JPH08262523A - ブレ防止カメラ - Google Patents

ブレ防止カメラ

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Publication number
JPH08262523A
JPH08262523A JP6556595A JP6556595A JPH08262523A JP H08262523 A JPH08262523 A JP H08262523A JP 6556595 A JP6556595 A JP 6556595A JP 6556595 A JP6556595 A JP 6556595A JP H08262523 A JPH08262523 A JP H08262523A
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JP
Japan
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shake
camera
camera shake
unit
actuator
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JP6556595A
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Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】有害振動の発振源であるアクチュエータや手ブ
レ補正駆動機構を弾性支持することにより、手ブレ以外
の有害振動が手ブレ検出センサで検出されないように軽
減する手ブレ防止カメラを提供する。 【構成】カメラのブレ情報を検出するブレ検出手段3を
有し、該ブレ情報に基づいてフィルム面上での像移動を
補正するブレ防止カメラであって、ブレ補正部6はブレ
による像移動を補正するよう移動可能に設けられ、ブレ
補正駆動機構部10は上記ブレ補正部6を移動させ、ま
たアクチュエータ8は上記ブレ補正駆動機構部10を介
して上記ブレ補正部6をブレ補正位置に駆動する。アク
チュエータ8やブレ補正駆動機構部10を取り付ける
際、緩衝効果を有する弾性部材11等を介して取り付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影者の手ブレを補正
する装置を有するブレ防止カメラ、詳しくは、ブレ補正
機構駆動部の取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影者の手ブレによる画質劣化を
防止するカメラに関する種々の技術が提案されている。
例えば、角速度センサや加速度センサ等の手ブレ検出手
段によって手ブレ量を検出し、検出した手ブレを相殺す
るように光学系の一部である撮影レンズ(手ブレ補正用
レンズ)を光軸に直交方向に変位させて結像面であるフ
ィルム面での被写体像を安定させる技術が公知であり、
既に製品化されている。
【0003】また、上述のような光学系の一部を駆動す
るのとは別の手ブレ補正方法のとして、特開平3−12
1430号公報にはフィルムを含めカメラ全体を駆動し
て手ブレ補正するものが、さらに特開昭64−7824
1号公報や先に本出願人が出願した特願平6−2532
89号においてはフィルムの一部あるいはフィルム全体
を撮影光学系の光軸に対して略垂直な面を移動するよう
に駆動して手ブレ補正するというものも開示されてい
る。
【0004】そして、一般に、手ブレ補正カメラの手ブ
レ補正機構は、例えば光学系の一部である手ブレ補正用
レンズ等のブレ補正部に対し、カムやギア(歯車)列等
からなるブレ補正駆動機構が連結されており、この機構
に駆動用アクチュエータが付随する構成をとっている。
アクチュエータには、モータや圧電素子やボイスコイル
等があるが、DCモータ(コアレスモータ)が使用され
ることが多い。このモータを駆動してブレ補正駆動機構
を駆動し、ブレ補正部を変位させて手ブレを補正してい
る。
【0005】このような手ブレ補正カメラの手ブレ検出
手段は、カメラ内で生じる手ブレ以外の有害な振動、例
えばシャッタ走行時の衝撃や、一眼レフレックスカメラ
での絞り駆動時やクイックリターンミラーのアップダウ
ン時の衝撃により、正規の手ブレ以外の振動成分をも検
出してしまうという問題があった。そこで、これらの有
害な振動を除去するための手ブレ検出手段の取付方法に
関する技術も提案されている。例えば、特開平2−16
3612号公報あるいは特開平5−107623号公報
には、緩衝効果を有する弾性部材を介して手ブレ検出セ
ンサをカメラ内部に固定し、上述したような手ブレ以外
の有害振動の影響をを軽減する技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような手ブレ補正
