JP2003510583A - 広帯域幅リコイルレスマイクロアクチュエータ - Google Patents

広帯域幅リコイルレスマイクロアクチュエータ

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JP2003510583A
JP2003510583A JP2001525745A JP2001525745A JP2003510583A JP 2003510583 A JP2003510583 A JP 2003510583A JP 2001525745 A JP2001525745 A JP 2001525745A JP 2001525745 A JP2001525745 A JP 2001525745A JP 2003510583 A JP2003510583 A JP 2003510583A
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microactuator
probe
piezoelectric actuator
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クリーブランド、ジェイソン・ピー
グリッグ、デビッド
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ヴィーコ インスツルメンツ, インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 表面修正装置または表面測定装置(AFM)用のマイクロアクチュエータの帯域幅はマイクロアクチュエータ14を慣性平衡させてマイクロアクチュエータの動作で生じるモーメントに反作用することによりマイクロアクチュエータ14からその支持構造22に実質的な力が伝達されることを阻止することによって改善され、支持構造における共振の誘起を阻止する。実質的な力の伝達の阻止は、1)1次マイクロアクチュエータ234 とこの1次マイクロアクチュエータ234 に関して逆位相で反作用アクチュエータ236 とを含むマルチアクチュエータアセンブリ230 または2)マイクロアクチュエータの支持構造314 に取付けられた単一のマイクロアクチュエータ332 のいずれかを使用して達成され、それによりマイクロアクチュエータの動作中の支持構造にモーメントが伝達されることを阻止する。機器はまた機器の動作における僅かな初期不平衡の影響をさいしょうにするために高い内部制動を含むことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非常に微細な長さのスケールでオブジェクトの位置を設定すること
のできるマイクロアクチュエータに関する。特に、本発明は、サブナノメータの
精度でオブジェクトの位置を設定することのできるマイクロアクチュエータを使
用する装置に関する。本発明は、単一点ダイヤモンドターニングのような表面修
正用の走査プローブ顕微鏡のような表面測定用の分野で有用である。
【0002】
【従来の技術】
広範囲の装置で部品の小型化が進められており、プローブおよびツールのよう
なオブジェクトが急激に小さくなりつつあるスケールで正確かつ迅速に位置させ
る必要性が増加している。この傾向は表面修正装置では非常に重要である。その
理由は、装置が小型化されるにしたがって、高い正確度、安定度、および速度が
要求されるからである。例えば。ダイヤモンドターニング装置はサブナノメータ
の公差内で部品を加工できなければならない。この傾向は、プロフィルメータ、
およびサンプルのトポロジーその他の基体表面特性の測定を行う原子力顕微鏡(
AFM)および磁気力顕微鏡(MFM)を含む走査プローブ顕微鏡のような測定
装置においても同様に重要である。実際に、測定装置の正確度の要求では、製造
品質を確保し製造問題の診断を正確に行うために製造されるものよりも小さい分
解能ディメンションが迅速に得られなければならない。簡単に言えば、測定装置
は製造装置よりも高い分解能と正確度を有していなければならない。便宜上、以
下の説明はAFMについて行われるが、本発明により提示され解決された問題は
、他の測定装置でも生じるものであり、広い範囲の表面修正装置およびその他の
微細加工装置で問題とされるものであることが理解されるであろう。
【0003】 典型的なAFMはフレキシブルなカンチレバーとそのカンチレバーの自由端に
取付けられたチップを含むプローブを備えている。プローブは走査ステージ上に
取付けられ、その走査ステージは典型的にサンプルと共通の支持構造上に取付け
られている。走査ステージはXYアクチュエータアセンブリおよびZアクチュエ
ータを含んでいる。XYアクチュエータアセンブリは走査のためにX−Y平面で
移動するようにプローブを駆動する。ZアクチュエータはXYアクチュエータア
センブリ上に取付けられてプローブを支持し、X−Y平面に直交するZ軸方向に
プローブを駆動する。
【0004】 AFMは接触モードおよびタップモードを含んでいる。接触モードではカンチ
レバーはサンプル表面と接触して置かれ、カンチレバーの偏向はチップがサンプ
ル表面を牽引されるとき監視される。タップモード(タップおよびタップモード
はVeecoインスツルメント社の商標名である)では、カンチレバーはその共振周
波数またはその付近で機械的に振動され、そのためチップはサンプルの表面を反
復的に叩き、またはサンプルと相互作用してカンチレバーの振動の振幅を減少さ
せる。タップおよびタップモードに関しては米国特許第5,266,801号明
細書、同第5,412,980号明細書、および同第5,519,212号明細
書に記載されている。
【0005】 任意の動作モードにおいて、プローブとサンプルとの間の相互作用は、センサ
によって検出可能なカンチレバーの偏向振動振幅、位相または周波数のようなプ
ローブ動作パラメータに対する識別可能な影響を誘起する。その結果としてセン
サにより発生された信号はZアクチュエータに対するフィードバック制御信号と
して使用され、指定されたプローブ動作パラメータを一定に維持する。接触モー
ドでは指定されたパラメータは例えばカンチレバーの偏向である。タップモード
では、指定されたパラメータは例えば振動の振幅、位相または周波数である。フ
ィードバック信号はまた関心のある表面の特性の尺度を与える。例えば、タップ
モードでは、フィードバック信号はサンプル表面の高さまたは他のサンプル特性
を測定するためのプローブの振動の振幅を一定に維持するために使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
