JPH0826046A - 車両用電子制御装置 - Google Patents
車両用電子制御装置Info
- Publication number
- JPH0826046A JPH0826046A JP6162372A JP16237294A JPH0826046A JP H0826046 A JPH0826046 A JP H0826046A JP 6162372 A JP6162372 A JP 6162372A JP 16237294 A JP16237294 A JP 16237294A JP H0826046 A JPH0826046 A JP H0826046A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- electric power
- relay box
- line
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両において、ワイヤハーネスの敷設を簡素
化する。 【構成】 車両に電子制御装置を搭載するに当たり、車
両の電源線が集約される箇所に電子制御装置を設置搭載
することにより、制御信号用の多重通信線と電源供給用
の電源線の敷設場所を一元化する。
化する。 【構成】 車両に電子制御装置を搭載するに当たり、車
両の電源線が集約される箇所に電子制御装置を設置搭載
することにより、制御信号用の多重通信線と電源供給用
の電源線の敷設場所を一元化する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、車両における電子制
御装置の配置構造に関し、特に車両におけるワイヤハー
ネスの取り回しを改良するものである。
御装置の配置構造に関し、特に車両におけるワイヤハー
ネスの取り回しを改良するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、車両においても機能の高度化のた
めに電子制御技術が広く採り入れられて来ており、それ
に伴って電子制御装置（回路）、操作子、センサ、駆動
メカなどの間を結ぶ電気結線が複雑化し、ワイヤハーネ
スが肥大化し、そのため、実際の配線敷設の設計および
作業に苦労する事態となっている。このことを解決する
ために種々の工夫が試みられており、エンジン空間と乗
車空間を仕切る隔壁の所に電子制御装置を搭載して両空
間への配線を容易にするとか、隔壁の所にワイヤハーネ
ス用のコネクタを設けて隔壁を跨いでの電気接続を容易
にするなどが考えられている（例えば、特開昭６２−８
８６３６号公報）。
めに電子制御技術が広く採り入れられて来ており、それ
に伴って電子制御装置（回路）、操作子、センサ、駆動
メカなどの間を結ぶ電気結線が複雑化し、ワイヤハーネ
スが肥大化し、そのため、実際の配線敷設の設計および
作業に苦労する事態となっている。このことを解決する
ために種々の工夫が試みられており、エンジン空間と乗
車空間を仕切る隔壁の所に電子制御装置を搭載して両空
間への配線を容易にするとか、隔壁の所にワイヤハーネ
ス用のコネクタを設けて隔壁を跨いでの電気接続を容易
にするなどが考えられている（例えば、特開昭６２−８
８６３６号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】特に、最近は、ディジ
タル多重通信技術が普及してきており、車両においても
ワイヤハーネスを削減する手段として、電子制御装置を
集中設置するとともにＬＡＮ方式による信号伝送が採用
され始めている。ところで、ＬＡＮを車両内に敷設して
多重通信方式による信号線の本数低減を図っても、電源
線の方は、バッテリーやヒューズリレーボックスの配置
のために、そういう訳に行かず、依然として残ってしま
い、別個のワイヤハーネスとして存在することになり、
したがって、ワイヤハーネスの取り回しの徹底的な簡素
化がなされない。この発明は、車両内に敷設するワイヤ
ハーネスを徹底的に簡素化しようとするものである。
タル多重通信技術が普及してきており、車両においても
ワイヤハーネスを削減する手段として、電子制御装置を
集中設置するとともにＬＡＮ方式による信号伝送が採用
され始めている。ところで、ＬＡＮを車両内に敷設して
多重通信方式による信号線の本数低減を図っても、電源
線の方は、バッテリーやヒューズリレーボックスの配置
のために、そういう訳に行かず、依然として残ってしま
い、別個のワイヤハーネスとして存在することになり、
したがって、ワイヤハーネスの取り回しの徹底的な簡素
化がなされない。この発明は、車両内に敷設するワイヤ
ハーネスを徹底的に簡素化しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明による工夫は、
車両における電子制御装置を車両の電源線が集約される
箇所に設置搭載することにより、制御信号用の多重通信
線と電源供給用の電源線の敷設場所を一元化し、ワイヤ
ハーネスとしての取り回しを簡素化するものである。
車両における電子制御装置を車両の電源線が集約される
箇所に設置搭載することにより、制御信号用の多重通信
線と電源供給用の電源線の敷設場所を一元化し、ワイヤ
ハーネスとしての取り回しを簡素化するものである。
【０００５】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を説明する。図１は、車両における各種の電子制御シ
ステムに適用して実施したレイアウトを示すもので、電
源線が集約される箇所として、車両のヒューズリレーボ
ックスの設置場所を選択して、ヒューズリレーボックス
１とエンジン制御装置２とアンチロックブレーキ制御装
置３とを一体化してエンジン空間内のバッテリー４の付
近に搭載している。バッテリー４からは、電源線１５に
より、ヒューズリレーボックス１へ接続されており、そ
こから車両内の各必要個所に電源が供給されている。窓
ガラスの電動駆動メカと操作スイッチを含むパワーウイ
ンドウシステム５およびドアロックの係合・解除のため
の駆動メカと操作スイッチを含むドアロックシステム６
は、ドア付近に設置されており、制御装置とは多重通信
線１４により、電源（ヒューズリレーボックス１）とは
電源線１８により接続されている。そして、４個の車輪
の所には、アンチロックブレーキシステムのための車輪
速センサ７〜１０が設けられており、そこからアンチロ
ックブレーキ制御装置３へは多重通信線１４により、電
源へは電源線１７により接続されている。さらに、エン
ジン周辺には、インジェクタ１１、水温センサ１２、吸
気温センサ１３が設置されており、それぞれから多重通
信線１４によりエンジン制御装置２へ、電源線１６によ
りヒューズリレーボックス１へ接続されている。
例を説明する。図１は、車両における各種の電子制御シ
ステムに適用して実施したレイアウトを示すもので、電
源線が集約される箇所として、車両のヒューズリレーボ
ックスの設置場所を選択して、ヒューズリレーボックス
１とエンジン制御装置２とアンチロックブレーキ制御装
置３とを一体化してエンジン空間内のバッテリー４の付
近に搭載している。バッテリー４からは、電源線１５に
より、ヒューズリレーボックス１へ接続されており、そ
こから車両内の各必要個所に電源が供給されている。窓
ガラスの電動駆動メカと操作スイッチを含むパワーウイ
ンドウシステム５およびドアロックの係合・解除のため
の駆動メカと操作スイッチを含むドアロックシステム６
は、ドア付近に設置されており、制御装置とは多重通信
線１４により、電源（ヒューズリレーボックス１）とは
電源線１８により接続されている。そして、４個の車輪
の所には、アンチロックブレーキシステムのための車輪
速センサ７〜１０が設けられており、そこからアンチロ
ックブレーキ制御装置３へは多重通信線１４により、電
源へは電源線１７により接続されている。さらに、エン
ジン周辺には、インジェクタ１１、水温センサ１２、吸
気温センサ１３が設置されており、それぞれから多重通
信線１４によりエンジン制御装置２へ、電源線１６によ
りヒューズリレーボックス１へ接続されている。
【０００６】図２は、特にエンジン制御システム部分に
ついてのさらに詳しい実施例で、ヒューズリレーボック
スとエンジン制御装置が一体化されたボックス１０１と
なっており、これがバッテリー４付近に搭載され、バッ
テリー４に電源線１５で接続されている。さらに、エン
ジン付近には、インジェクタ１１、水温センサ１２、吸
気温センサ１３、スロットルセンサ１０３、エアフロメ
ータ１０４、イグナイタ１０８が設置され、これらがヒ
ューズリレーボックス付きエンジン制御装置１０１と多
重通信線１４および電源線１６により接続されている。
しかし、エンジンにおける回転角センサ１０９は、高速
のタイミング信号であるため、多重通信線１４では伝送
できず、個別のタイミング線１１４によりヒューズリレ
ーボックス付きエンジン制御装置１０１と接続されてい
る。このように、信号の時間的細かさの都合上、一部個
別配線が含まれることになる場合もある。
ついてのさらに詳しい実施例で、ヒューズリレーボック
スとエンジン制御装置が一体化されたボックス１０１と
なっており、これがバッテリー４付近に搭載され、バッ
テリー４に電源線１５で接続されている。さらに、エン
ジン付近には、インジェクタ１１、水温センサ１２、吸
気温センサ１３、スロットルセンサ１０３、エアフロメ
ータ１０４、イグナイタ１０８が設置され、これらがヒ
ューズリレーボックス付きエンジン制御装置１０１と多
重通信線１４および電源線１６により接続されている。
しかし、エンジンにおける回転角センサ１０９は、高速
のタイミング信号であるため、多重通信線１４では伝送
できず、個別のタイミング線１１４によりヒューズリレ
ーボックス付きエンジン制御装置１０１と接続されてい
る。このように、信号の時間的細かさの都合上、一部個
別配線が含まれることになる場合もある。
【０００７】なお、説明した実施例では、エンジン制御
装置とアンチロックブレーキ制御装置をヒューズリレー
ボックスと一体化しているが、これらは単に近接して設
けるものでもよい。また、これら制御装置とヒューズリ
レーボックスの搭載位置は、エンジン空間に限られるも
のではなく、他の適宜の場所でもよい。
装置とアンチロックブレーキ制御装置をヒューズリレー
ボックスと一体化しているが、これらは単に近接して設
けるものでもよい。また、これら制御装置とヒューズリ
レーボックスの搭載位置は、エンジン空間に限られるも
のではなく、他の適宜の場所でもよい。
【０００８】
【発明の作用・効果】以上説明したように、この発明に
よれば、多重通信線と電源線を車両の同じ場所を通して
敷設できるので、それらが一元化されてワイヤハーネス
が簡素化され、車両組立におけるワイヤハーネスの自動
装着にも対応することができる。
よれば、多重通信線と電源線を車両の同じ場所を通して
敷設できるので、それらが一元化されてワイヤハーネス
が簡素化され、車両組立におけるワイヤハーネスの自動
装着にも対応することができる。
【図１】 車両においてこの発明による電子制御装置の
配置およびワイヤハーネスの敷設を行った実施例を示す
ブロック図である。
配置およびワイヤハーネスの敷設を行った実施例を示す
ブロック図である。
【図２】 車両においてこの発明による電子制御装置の
配置およびワイヤハーネスの敷設を行った他の実施例を
示すブロック図である。
配置およびワイヤハーネスの敷設を行った他の実施例を
示すブロック図である。
１…ヒューズリレーボックス、２…エンジン制御装置、
３…アンチロックブレーキ制御装置、４…バッテリー、
５…パワーウインドウシステム、６…ドアロックシステ
ム、７、８、９、１０…車輪速センサ、１１…インジェ
