JPH1163549A - ユニット型空調機 - Google Patents
ユニット型空調機Info
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- JPH1163549A JPH1163549A JP9230321A JP23032197A JPH1163549A JP H1163549 A JPH1163549 A JP H1163549A JP 9230321 A JP9230321 A JP 9230321A JP 23032197 A JP23032197 A JP 23032197A JP H1163549 A JPH1163549 A JP H1163549A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- fan
- vibration
- air
- air conditioner
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通風路を直線化することにより省スペース
化、省エネルギ化を図るとともに、各ユニットの設計の
自由度を大きくすることができるようにしたユニット型
空調機を提供すること。 【解決手段】 空調機を構成する還気ファンユニット
１、全熱交換器ユニット２、フィルタユニット３、コイ
ルユニット４及び給気ファンユニット５の各ユニットの
高さＨ及び奥行Ｄの寸法を同一に形成し、これらのユニ
ットを一列に組み合わせて構成する。
化、省エネルギ化を図るとともに、各ユニットの設計の
自由度を大きくすることができるようにしたユニット型
空調機を提供すること。 【解決手段】 空調機を構成する還気ファンユニット
１、全熱交換器ユニット２、フィルタユニット３、コイ
ルユニット４及び給気ファンユニット５の各ユニットの
高さＨ及び奥行Ｄの寸法を同一に形成し、これらのユニ
ットを一列に組み合わせて構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット型空調機
に関し、特に、省スペース化、省エネルギ化を図ること
ができるようにしたユニット型空調機に関するものであ
る。
に関し、特に、省スペース化、省エネルギ化を図ること
ができるようにしたユニット型空調機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、空調機は、例えば、図６に示すよ
うに、ユニット化して構成した還気ファンユニット１及
び給気ファンユニット５を、同じくユニット化して構成
したフィルタユニット３及びコイルユニット４の上に設
置するとともに、全熱交換器ユニット２を並設して、一
体に構成するようにしていた。
うに、ユニット化して構成した還気ファンユニット１及
び給気ファンユニット５を、同じくユニット化して構成
したフィルタユニット３及びコイルユニット４の上に設
置するとともに、全熱交換器ユニット２を並設して、一
体に構成するようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ユニット型空調機においては、還気ファンユニット１及
び給気ファンユニット５をフィルタユニット３及びコイ
ルユニット４の上に設置するようにしているため、各ユ
ニット間において、各ユニットの形状、より具体的に
は、高さ、奥行及び幅寸法の設計条件に制約を受け、各
ユニットの能力に応じた形状にすることが難しく、ま
た、通風路が屈曲することとなり、空調機自体の形状が
大形化するとともに、エネルギ損失が大きくなるという
問題点を有していた。
ユニット型空調機においては、還気ファンユニット１及
び給気ファンユニット５をフィルタユニット３及びコイ
ルユニット４の上に設置するようにしているため、各ユ
ニット間において、各ユニットの形状、より具体的に
は、高さ、奥行及び幅寸法の設計条件に制約を受け、各
ユニットの能力に応じた形状にすることが難しく、ま
た、通風路が屈曲することとなり、空調機自体の形状が
大形化するとともに、エネルギ損失が大きくなるという
問題点を有していた。
【０００４】本発明は、上記従来のユニット型空調機の
有する問題点を解決し、通風路を直線化することにより
省スペース化、省エネルギ化を図るとともに、各ユニッ
トの設計の自由度を大きくすることができるようにした
ユニット型空調機を提供することを目的とする。
有する問題点を解決し、通風路を直線化することにより
省スペース化、省エネルギ化を図るとともに、各ユニッ
