JPH08260561A - ポンプの吸込水槽 - Google Patents

ポンプの吸込水槽

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JPH08260561A
JPH08260561A JP6801295A JP6801295A JPH08260561A JP H08260561 A JPH08260561 A JP H08260561A JP 6801295 A JP6801295 A JP 6801295A JP 6801295 A JP6801295 A JP 6801295A JP H08260561 A JPH08260561 A JP H08260561A
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JP
Japan
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water
tank
pump
water tank
revolving
Prior art date
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Pending
Application number
JP6801295A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuhito Takahashi
益人 高橋
Sunao Miyauchi
直 宮内
Masaaki Matsuda
政昭 松田
Yoshifumi Yamamoto
宜史 山本
Tarou Shinamatsu
太郎 品末
Yoshito Uchiumi
義人 内海
Takeshi Muraguchi
武士 村口
Shoichi Yonemura
省一 米村
Shinsuke Tanaka
晋介 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP6801295A priority Critical patent/JPH08260561A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプの吸込水槽において、ポンプの吸込口
を配備した予旋回槽の入口開口の全周部分から万遍なく
予旋回槽に水が流入し、その水によって予旋回槽の中に
旋回流が短時間で生じるようにして、予旋回槽の中で水
面に浮遊しているスカムを水中に効率よく巻き込ませ、
もってポンプによるスカムの回収効率を高める。 【構成】 水槽1の底面11の一部に予旋回槽2を設け
る。予旋回槽2の周囲の底面11に、ポンプPの羽根車
の回転方向Rに向かって水を案内する複数の案内羽根部
5を周方向に間隔を隔てて配備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプの吸込水槽、詳
しくは下水、排水、汚水等をポンプで吸い上げるとき
に、水に浮遊しているスカムの回収効率を高めるように
したポンプの吸込水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のポンプの吸込水槽が特開
平3−84136号公報に記載されている。図4及び図
5のように、この吸込水槽にあっては、ピット或いはマ
ンホール等でなる水槽1の底面11の一部に円形の入口
開口21を有する小さな予旋回槽2が凹入状に設けら
れ、この予旋回槽2の周囲に越流堰3が設けられている
と共に、その越流堰3の一部に導水路4が形成され、そ
の導水路4が、上記予旋回槽2に近づくほど低位となる
ように傾斜し、その導水路4の終部42が予旋回槽2に
その周壁面22に対する接線方向に連通されている。こ
のような吸込水槽において、ポンプPの吸込口Vは上記
予旋回槽2の中に配備される。
【0003】上記した吸込水槽において、水槽1内の水
位が越流堰3の上端と水槽1の底面11との間の範囲L
にあるときには、導水路4を矢印Aのように流れ落ちた
水が、予旋回槽2の中に、その予旋回槽2の周壁面22
に対して接線方向に流入し、予旋回槽2の中では矢印F
のような水の旋回流が生じる。この場合、ポンプPの羽
根車(不図示)の回転方向は矢印Rの方向、すなわち水
の旋回流の方向と同じ方向に定められており、ポンプP
の運転によって、予旋回槽2の中の水に浮遊しているス
カムがその水の旋回によって水中に巻き込まれた後、ポ
ンプPの吸込口Vより回収される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の吸込水槽を採用した場合、予旋回槽2にはその入口
開口21の周方向の1箇所からのみ水が流入し、その水
によって予旋回槽2の中で旋回流が生じるだけであるの
で、予旋回槽2での旋回流の発生が時間的に遅くなるの
みならず、水面に浮遊しているスカムの全体が水中に十
分には巻き込まれず、ポンプ停止水位(吸込口Vよりも
少し上位に設定される)にまで予旋回槽2の水位が低下
したときのスカムの未回収量が比較的多くなるという問
題があった。
【0005】本発明は以上の問題に鑑みてなされたもの
であり、予旋回槽の中で旋回流を生じさせる水が、予旋
回槽の入口開口の全周部分から万遍なく流入するような
対策を講じることによって、予旋回槽の中に短時間で勢
いの強い旋回流を万遍なく生じさせることができて、水
面に浮遊しているスカムの全体が水中に効率よく巻き込
まれ、ポンプによるスカムの回収効率が高まるポンプの
吸込水槽を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るポンプの吸
込水槽は、水槽の底面の一部に、ポンプの吸込口が中心
部に配備される予旋回槽が凹入状に設けられているポン
プの吸込水槽において、水槽の底面に予旋回槽の入口開
口に向かう水の流れ勾配が具備されていると共に、その
入口開口の周囲における上記底面に、上記ポンプの羽根
車の回転方向に向かって水を案内する複数の案内羽根部
が上記入口開口の周方向に間隔を隔てて配備されてい
る、というものである。
【0007】
【作用】本発明のように、水槽の底面に水の流れ勾配が
具備され、予旋回槽の入口開口の周囲にポンプの羽根車
の回転方向に向かって水を案内する複数の案内羽根部が
間隔を隔てて配備されていると、水槽の底面を流れ落ち
てきた水が複数の案内羽根により案内されてポンプの羽
根車の回転方向に向かって流れ、上記入口開口の全周部
分から万遍なく流入して予旋回槽の中にポンプの羽根車
の回転方向に向かう旋回流を短時間で生じさせる。その
ため、予旋回槽の中では、水面に浮遊しているスカムの
全体が水中に一様に巻き込まれる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例に係るポンプの吸込水
槽を説明的に示した平面図、図2は同吸込水槽の説明的
に示した断面図である。
【0009】この実施例において、水槽1は下水や雑排
水や汚水などの水が流入するピット又はマンホールによ
って形成されている。水槽1の底面11の一部に小さな
予旋回槽2が凹入状に設けられている。図2のように、
予旋回槽2は下位ほど径小になる所謂擂鉢状をなし、か
つその入口開口21は円形であって、このような予旋回
槽2の中心部にポンプPの吸込口Vが配備されるように
なっている。また、水槽1の底面11には、上記入口開
口21に向かう水の流れ勾配が具備されている。予旋回
槽2の入口開口21の周囲における上記底面11には、
その予旋回槽2に配備される上記ポンプPの羽根車(不
図示)の回転方向Rに向かって水を案内する複数の案内
羽根部5…が上記入口開口21の周方向に等間隔を隔て
て配備されている。
【0010】このように構成された吸込水槽において、
水槽1の水位が複数の案内羽根部5…よりも上位に位置
しているときには、ポンプPの運転に伴って吸込口Vか
ら水が吸い上げられて排水され、予旋回槽2の中へは主
としてその上層の水が流入する。
【0011】水槽1の水位が低下してると、複数の案内
羽根部5…によって案内された水が水槽1の底面11を
図1の矢印F1のように流れ落ちて予旋回槽2の入口開
口21の全周部分から万遍なく流入し、予旋回槽2の中
に図1の矢印F1のような水の周方向において一様な強
さの旋回流を短時間で生じさせる。この場合、ポンプP
の羽根車(不図示)の回転方向は矢印Rの方向であっ
て、予旋回槽2の中に生じる水の旋回流の方向と一致す
る。従って、予旋回槽2の中の水面にスカムが浮遊して
いると、そのスカムの全体が水の旋回によって水中に巻
き込まれた後、ポンプPの吸込口Vより回収される。
【0012】なお、ポンプPは、予旋回槽2の中の水位
が吸込口Vに達する直前で停止するように制御される。
【0013】以上説明した吸込水槽は、水槽1の底面1
1に1つの予旋回槽2を設けた例であるけれども、本発
明では、水槽1の底面11に2つ又はそれより多い数の
予旋回槽を設けることも可能である。図3には水槽1の
底面11に2つの予旋回槽2,2を設けたものを例示し
てある。この例示において、個々の予旋回槽2,2の周
囲には個別に複数の案内羽根部5…,5…が配備されて
いる。水槽1の底面11に、個々の予旋回槽2,2の入
口開口21,21に向かう水の流れ勾配が具備されてい
る点、複数の案内羽根5…,5…によって案内される水
の流れ方向が、予旋回槽2に配備されるポンプPの羽根
車(不図示)の回転方向に一致する点、などは図1及び
図2で説明したところと同様である。
【0014】図3の吸込水槽においては、個々の予旋回
槽2,2において上述したところと同様の作用が発揮さ
れる。
【0015】以上説明した各吸込水槽において、水槽1
の形状は円筒状に限らず、四角形やその他の多角形であ
ってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、水槽の
底面を流れ落ちてきた流体が複数の案内羽根により案内
されて予旋回槽の入口開口の全周部分から万遍なく流入
して予旋回槽の中にポンプの羽根車の回転方向に向かう
旋回流を短時間で生じさせるので、予旋回槽の中では、
水面に浮遊しているスカムの全体が水中に巻き込まれ
る。その結果、予旋回槽に吸込口が配備されたポンプに
よるスカムの回収効率が従来のものに比べて高まるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るポンプの吸込水槽を説明
的に示した平面図である。
【図2】同吸込水槽を説明的に示した断面図である。
【図3】水槽の底面に2つの予旋回槽を設けた吸込水槽
を示す概略平面図である。
【図4】従来の吸込水槽を説明的に示した平面図であ
る。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【符号の説明】
P ポンプ V 吸込口 1 水槽 2 予旋回槽 5 案内羽根部 11 底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 宜史 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 品末 太郎 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 内海 義人 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 村口 武士 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 米村 省一 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 田中 晋介 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽の底面の一部に、ポンプの吸込口が
    中心部に配備される予旋回槽が凹入状に設けられている
    ポンプの吸込水槽において、 水槽の底面に予旋回槽の入口開口に向かう水の流れ勾配
    が具備されていると共に、その入口開口の周囲における
    上記底面に、上記ポンプの羽根車の回転方向に向かって
    水を案内する複数の案内羽根部が上記入口開口の周方向
    に間隔を隔てて配備されていることを特徴とするポンプ
    の吸込水槽。
JP6801295A 1995-03-27 1995-03-27 ポンプの吸込水槽 Pending JPH08260561A (ja)

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JP6801295A JPH08260561A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 ポンプの吸込水槽

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JP6801295A JPH08260561A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 ポンプの吸込水槽

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JPH08260561A true JPH08260561A (ja) 1996-10-08

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ID=13361509

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009052334A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Ebara Corp 排水ポンプ装置
CN104912851A (zh) * 2015-06-29 2015-09-16 广州广一泵业有限公司 一种流道式导叶设计方法
CN105002980A (zh) * 2015-05-28 2015-10-28 扬州大学 一种一体化泵站底部自清洁方法

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