JP2636301B2 - パイプの加熱装置 - Google Patents

パイプの加熱装置

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JP2636301B2
JP2636301B2 JP63045403A JP4540388A JP2636301B2 JP 2636301 B2 JP2636301 B2 JP 2636301B2 JP 63045403 A JP63045403 A JP 63045403A JP 4540388 A JP4540388 A JP 4540388A JP 2636301 B2 JP2636301 B2 JP 2636301B2
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裕 関野
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明はパイプを局部的に加熱するためのパイプの加
熱装置に関する。
B.発明の概要 本発明はパイプを局部的に加熱するためのパイプの加
熱装置において、 パイプの被加熱部の両端に接触して交流を流す接触子
と、前記被加熱部に沿って近接して配設された接触子の
給電リードとを備えることにより、 熱効率を高めて急速な局部加熱を可能とし、局部的な
温度差を利用した湾曲加工の加工精度を高め、被加熱部
の加熱範囲の調整を容易にするものである。
C.従来の技術 一般に、鋼管等のパイプを湾曲させる際に、冷間加工
を行うと曲率半径を小さくできない。また湾曲する部分
全体を加熱すると、湾曲部のパイプが偏平になったり外
側が減肉してしまう。
そこで、第9図に示すように、直線状のパイプ2の片
側部分だけを局部加熱し反対側部分は冷たい状態とし
て、この被加熱部3に中子22を当接するとともに、その
両側部分を押し具23,23によって押圧して曲げ加工する
ことが考えられる。
この方法によれば、温度差による高温強度の違いによ
り第10図に示すように、湾曲部2aの外側部2bの減肉を防
止して内側部2cを増肉させ、加工後の真円度を確保する
とともに、冷間加工に比し、一挙に小さな曲率(R<2
D)に湾曲加工することができる。
このようにパイプの片側だけを局部加熱する加熱装置
が従来から知られている。
第11図に示すように、パイプの加熱装置1は金属製パ
イプ2の片側に誘導子24を近接して配置し、この誘導子
24に交流電流を流して誘導加熱していた。
D.発明が解決しようとする課題 しかしながら、この従来技術によれば、以下に述べる
問題点があった。
(1)加熱効率が悪く、コイルロスが大きいため局部加
熱を急速にできない。
(2)急速加熱ができないので、熱伝導により被加熱部
3と反対側の部分も昇温してしまい、有効な局部加熱が
できない。その結果、前記温度差を利用したパイプの湾
曲加工の加工精度の低下をまねく。
(3)誘導子24を、パイプ2の径および被加熱部3の長
さに応じてそれぞれ別個に製造しなければならない。
そこで、本発明は、従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、パイプの加熱効率の向上を図り、有
効な局部加熱を可能として温度差を利用する湾曲加工の
精度を向上させ、さらに、被加熱部の範囲の調節を容易
にすることを目的とする。
E.課題を解決するための手段 本発明は、パイプの被加熱部の両端に電気的に接触し
て加熱用の交流電流を流す接触子と、前記被加熱部に沿
って近接して配設された前記接触子の給電リードとを備
えたことをその構成とする。
F.作用 交流電流を給電リードに流し、接触子を介してパイプ
に直接通電すると、給電リードは被加熱部に近接して沿
わせてあり、給電リードを流れる電流とパイプの被加熱
部を流れる電流の方向は逆方向なので、電流の近接効果
により、パイプを流れる電流は給電リード近傍に集中し
てジュール熱が発生し、局部加熱される。
G.実施例 以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において、パイプの加熱装置1は金属製パイプ
2の被加熱部3の両端に電気的に接触する一対の接触子
