JPH08259476A - 改良されたエチルベンゼン製造方法 - Google Patents

改良されたエチルベンゼン製造方法

Info

Publication number
JPH08259476A
JPH08259476A JP8040293A JP4029396A JPH08259476A JP H08259476 A JPH08259476 A JP H08259476A JP 8040293 A JP8040293 A JP 8040293A JP 4029396 A JP4029396 A JP 4029396A JP H08259476 A JPH08259476 A JP H08259476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
benzene
polyethylbenzenes
reaction
catalyst
alkylation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8040293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3786998B2 (ja
Inventor
James Butler
ジエイムズ・バトラー
Jim Waguespack
ジム・ワゲスパツク
Ken Hall
ケン・ホール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fina Technology Inc
Original Assignee
Fina Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fina Technology Inc filed Critical Fina Technology Inc
Publication of JPH08259476A publication Critical patent/JPH08259476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3786998B2 publication Critical patent/JP3786998B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C15/00Cyclic hydrocarbons containing only six-membered aromatic rings as cyclic parts
    • C07C15/02Monocyclic hydrocarbons
    • C07C15/067C8H10 hydrocarbons
    • C07C15/073Ethylbenzene
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J31/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • B01J31/16Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes
    • B01J31/18Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes containing nitrogen, phosphorus, arsenic or antimony as complexing atoms, e.g. in pyridine ligands, or in resonance therewith, e.g. in isocyanide ligands C=N-R or as complexed central atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/02Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons
    • C07C2/04Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation
    • C07C2/06Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation of alkenes, i.e. acyclic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C07C2/08Catalytic processes
    • C07C2/26Catalytic processes with hydrides or organic compounds
    • C07C2/36Catalytic processes with hydrides or organic compounds as phosphines, arsines, stilbines or bismuthines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/54Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition of unsaturated hydrocarbons to saturated hydrocarbons or to hydrocarbons containing a six-membered aromatic ring with no unsaturation outside the aromatic ring