機構を採用するカメラでは、上述したような有害振動に
加えて、手ブレ補正機構部内のアクチュエータや駆動機
構を駆動することによって生じる微振動も有害振動とな
る場合がある。この有害振動は実際には撮影露光中のブ
レ補正駆動により発生しているので、その撮影映像への
影響は大きい。
【0007】また、特開平3−121430号公報に開
示されているカメラ全体を駆動して手ブレ補正するカメ
ラでは、被駆動体が大きく、重くなり、アクチュエータ
も大きいトルクが出せるものが必要となるため、アクチ
ュエータの駆動による有害振動もさらに大きくなる。ま
た、特開昭64−78241号公報や本出願人の先願で
ある特願平6−253289号に開示されているよう
に、フィルムの一部あるいは全体を駆動して手ブレ補正
するカメラは、フィルムを手ブレ速度と同じ速度で駆動
する必要があり、高速回転可能なアクチュエータが要求
されるため、ここでもアクチュエータの駆動による有害
振動もさらに大きくなる。
【0008】図2は、カメラが手ブレ中、手ブレ補正機
構部内のアクチュエータや駆動機構の駆動により生じる
微振動が手ブレ検出手段に誤信号として乗った顕著な一
例を示すものである。図2(a)はアクチュエータ及び
駆動機構が駆動していない状態の検出手段(角速度セン
サ)の出力波形であり、図2(b)はアクチュエータ及
び駆動機構が駆動している状態の出力波形である。図2
(b)からわかるように、高周波の微振動がホワイトノ
イズ的に出力波形に乗っている。
【0009】また、上述したような手ブレ補正カメラで
は、手ブレ補正アクチュエータや手ブレ補正機構は一般
に鏡筒内に固定されることが多い。さらに、一般に鏡筒
内にはズーミングやオートフォーカスに係わる可動レン
ズが設置されており、手ブレ補正アクチュエータや手ブ
レ補正機構の有害振動を振動源において抑えるほうが有
利である。
【0010】本発明は、有害振動の発振源であるアクチ
ュエータや手ブレ補正駆動機構を緩衝効果を有する弾性
部材を用いて支持することによって、この手ブレ以外の
有害振動が手ブレ検出センサで検出されないように軽減
することができる手ブレ防止カメラを提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1のブレ防止カメラは、カメラのブレ情
報を検出するブレ検出手段を有し、該ブレ情報に基づい
てフィルム面上での像移動を補正するブレ防止カメラに
おいて、ブレによる像移動を補正するよう移動可能に設
けられたブレ補正部と、上記ブレ補正部をブレ補正位置
に駆動する駆動源と、上記駆動源を緩衝効果を有するよ
う弾性的に支持する支持手段とを具備したことを特徴と
する。
【0012】また、本発明の第2のブレ防止カメラは、
カメラのブレ情報を検出するブレ検出手段を有し、該ブ
レ情報に基づいてフィルム面上での像移動を補正するブ
レ防止カメラにおいて、ブレによる像移動を補正するよ
う移動可能に設けられたブレ補正部と、上記ブレ補正部
に連結され、該ブレ補正部を移動させるブレ補正機構部
と、上記ブレ補正機構部を介して、上記ブレ補正部をブ
レ補正位置に駆動する駆動源と、上記駆動源を上記ブレ
補正機構部に取り付ける第1の取付手段と、上記ブレ補
正機構部をカメラ内部に取り付ける第2の取付手段とを
有し、上記第1の取付手段と第2の取付手段との少なく
とも一方は緩衝効果を有する弾性部材を介して取付ける
ようにしたことを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の第3のブレ防止カメラ
は、上記ブレ補正機構部が、上記駆動源と上記ブレ補正
部とを連結する回転部材で構成され、該回転部材の形状
は質量を小さくなるよう肉抜き部を設けたことを特徴と
する
【0014】
【作用】即ち、本発明の第1のブレ防止カメラでは、ブ
レ補正部は手ブレによる像移動を補正するように移動す
る。そして駆動源が上記ブレ補正部をブレ補正位置に駆
動する。支持手段が上記駆動源を緩衝効果を有するよう
弾性的に支持している。また、本発明の第2のブレ防止
カメラでは、ブレ補正部は手ブレによる像移動を補正す
るように移動する。ブレ補正機構部はブレ補正部に連結
し、さらに駆動源がこのブレ補正機構部を介して、上記
ブレ補正部をブレ補正位置に駆動する。第1の取付手段
は駆動源を上記ブレ補正機構部に取り付け、第2の取付
手段は上記ブレ補正機構部をカメラ内部に取り付ける。
このとき第1の取付手段と第2の取付手段の少なくとも
一方は緩衝効果を有する弾性部材を介して取付けるよう
にしている。
【0015】さらに、本発明の第3のブレ防止カメラ
は、肉抜き部が上記駆動源と上記ブレ補正部とを連結す
るよう構成する回転部材に設けられ、該回転部材の質量
を小さくする。
【0016】
【実施例】先ず実施例の説明に入る前に、図3を参照し
て、手ブレの方向及び手ブレ補正部の駆動方向を示すX