クタ、１２…水温センサ、１３…吸気温センサ、１４…
多重通信線、１５、１６、１７、１８…電源線、１０１
…ヒューズリレーボックス付きエンジン制御装置、１０
３…スロットルセンサ、１０４…エアフロメータ、１０
８…イグナイタ、１０９…回転角センサ、１１４…タイ
ミング線
３…アンチロックブレーキ制御装置、４…バッテリー、
５…パワーウインドウシステム、６…ドアロックシステ
ム、７、８、９、１０…車輪速センサ、１１…インジェ
クタ、１２…水温センサ、１３…吸気温センサ、１４…
多重通信線、１５、１６、１７、１８…電源線、１０１
…ヒューズリレーボックス付きエンジン制御装置、１０
３…スロットルセンサ、１０４…エアフロメータ、１０
８…イグナイタ、１０９…回転角センサ、１１４…タイ
ミング線
Claims (4)
- 【請求項１】 車両において、 電子制御装置を車両の電源線が集約される箇所に設置搭
載することにより、制御信号用の多重通信線と電源供給
用の電源線の供給元を一元化し、纏めてワイヤハーネス
の取り回しができるようにしたことを特徴とする車両用
電子制御装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の車両用電子制御装置で
あって、 該電源線が集約される箇所として、車両のヒューズリレ
ーボックスの設置場所を選択したことを特徴とするも
の。 - 【請求項３】 請求項２に記載の車両用電子制御装置で
あって、 該電子制御装置を該ヒューズリレーボックスと一体化し
て構成したことを特徴とするもの。 - 【請求項４】 請求項３に記載の車両用電子制御装置で
あって、 該電子制御装置を該ヒューズリレーボックスにさらにア
ンチロックブレーキ制御装置と一体化して構成したこと
を特徴とするもの。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6162372A JPH0826046A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 車両用電子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6162372A JPH0826046A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 車両用電子制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0826046A true JPH0826046A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15753326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6162372A Pending JPH0826046A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 車両用電子制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826046A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5486130B1 (ja) * | 2013-01-08 | 2014-05-07 | 株式会社小松製作所 | バッテリ式作業機械及びバッテリ式フォークリフト |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61188248A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-21 | Mazda Motor Corp | 自動車の配線装置 |
| JPS6212442A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-21 | Mazda Motor Corp | 自動車用電気配線装置 |
| JPH0571058U (ja) * | 1992-02-29 | 1993-09-24 | 古河電気工業株式会社 | 自動車の配線構造 |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP6162372A patent/JPH0826046A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61188248A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-21 | Mazda Motor Corp | 自動車の配線装置 |
| JPS6212442A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-21 | Mazda Motor Corp | 自動車用電気配線装置 |
| JPH0571058U (ja) * | 1992-02-29 | 1993-09-24 | 古河電気工業株式会社 | 自動車の配線構造 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5486130B1 (ja) * | 2013-01-08 | 2014-05-07 | 株式会社小松製作所 | バッテリ式作業機械及びバッテリ式フォークリフト |
| US9550659B2 (en) | 2013-01-08 | 2017-01-24 | Komatsu Ltd. | Battery powered work machine, and battery powered forklift |
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