JPH08258913A - 収納装置 - Google Patents

収納装置

Info

Publication number
JPH08258913A
JPH08258913A JP9012795A JP9012795A JPH08258913A JP H08258913 A JPH08258913 A JP H08258913A JP 9012795 A JP9012795 A JP 9012795A JP 9012795 A JP9012795 A JP 9012795A JP H08258913 A JPH08258913 A JP H08258913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
space
bicycle
frame body
row
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9012795A
Other languages
English (en)
Inventor
Masateru Niimura
正照 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9012795A priority Critical patent/JPH08258913A/ja
Publication of JPH08258913A publication Critical patent/JPH08258913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体駐輪場、物流倉庫または床下収納庫等に
おける格納物の収納装置に関し、収納装置の4隅におけ
る収納庫の移動を、回転アームの小さな回転力で円滑に
行なうことができる収納装置を提供する。 【構成】 矩形状の枠体1と、この枠体1内に3個以上
収容され、枠体1に沿って移動する横断面矩形状の収納
庫7と、少なくとも上記枠体1に沿う部位に形成される
一の収納庫7が収容できる空間部9と、上記枠体1の4
隅に配置された回転アーム3,4,5,6と、で構成
し、該回転アーム3,4,5,6で収納庫7を押圧する
ことで、収納庫7を取り出し口10(11)まで移送す
るように収納装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、立体駐輪場や物流倉
庫或は床下収納庫等における格納物の収納装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】本出願人は、先の出願(特願
平6−85807号)において、磁石を利用した収納装
置を提案している。
【0003】この収納装置は、矩形状の枠体と、この枠
体内に3個以上収容され上記枠体に沿って移動する横断
面矩形状の収納庫と、上記枠体に沿って配設されるチェ
ーンと、このチェーンの上記収納庫と向かい合う側に取
り付けられ、かつ、一の収納庫に対しては少なくとも一
個配置される磁石と、上記枠体の4隅に配置され、チェ
ーンを搬送させるスプロケットと、を有して構成し、上
記磁石と向かい合う収納庫の表面には、該磁石と引き合
う磁性板を取付けると共に、少なくとも上記枠体に沿う
部位に一の収納庫が収容できる空間部を設け、上記チェ
ーンを所定の駆動装置で駆動させるように構成したこと
を特徴とするものであり、この種の収納装置の構造を簡
単にしてコストを低減すると共に、収納装置全体が占め
る容積を少なくして空間の利用効率の高い収納装置を提
供することができる、という利点を有している。
【0004】しかしながら、上記収納装置の場合、収納
庫に吸着された磁石で収納庫を垂直な位置から水平な位
置或は水平な位置から垂直な位置へと、4隅では上記磁
石を滑らせて移動させなければならない構造であるた
め、滑りにくく、また、収納庫の垂直な面と水平な面に
おける磁石の数のバランスを保たなければならない等、
解決しなければならない問題を有していた。
【0005】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、本出願人が先
に提案した上記収納装置における収納装置全体が占める
容積を少なくして空間の利用効率の高い、という利点を
保持しつつ、磁石を滑動させることなく上記収納庫を簡
易な手段によって容易に移動させることができる収納装
置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にあっては、収納装置を、矩形状の枠体
と、この枠体内に3個以上収容され上記枠体に沿って移
動する横断面矩形状の収納庫と、少なくとも上記枠体に
沿う部位に形成された一の収納庫が収容できる空間部
と、上記枠体の4隅に配置され上記収納庫を押圧して上
記空間部へと移動させる回転アームと、該回転アームを
駆動する手段と、を有して構成したことを特徴とするも