YZ軸について説明をする。図3に示すように、本発明
においては、カメラ本体1に装着される撮影光学系2の
光軸方向をZ軸とし、このZ軸を通りZ軸に直交する左
右方向をX軸とし、同じくZ軸を通りZ軸に直交する上
下方向をY軸とする。また、上記各軸回りの回転角成分
をそれぞれθx、θy、θzとする。手ブレ検出手段3
には角速度センサや加速度センサが用いられるが、ここ
では角速度センサ3x、3yを使用するものとし、X軸
とY軸回りの手ブレをそれぞれ独立して検出するため
に、図中の方向に2個のセンサを配置する。これら角速
度センサ3x,3yはそれぞれ回転角θx、θyの変化
量、即ち角速度ωx、ωyの検出を行なう。この角速度
ωx、ωyはフィルム面上の被写体像の移動量、即ち手
ブレ量に対応する。
【0017】次に、図1は本発明の第1の実施例のブレ
防止カメラのブレ補正に係わる概念を示すブロック図で
ある。上述のように、手ブレ検出手段3により手ブレ量
として手ブレの角速度ωx、ωyが検出され、増幅回路
4で増幅される。検出された角速度ωx、ωyはマイク
ロコンピュータ5に入力される。アクチュエータ8の回
転速度を検出する手段として駆動速度検出部9があり、
これは後述する図5に示すように、PI(フォトインタ
ラプタ)119x、119yから成っている。ブレ補正
部6の駆動速度はアクチュエータ8の回転速度に対応
し、アクチュエータ8の回転速度はPI119x,11
9yのパルス間隔に対応しているので、マイクロコンピ
ュータ5はPI119x,119yのパルス間隔を検出
することによってブレ補正部6の駆動速度を検出でき
る。
【0018】マイクロコンピュータ5は、駆動速度検出
部9によるブレ補正部6の現在の駆動速度と手ブレ検出
手段3により検出された角速度とを比較し、ブレ補正ア
クチュエータ8に印加する印加電圧あるいは印加のデュ
ーティー比を決定し、駆動回路7を介してアクチュエー
タ8を駆動制御する。ブレ補正アクチュエータ8として
は、例えば直流モータやUSMや圧電素子等を用いても
よいが、本実施例ではDCコアレスモータを用いてい
る。
【0019】ここで、ブレ補正部6は、後述の図5で詳
述するが本実施例では撮影レンズ2とフィルム面104
との間に設けられた平行ガラス板106を光軸に対して
傾けることにより光軸をシフトさせるジンバル機構とな
っている。平行ガラス板106の傾動により手ブレ補正
する技術は公知であるため詳細な説明は省略するが、光
線の空気部からガラス板への屈折量と、ガラス板通過後
ガラス板から空気部へ射出するときの屈折量とが方向が
反対で同じ大きさを持つことから成り立つものである。
【0020】ブレ補正部6には例えばカムやギア列等と
これらを取付けるギア取付け板などからなるブレ補正駆
動機構10が連結されており、アクチュエータ8は緩衝
効果を有する弾性部材11を介してこのブレ補正駆動機
構10に固定されている。アクチュエータ8、ブレ補正
駆動機構10及び弾性部材11からなるユニットを総称
してブレ補正機構ユニット12と呼ぶことにする。
【0021】次に、図4は本実施例を適用したカメラの
構成図を示す。一眼レフレックスタイプのカメラ本体1
内には、撮影レンズ2、ファインダ光学系100、クイ
ックリターンミラー101、スクリーン102、シャッ
タ装置103、フィルム104及びカメラの動作を電気
的に制御するための電子回路105が設けられている。
【0022】クイックリターンミラー101が下降位置
(101a)にある場合、撮影レンズ2を通過した被写
体像は、クイックリターンミラー101により反射され
スクリーン102上に結像する。撮影者はファインダ光
学系100を通じて被写体像を観察することができる。
撮影時には、クイックリターンミラー101は上昇位置
(101b)に移動し、被写体像はシャッタ装置103
の方向へそのまま進む。このときシャッタ装置103が
シャッタ幕を開きフィルム104へ露光することで撮影
が行なわれる。
【0023】撮影レンズ2とクイックリターンミラー1
01の間には、ブレ補正光学系として光軸を平行にシフ
トする平行ガラス板106が設置されている。前述のよ
うに、これは図1に示すブレ補正部6を構成する。平行
ガラス板106が光軸に垂直な位置から角度θ傾いて図
4中の点線で示した位置になった場合、光線は平行ガラ
ス板106の前面と後面でそれぞれ逆方向に同一の角度
だけ屈折して、平行にαずれることになる。この作用を
利用して、手ブレによる像の移動に合わせてそれを打ち
消す方向に像を移動させ、手ブレによってフィルム10
4上で像が移動することを防止する。
【0024】また、カメラ本体1内には撮影時の手ブレ
を検出するための手ブレ検出手段3が設置されている。
手ブレ検出手段3は、前述のように、ここでは角速度セ
ンサ3x,3yであり、更に具体的には特開平2−51
066号公報に示されるような振動ジャイロである。電
