JP2002021078A - 腹起し材 - Google Patents

腹起し材

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JP2002021078A JP2000205648A JP2000205648A JP2002021078A JP 2002021078 A JP2002021078 A JP 2002021078A JP 2000205648 A JP2000205648 A JP 2000205648A JP 2000205648 A JP2000205648 A JP 2000205648A JP 2002021078 A JP2002021078 A JP 2002021078A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬や水中での設置作業を容易にすることが
できる腹起し材を提供すること。 【解決手段】 中空筒状部材7と、この中空筒状部材7
の両端開口部に気水密に接合されるキャップ8とキャッ
プ9とからなり、その比重が1以下好ましくは0.5以
上1未満に形成することにより、安定した状態で水に浮
くようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、腹起し材に関す
るもので、更に詳細には、下水管の再生工事等の水の溜
まる工事に用いる腹起し材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、下水管の更生工事は、下水管内
を洗浄し、製管機により更生管を製管した後、更生管の
浮上や変形防止のため更生管内に腹起し材と支保工を設
置し、裏込め材を注入して仕上げるという作業が行われ
る。
【0003】上記作業は一定のスパン、例えばマンホー
ル間で行われ、順次次のスパンに進んでいく。したがっ
て、スパン毎の更生工事が終了して次のスパンの更生工
事に移る場合には、腹起し材と支保工を分解して運搬し
再び次のスパンの更生管内に腹起し材と支保工を設置す
るという作業が行われている。
【0004】上記腹起し材は上記支保工の横架材として
用いられるが、支保材に取り付けられるジャッキ等によ
り更生管に圧接した状態で、この更生管を支持するため
に使用される。
【0005】また、腹起し材は、土砂が崩れたり流され
たりするのを防ぐ土留めにも使用されるが、この場合は
土壌を掘削してできた溝等の側面に取り付ける矢板や親
板を支持する横架材として用いられる。
【0006】この腹起し材は一般に、軽量化を図るため
に中空筒状部材にて形成されている。しかし、中空筒状
部材の中空部内に土砂や水等が侵入し、腹起し材を内部
から腐食させたり運搬を困難にするという問題があっ
た。これを解決するために、腹起し材の両端開口部とキ
ャップをボルトで接合する構造のものが知られている
(特開平10−46578号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キャップを有する腹起し材においても、更生工事を行う
ときには、通常更生管内に下水が流れた状態で施工する
ため、上記腹起し材の構造では土砂や水等の進入を完全
に排除することはできず改善すべき点があった。
【0008】更に、中空筒状部材の中空部内に土砂や水
等が侵入すると、腹起し材と支保工を解体したとき、腹
起し材が重い状態で下水中に沈水するため運搬しづらい
という問題があった。また逆に、腹起し材の比重が極端
に小さいと、腹起し材の重心が水面より上方へ浮き上が
ってしまい腹起し材が回転しやすくなるため、水中での
腹起し材の設置や運搬がし難くなるという問題がある。
【0009】更に、従来の腹起し材の構造では、図12
(a)に示すように、1つの腹起し材aに対し両端の最
低2箇所を支保材b等で支持するか、あるいは、図12
(b)に示すように腹起し材aの端部同士を重ねて重な
り部を支保材bで支持する必要があったため、前者の場
合、支保工用部材の数が多くなり、後者の場合、腹起し
材aの数が多くなり、支保工の運搬、設置、解体等の作
業が面倒である等の問題があった。
【0010】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、下水管の更生工事等の水の溜まる工事において、運
搬及び設置作業を容易にする腹起し材を提供することを
目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の腹起し材は、中空筒状部材と、この中空
筒状部材の両端開口部に気水密に接合されるキャップと
からなることを特徴とするものである(請求項1)。中
空筒状部材とキャップの接合は、MIG溶接、TIG溶
接、摩擦撹拌接合等を用いることができる。
【0012】この発明において、上記腹起し材は、全体
の比重が1以下である方が好ましく(請求項2)、更に
は、上記比重が0.5以上1未満である方が好ましい
(請求項3)。
【0013】また、この発明において、上記中空筒状部
材は、例えばアルミニウム製押出形材にて形成すること
ができ、また、上記キャップは、アルミニウム製ダイキ
ャストにて形成することができる。上記中空筒状部材と
上記キャップは、摩擦撹拌接合により表面が平坦に接合
されると更によい(請求項4)。また、上記キャップ
は、上記中空筒状部材との接合状態における中空筒状部
材の長手方向に凹状部あるいは凸状部を有し、上記凹状
部と凸状部の嵌合により複数の腹起し材を連結可能に形
成する方が好ましい(請求項5)。
【0014】ここで、摩擦撹拌接合とは、金属材料例え
ばアルミニウム同士を突合わせ、この突き合わせ面に回
転する接合ツールを挿入し、突き合わせ面に沿って移動
させ、被接合材を塑性流動させることで両部材を接合す
るものである。
【0015】この発明の腹起し材によれば、中空筒状部
材とキャップとで中空密閉状に形成されるので、水中で
は浮力が加わり、水中での見かけの重量が軽くなるため
運搬が容易である(請求項1)。また、腹起し材の比重
が1以下好ましくは0.5以上1未満に形成すること
で、水中に浮かべることができると共に、重心を水面の
下側に位置させて回転等をし難い安定した状態にするこ
とができ、運搬や水中での設置作業を一層容易にするこ
とができる。(請求項2,3)。
【0016】また、中空筒状部材とキャップは、摩擦撹
拌接合により表面を平坦に接合することにより、確実に
中空筒状部材の両端開口部を気水密に接合することがで
きると共に、整列状態に積み重ねて運搬や保管をするこ
とができる(請求項4)。
【0017】また、キャップは、中空筒状部材との接合
時における中空筒状部材の長手方向に凹状部あるいは凸
状部を有し、凹状部と凸状部を嵌合させて複数の腹起し
材を連結することにより、腹起し材を簡単に連続的に配
置することができる。また、複数の腹起し材を連結して
一体的にすることができるので、最小限の支保材及びジ
ャッキによって腹起し材を支持することができる。した
がって、支保工用部材を削減することができると共に支
保工の設置、解体等を短時間で行うことができる。ま
た、下水管が真直ぐでない場合、下水管の曲がりに対応
して腹起し材を配置する必要があるが、このとき凹状部
と凸状部との嵌合により連続する腹起し材同士のずれを
生じることなく容易に配置することができる(請求項
5)。
【0018】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施例を図面に
基いて詳細に説明する。ここでは、この発明を下水管の
更生工事に適用した場合について説明する。
【0019】下水管の更生工事では、まず既設管1内に
例えばスチール補強材を組み込んだ合成樹脂製の帯状を
なすプロファイルを自走式製管機によって供給し、製管
機の嵌合ローラを回転しながらプロファイルを螺旋状に
連結して所定の断面形状の更生管2を成形する。
【0020】次に、更生管2に浮上や変形防止のため、
更生管2の長手方向にこの発明に係る腹起し材5を横架
する一方、更生管2の長手方向に対して垂直に一定間隔
で略方形状の支保材3を設置する。この状態で、この支
保材3の各片に貫通状態に取り付けられたジャッキ6の
ブラケット6aを腹起し材5に係合させて、腹起し材5
を更生管2に圧接する(図1及び図2参照)。
【0021】そして、既設管1と更生管2との隅間にコ
ンクリート等の裏込め材を注入して下水管の更生を行
う。
【0022】次に、この発明に係る腹起し材5について
説明する。
【0023】図2は腹起し材5の嵌合状態を示す要部平
面図、図3は腹起し材5の一例を示す断面図、図4は凹
状部8bを有するキャップ8を示す概略斜視図、図5は
凸状部9bを有するキャップ9を示す概略斜視図、図6
は腹起し材の嵌合状態を示す断面図である。
【0024】上記腹起し材5は、例えばアルミニウム製
押出形材にて形成される中空筒状部材7と、この中空筒
状部材7の両端開口部に気水密に接合される例えばアル
ミニウム製ダイキャストにて形成されるキャップ8及び
9とで構成されている。
【0025】この場合、中空筒状部材7の断面は、角部
が凸状円弧面を有する四角形の外形断面と、六角形の内
形断面とを有する。この断面は、対向する一方の2辺が
等しい肉厚に形成され、対向する他方の2辺は、その中
間部から両端(角部)に向かって漸次肉厚に形成されて
いる(図9及び図10参照)。
【0026】このように、中間筒状部材の内形断面を六
角形とした理由は、ジャッキ6による更生管2への圧接
時の荷重に耐え得るようにするためである。なお、中空
筒状部材の形状は、必ずしも上記のような形状である必
要はなく、例えば全辺同じ肉厚の断面四角形にしてもよ
い。
【0027】キャップ8は、中空筒状部材の開口端面に
当接する四角形状のフランジ部(鍔部)8aと、中空筒
状部材の長手方向の内方側に向かう凹状部8bとを具備
する。この場合、凹状部8bは、断面が六角形状(中空
筒状部材の内形断面と相似形)に形成されると共に、先
端に向かって狭小のテーパ状に形成されている。
【0028】キャップ9は、中空筒状部材の開口端面に
当接する四角形状のフランジ部(鍔部)9aと、中空筒
状部材の開口部内方に嵌挿(挿入)される脚部9cと、
中空筒状部材の長手方向の外方側に向かう凸状部9bと
を具備する。この場合、凸状部9bは、断面が六角形状
に形成されると共に、先端に向かって狭小のテーパ状に
形成され、かつ、凹状部8bと嵌合し得るように形成さ
れている(図6参照)。
【0029】キャップ8、キャップ9を上記のように形
成することにより、腹起し材の嵌合が容易となり、ま
た、嵌合状態において腹起し材同士が回転しないという
効果がある。更に、複数の腹起し材5を連結することが
できるので、一つの腹起し材5の両端をジャッキ6と支
保材3で支持したり、腹起し材5の端部同士を重ねて重
なり部をジャッキ6と支保材3で支持する必要はなく、
例えば、図2に示すように二つの腹起し材5の連結部を
ジャッキ6で支持するようにすれば、ジャッキ6や支保
材3、腹起し材5の数を削減することができ、また支保
工の設置、解体等を短時間で行うことができる。また、
下水管が真直ぐでない場合、下水管の曲がりに対応して
腹起し材5を配置する必要があるが、このとき凹状部と
凸状部との嵌合により連続する腹起し材5同士のずれを
生じることなく容易に配置することができる。
【0030】また、腹起し材5の比重は1以下好ましく
は0.5以上1未満に形成される方がよい。この理由
は、比重が0.5未満であると、腹起し材5の重心が水
面より上方へ浮き上がってしまい腹起し材5が回転し易
くなるため、水中での腹起し材の設置や運搬が難しくな
るからであり、比重が1よりも大きいと、腹起し材が下
水中に浸水し、やはり運搬が困難になるからである。な
お、腹起し材5の比重が1であっても下水の下方に沈む
ことがなく、下水中に浮くので、運搬や設置作業を容易
にすることができる。
【0031】腹起し材5は、例えば、以下のような形
状、重量の中空筒状部材とキャップとを用いて作製する
ことができる。
【0032】まず、アルミニウム製押出形材よりなる中
空筒状部材の断面形状を図9ないし図11に示すように
形成する。図9に示す中空筒状部材(HC)の断面形状
を、L11=125(mm),L12=115(m
m),d11=6(mm),d12=13(mm),d
13=5(mm),R11=8(mm),R12=8
(mm)に形成する。また、図10に示す中空筒状部材
(HD)の断面形状を、L21=80(mm),L22
=115(mm),d21=6(mm),d22=13
(mm),d23=5(mm),R21=8(mm),
R22=8(mm)に形成する。また、図11に示す中
空筒状部材(HE)の断面形状を、L31=60(m
m),L32=80(mm),d31=6(mm),d
32=10.7(mm),d33=5(mm),R31
=4(mm),R32=4(mm)に形成する。
【0033】ここで、 L11,L21,L31…肉厚が一定である方の辺の長
さ L12,L22,L32…中間部から角部に向かって漸
次肉厚に形成されている辺の長さ d11,d21,d31…肉厚に形成された辺の中間部
の厚さ d12,d22,d32…肉厚に形成された辺の角部の
厚さ d13,d23,d33…肉厚が一定である辺の厚さ R11,R21,R31…角部内側の円弧面の半径 R12,R22,R32…角部外側の円弧面の半径 である。
【0034】次に、中空筒状部材の両端開口部とアルミ
ニウム製ダイキャストにて形成されるキャップ(重量
2.3kg,1.9kg,1.3kg)をMIG溶接で
気水密に接合して、腹起し材を作製したところ、この腹
起し材の重量、体積及び比重は表1のようになった。こ
こでHC4(HD4,HE4)、HC3(HD3,HE
3)、HC2(HD2,HE2)は中空筒状部材の長手
方向の長さをそれぞれ4,3,2(m)とした腹起し材
を意味する。
【0035】
【表1】
【0036】このように形成することにより、腹起し材
の比重を小さくすることができるので、水中での見かけ
の重量が軽くなり運搬が容易となる。特に、腹起し材H
C,HDは比重を0.5以上1未満にすることができる
ので、水面に浮かべることができると共に、重心を水面
の下側に位置させて回転等をし難い安定した状態にする
ことができ、運搬や水中での設置作業を更に容易にする
ことができる。
【0037】上記実施形態では、腹起し材5を下水管の
更生工事に用いる場合について説明したが、上記腹起し
材5は土留めにも使用できる。この場合には、図7及び
図8に示すように、土壌を掘削してできた溝11の両側
に土砂が溝内に崩れ落ちるのを防止するための鋼矢板1
2を取り付け、溝11の長手方向に横架する腹起し材5
をサポート13等によりこの鋼矢板12に圧接して使用
する。この場合においても、キャップ8の凹状部とキャ
ップ9の凸状部とを嵌合させて、複数の腹起し材5を一
体的に連結することができる。したがって、腹起し材5
の連結部にサポート13で支持することができ、サポー
ト13の数を減らすことができる。
【0038】なお、上記中空筒状部材7と上記キャップ
8または9の接合部10は、摩擦撹拌接合により、確実
に中空筒状部材7の両端開口部を気水密に接合すること
もできる。ここで、摩擦撹拌接合とは、金属例えばアル
ミニウム合金からなる押出形材や板材同士を突合わせ、
この突き合わせ面に回転する接合ツールを挿入し、突き
合わせ面に沿って移動させ、被接合材を塑性流動させる
ことで、両部材を接合するものである。したがって、M
IG溶接やTIG溶接のように溶接部に肉盛等が生じ
ず、接合部10を平坦にできるので、腹起し材5を整列
状態に積み重ねることができ、運搬や保管を容易にする
ことができる。
【0039】また、上記実施形態の腹起し材5において
は、中空筒状部材7の両端開口部の一方を凹状部8bを
有するキャップ8にて接合し、もう一方を凸状部9bを
有するキャップ9にて接合した場合について説明した
が、必ずしもこのような構造にする必要はなく、両端開
口部の両方を凹状部8bを有するキャップ8あるいは凸
状部9bを有するキャップ9で接合した腹起し材5とす
ることもできる。この場合は、凹状部8bを有するキャ
ップ8のみで接合された腹起し材5と凸状部9bを有す
るキャップ9のみで接合された腹起し材5の2種類、あ
るいは凹状部8bを有するキャップ8と凸状部9bを有
するキャップ9にて両端開口部を接合した腹起し材5を
加えた3種類を組み合わせて連結することになる。
【0040】また、上記実施形態においては、二つの腹
起し材5の嵌合部をジャッキ6やサポート13で支持す
る場合について説明したが、ジャッキ6やサポート13
で支持するのは腹起し材5同士の嵌合部である必要はな
く、例えば腹起し材5の長手方向における中央部をそれ
ぞれ支持するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の腹起
し材の構造によれば以下のような効果が得られる。
【0042】1)請求項1記載の発明によれば、腹起し
材を中空密閉状に形成するので、水中では浮力が加わ
り、水中での見かけの重量が軽くなるため運搬を容易に
することができる。
【0043】2)請求項2,3記載の発明によれば、腹
起し材全体の比重を1以下好ましくは0.5以上1未満
に形成するので、水中に浮かべることができると共に、
重心が水面の下側にあるので回転等をさせずに安定させ
ることができ、運搬や水中での設置作業を容易にするこ
とができる。
【0044】3)請求項4記載の発明によれば、中空筒
状部材とキャップは、摩擦撹拌接合により表面が平坦に
接合するので、確実に中空筒状部材の両端開口部を気水
密に接合することができると共に、整列状態に積み重ね
て運搬や保管をすることができる。
【0045】4)請求項5に記載の発明によれば、キャ
ップに設けられた凹状部と凸状部を嵌合させて複数の腹
起し材を連結することができるので、腹起し材を簡単に
連続的に配置することができる。また、複数の腹起し材
を連結して一体的にすることができるので、最小限の支
保材及びジャッキ等によって腹起し材を支持することが
できる。したがって、支保工用部材を削減することがで
きると共に支保工の設置、解体等を短時間で行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る腹起し材を下水管の更生工事に
適用した場合の下水管の概略断面図である。
【図2】この発明に係る腹起し材の嵌合状態を示す要部
平面図である。
【図3】この発明に係る腹起し材の一例を示す概略断面
図である。
【図4】この発明における腹起し材に接合された凹状部
を有するキャップを示す概略斜視図である。
【図5】この発明における腹起し材に接合された凸状部
を有するキャップを示す概略斜視図である。
【図6】この発明に係る腹起し材の嵌合状態を示す要部
断面図である。
【図7】この発明に係る腹起し材を土留めに適用した場
合の概略断面図である。
【図8】この発明に係る腹起し材を土留めに適用した場
合の概略斜視図である。
【図9】この発明における中空筒状部材の断面図であ
る。
【図10】この発明における他の中空筒状部材の断面図
である。
【図11】この発明における他の中空筒状部材の断面図
である。
【図12】従来の腹起し材を下水管の更生工事に適用し
た場合の使用状態の要部を示す平面図(a)及び従来の
別の使用状態の要部を示す側面図(b)である。
【符号の説明】
7 中空筒状部材 8,9 キャップ 8b 凹状部 9b 凸状部 10 接合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空筒状部材と、この中空筒状部材の両
    端開口部に気水密に接合されるキャップとからなること
    を特徴とする腹起し材。
  2. 【請求項2】全体の比重が1以下に形成されることを特
    徴とする請求項1記載の腹起し材。
  3. 【請求項3】 上記比重が0.5以上1未満であること
    を特徴とする請求項2記載の腹起し材。
  4. 【請求項4】 上記中空筒状部材と上記キャップは、摩
    擦撹拌接合により表面が平坦に接合されることを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の腹起し材。
  5. 【請求項5】 上記キャップは、上記中空筒状部材との
    接合状態における中空筒状部材の長手方向に凹状部ある
    いは凸状部を有し、上記凹状部と凸状部の嵌合により複
    数の腹起し材を連結可能に形成したことを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載の腹起し材。
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