JPH08259653A - 塗料またはワニス用組成物およびそれからできた塗膜 - Google Patents

塗料またはワニス用組成物およびそれからできた塗膜

Info

Publication number
JPH08259653A
JPH08259653A JP8032414A JP3241496A JPH08259653A JP H08259653 A JPH08259653 A JP H08259653A JP 8032414 A JP8032414 A JP 8032414A JP 3241496 A JP3241496 A JP 3241496A JP H08259653 A JPH08259653 A JP H08259653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
polyol
average diameter
polymer
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8032414A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2975304B2 (ja
Inventor
Gilles Guerin
ギュリン ジル
Bruno Langlois
ラングロワ ブルーノ
Roland Reeb
レーブ ローラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhodia Chimie SAS
Original Assignee
Rhone Poulenc Chimie SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhone Poulenc Chimie SA filed Critical Rhone Poulenc Chimie SA
Publication of JPH08259653A publication Critical patent/JPH08259653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2975304B2 publication Critical patent/JP2975304B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/72Polyisocyanates or polyisothiocyanates
    • C08G18/80Masked polyisocyanates
    • C08G18/8061Masked polyisocyanates masked with compounds having only one group containing active hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L75/00Compositions of polyureas or polyurethanes; Compositions of derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/0838Manufacture of polymers in the presence of non-reactive compounds
    • C08G18/0842Manufacture of polymers in the presence of non-reactive compounds in the presence of liquid diluents
    • C08G18/0861Manufacture of polymers in the presence of non-reactive compounds in the presence of liquid diluents in the presence of a dispersing phase for the polymers or a phase dispersed in the polymers
    • C08G18/0866Manufacture of polymers in the presence of non-reactive compounds in the presence of liquid diluents in the presence of a dispersing phase for the polymers or a phase dispersed in the polymers the dispersing or dispersed phase being an aqueous medium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/703Isocyanates or isothiocyanates transformed in a latent form by physical means
    • C08G18/705Dispersions of isocyanates or isothiocyanates in a liquid medium
    • C08G18/706Dispersions of isocyanates or isothiocyanates in a liquid medium the liquid medium being water
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗料またはワニス用組成物を提供する。 【解決手段】 請求項に記載のイソシアネートおよびポ
リヒドロキシル化されたポリマーを含む組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はポリマーの分散体とエマルジョン