子回路部105には、図1で説明した手ブレ補正の制御
を司る防振用マイクロコンピュータ5、手ブレ検出手段
3の出力を増幅する増幅回路4、アクチュエータ8を駆
動する駆動回路7の他にカメラ全体の動作の制御を司る
制御回路とメインマイクロコンピュータが設置されてい
る。
【0025】平行ガラス板106には、図1で説明した
ようにブレ補正機構ユニット12が接続されており、防
振用マイクロコンピュータ5の制御によって平行ガラス
板106を駆動する。図5は、この平行ガラス板106
を傾動するジンバル機構周辺の斜視図を示す。平行ガラ
ス板106が鏡筒に対してY軸回りに回転可能に、ジン
バル枠111xがジンバル軸110xを介して取り付け
られている。さらに、平行ガラス板106がX軸回りに
回転できるように、ジンバル枠111xの内径側に取り
付けられたジンバル軸110yを介して、回転可能にジ
ンバル枠111yが取り付けられている。このジンバル
枠111yには上記平行ガラス板106が一体的に取り
付けられている。これら両ジンバル軸110x、110
yと両ジンバル枠111x、111yにより平行ガラス
板106は2軸回りの回転自由度を有する。
【0026】ジンバル枠111xの外周部には、ジンバ
ル枠111xをジンバル軸110x回りに回転させる駆
動力を受けるためのジンバルローラ112xが取り付け
られており、このジンバルローラ112xは偏芯カム1
13xに接している。ジンバルローラ112xが常に偏
芯カム113xに当接するように、ジンバル軸110x
の周りに取り付けられた押圧バネ114x(図5には不
図示、図6に図示)により、ジンバル枠111xはジン
バル軸110xを軸に回動付勢されている。偏芯カム1
13xは一体的に減速ギア115xに取り付けられてい
て、この減速ギア115xの回転軸を中心に回転する。
減速ギア115xには減速ギア116xが噛み合ってお
り、さらに減速ギア116xはアクチュエータ8xの回
転軸に固設されたピニオンギア117xと噛み合ってい
る。
【0027】上述の構成により、アクチュエータ8xの
回転はジンバル軸110xを軸としたY軸回りの回転と
してジンバル枠111xに伝達され、平行ガラス板10
6がY軸回りに回転する。アクチュエータ8xの回転速
度検出手段としてはPI(フォトインタラプタ)119
xを用いている。ピニオンギア117xには円周方向に
多数のスリットを有するPI羽根118xが一体化され
ており、アクチュエータ8xが回転してPI羽根118
xのスリットがPI119xを横切る毎にパルス信号が
発生する。このパルス間隔を検出することにより、アク
チュエータ8xの回転速度、即ち平行ガラス板106の
駆動速度が演算される。
【0028】上述のY軸回りとほぼ同様に平行ガラス板
106をジンバル軸110yを軸としたX軸回りに回転
させる動力伝達系も構成されている。上記Y軸回りの動
力伝達系とは偏心カム113xの代わりに2本のピン状
のカム板ガイド120に嵌合する直線のカム溝121に
より、Z軸方向のみに移動可能とされたカム板122を
用いた点が異なっている。
【0029】偏芯カム113yは一体的に減速ギア11
5yに取り付けられていていて、この減速ギア115y
に噛み合うように減速ギア116y、ピニオンギア11
7yが連結されている。偏芯カム113yはカム板12
2に接しており、アクチュエータ8yの回転は上記減速
ギア列を介してカム板122の移動として伝えられる。
カム板122の他端に対してジンバル枠111yに配設
されたジンバルローラ112yが図示しないバネにより
付勢されて当接している。
【0030】アクチュエータ8yの回転はジンバル軸1
10yを軸としたX軸回りの回転としてジンバル枠11
1yに伝達され、平行ガラス板106をX軸回りに回転
させる。Y軸回りと同様にアクチュエータ8yの回転速
度検出手段としてPI119yが配置されている。ピニ
オンギア117yには円周方向に多数のスリットを有す
るPI羽根118yが一体化されており、アクチュエー
タ8yが回転するとPI羽根118yのスリットがPI
119yを横切る毎にパルス信号が発生する。このパル
ス間隔を検出することにより、アクチュエータ8yの回
転速度、即ち平行ガラス板106の駆動速度が演算され
るようになっている。
【0031】図6は、本発明の第1の実施例のブレ補正
機構ユニット12周辺の詳細な構成を示す図である。平
行ガラス板106をX軸回りとY軸回りに回転させる動
力伝達系は図5で示したものと同様であるので、Y軸回
りについてのみ図示しており、このY軸回りに回転させ
るブレ補正機構ユニット12の周辺についてのみ説明す
る。
【0032】ジンバル枠111x、ジンバルローラ11
2x、偏芯カム113x、押圧バネ114x、減速ギア
115x、116x及びピニオンギア117xの役割に
ついては前述の通りである。減速ギア115x上面に設
