、第2のp型半導体層、第3の
p型半導体層の経路に電流が集中する電流狭窄構造が実
現できる。第2のp型半導体層を発光領域に対応した部
分だけに設ければ、発光領域に注入電流が集中し、レー
ザ発振のしきい値電流を下げることができる。
【0068】請求項8は、p型クラッド層に隣接して第
2のp型半導体層とn型半導体のブロッキング層とを形
成し、これら両層に隣接して第3のp型半導体層を設
け、バンドギャップの大小関係をp型クラッド層>第2
のp型半導体層>第3のp型半導体層としたので、ブロ
ッキング層とp型クラッド層が接する部分は電位障壁が
高くなり、電位障壁が低いp型クラッド層、第2のp型
半導体層、第3の半導体層の経路に電流が集中する電流
狭窄構造が得られる。第2のp型半導体層を発光領域に
対応した部分だけに設ければ、発光領域に注入電流が集
中し、レーザ発振のしきい値電流を下げることができ
る。
【0069】請求項9、10、11は、請求項7または
8の構造に加えて、青色から青緑色でレーザ発振を行う
のに適したII−VI族半導体材料をp型クラッド層、第2
のp型半導体層、第3のp型半導体層に用いるものであ
る。
【0070】請求項12は、請求項7ないし11のいず
れかの第2のp型半導体層を超格子層で形成したので、
しきい値電流が低減された青色から青緑色のレーザが実
現できる。
【0071】請求項13は、請求項7、請求項8の電流
狭窄構造に適した製造方法であり、p型クラッド層上に
形成した第2のp型半導体のうち発光領域に対応する部
分以外をエッチングにより除去することによりエッチン
グ表面に高抵抗領域を形成し、電流狭窄の効果をより強
めるものである。
【0072】請求項14は、請求項13のエッチングを
原子量が小さい水素ガスを用いたドライエッチングとす
ることにより、エッチングにより半導体が受けるダメー
ジを少なくできる。
【0073】請求項15は、原料供給部分と半導体が形
成される基板との間に一方向に連続するシャッタを設け
て原料の供給を制御するようにしたので、シャッタの位
置ずれが少なくなり良質の超格子構造を作成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による半導体レーザ素子
を示す断面構造図である。
【図2】 図1における超格子層のエネルギー構造図で
ある。
【図3】 この発明の他の実施例による半導体レーザ素
子を示す断面構造図である。
【図4】 図3における超格子層のエネルギー構造図で
ある。
【図5】 この発明の他の実施例による半導体レーザ素
子を示す断面構造図である。
【図6】 図5ならびに図12における電流集中部のエ
ネルギー構造図である。
【図7】 図5、図8ならびに図10における電流狭窄
部のエネルギー構造図である。
【図8】 この発明の他の実施例による半導体レーザ素
子を示す断面構造図である。
【図9】 図8における電流集中部のエネルギー構造図
である。
【図10】 この発明の他の実施例による半導体レーザ
素子を示す断面構造図である。
【図11】 図10における電流集中部のエネルギー構
造図である。
【図12】 この発明の他の実施例による半導体レーザ
素子を示す断面構造図である。
【図13】 図12における電流狭窄部のエネルギー構
造図である。
【図14】 図5、図8、図10、図12の電流狭窄構
造を作る半導体製造方法における、1回目成長後の断面
構造図である。
【図15】 図5、図8、図10、図12の電流狭窄構
造を作る半導体製造方法における、エッチング処理後の
断面構造図である。
【図16】 図12の電流狭窄構造を作る半導体製造方
法における、2回目成長後の断面構造図である。
【図17】 この発明の半導体製造方法における成長装
置構成図である。
【図18】 従来の半導体レーザ素子を示す断面構造図
である。
【図19】 従来の半導体製造方法における成長装置構
成図である。
【符号の説明】
1 電極 2 n型基板 3 n
型クラッド層 4 光ガイド層 5 活性層 6 光
ガイド層 7 p型クラッド層 8 p型層 9 p
型コンタクト層 10 絶縁層 11 電極 12
活性領域 13 クラッド層のNをドープした第1の層 14
クラッド層の第2の層 15 p型クラッド層 16
NドープZnTe層 17 p型クラッド層 18
第2のp型半導体層 19 第3のp型半導体層 31
n型ブロッキング層 33 超高真空槽 34 基板ホルダ 35
基板 36 分子線源 37 分子線源 38
分子線源 39 分子線源 40 分子線源 41
シャッタ 42 シャッタ 43 シャッタ 44
シャッタ 45 シャッタ
フロントページの続き (72)発明者 吹田 宗義 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社半導体基礎研究所内 (72)発明者 井須 俊郎 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社半導体基礎研究所内 (72)発明者 光永 一正 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社半導体基礎研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発振する活性領域と、この活
    性領域を挟み互いに異なる導電型の半導体で形成された
    第1および第2のクラッド層とを備えた半導体レーザ素
    子において、前記クラッド層のいずれかが、不純物を添
    加した第1の層と第1の層に比しバンドギャップが大な
    る第2の層とを交互に積層して形成されていることを特
    徴とする半導体レーザ素子。
  2. 【請求項2】 積層して形成されるクラッド層がII−VI
    族半導体で形成され、その第1の層に不純物としてNが
    添加されていることを特徴とする請求項1に記載の半導
    体レーザ素子。
  3. 【請求項3】 積層して形成されるクラッド層がII−VI
    族半導体で形成され、その第2の層にはアクセプタ不純
    物が添加されていないことを特徴とする請求項1に記載
    の半導体レーザ素子。
  4. 【請求項4】 第1の層のII−VI族半導体がZnSx
    1-x (0≦x≦1)結晶、第2の層のII−VI族半導体
    がZna Mg1-a b Se1-b (0≦a、b≦1)結晶
    であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいず
    れかに記載の半導体レーザ素子。
  5. 【請求項5】 第1の層のII−VI族半導体がZnTe結
    晶、第2の層のII−VI族半導体がZna Mg1-a b
    1-b (0≦a、b≦1)結晶であることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体レー
    ザ素子。
  6. 【請求項6】 積層して形成されるクラッド層が超格子
    層で形成されていることを特徴とする請求項1ないし請
    求項5のいずれかに記載の半導体レーザ素子。
  7. 【請求項7】 レーザ光を発振する活性領域と、この活
    性領域に隣接しp型の導電型の半導体で形成されたp型
    クラッド層と、このp型クラッド層の一部に隣接し且つ
    p型クラッド層より小なるバンドギャップの半導体で形
    成された第2のp型半導体層と、この第2のp型半導体
    層と前記p型クラッド層に隣接し前記第2のp型半導体
    層より小なるバンドギャップの半導体で形成された第3
    のp型半導体層と、この第3のp型半導体層に電流を流
    通せしめる電極と、前記活性領域を前記p型クラッド層
    とで挟む位置に設けられn型の導電型の半導体で形成さ
    れたn型クラッド層と、このn型クラッド層に電流を流
    通せしめる電極とを備えた半導体レーザ素子。
  8. 【請求項8】 レーザ光を発振する活性領域と、この活
    性領域に隣接しp型の導電型の半導体で形成されたp型
    クラッド層と、このp型クラッド層の一部に隣接し且つ
    p型クラッド層より小なるバンドギャップの半導体で形
    成された第2のp型半導体層と、前記p型クラッド層の
    他の部分に隣接しn型の導電型の半導体で形成されたブ
    ロッキング層と、このブロッキング層および前記第2の
    p型半導体層に隣接し前記第2のp型半導体層より小な
    るバンドギャップの半導体で形成された第3の半導体層
    と、この第3のp型半導体層に電流を流通せしめる電極
    と、前記活性領域を前記p型クラッド層とで挟む位置に
    設けられn型導電型の半導体で形成されたn型クラッド
    層と、このn型クラッド層に電流を流通せしめる電極と
    を備えた半導体レーザ素子。
  9. 【請求項9】 p型クラッド層がZna Mg1-a b
    1-b (0≦a、b≦1)結晶であることを特徴とする
    請求項7または請求項8に記載の半導体レーザ素子。
  10. 【請求項10】 第2のp型半導体層がZna Mg1-a
    b Se1-b (0≦a、b≦1)結晶であることを特徴
    とする請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の半導
    体レーザ素子。
  11. 【請求項11】 第3のp型半導体層がZnSx Se
    1-x (0≦x≦1)結晶またはZnTe結晶であること
    を特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれかに記
    載の半導体レーザ素子。
  12. 【請求項12】 第2のp型半導体層が、バンドギャッ
    プが異なる半導体層を積層して形成した超格子層である
    ことを特徴とする請求項7ないし請求項11のいずれか
    に記載の半導体レーザ素子。
  13. 【請求項13】 p型クラッド層よりもバンドギャップ
    が小なる第2のp型半導体層をp型クラッド層上に形成
    するステップと、形成した第2のp型半導体層のうち発
    光領域に対応する部分以外をエッチングにより除去する
    ステップとにより請求項7または請求項8の第2のp型
    半導体層を形成する半導体レーザ素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 エッチングが水素を含むガスを用いた
    ドライエッチングであることを特徴とする請求項13に
    記載の半導体レーザ素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 バンドギャップが異なる複数の半導体
    層を交互に積層する工程において、原料供給部分と半導
    体層が形成される基板との間に一方向に連続回転するシ
    ャッタを設けて原料の供給を制御することを特徴とする
    半導体レーザ素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007067454A (ja) * 1997-01-09 2007-03-15 Nichia Chem Ind Ltd 窒化物半導体素子
US8541794B2 (en) 1997-01-09 2013-09-24 Nichia Chemical Industries, Ltd. Nitride semiconductor light-emitting devices

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