    • C07C2/64Addition to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C2/66Catalytic processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2529/00Catalysts comprising molecular sieves
    • C07C2529/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites, pillared clays
    • C07C2529/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EB変換率を高めることができると共にキシ
レン副生成物の生成量を低くできる改良されたエチルベ
ンゼン製造方法の提供。 【解決手段】 多床反応槽内でベンゼンの触媒アルキル
化を行ってエチルベンゼンを製造する。通常の頭頂ポリ
エチルベンゼン再利用流れの軽溜分を蒸留カラム内で取
り出して廃棄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、適当な触媒の存在下で適切な
反応体を特定の変換条件下で接触させることでエチルベ
ンゼンを製造する方法に関する。別の面において、本発
明は、PEB再利用流れを反応槽に戻すに先立って蒸留
カラムを利用してその流れ内の望まれない軽溜分をその
流れから除去することで満足される変換率と所望エチル
ベンゼン生成物に対する選択率を維持しながら望まれな
い副生成物、特にオルト−キシレンの量を抑制するエチ
ルベンゼン製造に関する。
【0002】
【発明の背景】エチルベンゼン(EB)は主にスチレン
モノマーの製造で用いられており、このスチレンモノマ
ーはEBの脱水素反応で得られている。現在製造されて
いるEBの多くは、種々のアルキル化条件下でベンゼン
(Bz)をエチレン(Et)でアルキル化することで得
られている。通常に行われている1つの種類のアルキル
化方法は、気相反応条件を与える比較的高い圧力と温度
を用いた方法であり、ここでは、触媒材料の存在下でエ
チレンとベンゼンの変換が行われる。本技術分野では単
一触媒床方法と複数触媒床方法の両方がよく知られてい
る。
【0003】例えばButler他の米国特許第4,4
00,570号には、スチレン中で用いるためのエチル
ベンゼンを製造する方法が開示されており、ここでは、
TEA−シリケート触媒を用いてエチレンとベンゼンを
蒸気で反応させている。このような方法でEBを製造す
る時の1つの問題は、非常に有害であり得る望まれない
副生成物が生じる点である、と言うのは、この副生成物
の数種はその望まれているEB生成物から分離するのが
非常に困難であるか或は不可能であり得るからである。
このように、1つの例として、この種類の方法でキシレ
ンが生成するのは非常に望ましくない、と言うのは、E
B生成物からキシレン類を分離するのはそれらの沸点が
近いことから工程の観点で非常に困難であるからであ
る。エチルベンゼン内に残存するキシレン類、より詳細
にはオルト−キシレンは、最終生成物であるスチレン中
の不純物として終わり、従ってこれはEB生成物流れ中
の非常に望ましくない成分である。
【0004】Waguespack他の最近の米国特許
第4,922,053号では、PEB頭頂再利用流れの
一部をクエンチ(quench)として反応槽の中間部
分に向けることでキシレンの生成量を下げた。この方法
でも変換率が改良された。Waguespackの’0
53特許および上述した米国特許第4,400,570
号は引用することによって全体が本出願に組み入れられ
る。
【0005】上記方法で使用される触媒は、所望のEB
生成物に選択性を示す必要があることに加えてまた、反
応体からアルキル化生成物への変換率を満足される度合
で与えるのが望ましい。いろいろな触媒材料が供給原料
を生成物に変化させる能力を、時には、それの「活性」
と呼ぶ。通常、反応中に生成物に変化する供給材料の量
のパーセントとして「変換率」を測定する。この触媒が
高い変換率を維持する能力(即ち反応活性)を有するこ
とが非常に重要である。
【0006】触媒アルキル化方法では触媒の失活が1つ
の主要な問題である、と言うのは、高い変換率が最初得
られたとしても長期に渡って良好な変換率を維持するこ
とができないと高価な触媒交換および/または再生処置
を行う必要があるからである。
【0007】EB製造形態における別の重要な領域は供
給物/生成物比である。活性も変換率も低下させずかつ
キシレンの生成量を高めることなく供給物/生成物比を
有意に下げることができる如何なる要素も非常に望まし
い。
【0008】従って、望まれないキシレン副生成物を生
じさせずかつ使用する触媒材料の再生も交換も頻繁に行
う必要なく反応体からEBへの変換を得ることができる
方法が得られたならば、これは望ましい。
【0009】
【発明の要約】ポリエチルベンゼン頭頂(PEB/O
H)再利用流れをアルキル化反応槽の中に注入するに先
立ってこの再利用流れを蒸留カラムに通すことにより、
気相反応条件下でエチレンを用いたベンゼンのアルキル
化を優れたEB選択率および低いキシレン生成量を示す
と共に高い変換率と低い失活率を示す方法で行うことが
できることをここに見い出した。より具体的には、該再
利用流れを反応槽に戻す前にオルト−キシレンを含有す
る上記PEB/OH再利用流れの軽溜分を取り出して廃
棄すると優れたEB変換率が達成されると共にキシレン
量の実質的低下が得られることを見い出した。
【0010】従って、本発明は、一般に、マルチゾーン
反応槽内で適当な触媒の存在下ベンゼンとエチル化剤と
を反応させそしてPEB/OH再利用流れの望まれない
部分を個別の蒸留カラムで除去した後この再利用流れを
反応槽に戻すことによるエチルベンゼンの製造方法を提
供する。一般的には、約370℃から約470℃の範囲
の温度を用い、ベンゼン対エチレンのモル比を約2:1
から約20:1の範囲にし、圧力をおおよそ大気圧から
約25気圧の範囲にし、そしてベンゼンのWHSVを約
20から約200の範囲にする。このアルキル化反応槽
内で適当な触媒、例えばゼオライト材料様シリカライト
またはMobil ZSM−5(Mobil Oil
Corporation、New York、ニューヨ
ーク州が製造)などを用いる。このような触媒を用いる
と適度なキシレン抑制と満足される変換率および活性率
が達成されることを見い出した。
【0011】
【好適な態様の説明】この主題発明の方法は、一般に、
複数のアルキル化反応ゾーンにエチレンとベンゼンを供
給し、この反応体をその中で触媒に約370℃(700
度F)から約470℃(880度F)の範囲の温度で接
触させる段階を含み、この触媒材料は、好適にはかなり
安定でありそしてエチルベンゼンおよびジエチルベンゼ
ンの生成に高い選択性を示す。PEB/OH再利用流れ
を更に蒸留して軽溜分と重溜分に分離させる。この軽溜
分はC9およびC10炭化水素、例えばスチレン、オルト
−キシレン、N−プロピルベンゼンおよびブチルベンゼ
ンなどを含有し、重溜分は重質材料、例えばジエチルベ
ンゼン(DEB)およびトリエチルベンゼン(TEB)
などを含有し、これらを適当なモル比でベンゼンと接触
させるとこれらは反応して所望生成物であるエチルベン
ゼンを生じる。軽溜分の炭化水素は廃棄するか或は燃料
の価値がある場合使用し、そして重質材料は再利用して
主要反応槽に戻して更に生成物を得る。更に、キシレン
の混入を劇的に低くすることができ、そして触媒の再生
を有意に遅らせることができる。
【0012】ここでEB変換過程の図式的図1を参照し
て、10で表示する4床のアルキル化反応槽(AR)に
は触媒反応床A、B、CおよびDが備わっている。エチ
レン(Et)供給ライン11により、新しいエチレン原
料を反応槽10に供給する。反応槽10のいろいろな部
分へのエチレン供給をコントロールバルブ12−15で
調節することができる。反応槽内で生じるベンゼン、E
B、PEBおよび残渣を底からライン16に通して排出
させる。
【0013】反応槽10のいろいろな部分にベンゼンを
供給し、これをエチレンと反応させて生成物を生じさ
せ、この生成物をライン16で取り出す。この反応槽へ
の供給で好適には2つのベンゼン源を用いる。新しいベ
ンゼン原料をベンゼンライン28で供給し、このライン
は、26と表示する蒸留カラムC3から導かれる第二ベ
ンゼン供給ライン27と連結している。この一緒にした
ベンゼン供給物はライン29の中を通って輸送された
後、分割されて第二供給ライン30の中に入る。ライン
30の中を通るベンゼンはバルブ33で調節された後、
分割されて3つのベンゼンクエンチライン34−36の
中に入り、これらはフローバルブ37−39で調節され
る。ライン34−36により反応槽床B、CおよびDに
ベンゼンクエンチを供給する。
【0014】バルブ32の中を通るベンゼン供給物はヒ
ーター18で約450℃に加熱され、コントロールバル
ブ31の中を通った後、ライン17の中で蒸留カラムD
C由来の重溜分と混ざり合う。次に、これはライン19
の中を通って輸送され、ヒーター18の煙道の中を通っ
てライン17に入る。
【0015】ライン16の中を流れる、アルキル化反応
槽の生成物(Bz、PEB、EBおよび残渣)は、蒸留
カラムC3中で分離され、ベンゼンは上部からライン2
7の中を通って出て行き、そしてその残りは底からライ
ン24を通って出て23で表示する蒸留カラムC2に入
る。最終EB生成物をC2中で蒸留して取り出し、ライ
ン25を通して生成物ターミナルまたはスチレンモノマ
ー施設に送り込む。PEBおよび他の炭化水素溜分およ
び残渣は、ライン22によりC2の底から流出して20
で表示する蒸留カラムC1の中に入る。PEBおよび他
の炭化水素が蒸留で取り出されてPEB/OHライン1
9の中を通って流れる。次に、この流れは蒸留カラムD
Cの中を通って軽溜分と重溜分に分離される。残渣はC
1の底からライン21を通って流出する。
【0016】通常のEB方法では、カラムC1で生じる
PEB/OHは全部、ライン19、ヒーターの煙道そし
てライン17の中を通ってアルキル化反応槽の上部に流
れ込んでいた。しかしながら、我々は、このPEB/O
H流れには望ましくないC9−C10溜分、例えばオルト
−キシレンなどが含まれており、これがこの反応槽の生
産流出ラインに上記溜分が高いパーセントで現れる原因
であることを見い出した。このように反応槽から望まし
くないものが高濃度で出て来ると、これを無用な生成物
としてこのシステム全体の中を連続的に再循環させる必
要があることから、エネルギーコストに関してこのシス
テム全体に負担が加わる。また、C2の上部から出て来
るEB生成物からオルト−キシレンを実質的に全部除去
することを確保するには反応槽C2の流出物が含有する
EB量を10%の如き多い量にする必要があることか
ら、それによってEB生産効率も低下する。この改良さ
れた方法では触媒再生間の時間が改良され、エチレンの
変換率が上昇し、供給物/生成物比が低くなり、かつ
o、mおよびp−キシレン類の量が低下する。この改良
された方法では原料コストが若干のみであるが上昇する
が、この上昇は、このような変更を行うことで向上する
効率および生産量増加に比較すると無視できるほどであ
った。
【0017】この方法は多様な工程装置を用いて実施可
能であり、これには、各々に適当な触媒材料が入ってい
る複数のアルキル化ゾーンを限定している反応槽容器が
含まれる。この反応ゾーンの中にベンゼンとエチレン反
応体を入れるに先立ってこれらを混合して予め加熱して
もよく、上記反応ゾーンの中でこれらと触媒床を本明細
書の以下に更に詳述する反応条件下で接触させる。この
反応ゾーン内に調節した滞留時間置いた後、その変換さ
れた炭化水素仕込み物を上記反応槽から出させ、ここ
で、冷却を行うか或は他の標準的回収技術を用いてエチ
ルベンゼン生成物を集める。この反応槽から出て来る過
剰量のベンゼンを通常様式で通常通り再利用する。
【0018】この主題発明の方法で有利に用いることが
できる1つの特別な族の触媒材料は結晶性ゼオライト材
料として特徴づけ可能であり、これらは、酸素原子を共
有して結合しているSiO4とAlO4四面体の三次元網
目構造を構成するアルミノシリケート類である。2種類
のゼオライト型触媒、即ちシリカライト類およびMob
ilのZSM−5が好適であることを見い出した。
【0019】この主題発明の方法に適したアルキル化ゾ
ーンの反応条件には、一般に、約300℃から470℃
の範囲の温度が含まれる。ゼオライト型の触媒は水分に
敏感で、水分(蒸気)が存在していると分解する傾向が
あり、従って、この反応中に水分を存在させないように
注意する。
【0020】通常、エチレンに対してベンゼンを過剰量
で用い、一般的には、ベンゼン:エチレンの範囲を約
2:1から約20:1のモル比にする。ベンゼン:エチ
レン比を低くすればするほど結果として生じるエチルベ
ンゼンのパーセントが高くなることから、上記モル比範
囲の下方が好適である。この主題発明の方法で用いるベ
ンゼンの時間当たりの重量空間速度(weight h
ourly spacevelocities)(WH
SV)は約20から約200の範囲であってもよく、約
40から約150の範囲のWHSVが好適である。おお
よそ大気圧から25気圧の範囲の運転圧力を用いること
ができ、約10から15気圧の範囲が好適である。
【0021】上述した蒸留カラムDCを該PEB/OH
再利用ラインの中に挿入することで現存のエチルベンゼ
ン生産施設で本発明を利用すると、向上した触媒寿命が
得られ、そして更に、該反応槽から出て来る望ましくな
いキシレン量が低下し、その含有量が半分になる。この
PEB/OHラインの中に上記蒸留カラムを利用しない
でPEBを該反応槽の再循環させると、PEBを再循環
させない時に比較して触媒寿命が大きく短くなる。しか
しながら、このPEB再利用ラインの中に上記蒸留カラ
ムDCを利用すると、触媒寿命は、PEB再利用流れを
該反応槽の中に供給しない時と同じレベルにまで回復し
た。EB生成物中のオルト−キシレン量は半分になり、
そしてカラムC2の底から流出する損失EB量は10パ
ーセントから1パーセントにまで下がった、即ち通常失
われていたEBが90パーセント再捕捉された。
【0022】本発明の好適な特定態様を上の詳細な説明
で記述して来たがこれらは制限としてではなく例示とし
て認識されるべきであることからこの記述は本発明に開
示する特別な形態の態様に本発明を限定することを意図
するものでなくそして本発明がそのように限定されない
ことは本分野の技術者に明らかであろう。従って、本発
明は本発明の精神および範囲からの逸脱を構成しないと
ころの例示の目的で本明細書に開示した本発明の特定実
施例の変形および修飾形全部を包含することを宣言す
る。
【0023】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0024】1. 多床反応槽内の適当な触媒にベンゼ
ンとエチレンをアルキル化反応条件下で接触させてポリ
エチルベンゼン類およびエチルベンゼン類を含む反応生
成物を生じさせ、該ポリエチルベンゼン類を上記反応生
成物から留出させ、そして上記ポリエチルベンゼン類を
上記反応槽に戻して再利用する、エチルベンゼンの製造
方法であって、上記再利用するポリエチルベンゼン類を
上記反応槽に入れる前に蒸留カラムに通し、上記カラム
内でそれらからC9およびC10炭化水素、オルト−キシ
レン類、N−プロピルベンゼンおよびブチルベンゼンを
含む軽溜分を留出させ、そして上記留出させた溜分をこ
の工程から取り出し、そしてジエチルベンゼン類および
トリエチルベンゼン類を含む残りの重溜分を上記反応槽
に輸送して戻すことを含むことを特徴とする方法。
【0025】2. 上記適当な触媒がペナシル触媒であ
りそして上記多床反応槽が反応槽床を少なくとも3つ有
する第1項の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベンゼンとエチレンからエチルベンゼンを製造
するに適したアルキル化過程を図式的に示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジム・ワゲスパツク アメリカ合衆国ルイジアナ州70817バトン ルージユ・オールドトレイス18514 (72)発明者 ケン・ホール アメリカ合衆国ルイジアナ州70810バトン ルージユ・ガムウイツチ1844

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多床反応槽内の適当な触媒にベンゼンと
    エチレンをアルキル化反応条件下で接触させてポリエチ
    ルベンゼン類およびエチルベンゼン類を含む反応生成物
    を生じさせ、該ポリエチルベンゼン類を上記反応生成物
    から留出させ、そして上記ポリエチルベンゼン類を上記
    反応槽に戻して再利用する、エチルベンゼンの製造方法
    であって、上記再利用するポリエチルベンゼン類を上記
    反応槽に入れる前に蒸留カラムに通し、上記カラム内で
    それらからC9およびC10炭化水素、オルト−キシレン
    類、N−プロピルベンゼンおよびブチルベンゼンを含む
    軽溜分を留出させ、そして上記留出させた溜分をこの工
    程から取り出し、そしてジエチルベンゼン類およびトリ
    エチルベンゼン類を含む残りの重溜分を上記反応槽に輸
    送して戻すことを含むことを特徴とする方法。
JP04029396A 1995-02-08 1996-02-05 改良されたエチルベンゼン製造方法 Expired - Fee Related JP3786998B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US38526295A 1995-02-08 1995-02-08
US385262 2006-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08259476A true JPH08259476A (ja) 1996-10-08
JP3786998B2 JP3786998B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=23520686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04029396A Expired - Fee Related JP3786998B2 (ja) 1995-02-08 1996-02-05 改良されたエチルベンゼン製造方法

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0726242B1 (ja)
JP (1) JP3786998B2 (ja)
KR (1) KR100415499B1 (ja)
CN (1) CN1064339C (ja)
CA (1) CA2168418C (ja)
DE (1) DE69609364T2 (ja)
ES (1) ES2150027T3 (ja)
TW (1) TW336219B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2110368A1 (en) 2008-04-18 2009-10-21 Total Petrochemicals France Alkylation of aromatic substrates and transalkylation process
KR102397644B1 (ko) 2017-06-16 2022-05-13 에스케이이노베이션 주식회사 유동층접촉분해 오프-가스와 벤젠의 알킬화 생성물로부터 에틸벤젠을 회수하는 방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4922053A (en) * 1989-05-24 1990-05-01 Fina Technology, Inc. Process for ethylbenzene production

Also Published As

Publication number Publication date
KR960031407A (ko) 1996-09-17
CN1134928A (zh) 1996-11-06
KR100415499B1 (ko) 2004-05-31
EP0726242B1 (en) 2000-07-19
DE69609364D1 (de) 2000-08-24
TW336219B (en) 1998-07-11
CN1064339C (zh) 2001-04-11
CA2168418C (en) 2007-04-17
DE69609364T2 (de) 2001-01-04
EP0726242A1 (en) 1996-08-14
ES2150027T3 (es) 2000-11-16
JP3786998B2 (ja) 2006-06-21
CA2168418A1 (en) 1996-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1290769C (en) Alkylation/transalkylation process for selective production of monoalkylated aromatics
US8134036B2 (en) Process for liquid phase alkylation
EP0467007B1 (en) Transalkylation process
JPH10511942A (ja) 液相アルキル化及び気相アルキル交換反応を用いてエチルベンゼンを製造する連続的方法
EP0413717B1 (en) Alkylation of benzene in a moving bed
JP4743670B2 (ja) 分割充填の触媒を用いた気相アルキル化
CA2234496C (en) Gas phase alkylation-liquid transalkylation process
US6933418B2 (en) Critical phase alkylation process
EP0839784B1 (en) Heat exchange integration in alkylation/transalkylation process
KR100522717B1 (ko) 가스상 알킬화-액상 트랜스알킬화 공정
KR101520523B1 (ko) 에너지 저소비를 위한 큐멘 제조장치 및 제조방법
JP2001026555A (ja) 芳香族変換方法
US7268264B2 (en) Critical phase alkylation process
JP3786998B2 (ja) 改良されたエチルベンゼン製造方法
US5434325A (en) Process for the production of tertiary butylethylbenzene
JP2882542B2 (ja) トランスアルキル化法
JPH08501082A (ja) 芳香族アルキル化のための新規方法
CA2022982C (en) Transalkylation process
KR920000585B1 (ko) 유동 베드중에서 벤젠을 알킬화시키는 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees