JPH0825974A - 沈み込み可能な折り畳み式屋根の駆動装置 - Google Patents

沈み込み可能な折り畳み式屋根の駆動装置

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JPH0825974A
JPH0825974A JP7194020A JP19402095A JPH0825974A JP H0825974 A JPH0825974 A JP H0825974A JP 7194020 A JP7194020 A JP 7194020A JP 19402095 A JP19402095 A JP 19402095A JP H0825974 A JPH0825974 A JP H0825974A
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roof
roof part
pillar
drive device
hydraulic cylinder
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JP7194020A
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Thomas Graf
グラフ トーマス
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Daimler Benz AG
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Daimler Benz AG
Mercedes Benz AG
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    • B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/08—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position
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    • B60J7/1204—Control devices, e.g. for compensating tolerances, for defining movement or end position of top, for tensioning the top or for switching to an emergency mode
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60J7/1265—Soft tops for convertible vehicles characterised by kinematic movements, e.g. using parallelogram linkages
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 横側ピラーを介して車体に支持された前方屋
根部分を一端が車体にヒンジ結合され他端がそれに対応
された前方屋根部分のピラーのレバー腕にヒンジ結合さ
れた二つの複動作動シリンダを介して揺動駆動する前方
屋根部分の揺動駆動装置と、後方屋根部分の揺動駆動装
置とを有するような沈み込み可能な折り畳み式屋根特に
カブリオレの折り畳み式屋根の駆動装置において、これ
をコンパクトで軽量に且つコスト的に有利に形成する。 【構成】 前方屋根部分（屋根部分２）の揺動駆動に使
用する作動シリンダ（液圧シリンダ２４）が後方屋根部
分（後方弓形材７）を相対揺動するためにも利用され、
そのために作動シリンダ（液圧シリンダ２４）が前方屋
根部分（屋根部分２）と後方屋根部分（後方弓形材７）
の共通揺動運動過程に対して拘束できる回転スライド式
ヒンジ継手を介してそれに対応されたピラー（屋根ピラ
ー８）のレバー腕に結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲請求項
１の上位概念部分に記載の沈み込み可能な折り畳み式屋
