JPH08261593A - ペルチェ素子による水及び溶液の冷却装置 - Google Patents

ペルチェ素子による水及び溶液の冷却装置

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JPH08261593A
JPH08261593A JP9936495A JP9936495A JPH08261593A JP H08261593 A JPH08261593 A JP H08261593A JP 9936495 A JP9936495 A JP 9936495A JP 9936495 A JP9936495 A JP 9936495A JP H08261593 A JPH08261593 A JP H08261593A
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JP9936495A
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Hironori Nakatani
博宣 中谷
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Tokai Rika Service Co Ltd
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Takara Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なった半導体間に直流電圧を加えると、片
側に冷部、反対側に熱部を生じ、電流の流れを逆にする
と、冷部と熱部が逆になり、エアー溜りを生じず、音が
静かで、素子の破損を防止することができる、いわゆる
ペルチェ素子による水及び溶液の冷却装置を提供する。 【構成】 上から順に、流入口1と流出口2を有した熱
交換器3の流出入水路4が水平に保たれるよう横型に配
し、熱交換器3の下部にペルチェ素子5を接合して横型
に配し、ペルチェ素子5の下部に放熱板6を下向きに接
合して横型に配し、放熱板6の下方に冷却ファン7が上
向きになるよう横型に配し、以上の構成物を熱交換器3
部分を支持してスプリング16やゴム17等の弾性材を
介してケース9内部の空中に支持するとともに、放熱板
6の下方に冷却ファン7を上向きになるよう横型に配し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なった半導体間に直
流電圧を加えると、片側に冷部、反対側に熱部を生じ、
電流の流れを逆にすると、冷部と熱部が逆になり、エア
ー溜りを生じず、音が静かで、素子の破損を防止するこ
とができる、いわゆるペルチェ素子による水及び溶液の
冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のペルチェ冷却装置は、たとえば、
図5(A)に示すように、単純な箱型のケース29の内
部に、横から順に、流出入水路24が垂直方向の縦型に
配された熱交換器23と、縦型のペルチェ素子25と、
横向き縦型の放熱板26が接合した状態で、直接設置さ
れ、ケース29の反対側に冷却ファン27を内設し、単
なる穴である吸気口20を側面に、単なる穴である排気
口28を上面に有していた。
【0003】従来のペルチェ冷却装置は、たとえば、図
5(B)に示すように、単純な箱型ケース29の内部
に、下から順に、流出入水路24が垂直方向の縦型に配
された熱交換器23と、ペルチェ素子25と、上向きの
放熱板26が接合した状態で、直接設置され、ケース2
9の反対側に冷却ファン27を内設し、単なる穴である
吸気口20を側面に、単なる穴である排気口28を上面
に有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のペルチェ冷却装
置は、流入口21と流出口22を有した熱交換器23の
流出入水路24が垂直方向の縦型に配されていることに
より、水路上部にエアー溜り40ができやすい。エアー
溜り40には汚泥が付着し、通過水量は低下し、空気が
水路を閉塞する、いわゆるエアーロック現象が起こる。
従来のペルチェ冷却装置は、このエアー溜り40を防止
するために、通過水量を増加させて内部水圧を高め、空
気が溜らないようにしていた。従って、熱交換効率は非
常に低いものであった。
【0005】水及び溶液を冷却するペルチェ素子25が
熱交換器23の側面や上面に配されているため、放熱板
26もペルチェ素子25の側面や上面に配されることに
なり、放熱板26で温められた空気が上昇することと、
冷却ファン27が放熱板26の横位置に配されているこ
とにより、冷却ファン27で送風した風が放熱板26全
体に均一に回らず、放熱にムラが生じ、冷却効率の悪い
ものであった。
【0006】従来のペルチェ冷却装置は、冷却ファン2
7から発生する大きな音のため、騒音源となっていた。
騒音原因の一つは、吸気口30や排気口28が単なる穴
であり、音が外部にストレートに漏れること。一つは、
冷却ファン27の配置がケース29内部で放熱板26の
横位置に配されているため、冷却ファン27から発した
音のほとんどが、何かに衝突吸収反射されることなく、
吸気口20や排気口28の穴からストレートに漏れるこ
と。一つは、冷却ファン27が配されている場合の吸気
口から、非常に大きな音が外部に向かって発せられてい
ること。
【0007】従来のペルチェ冷却装置は、熱交換器23
とペルチェ素子25と放熱板26が接合した状態で直接
ケース29の内面に固定設置されているため、熱交換器
23や放熱板26に加わる力は、サントイッチ状態のペ
ルチェ素子29に直接吸収される。半導体であるペルチ
ェ素子25は加圧や衝撃により破損してしまいやすい。
これまでも、輸送間の衝撃、落下、積み上げ等の荷重に
よるペルチェ素子25の破損が、ペルチェ冷却装置の故
障原因の多くを占めている。また、ケース29内面の横
位置には冷却ファン27が内設されているため、冷却フ
ァン27がケース29を通じてペルチェ素子25に振勅
を与え、これがペルチェ素子25の寿命を大きく短縮し
ていた。
【0008】本発明は、上記した問題点を解決したペル
チェ素子による水及び溶液の冷却装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上から順
に、流入口と流出口を有した熱交換器の流出入水路が水
平に保たれるよう横型に配し、熱交換器の下部にペルチ
ェ素子を接合して横型に配し、ペルチェ素子の下部に放
熱板を下向きに接合して横型に配し、放熱板の下方に冷
却ファンが上向きになるよう横型に配したことを特徴と
するペルチェ素子による水及び溶液の冷却装置に関する
ものである。
【0010】この発明は、上から順に、流入口と流出口
を有した熱交換器の流出入水路が水平に保たれるよう横
型に配し、熱交換器の下部にペルチェ素子を接合して横
型に配し、ペルチェ素子の下部に放熱板を下向きに接合
して横型に配し、以上の構成物を側面に障音型排気口を
有するケース内部の空中に支持し、放熱板の下方に冷却
ファンが上向きになるようケース内部の底面に横型に配
し、脚等で支持されたケースの底面に吸気口を有したこ
とを特徴とするペルチェ素子による水及び溶液の冷却装
置に関するものである。
【0011】この発明は、上から順に、流入口と流出口
を有した熱交換器の流出入水路が水平に保たれるよう横
型に配し、熱交換器の下部にペルチェ素子を接合して横
型に配し、ペルチェ素子の下部に放熱板を下向きに接合
して横型に配し、以上の構成物を側面に障音型排気口を
有するケースの上室部空中に支持し、放熱板に送風する
ための冷却ファンを上向きにしてケースを上室部と下室
部に仕切る中間壁の通気口に配し、側面に障音型吸気口
を有する下室部の底面を音響反射面としたことを特徴と
するペルチェ素子による水及び溶液の冷却装置に関する
ものである。
【0012】この発明は、上から順に、流入口と流出口
を有した熱交換器の流出入水路が水平に保たれるよう横
型に配し、熱交換器の下部にペルチェ素子を接合して横
型に配し、ペルチェ素子の下部に放熱板を下向きに接合
して横型に配し、以上の構成物を熱交換器部分を支持し
てスプリングやゴム等の弾性材を介してケース内部の空
中に支持するとともに、放熱板の下方に冷却ファンを上
向きになるよう横型に配したことを特徴とするペルチェ
素子による水及び溶液の冷却装置に関するものである。
【0013】
【作用】上記のように構成されたペルチェ冷却装置によ
れば、流入口1と流出口2を有した熱交換器3の流出入
水路4が水平に保たれるよう横型に配されているので、
水路にエアー溜りができず、汚泥も付着しないため、通
過水量はベストのまま低下せず、エアーロック現象も起
こらない。エアー溜りを防止するために、通過水量を増
加させて内部水圧を高める必要がないため、熱交換効率
を100%に保つことができる。
【0014】また、水及び溶液を冷却するペルチェ素子
5を熱交換器3の下部に接合して横型に配しているた
め、放熱板6もペルチェ素子5の下部に下向きに接合し
て配されることになり、横型に配した上向きの冷却ファ
ン7で放熱板6の下から送風した風は放熱板6全体に均
一に回って放熱にムラがなく、冷却効率が非常に高い。
【0015】また、冷却ファン7が熱交換器3と接合し
ているペルチェ素子5が接合された放熱板6の下方に上
向きになるよう横型に配されているため、冷却ファン7
から発した音の大部分は、下向きの放熱板6に衝突緩衝
して減音し乱反射されて屈折遅延波となり、冷却ファン
7からの直接波との間に干渉現象が起こって減音領域を
生じ、ケース9外部の空間には減退した音のみが漏れる
ため騒音を起さない。
【0016】上記のように構成されたペルチェ冷却装置
によれば、側面に障音型排気口8を有しているので、音
源たる冷却ファン7から発した音は、側面の排気口8で
減退されてからケース9外部の空間に漏れるため騒音を
起さない。
【0017】また、冷却ファン7が上向きになるよう横
型に配したケース9は、脚等で支持され、底面15に吸
気口10を有していて、空気は、ケース9外部→ケース
9底面15と床等の間→吸気口10と度々流れの方向を
変更するため、大きな障音効果がある。そのうえ、冷却
ファン7から発した下向きの音の大部分は、吸気口10
を通じて床等に衝突吸収反射され、音源たる冷却ファン
7に戻るため、干渉現象を起して音は減退する。従っ
て、吸気口10からケース9外部に漏れる音は非常に小
さくなり、騒音を起さない。
【0018】上記のように構成されたペルチェ冷却装置
によれば、側面に障音型排気口8を有するケース9上室
部11の空中に、熱交換器3とペルチェ素子5と放熱板
6が接合して一体となっている構成物が支持され、ケー
ス9を上下に仕切る中間壁13の通気口14に放熱板6
に送風するための冷却ファン7が上向きに配され、側面
に障音型吸気口15を有する下室部12の底面を音響反
射面としたことにより、冷却ファン7から発した音が下
室部12の底面に反射して音源たる冷却ファン7に戻る
ため、干渉現象を起して音は減退される。また、側面に
障音型吸気口15を有しているので、音は側面の吸気口
14で減退され、ケース9外部の空間には小さな音しか
漏れない。従って、吸気口14からケース9外部に漏れ
る音は非常に小さく、騒音を起さない。
【0019】上記のように構成されたペルチェ冷却装置
によれば、横型の熱交換器3とペルチェ素子5と放熱板
6を上から順に接合して一体となっている構成物を、熱
交換器3部分を支持してスプリング16やゴム17等の
弾性材を介してケース9内部の空中に支持するととも
に、放熱板6の下方に冷却ファン7を上向きになるよう
横型に配しているため、ペルチェ素子5に熱交換器3の
荷重が加わらず、熱交換器3と放熱板6の間で押し潰さ
れることもなく、輸送や落下による衝撃もスプリング1
6やゴム17等の弾性材て吸収されて伝わらず、ペルチ
ェ素子5の破損を防止することができる。
【0020】また、冷却ファン7の振動が、スプリング
16やゴム17等の弾性材で吸収され、ペルチェ素子5
まで伝わらないため、ペルチェ素子5の寿命が大きく延
長される。
【0021】本発明においては、ペルチェ素子5、放熱
板6、冷却ファン7、弾性体16・17等は、求められ
る性能に応じて、複数個を並用することも可能である。
【0022】なお、本発明は、必要に応じて電流を切換
えることにより、ヒーター効果を発揮することも、当然
可能である。
【0023】なお、図中の矢印は空気の流れをあらわ
し、波線は音の伝播をあらわす。
【0024】
【実施例】添付図面に基づいて本発明の実施例を説明す
るが、下記実施例にのみ限定されるべきものでないこと
は云うまでもない。
【0025】図1は、吸気口10、冷却ファン7、放熱
板6、ペルチェ素子5、スプリング16を2個づつ用い
た実施例である。図中9は、底面15に2つの吸気口1
0を有し、側面に障音型排気口8を有し、底面15に4
つの脚18を有したケースである。本実施例の障音型排
気口8は、斜行ブラインド型である。ケース9の底面1
5に2本の支柱19を立設し、2本の支柱19上端に弾
性体として2個のスプリング16を配し、2個のスプリ
ング16上端に2本の支持バー20を配している。2本
の支持バー20の下部に、流入口1と流出口2を有した
熱交換器3が、流出入水路4が水平に保たれるよう横型
に配されている。熱交換器3の下部に、2個のペルチェ
素子5を並設し接合して横型に配する。2個のペルチェ
素子5の下部に、2個の放熱板6を並設し下向きに接合
して横型に配している。2個の放熱板6の下方、ケース
9の内部底面15に、2個の冷却ファン7が上向きにな
るよう横型に配されている。なお、図示しないが、ケー
ス9には電装部も内設されている。
【0026】図2は、吸気口10、冷却ファン7、放熱
板6、ペルチェ素子5、ゴム17を2個づつ用いた実施
例である。図中9は、底面15に2つの吸気口10を有
し、側面に障音型排気口8を有し、底面15に4つの脚
18を有したケースである。本実施例の障音型排気口8
は、斜行ブライント型である。ケース9の底面15に2
本の支柱19を立設し、2本の支柱19上端に弾性体と
して2個のゴム17を配し、2個のゴム17上端に2本
の支持バー20を配している。2本の支持バー20の下
部に、流入口1と流出口2を有した熱交換器3が、流出
入水路4が水平に保たれるよう横型に配されている。熱
交換器3の下部に、2個のペルチェ素子5を並設し接合
して横型に配する。2個のペルチェ素子5の下部に、2
個の放熱板6を並設し下向きに接合して横型に配してい
る。2個の放熱板6の下方、ケース9の内部底面15
に、2個の冷却ファン7が上向きになるよう横型に配さ
れている。なお、図示しないが、ケース9には電装部も
内設されている。
【0027】図3は、吸気口10、冷却ファン7、放熱
板6、ペルチェ素子5、スプリング16を2個づつ用い
た実施例である。図中9は、通気口14が2つ形成され
た中間壁13を有し、中間壁13で上室部11と下室部
12に仕切られ、上室部11の側面に障音型排気口8を
有し、下室部12の側面に障音型吸気口15を有し、下
室部12の底面が音響反射面を形成し、底面に4つの脚
18を有したケースである。本実施例の障音型排気口8
と障音型吸気口15は、斜行ブラインド型である。中間
壁13に2本の支柱19を立設し、2本の支柱19上端
に弾性体として2個のスプリング16を配し、2個のス
プリング16上端に2本の支持バー20を配している。
2本の支持バー20の下部に、流入口1と流出口2を有
した熱交換器3が、流出入水路4が水平に保たれるよう
横型に配されている。熱交換器3の下部に、2個のペル
チェ素子5を並設し接合して横型に配する。2個のペル
チェ素子5の下部に、2個の放熱板6を並設し下向きに
接合して横型に配している。2個の放熱板6の下方、中
間壁の2つの通気口14に、2個の冷却ファン7が上向
きになるよう横型に配されている。なお、図示しない
が、ケース9には電装部も内設されている。
【0028】
【発明の効果】以上説明した本発明に係るによれば、次
の如き効果を奏することができる。
【0029】流入口と流出口を有した熱交換器の流出入
水路が水平に保たれるよう横型に配されているので、水
路にエアー溜りができず、汚泥も付着しないため、通過
水量はベストのまま低下せず、エアーロック現象も起こ
らない。エアー溜りを防止するために、通過水量を増加
させて内部水圧を高める必要がないため、熱交換効率を
100%に保つことができる。
【0030】また、水及び溶液を冷却するペルチェ素子
を熱交換器の下部に接合して横型に配しているため、放
熱板もペルチェ素子の下部に下向きに接合して配される
ことになり、横型に配した上向きの冷却ファンで放熱板
の下から送風した風は放熱板全体に均一に回って放熱に
ムラがなく、冷却効率が非常に高い。
【0031】また、冷却ファンが熱交換器と接合してい
るペルチェ素子が接合された放熱板の下方に上向きにな
るよう横型に配されているため、冷却ファンから発した
音の大部分は、下向きの放熱板に衝突緩衝して減音し乱
反射されて屈折遅延波となり、冷却ファンからの直接波
との間に干渉現象が起こって減音領域を生じ、ケース外
部の空間には減退した音のみが漏れるため騒音を起さな
い。
【0032】側面に障音型排気口を有しているので、音
源たる冷却ファンから発せられた音は、側面の排気口で
減退されてからケース外部の空間に漏れるため騒音を起
さない。
【0033】また、冷却ファンが上向きになるよう横型
に配したケースは、脚等で支持され、底面15に吸気口
を有していて、空気は、ケース外部→ケース底面15と
床等の間→吸気口と度々流れの方向を変更するため、大
きな障音効果がある。そのうえ、冷却ファンから発した
下向きの音の大部分は、吸気口を通じて床等に衝突吸収
反射され、音源たる冷却ファンに戻るため、干渉現象を
起して音は減退する。従って、吸気口からケース外部に
漏れる音は小さくなり、騒音を起さない。
【0034】側面に障音型排気口を有するケース上室部
の空中に、熱交換器とペルチェ素子と放熱板が接合して
一体となっている構成物が支持され、ケースを上下に仕
切る中間壁の通気口に放熱板に送風するための冷却ファ
ンが上向きに配され、側面に障音型吸気口を有する下室
部の底面を音響反射面としたことにより、冷却ファンか
ら発した音が下室部の底面に反射して音源たる冷却ファ
ンに戻るため、干渉現象を起して音は減退される。ま
た、側面に障音型吸気口を有しているので、音は側面の
吸気口で減退され、ケース外部の空間には小さな音しか
漏れない。従って、吸気口からケース外部に漏れる音は
非常に小さく、騒音を起さない。
【0035】冷却ファンが上向きに底面に内設されたケ
ース内部に、横型の熱交換器とペルチェ素子と放熱板が
上から順に接合して一体となっている構成物を、熱交換
器部分を支持してスプリングやゴム等の弾性材を介して
ケース内部の空中に支持するとともに、放熱伴野下方に
冷却ファンを上向きになるよう横型に配しているため、
ペルチェ素子に熱交換器の荷重が加わらず、熱交換器と
放熱板の間で押し潰されることもなく、輸送や落下によ
る衝撃もスプリングやゴム等の弾性材で吸収されて伝わ
らず、ペルチェ素子の破損を防止することができる。
【0036】また、冷却ファンの振動が、スプリングや
ゴム等の弾性材で吸収され、ペルチェ素子まで伝わらな
いため、ペルチェ素子の寿命を大きく延長することがで
きる。
【0037】本発明においては、ペルチェ素子、放熱
板、冷却ファン、弾性体等は、求められる性能に応じ
て、複数個を並用することも可能である。
【0038】なお、本発明は、必要に応じて電流を切換
えることにより、ヒーター効果を発揮することも、当然
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例をあらわし、(A)は正面
断面図、(B)は側面断面図、(C)は底面図である。
【図2】本発明に係る他の実施例をあらわす正面断面図
である。
【図3】本発明に係る他の実施例をあらわす正面断面図
である。
【図4】本発明に係る実施例の説明図である。
【図5】従来のペルチェ冷却装置の説明図である。
【符号の説明】