けられたボス130xと131xは、偏芯カム113x
の穴132xと133xにそれぞれ係合する。中央のボ
ス134xは偏芯カム113xに設けた穴135xを貫
通して、ギア押え板139xの穴136xに回転可能に
嵌合しており、減速ギア115x下面に設けられたボス
137xは、ギア取付け板140xの穴138xに回転
可能に嵌合している。これによって減速ギア115xは
回転可能に支持されている。同様にして減速ギア116
xもギア押え板139xとギア取付け板140xに回転
可能に支持されている。
【0033】ギア押え板139xとギア取付け板140
xは、位置決め用ノックピン141x、142xがギア
押え板139xの穴143x及び144xとギア取付け
板140xの穴145x及び146xに嵌合することに
よって絶対的な位置が決まり、ネジ147x、148x
で固設される。ピニオンギア117xにはPI羽根11
8xが一体的に設けられているが、図6中では省略して
いる。
【0034】アクチュエータ8xは緩衝効果を有する弾
性部材11xを介してネジ149xと150xでギア取
り付け板140xに固定されている。緩衝効果を有する
弾性部材11xを介してアクチュエータ8xを固定する
点が本発明の第1の実施例の大きな特徴であり、弾性部
材11xにはゴム性の弾性シートや発砲ウレタン(スポ
ンジ)の弾性シート等が考えられるが、両面接着テープ
や固化したときに弾性を有する接着剤でもよい。
【0035】偏芯カム113x、減速ギア115x、1
16x、ピニオンギア117x、ギア押え板139x、
弾性部材11x及びアクチュエータ8xが固定されたギ
ア取り付け板140xは、位置決め用ノックピン151
x、152xがギア取り付け板140xの穴153x及
び154xと鏡筒に設けれられた穴155x及び156
xに嵌合することによって位置決めされて、ネジ157
xと158xで鏡筒に固着される。
【0036】次に、本発明の第1の実施例のブレ防止カ
メラの動作を図9及び図10のフローチャートを参照し
て説明する。図9は、前述の図4の電子回路部105に
設けられていて、カメラ全体のシーケンスや各種演算を
行なうメインマイクロコンピュータ(以下、MCOM)
の動作を示したものである。
【0037】使用者によりカメラのメインスイッチがオ
ンされると、MCOMがパワーオンリセットされて動作
を開始し、先ずI/Oポートの初期化とメモリの初期化
等を行なう(ステップS1)。そして、被写体測光処理
結果とフィルム感度情報から絞り値とシャッタスピード
を算出し(ステップS2)、該データを表示する(ステ
ップS3)。
【0038】続いて、ファーストレリーズ(1R)の状
態を判定する(ステップS4)。ここで、本実施例のブ
レ防止カメラはレリーズは2段階になっており、レリー
ズ半押し(ファーストレリーズ1R)で焦点検出等を行
ない、全押し(セカンドレリーズ2R)で露光に至るも
のとする。1RがオフであればステップS5にてスタン
バイモードへ移行するか判定する。これはステップS1
でセットしたタイマがオーバフローしているかを判定す
る。このタイマは例えば数分でオーバフローするように
セットされている。ここで、スタンバイモードとは電池
のエネルギーを無駄にしないためのモードであり、該モ
ードになっている間はマイクロコンピュータは動作停止
あるいは動作速度を落とすことで電力の消費を軽減す
る。このときMCOM以外の回路動作も停止される。上
記スタンバイモードは使用者がカメラ操作スイッチのい
ずれかを再度押すことによって解除され、ステップS2
より動作が再開される。スタンバイモードに移行しない
場合には、ステップS2に戻る(ステップS5)。
【0039】一方、上記ステップS4で1Rがオンされ
ている場合にはステップS6へ移行する。焦点検出回路
から出力されるデータに基づいて焦点ズレ量を検出し
(ステップS6)、焦点調節用のレンズ(不図示)を駆
動して焦点を合わせる(ステップS7)。続いて、ステ
ップS7での焦点調整が完了したか判定する(ステップ
S8)。焦点調整が完了していない場合にはステップS
6に戻る。焦点調整が完了している場合にはセカンドレ
リーズ(2R)がオンしているか判定する(ステップS
9)。
【0040】上記ステップS9にて、2Rがオフの場合
にもステップS6に戻り、焦点調整を繰り返す。2Rが
オンしている場合には、防振開始信号を電子回路部10
5内の防振用マイクロコンピュータ(以下、BCOMと
いう)5に出力する(ステップS10)。後述するが、
BCOM5は上記防振開始信号受信後に手ブレ補正を開
始する。
【0041】続いて、クイックリターンミラー101を
アップする(ステップS11)。さらに、絞り(不図
示)をステップS2で演算した値に設定する(ステップ
S12)。続いて、シャッタ103をステップS2で演
算した時間だけ開く(ステップS13) 。続いて、防振
停止信号をBCOM5に出力して(ステップS14)、
ステップS15へ移行する。ステップS15では、アッ
プしているクイックリターンミラー101をダウンす
る。そして、続くステップS16では絞りを開放に設定
する。最後に、フィルム104を1コマ巻上げてMCO
Mのメインルーチンを終了する(ステップS17)。
【0042】次に、図10のフローチャートを参照して
BCOM5の動作、防振のシーケンスを説明する。まず
I/Oポートの初期化とメモリの初期化等を行なう(ス
テップS30)。BCOM5は、手ブレ補正専用のマイ
クロコンピュータであるので、MCOMからの防振開始
信号が出力されるまではその動作を開始しない(ステッ
プS31)。 上記防振開始信号が出力されると、BC
OM5は防振シーケンスに入り、X軸回り角速度を読み
出す(ステップS32)。これはBCOM5内のA/D
コンバータ(不図示)の出力結果のデジタル値を用い
る。該デジタル値は、例えば0V〜5Vの範囲を8ビッ
トで分解し、該コンバータの出力はカメラが静止してい
る時が2.5V(16進数デジタル値で80H)、X軸
時計回りに回転している時が2.5V以上、X軸反時計
回りに回転している時が2.5V以下であるとする。
【0043】同様にY軸回り角速度をA/Dコンバータ
の出力より読み出す(ステップS33)。そして、X軸
方向像移動速度Vx及びY軸方向像移動速度Vyを演算
する(ステップS34及びS35)。これは、角速度が
測定されれば光学的に容易に演算し得るものである。さ
らに、X軸回りとY軸回りの平行ガラス板106の現在
の駆動速度を演算する(ステップS36及びS37)。
これはPI119x及び119yのパルス間隔から容易
に演算できる。
【0044】さらに、平行ガラス板106のX軸回りの
現在の速度V7X及びY軸回りの現在の速度V7Yとそれぞ
れVx及びVyとの大小を判定する(ステップS38及
びS41)。ステップS38でV7X>Vxと判定される
と平行ガラス板106の駆動速度を低下させ(ステップ
S39)、逆にV7X<Vxと判定されると駆動速度を上
昇させる(ステップS40)。同様に、ステップS41
でV7Y>Vyと判定されると駆動速度を低下させ(ステ
ップS42)、逆にV7Y<Vyと判定されると駆動速度
を上昇させる(ステップS43)。平行ガラス板106
の駆動速度を変化させるには、既に説明したようにモー
タ8x及び8yに印加される電圧を変化させるか、印加
のデューティー比を制御する。
【0045】続いて、MCOMから防振停止信号が出力
されているかを判定し、該信号が出力されていないと判
定される間は露光中なのでステップS32に戻って刻々
と変化する手ブレに対して手ブレ補正する(ステップS
44)。該信号が出力されると平行ガラス板106を初
期位置にリセットする(ステップS45)。ここで初期
位置とは、本実施例では平行ガラス板106がZ軸と直
交する位置にある場合をいう。その後、BCOMのメイ
ンルーチンを終了する。
【0046】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
この第2の実施例は第1の実施例にさらに緩衝効果を高
めるようにしたものである。図7は、本第2の実施例の
ブレ補正機構ユニット12周辺の詳細な構成を示す図で
あり、図6と共通の部材は同じ記号を付けてある。ここ
ではY軸回りに回転させるブレ補正機構ユニット12周
辺についてのみ説明とし、さらに第1の実施例と異なる
点のみ説明する。
【0047】第2の実施例は第1の実施例に付け加え
て、ギア取り付け板140xを鏡筒に固定する際にも弾
性部材161xを介して固定する例である。減速ギア1
15x、116xの回転による反動によってギア取り付
け板140xも微振動しているので、これを直接にカメ
ラ内部(ここでは鏡筒)に取り付けると手ブレ検出セン
サ3の誤信号の原因になる場合があるので、図7のよう
に緩衝効果を有する弾性部材161xを介してギア取り
付け板140xを鏡筒に固定する。これにより、より高
い緩衝効果を得るというものである。
【0048】なお、この第2の実施例のブレ防止カメラ
の動作については第1の実施例と同様であるので説明を
省略する。この第2の実施例の変形として、アクチュエ
ータ8xは弾性部材11xを使用しないで取り付け、ギ
ア取り付け板140xの方のみを緩衝効果を有する弾性
部材161xを介して取り付けるようにしても効果を得
られる。
【0049】なお、上記第1及び第2の実施例におい
て、アクチュエータが回転することによる微振動と減速
ギア等の駆動機構が回転することによる微振動による有
害振動の影響を防止するものであるが、このうち減速ギ
ア等の駆動機構が回転することによる微振動は機構設計
によって軽減できる場合もある。微振動は回転の反動に
起因していることが多いので、ギアの質量(即ち慣性)
