JPH08262230A - 液晶表示装置のバックライト用導光体 - Google Patents
液晶表示装置のバックライト用導光体Info
- Publication number
- JPH08262230A JPH08262230A JP7068394A JP6839495A JPH08262230A JP H08262230 A JPH08262230 A JP H08262230A JP 7068394 A JP7068394 A JP 7068394A JP 6839495 A JP6839495 A JP 6839495A JP H08262230 A JPH08262230 A JP H08262230A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- silicone particles
- backlight
- transparent resin
- light guide
- Prior art date
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- Pending
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- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高輝度で、輝度斑の少ない均一な液晶表示装
置のバックライトを提供できる。 【構成】 屈折率(nd )が1.39〜1.49、平均
粒径が0.5〜5μmのシリコーン粒子を0.01〜
0.1重量%含有した透明樹脂からなる液晶表示装置の
バックライト用導光体。
置のバックライトを提供できる。 【構成】 屈折率(nd )が1.39〜1.49、平均
粒径が0.5〜5μmのシリコーン粒子を0.01〜
0.1重量%含有した透明樹脂からなる液晶表示装置の
バックライト用導光体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピューターや液晶
テレビジョン等に使用される液晶表示装置のバックライ
ト用導光体に関するものであり、さらに詳しくは、高輝
度で、輝度斑のない均一なバックライトを提供できるバ
ックライト用導光体に関するものである。
テレビジョン等に使用される液晶表示装置のバックライ
ト用導光体に関するものであり、さらに詳しくは、高輝
度で、輝度斑のない均一なバックライトを提供できるバ
ックライト用導光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置を備えた携帯用ノー
トパソコン、携帯用液晶TV、ビデオ一体型液晶TV、
カーナビゲイションシステム等においては、CRT(カ
ソードレイチューブ)並の高画質なものが要求され、高
輝度で均一なバックライトが必要とされている。また、
液晶表示装置の消費電力がバッテリー駆動時間を伸ばす
ため、消費電力の割合が大きいバックライトの消費電力
をできる限り低く抑えることがバッテリー駆動時間を伸
ばし、上記製品の実用価値を高める上で重要な課題とさ
れている。しかし、バックライトの消費電力を抑えるこ
とによって、バックライトの輝度を低下させたのでは液
晶表示が見辛くなり好ましくない。そこで、バックライ
トの輝度を犠牲にすることなく消費電力を抑えるため
に、バックライトの光学的な効率を改善することが望ま
れている。
トパソコン、携帯用液晶TV、ビデオ一体型液晶TV、
カーナビゲイションシステム等においては、CRT(カ
ソードレイチューブ)並の高画質なものが要求され、高
輝度で均一なバックライトが必要とされている。また、
液晶表示装置の消費電力がバッテリー駆動時間を伸ばす
ため、消費電力の割合が大きいバックライトの消費電力
をできる限り低く抑えることがバッテリー駆動時間を伸
ばし、上記製品の実用価値を高める上で重要な課題とさ
れている。しかし、バックライトの消費電力を抑えるこ
とによって、バックライトの輝度を低下させたのでは液
晶表示が見辛くなり好ましくない。そこで、バックライ
トの輝度を犠牲にすることなく消費電力を抑えるため
に、バックライトの光学的な効率を改善することが望ま
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなバックライ
トの構造としては、蛍光ランプ等の光源を液晶パネルの
下方に配置する直下方式のものと、光源を側面に配置し
た導光体を用いるエッジライト方式に大別される。この
うち、エッジライト方式では、バックライトをコンパク
ト化できるという特徴を有するが、直下方式と比較して
輝度が低いという欠点を有しており、液晶表示装置の高
画質化、省電力化という課題に十分に対応できるもので
はなかった。本発明は、バックライトのコンパクト化と
いう特徴を生かしたエッジライト方式において、高い輝
度を有する液晶表示装置のバックライトを構成できる導
光体を提供することを目的とする。
トの構造としては、蛍光ランプ等の光源を液晶パネルの
下方に配置する直下方式のものと、光源を側面に配置し
た導光体を用いるエッジライト方式に大別される。この
うち、エッジライト方式では、バックライトをコンパク
ト化できるという特徴を有するが、直下方式と比較して
輝度が低いという欠点を有しており、液晶表示装置の高
画質化、省電力化という課題に十分に対応できるもので
はなかった。本発明は、バックライトのコンパクト化と
いう特徴を生かしたエッジライト方式において、高い輝
度を有する液晶表示装置のバックライトを構成できる導
光体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な状況に鑑み、バックライト用導光体について鋭意検討
した結果、本発明に到達したものである。すなわち、本
発明の液晶表示装置のバックライト用導光体は、屈折率
(nd )が1.39〜1.49、平均粒径が0.5〜5
μmのシリコーン粒子を0.01〜0.1重量%含有し
た透明樹脂からなることを特徴とするものである。本発
明の導光体を構成する透明樹脂としては、メタクリル樹
脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の高透明性
の種々の合成樹脂を使用することができる。特に、メタ
クリル樹脂が、その光線透過率の高さ、耐熱性、力学的
特性、成形加工性にも優れており、導光体用材料として
最適である。
な状況に鑑み、バックライト用導光体について鋭意検討
した結果、本発明に到達したものである。すなわち、本
発明の液晶表示装置のバックライト用導光体は、屈折率
(nd )が1.39〜1.49、平均粒径が0.5〜5
μmのシリコーン粒子を0.01〜0.1重量%含有し
た透明樹脂からなることを特徴とするものである。本発
明の導光体を構成する透明樹脂としては、メタクリル樹
脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の高透明性
の種々の合成樹脂を使用することができる。特に、メタ
クリル樹脂が、その光線透過率の高さ、耐熱性、力学的
特性、成形加工性にも優れており、導光体用材料として
最適である。
【0005】本発明において、メタクリル樹脂とは、メ
タクリル酸メチルを主成分とする樹脂であり、メタクリ
ル酸メチルが80重量%以上であることが好ましい。メ
タクリル酸メチル以外の共重合成分としては、アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸グ
リシジル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル等
の(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクリル酸
類、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、アリル
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレート類、
スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル単量体
類、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイミド等
のマレイミド類、無水マレイン酸等が挙げられる。ま
た、メタクリル樹脂の耐衝撃性の向上を目的として、ア
クリル酸エステルを主成分とするゴム状共重合体にメタ
クリル酸エステルを主成分とする共重合体をグラフトし
た共重合体を含むものも使用できる。
タクリル酸メチルを主成分とする樹脂であり、メタクリ
ル酸メチルが80重量%以上であることが好ましい。メ
タクリル酸メチル以外の共重合成分としては、アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸グ
リシジル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル等
の(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクリル酸
類、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、アリル
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレート類、
スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル単量体
類、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイミド等
のマレイミド類、無水マレイン酸等が挙げられる。ま
た、メタクリル樹脂の耐衝撃性の向上を目的として、ア
クリル酸エステルを主成分とするゴム状共重合体にメタ
クリル酸エステルを主成分とする共重合体をグラフトし
た共重合体を含むものも使用できる。
【0006】本発明においては、上記のようなメタクリ
ル樹脂に代表される透明樹脂に特定のシリコーン粒子を
配合させることが、本発明の目的を達成するうえで重要
である。使用されるシリコーン粒子としては、特に限定
されるものではなく、例えば、ケイ素原子に有機基が直
結し、残りの結合が酸素と直結しており、ケイ素原子と
酸素が繰り返すシロキサン結合でポリマーとなったもの
等が挙げられる。また、シロキサン結合が三次元網状構
造を有するものであってもよい。ケイ素原子に直結する
有機基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基等のアルカン基、カルボキシル基、カル
ボニル基、エステル基、エーテル基等が挙げられる。こ
れら有機基を有するシリコーン粒子は、透明樹脂との親
和性に優れ、透明樹脂との分散性が極めて良好である。
ル樹脂に代表される透明樹脂に特定のシリコーン粒子を
配合させることが、本発明の目的を達成するうえで重要
である。使用されるシリコーン粒子としては、特に限定
されるものではなく、例えば、ケイ素原子に有機基が直
結し、残りの結合が酸素と直結しており、ケイ素原子と
酸素が繰り返すシロキサン結合でポリマーとなったもの
等が挙げられる。また、シロキサン結合が三次元網状構
造を有するものであってもよい。ケイ素原子に直結する
有機基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基等のアルカン基、カルボキシル基、カル
ボニル基、エステル基、エーテル基等が挙げられる。こ
れら有機基を有するシリコーン粒子は、透明樹脂との親
和性に優れ、透明樹脂との分散性が極めて良好である。
【0007】使用するシリコーン粒子は、その屈折率
(nd )が1.39〜1.49の範囲である。これは、
屈折率(nd )が1.39未満であると、透明樹脂との
屈折率の差が大きくなり隠蔽性が出てくるようになり、
1.49を超えると透明樹脂との屈折率の差が小さくな
り十分な光線透過率が得られなくなるためであり、好ま
しくは1.42〜1.46の範囲である。なお、本発明
において、シリコーン粒子の屈折率(nd )とは、23
℃におけるナトリウムd線589nmに対する値をい
う。
(nd )が1.39〜1.49の範囲である。これは、
屈折率(nd )が1.39未満であると、透明樹脂との
屈折率の差が大きくなり隠蔽性が出てくるようになり、
1.49を超えると透明樹脂との屈折率の差が小さくな
り十分な光線透過率が得られなくなるためであり、好ま
しくは1.42〜1.46の範囲である。なお、本発明
において、シリコーン粒子の屈折率(nd )とは、23
℃におけるナトリウムd線589nmに対する値をい
う。
【0008】また、本発明で使用されるシリコーン粒子
の平均粒径は、0.5〜5μmの範囲である。これは、
シリコーン粒子の粒径が0.5μm未満では、可視光線
領域での短波長側の光損失が大きくなり、導光体からの
出射光が赤味を帯びてくるようになり、5μmを超える
と光線透過率が低下し、光源からの距離による輝度差が
大きくなり輝度斑が生じるためであり、好ましくは0.
8〜4.5μmの範囲である。
の平均粒径は、0.5〜5μmの範囲である。これは、
シリコーン粒子の粒径が0.5μm未満では、可視光線
領域での短波長側の光損失が大きくなり、導光体からの
出射光が赤味を帯びてくるようになり、5μmを超える
と光線透過率が低下し、光源からの距離による輝度差が
大きくなり輝度斑が生じるためであり、好ましくは0.
8〜4.5μmの範囲である。
【0009】シリコーン粒子の透明樹脂への含有量は、
0.01〜0.1重量%であり、好ましくは0.01〜
0.07重量%の範囲である。これは、シリコーン粒子
の含有量が0.01重量%未満では、十分な光拡散性が
得られず輝度を十分に向上させることができないためで
あり、0.1重量%を超えると光線透過率が低下し、光
源からの距離による輝度差が大きくなり輝度斑が生じる
ためである。
0.01〜0.1重量%であり、好ましくは0.01〜
0.07重量%の範囲である。これは、シリコーン粒子
の含有量が0.01重量%未満では、十分な光拡散性が
得られず輝度を十分に向上させることができないためで
あり、0.1重量%を超えると光線透過率が低下し、光
源からの距離による輝度差が大きくなり輝度斑が生じる
ためである。
【0010】シリコーン粒子の形状は、特に限定される
ものではないが、楕円球形状あるいは真球形状であるこ
とが好ましく、特に真球形状あるいはこれに近い形状で
あることが好ましい。
ものではないが、楕円球形状あるいは真球形状であるこ
とが好ましく、特に真球形状あるいはこれに近い形状で
あることが好ましい。
【0011】シリコーン粒子の透明樹脂への添加方法に
ついては、特に限定されるものではないが、例えば、ペ
レット状またはビーズ状の透明樹脂とシリコーン粒子を
混合し、押出機を用いて混練することによって、透明樹
脂中に均一にシリコーン粒子を分散させることができ
る。特に、二軸押出機を用いて混練を行うことが、シリ
コーン粒子の均一拡散の点から好ましい。シリコーン粒
子の分散が不均一である場合には、バックライトとして
輝度斑が生じやすく、また、射出成形法によって導光体
を製造する場合には、シルバーストリークの成形不良を
起こしやすい。
ついては、特に限定されるものではないが、例えば、ペ
レット状またはビーズ状の透明樹脂とシリコーン粒子を
混合し、押出機を用いて混練することによって、透明樹
脂中に均一にシリコーン粒子を分散させることができ
る。特に、二軸押出機を用いて混練を行うことが、シリ
コーン粒子の均一拡散の点から好ましい。シリコーン粒
子の分散が不均一である場合には、バックライトとして
輝度斑が生じやすく、また、射出成形法によって導光体
を製造する場合には、シルバーストリークの成形不良を
起こしやすい。
【0012】本発明のバックライト用導光体は、透明樹
脂とシリコーン粒子との混合物を、溶融混練して一般的
に使用されている射出成形や押出成形等によって成形す
ることによって製造することができる。
脂とシリコーン粒子との混合物を、溶融混練して一般的
に使用されている射出成形や押出成形等によって成形す
ることによって製造することができる。
【0013】本発明においては、バックライト用導光体
は、肉厚が均一なシート形状のもの、一灯式の光源側か
ら徐々に肉厚が薄くなる楔形状のもの、二灯式の両光源
側から中央部にいくに従って徐々に肉厚が薄くなるもの
等、種々の形状のものが使用できる。また、導光体から
の出射光分布をより均一にするために、導光体の出射面
に白色や半透明色等のインキを用いてドット状パターン
を印刷したり、シボ状、ドット状等の凹凸加工を施すこ
ともできる。
は、肉厚が均一なシート形状のもの、一灯式の光源側か
ら徐々に肉厚が薄くなる楔形状のもの、二灯式の両光源
側から中央部にいくに従って徐々に肉厚が薄くなるもの
等、種々の形状のものが使用できる。また、導光体から
の出射光分布をより均一にするために、導光体の出射面
に白色や半透明色等のインキを用いてドット状パターン
を印刷したり、シボ状、ドット状等の凹凸加工を施すこ
ともできる。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
る。
【0015】実施例1 メタクリル樹脂(三菱レイヨン社製アクリペットVH#
001)と、屈折率(nd )1.44、平均粒径0.8
μmの真球状のシリコーン粒子(東芝シリコーン社製ト
スパール108)0.05重量%とを、ヘンシェル内で
2分間攪拌して混合した後、押出機(池貝社製PCM4
5)に投入し、バレル温度250℃、ダイス温度250
℃、スクリュー回転数200rpmにて混練押出し、押
出されたストランドをペレタイザーを用いてペレット化
した。得られたペレットは、メタクリル樹脂中にシリコ
ン粒子が均一に分散していた。
001)と、屈折率(nd )1.44、平均粒径0.8
μmの真球状のシリコーン粒子(東芝シリコーン社製ト
スパール108)0.05重量%とを、ヘンシェル内で
2分間攪拌して混合した後、押出機(池貝社製PCM4
5)に投入し、バレル温度250℃、ダイス温度250
℃、スクリュー回転数200rpmにて混練押出し、押
出されたストランドをペレタイザーを用いてペレット化
した。得られたペレットは、メタクリル樹脂中にシリコ
ン粒子が均一に分散していた。
【0016】得られたシリコーン粒子含有メタクリル樹
脂ペレットを、射出成形機(名機製作所社製M−200
−DM)を用いて、シリンダー温度240℃、金型温度
70℃にて、200mm×180mmで、一方の端面の
厚さが3.5mm、他方の端面の厚さが1.5mmであ
る楔形状の導光体を成形した。同時に、導光体の一方の
面にドット状の凹凸を転写形成した。得られた導光体の
ドット状凹凸面側に反射フィルム、その反対面に拡散フ
ィルムを積層して、肉厚の厚い端面に蛍光ランプを設置
して、図1に示したような構造のバックライトを構成し
た。
脂ペレットを、射出成形機(名機製作所社製M−200
−DM)を用いて、シリンダー温度240℃、金型温度
70℃にて、200mm×180mmで、一方の端面の
厚さが3.5mm、他方の端面の厚さが1.5mmであ
る楔形状の導光体を成形した。同時に、導光体の一方の
面にドット状の凹凸を転写形成した。得られた導光体の
ドット状凹凸面側に反射フィルム、その反対面に拡散フ
ィルムを積層して、肉厚の厚い端面に蛍光ランプを設置
して、図1に示したような構造のバックライトを構成し
た。
【0017】得られたバックライトの拡散フィルム面か
らの出射光の輝度を、図1に示したA〜Eの5点で測定
して、その平均値を平均輝度とし、最小輝度/最大輝度
を輝度斑として表1に示した。なお、平均輝度は、比較
例1との相対比較のため、実施例1での平均輝度を10
0として示した。
らの出射光の輝度を、図1に示したA〜Eの5点で測定
して、その平均値を平均輝度とし、最小輝度/最大輝度
を輝度斑として表1に示した。なお、平均輝度は、比較
例1との相対比較のため、実施例1での平均輝度を10
0として示した。
【0018】比較例1 シリコーン粒子を使用しない以外は実施例1と同様にし
て導光体を得た。得られた導光体を用いて、実施例1と
同様にバックライトを構成し、輝度測定を行い平均輝度
(実施例1の平均輝度100に対する値)と輝度斑を表
1に示した。
て導光体を得た。得られた導光体を用いて、実施例1と
同様にバックライトを構成し、輝度測定を行い平均輝度
(実施例1の平均輝度100に対する値)と輝度斑を表
1に示した。
【0019】実施例2 メタクリル樹脂(三菱レイヨン社製アクリペットVH#
001)と、屈折率(nd )1.44、平均粒径4.5
μmの真球状のシリコーン粒子(東芝シリコーン社製ト
スパール145)0.03重量%とを、ヘンシェル内で
2分間攪拌して混合した後、押出機(池貝社製PCM4
5)に投入し、バレル温度245℃、ダイス温度245
℃、スクリュー回転数200rpmにて混練押出し、押
出されたストランドをペレタイザーを用いてペレット化
した。得られたペレットは、メタクリル樹脂中にシリコ
ン粒子が均一に分散していた。
001)と、屈折率(nd )1.44、平均粒径4.5
μmの真球状のシリコーン粒子(東芝シリコーン社製ト
スパール145)0.03重量%とを、ヘンシェル内で
2分間攪拌して混合した後、押出機(池貝社製PCM4
5)に投入し、バレル温度245℃、ダイス温度245
℃、スクリュー回転数200rpmにて混練押出し、押
出されたストランドをペレタイザーを用いてペレット化
した。得られたペレットは、メタクリル樹脂中にシリコ
ン粒子が均一に分散していた。
【0020】得られたシリコーン粒子含有メタクリル樹
脂ペレットを、射出成形機(名機製作所社製M−200
−DM)を用いて、シリンダー温度240℃、金型温度
70℃にて、200mm×180mmで、厚さが4mm
である平板形状の導光体を成形した。得られた導光体の
一方の面に、白色インキを用いてドットパターンを印刷
し、印刷面側に反射フィルム、その反対面に拡散フィル
ムを積層して、肉厚の厚い端面に蛍光ランプを設置し
て、図2に示したような構造のバックライトを構成し
た。
脂ペレットを、射出成形機(名機製作所社製M−200
−DM)を用いて、シリンダー温度240℃、金型温度
70℃にて、200mm×180mmで、厚さが4mm
である平板形状の導光体を成形した。得られた導光体の
一方の面に、白色インキを用いてドットパターンを印刷
し、印刷面側に反射フィルム、その反対面に拡散フィル
ムを積層して、肉厚の厚い端面に蛍光ランプを設置し
て、図2に示したような構造のバックライトを構成し
た。
【0021】得られたバックライトの拡散フィルム面か
らの出射光の輝度を、図2に示したA〜Eの5点で測定
して、その平均値を平均輝度とし、最小輝度/最大輝度
を輝度斑として表1に示した。なお、平均輝度は、比較
例2との相対比較のため、実施例2での平均輝度を10
0として示した。
らの出射光の輝度を、図2に示したA〜Eの5点で測定
して、その平均値を平均輝度とし、最小輝度/最大輝度
を輝度斑として表1に示した。なお、平均輝度は、比較
例2との相対比較のため、実施例2での平均輝度を10
0として示した。
【0022】比較例2 シリコーン粒子を使用しない以外は実施例2と同様にし
て導光体を得た。得られた導光体を用いて、実施例2と
同様にバックライトを構成し、輝度測定を行い平均輝度
(実施例2の平均輝度100に対する値)と輝度斑を表
1に示した。
て導光体を得た。得られた導光体を用いて、実施例2と
同様にバックライトを構成し、輝度測定を行い平均輝度
(実施例2の平均輝度100に対する値)と輝度斑を表
1に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明は、特定のシリコーン粒子を特定
量含有した透明樹脂を用いて導光体を構成することによ
って、高輝度で、輝度斑の少ない均一なバックライトを
提供でき、液晶表示装置の高画質化、省電力化を達成で
きるものである。
量含有した透明樹脂を用いて導光体を構成することによ
って、高輝度で、輝度斑の少ない均一なバックライトを
提供でき、液晶表示装置の高画質化、省電力化を達成で
きるものである。
【図1】実施例1のバックライトの構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】実施例2のバックライトの構成を示す斜視図で
ある。
ある。
1 ・・・ 導光体 2 ・・・ 蛍光ランプ 3 ・・・ 反射フィルム 4 ・・・ 拡散フィルム
Claims (1)
- 【請求項1】 屈折率(nd )が1.39〜1.49、
平均粒径が0.5〜5μmのシリコーン粒子を0.01
〜0.1重量%含有した透明樹脂からなることを特徴と
する液晶表示装置のバックライト用導光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068394A JPH08262230A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 液晶表示装置のバックライト用導光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068394A JPH08262230A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 液晶表示装置のバックライト用導光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08262230A true JPH08262230A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=13372453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7068394A Pending JPH08262230A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 液晶表示装置のバックライト用導光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08262230A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004037875A1 (ja) * | 2002-10-22 | 2004-05-06 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | 加工性に優れた導光板用樹脂 |
KR100616594B1 (ko) * | 2004-07-02 | 2006-08-28 | 삼성전기주식회사 | 색 혼합성이 향상된 rgb 발광 다이오드 패키지 |
KR100708900B1 (ko) * | 2004-03-31 | 2007-04-18 | 제일모직주식회사 | 광산란 도광판 및 이를 이용한 액정표시장치 |
KR20120103464A (ko) * | 2011-03-09 | 2012-09-19 | 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 | 도광판용 수지 조성물 및 도광판 |
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1995
- 1995-03-27 JP JP7068394A patent/JPH08262230A/ja active Pending
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