JPH08260443A - 水路形成工法及びその工法によって形成される水路 - Google Patents

水路形成工法及びその工法によって形成される水路

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JPH08260443A
JPH08260443A JP6814195A JP6814195A JPH08260443A JP H08260443 A JPH08260443 A JP H08260443A JP 6814195 A JP6814195 A JP 6814195A JP 6814195 A JP6814195 A JP 6814195A JP H08260443 A JPH08260443 A JP H08260443A
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water channel
groove
forming
shape
reinforced thermoplastic
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JP6814195A
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Toshiyuki Nakajima
敏行 中島
Seiichi Sato
誠一 佐藤
Gentaro Saito
源太郎 斎藤
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IDEMITSU N S G KK
SATO KIKI KK
Kiso Kogyo KK
Torii Kasei Co Ltd
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IDEMITSU N S G KK
SATO KIKI KK
Kiso Kogyo KK
Torii Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構造強度、耐久強度が高く長期間に亘って使用
することが可能で、かつ耐薬品性に優れ薬品、塩分等を
多く含む液体等の水路としても利用することが可能な水
路を、容易で安価な工事によって形成すること。 【構成】掘設されたコ字状の溝1の内部に略U字状の保
形板3を固定した後、複数のFRPシート6,6・・
を、保形板3の内縁に沿って屈曲させるように、かつ、
互いの端縁を重なり合わせるようにして、一枚ずつ溝内
に敷設する。そして、敷設した各FRPシート6,6・
・を、ウェルナットスクリュー8,8・・によって互い
に螺着した後、屈曲したFRPシート6,6・・の外
周、及び長手方向における任意の位置に、金属製のアン
グル16,16・・を配設することによって、水路を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、灌漑用、排水用等とし
ての水路を構築するための水路の形成方法に関するもの
であり、詳しくは、優れた耐久強度を有する水路を容易
に構築することが可能な水路の形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の水路の形成方法としては、地面に
溝を堀切し、その溝の内部に、コンクリート製のU字状
ブロックをセットしたり、コンクリート打ちをしたりし
てコンクリート製の水路を形成する方法、あるいは、堀
切した溝の内面に波状鋼板を張設する方法、堀切した溝
の内部に金属板、または合成樹脂板によってコ字状断面
の板枠構造の水路を形成する方法等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンクリート打ちによ
ってコンリート製の水路を形成する方法は、頑丈で耐久
強度の高い水路を形成することができるが、工事の際、
型枠を施工したり、大量のコンクリートをミキサー車で
搬入したりする必要があるため、工事が大掛りなものと
なる。また、U字状ブロックのセットによってコンクリ
ート製の水路を形成する方法は、ブロックの形成や、重
量物運搬等のために、多大なコストがかかるという欠点
がある。さらに、コンクリート製の水路を形成する方法
は、形成される水路が頑丈になりすぎるため、取り壊し
の予定された仮設用水路の形成には不向きである。しか
も、コンクリート製の水路は、塩酸や硫酸等の薬品や、
塩分等を多く含んだ液体等の水路として使用すると、侵
食され、亀裂が生じて、液体の一部が漏洩してしまうと
いう問題点をも有していた。一方、溝の内面に波状鋼板
を張設する方法や、溝の内部に金属板からなる板枠構造
の水路を形成する方法によって形成される金属製の水路
は、撤去が簡単なものの、長期間使用されると錆が発生
するし、薬品に対する耐久性(耐薬品性)に劣るため薬
品、塩分等を多く含む液体等の水路として使用すると、
直ちに腐食してしまうという問題点を有している。ま
た、溝の内部に合成樹脂板からなる板枠構造の水路を形
成する方法によって得られる合成樹脂製の水路は、良好
な耐薬品性を有しているが、構造強度が低いという欠点
がある。
【0004】本発明は、かかる上記の課題を解決し、構
造強度、耐久強度が高く長期間に亘って使用することが
可能で、かつ耐薬品性に優れ薬品、塩分等を多く含む液
体等の水路としても利用することが可能な水路を、容易
で安価な工事によって形成することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明の構成は、繊
維強化熱可塑性樹脂板を溝の内法形状に対応したU字状
の保形板内縁に沿って屈曲させてなる水路形成用枠体
を、掘設された溝内で、前記繊維強化熱可塑性樹脂板の
端縁同士を互いに重合させて溝の長手方向へ連設し、そ
れらの重合部を接合することによって、溝内に設置する
ことを特徴とする水路の形成方法にある。
【0006】また、第2の発明の構成は、掘設された溝
内に、その溝の内法に沿って補強枠を組み、その補強枠
内にU字状の保形板を組み付け、その保形板内縁に沿っ
て繊維強化熱可塑性樹脂板を屈曲させて保形板と一体化
させてなる水路形成用枠体を、掘設された溝内で、前記
繊維強化熱可塑性樹脂板の端縁同士を互いに重合させて
溝の長手方向へ連設し、それらの重合部を接合すること
によって、溝内に設置することを特徴とする水路の形成
方法にある。
【0007】一方、第3の発明の構成は、それらの水路
の形成方法において、前記水路形成用枠体が、複数枚の
繊維強化熱可塑性合成樹脂板を連設した一単位の水路形
成用枠体であることにある。
【0008】さらに、第4の発明の構成は、第1〜第3
の発明にかかる水路の形成方法において、押し込み、あ
るいはねじ込み操作で締着可能なボルト部材を利用し
て、水路形成用枠体の内側から、繊維強化熱可塑性樹脂
板の端縁の重合部を締着することにある。
【0009】また、第5の発明の構成は、少なくとも掘
設された溝の断面に対応したU字状の保形板によりその
保形板の内縁に沿って屈曲した形状に支持されており、
かつ、溝の長手方向に対して互いに繋ぎ合わされた複数
枚の繊維強化熱可塑性樹脂板からなる水路形成用枠体に
あり、第6の発明の構成は、その水路形成用枠体におい
て、前記保形板に補強枠が組み付けられていることにあ
る。
【0010】なお、本発明でいう繊維強化熱可塑性樹脂
シートとは、ガラス繊維等の繊維が充填されたポリプロ
ピレン等の熱可塑性樹脂からなるシート状物のことをい
うが、充填される繊維の種類、熱可塑性樹脂の種類等
は、特に限定されるものではない。
【0011】
【作用】第1の発明によって形成される水路は、繊維強
化熱可塑性樹脂板がきわめて軽量であるとともに、耐薬
品性に優れ、高い耐久強度を有しているので、施工や取
り壊しが非常に容易であるばかりでなく、薬品、塩分等
を多く含む液体等の水路として利用することができる
し、その上、長期間に亘って使用しても腐食したり劣化
したりしない。さらに、繊維強化熱可塑性樹脂板が高い
剛性と適度な靱性を兼備しているとともに、保形板が、
水路形成用枠体、すなわち屈曲した繊維強化熱可塑性樹
脂板の屈曲形状を確実に保持するので、水路は、構造強
度が高く、衝撃によって損傷したりしない。しかも、第
1の発明にかかる形成方法によれば、複数の繊維強化熱
可塑性樹脂板を掘設された溝内に屈曲状態で連設するこ
とのみによって水路が形成されるので、工事がきわめて
容易なものとなる。
【0012】さらに、第2の発明によって形成される水
路は、水路形成用枠体が、その屈曲形状を保持するよう
に、保形板と補強枠とによって、いわば2段に補強され
ているので、より高い構造強度を有している。
【0013】一方、第3の発明にかかる形成方法におい
ては、所定の長さに連設された繊維強化熱可塑性樹脂板
からなる一単位ずつの水路形成用枠体が繋ぎ合わされる
ことによって水路が形成されるので、予め、形成する水
路の長さに相当する複数単位の水路形成用枠体を形成し
ておくことによって、現場の作業が容易で、短時間で完
了するものとなる。
【0014】また、第4の発明にかかる形成方法によれ
ば、各水路形成用枠体を構成している繊維強化熱可塑性
樹脂板の重合部分が、押し込み、あるいはねじ込み操作
で締着可能なボルト部材によって、水路形成用枠体の内
側から締着されるので、水路形成用枠体の連設に際し
て、水路形成用枠体の外側からナット等を固定する必要
がなくなり、連設作業はきわめて容易なものとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の水路の形成方法、及びその方
法によって形成される水路について、図面に基いて詳細
に説明する。
【0016】[実施例1]水路を形成する際には、ま
ず、水路の形成を所望する任意の場所にコ字状の溝を掘
設し、その底面に砂セメントを流し込んで、略水平な底
面にする。図1は、掘設された溝を示したものであり、
溝1は、幅が約1.5mで、約1.0mの深さに掘設さ
れており、底面に砂セメント2が敷き詰められている。
【0017】次に、図2の如く、溝1の内部に、溝1の
内面に沿うように、かつ溝の長手方向に略等間隔に平行
に並ぶように、ガラス繊維が約40%充填されたポリプ
ロピレンからなる保形板3を固定する。保形板3は、約
7.0cm幅で約3.0mmの厚さを有する直線状部材4
と、同幅、同厚さで約40cmの曲率半径を有する曲線状
部材5とからなり、それらが連結されて略U字状になっ
ている。保形板3の固定は、溝内に長手方向に対して略
等間隔に配置された保形板3に電気ドリル等で釘孔(図
示せず)を穿設し、その釘孔を挿通させたアンカー釘
(図示せず)を溝壁面に打ち込むことによって行う。な
お、保形板3は、上記の如く、直線状部材4と曲線状部
材5とから構成されているので、堀設された溝1の幅が
ばらついている場合であっても、何ら問題なく溝内に固
定することができる。
【0018】しかる後、図3の如く、ガラス繊維が約4
0%充填されたポリプロピレンによって形成された長さ
(図3中のaの方向)×幅=約1.0m×約3.2mの
大きさを有する繊維強化熱可塑性樹脂板6,6・・(以
下、単にFRPシートという)を、固定された保形板3
の内縁に沿って屈曲させるようにして、一枚ずつ溝内に
敷設する。このとき、すでに敷設したFRPシート6の
片端縁に、新たに敷設するFRPシート6の片端縁を重
なり合わせるとともに、その重合部(2つのFRPシー
トが互いに当接し合っている部分)7,7・・に、シリ
コン等からなるコーキング剤(図示せず)を、FRPシ
ート6の幅一杯に介在させる。なお、本実施例において
は、溝の寸法に合致した大きさのFRPシートを用いて
いるが、溝の寸法より大きいFRPシートを用いて、敷
設の際、はみ出し部分を切除するようにしても良い。
【0019】各FRPシート6,6・・を敷設した後に
は、その重合部7,7・・に、電気ドリル等によってネ
ジ孔(図示せず)を穿設し、そのネジ孔を利用して、重
なり合った各FRPシート6,6・・をウェルナットス
クリュー8,8・・(商品名、以下、単にウェルナット
という)で螺着する。図4は、ウェルナット8、及び重
なり合った2枚のFRPシート6,6をウェルナット8
で螺着した状態を示したものであり、ウェルナット8
は、略筒状の本体部材9と金属製のボルト10から構成
されている。本体部材9の片方の端部には鍔部11が設
けられており、その鍔部11の外周には壁体12が立設
されている。一方、本体部材9の反対側の端部にはナッ
ト部材13が固定された状態で内蔵されており、そのナ
ット部材13には、ボルト10と螺合するネジ溝(図示
せず)が刻設されている(図4(a)参照)。ウェルナ
ット8による各FRPシート6,6・・の螺着は、各F
RPシート6,6・・に穿設したネジ孔にウェルナット
8を挿通し、そのウェルナット8のボルト10を締め付
けることによって行う。ウェルナット8は、ボルト10
が締め付けられると、図4(b)の如く、鍔部11が内
側のFRPシート6と広い面積で密着するとともに、本
体部材9のナット部材13の近傍が膨出してフランジ状
になり(膨出部14)、広い面積でFRPシート6の外
面と密着する。なお、ナット部材13は、固定された状
態で本体部材9に内蔵されているため、ボルト10の締
め付けに際し、ナット部材13を回転させないようにF
RPシート6の外側から固定する必要がない。各FRP
シート6,6・・を螺着した後には、図4(c)の如
く、各ウェルナット8,8・・の壁体12の内部にコー
キング剤15を注入することによって、ボルト13のヘ
ッドをシールする。
【0020】そして、新たなFRPシートの敷設、螺
着、という作業を、溝の長さ分だけ、次々に繰り返した
後、図5の如く、屈曲したFRPシート6,6・・の外
周、及び長手方向における任意の位置に、金属製のアン
グル16,16・・を配設することによって、水路の形
成を完了する。
【0021】上記の如く形成された水路は、各重合部に
介在するコーキング剤がFRPシート間の隙間を閉塞し
ており、また、ウェルナットの鍔部及び膨出部が、それ
ぞれ、重なり合ったFRPシートの外側と内側において
広い面積で密着しており、さらに、壁体に注入されたコ
ーキング剤がウェルナットのネジ溝とボルト間の隙間を
閉塞しているので、水路の使用中に液体を外部に漏洩さ
せたりしない。その上、壁体内に注入されたコーキング
剤によって、ボルトが錆びたりしない。一方、水路は、
十分な強度と適度な靱性を有するFRPシートによって
形成されているので、構造強度が高く、壊れにくいし、
衝撃によって損傷したりしない。また、FRPシートは
耐薬品性に優れているので、薬品や塩分を多く含む液体
等の水路としても利用することができるし、耐久性も良
好である。さらに、保形板の曲線状部分がFRPシート
の曲げ弾性率に対応した適度な曲率半径を有しており、
外面にぴったりとフィットした状態でFRPシートを補
強しているので、水路の構造強度は非常に高い。
【0022】[実施例2]実施例2の水路の形成方法に
おいては、実施例1と同様に、コ字状の溝を掘設し、底
面に砂セメントを流し込んだ後、金属製のフレーム部材
によって、溝内に溝幅と略同一な金属枠を組み付ける。
図6は、金属枠が組み付けられた溝を示したものであ
り、金属枠17は、溝1の長手方向に沿って設けられた
長尺フレーム部材18,18・・と、隣接する長尺フレ
ーム部材18,18間に略等間隔に設けられた垂直フレ
ーム部材19,19・・と、上端の長尺フレーム部材1
8,18間に懸架された補強フレーム部材20,20・
・とから構成されている。
【0023】金属枠を組み付けた後には、図7の如く、
実施例1と同一の保形板3,3・・を、長手方向に略等
間隔にコ字状に配置された垂直フレーム部材19,19
・・のうちの任意のものの内側に沿うように当着する。
そして、当着した垂直フレーム部材19と保形板3に、
電気ドリル等によってネジ孔(図示せず)を穿設し、し
かる後に、そのネジ孔に挿通したタッピングスクリュー
(図示せず)をねじ込むことによって、垂直フレーム部
材19と保形板3とを固定する。しかる後、組み付けた
金属枠17、及び保形板3,3・・の内部に、実施例1
と略同様の方法によって水路を形成する。形成された水
路を図8に示す。
【0024】実施例2の水路は、実施例1と同様の効果
を有していることに加えて、屈曲して保形板と一体にな
ったFRPシート(すなわち水路形成用枠体)の外側が
金属枠によって補強されているので、構造強度がより高
く、きわめて壊れにくい。
【0025】なお、本発明の水路の形成方法は、上記実
施例に何ら限定されるものではなく、必要に応じて、F
RPシートや、保形板の材質、大きさ、厚さ等を適宜変
更できる。また、重なり合ったFRPシートの接合方法
も、ウェルナットによる螺着に限定されるものではな
く、タッピングスクリューによる螺着、接着剤等による
接着等、他の方法であっても良い。さらに、保形板の形
状はU字状であれば、実施例の如く直線状部材と曲線状
部材に分割されていなくても構わないし、曲線部分の曲
率半径等も特に限定されるものではない。
【0026】また、実施例1、2の方法においては、F
RPシートは、保形板と一体にした後に溝内、あるいは
金属枠内に敷設することもできるし、溝内、あるいは金
属枠内に設置した保形板の内側に敷設することによっ
て、保形板と一体にすることもできる。さらに、屈曲さ
せて保形板と一体になったFRPシート(水路形成用枠
体)を溝内あるいは金属枠内に敷設する方法によって水
路を形成する場合には、予め、複数個のFRPシートが
連設され屈曲した状態で保形板と一体になった水路形成
用枠体、すなわち一単位(ユニット)の水路形成用枠体
を複数個形成しておき、それらの一単位ずつの水路形成
用枠体を繋ぎ合わせる方法を採用することも可能であ
る。そのように水路を形成することによって、現場にお
ける作業を、容易にかつ短時間で完了させることができ
る。
【0027】また、本発明の水路の形成方法は、直線状
の水路を形成する場合ばかりでなく、枝分かれ形状の水
路を形成する場合であっても適用することができるし、
簡単な工事によって水路を形成できるので、仮設水路を
形成する場合や、古くなった水路を補修する場合に好適
である。また、本発明の方法によって仮設水路を形成し
た場合には、かかる水路を撤去した後の廃材の再利用も
可能である。
【0028】
【発明の効果】上記の如く、本発明によって形成される
水路は、構造強度、耐久強度が高く、かつ適度な靱性を
有しているため、非常に壊れにくく、長期間に亘って使
用可能であり、その上、良好な耐薬品性を有しているた
め、薬品、塩分等を多く含む液体等の水路としても利用
することができる。また、本発明によれば、かかる水路
を、きわめて容易で安価な工事によって形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の方法によって水路を形成する様子を
示す説明図である。
【図2】実施例1の方法によって水路を形成する様子を
示す説明図である。
【図3】実施例1の方法によって水路を形成する様子を
示す説明図である。
【図4】ウェルナット、及び重なり合ったFRPシート
をウェルナットで接合した状態を示す説明図である。
【図5】実施例1の方法によって水路を形成する様子を
示す説明図である。
【図6】実施例2の方法によって水路を形成する様子を
示す説明図である。
【図7】実施例2の方法によって水路を形成する様子を
示す説明図である。
【図8】実施例2の方法によって形成された水路を示す
説明図である。
【符号の説明】
1・・溝、2・・砂セメント、3・・保形板、4・・直
線状部材、5・・曲線状部材、6・・FRPシート、7
・・重合部、8・・ウェルナット、9・・本体部材、1
0・・ボルト、11・・鍔部、12・・壁体、13・・
ナット部材、14・・膨出部、15・・コーキング剤、
16・・アングル、17・・金属枠、18・・長尺フレ
ーム部材、19・・垂直フレーム部材、20・・補強フ
レーム部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 敏行 名古屋市中区栄一丁目7番23号 木曽興業 株式会社内 (72)発明者 佐藤 誠一 名古屋市瑞穂区塩入町7番3号 株式会社 佐藤機器内 (72)発明者 斎藤 源太郎 長野県上水内郡豊野町大字浅野1864 鳥居 化成株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維強化熱可塑性樹脂板を溝の内法形状
    に対応したU字状の保形板内縁に沿って屈曲させてなる
    水路形成用枠体を、掘設された溝内で、前記繊維強化熱
    可塑性樹脂板の端縁同士を互いに重合させて溝の長手方
    向へ連設し、それらの重合部を接合することによって、
    溝内に設置することを特徴とする水路の形成方法。
  2. 【請求項2】 掘設された溝内に、その溝の内法に沿っ
    て補強枠を組み、その補強枠内にU字状の保形板を組み
    付け、その保形板内縁に沿って繊維強化熱可塑性樹脂板
    を屈曲させて保形板と一体化させてなる水路形成用枠体
    を、掘設された溝内で、前記繊維強化熱可塑性樹脂板の
    端縁同士を互いに重合させて溝の長手方向へ連設し、そ
    れらの重合部を接合することによって、溝内に設置する
    ことを特徴とする水路の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記水路形成用枠体が、複数枚の繊維強
    化熱可塑性合成樹脂板を連設した一単位の水路形成用枠
    体であることを特徴とする請求項1、または2記載の水
    路の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記接合が、押し込み、あるいはねじ込
    み操作で締着可能なボルト部材を利用して、水路形成用
    枠体の内側から、繊維強化熱可塑性樹脂板の端縁の重合
    部を締着するものであることを特徴とする請求項1、
    2、または3記載の水路の形成方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも掘設された溝の断面に対応し
    たU字状の保形板によりその保形板の内縁に沿って屈曲
    した形状に支持されており、かつ、溝の長手方向に対し
    て互いに繋ぎ合わされた複数枚の繊維強化熱可塑性樹脂
    板からなる水路形成用枠体。
  6. 【請求項6】 前記保形板に補強枠が組み付けられてい
    ることを特徴とする請求項5記載の水路形成用枠体。
JP6814195A 1995-03-27 1995-03-27 水路形成工法及びその工法によって形成される水路 Pending JPH08260443A (ja)

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