JPH0532530Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0532530Y2 JPH0532530Y2 JP1988139359U JP13935988U JPH0532530Y2 JP H0532530 Y2 JPH0532530 Y2 JP H0532530Y2 JP 1988139359 U JP1988139359 U JP 1988139359U JP 13935988 U JP13935988 U JP 13935988U JP H0532530 Y2 JPH0532530 Y2 JP H0532530Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- heated
- heating coil
- heating
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 54
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 43
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 11
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 6
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 6
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［考案の目的］
（産業上の利用分野）
本考案は、金属棒など被加熱材の端面を誘導加
熱する装置に関し、特に加熱コイル両端のコイル
曲り部の構造を改良したものに関する。
熱する装置に関し、特に加熱コイル両端のコイル
曲り部の構造を改良したものに関する。
（従来の技術）
一般に高級鋼を使用した部品を製造する場合、
材料となる金属棒を所定の長さに切断して鉄鋼メ
ーカーから加工メーカーに納入している。
材料となる金属棒を所定の長さに切断して鉄鋼メ
ーカーから加工メーカーに納入している。
この場合、連続的に長く製造した金属棒を所定
の長さに切断するとき、切断端面が加熱されて直
に冷されるため内部に歪が残留する。この歪は被
加熱材の径が小さい程、大きく残留する傾向があ
る。
の長さに切断するとき、切断端面が加熱されて直
に冷されるため内部に歪が残留する。この歪は被
加熱材の径が小さい程、大きく残留する傾向があ
る。
このように歪が残留したまま部品を加工する
と、割れなどが生じて製品不良の原因となるの
で、切断端面を焼鈍して内部歪を除去することが
行われている。
と、割れなどが生じて製品不良の原因となるの
で、切断端面を焼鈍して内部歪を除去することが
行われている。
この切断端面を焼鈍して内部歪を除去する装置
としては、例えば第５図乃至第７図に示すよう
に、加熱コイル１は被加熱材２の搬送方向に沿つ
て長円形をなし、中心に空間部３を有する渦巻状
に形成され、この空間部に磁気集束子４が挿着さ
れている。
としては、例えば第５図乃至第７図に示すよう
に、加熱コイル１は被加熱材２の搬送方向に沿つ
て長円形をなし、中心に空間部３を有する渦巻状
に形成され、この空間部に磁気集束子４が挿着さ
れている。
被加熱材２は搬送装置５で数十本同時に加熱コ
イル１の前方に搬送されてきて磁気集束子４に対
向して配置される。
イル１の前方に搬送されてきて磁気集束子４に対
向して配置される。
ここで加熱コイル１に交番電流を流して、発生
した交番磁束により磁気集束子４に対向して配置
した被加熱材２の端面に渦電流を発生させ、被加
熱材２自身の抵抗と渦電流とによりジユール熱を
発生させて加熱焼鈍し、内部に残留する歪を除去
している。
した交番磁束により磁気集束子４に対向して配置
した被加熱材２の端面に渦電流を発生させ、被加
熱材２自身の抵抗と渦電流とによりジユール熱を
発生させて加熱焼鈍し、内部に残留する歪を除去
している。
この場合、加熱コイル１の中央側に配置された
被加熱材２は、第７図に示すように加熱コイル１
に流れる電流I1によつて渦電流I1′が誘起される
が、コイル両端のコイル曲り部６の近傍に配置さ
れた被加熱材２は、ここを流れる電流I2の影響を
受けて大きな渦電流I2′が誘起されて温度が高く
なり、被加熱材２……全体を均一に加熱できない
問題があつた。
被加熱材２は、第７図に示すように加熱コイル１
に流れる電流I1によつて渦電流I1′が誘起される
が、コイル両端のコイル曲り部６の近傍に配置さ
れた被加熱材２は、ここを流れる電流I2の影響を
受けて大きな渦電流I2′が誘起されて温度が高く
なり、被加熱材２……全体を均一に加熱できない
問題があつた。
このため従来は端部に配置した被加熱材２とコ
イル曲り部６との間隔l1を被加熱材２の１本分以
上長くとりコイル曲り部６を流れる電流I2の影響
を少なくするようにしている。
イル曲り部６との間隔l1を被加熱材２の１本分以
上長くとりコイル曲り部６を流れる電流I2の影響
を少なくするようにしている。
このため加熱コイル１の横幅全長L1が長くな
り装置が大型化して設置スペースが大きくなるば
かりか、コイル曲り部６も長いので電流I2による
長さに比例したジユール熱が発生して電流のロス
となるため加熱効率が低下する欠点があつた。
り装置が大型化して設置スペースが大きくなるば
かりか、コイル曲り部６も長いので電流I2による
長さに比例したジユール熱が発生して電流のロス
となるため加熱効率が低下する欠点があつた。
（考案が解決しようとする問題点）
本考案は上記欠点を除去し、加熱コイルの横幅
全長を短くして装置を小型化し、設置スペースを
少なくすると共に、コイル曲り部を短くしてジユ
ール損を少なくし、加熱効率を向上させた誘導加
熱装置を提供することを目的とするものである。
全長を短くして装置を小型化し、設置スペースを
少なくすると共に、コイル曲り部を短くしてジユ
ール損を少なくし、加熱効率を向上させた誘導加
熱装置を提供することを目的とするものである。
［考案の構成］
（問題点を解決するための手段）
本考案は、被加熱材の搬送方向に沿つて長円形
または長方形とし、中心に空間部を有する渦巻状
の加熱コイルの前記空間部に磁気集束子を設け
て、これと対向して配置した被加熱材を誘導加熱
する誘導加熱装置において、前記加熱コイルの長
手方向に沿つた両端のコイル曲り部を被加熱材か
ら遠ざけて折曲したことを特徴とするものであ
る。
または長方形とし、中心に空間部を有する渦巻状
の加熱コイルの前記空間部に磁気集束子を設け
て、これと対向して配置した被加熱材を誘導加熱
する誘導加熱装置において、前記加熱コイルの長
手方向に沿つた両端のコイル曲り部を被加熱材か
ら遠ざけて折曲したことを特徴とするものであ
る。
（作用）
本考案の作用について説明すると、被加熱材が
搬送装置に支持されて加熱コイルの前方に搬送さ
れてくる。この後、退避していた加熱コイルが移
動して被加熱材に対向した状態で、加熱コイルに
交番電流を流して被加熱材の切断端面を誘導加熱
して焼鈍する。
搬送装置に支持されて加熱コイルの前方に搬送さ
れてくる。この後、退避していた加熱コイルが移
動して被加熱材に対向した状態で、加熱コイルに
交番電流を流して被加熱材の切断端面を誘導加熱
して焼鈍する。
この場合、加熱コイルの両端のコイル曲り部の
近傍に配置された被加熱材は、コイル曲り部が被
加熱材から遠ざけて折曲しているので距離が遠く
なり、ここを流れる電流による磁束の影響が少な
くなつて、加熱コイルの中央側に配置された被加
熱材と同様の渦電流が誘起され各被加熱材を全体
に均一に加熱することができる。
近傍に配置された被加熱材は、コイル曲り部が被
加熱材から遠ざけて折曲しているので距離が遠く
なり、ここを流れる電流による磁束の影響が少な
くなつて、加熱コイルの中央側に配置された被加
熱材と同様の渦電流が誘起され各被加熱材を全体
に均一に加熱することができる。
従つて端部に配置された被加熱材は、コイル曲
り部が折曲しているので、ここを流れる電流によ
る磁束の影響が少なくなり、従来に比べて被加熱
材とコイル曲り部との間隔を短くすることができ
る。
り部が折曲しているので、ここを流れる電流によ
る磁束の影響が少なくなり、従来に比べて被加熱
材とコイル曲り部との間隔を短くすることができ
る。
この結果、加熱コイルの横幅全長が短くなり装
置が小型化し、設置スペースも少なくすることが
でき、しかもコイル曲り部が短くコイル鋼管の全
長も短くなるので長さに比例したジユール損も少
なくなり、加熱効率を向上させることができる。
置が小型化し、設置スペースも少なくすることが
でき、しかもコイル曲り部が短くコイル鋼管の全
長も短くなるので長さに比例したジユール損も少
なくなり、加熱効率を向上させることができる。
（実施例）
以下、本考案を第１図乃至第３図に示す実施例
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
加熱コイル１は、被加熱材２の搬送方向に沿つ
て長円形をなし、中心に空間部３を有する渦巻状
に形成され、この空間部に直方体状の磁気集束子
４が挿着されている。
て長円形をなし、中心に空間部３を有する渦巻状
に形成され、この空間部に直方体状の磁気集束子
４が挿着されている。
前記加熱コイル２の長手方向に沿つた両端のコ
イル曲り部６，６は、被加熱材２から遠ざけて折
曲して折曲部７が形成されている。
イル曲り部６，６は、被加熱材２から遠ざけて折
曲して折曲部７が形成されている。
被加熱材２は搬送装置５で数十本同時に加熱コ
イル１の前方に搬送されてくるようになつてい
る。
イル１の前方に搬送されてくるようになつてい
る。
上記構造の誘導加熱装置で焼鈍する場合、数十
本の被加熱材２……が搬送装置５に支持されて加
熱コイル１の前方に搬送されてくる。この後退避
していた加熱コイル１が、前方に移動して磁気集
束子４に対向して被加熱材２が配置される。
本の被加熱材２……が搬送装置５に支持されて加
熱コイル１の前方に搬送されてくる。この後退避
していた加熱コイル１が、前方に移動して磁気集
束子４に対向して被加熱材２が配置される。
この加熱コイル１に交番電流を流すと切断端面
が誘導加熱されて焼鈍が行われる。
が誘導加熱されて焼鈍が行われる。
この場合、加熱コイル１の両端のコイル曲り部
６，６の近傍に配置された被加熱材２は、コイル
曲り部６が被加熱材２から遠ざけて折曲している
ので距離が遠くなり、ここを流れる電流I2による
磁束の影響が少なくなつて、加熱コイル１の中央
側に配置された被加熱材２と同様の渦電流が誘起
され被加熱材２……全体を均一に加熱することが
できる。
６，６の近傍に配置された被加熱材２は、コイル
曲り部６が被加熱材２から遠ざけて折曲している
ので距離が遠くなり、ここを流れる電流I2による
磁束の影響が少なくなつて、加熱コイル１の中央
側に配置された被加熱材２と同様の渦電流が誘起
され被加熱材２……全体を均一に加熱することが
できる。
従つて端部に配置された被加熱材２は、コイル
曲り部６が折曲しているので、ここを流れる電流
I2による磁束の影響が少なくなり、従来に比べて
被加熱材２とコイル曲り部６との間隔l2を被加熱
材２の１本分以上短くすることができる。
曲り部６が折曲しているので、ここを流れる電流
I2による磁束の影響が少なくなり、従来に比べて
被加熱材２とコイル曲り部６との間隔l2を被加熱
材２の１本分以上短くすることができる。
この結果、加熱コイル１の横幅全長L2が被加
熱材２の２本分以上短くなり装置が小型化でき、
設置スペースも少なくすることができる。更にコ
イル曲り部６のl2が短く、コイル鋼管の全長も短
くなるので長さに比例したジユール損も少なくな
り、加熱効率を向上させることもできる。
熱材２の２本分以上短くなり装置が小型化でき、
設置スペースも少なくすることができる。更にコ
イル曲り部６のl2が短く、コイル鋼管の全長も短
くなるので長さに比例したジユール損も少なくな
り、加熱効率を向上させることもできる。
第４図は本考案の他の実施例を示すもので、加
熱コイル１の空間部３に挿着した磁気集束子４を
複数の立方体状に形成して、これら各磁気集束子
４……に夫々被加熱材２……を対向させるように
したものである。
熱コイル１の空間部３に挿着した磁気集束子４を
複数の立方体状に形成して、これら各磁気集束子
４……に夫々被加熱材２……を対向させるように
したものである。
また磁気集束子４は、直方体状や立方体状に限
らず、Ｅ形に形成してこの溝部に加熱コイルを嵌
入し、溝部から突出したコイル曲り部に折曲部を
形成したものでも良い。
らず、Ｅ形に形成してこの溝部に加熱コイルを嵌
入し、溝部から突出したコイル曲り部に折曲部を
形成したものでも良い。
また加熱コイル１は中心に空間部を有する長円
形に限らず長方形のものでの良い。
形に限らず長方形のものでの良い。
［考案の効果］
以上説明した如く本考案によれば、コイル曲り
部が被加熱材から遠ざけて折曲し、コイル曲り部
からの磁束の影響を少なくしてコイル曲り部と端
部の被加熱材との間隔を短くできるので加熱コイ
ルの横幅全長を短く形成して装置を小型化し、設
置スペースを少なくすると共に、コイル曲り部が
短くなるのでジユール損も少なくなり、加熱効率
を向上させた誘導加熱装置を得ることができる。
部が被加熱材から遠ざけて折曲し、コイル曲り部
からの磁束の影響を少なくしてコイル曲り部と端
部の被加熱材との間隔を短くできるので加熱コイ
ルの横幅全長を短く形成して装置を小型化し、設
置スペースを少なくすると共に、コイル曲り部が
短くなるのでジユール損も少なくなり、加熱効率
を向上させた誘導加熱装置を得ることができる。
第１図乃至第３図は本考案の一実施例を示すも
ので、第１図は誘導加熱装置の平面図、第２図は
第１図の正面図、第３図は誘導加熱装置の斜視
図、第４図は他の実施例を示す誘導加熱装置の正
面図、第５図は従来の誘導加熱装置を示す平面
図、第６図は第５図の正面図、第７図は第６図の
コイル曲り部を拡大して示す正面図である。 １……加熱コイル、２……被加熱材、３……空
間部、４……磁気集束子、５……搬送装置、６…
…コイル曲り部、７……折曲部。
ので、第１図は誘導加熱装置の平面図、第２図は
第１図の正面図、第３図は誘導加熱装置の斜視
図、第４図は他の実施例を示す誘導加熱装置の正
面図、第５図は従来の誘導加熱装置を示す平面
図、第６図は第５図の正面図、第７図は第６図の
コイル曲り部を拡大して示す正面図である。 １……加熱コイル、２……被加熱材、３……空
間部、４……磁気集束子、５……搬送装置、６…
…コイル曲り部、７……折曲部。
Claims (1)
- 被加熱材の搬送方向に沿つて長円形または長方
形とし、中心に空間部を有する渦巻状の加熱コイ
ルの前記空間部に磁気集束子を設けて、これと対
向して配置した被加熱材を誘導加熱する誘導加熱
装置において、前記加熱コイルの長手方向に沿つ
た両端のコイル曲り部を、被加熱材から遠ざけて
折曲したことを特徴とする誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988139359U JPH0532530Y2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988139359U JPH0532530Y2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0261951U JPH0261951U (ja) | 1990-05-09 |
| JPH0532530Y2 true JPH0532530Y2 (ja) | 1993-08-19 |
Family
ID=31402544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988139359U Expired - Lifetime JPH0532530Y2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0532530Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-26 JP JP1988139359U patent/JPH0532530Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0261951U (ja) | 1990-05-09 |
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