4,5と、前記パイプ2に沿って近接して配置された前記
接触子4,5の給電リード6,7とを備えている。これらの給
電リード6,7は断面矩形の棒状に形成されている。これ
らの給電リード6,7の近接する端部に設けた接続端子8,9
は高周波電源10に接続されている。
前記接触子4,5には給電リードガイド溝4a,5aが形成さ
れている。この給電リードガイド溝4a,5aには前記給電
リード6,7がスライド自在に嵌合して、接触子4,5をスラ
イドすることにより、給電リード6,7の任意の位置で電
気的に接触可能となっている。前記接触子4,5には、そ
の上面から給電リードガイド溝4a,5aにまたがって固定
ボルト挿入孔4b,5bが形成され、固定ボルト11,11が螺合
している。この固定ボルト11,11を締め付けることによ
り接触子4,5を給電リード6,7の任意の位置に固定可能と
なっている。
また前記接触子4,5にはV字状の接触面4c,5cが形成さ
れ種々の径のパイプ2に接触できる。このパイプ2を介
して前記接触子4,5と対向する位置には挾持部材12,13が
配置されている。この挾持部材12,13にもパイプ2に接
触するV字状の接触面12a,13aが形成されている。この
挾持部材12,13と接触子4,5とによってパイプ2を挾持
し、パイプ2と接触子4,5とが電気的に接触するように
なっている。
前記挾持部材12,13の接触面12a,13aとの反対面にはエ
アシリンダ14,15のシリンダロッド14a,15aが固着され、
挾持部材12,13をパイプ2に押圧し、または後退させ
る。
次に、前記実施例の作用を第1図〜第3図に基づいて
説明する。
まず、第1図に示すように、一対の接触子4,5と挾持
部材12,13とをパイプ2の所定長さに設定した被加熱部
3の両端までスライドさせ、固定ボルト11,11により給
電リード6,7に固定する。そして、エアシリンダ14,15を
作動させ挾持部材12,13と接触子4,5とでパイプ2を挾持
させる。スイッチをONすると、第2図に示すように、交
流電流が給電リード6,7から一方の接触子4を介してパ
イプ2に直接通電され、他方の接触子5を介して他方の
給電リード7へ流れる。給電リード6,7は被加熱部に近
接して配設してあり、給電リード6,7を流れる電流と、
パイプ2の被加熱部3を流れる電流の方向は第3図に示
すように互いに逆方向なので、第2図,第3図に示すよ
うに電流の近接効果により、パイプ2を流れる電流は給
電リード6,7の近傍に集中し、この電流が集中した部分
にジュール熱が発生し、局部加熱される。この近接効果
は高周波電源において、顕著となるので1〜10KHz程度
の高周波を利用することが望ましい。
この実施例によれば、高効率(80%〜90%)で局部加
熱を急速に行うことができる。
従って、パイプの片側を局部加熱し、被加熱部を内側
にして、常温部を外側とする前記湾曲加工を高精度で行
うことができるという効果がある。
また、接触子4,5を給電リード6,7にガイドさせて移動
することにより被加熱部3の長さを任意に変えることが
できる。
さらに、前記接触子4,5の接触面4c,5cをV字状に形成
したので、種々の径のパイプ2に用いることができると
いう効果がある。
次に本発明の第2実施例を第4図〜第8図に基づいて
説明する。
第4図および第5図においてパイプの加熱装置1は、
前記実施例と異なり、パイプ2の被加熱部3の両端に上
下からこれを挾持する二組の接触子16・17,4・5と、こ
れらの接触子16・17,4・5の一側方にそれぞれ配置した
上下2組の給電リード18・19,6・7とを備えている。こ
れらの給電リード18・19,6・7は前記実施例と同様に接
触子16・17,4・5に設けた給電リードガイド溝16a・17
a,4a・5aにスライド自在に嵌合し、上方および下方の同
軸的に設けられた給電リード18・19,6・7の接続端子20
・21,8・9はそれぞれ交流電源10に接続されている。一
方、上,下2組の接触子16・17,4・5の側部には固定ボ
ルト11・11,11・11が設けられ、それぞれ接触子16・17,
4・5を給電リード18・19,6・7に固定できるようにな
っている。また、上方の接触子16,17上面にはエアシリ
ンダ14,15のシリンダロッド14a,15aの先端部が固着さ
れ、上下移動可能となっている。
なお、他の構成部分は前記実施例と同様となっている
ので同一符号を付してその説明を省略する。
次にこの実施例の作用について説明する。
この実施例においても前記実施例と同様に操作すれば
よく、第6図に示すようにスイッチをONすると交流電源
10から、一方の上下の給電リード18,6、接触子16,4を介
してパイプ2に直接通電され、他方の上,下の接触子1
7,5からそれぞれ給電リード19,7に電流は流れる。
この実施例によれば、前記実施例と同様の効果を有す
る他、第6図,第7図に示すようにパイプ2を流れる電
流の周方向の幅を広くできるので被加熱部3の周方向の
幅を広くすることができる。また、前記上方の接触子1
6,17をパイプ2の周方向に回動して、 第8図に示すように、上下の給電リード18・19,6・7
の幅を変化させることにより、パイプ2の周方向の被加
熱部3の幅を調節できるという効果もある。
H.発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明によれば、パイ
プの被加熱部の両端に接続して交流電流を流す接触子
と、前記被加熱部に沿って近接して配設された前記接触
子の給電リードとを備えているので、以下の効果を有す
る。
(1)加熱効率が良く、局部加熱を急速に行える。
(2)パイプの片側だけを局部加熱して、この被加熱部
と内側に湾曲させる加工精度の向上を図れる。
(3)被加熱部の範囲を容易に調節できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第1実施例を示すもので、第
1図はパイプの加熱装置の斜視図、第2図はパイプの加
熱装置の作用説明図、第3図は断面方向の作用説明図、
第4図〜第8図は本発明の第2実施例を示すもので、第
4図はパイプの加熱装置の正面図、第5図は第4図のV
−V線における断面図、第6図はパイプの加熱装置の作
用説明図、第7図は断面方向の作用説明図、第8図は第
7図の変形例を示す断面方向の作用説明図、第9図はパ
イプ湾曲加工の説明図、第10図は第9図のX−X線にお
ける断面図、第11図および第12図は従来技術を示すもの
で第11図は斜視図、第12図は第11図のXI−XI線における
断面図である。 1……パイプの加熱装置、2……パイプ、 3……被加熱部、4・5,16・17……接触子、 6・7,18・19……給電リード、 10……交流電源。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製のパイプを局部加熱するパイプの加
    熱装置において、前記パイプの被加熱部の両端部に、夫
    々該パイプを支持部材と共に挾持して電気的に接続する
    一対の接触子を設け、これら両接触子にスライド自在で
    固定可能な給電リードをパイプと平行で且つパイプに近
    接して設け、これら給電リードの一端側を互いに近接さ
    せ、その端部に接続端子を設けるとともに、他端側を前
    記接触子に固定して、前記接続端子に交流電源を接続
    し、接続端子から給電リードを介してパイプの被加熱部
    に直接電流を流して局部加熱するようにしたことを特徴
    とするパイプの加熱装置。
  2. 【請求項2】金属製のパイプを局部加熱するパイプの加
    熱装置において、前記パイプの被加熱部の両端部に、パ
    イプを両側から挾んでパイプを挾持するとともに、パイ
    プと電気的に接続する1組の接触子を夫々設け、これら
    各接触子に、スライド自在で固定可能な給電リードをパ
    イプと平行で且つパイプに近接して設けるとともに、両
    組の間で相対向する2対の接触子を形成して各対の給電
    リードの一側を互いに近接させ、その端部に接続端子を
    設けるとともに、他端側を前記接触子に固定して、各対
    の接続端子に交流電源を接続し、接続端子から給電リー
    ドを介してパイプの被加熱部に直接電流を流して局部加
    熱するようにしたことを特徴とするパイプの加熱装置。
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