JPH08260033A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH08260033A
JPH08260033A JP7066134A JP6613495A JPH08260033A JP H08260033 A JPH08260033 A JP H08260033A JP 7066134 A JP7066134 A JP 7066134A JP 6613495 A JP6613495 A JP 6613495A JP H08260033 A JPH08260033 A JP H08260033A
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俊彦 夏目
Chiyuuzou Satou
仲造 佐藤
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークに付着した微粉を除去することができ
る熱処理装置を提供する。 【構成】 揺動自在に支持されて搬送されるワークWを
誘導加熱する加熱コイル20を備えている。加熱コイル
20は、展開状態で矩形状に巻いたコイルをその略中央
部で曲げて略門型に形成されることにより、ワークWの
搬送方向と略平行な複数の水平コイル部1A,1Bと、
この水平コイル部1A,1Bと略直交する複数の垂直コ
イル部8F,2Hとを有する。水平コイル部1A,1B
と垂直コイル部8F,2Hとの角部は、当該角部からワ
ークWの搬送経路の向こう側へ至った位置の角部とその
位置が互いにずれている。これにより、ワークWに流れ
る誘導電流の方向がワークWの軸線に対して傾斜し、ワ
ークWに作用する力のバランスがくずれて振動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばチューブ状の
金属製品を焼鈍するのに適した加熱装置に係り、特に、
熱処理中にワークに付着した微粉を振るい落とすように
した加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薬品などを注入するチューブは一般にア
ルミニウムから製造されている。このようなアルミ製チ
ューブは、アルミ素材に深絞り加工を行って成形され、
その後、内部応力の除去および軟化のための焼鈍と内外
面塗装とを経て製品とされる。ここで、アルミ製チュー
ブの焼鈍には、従来、バーナーや電熱ヒータ等を用いた
雰囲気加熱炉が用いられていた。また、アルミ製チュー
ブをプレス成形する際には、ステアリン酸亜鉛などを含
有する潤滑剤が使用される。このような潤滑剤は、形成
されたアルミ製チューブに付着しているが、通常は焼鈍
工程で蒸発するようになっている。したがって、アルミ
製チューブを焼鈍した後、洗浄せずに塗装を行うことも
可能であり、実際には洗浄工程を省くことが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アルミ製チ
ューブをプレス成形する際には、アルミニウムの微粉が
同時に生成され、これら微粉はアルミ製チューブの内外
周面に付着することがある。ところが、そのような微粉
が付着したまま塗装すると、塗装面に小さな突起が形成
されて製品不良となる。そして、製品不良の大半はアル
ミ製チューブに付着した微粉に起因しているのが現状で
あった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ワークに付着した微粉を除去することができる加熱
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の加熱装
置は、揺動自在に支持されて搬送されるワークを誘導加
熱する加熱コイルを備え、上記加熱コイルは、展開状態
で矩形状に巻いたコイルをその略中央部で曲げて略門型
に形成されることにより、上記ワークの搬送方向と略平
行な複数の水平コイル部と、この水平コイル部と略直交
する複数の垂直コイル部とを有する加熱装置において、
上記水平コイル部と垂直コイル部との角部は、当該角部
から上記ワークの搬送経路の向こう側へ至った位置の角
部とその位置が互いにずれていることを特徴としてい
る。
【0006】請求項2に記載の加熱装置は、前記加熱コ
イルが、その展開状態において略矩形状のコイル軌跡が
一巡する毎に対角線方向へずれるように巻き重ねた形状
をなし、この巻き重ねたコイルをその略中央部で曲げて
略門型に形成することにより、前記ワークの搬送経路を
挟んで配置された一対の角部の位置が互いにずれてお
り、かつ、上記一対の角部のうち一方の角部の位置は、
上記加熱コイルを一巡する毎に搬送方向へ向けて段階的
に上昇または下降し、上記一対の角部のうち他方の角部
の位置は、上記加熱コイルを一巡する毎に搬送方向へ向
けて段階的に下降または上昇することを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】まず、本発明の基本原理について図5ないし図
7を参照して説明する。電磁誘導加熱は、図5に示すよ
うに、ワークWの両側で電流I0を流すことによりワー
クWの内部に誘導電流I1を生じさせて発熱させるもの
である。その際、ワークWに水平コイル部Cが均等に面
していれば、誘導電流I1はワークWの軸線回りの方向
へ流れ、誘導電流I1により生じる力Fも軸線側へ均一
に働いてつり合う。一方、ワークWに水平コイル部Cが
均等に面していない場合には、図6に示すように、水平
コイル部Cの配置のアンバランスの程度に応じてワーク
Wの軸線に対して傾いた方向の誘導電流I2が流れる。
この場合、誘導電流I2により生じる力F0は、誘導電流
2を含む平面上にあって互いに打ち消し合うように作
用するが、力F0の水平方向の分力F01および垂直方向
の分力F02は、ワークWを傾かせる方向へ作用する。そ
して、搬送されるワークWが揺動することにより、上記
のような力F0のバランスを失ってワークWが激しく振
動する。
【0008】請求項1は、上記のような原理を利用した
ものであり、この加熱装置では、水平コイル部と垂直コ
イル部との角部は、その角部からワークの搬送経路の向
こう側へ至った位置の角部と位置が互いにずれている。
これにより、水平コイル部と垂直コイル部とがワークに
対して均等に配置されず、その結果、上述したような振
動をワークに与えて微粉を振るい落とすことができる。
【0009】次に、垂直コイル部に流れる電流によって
ワークの搬送方向と略平行な磁場Eが形成され(図7参
照)、この磁場Eと誘導電流I2とによりワークWに力
1,F2が作用する。請求項2に記載の加熱装置は、こ
の力F1,F2のうちF2を利用してワークWを回転さ
せ、これによって、より確実に微粉を振るい落とすよう
にしたものである。
【0010】すなわち、請求項2に記載の加熱装置で
は、水平コイル部と垂直コイル部との角部の位置が、加
熱コイルを一巡する毎に搬送経路の一方の側では段階的
に上昇し、他方の側では下降する。これにより、搬送方
向へ進むに従って一方の側では垂直部が段階的に長くな
り、他方の側では垂直部が段階的に短くなる。そのよう
な垂直部によって形成される磁場Eおよび誘導電流I2
はねじれた方向を有する。また、このねじれの方向は、
ワークWが加熱コイルの入口部および出口部を通過する
際に漸次変化する。
【0011】誘導電流I2にねじれが生じていない場合
には、ワークWに作用する力(図中符号F3で示す)の
方向は誘導電流I2が流れる水平方向と直交して垂直方
向にバランスするため、それらの力によってワークは影
響を受けない。ところが、誘導電流I2がねじれている
と、バランスした力F1と傾斜した方向の力F2が発生
し、この力F2の分力F21がワークWに対する回転力と
して働く(図7(C)参照)。このように、請求項2の
加熱装置では、ワークWを振動させるだけではなく回転
運動も与えるので、微粉を確実に振るい落とすことがで
きる。
【0012】
【実施例】
A.第1実施例 (1)実施例の構成 以下、図1ないし図8を参照しながら本発明の一実施例
について説明する。図1は実施例の加熱装置を示す側面
図である。図において符号10は加熱装置の骨組みとな
るフレームである。フレーム10は、水平に配置された
プレート11の前後両端部に、下方へ向けて伸びる支柱
12,13を取り付けて構成されている。このフレーム
10は、工場内に設置される図示しない炉本体に取り付
けられるようになっている。
【0013】フレーム10の支柱12,13には加熱コ
イル20が懸架されている。加熱コイル20は、図4に
示すように、1本の導体を矩形状をなすように巻き重
ね、図4中直線Lを中心として円弧状に湾曲させて両端
部にアーチ部20A,20Bを有する形状とされてい
る。加熱コイル20は、また、断面矩形状の銅製のパイ
プであり、内部に冷却水が流通させられるようになって
いる。
【0014】図2は、加熱コイル20の詳細を示す斜視
図であり、この図と図4に基づいて加熱コイル20の巻
き方について説明する。図2において符号1Bは、加熱
コイル20の一方の端部に形成された水平部(水平コイ
ル部)を示し、水平部1Bの一端には、ニップル21を
有する管22が接続されている(図1参照)。水平部1
Bの他端には、垂直上方へ延在する垂直部(垂直コイル
部)1Cが形成され、垂直部1Cに連続して半円弧状を
なす湾曲部1Dが形成されている。さらに、湾曲部1D
の端部には、これと連続して鉛直下方へ延在する垂直部
8Eが形成されている。
【0015】垂直部8Eの下端部には、加熱コイル20
の内側へ突出する凸部8Dが形成され、凸部8Dの端部
から水平部8Aが延在させられている。そして、水平部
8Aに連続して垂直部8F、湾曲部8G、垂直部2Hお
よび凸部2Jが形成され、水平部1Bよりも一段下の水
平部2Bへと連なっている。このようにして、水平部2
Bの下側に水平部3B,…8Bが順次配置され、水平部
8Aの上側に水平部7A,…1Aが順次配置される。水
平部1Aは、水平部1Bと同じ上下位置に配置され、そ
の端部にはニップル21を有する管23が接続されてい
る。また、水平部8Bも水平部8Aと同じ上下位置に配
置されている。
【0016】図2から理解できるように、水平部1Bか
ら発して加熱コイル20を巡ってゆくと、湾曲部1D,
8Gの右隣の湾曲部2D,7Gに達し、以後、図1に示
すように湾曲部7D,2Gを経て最後に湾曲部8Dに至
り、湾曲部8Dから水平部1Aに至る。このような配置
により、水平部1A〜8Aおよび水平部1B〜8Bは、
全て等しい長さとされている。また、左側手前の垂直部
8F,7F,…は、左側から右側へ移るに従って漸次長
さが短くなり、左側奥の垂直部2H,3H,…は、逆に
左側から右側へ移るに従って漸次長さが長くなってい
る。また、右側手前の垂直部8E,7E,…は、左側か
ら右側へ移るに従って漸次長さが短くなり、右側奥の垂
直部1C,2C,…は、逆に左側から右側へ移るに従っ
て漸次長さが長くなっている。さらに、アーチ部20
A,20Bは、凸部2J,…9D,…によって横方向に
互いにずれている。
【0017】上記構成の加熱コイル20の内側には、そ
の入口から出口へ向けて走行可能なコンベア(図示略)
が配置されている。コンベアは複数のピン25(図7
(B)参照)を有しており、ピン25にワークWを被せ
た状態で搬送するようになっている。ワークWは、上端
部が閉塞されたチューブ状のもので、ピン25よりも充
分大きな内径を有している。これにより、ワークWは、
上端部を支点としてピン25に揺動自在に支持されてい
る。
【0018】次に、加熱コイル20の両端の水平部1
A,1Bには、電極26,27が接続され、電極26,
27は、電源入力端子28に接続されている。なお、図
中符号29は加熱コイル20への冷却水の給排水ホース
を接続するためのニップル、30は給排水管である。
【0019】(2)実施例の作用・効果 ワークWは、アルミ素材から深絞り加工により形成さ
れ、実施例の加熱装置のピン25に被せられる。なお、
加熱装置の加熱コイル20には、高周波電流が供給され
る。コンベアにより搬送されたワークWが加熱コイル2
0の入口に入ると、ワークWに誘導電流が流れる。図8
に示すように、加熱コイル20の入口に入った所では、
水平部2H,8Fは図中矢印Xで示す配置となってい
る。また、ワークWの両側の最下段の水平部2B,8
A,…の位置は、ワークWがアーチ部20Aの出口に向
かうに従って矢印Xで示す配置から矢印Yで示す配置に
順次移行する。
【0020】このため、加熱コイル20の入口付近で
は、ワークWには図6中矢印Sで示すような大きく傾斜
した方向の誘導電流I2が流れ、水平部8A,…で形成
される磁場により、ワークWを傾斜させる方向の力F0
が作用する。そして、ワークWが搬送されるに従って、
誘導電流I2の傾斜が小さくなり、アーチ部20Aの出
口に達した時点では図中矢印Rで示すような流れとな
る。逆に、加熱コイル20の出口側のアーチ部20Bで
は、その入口部では矢印R、アーチ部20Aの出口部で
は矢印Sで示すような誘導電流I2が流れる。
【0021】上記のような加熱コイル20の形状のた
め、垂直部8F,…によって形成されるアーチ部20A
の出口側から入口側へ向かう磁場E(図7(A)参照)
には、ねじれ(ゆがみ)が生じている。このため、図7
(A)に示すように、誘導電流I2によって生じる力F2
の方向は互いにねじれた方向となり、その力F2の分力
21がワークWに回転力を与える。そして、ワークW
は、回転しながら揺動することによって、ワークWの軸
側へ向かう力のバランスがこわれて激しく振動し、付着
した微粉が振るい落とされる。なお、アーチ部20Aを
通過した後では、水平部8A,…がワークWに対して均
等に配置されているので、ワークWの回転運動や振動は
生じない。また、ワークWが出口側のアーチ部20Bに
達すると、上記と同様のワークWの回転運動および振動
が生じて残った微粉が振るい落とされる。
【0022】上記構成の加熱装置においては、ワークW
に対向する加熱コイル20の水平部8A,…および垂直
部2H,…を不均一に配置しているから、ワークWに作
用する力のバランスを不安定にして振動を与えることが
できる。これにより、ワークWに付着した微粉を振るい
落とすことができ、よって、焼鈍後のワークWをそのま
ま塗装しても不良品の発生が少なく、生産歩留まりを向
上させることができる。
【0023】特に、上記実施例では、水平部8A,…と
垂直部2H,…の角部の位置がワークWの一方の側では
段階的に上昇し、他方の側では下降する。このため、垂
直部2H,…による磁場にねじれが生じ、ワークWを回
転させて微粉を確実に振り落とすことができる。また、
上記実施例では、水平部8A,…の長さが全て等しいか
ら、水平部8A,…と対向している時間がワークWの上
下位置にかかわらず一定となる。よって、ワークWをむ
らなく均一に加熱することができる。
【0024】B.第2実施例 次に、図9および図11を参照して本発明の第2実施例
について説明する。なお、以下の説明においては、前記
第1実施例と同等の構成要素には同符号を付してその説
明を省略する。図11に示すように、加熱コイル40
は、展開状態における形状が渦巻き状とされ、この渦巻
き状コイルをその略中央部で曲げて略U字状に形成され
ている。ただし、図11は、巻線の数を少なくして示し
たものである。図中符号41,42は加熱コイル20の
垂直部、符号43は水平部である。この実施例では、左
側の垂直部41と水平部43との角部は、コンベアを挟
んで同じ位置で向かい合っている。しかしながら、右側
の垂直部42と水平部43との角部は互いにずれてい
る。
【0025】すなわち、図9において最も右端の垂直部
1Aと相対向する垂直部は存在しない。次に、右から2
つ目の垂直部2Aと対向する垂直部は最下段の水平部1
Bまで達している。また、右から3つ目の垂直部3Aと
対向する垂直部は、下から2段目の水平部2Bまで達し
ている。このように、垂直部2A,…と水平部2B,…
との角部は、コンベアの向こう側の角部よりも一段上に
配置されている。
【0026】上記構成の加熱装置においては、加熱コイ
ル40によってワークWに誘導電流が流れて加熱され
る。そして、ワークWが出口側のアーチ部40Aに達す
ると、コンベアを挟んで両側の加熱コイル40の長さが
アンバランスであるため、前記第1実施例と同様にワー
クWが振動して微粉が振るい落とされる。
【0027】C.変更例 本発明は前記実施例に限定されるものではなく、以下の
ような種々の変更が可能である。 前記各実施例における加熱コイル20,40を上下逆
向きに配置することができる。この場合、ワークWはト
ロリーコンベアに吊るして搬送するように構成すればよ
い。 焼鈍用に限らず、その他あらゆる熱処理に用いること
ができる。 加熱コイルの断面形状は、矩形に限らず円形、楕円形
など任意である。 加熱コイルの巻き方は前記各実施例以外の種々の方法
を採用することができる。 前記実施例では加熱コイルの水平部が直線状である
が、横方向へ湾曲させることもできる。 アーチ部を湾曲させているが、矩形状に屈曲させても
よい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
熱コイルがワークに対してアンバランスに配置されるよ
うに構成しているので、加熱中のワークに振動を与えて
付着した微粉を振るい落とすことができ、塗装後の不良
品の発生を大幅に低減することができる(請求項1)。
また、ワークに振動のみならず回転運動を与えることが
できるので、微粉を確実に振るい落とすことができる
(請求項2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の加熱装置を示す側面図である。
【図2】第1実施例の加熱装置の加熱コイルを示す斜視
図である。
【図3】第1実施例の加熱装置を示す裏面図である。
【図4】第1実施例の加熱装置の加熱コイルの巻き方を
説明するための展開図である。
【図5】誘電加熱を説明するための斜視図である。
【図6】(A)は誘導電流によりワークに作用する力を
説明するための図であり、(B)および(C)は、ワー
クの一部において発生する力の分力を示した図である。
【図7】(A)はワークが回転する作用を説明するため
の図、(B)はワークに作用する磁場を説明するための
図、(C)はワークに作用する力の分力を示した図であ
る。
【図8】第1実施例の加熱コイルを説明するための図で
ある。
【図9】本発明の第2実施例の加熱装置を示す側面図で
ある。
【図10】本発明の第2実施例の加熱装置を示す裏面図
である。
【図11】第2実施例の加熱コイルを説明するための図
である。
【符号の説明】
20…加熱コイル、25…ピン、1A〜8A,1B〜8
B…水平部(水平コイル部)、2H,8F,1E,1
C,…垂直部(垂直コイル部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 仲造 福島県白河市白坂字鶴巻30ー6 池田工業 株式会社内 (72)発明者 深沢 正保 東京都中央区日本橋小伝馬町13ー4 日本 アジャックス・マグネサーミック株式会社 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動自在に支持されて搬送されるワーク
    を誘導加熱する加熱コイルを備え、上記加熱コイルは、
    展開状態で矩形状に巻いたコイルをその略中央部で曲げ
    て略門型に形成されることにより、上記ワークの搬送方
    向と略平行な複数の水平コイル部と、この水平コイル部
    と略直交する複数の垂直コイル部とを有する加熱装置に
    おいて、 上記水平コイル部と上記垂直コイル部との角部は、当該
    角部から上記ワークの搬送経路の向こう側へ至った位置
    の角部とその位置が互いにずれていることを特徴とする
    加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱コイルは、その展開状態におい
    て略矩形状のコイル軌跡が1巻き毎に対角線方向へずれ
    るように巻き重ねた形状をなし、この巻き重ねたコイル
    をその略中央部で曲げて略門型に形成することにより、
    前記ワークの搬送経路を挟んで配置された一対の角部の
    位置が互いにずれており、かつ、上記一対の角部のうち
    一方の角部の位置は、上記加熱コイルを一巡する毎に搬
    送方向へ向けて段階的に上昇または下降し、上記一対の
    角部のうち他方の角部の位置は、上記加熱コイルを一巡
    する毎に搬送方向へ向けて段階的に下降または上昇する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106148662A (zh) * 2015-03-31 2016-11-23 上海纳铁福传动系统有限公司 用于加热淬火三销轴叉柄部的热处理装置及热处理方法

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CN106148662A (zh) * 2015-03-31 2016-11-23 上海纳铁福传动系统有限公司 用于加热淬火三销轴叉柄部的热处理装置及热处理方法
CN106148662B (zh) * 2015-03-31 2017-11-03 上海纳铁福传动系统有限公司 用于加热淬火三销轴叉柄部的热处理装置及热处理方法

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