との混合物に関する。本発明は、より詳細には、殆どの
場合にはブロックされているイソシアネートのエマルジ
ョンと共存してできた、特に微細なポリオール分散体、
有利には(ナノ)ラテックスの安定性に関する。
【0002】このような組成物はワニスおよび塗料のた
めに特に有用であるが、イソシアネートの付加特性を用
いるあらゆる用途のために有用であることができる。殆
どの場合にブロックトイソシアネートであるイソシアネ
ートのエマルジョンが異なる粒径の不溶性アルコールの
分散体と共存する必要があるあらゆる用途、特に農業用
配合剤においても有用であることができる。
【0003】本明細書中、用語「分散体」は、ヒドロキ
シル官能基を含むポリマーであって、特にポリオールの
ポリマーのために用いられる。表現「エマルジョン」は
ブロックト若しくは非ブロックトイソシアネートのため
に用いられるであろう。
【0004】有機溶剤または少なくともそのうち幾つか
は毒性でありまたは慢性的に毒性であるという評価があ
るから、作業場での安全責任者は有機溶剤の使用を益々
頻繁に批判している。これが、溶剤に関係した欠点を克
服するために溶剤媒質における技術を代替する技術を益
々開発する試みがなされている理由である。
【0005】最も頻繁に用いられている解決法のうちの
1つは、水中のエマルジョンまたは分散体の使用であ
る。
【0006】塗料またはワニス被膜を製造するために、
ブロックされていてよいイソシアネートを含むエマルジ
ョンおよびポリオール分散体の2種の分散体は混合され
る。
【0007】顔料および充填剤をも含んでよい分散体の
混合物は、それから、産業塗料の適用のための従来技術
の補助により、被膜の形態で基材上に付着される。調製
物がブロックトイソシアネートを含むときには、被膜と
基材との組み合わせがイソシアネート官能基の脱ブロッ
クおよび前記イソシアネート官能基とのポリオール粒子
のヒドロキシル基との付加を確保するために充分な温度
で硬化する。
【0008】本明細書において、粒径特性はしばしばd
n タイプの記号を参照し、ここでnは1〜99であり、
この記号は多くの技術分野においてよく知られている
が、化学の分野ではまれであるので、それはその意味を
知らせるのに有用であろう。この記号は粒子のn%(重
量基準であり、より正確には質量基準である。重量は物
体の量でなく、力であるからである)が前記径以下であ
るような粒径を表す。
【0009】本明細書中において、多分散指数が用いら
れ、それは次の通りに定義される。 I=(d90−d10)/d50
【0010】通常、イソシアネートエマルジョンとポリ
オール分散体の間の平均径(d50)の比は2〜200で
ある。この為、1993年3 月31日に出願番号第93 03795号
で出願され、そして1994年10月7 日に第2703358 号で公
開された仏国特許出願明細書に記載された技術により製
造されたイソシアネートエマルジョンの平均径は0.1
〜10マイクロメートルであり、より一般的には0.3
〜2マイクロメートルである。これらのエマルジョンと
の組み合わせで用いられるポリオール分散体は20〜2
00ナノメートルであり、そしてより一般的には50〜
150ナノメートルである、準弾性光散乱により測定さ
れた平均径を有する。
【0011】NCO 基およびOH基の間のモル比が0.3〜
10、より好ましくは0.8〜1.5となるように、異
なる径の分散体が混合されることが一般的に行われ、そ
のとき、2種の分散体の混合物において不安定性が観測
される。
【0012】例を挙げると、この不安定性は、 一方で
流体相およびもう一方で非常に粘性の相を提供するとい
う、一般には数分での速い巨視的な相分離に反映され
る。
【0013】このことはこれらの混合物を保存( 貯蔵)
することが不可能であるだけでなく、塗料およびワニス
の適用のための通常の技術により被覆されることが所望
される表面にこの混合物を適用することが極端に困難に
なる。もしこれらの不安定な混合物が、ガラスまたは金
属のシートのような基材に適用されるならば、得られる
被膜は透明でなく、不透明で且つ不均質であり、そして
それ故適切でない。
【0014】イソシアネートが水中に分散された不溶性
ポリオールと混合されるときに、そして分散体が非常に
微細、即ち、比Rが30(有効数字1桁)以上であると
きには、これらの問題はブロックト若しくは非ブロック
トイソシアネートのいずれの場合にも特に顕著である。
【0015】この為、本発明の目的の1つは、特に、追
加の添加剤または、例えば、pHを調節するための中和
剤を加える必要なく、本質的に安定である、イソシアネ
ートエマルジョンとポリオールの非常に微細な分散体と
の安定且つ流体の混合物を提供することができる技術を
提供することである。
【0016】本発明の別の目的は、少なくとも1か月
間、物理的に安定である、ブロックトイソシアネートの
エマルジョンおよびポリオールの分散体を含む組成物を
提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、このエマルジョンと
ポリオール分散体との安定且つ流体の混合物から、良好
な光沢、透明性および耐溶剤性を示す被膜を得ることで
ある。
【0018】これらの目的は、 −平均径が0.1〜10マイクロメートル、そして好ま
しくは2マイクロメートルより小さく且つ0.2マイク
ロメートル大きい水性エマルジョンの形態での少なくと
も1種のブロックト若しくは非ブロックトポリイソシア
ネート、 −平均径が10〜200ナノメートルである水性分散体
の形態での少なくとも1種のポリヒドロキシル化された
ポリマーであって、有利にはポリオールであるポリマ
ー、を含む組成物により達成される。
【0019】エマルジョンの基本粒子の平均径(d50
とポリオール分散体のそれとの比(R)は少なくとも3
0(有効数字1桁)であり、そして好ましくは200以
下である。
【0020】エマルジョンおよび/または分散体はでき