トの設計の自由度を大きくすることができるようにした
ユニット型空調機を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のユニット型空調機は、空調機を還気ファン
ユニット、全熱交換器ユニット、フィルタユニット、コ
イルユニット及び給気ファンユニットからなる複数のユ
ニットに分割して構成するとともに、各ユニットの高さ
及び奥行寸法を同一に形成し、これらのユニットを一列
に組み合わせて構成したことを特徴とする。
め、本発明のユニット型空調機は、空調機を還気ファン
ユニット、全熱交換器ユニット、フィルタユニット、コ
イルユニット及び給気ファンユニットからなる複数のユ
ニットに分割して構成するとともに、各ユニットの高さ
及び奥行寸法を同一に形成し、これらのユニットを一列
に組み合わせて構成したことを特徴とする。
【０００６】このユニット型空調機は、空調機を構成す
る各ユニットの高さ及び奥行寸法を同一に形成し、これ
らのユニットを一列に組み合わせることにより、通風路
を直線化することができる。また、各ユニットは、各ユ
ニットの能力に応じて、その幅寸法を自由に設定するこ
とができる。
る各ユニットの高さ及び奥行寸法を同一に形成し、これ
らのユニットを一列に組み合わせることにより、通風路
を直線化することができる。また、各ユニットは、各ユ
ニットの能力に応じて、その幅寸法を自由に設定するこ
とができる。
【０００７】この場合において、還気ファンユニット及
び給気ファンユニットのファン及び該ファンを駆動する
モータを取り付けた防振架台を、ファンユニットのケー
シングの内側面に沿って配置し、防振エレメントを介し
て取り付けることができる。
び給気ファンユニットのファン及び該ファンを駆動する
モータを取り付けた防振架台を、ファンユニットのケー
シングの内側面に沿って配置し、防振エレメントを介し
て取り付けることができる。
【０００８】これにより、還気ファンユニット及び給気
ファンユニットのケーシングの空気導入口を遮ることな
く防振架台を取り付けることができ、ケーシング内にお
ける空気の流通が円滑となり、送風効率を向上すること
ができる。また、モータ及びファンを配設した平板状の
防振架台が鉛直に設置されるため、その重心位置に対応
するように配置する必要がある防振エレメントの配置位
置の設計を簡易に行うことができ、構造を簡略化するこ
とができる。
ファンユニットのケーシングの空気導入口を遮ることな
く防振架台を取り付けることができ、ケーシング内にお
ける空気の流通が円滑となり、送風効率を向上すること
ができる。また、モータ及びファンを配設した平板状の
防振架台が鉛直に設置されるため、その重心位置に対応
するように配置する必要がある防振エレメントの配置位
置の設計を簡易に行うことができ、構造を簡略化するこ
とができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明のユニット型空調機
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００１０】図１〜図２に本発明のユニット型空調機の
一実施例を示す。このユニット型空調機は、空調機を構
成する還気ファンユニット１、全熱交換器ユニット２、
フィルタユニット３、コイルユニット４及び給気ファン
ユニット５の各ユニットの高さＨ及び奥行Ｄの寸法を同
一に形成し、これらのユニットを一列に組み合わせて構
成する。
一実施例を示す。このユニット型空調機は、空調機を構
成する還気ファンユニット１、全熱交換器ユニット２、
フィルタユニット３、コイルユニット４及び給気ファン
ユニット５の各ユニットの高さＨ及び奥行Ｄの寸法を同
一に形成し、これらのユニットを一列に組み合わせて構
成する。
【００１１】ここで、還気ファンユニット１は、所定の
高さＨ及び奥行Ｄ並びに任意の幅Ｗ１を有するケーシン
グ１Ｋ内に、室内の空気あるいはダクトにて送られる空
気を吸い込み、後続のユニットに空気を送るためのファ
ン１Ｆ及びこのファン１Ｆを駆動するモータ１Ｍを配設
して構成する。ファン１Ｆ及びモータ１Ｍは、防振架台
１１に取り付け、この防振架台１１をケーシング１Ｋの
内側面に沿って配置し、防振エレメント（詳細は後述）
を介して取り付けるようにする。そして、還気ファンユ
ニット１は、ファン１Ｆの吸気口を室内あるいはダクト
に導通するように、また、吐出口を後続のユニットに導
通するように構成する。