を軽減するだけで効果がある場合がある。しかし、ギア
に掛かる負荷(トルク)によっては、ギアの質量を軽く
することは耐久性上問題があることもあり、金属等十分
耐久性のある材質のギアを使用する場合には、図8のよ
うに減速ギアの内部を耐久性を損なわない範囲内で左右
上下対称に肉抜き部Qとしてくり抜き、耐久性を維持し
つつも質量を軽減してギアの回転の反動による微振動を
軽減すればよい。
【0050】以上、第1及び第2の実施例では、本発明
を撮影レンズ2の像面側に設けられた平行ガラス板10
6を傾動することによって手ブレを補正するカメラへ適
用した例であるが、ブレ補正部6は他のものでもよいこ
とは言うまでもない。例えば、撮影レンズ内の光学系の
一部を移動して手ブレ補正する方法や、特開平3−12
1430号公報に開示されているカメラ全体を駆動して
手ブレ補正する方法や、特開昭64−78241号公報
や本出願人の先の出願である特願平6−253289号
に開示されているフィルムを駆動して手ブレ補正する方
法等にも適用できる。
【0051】以上、説明したように、第1及び第2の実
施例に係るブレ防止カメラによれば、有害振動の発信源
である手ブレ補正駆動用のアクチュエータや手ブレ補正
駆動機構を取付けるとき、緩衝効果を有する弾性部材を
用いて固設又は支持することによって、手ブレ検出セン
サで検出される手ブレ以外の有害振動である微振動が手
ブレ検出センサに誤信号として乗ることを軽減でき、精
度の高い手ブレ検出が可能となる。
【0052】また、手ブレ補正駆動機構を構成するギア
にくり抜きを有して質量(慣性)を小さくすることによ
って、ギアを駆動することによる反動を小さくできるの
で、同様に手ブレ検出センサで検出される手ブレ以外の
有害振動を軽減できる。
【0053】[付記]なお、本発明の上記実施態様によ
れば、以下のごとき発明を得ることもできる。 (1) 撮影者の手ブレを検出して、フィルム上での像
移動がないように手ブレを補正する機能を有するブレ防
止カメラにおいて、手ブレを補正するために一定の方向
に駆動されるブレ補正部と、上記手ブレ補正部に連結さ
れるブレ補正機構部と、上記手ブレ補正機構部を駆動し
て上記手ブレ補正部を駆動する駆動手段と、を有し、上
記駆動手段は緩衝効果を有する弾性部材を介して上記ブ
レ補正機構部に取り付けられていることを特徴とするブ
レ防止カメラ。
【0054】(2) 付記1において、さらに、上記ブ
レ補正機構部も緩衝効果を有する弾性部材を介してカメ
ラ内部に取り付けられていることを特徴とするブレ防止
カメラ。
【0055】(3) 付記1において、上記ブレ補正機
構部を構成する歯車を有し、該歯車は、質量を軽減する
ため減肉部形状を有することを特徴とするブレ防止カメ
ラ。
【0056】(4) 付記1、2において、上記駆動手
段は、モータであることを特徴とするブレ防止カメラ。
【0057】(5) カメラのブレ情報を検出するブレ
検出手段を有し、該ブレ情報に基づいてフィルム面上で
の像移動を補正するブレ防止カメラにおいて、ブレによ
る像移動を補正するよう移動可能に設けられたブレ補正
部と、カメラ内部に取り付けられて、該ブレ補正部を移
動させるように上記ブレ補正部に連結したブレ補正機構
部と、上記ブレ補正機構部に取り付けられて、上記ブレ
補正機構部を介して、上記ブレ補正部をブレ補正位置に
駆動する駆動源と、を有し、上記ブレ補正機構部と上記
駆動源との少なくとも一方を取り付ける際、弾性部材を
介して取り付けることを特徴とするブレ防止カメラ。
【0058】(6) 付記5において、上記駆動源は、
モータであることを特徴とするブレ防止カメラ。
【0059】(7) カメラのブレ情報を検出するブレ
検出手段を有し、該ブレ情報に基づいてフィルム面上で
の像移動を補正するブレ防止カメラにおいて、ブレによ
る像移動を補正するよう撮影レンズ光学系の後部に設け
た平行ガラス板を傾動するよう変位可能に設けたブレ補
正部と、カメラ内部に取り付けられて、該ブレ補正部を
変位させるように上記ブレ補正部に連結する歯車列を含
むブレ補正機構部と、上記ブレ補正機構部に取り付けら
れて、上記ブレ補正機構部を介して、上記ブレ補正部を
ブレ補正位置に駆動する回転駆動源と、を有し、上記ブ
レ補正機構部と上記駆動源との少なくとも一方を取り付
ける際、弾性部材を介して取り付けることを特徴とする
ブレ防止カメラ。
【0060】(8) 付記1、2、5、7において、上
記弾性部材は、弾性を有するシート材であることを特徴
とするブレ防止カメラ。
【0061】(9) 付記1、2、5、7において、上
記弾性部材は、固着後に弾性を有する接着剤であること
を特徴とするブレ防止カメラ。
【0062】(10)カメラのブレ情報を検出するブレ
検出手段を有し、該ブレ情報に基づいてフィルム面上で
の像移動を補正するブレ防止カメラにおいて、ブレによ
る像移動を補正するよう変位自在に設けられたブレ補正
部と、カメラ内部に固設されて、ブレ補正アクチュエー
タとこのアクチュエータの駆動力を上記ブレ補正部へ伝
達するブレ補正駆動機構とからなり、該ブレ補正部を駆
動させるブレ補正機構ユニットと、を有し、上記ブレ補
正アクチュエータ又は上記ブレ補正駆動機構の少なくと
も一方は、上記ブレ補正機構ユニットの駆動時の振動が
上記ブレ検出手段へ伝達されることを防ぐように取り付
けたことを特徴とするブレ防止カメラ。
【0063】(11) 付記1、2、5、7、10にお
いて、ブレ検出手段は、角速度センサ、加速度センサ又
は角度センサであることを特徴とするブレ防止カメラ。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、撮影者の手ブレを補正
するブレ防止カメラにおいて、手ブレ以外の有害振動の
発振源であるアクチュエータやブレ補正機構ユニットを
緩衝効果を有するよう弾性的に支持することによって、
手ブレ検出センサで検出される手ブレ以外の有害振動を
軽減でき、精度の高いブレ検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るブレ防止カメラの
ブレ補正の概念を示すブロック図。
【図2】従来例のブレ防止カメラの手ブレ検出センサの
出力波形を示す図。
【図3】手ブレの方向および手ブレ補正部の駆動方向を
示すXYZ軸を示す図。
【図4】本実施例のブレ防止カメラの構成を示す全体構
成図。
【図5】本実施例の手ブレ補正部である平行ガラス板を
傾動する駆動機構の構成を示す斜視図。
【図6】第1の実施例のブレ補正機構ユニットの構成を
詳細に示す分解斜視図。
【図7】第2の実施例のブレ補正機構ユニットの構成を
詳細に示す分解斜視図。
【図8】ブレ補正機構ユニット中の減速ギアの肉抜き形
状を示す斜視図。
【図9】本実施例のブレ防止カメラに係るMCOMの動
作を示すフローチャート。
【図10】本実施例のブレ防止カメラに係るBCOM5
の動作及び防振のシーケンスを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 カメラ本体 3 手ブレ検出手段 5 BCOM 6 ブレ補正部 8 ブレ補正アクチュエータ
(駆動源) 10 ブレ補正駆動機構 11、11x、161x 弾性部材 12 ブレ補正機構ユニット 115x、116x 減速ギア Q 肉抜き部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラのブレ情報を検出するブレ検出手
    段を有し、該ブレ情報に基づいてフィルム面上での像移
    動を補正するブレ防止カメラにおいて、 ブレによる像移動を補正するよう移動可能に設けられた
    ブレ補正部と、 上記ブレ補正部をブレ補正位置に駆動する駆動源と、 上記駆動源を緩衝効果を有するよう弾性的に支持する支
    持手段と、 を具備したことを特徴とするブレ防止カメラ。
  2. 【請求項2】 カメラのブレ情報を検出するブレ検出手
    段を有し、該ブレ情報に基づいてフィルム面上での像移
    動を補正するブレ防止カメラにおいて、 ブレによる像移動を補正するよう移動可能に設けられた
    ブレ補正部と、 上記ブレ補正部に連結され、該ブレ補正部を移動させる
    ブレ補正機構部と、 上記ブレ補正機構部を介して、上記ブレ補正部をブレ補
    正位置に駆動する駆動源と、 上記駆動源を上記ブレ補正機構部に取り付ける第1の取
    付手段と、 上記ブレ補正機構部をカメラ内部に取り付ける第2の取
    付手段と、 を有し、 上記第1の取付手段と上記第2の取付手段との少なくと
    も一方は緩衝効果を有する弾性部材を介して取付けるよ
    うにしたことを特徴とするブレ防止カメラ。
  3. 【請求項3】 上記ブレ補正機構部は、上記駆動源と上
    記ブレ補正部とを連結する回転部材で構成され、該回転
    部材の形状は質量を小さくするよう肉抜き部を設けたこ
    とを特徴とする請求項2記載のブレ防止カメラ。
JP6556595A 1995-03-24 1995-03-24 ブレ防止カメラ Withdrawn JPH08262523A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078897A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像装置
US7428376B2 (en) 2005-03-23 2008-09-23 Sony Corporation Lens driving mechanism, lens unit and image pickup apparatus

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