根特にカブリオレの折り畳み式屋根の駆動装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】カブリオレの折り畳み式屋根に対するか
かる駆動装置は例えばドイツ連邦共和国特許第３９０１
０５１Ｃ２号明細書で既に知られている。この場合には
折り畳み式屋根を開閉する際に前方屋根部分および後方
屋根部分を揺動駆動するために、全部で４個の作動シリ
ンダが設けられている。そのうちの二つの作動シリンダ
はそれらに対応された屋根ピラーにオーバーハング式に
支持され、後方屋根部分と前方屋根部分の相対揺動運動
に対する揺動駆動装置を形成している。これらのオーバ
ーハング式に支持された作動シリンダに対してかなり大
きな構造空間ないし揺動運動空間が用意されねばなら
ず、このような空間はすべての折り畳み式屋根構想にお
いて構造的に用立てられない。更にこれら二つの作動シ
リンダは重量をかなり重くし、屋根ピラーに対する二つ
の作動シリンダに比べてかなり大きな制御経費、組立経
費およびコストを生ずる。
【０００３】更にドイツ連邦共和国特許第３９３７７６
４Ｃ１号明細書において、前方屋根部分および後方屋根
部分を揺動駆動するために同期して作動する二つの作動
シリンダしか設けられていない駆動装置が知られてい
る。
【０００４】この場合、折り畳み式屋根の両側の屋根ピ
ラーは一対の主リンクによって駆動される。これらの一
対の主リンクは歯車伝動装置を介在した状態で作動シリ
ンダによって揺動運動される。屋根ピラーに作用する両
側の作動シリンダを介して後方屋根部分を前方屋根部分
に対して揺動運動することもできるようにするために、
主リンクに付属された歯車伝動装置はそれぞれフック形
鎖錠装置を介して拘束でき、作動シリンダはロッカー形
マウントを介して車体に支持され、ロッカー形マウント
はロッド形伝動装置を介して後方屋根部分の横側脚部に
連動結合されている。
【０００５】この公知の駆動装置は技術的に非常に高度
であり従って高価である。更に主リンクが折り畳み式屋
根の主揺動軸の近くの範囲に支持されているフレーム構
想が前提とされる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、冒頭
に述べた形式の駆動装置を、折り畳み式屋根を揺動駆動
するために両側のピラーに付属された二つの作動シリン
ダしか必要とされず、駆動装置が全体がコンパクトで軽
量に且つコスト的に有利に形成されるように改良するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は、特許請求の範囲請求項１に記載の手段によって達成
される。
【０００８】本発明の有利な実施態様は各従属請求項に
記載されている。
【０００９】
【実施例】以下図に示した実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。
【００１０】図１で明らかな折り畳み式屋根１は分かり
易くするために覆い布（幌）なしに示されている。これ
により認識できる屋根枠はその基本的な運動については
ドイツ連邦共和国特許第３７２４５３２Ｃ１号明細書で
知られているので、ここではすべての作用について詳細
に説明しない。
【００１１】車体（図示せず）の屋根収容ボックスの中
に沈み込める折り畳み式屋根１は前方屋根部分２を有し
ている。この前方屋根部分２は前が屋根キャップ３で、
横がそれにヒンジ結合された屋根枠４で、後ろが主クロ
ス材５で境界づけられている。前方屋根部分２には後方
屋根部分６が続いている。この後方屋根部分６は主クロ
ス材５から後方弓形材７まで延びている。この後方弓形
材７は全体としてほぼＵ字状に延びて屋根１の下側後方
終端部を形成している。後方屋根部分６は横が（カブリ
オレの側面ガラス（図示せず）に続いて）横側屋根ピラ
ー８に設けられている布地保持レールで境界づけられて
いる。長手中央平面に関して鏡面対称形状をした屋根１
の両側の屋根ピラー８は前方屋根部分２を支持してい
る。前方屋根部分２の横側屋根枠４は屋根枠リンク９並
びに主リンク１０を介して屋根ピラー８にヒンジ結合さ
れている。
【００１２】折り畳み式屋根１の屋根フレームはボック
ス状に形成されている側面ブラケット１１に中央がヒン
ジ結合されている。これらのブラケット１１は屋根収容
ボックスの横側脚部の前方終端範囲に普通の方式でボル
ト結合できる。
【００１３】主クロス材５を介して互いに固く結合され
た屋根ピラー８の下側終端範囲は両側のブラケット１１
に折り畳み式屋根１の幅方向に水平に延びている主軸１
２を中心として揺動可能に支持されている。屋根１が閉
鎖されている場合、直立した屋根ピラー８は主軸１２の
上側に間隔を隔てて折り曲げ係止板１３で調整可能なス
トッパピン１４に接しており、これによって屋根ピラー
８はそれ以上の前への揺動を阻止されている。更に屋根
１の据え付け状態において、屋根キャップ３は前面ガラ
ス枠の上側枠プロフィルへの載置位置に鎖錠されている
ので、屋根ピラーは後ろへの戻り揺動も阻止されてい
る。後方屋根部分６は屋根ピラー８と主クロス材５とか
ら成る枠と後方弓形材７との間に張られており、後方弓
形材７はその角が屋根収容ボックス蓋（図示せず）への
載置位置に鎖錠され、これによって抑え込まれている。
後方弓形材７は下向きに折り曲げられた横側脚部の前方
端において、主軸１２に対して平行な軸方向を有するヒ
ンジ継手を介して保持されている。このヒンジ継手のた
めに軸ピン１５を使用している。後方弓形材７の脚部端
は軸ピン１５を介してリンク１６の前方端に支持されて
いる。このリンク１６は軸ピン１５から出発して斜め下
に後ろ向きに延び、その後端がブラケット１１にヒンジ
結合されている。リンク１６はその図示された傾斜位置
において支持リンク１７によって保持されている。リン
ク１６の中央範囲は支持リンク１７を介して屋根ピラー
８のレバー板にヒンジ結合されている。その場合、支持
リンク１７はリンク１６のブラケット側回転点を中心と
した揺動運動軌道に対してほぼ接線方向に下向きに延び
ている。
【００１４】更に後方弓形材７の横側脚部はクランク揺
りリンク１８を介して屋根ピラー８の終端範囲に支持さ
れている。そのためにクランク揺りリンク１８は後方弓
形材７の脚部の折れ曲がった終端範囲とほぼ一致して延
びる角形レバーから成り、その下端は軸ピン１５と同軸
的に屋根ピラー８に回転可能に支持されている。この回
転可能な支持のために、クランク揺りリンク１８の幅広
側面から突出しこれに固く結合され屋根ピラー８にある
孔を貫通している短軸１９が使用されている。
【００１５】クランク揺りリンク１８の揺動駆動装置を
介して後方弓形材７を軸ピン１５を中心として揺動でき
るようにするために、クランク揺りリンク１８の後端は
公知の形式の回転スライド式ヒンジ継手を介して後方弓
形材７の脚部に支持されている。
【００１６】クランク揺りリンク１８を短軸１９の軸線
を中心として揺動駆動するために、一緒にリンクチェー
ンを形成している二つの転向レバー２０、２１が設けら
れている。その転向レバー２０の前端は屋根ピラー８か
ら突出した短軸１９の端部に固く結合されている。
【００１７】図２に関連して明らかに理解できるよう
に、転向レバー２０はリンク１６と一致して斜め後ろに
延び、その後端にヒンジ結合された転向レバー２１はほ
ぼ垂直に下向きに延びている。転向レバー２１の下端か
ら横にリンクピン２２が突出している。このリンクピン
２２は軸方向に保持された状態で長孔２３の中に滑り移
動可能に案内されている。
【００１８】長孔２３は主軸１２に関して後ろに離れて
いる屋根ピラー８のレバー腕に開けられている。直立し
た屋根ピラー８においてこの長孔２３は斜め後ろに下か
ら上に真っ直ぐに延びている。これによって長孔２３は
液圧シリンダ２４に対して軸平行に延びている。液圧シ
リンダ２４のピストンロッド上端はリンクピン２２にヒ
ンジ結合されている。液圧シリンダ２４の下端は折り畳
み式屋根１が据え付けられた状態にあるとき概略的に示
されているように、車体に固定された支持ブロック２５
にヒンジ結合されている。
【００１９】図３における背面図において、長孔２３の
上側長手範囲において屋根ピラー８のレバー腕に配置さ
れている鎖錠機構２６が理解できる。鎖錠機構２６はレ
バー腕の幅広側面に平行平面内で揺動可能に支持された
板カム２７並びに同じ平面内に配置された押圧棒装置を
有している。この装置の押圧棒２８は長孔２３の上側に
互いに間隔を隔てられた二つの支持ブロック２９に滑り
可能に案内されている。それらの支持ブロック２９は屋
根ピラー８のレバー腕の幅広側面から横に突出してい
る。二つの支持ブロック２９の間に重ね皿ばね３０が軸
方向に支持されている。押圧棒２８は重ね皿ばね３０を
介してばね荷重を受けた状態でその図示された出発位置
に維持されている。この出発位置において押圧棒の自由
に突出した終端範囲は長孔２３の上側終端範囲を横側に
おいて部分的に覆っており、その場合押圧棒２８は長孔
２３の中央長手軸線に対して正確に平行に延びている。
これによって押圧棒２８の一端は板カム２７の制御角３
１の上に僅かな間隔を隔てて位置している。更に板カム
２７は制御角３１に対してほぼ直角に後ろ下向きに突出
した拘束脚３２を有している。
【００２０】板カム２７は図示された位置において引張
りコイルばね３３によって保持されている。その引張り
コイルばね３３の作用線は板カム２７の揺動軸線３４を
通って延びている。リンクピン２２は横が長孔２３のそ
ばで断面円筒形の延長ピンで終えており、この延長ピン
は押圧棒２８並びに板カム２７の運動平面を横切って貫
通している。
【００２１】折り畳み式屋根１の開放過程において上述
の駆動装置によって次の運動経過が生ずる。即ち、屋根
収容ボックス蓋上に載置されている後方弓形材７が解錠
された後で、液圧シリンダ２４が差動運転で圧力を供給
され、これによってそのピストンロッドが繰り出され
る。屋根ピラー８がその直立した終端位置に保持されて
いるので、リンクピン２２は図３に一点鎖線で示されて
いるように、その長孔２３内における下側終端位置から
長孔２３で案内されながら同期して上向きに滑る。長孔
２３内におけるリンクピン２２の前進運動は転向レバー
２１、２０を介して短軸１９に伝達され、従って後方弓
形材７の横側脚部に滑り可能にヒンジ結合されているク
ランク揺りリンク１８に伝達される。これによって後方
弓形材７は、軸ピン１５に対して同軸的な短軸１９の中
央長手軸線を中心として屋根ピラー８に対して上向き
に、後方弓形材７が図４に示されているような直立した
中間位置に到達するまではね上げられる。
【００２２】板カム２７の出発位置において拘束脚３２
は長孔２３の数ｍｍ前方に保持されているので、リンク
ピン２２の軸ピンはその長孔２３内における前進中に拘
束脚３２に衝突せず、リンクピン２２の運動軌道に突出
している制御角３１にまず衝突する。これによって制御
角３１は板カム２７が揺動軸線３４を中心として時計方
向に回転することによって押圧棒２８の一端に押しつけ
られ、これによって押圧棒２８は重ね皿ばね３０による
ばね荷重に抗して数ｍｍ上向きに変位される。制御角３
１の縁が押圧棒２８の円周縁を通過してしまうや否や、
押圧棒２８はその出発位置にぱちんと戻され、これによ
って制御角３１は係止素子として作用する押圧棒２８の
円周面に接触支持される。板カム２７の回動運動に基づ
いて、拘束脚３２はリンクピン２２のピンの下側ないし
後ろ側に作用する位置に到達され、これによってその軸
ピンは押圧棒２８の一端および制御縁３１によって上か
ら作用され、拘束脚３２によって下から作用される。従
ってリンクピン２２は図５から分かるように屋根ピラー
８のレバー腕と相対移動不能に鎖錠される。
【００２３】折り畳み式屋根１の前方屋根錠が自動解錠
された後で屋根収容ボックス蓋が高く揺動して上げられ
る際に、いまや液圧シリンダ２４は引っ込み方向に制御
され、即ちそのピストンロッド側に圧力が供給される。
これによって両側の屋根ピラー８はそれらの鎖錠された
後方弓形材７と共に主軸１２を中心として、それが屋根
収容ボックスの中における終端位置をとるまで揺動して
戻される。なお折り畳み式屋根１のコンパクトな収納位
置が生ずるようにするために、前方屋根部分２は屋根ピ
ラー８の平面まで後ろ向きに公知のような方式で強制的
に折り畳まれる。折り畳み式屋根１が沈み込まされた場
合に屋根収容ボックス蓋が閉じられ、これによって開放
過程が終了する。
【００２４】折り畳み式屋根１が再び閉鎖できるように
するために、液圧シリンダ２４が屋根収容ボックス蓋を