高さＨ及び奥行Ｄ並びに任意の幅Ｗ１を有するケーシン
グ１Ｋ内に、室内の空気あるいはダクトにて送られる空
気を吸い込み、後続のユニットに空気を送るためのファ
ン１Ｆ及びこのファン１Ｆを駆動するモータ１Ｍを配設
して構成する。ファン１Ｆ及びモータ１Ｍは、防振架台
１１に取り付け、この防振架台１１をケーシング１Ｋの
内側面に沿って配置し、防振エレメント（詳細は後述）
を介して取り付けるようにする。そして、還気ファンユ
ニット１は、ファン１Ｆの吸気口を室内あるいはダクト
に導通するように、また、吐出口を後続のユニットに導
通するように構成する。
【００１２】全熱交換器ユニット２は、所定の高さＨ及
び奥行Ｄ並びに任意の幅Ｗ２を有するケーシング２Ｋ内
に、図３〜図４に示すように、全熱交換器２１を配設
し、還気ファンユニット１から導入される空気ＲＡと、
外気ＯＡとを全熱交換器２１内を流通させることにより
熱交換を行って、外気ＯＡを冷却又は加温するととも
に、熱交換を行った空気ＲＡを排気ＥＡとして外部へ排
出するように構成する。そして、全熱交換器ユニット２
は、空気ＲＡの導入口２２を還気ファンユニット１に導
通するように、また、導出口２３を後続のユニットに導
通するように構成する。また、この全熱交換器ユニット
２は、還気ファンユニット１から導入された空気ＲＡ
を、全熱交換器２１を通さずに後続のユニットに導入す
ることができるように、空気ＲＡの導入口２２に対向し
て、バイパス用ダンパ２４を配設し、後続のユニットに
導通するように構成するようにしている。なお、図中２
５は排気ＥＡバイパス用ダンパ、２６は外気ＯＡバイパ
ス用ダンパである。
び奥行Ｄ並びに任意の幅Ｗ２を有するケーシング２Ｋ内
に、図３〜図４に示すように、全熱交換器２１を配設
し、還気ファンユニット１から導入される空気ＲＡと、
外気ＯＡとを全熱交換器２１内を流通させることにより
熱交換を行って、外気ＯＡを冷却又は加温するととも
に、熱交換を行った空気ＲＡを排気ＥＡとして外部へ排
出するように構成する。そして、全熱交換器ユニット２
は、空気ＲＡの導入口２２を還気ファンユニット１に導
通するように、また、導出口２３を後続のユニットに導
通するように構成する。また、この全熱交換器ユニット
２は、還気ファンユニット１から導入された空気ＲＡ
を、全熱交換器２１を通さずに後続のユニットに導入す
ることができるように、空気ＲＡの導入口２２に対向し
て、バイパス用ダンパ２４を配設し、後続のユニットに
導通するように構成するようにしている。なお、図中２
５は排気ＥＡバイパス用ダンパ、２６は外気ＯＡバイパ
ス用ダンパである。
【００１３】フィルタユニット３は、所定の高さＨ及び
奥行Ｄ並びに任意の幅Ｗ３を有するケーシング３Ｋ内
に、全熱交換器ユニット２から導入された空気ＲＡ中に
含まれる粉塵等を除去するためのフィルタ３１を配設し
て構成する。フィルタ３１は、平型フィルタ、Ｖ型フィ
ルタ等を単独で、又はこれらを適宜組み合わせて構成す
ることができる。
奥行Ｄ並びに任意の幅Ｗ３を有するケーシング３Ｋ内
に、全熱交換器ユニット２から導入された空気ＲＡ中に
含まれる粉塵等を除去するためのフィルタ３１を配設し
て構成する。フィルタ３１は、平型フィルタ、Ｖ型フィ
ルタ等を単独で、又はこれらを適宜組み合わせて構成す
ることができる。
【００１４】コイルユニット４は、所定の高さＨ及び奥
行Ｄ並びに任意の幅Ｗ４を有するケーシング４Ｋ内に熱
交換器４１と加湿器４２とを配設して構成する。熱交換
器４１は、フィルタユニット３から導入された空気ＲＡ
に対し、熱交換器４１に供給する冷熱媒にて所要の熱交
換を行い、空気ＲＡを冷却又は加温するもので、この熱
交換器４１には、冷温水コイル、蒸気コイル、電気ヒー
タ等を用いることができる。加湿器４２は、熱交換器４
１を経た空気ＲＡが、所定の湿度を保つように加湿する
もので、この加湿器４２には、高圧水スプレー式、超音
波式、気化式、蒸気式等の加湿器を用いることができ
る。
行Ｄ並びに任意の幅Ｗ４を有するケーシング４Ｋ内に熱
交換器４１と加湿器４２とを配設して構成する。熱交換
器４１は、フィルタユニット３から導入された空気ＲＡ
に対し、熱交換器４１に供給する冷熱媒にて所要の熱交
換を行い、空気ＲＡを冷却又は加温するもので、この熱
交換器４１には、冷温水コイル、蒸気コイル、電気ヒー
タ等を用いることができる。加湿器４２は、熱交換器４
１を経た空気ＲＡが、所定の湿度を保つように加湿する
もので、この加湿器４２には、高圧水スプレー式、超音
波式、気化式、蒸気式等の加湿器を用いることができ
る。
【００１５】給気ファンユニット５は、所定の高さＨ及
び奥行Ｄ並びに任意の幅Ｗ５を有するケーシング５Ｋ内
に、浄化されるとともに、温度及び湿度が調整された空
気ＳＡを送り出すためのファン５Ｆ及びこのファン５Ｆ
を駆動するモータ５Ｍを配設して構成する。ファン５Ｆ
及びモータ５Ｍは、防振架台５１に取り付け、この防振
架台５１をケーシング５Ｋの内側面に沿って配置し、防
振エレメント（詳細は後述）を介して取り付けるように
する。そして、給気ファンユニット５は、ファン５Ｆの
吸気口をコイルユニット４に導通するように、また、吐
出口を室内あるいはダクトに導通するように構成する。
び奥行Ｄ並びに任意の幅Ｗ５を有するケーシング５Ｋ内
に、浄化されるとともに、温度及び湿度が調整された空
気ＳＡを送り出すためのファン５Ｆ及びこのファン５Ｆ
を駆動するモータ５Ｍを配設して構成する。ファン５Ｆ
及びモータ５Ｍは、防振架台５１に取り付け、この防振
架台５１をケーシング５Ｋの内側面に沿って配置し、防
振エレメント（詳細は後述）を介して取り付けるように
する。そして、給気ファンユニット５は、ファン５Ｆの
吸気口をコイルユニット４に導通するように、また、吐
出口を室内あるいはダクトに導通するように構成する。
【００１６】このユニット型空調機は、空調機を構成す
る各ユニット１，２，３，４，５の高さＨ及び奥行Ｄの
寸法を同一に形成し、これらのユニット１，２，３，
４，５を一列に組み合わせることにより、通風路を直線
化することができ、これにより、デッドスペースをなく
すことによる省スペース化、通風抵抗の低減による省エ
ネルギ化を図ることができる。また、各ユニット１，
２，３，４，５は、その能力に応じて、その幅Ｗ１，Ｗ
２，Ｗ３，Ｗ４，Ｗ５を自由に設定することができるた
め、各ユニットの設計の自由度を大きくすることができ
る。
る各ユニット１，２，３，４，５の高さＨ及び奥行Ｄの
寸法を同一に形成し、これらのユニット１，２，３，
４，５を一列に組み合わせることにより、通風路を直線
化することができ、これにより、デッドスペースをなく
すことによる省スペース化、通風抵抗の低減による省エ
ネルギ化を図ることができる。また、各ユニット１，
２，３，４，５は、その能力に応じて、その幅Ｗ１，Ｗ
２，Ｗ３，Ｗ４，Ｗ５を自由に設定することができるた
め、各ユニットの設計の自由度を大きくすることができ
る。
【００１７】還気ファンユニット１及び給気ファンユニ
ット５の防振架台１１，５１をケーシング１Ｋ，５Ｋの
内側面に沿って配置し、防振エレメントを介して取り付
ける具体的な構造について、給気ファンユニット５を例
にして説明する（還気ファンユニット１の場合も同
様。）。
ット５の防振架台１１，５１をケーシング１Ｋ，５Ｋの
内側面に沿って配置し、防振エレメントを介して取り付
ける具体的な構造について、給気ファンユニット５を例
にして説明する（還気ファンユニット１の場合も同
様。）。
【００１８】図５に示すように、防振架台５１の上部を
支持する防振エレメントＳ１には、水平方向及び鉛直方
向に伸縮する防振エレメントを、また、防振架台１の下
部を支持する防振エレメントＳ２には、主として鉛直方
向に伸縮する防振エレメントを、それぞれ用いるように
する。
支持する防振エレメントＳ１には、水平方向及び鉛直方
向に伸縮する防振エレメントを、また、防振架台１の下
部を支持する防振エレメントＳ２には、主として鉛直方
向に伸縮する防振エレメントを、それぞれ用いるように
する。
【００１９】防振架台５１の上部を支持する防振エレメ
ントＳ１には、低振動数形防振ゴム、その他の形式の防
振ゴムからなる防振エレメントを採用することができ、
特に、低振動数形防振ゴムを用いた場合には、固有振動
数を低く設定することができるとともに、取付が簡単と
なる。そして、この防振エレメントＳ１は、ケーシング
５Ｋの内側面に突設したＬ字形をした取付ブラケットに
ボルト・ナットにて固定され、防振架台５１の下部を支
持する防振エレメントＳ２を中心とする防振架台５１を
回転しようとする力、及び、主として水平方向の振動
を、鉛直方向の振動と併せて、支持、吸収するものであ
る。
ントＳ１には、低振動数形防振ゴム、その他の形式の防
振ゴムからなる防振エレメントを採用することができ、
特に、低振動数形防振ゴムを用いた場合には、固有振動
数を低く設定することができるとともに、取付が簡単と
なる。そして、この防振エレメントＳ１は、ケーシング
５Ｋの内側面に突設したＬ字形をした取付ブラケットに
ボルト・ナットにて固定され、防振架台５１の下部を支
持する防振エレメントＳ２を中心とする防振架台５１を
回転しようとする力、及び、主として水平方向の振動
を、鉛直方向の振動と併せて、支持、吸収するものであ
る。
【００２０】防振架台５１の下部を支持する防振エレメ
ントＳ２には、図５（Ｃ）に示すように、表面にゴムパ
ッドを配設し、コイルばねを介在することにより、主と
して鉛直方向に圧縮可能としたカップ状の筒体からなる
防振エレメントを採用することができる。そして、この
防振エレメントＳ２は、ケーシング５Ｋの内側面に突設
した取付ブラケットに設置され、防振架台５１にかかる
モータ５Ｍ及びファン５Ｆ等の鉛直方向の荷重、及び、
主として鉛直方向の振動を、水平方向の振動と併せて、
支持、吸収するものである。この場合において、防振エ
レメントＳ２は、防振架台５１にかかるモータ５Ｍ及び
ファン５Ｆ等の鉛直方向の全荷重を支持することができ
るように、複数個（本実施例においては３個）を、防振
架台５１の重心位置に対応するように、配設するように
する。
ントＳ２には、図５（Ｃ）に示すように、表面にゴムパ
ッドを配設し、コイルばねを介在することにより、主と
して鉛直方向に圧縮可能としたカップ状の筒体からなる
防振エレメントを採用することができる。そして、この
防振エレメントＳ２は、ケーシング５Ｋの内側面に突設
した取付ブラケットに設置され、防振架台５１にかかる
モータ５Ｍ及びファン５Ｆ等の鉛直方向の荷重、及び、
主として鉛直方向の振動を、水平方向の振動と併せて、
支持、吸収するものである。この場合において、防振エ
レメントＳ２は、防振架台５１にかかるモータ５Ｍ及び
ファン５Ｆ等の鉛直方向の全荷重を支持することができ
るように、複数個（本実施例においては３個）を、防振
架台５１の重心位置に対応するように、配設するように
する。
【００２１】このように、防振架台５１をケーシング５
Ｋの内側面に沿って、鉛直方向に配置したことにより、
防振架台５１の下部を支持する防振エレメントＳ２を中
心とする防振架台５１を回転しようとする力及び主とし
て水平方向の振動を防振架台５１の上部を支持する防振
エレメントＳ１により支持、吸収するとともに、防振架
台５１にかかるモータ５Ｍ及びファン５Ｆ等の鉛直方向
の荷重及び主として鉛直方向の振動を防振架台５１の下
部を支持する防振エレメントＳ２により支持、吸収する
ことができ、また、防振架台５１を、ケーシング５Ｋの
内側面に沿って配置し、さらに、防振架台５１を取り付
けた側と反対側のケーシング５Ｋの側面（還気ファンユ
ニット１の場合は、防振架台１１を取り付けた側と反対
側のケーシング１Ｋの上方）に空気ＲＡの導入口を形成
することにより、空気ＲＡの導入口を遮ることなく防振
架台５１を取り付けることができ、ケーシング５Ｋ内に
おける空気の流通が円滑となり、送風効率を向上するこ
とができるとともに、防振架台５１に取り付けたモータ
５Ｍ及びファン５Ｆの下方の空間を、メンテナンスエリ
アや配管スペースとして活用することが可能となる。
Ｋの内側面に沿って、鉛直方向に配置したことにより、
防振架台５１の下部を支持する防振エレメントＳ２を中
心とする防振架台５１を回転しようとする力及び主とし
て水平方向の振動を防振架台５１の上部を支持する防振
エレメントＳ１により支持、吸収するとともに、防振架
台５１にかかるモータ５Ｍ及びファン５Ｆ等の鉛直方向
の荷重及び主として鉛直方向の振動を防振架台５１の下
部を支持する防振エレメントＳ２により支持、吸収する
ことができ、また、防振架台５１を、ケーシング５Ｋの
内側面に沿って配置し、さらに、防振架台５１を取り付
けた側と反対側のケーシング５Ｋの側面（還気ファンユ
ニット１の場合は、防振架台１１を取り付けた側と反対
側のケーシング１Ｋの上方）に空気ＲＡの導入口を形成
することにより、空気ＲＡの導入口を遮ることなく防振
架台５１を取り付けることができ、ケーシング５Ｋ内に
おける空気の流通が円滑となり、送風効率を向上するこ
とができるとともに、防振架台５１に取り付けたモータ
５Ｍ及びファン５Ｆの下方の空間を、メンテナンスエリ
アや配管スペースとして活用することが可能となる。
【００２２】
【発明の効果】本発明のユニット型空調機によれば、空
調機を構成する各ユニットの高さ及び奥行寸法を同一に
形成し、これらのユニットを一列に組み合わせることに
より、通風路を直線化することができ、これにより、デ
ッドスペースをなくすことによる省スペース化、通風抵
抗の低減による省エネルギ化を図ることができる。ま
た、各ユニットは、各ユニットの能力に応じて、その幅
寸法を自由に設定することができるため、各ユニットの
設計の自由度を大きくすることができる。
調機を構成する各ユニットの高さ及び奥行寸法を同一に
形成し、これらのユニットを一列に組み合わせることに
より、通風路を直線化することができ、これにより、デ
ッドスペースをなくすことによる省スペース化、通風抵
抗の低減による省エネルギ化を図ることができる。ま
た、各ユニットは、各ユニットの能力に応じて、その幅
寸法を自由に設定することができるため、各ユニットの
設計の自由度を大きくすることができる。
【００２３】また、還気ファンユニット及び給気ファン
ユニットのファン及び該ファンを駆動するモータを取り
付けた防振架台を、ファンユニットのケーシングの内側
面に沿って配置し、防振エレメントを介して取り付ける
ことにより、還気ファンユニット及び給気ファンユニッ
トのケーシングの空気導入口を遮ることなく防振架台を
取り付けることができ、ケーシング内における空気の流
通が円滑となり、送風効率を向上することができる。ま
た、モータ及びファンを配設した平板状の防振架台が鉛
直に設置されるため、その重心位置に対応するように配
置する必要がある防振エレメントの配置位置の設計を簡
易に行うことができ、構造を簡略化することができる。
ユニットのファン及び該ファンを駆動するモータを取り
付けた防振架台を、ファンユニットのケーシングの内側
面に沿って配置し、防振エレメントを介して取り付ける
ことにより、還気ファンユニット及び給気ファンユニッ
トのケーシングの空気導入口を遮ることなく防振架台を
取り付けることができ、ケーシング内における空気の流
通が円滑となり、送風効率を向上することができる。ま
た、モータ及びファンを配設した平板状の防振架台が鉛
直に設置されるため、その重心位置に対応するように配
置する必要がある防振エレメントの配置位置の設計を簡
易に行うことができ、構造を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のユニット型空調機の一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】同（Ａ）は正面図、（Ｂ）は側面図である。
【図３】全熱交換器ユニットを示す一部を破断した斜視
図である。
図である。
【図４】同（Ａ）は図３のＡ−Ａ線断面図、（Ｂ）は図
３のＢ−Ｂ線断面図、し、（Ｃ）は図３のＣ−Ｃ線断面
図、（Ｄ）は平面図である。
３のＢ−Ｂ線断面図、し、（Ｃ）は図３のＣ−Ｃ線断面
図、（Ｄ）は平面図である。
【図５】防振架台の取付構造の説明図で、（Ａ）は正面
図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は防振エレメントの一部を
破断した正面図である。
図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は防振エレメントの一部を
破断した正面図である。
【図６】従来のユニット型空調機の説明図で、（Ａ）は
正面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は平面図である。
正面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は平面図である。
１ 還気ファンユニット １Ｋ ケーシング １Ｆ ファン １１ 防振架台 ２ 全熱交換器ユニット ２Ｋ ケーシング ２１ 全熱交換器 ３ フィルタユニット ３Ｋ ケーシング ３１ フィルタ ４ コイルユニット ４Ｋ ケーシング ４１ 熱交換器 ４２ 加湿器 ５ 給気ファンユニット ５Ｋ ケーシング ５Ｆ ファン ５１ 防振架台
Claims (2)
- 【請求項１】 空調機を還気ファンユニット、全熱交換
器ユニット、フィルタユニット、コイルユニット及び給
気ファンユニットからなる複数のユニットに分割して構
成するとともに、各ユニットの高さ及び奥行寸法を同一
に形成し、これらのユニットを一列に組み合わせて構成
したことを特徴とするユニット型空調機。 - 【請求項２】 還気ファンユニット及び給気ファンユニ
ットのファン及び該ファンを駆動するモータを取り付け
た防振架台を、ファンユニットのケーシングの内側面に
沿って配置し、防振エレメントを介して取り付けたこと
を特徴とする請求項１記載のユニット型空調機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9230321A JPH1163549A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ユニット型空調機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9230321A JPH1163549A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ユニット型空調機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163549A true JPH1163549A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16906008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9230321A Pending JPH1163549A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ユニット型空調機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1163549A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006343045A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Toyo Eng Works Ltd | ヒートポンプ式空気調和装置 |
| JP2007139410A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Lg Electronics Inc | 換気装置 |
| KR100888453B1 (ko) * | 2008-09-12 | 2009-03-11 | 서번산업엔지니어링주식회사 | 온도성층화 방지를 위한 난류발생기를 구비한 공기조화기 |
| KR100935885B1 (ko) | 2009-06-04 | 2010-01-07 | 주식회사 유한엔지니어링 | 초음파진동자를 구비한 에너지절약형 공기조화기 |
| JP2015137827A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
-
1997
- 1997-08-12 JP JP9230321A patent/JPH1163549A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006343045A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Toyo Eng Works Ltd | ヒートポンプ式空気調和装置 |
| JP4597785B2 (ja) * | 2005-06-09 | 2010-12-15 | 株式会社東洋製作所 | ヒートポンプ式空気調和装置 |
| JP2007139410A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Lg Electronics Inc | 換気装置 |
| KR100888453B1 (ko) * | 2008-09-12 | 2009-03-11 | 서번산업엔지니어링주식회사 | 온도성층화 방지를 위한 난류발생기를 구비한 공기조화기 |
| KR100935885B1 (ko) | 2009-06-04 | 2010-01-07 | 주식회사 유한엔지니어링 | 초음파진동자를 구비한 에너지절약형 공기조화기 |
| JP2015137827A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
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| Date | Code | Title | Description |
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| A02 | Decision of refusal |
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