るだけ小さく分散されていることが高く望ましい。
【0021】この為、ポリヒドロキシル化されたポリマ
ーの場合には、多分散指数(I=(d90−d10)/d50
として規定される)は2以下であり、そして有利には1
である。これらの値はラテックスでは特に満足される。
他のタイプのポリマーでは、最良の結果は0.2〜0.
1またはそれ以下の値で得られる。
【0022】この為、ブロックト若しくは非ブロックト
ポリイソシアネートの場合には、I=(d90−d10)/
50として規定される多分散指数は2以下であり、有利
には1である。最良の結果は0.9〜0.8またはそれ
以下の値で得られる。
【0023】配合域は、イソシアネートエマルジョンの
平均径(d50)とポリヒドロキシル化されたポリマーで
あって、有利にはポリオールであるポリマーの分散体の
平均径との比Rによる。
【0024】Rはポリヒドロキシル化されたポリマーで
あって、有利にはポリオールのポリマーの平均径に対す
るエマルジョンの平均径である。
【0025】本発明によると、ポリヒドロキシル化され
たポリマーであって、有利にはポリオールであるポリマ
ーの量は、混合物中、次の制約を満たすように選ばれ
る。 −ポリヒドロキシル化されたポリマーの含有分は、質量
%として表記して、少なくとも(5/6R)−20であ
り、有利には少なくとも(5/6R)−18であり、好
ましくは(5/6R)−16であり、ここで、Rはエマ
ルジョンの平均径(d50)のポリヒドロキシル化された
ポリマーであって、有利にはポリオールであるポリマー
の分散体の平均径(d50)に対する比である。
【0026】換言すると、R=(エマルジョンのd50
/(分散体のd50)である。
【0027】ヒドロキシル官能基数の、ブロックト若し
くは非ブロックトイソシアネート官能基数に対する比は
上記の通りに非常に広く変化されうる。
【0028】化学量論量より低い比は可塑性を促進し、
化学量論量より高い比はより大きな硬度の塗膜を生じ
る。0.5〜2から離れた比を有することはまれであ
る。
【0029】しかし、多くの場合において、そして最も
一般的な用途について、満足できるワニスまたは塗料被
膜を得るためには、当量で示して、反応性のブロックト
イソシアネートの量は、当量で示して、遊離且つ反応性
のアルコール官能基の量と実質的に等量である、即ち、
化学量論量であるべきである。指標として、化学量論量
に対して±20%の許容値が存在することが示されるこ
とができるが、±10〜20%のみの許容値を用いるこ
とが好ましい。
【0030】イソシアネートエマルジョンは、有利に
は、「有利にはブロックトイソシアネートである(ポ
リ)イソシアネート油および/またはガムおよび/また
は樹脂のエマルジョンの調製方法およびそれから得られ
たエマルジョン」という名称で1993年3 月31日に出願番
号第93 03795 号で出願された、第2703358 号で公開さ
れた仏国特許出願明細書中に記載されている技術により
製造される。
【0031】本発明に係る組成物の追加の成分に関し
て、組成物はブロックトイソシアネートを開放するため
の少なくとも1種の触媒であり、特に潜伏性であるかま
たはそうでない錫を基礎とする触媒を更に含むことが好
ましい。これらの触媒は、ポリオール相またはブロック
トイソシアネート相中に存在してもよいし、または、連
続水性相中に分散されてよいことが記載されうる。最終
的に、触媒は水性相中に分散されてよい。
【0032】本発明のために用いることができるポリオ
ール分散体は、その微細性を除いては、塗料およびワニ
ス産業において用いられる従来の製品である。殆どの場
合には、それは、ラジカル重合または塊重合の従来法に
よりエマルジョン中で製造された(コ)ポリマーであ
る。
【0033】ナノラテックスは、有利には、第95/40179
5.3 号で出願された欧州出願に記載された方法により得
ることができるものであるか、または、欧州出願第94/4
02370.4 号においてバインダーとしての使用で記載され
たものである。
【0034】ナノラテックスは、より詳細には、「オー
ル」官能基のうちの1 つが遊離であるアルキレンジオー
ルアクリレートであって、特にエチレングリコールメタ
クリレートから製造される。
【0035】第94/401795.3 号で出願された欧州出願明
細書に記載されている技術は以下で再参照されるであろ
う。
【0036】この方法は、変色せず、狭い粒径分布を有
し、そして容易に再製造される超微細径のエマルジョン
ラテックスを、最小量の界面活性剤を用いて調製するこ
とが可能である。この方法は、反応媒質のイオン性を一
定に保つために、水性媒質中にモノマーおよび開始剤を
漸増的に導入することを特に特徴とする。
【0037】約15〜約50重量% の固体物を含む水性分散
体を製造する方法の態様は、次の工程を含む。 (a) 水性環境において重合可能な1 種以上のエチレン系
不飽和モノマーを漸増的に反応器に添加する工程、ここ
で、前記反応器は、水および前記モノマー100 部当たり
に6.3 部以下の1 種以上の界面活性剤を含む; (b) 前記反応器に1 種以上の重合開始剤を漸増的に添加
する工程; および、 (c) 前記重合したモノマーの粒子の平均径が100nm 未満
になるように、前記エチレン系不飽和モノマーを重合さ
せる工程。
【0038】好ましい態様において、この方法は、アク
リル酸およびエステルから誘導されたモノマーを用い、
そして50nm未満の平均径を有する超微細な径のラテック
スを提供する。
【0039】この方法により得られる超微細径のポリマ
ーラテックスは凝集に対して安定であり、それ故、水に
希釈されることができる。ポリマー粒子は良好な被膜形
成性孔質基材への良好な浸入性、体積に対する比表面
積、均質性(monomodality)等のような多くの物理的属性
を有する。
【0040】非ラテックスポリオールに戻るならば、例
としてまたはむしろ態様として、Rhoplex (商標)AC-1