のである。
【0007】この発明において、上記各収納庫は、水平
方向に循環可能な床下収納庫とし、或は、立体駐輪場や
物流棚等の収納装置として構成することができる。
【0008】立体駐輪場や物流棚等の収納装置として用
いる場合には、上記枠体を立体的に配設すると共に、該
枠体の4隅以外の外壁面に磁力体を配設し、該磁力体
は、前記収納庫が移動しない状態では、該磁力体の磁力
によって収納庫を静止状態に吸着保持すると共に、収納
庫の移動時には、上記磁力体の磁力を作用させず、また
は、磁力を収納庫の移動に影響が出ない程度の磁力まで
減衰させることで、収納庫を所定方向へ移動させるよう
に構成するのが望ましい。
【0009】
【作用】それ故、この発明に係る収納装置にあっては、
例えば、上記枠体内に、収納庫を2列で3段の立体構造
とし、その内の収納庫の1個分の空間部を残して、計5
個の収納庫を収容し、一方の列を3段、他方を2段とす
る。この状態で、例えば、モータ等の駆動装置により、
回転アームを回動させて4隅にある収納庫を空間部方向
へと押圧する。
【0010】この間、他の収納庫はそのままの位置に止
まる。その後は、上記移動した収納庫の反対側に空間部
が形成され、この状態から上記新たに形成された空間部
側の収納庫を他の回転アームが押圧すると、この新たに
形成された空間部側の2個の収納庫が上方に移送され、
この後にまた新しい空間部が形成される。このようにし
て、次々と空間部を形成しつつ収納庫が枠体内を移動す
る。
【0011】このように、この発明に係る収納装置は、
原則として磁力を利用しない搬送手段で収納庫を移送さ
せることができるので、構成が非常に簡略化され、設備
コストを大幅に低減することができると共に、故障も少
ないのでランニングコストもあまりかからない。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づき、この
発明を詳細に説明する。
【0013】図1は、この発明に係る収納装置を立体駐
輪場に適用した実施例を示すものであり、この立体駐輪
場は、周りが矩形状をなすフレームからなる枠体1を形
成して構成されており、該枠体1の内側には、枠体1に
沿ってレール(図示せず)が配設されている。
【0014】また、この枠体1の4隅には、図1に示す
ように、軸2に軸支された回転アーム3,4,5,6が
配設されている。
【0015】この枠体1の内部には、3個の自転車を収
納可能な自転車収納庫7と、この自転車収納庫7を2列
にして、夫々3段或いは2段に自転車収納庫7が重ねら
れ、この2段重ねの上方には、一の自転車収納庫7が収
容できる広さの空間部9が形成されている。
【0016】また、上記枠体1の2段目と3段目の外周
面には、電磁石で構成された磁力体8,8が配設されて
おり、該磁力体8,8は、上記自転車収納庫7が移動し
ない状態では、該磁力体8,8の磁力によって自転車収
納庫7を静止状態に吸着保持するとともに、自転車収納
庫7の移動時には、上記磁力体8,8の磁力をオフさ
せ、または、磁力を自転車収納庫7の移動に影響が出な
い程度の磁力まで減衰させることで、該自転車収納庫7
の移動が小さな力でスムースに行うことができるように
構成されている。
【0017】勿論、上記磁力体8,8を永久磁石で構成
し、上記自転車収納庫7が移動しない状態では、該磁力
体8,8の磁力によって自転車収納庫7を静止状態に吸
着保持するとともに、自転車収納庫7の移動時には、上
記磁力体8,8を枠体1から遠ざけることで、上記磁力
体8,8の磁力を自転車収納庫7の移動に影響が出ない
程度の磁力まで減衰させるように構成してもよい。
【0018】一方、上記回転アーム3,4,5,6は、
上記枠体1の外側に配設されたスイッチ(図示せず)に
よって選択的に作動するモータ(図示せず)によって軸
2が回転して回動することでほぼ90度の範囲で自転車
収納庫7を押圧し、該自転車収納庫7を上記空間部9へ
と移送するように構成されている。尚、上記各モータ
は、自転車収納庫7を回転アーム3,4,5,6が押圧
しても移動できない状態にある時には、作動しないよう
に制御されている。
【0019】勿論、上記スイッチを、各自転車収納庫7
に付された番号と一致するように配置し、任意のスイッ
チ(自転車収納庫)を選択してオンすることで、選択さ
れた自転車収納庫7が自転車取り出し口10または11
まで自動的に移送されるように、上記回転アーム3,
4,5,6を順に作動させるように制御させることもで
きる。
【0020】また、上記自転車収納庫7の外周面であっ
て、上記磁力体8,8の面と向かい合う部位には、鉄材
等の磁性体からなる磁性板(図示せず)が配置されてい
る。勿論、自転車収納庫7の外周面の全体を鉄板等で構
成してもよい。
【0021】また、各自転車収納庫7の枠体1と対面す
る面部には、特に図示はしないが、ボールからなる回転