はね上げた後で繰り出し方向を制御され、その場合、液
圧シリンダ２４は最大作用圧力を形成するためにそのピ
ストン全面側にしか圧力は供給されない。これによって
屋根ピラー８はそれに鎖錠された後方弓形材７と一緒に
図４ないし図５に示されている直立した位置に再びはね
上げられる。屋根ピラー８がその折り曲げ係止板１３が
ストッパピン１４に乗り上げることによってそれ以上の
揺動が阻止されるので、液圧シリンダ２４の増大した繰
り出し力によってリンクピン２２は相応して増大した力
で押圧棒２８の一端に押しつけられる。従って押圧棒２
８は重ね皿ばね３０を強く圧縮しながら上向きに移動さ
れるので、リンクピン２２は長孔２３内において図６に
示された位置に到達し、板カム２７の上側に位置する。
これによって板カム２７は自由にされ、引張りコイルば
ね３３によってばね荷重を受けながらその出発位置に揺
動して戻る。屋根ピラー８のはね上げ揺動運動中におい
て屋根ピラー８の前部はね上げ揺動運動によって、前方
屋根部分２は強制的に再びそれが屋根キャップ３の鎖錠
によって固定される閉鎖位置に移動される。
【００２５】続いて作動シリンダ（液圧シリンダ）２４
は引っ込み方向が制御され、即ちロッド側に圧力が供給
され、これによってリンクピン２２はその長孔２３内に
おいて下向きに移動される。この場合、リンクピン２２
は板カム２７の制御角３１に衝突し、これをそらし回転
させる。リンクピン２２が制御角３１を通過した後、板
カム２７は引張りコイルばね３３の復帰力によってその
出発位置に揺動して戻る。従ってリンクピン２２は支障
なしにその長孔２３内における下側終端位置まで下向き
に滑り、その場合、後方弓形材７が転向レバー２１、２
０並びにクランク揺りリンク１８によって揺動駆動さ
れ、中間時点ではね下ろされた屋根収容ボックス蓋への
載置位置に揺動して戻される。続いて後方弓形材７をそ
の載置位置に鎖錠する過程によって、折り畳み式屋根１
の閉鎖過程が終了する。
【００２６】折り畳み式屋根１が完全に沈み込まされた
状態を示している図７から分かるように、液圧シリンダ
２４の作用線および屋根ピラー８のこの位置における長
孔２３の中央長手軸線は鋭角αを成している。液圧シリ
ンダ２４を全力で繰り出し操作する際、リンクピン２２
に生ずる力はこれによって長孔２３の上側境界壁に伝達
され、従って主軸１２を中心とした円形軌道に対してほ
ぼ接線方向に伝達される。従って長孔２３に沿って押圧
棒２８の方向に作用する分力は非常に小さいので、その
分力は押圧棒２８をばね力に抗して前進させない。
【００２７】重ね皿ばね３０のばね力はむしろ、液圧シ
リンダ２４の作用線が長孔２３の中央長手軸線に対して
従って押圧棒２８の中央長手軸線に対して十分平行に延
びる状態が存在しているときだけしか解錠を生じさせる
重ね皿ばね３０の圧縮が行われないように、液圧シリン
ダ２４の繰り出し力に合わされている。これによって鎖
錠機構２６の意図しない解錠は確実に避けられる。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、折り畳み式屋根を揺動
駆動するために両側のピラーに付属された二つの作動シ
リンダしか必要とされず、駆動装置が全体がコンパクト
で軽量になりコスト的に有利に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に基づく駆動装置を持った折り畳み式屋
根の屋根が閉じられた状態における全体斜視図。
【図２】折り畳み式屋根の左側レバー機構の外側から見
た側面図。
【図３】図２におけるレバー機構の内側から見た側面
図。
【図４】図２におけるレバー機構の後方弓形材がはね上
げられた状態の側面図。
【図５】図３におけるレバー機構の後方弓形材がはね上
げられた状態の側面図。
【図６】作動シリンダが解錠されている状態におけるレ
バー機構の側面図。
【図７】折り畳み式屋根が沈み込まされた状態における
レバー機構の内側から見た側面図。
【符号の説明】
２ 前方屋根部分 ６ 後方屋根部分 ７ 後方弓形材 ８ 屋根ピラー １７ 板カム ２２ リンクピン ２３ 長孔 ２４ 液圧シリンダ ２６ 鎖錠機構 ３０ 重ね皿ばね