024 の商品名で販売されている製品が挙げられる(1984
年に出版されたデータシートを比較) 。
【0041】塗料の場合には、本質的に知られている顔
料は、組成物の成分に対して不活性であるかぎり、加え
られてよい。
【0042】本発明により、非ブロックトイソシアネー
トを用いることは可能であるが、それは水中であまり安
定でないので、好ましいイソシアネートは、ブロックト
イソシアネートであり、特に、フェノール、ケトンオキ
シムであって、特にメチルエチルケトンオキシム並びに
様々なピラゾールのような既知のブロック化剤によりブ
ロックされたイソシアネートである。
【0043】好ましいイソシアネートは、少なくとも1
個のイソシアネート官能基の窒素が、有利には1 個の、
そして好ましくは2 個の水素原子を有するSP3 混成を有
する炭素に結合したイソシアネートである。全ての官能
基がこの特性を有するイソシアネート( 好ましい選択肢
として可能) は高く評価される。
【0044】1 個以上のイソシアヌル環および/または
少なくとも1 個のビウレットまたはダイマータイプの官
能基を有する、ブロックト若しくは非ブロックトイソシ
アネートが特に挙げられる。
【0045】イソシアネートは上記に2 つの特性、即
ち、オリゴマー性および脂肪族性を少なくとも1 個のイ
ソシアネート官能基上で示すことが好ましい。
【0046】前記組成物の水分含有分は組成物の質量の
少なくとも1/3であり、有利には少なくとも2/5で
ある。
【0047】好ましいポリオールはナノラテックスの水
性分散体の形態であり;50ナノメートル未満の平均径
を有する。イソシアネートエマルジョンを凝集させるこ
とができるアルコールおよびアミンのような水溶性化合
物が低い含有分である水性分散体は好ましい。それ故、
様々なアルコールおよびアミンの合計含有分がイソシア
ネートエマルジョンの凝集体を生じる量よりも少量であ
ることが高く望まれる。
【0048】本発明は、本発明に係る組成物から得られ
た塗膜をも目的とする。これらの塗膜は、架橋によっ
て、詳細には、所望により1種以上の触媒の存在下で、
ブロックトイソシアネートの開放に対応する温度に近い
温度で硬化させることによって得ることができる。
【0049】次の制限しない実施例は本発明を例示す
る。 例1 Tolonate D2 (商標)はイソシアヌル環を含み、本質的
に三量体であって、メチルエチルケトンオキシムにより
ブロックされたオリゴマーの混合物である。Tolonate D
2 (商標)はイソシアヌル環を含み、本質的に三量体で
あって、ジメチルピラゾールによりブロックされたオリ
ゴマーの混合物である。Nanoratex 42は下記の技術によ
り調製されたナノラテックス分散体である。それは、準
弾性光散乱で測定して、32.5nmの平均径(30 〜35nmの流
体力学直径) を有する。それは30% のメタクリル酸メチ
ル単位、50% のアクリル酸ブチル単位および20% のメタ
クリル酸エチレングリコール( 2-ヒドロキシエチルメタ
クリレート) 単位からなる。その固体含有分は29% であ
り、そのpHは2.5 であり、そしてTg( ガラス転移温度)
は15℃である。イソシアネートはd50が1.1マイクロ
メートルであるエマルジョンの形態で乳化される。径の
比(R)は35である。20重量%のNanolatex 42およ
び10重量%のTolonate(商標)を含む混合物は流体で
あり、そして安定である。9%/9%のNanolatex 42/T
olonate (商標)混合物は流体相と凝集した混合物の巨
視的な相分離を生じる。
【0050】例2 Nanolate R27は下記の技術により調製されたナノラテッ
クス分散体である。それは、準弾性光散乱で測定して、
27.5nmの平均径(20 〜35nmの流体力学直径) を有する。
それは40% のメタクリル酸メチル単位、50% のアクリル
酸ブチル単位および10% のメタクリル酸エチレングリコ
ール( 2-ヒドロキシエチルメタクリレート) 単位からな
る。その固体含有分は30% であり、そのpHは2.5 であ
り、そしてTg( ガラス転移温度) は20℃である。イソシ
アネートはd50が1.1マイクロメートルであるエマル
ジョンの形態で乳化される。径の比(R)は42であ
る。20重量%のNanolatex R27 および10重量%のTo
lonate(商標)を含む混合物は流体であり、そして安定
である。12%/12%のNanolatex 42/Tolonate (商
標)混合物は流体相と凝集した混合物の巨視的な相分離
を生じる。
【0051】例3 : 例1 および2 のナノラテックスの合
成 各例において示した比率のアクリルモノマーを混合する
ことにより装填溶液を調製する。別個のフィードレセプ
タクルにおいて、0.25pphのアンモニウムペルオ
キシジスルフェートを65pphの水に加える。別個の
反応器において、3pphのドデシル硫酸ナトリウムを
195pphの水に加え、そして連続攪拌下で加熱す
る。水性開始剤溶液の別個の調製の理由は、合成の操作
法の全体にわたって反応器中の一定のイオン性を可能に
するためである。アンモニウムペルオキシジスルフェー
トの全体積の10%を加熱された混合物中に加え、開始
剤の溶液およびモノマーの溶液を、3時間にわたる装填
溶液の安定的な導入を可能にする速度で導入しはじめ
る。反応混合物を更に30分間攪拌し、その後、62℃
に冷却する。0.10pphのナトリウムメタビスルフ
ィットを24pphの水に溶解させ、1時間にわたって
反応混合物に導入する。反応温度を85℃に上げる。そ
の後、混合物を周囲温度に冷却し、濾過する。この装填
物は水性ポリマーラテックスになる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローラン レーブ フランス国,77410−グレッシ,アレ デ プレイアード 2

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均径が0.1〜10マイクロメートル
    であり、そして好ましくは2マイクロメートルより小さ
    く且つ0.2マイクロメートルより大きい水性エマルジ
    ョンの形態での少なくとも1種のブロックト若しくは非
    ブロックトポリイソシアネート;平均径が10〜200
    ナノメートルである水性分散体の形態での少なくとも1
    種のポリヒドロキシル化されたポリマーであって、有利
    にはポリオールであるポリマー;を含む組成物であっ
    て、混合物中のポリヒドロキシル化されたポリマーであ
    って、有利にはポリオールであるポリマーの量が下記の
    制約を満たすように選ばれることを特徴とする組成物、 ポリヒドロキシル化されたポリマーであって、有利には
    ポリオールであるポリマーの含有分が、質量%で表記し
    て、少なくとも(5/6R)−20であり、有利には少
    なくとも(5/6R)−18であり、好ましくは(5/
    6R)−16であり、ここで、Rはエマルジョンの平均
    径(d50)のポリヒドロキシル化されたポリマーであっ
    て、有利にはポリオールであるポリマーの分散体の平均
    径に対する比である。
  2. 【請求項2】 前記ブロックト若しくは非ブロックトポ
    リイソシアネートが、大きくても2であり、有利には1
    であるI=(d90−d10)/d50として規定される多分
    散指数Iを有することを特徴とする請求項1記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】 前記ポリヒドロキシル化されたポリマー
    が大きくても2であり、有利には1であるI=(d90
    10)/d50として規定される多分散指数Iを有するこ
    とを特徴とする請求項1または2のいずれか1項記載の
    組成物。
  4. 【請求項4】 ブロックトイソシアネートの開放のため
    の少なくとも1種の潜伏性であるかまたは潜伏性でない
    触媒であり、そして特に錫を基礎とする触媒を更に含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の組
    成物。
  5. 【請求項5】 前記組成物の水含有分が組成物の質量の
    少なくとも1/3であり、有利には少なくとも2/5で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載
    の組成物。
  6. 【請求項6】 前記ポリイソシアネートが1個以上のイ
    ソシアヌル環を有し、および/または官能基のうちの少
    なくとも1個がビウレットまたはダイマータイプである
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】 イソシアネート官能基のうちの少なくと
    も1個の窒素が、有利には1個の、そして好ましくは2
    個の水素原子を有するsp3 混成の炭素に結合している
    ように前記ポリイソシアネートが選ばれることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記イソシアネートが、フェノール、ケ
    トンオキシムおよび特にメチルエチルケトンオキシム並
    びに種々のピラゾールのような、それ自体がブロック化
    剤として知られているブロック化剤によりブロックされ
    たものから選ばれることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれか1項記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記ポリオールがナノラテックスである
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の組
    成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9記載の組成物から架橋に
    より得られることができることを特徴とする塗膜。
JP8032414A 1995-02-21 1996-02-20 塗料またはワニス用組成物およびそれからできた塗膜 Expired - Fee Related JP2975304B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9502001 1995-02-21
FR9502001A FR2730738B1 (fr) 1995-02-21 1995-02-21 Composition utile pour les revetements, a base de melange d'emulsion(s) et de dispersion(s) de polymere polyol et revetement(s) qui en sont issus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08259653A true JPH08259653A (ja) 1996-10-08
JP2975304B2 JP2975304B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=9476369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8032414A Expired - Fee Related JP2975304B2 (ja) 1995-02-21 1996-02-20 塗料またはワニス用組成物およびそれからできた塗膜