AFM動作中に、最大のデータ獲得レートはZアクチュエータに対するフィー
ドバックループの帯域幅に大きく依存している。例えば、1キロヘルツの帯域幅
を有するフィードバックループにより制御されるZアクチュエータは、毎秒1,
000の表面振動に追従することができる。歴史的に見て、Zアクチュエータの
共振はフィードバックループの帯域幅における最大の制限ファクタであると普通
に考えられている。それ故、Zフィードバックループの帯域幅を増加させるため
の従来の努力はZアクチュエータの共振周波数を増加させることに集中していた
。しかしながら、本発明者は、帯域幅はZアクチュエータのフィードバック制御
中にAFMの他の部品において誘起された共振運動によっても制限されることを
認識した。
【0007】 典型的なAFMはサンプル支持構造から走査ステージのための支持構造を通り
、走査ステージのXYアクチュエータアセンブリを通り、Zアクチュエータまで
延在する機械的ループを有している。AFMの帯域幅制限は典型的にAFMの機
械的ループのサブコンポーネントの最低の誘起された自然周波数に等しい。それ
故、本発明者は、マイクロアクチュエータの支持構造において誘起された運動を
消去することが必要であることを認識した。しかしながら、従来、この必要性は
満足されていなかった。
【0008】 それ故、本発明の第1の主目的は、小さい部品を製造するための機械加工ツー
ルあるいはそのようなツールによって加工された部品を測定する測定装置のよう
な装置のマイクロアクチュエータの帯域幅を増加させる方法を提供することであ
る。 本発明の別の目的は、第1の主目的に合致し、簡単でしかも効率的な方法を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴によれば、この目的は、マイクロアクチュエータからその
支持構造への実質上全ての力の伝達を阻止し、それによって支持構造中に誘起さ
れる共振を禁止することによって機器の帯域幅を増加させることによって達成さ
れる。
【0010】 力の実質的な伝達の阻止は、1)主アクチュエータおよびこの主アクチュエー
タに関して本質的に位相の外れで動作する反作用アクチュエータを含むマルチア
クチュエータ、または2)アクチュエータの動作中にアクチュエータの支持構造
へのモーメントの転送を阻止するように支持構造に取付けられた単一のアクチュ
エータのいずれかを使用することによって達成される。両方の技術はマイクロア
クチュエータから支持構造への顕著なモーメントの転送を阻止する。
【0011】 本発明の別の目的は、第1の主目的に合致し、ピエゾ電気アクチュエータによ
り使用することのできる方法を提供することである。
【0012】 本発明の別の特徴によれば、ピエゾ電気アクチュエータは反対側のマウントを
通ってその支持構造に取付けられ、その支持構造にモーメントを転送することな
く伸長および収縮するように構成されている。
【0013】 本発明のさらに別の目的は、第2の主目的に合致し、マイクロアクチュエータ
の支持構造に対するモーメントの転送を最小にしながら、可能な限りマイクロア
クチュエータの有効範囲を広く維持することである。
【0014】 本発明の別の特徴によれば、この目的は、プローブまたはその他の移動された
オブジェクトを支持するマイクロアクチュエータの端部の変位振幅をマイクロア
クチュエータの反対側の端部の変位振幅よりも大きくするために、異なったステ
フネスを有する間隔を隔てた偏向可能なマウントによって支持構造にマイクロア
クチュエータを取付けることによって達成される。慣性の平衡は、アクチュエー
タのオブジェクト支持端部と共に運動する質量に対してマイクロアクチュエータ
の反対側の端部と共に運動する質量の重量を増加させて、式 M1 V1 =M2 V
2 を満足させるようにすることによって維持される。
【0015】 本発明のさらに別の目的は、第1の主目的に合致し、わずかなアクチュエータ
の不平衡の影響を最小にする方法を提供することである。
【0016】 本発明の別の特徴によれば、この目的は、アクチュエータの振動を、好ましく
はアクチュエータと接触するポリマーダンパーを使用することによって制動する
ことによって達成される。
【0017】 本発明の第2の主目的は、マイクロアクチュエータの制御ループ中の改良され
た帯域幅を有する機器を提供することである。
【0018】 この目的は、第1の主目的に関連して前述したように構成されたZアクチュエ
ータを有するプローブベースの機器を提供することによって達成される。
【0019】 本発明のこれら、およびその他の目的、特徴および利点は添付図面を参照にし
た以下の詳細な説明から当業者には明らかであろう。しかしながら、詳細な説明
および特定の実施例は、本発明の好ましい実施形態を示すものであるが、例示と
して示されたものであって本発明の技術的範囲を限定するものではないことを認
識すべきである。多くの変形および変更が本発明の技術的範囲を逸脱することな
く行われることが可能であり、そのような変形変更は本発明の技術的範囲に含ま
れるべきものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
[セクション1.概要] 本発明によれば表面修正装置あるいは表面測定装置のような装置のマイクロア
クチュエータの周波数帯域幅は、マイクロアクチュエータの動作において発生す
るモーメントと反対の力によってマイクロアクチュエータからその支持構造への
力の伝達を阻止するためにマイクロアクチュエータを慣性平衡させ、それによっ
て支持構造中に誘起される共振を減少させることによって改善される。実質的な
力の阻止は、1)主マイクロアクチュエータおよびこの主マイクロアクチュエー
タに関して実質的に逆位相で動作する反対の作用のアクチュエータを含むマルチ
アクチュエータ、または2)マイクロアクチュエータの動作中にマイクロアクチ
ュエータの支持構造へのモーメントの転送を阻止するように支持構造に取付けら
れた単一のアクチュエータのいずれかを使用することによって達成される。機器
はまた機器の動作における何等かのわずかな不平衡が生じた場合にもその影響を
最小にするために高い内部制動を含むことが好ましい。
【0021】 [セクション2.システムの概要] 本発明は、迅速に高い正確度で表面の修正または表面の測定を行うような迅速
なマイクロ操作え要求される任意の装置に適用可能である。特に、本発明は、ト
ポグラフのような表面サンプル特性の測定を行い、あるいはダイヤモンドターニ
ング装置のような指定された機械加工機能を実行するために指定された動作パラ
メータを維持する装置に関する。これらの装置の例には、プロフィルメータ、磁
気力顕微鏡、原子力顕微鏡(AFM)、高速ツールサーボ装置、およびロボット
制御等が含まれる。したがって、便宜上本発明は主としてAFMに対するZアク
チュエータの制御に関連して説明されるが、その他の広い範囲の表面修正装置お
よび表面測定装置で使用されるマイクロアクチュエータにも同様に適用されるこ
とができることを認識すべきである。
【0022】 図1を参照すると、本発明が適用されるAFMは断続的にサンプル4 を操作す
るプローブ2 またはその他のコンタクトを含み、あるいはそれと相互作用する手
段、またはタップモードのような技術が使用される。プローブ2 はチップ振動装
置6 によって通常プローブの共振周波数またはその近傍の周波数で駆動される。
プローブ2 は、1)振動装置6 に固定されたベースと自由端とを有するカンチレ
バー8 および2)カンチレバー8 の自由端に取付けられたチップ10を備えている
。電気信号はAFM制御/コンピュータ12の制御下にAC信号源(図示せず)か
ら振動装置6 に供給され、プローブ2 を駆動して振幅A0 の自由振動で振動する
(AFMはタップモードその他の振動モードで動作していると仮定する)。プロ
ーブ2 はまたコンピュータ12によって制御される適当なXYZアクチュエータア
センブリ14を使用してサンプル4 に接近したり遠去かったりするように駆動され
ることができる。示されているようにサンプル4 の方向へプローブ2 を駆動する
ように構成されているのではなく、AFMはサンプル4 を可動X−Yステージ16
上に取付けるように構成され、それによりX−Yステージ16がプローブ2 に関し
てサンプル4 を移動させるために使用され、アクチュエータアセンブリ14が走査
運動を自由に行うようにすることもできる。プローブの運動は適当な変位センサ
18によって監視され、それは例えばレーザおよび光検出器またはその他の部品を
使用することができる。技術的に知られているように、センサ18からの信号は振
動の振幅、周波数、位相およびその他のパラメータを決定するために使用され、
それによりプローブとサンプルの相互作用が測定される。コンピュータ12はこの
測定値を使用してアクチュエータアセンブリ14を介して垂直のプローブ−サンプ
ル位置を制御してアクチュエータがX−Y平面においてサンプル表面上をプロー
ブが横方向に走査するときプローブとサンプルの相互作用を一定に維持する。こ
のフィードバックモートにおいて、アクチュエータアセンブリ14のZ部分(垂直
方向)に供給された電圧または信号は表面のトポロジーのような関心のある表面
特性を表している。走査位置の関数としてこの信号を記録することによって関心
のある表面特性を表す走査データを生成することができる。最後に適当なイメー
ジディスプレイ装置20がコンピュータ12に接続されて出力信号の人間に認識でき
るイメージ(ビデオ映像のような)を表示する。
【0023】 図2を参照すると、AFMの機械的部品は支持フレーム22と、XYZアクチュ
エータアセンブリ14と、プローブ2 とを備えている。支持フレーム22はほぼC形
であり、垂直脚24、XYZアクチュエータアセンブリ14を支持する上部水平脚26
、およびサンプル4 を支持する下部水平脚28を備えている。XYZアクチュエー
タアセンブリ14は電気的に動作されるアクチュエータでよく、X、Y、Z方向で
プローブの正確に制御された変位を行わせる。図示されたアセンブリ14はピエゾ
電気アクチュエータ,この目的に対しては好ましくはピエゾ電気チューブアクチ
ュエータを使用する。これらのアクチュエータはXYアクチュエータアセンブリ
30と、例示的な装置のマイクロアクチュエータを含むZアクチュエータアセンブ
リ32とを含んでいる。XYアクチュエータアセンブリ30は支持フレーム22の上部
水平脚26に取付けられた上端と下端とを備えている。Zアクチュエータアセンブ
リ32はXYアクチュエータアセンブリ30の下端に取付けられた上端と、プローブ
2 を支持する下端とを有している。
【0024】 図2から明らかなように、機械的な“ループ”がZアクチュエータアセンブリ
32からXYアクチュエータアセンブリ30へ、さらに支持フレーム22を通ってサン
プル4 へ延在している。本発明に適用可能ではない他のファクタを除外すると、
AFMの帯域幅の制限はこの機械的なループのサブコンポーネントの最低の自然
周波数に等しい。この事実を認識するとき、本発明は、Zアクチュエータアセン
ブリ32の動作中に、Zアクチュエータアセンブリ32のマイクロアクチュエータか
らXYアクチュエータアセンブリ30への力の転送を消去し、あるいは少なくとも
最小にする手段を含んでいる。この効果を得るために構成されたマイクロアクチ
ュエータのいくつかの限定的ではない実施形態について以下説明する。
【0025】 [セクション3.理論的2アクチュエータアセンブリ] 図3を参照すると、セクション1および2で記載された形式のAFMは概略的
にモデル化されている。この装置で、支持フレーム122 は無限大の質量の剛固な
構造であると仮定し、XYアクチュエータアセンブリ114 のXYアクチュエータ
アセンブリ130 はベースが剛固な構造122 に取付けられたカンチレバーとして示
されており、XYアクチュエータアセンブリ114 のZアクチュエータアセンブリ
132 はAFMのマイクロアクチュエータとして作用する1次Zアクチュエータ13
4 と反作用Zアクチュエータ136 とを備え、それらはそれぞれカンチレバーの自
由端の下面および上面に取付けられている。プローブ2 は1次Zアクチュエータ
134 の伸長、収縮において垂直に移動するように1次Zアクチュエータ134 の底
面に取付けられている。したがって、機器が不規則なプロフィルを有するサンプ
ルの表面上で走査されるとき、付勢電流はフィードバック下で1次Zアクチュエ
ータ134 に供給され、表面の変化に応じてプローブ2 を上下させる。1次Zアク
チュエータ134 に供給された付勢電流は図3でほぼ正弦波の曲線F0 によって表
される。
【0026】 反作用Zアクチュエータ136 は1次Zアクチュエータ134 によってXYアクチ
ュエータアセンブリに与えられる力に反作用する力をXYアクチュエータアセン
ブリ114 に与えるように駆動される。図示された実施形態において1次Zアクチ
ュエータ134 に対する付勢電流はほぼ正弦波の曲線F0 にしたがい、反作用Zア
クチュエータ136 に対する付勢電流の曲線F0 ' は曲線F0 と同じ振幅および同
じ周波数であるが、曲線F0 に対して位相が180度シフトされている。その結
果、2つのZアクチュエータ134 と136 は慣性が互いに平衡し、そのためXYア
クチュエータアセンブリ130 に作用する力は実質的に存在しない。したがってフ
ィードバック制御はXYアクチュエータアセンブリ130 中に共振を誘起すること
なく行われる。F0 とF0 ' の合計は可能な限りゼロに近くなければならない。
【0027】 [セクション4.実際の2アクチュエータアセンブリ] 図2および3の比較から、図3に示されたZアクチュエータアセンブリ132 は
図2に示された形式のピエゾ電気チューブタイプのXYZアクチュエータアセン
ブリにより容易に使用可能ではない。その理由はXYチューブアクチュエータア
センブリはその上に2個の反対に作用するZアクチュエータの取付けに導くカン
チレバーではないからである。同じまたは類似の効果を得るためのさらに実用的
な装置が図4に示されている。図4において、XYZアクチュエータアセンブリ
214 のXYアクチュエータアセンブリ230 は空洞238 を有して構成され、その空
洞238 中にZアクチュエータアセンブリ232 が配置されている。Zアクチュエー
タアセンブリ232 は機器のマイクロアクチュエータとして機能する第1の、また
は1次Zアクチュエータ234 と、第2の、反作用Zアクチュエータ236 と、中央
の交差ビーム240 と下部および上部の偏向可能なマウント242 および244 を備え
ている。交差ビーム240 は図3のXYアクチュエータアセンブリ130 のカンチレ
バー端部と同じように機能して、Zアクチュエータアセンブリの動作中に1次Z
アクチュエータ234 (図3の134 と類似している)から反作用の力を受ける。1
次Zアクチュエータ234 の第1の端部は交差ビーム240 上に取付けられ、1次Z
アクチュエータ234 の第2の端部は第1の偏向可能なマウント242 上に取付けら
れている。第1の偏向可能なマウント242 は1)比較的剛固な中央取り付け構造
体246 と、2)支持構造体246 の反対側から空洞238 の隣接周囲面に延在する1
対の横方向の両側のヒンジのセット248 および250 とを備えている。図示された
実施形態では、各ヒンジのセット248 と250 は1対の垂直に間隔を隔てた横方向
に延在するフレキシブルなヒンジを含み、それは剛固な取付け構造体246 および
XYアクチュエータアセンブリ230 の支持構造と一体に形成され、2)空洞238
内の取付け構造体246 の垂直移動を可能にするために1次Zアクチュエータ234
の伸長、収縮において屈曲するように構成されている。プローブ2 は取付け構造
体246 の底面に設置され、それによって1次Zアクチュエータの付勢されたとき
取付け構造246 を垂直に移動させる。
【0028】 反作用Zアクチュエータ236 は1次Zアクチュエータ234 の鏡像を構成する。
その第1の端部はビーム240 の上面に接続され、第2の端部は偏向可能な上部マ
ウント244 に接続されている。偏向可能な上部マウント244 は偏向可能な下部マ
ウント242 と同様に、1)中央の、比較的剛性の取り付け構造252 と、2)1対
の垂直に間隔を隔てたフレキシブルなヒンジをそれぞれ含む第1および第2の横
方向の反対側のヒンジセット254 および256 とを含んでいる。
【0029】 1次Zアクチュエータ234 と、その対応する偏向可能なマウント242 と、およ
びプローブ2 の集合質量M1 は、反作用Zアクチュエータ236 と、その偏向可能
なマウント244 の集合質量M2 に等しい。同様に第1の偏向可能なマウント242
のヒンジセット248 および250 の集合スティフネスK1 は、第2の偏向可能なマ
ウント244 のヒンジセット254 および256 の集合スティフネスK2 に等しい。こ
の構成の結果として、大きさが等しく方向が反対の付勢電流が上記のセクション
3で説明したようにZアクチュエータ234 および236 に供給されたとき、大きさ
が等しく方向が反対の力がビーム240 の反対側に作用する。ヒンジセット248 ,
250 ,254 および256 によってXYアクチュエータアセンブリ230 の残りの部分
に与えられた非常に小さい力は互いに打消されて消去される。その結果、第1の
実施形態と同様に、顕著な実質的な力はXYアクチュエータアセンブリ230 に作
用せず、顕著な共振は誘起されない。換言すれば、 M1 K1 =M2 K2 ここで、M1 は1次Zアクチュエータ234 と、その関連する偏向可能なマウン
ト242 と、およびプローブ2 の集合質量; K1 はヒンジセット248 および250 の集合スティフネス; M2 は反作用Zアクチュエータ236 とそれに関連する偏向可能なマウント244
との集合質量; K2 はヒンジセット254 および256 の集合スティフネスである。
【0030】 使用において、Zアクチュエータアセンブリ230 の両端の変位Zおよび速度V
はそれらの端部の質量およびスティフネスに直接比例する。すなわち、M1 V1
=M2 V2 である。それ故、結果的に慣性のバランスはXYアクチュエータアセ
ンブリ230 に対する実質的な力の伝達の阻止によって得られる。
【0031】 この2個のアクチュエータの方法は顕著な有効な特徴を有する。例えば、1次
Zアクチュエータ234 の上端が剛性のビーム240 と接触していることにより運動
が阻止されていることにより、1次Zアクチュエータの運動の全範囲が取付け構
造体246 の運動に変換され、したがって、プローブ2 の対応する運動に変換され
る。それ故、1次Zアクチュエータの運動の全範囲が表面の高さの変化の追跡に
使用されることができ、それによって比較的大きい高さの変化を有する表面のプ
ロフィル計測のような測定を可能にする。第2に、偏向可能なマウントの質量ま
たはヒンジの特性の不整合は、1次Zアクチュエータ234 と反作用Zアクチュエ
ータ236 に対して異なった利得を与えることによって補償されることができ、所
望の力の平衡を得ることができる。
【0032】 [セクション5.第1の単一アクチュエータアセンブリ] 図5を参照すると、XYZアクチュエータアセンブリ314 の一部が示されてお
り、それは図4を参照にして上述したような構成のXYアクチュエータアセンブ
リ330 および単一アクチュエータのZアクチュエータアセンブリ332 を備えてい
る。Zアクチュエータアセンブリ332 は、1)機器のマイクロアクチュエータと
して機能する単一のZアクチュエータ334 と、2)XYアクチュエータアセンブ
リ330 中の空洞338 中にZアクチュエータ334 を取付ける上部および下部の整合
された偏向可能なマウント342 および344 を具備している。図4の実施形態と同
様に、下部の偏向可能なマウント342 は1)剛固な中央の取付け構造体346 と、
2)2個の垂直に間隔を隔てられているフレキシブルなヒンジをそれぞれ含む第
1および第2の横方向の両側のヒンジセット348 と350 を備えている。また、図
4の実施形態のように、上部の偏向可能なマウント344 は1)剛固な中央の取付
け構造体352 と、2)2個の垂直に間隔を隔てられているフレキシブルなヒンジ
をそれぞれ含む第1および第2の横方向の両側のヒンジセット354 と356 を備え
ている。Zアクチュエータ334 の上端は上部の偏向可能なマウント344 の取付け
構造体352 の下側に向いた表面に固定され、Zアクチュエータ334 の下端は下部
の偏向可能なマウント342 の取付け構造体346 の上方を向いた表面に固定されて
いる。下部マウント342 のヒンジセット348 および350 の集合スティフネスK1
は、上部マウント344 のヒンジセット354 および356 の集合スティフネスK2 に
等しい。同様に、下部マウント342 およびアクチュエータ334 の下端部の集合質
量M1 (プローブ2 の比較的小さい無視できるような質量を含む)は、上部マウ
ント344 およびアクチュエータ334 の上端部の集合質量M2 に等しい。したがっ
て、式 M1 K1 =M2 K2 が満足される。
【0033】 使用において、Zアクチュエータ334 の上下端の変位速度V1 およびV2 は、
M1 K1 =M2 Kであることによって大きさが等しく方向が反対である。その結
果、式 M1 V1 =M2 V2 が満足される。XYアクチュエータアセンブリ330
に対する実質的な力の伝達はない。
【0034】 [セクション6.第2の単一アクチュエータアセンブリ] 本発明の別の実施形態では、Zアクチュエータアセンブリの質量中心は、質量
およびスティフネス一がZアクチュエータアセンブリを慣性平衡させるように構
成されている場合には、XYアクチュエータアセンブリに力を作用させることな
く運動できる。この効果を達成するように構成されたXYZアクチュエータアセ
ンブリ414 は図6に示されている。アクチュエータアセンブリ414 は、1)図4
および5に関連して上述のように構成されたXYアクチュエータアセンブリ430
と、2)移動可能な質量中心を有する単一アクチュエータの慣性平衡されたZア
クチュエータアセンブリ432 とを備えている。Zアクチュエータアセンブリ432
は、1)機器のマイクロアクチュエータとして機能する単一のZアクチュエータ
アセンブリ434 と、2)XYアクチュエータアセンブリ430 の空洞438 中にZア
クチュエータアセンブリ434 を取付ける偏向可能な上部および下部マウント442
および444 とを備えている。図5の実施形態と同様に、偏向可能なマウント442
は1)剛固な中央の取付け構造体446 と、2)2個の垂直に間隔を隔てられてい
るヒンジをそれぞれ含む第1および第2の横方向の両側のフレキシブルなヒンジ
のセット448 と450 を備えている。また、図5の実施形態のように、上部の偏向
可能なマウント444 は1)剛固な中央の取付け構造体452 と、2)2個の垂直に
間隔を隔てられているフレキシブルなヒンジをそれぞれ含む第1および第2の横
方向の反対側のヒンジセット454 と456 を備えている。Zアクチュエータ434 の
上端は偏向可能な上部マウント444 の取付け構造体452 の下方に向いた表面に固
定され、Zアクチュエータ434 の下端は偏向可能な下部マウント442 の取付け構
造体446 の上方に向いた表面に固定されている。プローブ2 は下部マウント442
の取付け構造体446 の底面に固定されている。
【0035】 この実施形態では、偏向可能な上部マウント444 のヒンジのセット454 および
456 は偏向可能な下部マウント442 のヒンジのセット448 および450 よりも堅牢
で、そのためスティフネスK1 はスティフネスK2 よりも小さい。この構成の結
果として、Zアクチュエータ434 の下端は、Zアクチュエータが付勢されたとき
上端よりも実質的に大きく移動する。実際問題として、Zアクチュエータの下端
の運動範囲、したがってプローブの運動範囲は、図5に示された等しいヒンジの
厚さを有するように構成された同じアクチュエータに比較したとき約50%増加
する。それ故、典型的なピエゾ電気アクチュエータの有効範囲は約5ミクロンか
ら約7〜8ミクロンに増加する。
【0036】 モーメントを平衡させてXYアクチュエータサブアセンブリ430 に実質的な力
が伝達されるのを阻止するために、質量がZアクチュエータ434 の上端と共に運
動する構造に付加されて、それによって、M1 K1 =M2 K2 およびM1 V1 =
M2 V2 とされなければならない。この質量は偏向可能な上部マウント444 の上
部または内部に取付けられる重錘458 の形態であることが好ましい。重錘458 の
質量はAFMの動作中に質量が段階的に重錘458 に付加されたは除去されるとき
AFMの周波数応答特性を緊密に監視しながら決定され、経験的に同調されるこ
とができる。この技術は図7のA乃至Cに周波数応答特性のファミリーとしてグ
ラフで示されており、それらは周波数アナライザを使用してカンチレバーが表面
と相互作用するとき駆動周波数の変化に対する機器の応答を監視することによっ
て得ることができる。図7のAは重錘458 が過大な質量を使用する結果として得
られた共振/反共振曲線500 を示している。図7のCは重錘458 が過小な質量を
使用する結果として得られたの反共振/共振曲線504 を示している。図7のBは
重錘458 が式 M1 V1 =M2 V2 を満足させるために必要な質量M2 を有する
曲線502 を示しており、その場合には共振は実質的に回避されている。
【0037】 慣性平衡の結果的な損失により最も注意深く設計されたシステムであっても質
量またはスプリングの不整合が生じる可能性はある。機器の動作におけるこれら
の僅かな不整合による悪影響は、Zアクチュエータアセンブリ432 の上面および
下面と接触している制動材料を使用するアクチュエータアセンブリの振動の内部
制動により著しく減少させることができる。図示の実施形態では、この効果は、
RTVシリコーンのような比較的圧縮性のポリマー材料のような制動材料により
XYアクチュエータアセンブリ460 中の空洞438 の残された空間を満たすことに
よって達成される。このような構成により、XYアクチュエータアセンブリ430
の誘起された共振振動は、ピークの振幅が小さく、広い周波数範囲となる。リン
グダウン時間、すなわち最初の共振と振動の終わりとの間の時間の長さも非常に
減少させることができる。
【0038】 ポリマー材料の制動効果は、XYアクチュエータアセンブリ430 の上端内およ
びAFMフレーム(図示せず)中の空隙のような機械的ループ中の他の点に付加
的な制動材料を配置することによって最大にすることができる。したがって、機
器内のすべて構造の共振を軽減することができる。もちろん、制動材料はまた同
じ効果を得るために上記のセクション3乃至5に記載された他の実施形態に関連
して使用されることができる。
【0039】 上記の各実施形態において、Zアクチュエータの応答時間は劇的に増加され、
しばしば10対20のような係数で増加される。Zフィードバックループ帯域幅
および対応する走査における増加において少なくとも幾らかの対応した増加が可
能である。この走査速度における劇的な増加は、研究室から工業的設定に拡張さ
れるために継続される測定の応用として高い走査速度に対する継続して増加して
いる要望に対して非常に有効である。同様の利点は表面修正装置およびその他の
マイクロアクチュエータ装置において得られる。
【0040】 多くの変更、変形が本発明の技術的範囲を逸脱することなく行われることがで
きる。これらの変更のいくつかについては上述した。その他の変更の範囲は特許
請求の範囲の記載から明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施形態を含むAFMの概略図。
【図2】 図1に示したものより簡略されていない図1のAFMの構成部品の概略図。
【図3】 図1および2のAFMのZアクチュエータアセンブリからその支持構造への実
質的な力の転送を阻止するための理論的構造の概略図。
【図4】 図3の理論的構造の効果を達成するように構成されたマイクロアクチュエータ
を含むアクチュエータアセンブリの一部の第1の実施形態を示す断面図。
【図5】 本発明の第2の実施形態により構成されたマイクロアクチュエータを含むアク
チュエータアセンブリの一部の断面図。
【図6】 本発明の第3の実施形態により構成されたマイクロアクチュエータを含むアク
チュエータアセンブリの一部の断面図。
【図7】 励起周波数の変化に対する種々のマイクロアクチュエータの質量の応答特性を
示す周波数応答曲線図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/09 H01L 41/08 U H02N 2/00 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 クリーブランド、ジェイソン・ピー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 93001 ベンチュラ、ピアーポント・ブー ルバード 2524 (72)発明者 グリッグ、デビッド アメリカ合衆国、コネチカット州 06033 グラストンバリー、スプルース・レーン 69

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)マイクロアクチュエータが結合される支持構造に対し
    てオブジェクトを移動するためにマイクロアクチュエータを付勢し、 (B)マイクロアクチュエータの付勢中、前記マイクロアクチュエータから前
    記支持構造へのモーメント移動を少なくとも実質的に阻止する機器の動作方法。
  2. 【請求項2】 前記マイクロアクチュエータは、第1および第2の反対側の
    端部を有するピエゾ電気アクチュエータを具備し、前記オブジェクトは付勢ステ
    ップ中前記ピエゾ電気アクチュエータの第1の端部と共に移動し、前記阻止する
    ステップは、付勢ステップ中前記ピエゾ電気アクチュエータが前記支持構造に実
    質的に力を与えることなく前記オブジェクトを移動させるように前記支持構造に
    前記ピエゾ電気アクチュエータを結合する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記マイクロアクチュエータは、さらに、1)前記支持構造
    上に前記ピエゾ電気アクチュエータの第1の端部を取付ける第1の偏向可能なマ
    ウントと、2)前記支持構造上に前記ピエゾ電気アクチュエータの第2の端部を
    取付ける第2の偏向可能なマウントとを備え、前記第1と第2のマウントは前記
    ピエゾ電気アクチュエータの付勢において偏向される請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記阻止するステップにおいて、前記ピエゾ電気アクチュエ
    ータから前記支持構造へのモーメントの移動を実質的に阻止する請求項2記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記ピエゾ電気アクチュエータの第1の端部の移動において
    移動する全ての構造は第1の結合された質量M1 を有し、前記ピエゾ電気アクチ
    ュエータの第2の端部の移動において移動する全ての構造は第2の結合された質
    量M2 を有し、前記第1および第2のマウントはそれぞれスティフネスK1 およ
    びK2 を有し、 K1 はK2 よりも小さく、 前記阻止するステップは式M1 K1 =M2 K2 を満足させる請求項4記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 ピエゾ電気アクチュエータの移動中に、前記ピエゾ電気アク
    チュエータの前記第1および第2の端部はそれぞれ第1および第2の速度V1 お
    よびV2 で移動し、 前記阻止するステップは式M1 V1 =M2 V2 を満足させる請求項5記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記変更に対する前記機器の周波数応答特性を監視
    しながら質量M2 を変更することによって式M1 V1 =M2 V2 を満足させる質
    量M2 の値を決定し、マイクロアクチュエータの励起周波数の少なくとも実質的
    に全範囲に対して少なくとも実質的に共振および反共振が回避される請求項6記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ピエゾ電気アクチュエータと接触する制動材料によって
    前記ピエゾ電気アクチュエータの運動を制動する請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ピエゾ電気アクチュエータは付勢ステップ中前記支持構
    造に力を作用させる第1のピエゾ電気アクチュエータを具備し、 前記アクチュエータアセンブリはさらに第2のピエゾ電気アクチュエータを具
    備し、 前記阻止するステップは、前記支持構造に力を作用するように前記第1のピエ
    ゾ電気アクチュエータの付勢中に前記第2のピエゾ電気アクチュエータを付勢し
    、その力は、1)前記第1のピエゾ電気アクチュエータによって前記支持構造上
    に与えられる力と同じ大きさであり、2)第1のピエゾ電気アクチュエータによ
    って前記支持構造上に与えられる力と反対方向である請求項2記載の方法。
  10. 【請求項10】 さらに、前記マイクロアクチュエータと接触する制動材料
    によって前記マイクロアクチュエータの運動を制動する請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記制動材料はポリマー材料である請求項10記載の方法
  12. 【請求項12】 前記機器はプローブベースの測定装置を含み、さらに、 (A)前記機器のプローブによりサンプルの表面を走査し、移動可能な素子は
    前記プローブの1つを含み、前記サンプルは前記マイクロアクチュエータ上に設
    置され、前記マイクロアクチュエータは前記支持構造上に取付けられ、 (B)前記プローブにおけるプローブ/サンプル相互作用の影響を監視し、 (C)監視ステップに応じてフィードバック制御下で前記マイクロアクチュエ
    ータを付勢する請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記マイクロアクチュエータはサンプルに関する1つの軸
    に沿って前記移動素子を変位させるZアクチュエータを含み、 前記支持構造は前記軸に対して直交して延在する平面において前記移動素子を
    移動させるXYアクチュエータアセンブリを具備し、さらに、前記XYアクチュ
    エータアセンブリと接触する制動材料を使用する前記XYアクチュエータアセン
    ブリの運動を制動する請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記マイクロピエゾ電気アクチュエータは付勢ステップ中
    に前記支持構造に力を作用させ、 前記阻止するステップは、付勢ステップ中に前記支持構造に力を作用させ、そ
    の力は、1)前記マイクロアクチュエータによって前記支持構造上に与えられる
    力と本質的に同じ大きさであり、2)前記マイクロアクチュエータによって前記
    支持構造上に与えられる力と少なくとも本質的に反対方向である請求項1記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 (A)プローブによりサンプルの表面を走査し、移動可能
    な素子は前記プローブの1つを含み、前記サンプルは支持構造上に取付けられた
    アクチュエータアセンブリ上に配置され、前記アクチュエータアセンブリはその
    上に前記移動可能な素子が支持され、ている第1の接続点と第2の接続点とを有
    しているピエゾ電気アクチュエータを含み、 (B)前記プローブにおけるプローブ/サンプル相互作用の影響を監視し、 (C)監視ステップに応じてフィードバック制御下で前記ピエゾ電気アクチュ
    エータを付勢し、 (D)ピエゾ電気アクチュエータの付勢中、前記アクチュエータアセンブリと
    前記支持構造との間の相互作用を制御して前記ピエゾ電気アクチュエータから前
    記支持構造上に実質上力が作用することを阻止し、それによって前記支持構造に
    おける共振の誘導を禁止することによってプローブ帯域幅を増加させる方法。
  16. 【請求項16】 (A)プローブによりサンプルの表面を走査し、移動可能
    な素子は前記プローブの1つを含み、前記サンプルは第1および第2の端部を有
    するピエゾ電気アクチュエータの第1の端部上に支持され、前記ピエゾ電気アク
    チュエータの第1の端部は第1の偏向可能なマウントを介して支持構造上に取付
    けられ、前記ピエゾ電気アクチュエータの第2の端部は第2の偏向可能なマウン
    トを介して前記支持構造上に取付けられ (B)前記プローブにおけるプローブ/サンプル相互作用の影響を監視し、 (C)監視ステップに応じてフィードバック制御下で前記ピエゾ電気アクチュ
    エータを付勢し、少なくとも1つのプローブの動作パラメータを本質的に一定に
    保持し、 付勢ステップ中、前記第1および第2のマウントは反対方向に偏向され、前記
    ピエゾ電気アクチュエータは前記支持構造上に実質上に実質的に力を作用させる
    ことなく拡張し、それによって前記支持構造における共振の誘導を禁止すること
    によってプローブ帯域幅を増加させる方法。
  17. 【請求項17】 前記ピエゾ電気アクチュエータの第1の端部の移動におい
    て移動する全ての構造は第1の結合された質量M1 を有し、前記ピエゾ電気アク
    チュエータの第2の端部の移動において移動する全ての構造は第2の結合された
    質量M2 を有し、 ピエゾ電気アクチュエータの運動中、前記ピエゾ電気アクチュエータの前記第
    1および第2の端部はそれぞれ第1および第2の速度V1 およびV2 で運動し、 前記阻止するステップにおいて、式M1 V1 =M2 V2 を満足させるように互
    いに関して質量M1 およびM2 を設定する請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 さらに、前記変更に対する前記機器の周波数応答特性を監
    視しながら質量M2 を変更することによって式M1 V1 =M2 V2 を満足させる
    質量M2 の値を決定し、質量M2 がピエゾ電気アクチュエータの励起周波数の全
    範囲に対して少なくとも実質的に共振および反共振が回避されることを確実にし
    ている請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 (A)アクチュエータ支持構造と、 (B)オブジェクトと、 (C)前記アクチュエータ支持構造上に支持され、前記オブジェクトを支持し
    ているアクチュエータアセンブリとを具備し、 前記アクチュエータアセンブリは、前記マイクロアクチュエータの付勢された
    とき前記マイクロアクチュエータによって前記アクチュエータ支持構造上に実質
    上に実質的に力が作用しないように前記アクチュエータ支持構造と相互作用する
    ように構成されたマイクロアクチュエータを具備している機器。
  20. 【請求項20】 前記アクチュエータアセンブリはさらに前記アクチュエー
    タ支持構造に前記マイクロアクチュエータを接続する偏向可能な取付け装置を具
    備している請求項19記載の機器。
  21. 【請求項21】 前記マイクロアクチュエータは少なくとも第1および第2
    の接続点を有するピエゾ電気アクチュエータを具備している請求項19記載の機
    器。
  22. 【請求項22】 前記アクチュエータ支持構造はそこに形成された空洞を有
    し、前記ピエゾ電気アクチュエータは少なくとも部分的にその空洞中に位置し、
    前記アクチュエータアセンブリはさらに前記空洞の周囲表面に前記ピエゾ電気ア
    クチュエータから延在している偏向可能なマウントを具備している請求項21記
    載の機器。
  23. 【請求項23】 前記マウントは前記ピエゾ電気アクチュエータの第1の接
    続点から前記空洞の前記周囲表面に延在する第1の偏向可能なマウントであり、
    前記アクチュエータアセンブリはさらに前記ピエゾ電気アクチュエータの第2の
    接続点から前記空洞の前記周囲表面に延在している第2の偏向可能なマウントを
    具備している請求項22記載の機器。
  24. 【請求項24】 前記両方のマウントは本質的に同じスティフネスを有して
    いる請求項23記載の機器。
  25. 【請求項25】 前記オブジェクトは前記第1のマウントに取付けられ、第
    2のマウントは前記第1のマウントよりも堅牢であり、前記アクチュエータアセ
    ンブリはさらに前記第2のマウント上に設けられて前記第2のマウントの質量M
    2 と結合される付加的な質量を含み、この付加的な質量は前記第1のマウントと
    前記オブジェクトの組合わせた質量M1 よりも著しく重く、それにより前記M2
    に対する前記M1 の比は前記第2のマウントのスティフネスに対する前記第1の
    マウントのスティフネスに実質的に等しくされている請求項23記載の機器。
  26. 【請求項26】 前記ピエゾ電気アクチュエータは第1の接続点と第2の接
    続点とを有する第1のピエゾ電気アクチュエータであり、前記マウントは第1の
    偏向可能なマウントであり、前記アクチュエータ支持構造はさらに前記空洞を横
    切って延在し第1および第2の両端の端部を有する比較的剛性のビームを備え、
    前記第1のピエゾ電気アクチュエータの第2の接続点は前記ビームの第1の側に
    取付けられ、前記オブジェクトは前記第1のピエゾ電気アクチュエータの前記第
    1の接続点上に取付けられ、前記アクチュエータアセンブリはさらに、1)前記
    ビームの第2の側に取付けられた接続点を有する第2のピエゾ電気アクチュエー
    タと、2)前記第2のピエゾ電気アクチュエータから前記空洞の前記周囲表面に
    延在する第2の偏向可能なマウントとを具備している請求項22記載の機器。
  27. 【請求項27】 前記アクチュエータアセンブリはさらに、前記ピエゾ電気
    アクチュエータと接触している前記空洞中に配置された制動材料を有している請
    求項21記載の機器。
  28. 【請求項28】 前記アクチュエータアセンブリはさらに前記アクチュエー
    タと接触している制動材料を有している請求項19記載の機器。
  29. 【請求項29】 前記制動材料はポリマー材料を含んでいる請求項28記載
    の機器。
  30. 【請求項30】 前記オブジェクトはサンプルの特性を測定するプローブを
    具備している請求項19記載の機器。
  31. 【請求項31】 前記マイクロアクチュエータは前記サンプルに関する軸に
    沿って前記プローブを変位させるZアクチュエータを具備し、前記アクチュエー
    タ支持構造は前記軸に直交して延在し、その上に前記Zアクチュエータが取付け
    られている平面において前記プローブを変位させるXYアクチュエータアセンブ
    リを具備している請求項30記載の機器。
  32. 【請求項32】 さらに、前記XYアクチュエータアセンブリと接触してい
    るポリマーダンパーを具備している請求項31記載の機器。
  33. 【請求項33】 前記機器は走査プローブ顕微鏡である請求項30記載の機
    器。
  34. 【請求項34】 (A)空洞を形成されているアクチュエータ支持構造と、 (B)サンプル支持構造と、 (C)プローブと、 (D)前記プローブを支持し、少なくとも部分的に前記空洞内に配置されてい
    るアクチュエータアセンブリとを具備し、 前記アクチュエータアセンブリは、 (1)プローブ/サンプル相互作用によるプローブ動作における変化に応答
    してフィードバック制御下に前記プローブを変位させるように構成されているア
    クチュエータと、 (2)前記アクチュエータから前記空洞の周囲表面に延在する偏向可能なマ
    ウントとを備え、 前記アクチュエータアセンブリは、前記アクチュエータが付勢されたとき前記
    アクチュエータアセンブリにより前記アクチュエータ支持構造に実質的に力が作
    用しないように前記アクチュエータ支持構造および前記機器の残りの部分と相互
    作用するように構成されている機器。
  35. 【請求項35】 (A)フレームと、 (B)前記フレームに取付けられたサンプル支持体と、 (C)プローブと、 (D)コンピュータと、 (E)前記プローブの動作を監視し、前記コンピュータに信号を送信するセン
    サと、 (F)前記フレームに取付けられ、X−Y平面で移動可能な自由端を有するX
    Yアクチュエータと、 (G)前記XYアクチュエータアセンブリの自由端に取付けられ、その上に移
    動素子が取付けられているZアクチュエータとを具備し、 前記移動素子は前記プローブおよびサンプル支持構造の1つを含み、前記Zア
    クチュエータアセンブリは前記X−Y平面に直交するZ方向において前記コンピ
    ュータからのフィードバック制御下に前記移動素子を変位させるように構成され
    ているZアクチュエータを含み、それによって相対的なプローブ/サンプル運動
    中指定されたプローブパラメータを一定に維持し、前記Zアクチュエータは、そ
    れが付勢されたとき前記Zアクチュエータにより前記XYアクチュエータアセン
    ブリに実質的に力が作用しないように前記XYアクチュエータアセンブリと相互
    作用するように構成されている原子力顕微鏡。
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