体がその一部を残して各自転車収納庫7に埋め込まれる
状態で取り付けられている。回転体の材質としては、セ
ラミックス製のものが用いられ、また、回転体の周囲に
はフッ素系樹脂系のコーティングがされたもの、また
は、フィルムで覆ったものを使用してもよい。勿論、上
記回転体を枠体1の内周面に沿って配設してもよい。
【0022】この回転体によって、枠体1の内面と自転
車収納庫7の外周面との間には、約0.1mm〜0.3
mm程度の間隙が設けられる。この回転体は球状である
が、他に円柱状のローラであっても差し支えない。
【0023】一方、枠体1の枠内には、合計5個の自転
車収納庫7と、この自転車収納庫7の1個分の空間部9
が設けられており、各自転車収納庫7はそれぞれ独立し
た状態におかれている。このため、空間部9が自転車収
納庫7の移動方向に形成されている限りは、その自転車
収納庫7は回転アーム3,4,5,6により自在に空間
部9に向けて上下方向、或いは左右方向に移動すること
ができる。
【0024】次に、上記収納装置における自転車収納庫
7の搬送動作について図2に基づき説明する。
【0025】例えば、図1に示すように、枠体1内の右
列上端に空間部9がある場合であって、左列2段目にあ
る自転車収納庫Gを自転車取り出し口11まで移送する
場合を説明する。尚、各自転車収納庫7が静止状態にあ
るときには、上記磁力体8,8の磁力が作用し、各自転
車収納庫7が磁力体8,8の磁力範囲内を移動する場合
には、該磁力体8,8の磁力がオフまたは減衰されるよ
うに印加制御されるものとする。
【0026】この状態から自転車収納庫Gに対応するス
イッチをオンさせると、回転アーム3が作動して左列最
上部の自転車収納庫Eを、図2ステップaに示すよう
に、右列最上部に形成された空間部9へ向けて押圧す
る。これにより左列最上部には空間部9が新たに形成さ
れる。
【0027】次に、回転アーム6が作動して、自転車収
納庫A,G,Fが、図2ステップbに示すように、左列
最上部の空間部9へ向かって持ち上げられ、左列最下部
に新たな空間部9が形成される。
【0028】次に、回転アーム5が作動して、図2ステ
ップcに示すように、自転車収納庫Bが右列最下部から
左列最下部の空間部9へと押圧移送され、右列最下部に
新たな空間部9が形成される。
【0029】次に、回転アーム4が作動して、図2ステ
ップdに示すように、自転車収納庫C,D,Eが右列最
下部の空間部9へと押圧移送され、右列最上部に新たな
空間部9が形成される。
【0030】次に、回転アーム3が作動して、図2ステ
ップeに示すように、左列最上部にある自転車収納庫F
が右列最上部の空間部9へと押圧移送され、左列最上部
に新たな空間部9が形成される。
【0031】次に、回転アーム6が作動して、自転車収
納庫B,A,Gが、図2ステップfに示すように、左列
最上部の空間部9へ向かって持ち上げられ、左列最下部
に新たな空間部9が形成される。
【0032】次に、回転アーム5が作動して、図2ステ
ップgに示すように、自転車収納庫Cが右列最下部から
左列最下部の空間部9へと押圧移送され、右列最下部に
新たな空間部9が形成される。
【0033】次に、回転アーム4が作動して、図2ステ
ップhに示すように、自転車収納庫D,E,Fが右列最
下部の空間部9へと押圧移送され、右列最上部に新たな
空間部9が形成される。
【0034】次に、回転アーム3が作動して、図2ステ
ップiに示すように、左列最上部にある自転車収納庫G
が右列最上部の空間部9へと押圧移送され、左列最上部
に新たな空間部9が形成される。
【0035】次に、回転アーム6が作動して、自転車収
納庫A,B,Cが、図2ステップjに示すように、左列
最上部の空間部9へ向かって持ち上げられ、左列最下部
に新たな空間部9が形成される。
【0036】次に、回転アーム5が作動して、図2ステ
ップkに示すように、自転車収納庫Dが右列最下部から
左列最下部の空間部9へと押圧移送され、右列最下部に
新たな空間部9が形成される。
【0037】次に、回転アーム4が作動して、図2ステ
ップlに示すように、自転車収納庫E,F,Gが右列最
下部の空間部9へと押圧移送され、右列最上部に新たな
空間部9が形成される。
【0038】次に、回転アーム3が作動して、図2ステ
ップmに示すように、左列最上部にある自転車収納庫A
が右列最上部の空間部9へと押圧移送され、左列最上部
に新たな空間部9が形成される。
【0039】次に、回転アーム6が作動して、自転車収
納庫D,C,Bが、図2ステップnに示すように、左列
最上部の空間部9へ向かって持ち上げられ、左列最下部
に新たな空間部9が形成される。
【0040】次に、回転アーム5が作動して、図2ステ
ップoに示すように、自転車収納庫Eが右列最下部から
左列最下部の空間部9へと押圧移送され、右列最下部に
新たな空間部9が形成される。
【0041】次に、回転アーム4が作動して、図2ステ
ップpに示すように、自転車収納庫F,G,Aが右列最
下部の空間部9へと押圧移送され、右列最上部に新たな
空間部9が形成される。
【0042】次に、回転アーム3が作動して、図2ステ
ップqに示すように、左列最上部にある自転車収納庫B
が右列最上部の空間部9へと押圧移送され、左列最上部
に新たな空間部9が形成される。
【0043】次に、回転アーム6が作動して、自転車収
納庫E,D,Cが、図2ステップrに示すように、左列
最上部の空間部9へ向かって持ち上げられ、左列最下部
に新たな空間部9が形成される。
【0044】次に、回転アーム5が作動して、図2ステ
ップsに示すように、自転車収納庫Fが右列最下部から
左列最下部の空間部9へと押圧移送され、右列最下部に
新たな空間部9が形成される。
【0045】そして、最後に、回転アーム4が作動し
て、図2ステップtに示すように、自転車収納庫G,
A,Bが右列最下部の空間部9へと押圧移送され、目的
の自転車収納庫Gが右側の自転車取り出し口11に到達
し、該自転車収納庫G内から自転車を取り出し、或は、
搬入することができる。
【0046】このようにして、次々と空間部を形成して
は、そこを埋めるように自転車収納庫7が移動してい
き、目的の自転車収納庫7を、自転車取り出し口10ま
たは11へと移動させる。この場合の移動順序として
は、 順序1:左側最上部の自転車収納庫7が右側の空間部9
に移動、 順序2:左側中間部及び左側最下部の自転車収納庫7が
上方に移動、 順序3:右側最下部の自転車収納庫7が左側に移動、 順序4:右側中間部及び右側最上部に移動した上記順序
1の自転車収納庫7が下方に移動、 することになり、以下、上記順序の動作が繰り返され
る。
【0047】上記枠体1の縦の長さは、自転車収納庫7
の高さ×3(段)とこれに若干の枠体1の幅を加えたも
のであり、また、横の長さは、自転車収納庫7の横幅×
2(列)とこれに若干の枠体1の幅及び自転車収納庫7
同士の隙間を加えたものであり、収納装置全体として無
駄な空間のない構成としている。
【0048】上記収納装置で用いた磁力体8,8につい
ては、自転車収納庫7の重量等によって必要な荷重能力
を設ける必要があり、このためには、磁力の強化或は磁
力体8,8の自転車収納庫7に近接する部分の面積を広
げる等の対応がとられることになる。
【0049】従って、上記実施例に係る収納装置によれ
ば、立体的に重ねられた自転車収納庫7を、回転アーム
3,4,5を介して枠体1に沿って移動させるだけの非
常に簡単な構造で構成することができ、また、隣合う自
転車収納庫7同士は、当接或いは近接した状態におかれ
るため、空間が有効に利用されることになる。
【0050】さらに、この実施例では、収納装置全体が
占める容積は少なくて済み、空間の利用効率の高い収納
装置が提供できる。また、構造が簡単で複雑な部品等を
用いていないため、製造コストは少なくて済み、用途の
幅が広がる。
【0051】尚、この収納装置の用途としては、上記立
体駐輪場のみならず、立体駐車場や物量倉庫或は工場や
オフイス、家庭の台所、本・ファイル等の整理棚等にも
適用することができること勿論である。
【0052】図3は、この発明の第2実施例に係る床下
収納庫を示しており、この実施例に係る床下収納庫は、
基本的には、上記第1実施例に係る自転車収納庫7を水
平方向に移動可能に枠体1に配設すると共に、磁力体
8,8を廃止し、かつ、取り出し口10を一箇所とした
他は、他の構成・作用は第1実施例と同様であるので、
図面には、第1実施例と同一の符号を付して、その詳細
な説明を公開公報では省略する。
【0053】また、この実施例では、第1実施例で説明
したように、例えば、収納ボックスGを取り出し口10
まで移送する場合、取り出し口10が第1実施例とは異
なり一箇所だけであるため、図4に示すように、ステッ
プa乃至tまでは第1実施例と同じであるが、この後、
さらに3段階の移送ステップが必要となる。以下、この
3ステップを図5に基づき説明する。
【0054】図5ステップtでは、収納ボックスG,
A,Bが右列最下部の空間部9へと押圧移送され、右列
最上部に新たな空間部9が形成されており、この後、回
転アーム3が作動して、図5ステップuに示すように、
左列最上部にある自転車収納庫Cが右列最上部の空間部
9へと押圧移送され、左列最上部に新たな空間部9が形
成される。
【0055】次に、回転アーム6が作動して、収納ボッ
クスF,E,Dが、図5ステップvに示すように、左列
最上部の空間部9へ向かって持ち上げられ、左列最下部
に新たな空間部9が形成される。
【0056】次に、回転アーム5が作動して、図5ステ
ップwに示すように、収納ボックスEが右列最下部から
左列最下部の空間部9へと押圧移送され、目的の収納ボ
ックスGが取り出し口10に表れるので、図示しない床
板を開けて、目的の収納物を取り出すことができる。
【0057】また、この状態から収納ボックスの並びを
図4ステップaの元の状態に戻す場合には、さらに4段
階の移送ステップが必要である。
【0058】即ち、図5ステップwの状態から、回転ア
ーム4を作動させて、図5ステップxに示すように、収
納ボックスA,B,Cを右列最下部に形成された空間部
9へと押圧移送することで、右列最上部に新たな空間部
9が形成される。
【0059】次に、回転アーム3が作動して、図5ステ
ップyに示すように、左列最上部にある収納ボックスD
が右列最上部の空間部9へと押圧移送され、左列最上部
に新たな空間部9が形成される。
【0060】次に、回転アーム6が作動して、収納ボッ
クスG,F,Eが、図5ステップz1 に示すように、左
列最上部の空間部9へ向かって持ち上げられ、左列最下
部に新たな空間部9が形成される。
【0061】次に、回転アーム5が作動して、図5ステ
ップz2 に示すように、収納ボックスAが右列最下部か
ら左列最下部の空間部9へと押圧移送され、右列最下部
に新たな空間部9が形成される。
【0062】次に、回転アーム4が作動して、図5ステ
ップz3 に示すように、収納ボックスB,C,Dが右列
最下部の空間部9へと押圧移送され、右列最上部に新た
な空間部9が形成されて一番最初の状態にリセットされ
る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る収
納装置によれば、原則として磁力を利用しない搬送手段
で収納庫(収納ボックス)を移送させることができるの
で、構成が非常に簡略化され、設備コストを大幅に低減
することができると共に、故障も少ないのでランニング
コストを大幅に低減させることができ、また、収納庫の
移動を小さな力で円滑に行なうことができ、しかも、収
納装置全体が占める容積は少なくて済み、空間の利用効
率の高い収納装置が提供できる等、幾多の優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を立体駐輪場に適用した一実施例を示
す正面構成図である。
【図2】同立体駐輪場の自転車収納庫の移送ステップを
示す工程説明図である。
【図3】この発明を床下収納庫に適用した一実施例を示
す平正面構成図である。
【図4】同床下収納庫の収納ボックスの移送ステップa
乃至tまでを示す工程説明図である。
【図5】同床下収納庫の収納ボックスの移送ステップu
乃至z3 までを示す工程説明図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 軸 3,4,5,6 回転アーム 7 収納庫(収納ボックス) 8 磁力体 9 空間部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の枠体と、この枠体内に3個以上
    収容され上記枠体に沿って移動する横断面矩形状の収納
    庫と、少なくとも上記枠体に沿う部位に形成された一の
    収納庫が収容できる空間部と、上記枠体の4隅に配置さ
    れ上記収納庫を押圧して上記空間部へと移動させる回転
    アームと、該回転アームを駆動する手段と、を有して構
    成されてなる収納装置。
  2. 【請求項2】 前記各収納庫は、水平方向に循環可能な
    床下収納庫であることを特徴とする請求項1に記載の収
    納装置。
  3. 【請求項3】 前記枠体を立体的に配設すると共に、該
    枠体の4隅以外の外壁面に磁力体を配設し、該磁力体
    は、前記収納庫が移動しない状態では、該磁力体の磁力
    によって収納庫を静止状態に吸着保持すると共に、収納
    庫の移動時には、上記磁力体の磁力を作用させず、また
    は、磁力を収納庫の移動に影響が出ない程度の磁力まで
    減衰させることで、収納庫を所定方向へ移動させるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の収
    納装置。
JP9012795A 1995-03-24 1995-03-24 収納装置 Pending JPH08258913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9012795A JPH08258913A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9012795A JPH08258913A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 収納装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08258913A true JPH08258913A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13989850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9012795A Pending JPH08258913A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08258913A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120003067A1 (en) * 2010-06-01 2012-01-05 Nexus Biosystems, Inc. Automated Storage System for High Density Storage
JP2017533873A (ja) * 2014-10-27 2017-11-16 深▲せん▼市鯨倉科技有限公司Shenzhen Whalehouse Technology Company Limited 自動倉庫制御システム及び方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120003067A1 (en) * 2010-06-01 2012-01-05 Nexus Biosystems, Inc. Automated Storage System for High Density Storage
US8636459B2 (en) * 2010-06-01 2014-01-28 Brooks Automation, Inc. Automated storage system for high density storage
JP2017533873A (ja) * 2014-10-27 2017-11-16 深▲せん▼市鯨倉科技有限公司Shenzhen Whalehouse Technology Company Limited 自動倉庫制御システム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2550027A (en) Method and apparatus for retrieving units from a storage system
CN111406030A (zh) 运输设备、存储系统和重新定位运输设备的方法
WO2019174262A1 (zh) 储物柜
WO1993012998A1 (fr) Magasin de stockage automatise et nouveau type de chariot permettant la mise en place ou l'extraction des produits a l'interieur des zones de stockage
US7941243B2 (en) Storage system
JP3102245B2 (ja) 自動倉庫における移載装置
CN112896885B (zh) 一种全自动图书管理系统
JP2023526122A (ja) 荷積みおよび/または荷下ろし可能なコンテナ取り扱い車両
EP3571142B1 (en) Stackable inventory storage modules, storage systems, and methods of using the same
US11312571B2 (en) Stackable inventory storage modules, storage systems, and methods of using the same
US11358793B2 (en) Stackable inventory storage modules, storage systems, and methods of using the same
JPH08258913A (ja) 収納装置
KR20220160063A (ko) 캐러셀을 갖는 자동화 보관 타워
EP0675059B1 (en) Storage apparatus
JP2002255343A (ja) 段積み装置及び段ばらし装置
US20240025642A1 (en) Transporting Device and Storage System
JP3306640B2 (ja) 収納装置
US10336541B2 (en) Automated storage and retrieval system with retractable mountings
JP3273140B2 (ja) 床下収納庫
JPH07267313A (ja) 収納装置
JP2775384B2 (ja) 収納システム
AU2021336742B2 (en) Transporting device and storage system
JPS6240963Y2 (ja)
JPH01284677A (ja) 収納装置
JPH09125679A (ja) 床下収納装置