Country Status (16)

Country Link
EP (1) EP0728786B1 (ja)
JP (1) JP2975304B2 (ja)
KR (1) KR100397651B1 (ja)
CN (1) CN1078901C (ja)
AT (1) ATE207504T1 (ja)
AU (1) AU720369B2 (ja)
BR (1) BR9600770A (ja)
CA (1) CA2169897C (ja)
DE (1) DE69616110T2 (ja)
DK (1) DK0728786T3 (ja)
ES (1) ES2166430T3 (ja)
FR (1) FR2730738B1 (ja)
HU (1) HU218014B (ja)
MX (1) MX9600668A (ja)
PT (1) PT728786E (ja)
ZA (1) ZA961202B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08253730A (ja) * 1995-02-21 1996-10-01 Rhone Poulenc Chim 塗料またはワニス用組成物およびそれからできた塗膜

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2775482A1 (fr) * 1998-03-02 1999-09-03 Rhodia Chimie Sa Revetement a deux polyols, composition utile pour ces revetements et procede d'obtention de ces revetements
CN100363449C (zh) * 2001-12-31 2008-01-23 熊永强 一种用于水性外墙的双组份仿铝板面层涂料

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5956461A (ja) * 1982-08-20 1984-03-31 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 被覆組成物の製法
JPS5962618A (ja) * 1982-07-31 1984-04-10 ベ−・ア−・エス・エフ・フアルベン・ウント・フア−ゼルン・アクチエンゲゼルシヤフト ポリイソシアネートと、イソシアネート基と反応可能な化合物とから成る貯蔵安定性の液状又はペースト状熱硬化性物質混合物及び該化合物の製法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3829587A1 (de) * 1988-09-01 1990-03-15 Bayer Ag Beschichtungsmittel, ein verfahren zu ihrer herstellung und die verwendung von ausgewaehlten zweikomponenten-polyurethansystemen als bindemittel fuer derartige beschichtungsmittel
TW208712B (ja) * 1991-06-25 1993-07-01 Kuraray Co
JPH05271614A (ja) * 1992-01-29 1993-10-19 Kansai Paint Co Ltd 水性着色塗料組成物及びそれを用いる塗装方法
US5508337A (en) * 1992-02-11 1996-04-16 Bayer Aktiengesellschaft Powder coating compositions, a process for their preparation, and their use for the coating of heat resistant substrates
DE4206044A1 (de) * 1992-02-27 1993-09-02 Bayer Ag Beschichtungsmittel, ein verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
FR2703358B1 (fr) * 1993-03-31 1995-05-19 Rhone Poulenc Chimie Procédé de préparation d'émulsions aqueuses d'huiles et/ou de gommes et/ou de résines (poly)isocyanates avantageusement masqués et émulsions obtenues.
PT691993E (pt) * 1993-03-31 2002-07-31 Rhodia Chimie Sa Processo para a preparacao de emulsoes aquosas de oleos e/ou de gomas e/ou de resinas (poli)isocianatos vantajosamente mascarados e emulsoes obtidas

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962618A (ja) * 1982-07-31 1984-04-10 ベ−・ア−・エス・エフ・フアルベン・ウント・フア−ゼルン・アクチエンゲゼルシヤフト ポリイソシアネートと、イソシアネート基と反応可能な化合物とから成る貯蔵安定性の液状又はペースト状熱硬化性物質混合物及び該化合物の製法
JPS5956461A (ja) * 1982-08-20 1984-03-31 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 被覆組成物の製法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08253730A (ja) * 1995-02-21 1996-10-01 Rhone Poulenc Chim 塗料またはワニス用組成物およびそれからできた塗膜

Also Published As

Publication number Publication date
ATE207504T1 (de) 2001-11-15
PT728786E (pt) 2002-04-29
CN1078901C (zh) 2002-02-06
CA2169897C (fr) 2001-04-17
AU720369B2 (en) 2000-06-01
DE69616110T2 (de) 2002-06-20
DE69616110D1 (de) 2001-11-29
MX9600668A (es) 1997-02-28
EP0728786B1 (fr) 2001-10-24
CN1134438A (zh) 1996-10-30
JP2975304B2 (ja) 1999-11-10
FR2730738B1 (fr) 1997-06-06
FR2730738A1 (fr) 1996-08-23
ZA961202B (en) 1996-07-30
EP0728786A1 (fr) 1996-08-28
KR100397651B1 (ko) 2004-04-17
HU218014B (hu) 2000-05-28
CA2169897A1 (fr) 1996-08-22
HUP9600388A1 (en) 1997-10-28
HU9600388D0 (en) 1996-04-29
KR960031540A (ko) 1996-09-17
AU4441496A (en) 1996-08-29
DK0728786T3 (da) 2002-02-11
ES2166430T3 (es) 2002-04-16
BR9600770A (pt) 1997-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7244782B2 (en) Composition, for use in coatings, based on a mixture of emulsion(s) and of dispersion(s) of polyolpolymer and coating(s) produced therefrom
EP0707608B2 (de) Wässriges zweikomponenten-polyurethan-beschichtungsmittel, verfahren zu seiner herstellung und seine verwendung in verfahren zur herstellung einer mehrschichtlackierung
CA1275341C (en) Thixotropic coating composition, process for coating substrate with suchcoating composition and the coated substrate thus obtained
US6482475B2 (en) Thermosetting compositions containing hydroxy functional polymers prepared by atom transfer radical polymerization
WO2009029512A2 (en) Two component waterborne polyurethane coatings for anti-graffiti application
ES2278725T3 (es) Procedimiento para la preparacion de dispersiones acuosas primarias y materiales de revestimiento y su utilizacion.
JPH0632860A (ja) シラン官能性オリゴマー、その製造方法及びそれを含有する被覆組成物
EP0654055B1 (de) Wasserverdünnbares beschichtungsmittel auf basis von polyacrylaten und polyisocyanaten
AU747613B2 (en) Low VOC, isocyanate based aqueous curable compositions
WO1998038230A9 (en) Low voc, isocyanate based aqueous curable compositions
US4605720A (en) Preparation of nonaqueous dispersions with the use of monofunctional stabilizer
JP2975304B2 (ja) 塗料またはワニス用組成物およびそれからできた塗膜
US6313218B1 (en) Low VOC, isocyanate based aqueous curable compositions
JP6402199B2 (ja) 水性一次分散体、その製造方法およびその使用
HU215178B (hu) Hidroxil és karboxil funkciós csoportot tartalmazó latexdiszperziók és alkalmazásuk bevonatok előállítására
AU692449B2 (en) Two-component coating agent
JPH11500469A (ja) 水性コーティングメジウム、および単層および多層コーティングプロセスにおけるその使用
EP1368393A2 (en) High solids acrylic resin
JPH06329984A (ja) 物理的迅速乾燥結合剤混合物および木材支持体を塗布するためのそれらの使用
CN115746248A (zh) 一种脲基分散剂及其制备方法与应用

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990727

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees