JPH08262037A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

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JPH08262037A
JPH08262037A JP7067916A JP6791695A JPH08262037A JP H08262037 A JPH08262037 A JP H08262037A JP 7067916 A JP7067916 A JP 7067916A JP 6791695 A JP6791695 A JP 6791695A JP H08262037 A JPH08262037 A JP H08262037A
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piezoelectric body
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probe
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JP7067916A
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Takeshi Dou
毅 童
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、応答性を速め、探針や試料表面に
損傷を与えず、制御系パラメータの調整を不要とするた
め、検出した圧電体の変位と規範モデルの出力を比較
し、その偏差量を制御して圧電体の機械的な共振ピーク
を抑える。 【構成】プローブ変位検出部15から、カンチレバー1
4の探針の変位を検出し、カンチレバーのZ方向変位制
御部16で設定したリファレンス値と比較し、更にその
偏差を積分し印加電圧を生成する。この印加電圧を、モ
デル追従制御部18内のローパスフィルタ23を介し
て、圧電体3の規範モデル出力Zmを得る。この出力Z
mと、圧電体Z方向の変位検出部20により圧電体変位
センサ19からから得た圧電体3のZ方向の変位の偏差
を、比較器24及び比例微分制御部25で演算する。そ
して、比例微分制御部25の出力とカンチレバーのZ方
向変位制御部16とを比較器26で比較した後、圧電体
3の印加電圧を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は走査型プローブ顕微鏡
に関し、より詳細には規範モデルを利用して圧電体のZ
方向の追従制御を行う走査型プローブ顕微鏡に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】圧電体を用いた3次元走査機構は、微動
変位移動ステージをナノメートルオーダの分解能で駆動
するために、よく使われている。特に、トンネル電流を
利用して試料表面を原子寸度でなぞって画像化する走査
型トンネル顕微鏡(STM:Scanning Tunneling Micro
scope )や、原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force M
icroscope )等の原子分解能を必要とする走査型プロー
ブ顕微鏡(SPM:Scanning Probe Microscope )に於
いては、試料や探針のxyz方向の位置決めステージを
駆動する機構として広く普及している。
【0003】一般に、走査型プローブ顕微鏡は、上述し
たSTMを初めとして、多様化している探針と試料を接
近させ、その間に働く物理量を検出し、それを媒体にし
て試料表面の凹凸をなぞり、試料表面の性質の違いを知
る原子サイズオーダで三次元的な測定装置である。
【0004】また、上述したAFMはSTMに類似して
おり、走査型プローブ顕微鏡の1つとして位置付けられ
ている。AFMでは、自由端に鋭い探針を有するカンチ
レバーを、試料に対向、近接して設けている。そして該
カンチレバーの探針の先端の原子と試料原子との間に働
く相互作用力により、変位するカンチレバーの動きを電
気的或いは光学的に捕らえて測定しつつ、試料をXY方
向に走査し、カンチレバーの探針部との位置関係を相対
的に変化させることによって、試料の凹凸情報等を原子
サイズオーダで三次元的に捕らえることができる。
【0005】走査型プローブ顕微鏡に於いては、画素品
質の劣化を防止するために、高精度、高速応答の位置制
御技術の開発が要求されている。すなわち、高速走査性
及び試料表面の微細な情報変化の検出が求められてい
る。特に、XY走査速度が速くなるにつれ、Z方向の応
答性を更に速くしなければならない。
【0006】走査型プローブ顕微鏡に於ける高速走査、
高速応答を実現するための基本的考え方は、Z軸微動機
構用圧電体の共振周波数をできるだけ高くし、且つ共振
時の振幅をできるだけ小さくすることにある。すなわ
ち、圧電体の剛性をできるだけ高くする。すると、圧電
体の位置制御精度の向上は、圧電体の高い剛性及び制御
系の高ゲイン化によって達成することができると考えら
れる。
【0007】しかしながら、全ての機構材料が有限の質
量と剛性を有する限り、固有振動数の増大には限界があ
る。図7は、従来の走査型プローブ顕微鏡の構成の一例
を示したブロック図である。
【0008】この走査型プローブ顕微鏡は、測定する試
料1を支持する試料台2と、この試料台2を支持して且
つ試料台2を移動させる圧電体3と、自由端に探針を有
するカンチレバー4と、プローブ変位検出部5と、Z変
位サーボ制御部6と、XY信号走査部7と、画像表示装
置8とから構成される。
【0009】上記プローブ変位検出部5は、カンチレバ
ー4の探針と試料1との間の相互作用によって生じるカ
ンチレバー4の変位を、光学的及び電気的に検出し、変
位信号SzをZ変位サーボ制御部6へ出力する。
【0010】Z変位サーボ制御部6は、試料1の表面と
カンチレバー4の探針先端を一定距離に保つようにフィ
ードバック制御するためのものである。上記Z変位サー
ボ制御部6は、Z制御電圧Vzを圧電体3に印加して圧
電体3を伸縮させて試料1をZ方向に移動させる。それ
と共に、XY信号走査部7から出力されるXY走査信号
が圧電体3に印加されて2次元方向に走査される。この
ときのZ制御信号Vz、つまり試料1の凹凸情報が画像
表示装置8に転送される。すなわち、XY面内を走査す
るXY走査制御部に同期して、Z変位サーボ制御部6の
制御電圧が測定される。
【0011】画像表示装置8は、転送された測定データ
を格納し、試料表面の凹凸情報の3次元画像形成、及び
試料表面情報分析を行うためのものである。図8は、図
7に示された走査型プローブ顕微鏡のZサーボ制御部6
及びその周辺部の構成を示すブロック線である。
【0012】このフィードバック制御系に於いて、下記
(1)式で表される値のリファレンス信号とプローブ変
位検出部5から検出された変位信号Szとの差が比較器
9で求められる。その後、積分制御部10で積分され
て、圧電体3に印加される電圧Vzが生成される。
【0013】
【数1】
【0014】図9(a)は、従来例の圧電体のZ軸変位
量、積分器ゲインと印加電圧周波数の特性を示すボード
線図である。同図からもわかるように、圧電体3は、共
振周波数f0 に於いてピークが現れている。共振点の振
幅はかなり大きいものであり、走査型プローブ顕微鏡の
位置制御圧電体は、減衰性が悪い機械振動系であること
がわかる。
【0015】図9(a)に示されるように、Z軸圧電体
の第1次共振周波数付近での影響をできるだけ小さくす
るために、積分器のゲイン特性fiが圧電体3の共振点
からかなり低い周波数で落とされる。つまり、Z制御の
周波数特性は、図9(b)に示されるように、共振点に
於ける合成した閉ループのゲイン特性のピークを0dB
以下に抑えるように設定しなければならない。これは、
制御系は、ピーク値が0dBを越えると不安定になって
しまうからである。
【0016】図8に示される従来のZ軸サーボ制御系で
は、図9(b)に示されるように、合成した閉ループの
ゲイン特性が積分ゲインKiの増大と共に右にシフト
し、圧電体3の共振ピークを持ち上げるため、制御系が
不安定となる。したがって、実用的には、積分ゲインK
iをかなり小さな値で使わなくてはならない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】走査型プローブ顕微鏡
は、試料表面と探針先端を一定距離に保つように、試料
1をZ方向に制御しながらXY2次元方向に走査し、こ
のときの圧電体3に印加する電圧信号を試料表面の凹凸
情報として画像形成している。
【0018】しかしながら、圧電体3の特性として、変
位と印加電圧の周波数との関係に、図9に示されるよう
な固有振動特性があるために、Z方向の制御を高速に行
おうとすると、圧電体3が発振して安定したZ方向の制
御が行なえないという課題を有している。図8に示され
る従来のZ方向の変位サーボ制御系では、圧電体3の第
1次共振ピークの影響を避けるために、積分器のゲイン
特性が圧電体3の共振点からかなり低い所で落とされて
いる。それ故、閉ループのゲインを大きくとることがで
きず、サーボ系の応答が遅くなっている。
【0019】図10は、長さ40mm、直径9.2mm
の円筒型圧電体のZ方向の周波数特性を示したもので、
同図(a)はゲイン特性図、同図(b)は位相特性図で
ある。これにより、この圧電体は減衰性が悪い機械振動
系であることがわかる。
【0020】図11は、図10の圧電体を使用した従来
の走査型プローブ顕微鏡のZ方向の変位サーボ制御系の
応答特性図である。試料断面の形状は矩形状になってい
る。また、試料断面の凹凸の段差は約500nmであ
る。尚、図11では、実際の形状が破線で示され、追従
特性を表したものが実線で示されている。
【0021】図11(a)は、X方向に一定の走査速度
で、走査時にZ方向に圧電体が試料表面の凹凸の段差に
追従している様子を示した特性図である。同図では、追
従性が良くなく、立上がりが追従せずに丸くなっている
ことがわかる。
【0022】そこで、応答を速くするためには、積分器
のゲインを大きく設定しなければならない。しかしなが
ら、図11(b)に示されるように、積分器のゲインが
大きくなると応答は速くなるものの、発振しているのが
わかる。
【0023】更に、X方向の走査速度を倍に速くする
と、図11(c)に示されるように、圧電体が試料表面
の凹凸に追従しなくなってしまう。このように、図11
に示される試料の凹凸断面に対して、Z方向のサーボの
応答は良くないため、位置決め精度が高くできないとい
う課題を有している。したがって、大きい或いは険しい
段差を有した試料に対して、Z方向に測定誤差が生じる
ため、高速な2次元走査も行うことができず、高速の測
定をすることができない。特に、凹凸の大きい段差を有
する試料の場合、サーボの応答が遅いので、走査中に探
針が試料表面に当たってしまい、探針や試料の表面に損
傷を与える虞れもある。
【0024】また、試料台や試料を交換すると、その試
料台及び試料の重さの増加に伴って圧電体の共振点が低
い方にシフトするため、制御ゲインを更に下げなければ
ならない。そのため、試料台や試料の交換毎に、制御系
のパラメータを調整しなければならないという課題も有
している。
【0025】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、制御系を安定させて応答性を速めると共に、走査中
に探針が試料表面に当たって探針や試料の表面に損傷を
与える恐れがなく、試料台や試料の交換毎に制御系のパ
ラメータを調整しなくともよい走査型プローブ顕微鏡を
提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、圧
電体を用いた走査型プローブ顕微鏡に於いて、上記圧電
体のZ方向の変位を制御すべく所定の印加電圧を与える
Z方向変位制御手段と、上記圧電体のZ方向の変位を検
出するZ方向変位検出手段と、上記Z方向変位制御手段
から出力される電圧に基いて上記圧電体の規範モデルの
変位を算出し、この規範モデルの変位と上記Z方向変位
検出手段で検出された変位とに基いて、上記Z方向変位
制御手段から出力される電圧を上記圧電体の規範モデル
出力に追従するように制御して上記圧電体に与える追従
制御手段と具備することを特徴とする。
【0027】
【作用】この発明の走査型プローブ顕微鏡では、先ず、
カンチレバーの変位検出部、或いはトンネル電流検出部
から、カンチレバーの探針の変位Szを検出し、予め設
定されたリファレンス値と比較して、その偏差△Zを積
分器で積分し、下記(2)式で表される印加電圧を生成
する。
【0028】
【数2】 そして、上記(2)式の印加電圧を特定のローパスフィ
ルタを通し、圧電体の規範モデルの出力Zmを得る。こ
の圧電体の規範モデルの出力Zmと、圧電体Z方向の変
位検出部から得た圧電体のZ方向の変位の偏差△Sを、
比例微分制御部で演算する。これにより、圧電体の実際
変位が規範モデルの出力に追従するように圧電体の印加
電圧Vzを、下記(3)及び(4)式が成立するように
制御する。
【0029】
【数3】
【0030】このように、この発明の走査型プローブ顕
微鏡は、圧電体の変位を検出し、共振しない規範モデル
の出力と比較して、その偏差量を積極的に制御すること
によって、圧電体に印加する電圧を調節して圧電体の機
械的な共振ピークを抑圧する。その結果、制御帯域が拡
大され、制御ループのゲインを高く設定することができ
るため、Z方向変位サーボ制御系の応答を速くすること
が可能となる。
【0031】また、Z方向の制御精度が高くなると共
に、圧電体のXY方向の走査速度を遅くらせることな
く、安定で且つ高速な試料表面の微細な情報の変化を検
出することが可能となる。特に、凹凸差の大きい険しい
試料の場合、走査中に探針及び試料表面に大きな損傷を
与える恐れがなくなる。また、試料台や試料の重さの変
動に伴って圧電体の共振点が変化しても、制御ゲインを
変更しなくても、安定で且つ高速な試料表面の微細な情
報の変化を検出することが可能となる。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1は、この発明の第1の実施例で、走査型プ
ローブ顕微鏡による位置制御系の構成を示すブロック図
である。
【0033】図1に於いて、走査型プローブ顕微鏡は、
測定する試料11を支持する試料台12と、この試料台
12を支持して且つ試料台12を移動させる円筒型圧電
体13と、自由端に探針を有するカンチレバー14と、
プローブ変位検出部15と、カンチレバーのZ方向変位
制御部16と、XY信号走査部17と、モデル追従制御
部18と、圧電体のZ方向の変位を検出する圧電体変位
センサ19及び圧電体Z方向の変位検出部20と、SP
M(画像)表示装置21とから構成される。
【0034】上記プローブ変位検出部15は、カンチレ
バー14の探針と試料11との間の相互作用によって生
じるカンチレバー14の探針の変位を、光学的及び電気
的に検出し、変位信号SzをZ方向変位制御部16へ出
力する。
【0035】このZ方向変位制御部16は、試料11の
表面とカンチレバー14の探針先端を一定距離に保つよ
うにフィードバック制御するためのものであり、変位検
出、積分等機能を有しているものである。
【0036】すなわち、Z方向変位制御部16では、上
記プローブ変位検出部15から探針の変位Szが検出さ
れる。そして、この変位Szと予め設定されたリファレ
ンス値とが比較されて、その偏差△Zが積分器(図示せ
ず)で積分され、上記(2)式で表される印加電圧が生
成されて、モデル追従制御部18に出力される。
【0037】
【数4】
【0038】一方、上記圧電体Z方向の変位検出部20
では、試料台12上に載置されるZ方向の圧電体変位セ
ンサ19から圧電体3の実際変位Zkが検出される。こ
こで検出された変位信号Zkは、モデル追従制御部18
及び画像表示装置21に入力される。
【0039】また、XY信号走査部17から出力される
XY走査信号Vx,Vyは、圧電体13に印加されてこ
の圧電体13が2次元方向に走査される。このときのX
Y走査信号Vx,Vyは上記圧電体Z方向の変位検出部
20からの変位信号Zkと共に、画像表示装置21に転
送される。
【0040】モデル追従制御部18は、ローパスフィル
タ23と、比例微分制御部25と、比較器24及び26
とから構成される。ローパスフィルタの次数は、圧電体
13のZ方向の第1次共振ピークの次数と同じである。
ローパスフィルタ23のカットオフ周波数は、圧電体1
3のZ方向の第1次共振周波数に等しく設定される。
尚、このローパスフィルタ23は、アナログフィルタ、
デジタルフィルタの何れで構成しても良い。
【0041】また、上記圧電体変位センサ19は、例え
ば光学センサや静電容量センサで構成することができ、
これらによって、圧電体3のZ方向の変位を直接に検出
することができる。
【0042】このような構成に於いて、カンチレバーZ
方向変位制御部16から上記(2)式で表される値の電
圧指令を受けると、モデル追従制御部18では、ローパ
スフィルタ23を通過して圧電体13の規範モデルの変
位として変位Zmが生じる。つまり、この変位Zmは、
振動や外乱といった外乱的な要素の影響を受けない変位
である。
【0043】次いで、モデル追従制御部18内の比例微
分制御部25では、比較器24で比較された規範モデル
の出力Zmと、圧電体Z方向の変位検出部20で検出さ
れた圧電体13の実際変位Zkとの偏差が、下記6式及
び(7)式のように演算される。
【0044】
【数5】
【0045】そして、その偏差が、比例微分制御部25
で補正されて補正電圧△Vが生成される。この補正電圧
△Vが、比較器26にて上記(2)で表される値の印加
電圧に加算される。これにより、圧電体13の変位Zk
が規範モデル出力Zmに追従されるように制御される。
【0046】特に、共振点付近で圧電体13の印加電圧
が減少されて圧電体13の機械的な共振ピークの影響が
抑えられる。圧電体13の応答が規範モデルの出力と完
全に一致していれば、補正電圧△V=0となり、従来の
制御系と等価になる。
【0047】図2(a)及び(b)は、この第1の実施
例による走査型プローブ顕微鏡のZ方向の変位サーボ制
御系の試料表面凹凸の追従特性を示した図である。従来
の制御方式と比較するために、制御条件、すなわち試料
の段差、走査速度は、図11(a)及び(c)と同じで
ある。
【0048】尚、図2及び後述する図4では、実際の試
料断面の形状が破線で示され、追従特性を表したものが
実線で示されている。このように、第1の実施例によれ
ば、図2(a)に示されるように、X方向に一定の走査
速度で、走査時にZ方向に圧電体が試料表面の凹凸にほ
ぼ追従していることがわかる。従来の図11(a)に示
される応答特性図と比べて、試料表面の凹凸に対して圧
電体の追従性が向上していることが明らかである。
【0049】また、図2(b)に示されるように、同図
(a)に対してX方向に走査速度が倍に速くしても、圧
電体の追従特性は良好なものとなっている。しかも、図
11(c)の従来の応答特性と比べて、図2に示される
第1の実施例による応答特性は、その立ち上がり時間が
大幅に短くなっている。その結果、高速走査が可能であ
ることが示されている。
【0050】図3は、図10に示される特性図に対し
て、試料の重さが1.5倍になった場合の圧電体のZ方
向の周波数特性を示したもので、同図(a)はゲイン特
性図、同図(b)は位相特性図である。試料の重さが
1.5倍になっているため、共振点は6.441KHz
から5.401KHzに変動している。
【0051】しかしながら、上述したように走査型プロ
ーブ顕微鏡を構成することにより、共振点が変動して
も、制御ゲインを変更しなくても、図4に示されるよう
に、圧電体の試料表面の凹凸への追従性は良好である。
【0052】このように、圧電体の変位を検出し、共振
しない規範モデルの出力と比較して、その偏差量を積極
に制御することによって、圧電体に印加する電圧を調整
し、圧電体の機械的な共振ピークが十分に抑圧される。
その結果、制御帯域が拡大され、制御ループのゲインを
高く設定することができるため、Z方向変位サーボ制御
系の応答を速くすることができる。
【0053】また、Z方向の制御精度が高くなると共
に、圧電体のXY方向の走査速度を遅らせることなく、
安定で且つ高速な試料表面の微細な情報の変化を検出す
ることが可能となる。特に、凹凸差の大きい、険しい試
料の場合、走査中に探針及び試料表面に大きな損傷を与
える虞れがなくなる。
【0054】更に、試料台及び試料の重さの変動に伴っ
て圧電体の共振点が変化しても、制御ゲインを変更しな
くても、安定で且つ高速な試料表面の微細な情報の変化
を検出することが可能となる。
【0055】尚、上述した第1の実施例では、圧電体上
に試料台及び試料を載置したプローブ走査型顕微鏡を示
したが、これに限られずに、例えば図5に示されるよう
なカンチレバー走査のプローブ顕微鏡であっても良い。
【0056】すなわち、圧電体13′の下端に、探針を
有するカンチレバー14′と変位センサ用の板30が取
付けられ、このカンチレバーバー14′の探針の下方に
試料台12が位置される。そして、この試料台12上に
試料11が載置される。板30の上に、近傍に設けられ
た圧電体変位センサ19から、圧電体の変位が検出され
る。その他の構成は、図1と同じであるので説明は省略
する。
【0057】このように構成すれば、試料台や試料の重
さは変化しないので、圧電体の共振点も変化することが
ない。したがって、制御帯域も変化せず、制御ループの
ゲインを高く設定することが更に容易できるため、Z方
向変位サーボ制御系の応答を速くすることができる。
【0058】次に、この発明の第2の実施例について説
明する。図6は、この発明の第2の実施例で、走査型プ
ローブ顕微鏡による位置制御系の構成を示すブロック図
である。圧電体の変位は、カンチレバーの変位を検出す
ることによって間接的に検出される走査型プローブ顕微
鏡である。
【0059】図6に於いて、走査型プローブ顕微鏡は、
測定する試料11を支持する試料台12と、この試料台
12を支持して且つ試料台12を移動させる圧電体13
と、自由端に探針を有するカンチレバー14と、このカ
ンチレバー14の探針と試料11との間の相互作用によ
って生じる該カンチレバー14の変位を光学的に検出す
るプローブ変位検出部15と、カンチレバーのZ方向変
位制御部16と、XY信号走査部17と、モデル追従制
御部18及びSPM(画像)表示装置21とから構成さ
れる。
【0060】上記プローブ変位検出部15は、カンチレ
バー14の探針の変位を光学的及び電気的に検出し、変
位信号SzをカンチレバーのZ方向変位制御部16へ出
力するとに、上記画像表示装置21及びモデル追従制御
部18内の比較器24に出力する。
【0061】また、上記カンチレバーのZ方向変位制御
部16は、試料11の表面とカンチレバー14の探針先
端を、一定距離に保つようにフィードバックするための
ものである。そして、プローブ変位検出部15で検出さ
れた探針の変位Szと、予め設定された上記(1)式で
表されるリファレンス値と比較する。比較した後、その
偏差△Zを積分器(図示せず)で積分し、上記(2)式
で表される印加電圧を生成してモデル追従制御部18に
出力する。
【0062】
【数6】
【0063】モデル追従制御部18では、ローパスフィ
ルタ23、比較器24及び26、比例微分制御部25と
から構成されている。ローパスフィルタ23の次数は、
圧電体13のZ方向の第1次ピークの次数と同じであ
る。また、ローパスフィルタ23のカットオフ周波数
は、圧電体13のZ方向の第1次共振周波数に等しく設
定される。
【0064】カンチレバーZ方向の変位制御部16から
の上記(2)式で表される値の電圧指令は、ローパスフ
ィルタ23を通過し、圧電体13の規範モデルの変位と
して変位Zmが生じる。
【0065】更に、比較器24にて規範モデル(ローパ
スフィルタ23)の出力Zmと、プローブ変位検出部1
5で検出されたカンチレバーの実際変位Szとが比較さ
れ、その偏差が比例微分制御部25に於いて次のように
演算される。
【0066】
【数7】
【0067】すなわち、その偏差が比例微分制御部25
で補正されて、補正電圧△Vが生成される。そして、比
較器26にて、この補正電圧△Vを上記(2)式で表さ
れる印加電圧に加算する。
【0068】これにより、カンチレバー14の実際変位
Szを規範モデル出力Zmが追従するように圧電体13
が制御される。特に、共振点付近で圧電体13に印加電
圧を減少させて、圧電体13の機械的なピークの影響を
抑える。
【0069】尚、この第2の実施例の場合は、カンチレ
バー14の機械的な共振周波数を圧電体13の機械的な
共振周波数より2倍以上高くしなければならない。この
ように、カンチレバーの変位を検出することによって圧
電体の変位が検出され、この圧電体の変位を、共振しな
い規範モデルの出力と比較し、その偏差量を積極に制御
することによって、圧電体に印加する電圧を調節し、圧
電体の機械的な共振ピークが十分に抑圧される。その結
果、制御帯域が拡大され、制御ループのゲインを高く設
定することができるので、Z方向変位サーボ制御系の応
答を速くさせることができる。
【0070】また、Z方向の制御精度が高くなると共
に、圧電体のXY方向の走査速度を遅くらせずに、安定
で且つ高速な試料表面の微細な情報の変化を検出するこ
とが可能となる。特に、凹凸差の大きい、険しい試料の
場合、走査中に、探針及び試料表面に大きな損傷を与え
る恐れがなくなる。
【0071】尚、上述した実施例では、原子間力顕微鏡
を用いたが、この発明は走査型トンネル顕微鏡(ST
M)にも適用可能なことは勿論である。また、上述した
実施例では走査型プローブ顕微鏡として用いたが、半導
体製造に於ける露光装置の位置決め装置にもこの発明が
適用可能であるのは勿論である。
【0072】更に、規範モデルとしては単なる低次ロー
パスフィルタというように非常に簡単に構成することが
できる。したがって、従来の制御を行っていた位置走査
制御システムに対しても、僅かなソフトウェア或いはハ
ードウェアを追加するだけで容易に適用できるため、か
なり実用的である。
【0073】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成が得られる。 (1) 圧電体を用いた走査型プローブ顕微鏡に於い
て、上記圧電体のZ方向の変位を制御すべく所定の印加
電圧を与えるZ方向変位制御手段と、上記圧電体のZ方
向の変位を検出するZ方向変位検出手段と、上記Z方向
変位制御手段から出力される電圧に基いて上記圧電体の
規範モデルの変位を算出し、この規範モデルの変位と上
記Z方向変位検出手段で検出された変位とに基いて、上
記Z方向変位制御手段から出力される電圧を上記圧電体
の規範モデル出力に追従するように制御して上記圧電体
に与える追従制御手段と具備することを特徴とする走査
型プローブ顕微鏡。
【0074】(2) 上記追従制御手段は、上記Z方向
変位制御手段から出力される電圧に基いて上記圧電体の
規範モデルの変位を算出する変位算出手段と、この変位
算出手段で算出された変位と、上記Z方向変位検出手段
で検出された変位との偏差を求めて補正電圧を算出する
補正手段と、この補正手段で算出された補正電圧に従っ
て、上記Z方向変位制御手段から出力される電圧上記圧
電体の印加電圧を補正する手段とから成ることを特徴と
する上記(1)に記載の走査型プローブ顕微鏡。
【0075】(3) 上記Z方向変位検出手段は、上記
圧電体のZ方向の変位を直接的に検出する光学センサ若
しくは静電容量センサを有して構成されることを特徴と
する上記(2)に記載の走査型プローブ顕微鏡。
【0076】(4) 上記Z方向変位検出手段は、上記
圧電体のZ方向の実際変位を間接的に検出するトンネル
電流検出手段若しくはカンチレバーの変位検出手段を有
して構成されることを特徴とする上記(2)に記載の走
査型プローブ顕微鏡。
【0077】(5) 上記変位算出手段は、上記圧電体
のZ軸方向の第1次共振ピーク特性の次数に等しいアナ
ログローパスフィルタで、且つ、このフィルタのカット
オフ周波数がZ方向の第1次共振ピーク特性の共振周波
数に等しいアナログローパスフィルタで構成されること
を特徴とする上記(2)に記載の走査型プローブ顕微
鏡。
【0078】(6) 上記変位算出手段は、上記圧電体
のZ軸方向の第1次共振ピーク特性の次数に等しいデジ
タルローパスフィルタで、且つ、このフィルタのカット
オフ周波数がZ方向の第1次共振ピーク特性の共振周波
数に等しいデジタルローパスフィルタで構成されること
を特徴とする上記(2)に記載の走査型プローブ顕微
鏡。
【0079】上記(1)及び(2)の構成によれば、圧
電体の変位を検出し、共振しない規範モデルの出力と比
較して、その偏差量を積極的に制御することによって、
圧電体に印加する電圧を調整し、圧電体の機械的な共振
ピークが十分に抑圧される。その結果、制御帯域が拡大
され、制御ループのゲインを高く設定することができる
ため、Z方向変位サーボ制御系の応答を速くさせる。ま
た、Z方向の制御精度が高くなると共に、圧電体のXY
方向の走査速度を遅くせずに、安定で且つ高速な試料表
面の微細な情報の変化を検出することが可能となる。特
に、凹凸の大きい険しい試料の場合、走査中に探針及び
試料表面に大きな損傷を与える虞れがなくなる。
【0080】上記(3)及び(4)の構成によれば、試
料台及び試料の重さの変動に伴って圧電体の共振点が変
化しても、制御ゲインを変更しなくても、安定で且つ高
速な試料表面の微細な情報の変化を検出することが可能
となる。上記(5)及び(6)の構成によれば、規範モ
デルとしては単なる低次ローパスフィルタというように
非常に簡単な構成で実現することができる。
【0081】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、制御系
を安定させて応答性を速めると共に、走査中に探針が試
料表面に当たって探針や試料の表面に損傷を与える恐れ
がなく、試料台や試料の交換毎に制御系のパラメータを
調整しなくともよい走査型プローブ顕微鏡を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例で、走査型プローブ顕
微鏡による位置制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例による走査型プローブ顕微鏡のZ
方向の変位サーボ制御系の試料表面凹凸の追従特性を示
した図である。
【図3】試料の重さが1.5倍になった場合の圧電体の
Z方向の周波数特性を示したもので、(a)はゲイン特
性図、(b)は位相特性図である。
【図4】共振点変動した場合の試料表面の凹凸の追従特
性を示した図である。
【図5】この発明の第1の実施例の変形例で、逆走査型
プローブ顕微鏡による位置制御系の構成を示すブロック
図である。
【図6】この発明の第2の実施例で、走査型プローブ顕
微鏡による位置制御系の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の走査型プローブ顕微鏡の構成の一例を示
したブロック図である。
【図8】図7の走査型プローブ顕微鏡のZサーボ制御部
6及びその周辺部の構成を示すブロック線である。
【図9】(a)は従来例の圧電体のZ軸変位量、積分器
ゲインと印加電圧周波数の特性を示すボード線図、
(b)は同図(a)の各要素を合成した閉ループ周波数
特性を示すボード線図である。
【図10】従来の円筒型圧電体のZ方向の周波数特性を
示したもので、(a)はゲイン特性図、(b)は位相特
性図である。
【図11】従来の走査型プローブ顕微鏡のZ方向の変位
サーボ制御系の試料表面凹凸の追従特性を示した図であ
る。
【符号の説明】
11…試料、12…試料台、13…圧電体、14…カン
チレバー、15…プローブ変位検出部、16…カンチレ
バーのZ方向変位制御部、17…XY信号走査部、18
…モデル追従制御部、19…圧電体変位センサ、20…
圧電体Z方向の変位検出部、21…SPM(画像)表示
装置、23…ローパスフィルタ、24、26…比較器、
25…比例微分制御部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体を用いた走査型プローブ顕微鏡に
    於いて、 上記圧電体のZ方向の変位を制御すべく所定の印加電圧
    を与えるZ方向変位制御手段と、 上記圧電体のZ方向の変位を検出するZ方向変位検出手
    段と、 上記Z方向変位制御手段から出力される電圧に基いて上
    記圧電体の規範モデルの変位を算出し、この規範モデル
    の変位と上記Z方向変位検出手段で検出された変位とに
    基いて、上記Z方向変位制御手段から出力される電圧を
    上記圧電体の規範モデル出力に追従するように制御して
    上記圧電体に与える追従制御手段と具備することを特徴
    とする走査型プローブ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 上記追従制御手段は、 上記Z方向変位制御手段から出力される電圧に基いて上
    記圧電体の規範モデルの変位を算出する変位算出手段
    と、 この変位算出手段で算出された変位と、上記Z方向変位
    検出手段で検出された変位との偏差を求めて補正電圧を
    算出する補正手段と、 この補正手段で算出された補正電圧に従って、上記Z方
    向変位制御手段から出力される電圧上記圧電体の印加電
    圧を補正する手段とから成ることを特徴とする請求項1
    に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 上記Z方向変位検出手段は、上記圧電体
    のZ方向の変位を直接的に検出する光学センサ若しくは
    静電容量センサを有して構成されることを特徴とする請
    求項2に記載の走査型プローブ顕微鏡。
JP7067916A 1995-01-30 1995-03-27 走査型プローブ顕微鏡 Withdrawn JPH08262037A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008102144A (ja) * 2000-11-30 2008-05-01 Asylum Research Corp 高精度位置測定のための改良された直線型可変差動トランス
WO2008111433A1 (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Yokohama National University 原子間力顕微鏡装置

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