1 流入口 2 流出口 3 熱交換器 4 流出入水路 5 ペルチェ素子 6 放熱板 7 冷却ファン 8 障音型排気口 9 ケース 10 吸気口 11 上室部 12 下室部 13 中間壁 14 通気口 15 障音型吸気口 16 スプリング 17 ゴム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上から順に、流入口(1)と流出口
    (2)を有した熱交換器(3)の流出入水路(4)が水
    平に保たれるよう横型に配し、熱交換器(3)の下部に
    ペルチェ素子(5)を接合して横型に配し、ペルチェ素
    子(5)の下部に放熱板(6)を下向きに接合して横型
    に配し、放熱板(6)の下方に冷却ファン(7)が上向
    きになるよう横型に配したことを特徴とするペルチェ素
    子による水及び溶液の冷却装置。
  2. 【請求項2】 上から順に、流入口(1)と流出口
    (2)を有した熱交換器(3)の流出入水路(4)が水
    平に保たれるよう横型に配し、熱交換器(3)の下部に
    ペルチェ素子(5)を接合して横型に配し、ペルチェ素
    子(5)の下部に放熱板(6)を下向きに接合して横型
    に配し、以上の構成物を側面に障音型排気口(8)を有
    するケース(9)内部の空中に支持し、放熱板(6)の
    下方に冷却ファン(7)が上向きになるようケース
    (9)内部の底面に横型に配し、脚等で支持されたケー
    ス(9)の底面に吸気口(10)を有したことを特徴と
    するペルチェ素子による水及び溶液の冷却装置。
  3. 【請求項3】 上から順に、流入口(1)と流出口
    (2)を有した熱交換器(3)の流出入水路(4)が水
    平に保たれるよう横型に配し、熱交換器(3)の下部に
    ペルチェ素子(5)を接合して横型に配し、ペルチェ素
    子(5)の下部に放熱板(6)を下向きに接合して横型
    に配し、以上の構成物を側面に障音型排気口(8)を有
    するケース(9)の上室部(11)空中に支持し、放熱
    板(6)に送風するための冷却ファン(7)を上向きに
    してケース(9)を上室部(11)と下室部(12)に
    仕切る中間壁(13)の通気口(14)に配し、側面に
    障音型吸気口(15)を有する下室部(12)の底面を
    音響反射面としたことを特徴とするペルチェ素子による
    水及び溶液の冷却装置。
  4. 【請求項4】 上から順に、流入口(1)と流出口
    (2)を有した熱交換器(3)の流出入水路(4)が水
    平に保たれるよう横型に配し、熱交換器(3)の下部に
    ペルチェ素子(5)を接合して横型に配し、ペルチェ素
    子(5)の下部に放熱板(6)を下向きに接合して横型
    に配し、以上の構成物を熱交換器(3)部分を支持して
    スプリング(16)やゴム(17)等の弾性材を介して
    ケース(9)内部の空中に支持するとともに、放熱板
    (6)の下方に冷却ファン(7)を上向きになるよう横
    型に配したことを特徴とするペルチェ素子による水及び
    溶液の冷却装置。
JP9936495A 1995-03-22 1995-03-22 ペルチェ素子による水及び溶液の冷却装置 Pending JPH08261593A (ja)

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JP9936495A Pending JPH08261593A (ja) 1995-03-22 1995-03-22 ペルチェ素子による水及び溶液の冷却装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952166A (ja) * 1982-09-18 1984-03-26 松下電器産業株式会社 電子恒温槽

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JPS5952166A (ja) * 1982-09-18 1984-03-26 松下電器産業株式会社 電子恒温槽

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