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 横側ピラーを介して車体に支持された前
    方屋根部分を一端が車体にヒンジ結合され他端がそれに
    対応された前方屋根部分のピラーのレバー腕にヒンジ結
    合された二つの複動作動シリンダを介して揺動駆動する
    前方屋根部分の揺動駆動装置と、後方屋根部分と前方屋
    根部分の共通揺動運動過程中にレバー機構によって後方
    屋根部分と前方屋根部分とを連動結合する連動結合装置
    と、後方屋根部分を前方屋根部分に対して揺動駆動する
    後方屋根部分の揺動駆動装置とを有し、レバー機構が折
    り畳み式屋根の両側においてピラーに支持されたクラン
    ク揺りリンクを有し、これらのクランク揺りリンク端に
    よって後方屋根部分の横側脚部が揺動運動させられ、レ
    バー機構が後方屋根部分の揺動駆動装置によってピラー
    に対して相対移動でき、両側ピラーのレバー機構のレバ
    ーにそれぞれ複動作動シリンダがヒンジ結合されている
    ような沈み込み可能な折り畳み式屋根特にカブリオレの
    折り畳み式屋根の駆動装置において、 前方屋根部分（屋根部分２）の揺動駆動に使用する作動
    シリンダ（液圧シリンダ２４）が後方屋根部分（後方弓
    形材７）を相対揺動するためにも利用され、そのために
    作動シリンダ（液圧シリンダ２４）が前方屋根部分（屋
    根部分２）と後方屋根部分（後方弓形材７）の共通揺動
    運動過程に対して拘束できる回転スライド式ヒンジ継手
    を介してそれに対応されたピラー（屋根ピラー８）のレ
    バー腕に結合されていることを特徴とする沈み込み可能
    な折り畳み式屋根。
  2. 【請求項２】 作動シリンダ（液圧シリンダ２４）を回
    転スライド式ヒンジ方式でヒンジ結合するために、レバ
    ー腕の長孔（２３）内を滑って案内されるリンクピン
    （２２）が設けられていることを特徴とする請求項１記
    載の駆動装置。
  3. 【請求項３】 長孔（２３）が直線ガイドとして形成さ
    れ、ピラー（屋根ピラー８）が直立しているとき作動シ
    リンダ（液圧シリンダ２４）の中央長手軸線に対してほ
    ぼ軸平行に延びていることを特徴とする請求項２記載の
    駆動装置。
  4. 【請求項４】 回転スライド式ヒンジ継手が鎖錠機構
    （２６）を介して拘束できることを特徴とする請求項２
    記載の駆動装置。
  5. 【請求項５】 鎖錠機構（２６）がピラー（屋根ピラー
    ８）のレバー腕に支持されている板カム（１７）を有
    し、この板カム（１７）が回転ラッチのように拘束ボル
    ト（リンクピン２２）と共働し、その拘束ボルト（リン
    クピン２２）がリンクピン（２２）と一緒に動けること
    を特徴とする請求項４記載の駆動装置。
  6. 【請求項６】 鎖錠機構（２６）が作動シリンダ（液圧
    シリンダ２４）の過負荷行程によって解錠できることを
    特徴とする請求項４記載の駆動装置。
  7. 【請求項７】 鎖錠機構（２６）を解錠するためにばね
    で荷重された押圧棒装置が設けられていることを特徴と
    する請求項６記載の駆動装置。
  8. 【請求項８】 押圧棒装置の押圧棒（２８）が重ね皿ば
    ね（３０）によってばね荷重されていることを特徴とす
    る請求項７記載の駆動装置。
JP7194020A 1994-07-07 1995-07-07 沈み込み可能な折り畳み式屋根の駆動装置 Pending JPH0825974A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4423834A DE4423834C1 (de) 1994-07-07 1994-07-07 Antriebsanordnung für ein versenkbares Klappdach
DE4423834.7 1994-07-07

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