JPH0825854B2 - 歯科用セメント - Google Patents

歯科用セメント

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JPH0825854B2
JPH0825854B2 JP4302711A JP30271192A JPH0825854B2 JP H0825854 B2 JPH0825854 B2 JP H0825854B2 JP 4302711 A JP4302711 A JP 4302711A JP 30271192 A JP30271192 A JP 30271192A JP H0825854 B2 JPH0825854 B2 JP H0825854B2
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alkyl
alkoxy
compound
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ザルツ ウルリヒ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K6/00Preparations for dentistry
    • A61K6/30Compositions for temporarily or permanently fixing teeth or palates, e.g. primers for dental adhesives

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  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科用セメント、ならび
にその調製方法および使用に関する。
【0002】
【従来の技術】歯牙の治療においては、使用する充填材
料との結合が永久的に且つ堅固に行われることが重要で
ある。歯の象牙質と複合充填材料との間を接着する多く
の接着システムおよび方法が、文献により知られてい
る。これら先行技術は基本的には次の3つのカテゴリー
に分けられる。
【0003】1.特に物理的に不安定なスミア層を除去
および強化するために、象牙質表面のコンディショニン
グを行う方法(例えば、米国特許第4 719 149号、欧州
特許第0 287 927号、米国特許第4 880 660号、および欧
州特許第0 348 718号)。
【0004】2.象牙質表面のCa2+イオンと、頻繁に使
用されるリン化合物(例えば、米国特許第4 816 495
号、ドイツ特許(DE-PS)第34 14 163号、ドイツ特許公開
(DE-OS)第31 50 285号、ドイツ特許第28 18 068号、お
よび欧州特許第0 132 318号)、カルボン酸(例えば、
米国特許第4 148 988号、米国特許第3 527 737号、およ
び欧州特許第0 325 038号)、または、カルボン酸誘導
体(例えば、米国特許第4 521 550号、欧州特許第0 206
362号、欧州特許第0 377 072号、欧州特許第0 310919
号、および欧州特許第0 348 166号)とを複合化するこ
とにより、象牙質への良好な接着を行う方法。多くの場
合、リン化合物はまたカルボン酸とも結合する(例え
ば、欧州特許第0 423 430号)。上記複合化を行う群
は、通常はモノマーに配合される。
【0005】3.例えばアルデヒド基を含有する化合物
を使用することにより、象牙質のコラーゲンと複合充填
材との間に共有結合を生成するセメント(例えば、欧州
特許第0 141 324号)。
【0006】象牙質に永続的に接着させる他の可能性を
求めて、アルデヒドの反応に加えて、トリ−n−ブチル
ボランにより開始されるメタクリル酸エステルのグラフ
ト共重合により、コラーゲンを制御の下でグラフト化し
た(例えば、米国特許第4 830 616号)。象牙質の基質
に対して、良好な相互浸透および良好な結合を示すよう
なモノマーが一般に好適である。
【0007】上記1および2、ならびに1および3の組
合せが一般的である。最近2および3の組合せもまたク
レームされている(例えば、米国特許第4 814 423
号)。
【0008】このようなシステムおよび方法は、インビ
トロおよびインビボにおいて広範囲に試験されている。
しかし、現時点では、十分な接着能力、および同時に十
分な辺縁部の封鎖性をも得られ得るセメントシステムは
知られていない。
【0009】通常観察される亀裂は、接着型の亀裂(象
牙質と複合材料との間の接触面における亀裂)のみであ
る。このため、周知のシステムおよび方法を使用して得
られる接着力を向上させることが必要である。
【0010】
【発明の要旨】本発明の目的は、周知の歯科用セメント
と比較して、使用する歯科用材料の、象牙質またはエナ
メル質への接着力を実質的に向上させ、且つ辺縁部の封
鎖性を向上させる歯科用セメントを提供することであ
る。
【0011】上記目的は、 a)少くとも1つの重合可能なビニル基、ならびに b)β位に第2のカルボニル基または他の官能基をもつ
少くとも1つのカルボニル基(すなわち、β−カルボニ
ル構造)を有する重合可能な単官能性または多官能性の
カルボニル化合物を含有する歯科用セメントにより達成
される。
【0012】本発明により使用され得るカルボニル化合
物は以下の部類に分類され得る。
【0013】a)単官能性の化合物、すなわち、重合可
能なビニル基およびβ−カルボニル構造において単官能
性である化合物。
【0014】b)多官能性の化合物、すなわち、 α)重合可能なビニル基において単官能性であり、β−
カルボニル構造において多官能性である化合物、 β)重合可能なビニル基において多官能性であり、β−
カルボニル構造において単官能性である化合物、および γ)重合可能なビニル基において多官能性であり、β−
カルボニル構造において多官能性である化合物。
【0015】
【発明の構成】本発明に含まれるカルボニル化合物は、
以下の一般式の1つを有する。
【0016】
【化4】
【0017】ここで、R1は、アルキル基、シクロアル
キル基、アルコキシ基、アリール基、またはこれらの組
合せであり得、R2は、アルキル基、シクロアルキル
基、アルコキシ基、またはアリール基、これらの組合
せ、または水素であり得、R3は、アルキル基、シクロ
アルキル基、アルコキシ基、またはアリール基、これら
の組合せ、または水素であり得、そしてXは、存在しな
いか、またはO、NR、NH、またはSであり得、R
は、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、ま
たはアリール基、またはこれらの組合せであり得、基R
1、R2、またはR3の少くとも1つはまた、少くとも1
つの重合可能なビニル基を含有する基Yにより置換さ
れ、該カルボニル化合物は、無水カルボン酸官能基で置
換されるナフチル基を含有する化合物以外の化合物であ
【0018】分岐され得るまたは分岐され得ないアルキ
ル基は、好ましくはC1〜C20、特にC1〜C10、最も好
ましくはC1〜C6のアルキル基であり、シクロアルキル
基は、好ましくはC5〜C20、特にC5〜C10、特に好ま
しくはC5〜C6のシクロアルキル基である。アルコキシ
基としては、そのアルキル基は分岐され得または分岐さ
れ得ず、好ましくはC1〜C20、特にC1〜C10、特に好
ましくはC1〜C6のアルコキシ基であり、そして、アリ
ール基は、好ましくはC5〜C30、特にC5〜C15のアリ
ールであり、特に好ましくはフェニル基である。複素環
式のアルキル基およびアリール基もまた適切である。
【0019】例えば、Yは非置換または置換アクリル酸
基またはメタクリル酸基、スチリル基、ビニル基、また
はアリル基である。エステル、アミドまたはチオエステ
ル基の一部で有り得るカルボキシル基、ヒドロキシ基、
ハロゲン原子、アルキル基、特にC1〜C10、および好
ましくはC1〜C6のアルキル基、および/またはシアニ
ド基が置換基として適切である。
【0020】好適な実施態様においては、Yはアクリル
酸基またはメタクリル酸基であり、置換基R1、R2、お
よび/またはR3との結合は、カルボキシル基を介して
行われる。
【0021】単官能性化合物a)は、例えば次の一般式
を有する。
【0022】
【化5】
【0023】ここで、R1はアルキレン基、シクロアル
キレン基、アルキレンオキシ基、またはアリーレン基で
あり、R2はアルキル基、アルコキシ基、アリール基、
またはHであり、R3はアルキル基、アルコキシ基、ア
リール基、またはHであり、R4はアルキル基、ハロゲ
ン原子、H、またはCNであり、Xは、存在しないか、
またはO、NR、NH、またはSであり、Rは、上述の
定義の通りであり、nは1であるか、アルキレンオキシ
基の場合は50までの数であり、ここで、各Xは同一ま
たは異なるものであり得、nは好ましくは1から10で
あり、そしてR4はアルキル基または上述の種類、好ま
しくはメチルまたはエチルである。
【0024】とりわけ、以下の化合物は、上述の部類の
β−ジカルボニルアクリル酸誘導体の化合物に属する。
【0025】
【化6】
【0026】これらの化合物の中で、特に2−アセトア
セトキシエチルメタクリレート(IV、1)およびメタ
クリル酸−15−アセトンエチルオキシ−3,6,9,1
2−テトラオキサペンタデック−1−イルエステル(M
ATP)が好適である。
【0027】他の適切なアクリル酸誘導体は以下の一般
式を有する。
【0028】
【化7】
【0029】ここで、R1はアルキレン基、アルケンオ
キシ基、またはアリーレン基であり、R2はアルキル
基、アルコキシ基、アリール基、またはHであり、R3
はアルキル基、アルコキシ基、アリール基、またはHで
あり、R5はアルキル基、シクロアルキル基、アルコキ
シ基、またはアリール基であり、XはO、NR、NH、
S、または存在しない(Rは上記に定義した通り)。
【0030】この例は下式を有する化合物である。
【0031】
【化8】
【0032】アクリル酸基が、基R2またはR3を介して
β−カルボニル構造を持つ分子の一部に連結する化合物
もまた、使用され得る。このような化合物は以下の一般
式を有する。
【0033】
【化9】
【0034】ここで、置換基R1、R2、R3、R4、およ
びXは上述の意味を有し得る。
【0035】さらに、本発明により使用され得るカルボ
ニル化合物は、Yがアクリル酸基ではなくスチリル基、
ビニル基、およびアリル基であるものを含む。このよう
な化合物は以下の一般式の1つを有する。
【0036】
【化10】
【0037】ここで、置換基R1、R2、R3、R4、およ
びXは上述の意味を有し得、そしてR1は存在しないこ
とも有り得る。
【0038】この場合もまた、スチリル基、ビニル基、
およびアリル基は、基R2またはR3のいずれかにより結
合され得る。
【0039】これらの例としては以下のものがある。
【0040】
【化11】
【0041】β−カルボニルおよび二重結合官能基にお
いて単官能性である上述のカルボニル化合物とは別に、
多官能性のβ−カルボニル化合物b)もまた適切であ
る。これらは、β−カルボニル構造および重合可能なビ
ニル基の両方において多官能性であり得る。
【0042】α)重合可能なビニル基において単官能性
であり、β−カルボニル構造において多官能性である化
合物:これらは例えば以下の一般式を有する化合物を含
む:
【0043】
【化12】
【0044】ここで、R5は、
【0045】
【化13】
【0046】であり、そしてR1、R2、R3、およびX
は上述の意味を有する:および
【0047】
【化14】
【0048】ここで、R1、R2、R3、およびXは上述
の意味を有し、そしてR5は、上述の種類のアルキレン
基、シクロアルキレン基、またはアリーレン基である。
【0049】このような化合物の例としては以下のもの
がある:
【0050】
【化15】
【0051】β)重合可能なビニル基においては多官能
性であり、β−カルボニル構造においては単官能性であ
る化合物:これらは例えば、以下の一般式を有する化合
物を含む:
【0052】
【化16】
【0053】ここで、R1、R2、R3、およびXは上述
の意味を有し、そしてR1、R2、および/またはR3
さらに重合可能な二重結合を、例えばアクリル酸基また
はメタクリル酸基、スチリル基、ビニル基、またはアリ
ル基の形態で含有する。
【0054】γ)重合可能なビニル基において多官能性
であり、β−カルボニル構造において単官能性である化
合物:これらは以下の一般式を有し得る:
【0055】
【化17】
【0056】ここで、R1からR3およびXは上述の意味
を有し得る。
【0057】この例としては下式で示される化合物があ
る:
【0058】
【化18】
【0059】X=O、NH、NR、およびSであるよう
な下記一般式:
【0060】
【化19】
【0061】を有するβ−カルボニル化合物を調製する
最も一般的な方法は、対応するHX化合物をジケテンと
反応させることである(R.J. Clemens、Chemical Revie
w、86、241(1986))。
【0062】β−ケトエステルのための一般的に適応し
得る製造の詳細が、ドイツ特許公開第21 56 446号に述
べられている。これは必要であれば、例えば以下のよう
に容易に変更され得る。
【0063】例えば、化合物(IV、1)および(I
V、3)は、1モルの対応する水酸化合物、1gのトリ
エチルアミン、および1gの2,6−ジ−t−ブチル−
p−クレゾールを500mlの無水酢酸エチルに溶解
し、この溶液に88g(1.05モル)のジケテンを、
攪拌しながら1時間以内に滴下して加えるか、または所
望の産生物に応じて変換したジケテンを添加し、次にこ
の反応混合物を還流の下で約2時間加熱し、冷却後、先
ず希HClにより、次に水により洗浄して、硫酸ナトリ
ウムにより乾燥させた後、この溶剤を蒸留することによ
り、実質的に理論量の収率で得られる(例えば、ドイツ
特許公開第31 49 797号も参照)。MATP(IV、
6)は、例えばジケテンとポリエチレングリコール−2
00−モノメタクリレートとの反応に対応する反応によ
り得られ得る。
【0064】類推により、例えばp−ヒドロキシメタク
リル酸アニリドを、ジケテンまたは
【0065】
【化20】
【0066】を有するヒドロキシエチルメタクリレート
(HEMA)と反応させて、化合物(IV、2)または
(IV、4)が得られ得、そしてペンタン−1−オール
−ジオン−2,4を、メタクリル酸の塩化物または無水
物と反応させて化合物(IV、5)が得られ得る。
【0067】(V、1)などの化合物の調製について
は、T. Sato、N. Morita、H. Tanaka、およびT. Otaに
よるMakromol. Chem.、191、2599 (1990)に記載され、
そして(IX、1)などの化合物は、A.R. Despicおよ
びDj. KosanovicによるMakromol. Chem., 29, 151 (195
9)の記載に従って合成され得る。
【0068】(XII、1)および(XII、2)など
の化合物は、例えばグリシジルメタクリレート(GM
A)とエチレングリコールとの反応に対応する反応、お
よびその後のジケテンとの反応により得られ得、そして
(XIV、1)などの化合物は、ビス−GMAとジケテ
ンとの反応により得られ得る。
【0069】少くとも1つの重合可能なビニル基、およ
び少くとも1つのβ−カルボニル構造、すなわち、β位
に第2のカルボニル基または他の官能基をもつ1つのカ
ルボニル基、を有する上述のカルボニル化合物の1つ
を、歯科用セメントに使用すると、特定の歯科用材料
の、象牙質またはエナメル質のような治療されるべき歯
牙素材への接着力が、公知の歯科用セメントを使用する
場合と比較して実質的に大きく、かつ辺縁部の封鎖性が
さらによくなる。得られる接着剪断値は3〜5倍大き
い。結合型の亀裂(象牙質における亀裂)が多く観察さ
れ得る。好適な充填材料に加えて、クラウンまたはブリ
ッジなどの成形部分もまた歯科用材料として可能であ
る。歯科用材料はまた金属でもよい。
【0070】歯科用セメントは、本発明のβ−カルボニ
ル化合物を約1〜70重量%、特に1〜50重量%、好
ましくは5〜40重量%含有する。
【0071】本発明の歯科用セメントの他の成分は、こ
のような接着システムに通常使用される成分である。こ
れには、例えば、PEG−200−DMA*、PEG−
400−DMA*、PEG−600−DMA、PEG−
1000−DMA、PEG−4000−DMA、PEG
−200−モノメタクリレート、PEG−400−モノ
メタクリレート、ビス−GMA、ポリプロピレングリコ
ール−1000−DMA、ポリプロピレングリコール−
1000−モノメタクリレート、グリセロールジメタク
リレート、グリセロールモノメタクリレート、HEM
A、TEG−DMA、アルコール、アセトン、グルタル
アルデヒド、カンファーキノンなどがある(PEGはポ
リエチレングリコール、DMAはジメタクリレート、G
MAはグリシジルメタクリレート、HEMAはヒドロキ
シエチルメタクリレート、そしてTEGはテトラエチレ
ングリコールである)。
【0072】例えば「従来の技術」の欄に1項、2項お
よび3項として示した周知の接着剤プライマーとの組合
せもまた可能である。
【0073】反応メカニズムに関しては、β−カルボニ
ル官能基はタンパク質と反応することが想定される。す
なわち、例えばグルタルアルデヒドより実質的に高い反
応性を有することが想定される。さらに、β−ケトエス
テルおよびβ−ジケトンの場合には、良好な複合化特性
が得られ得る。その上、α−メチレン基が強い活性化を
示し得る。
【0074】本発明のセメントを塗布する前に、象牙質
をプライマーにより処理すると有利であることが分かっ
た。例えば、Syntac(商標)プライマーは適切なプライ
マーであることが分かった。
【0075】後述の実施例1〜6では、2−アセトアセ
トキシエチルメタクリレート(1から3)およびMAT
Pを含有する、本発明の歯科用セメント処方物について
述べられている。実施例7および8は比較例であり、周
知のセメント処方物と比較して、本発明のセメント処方
物の方が優れていることを示す。
【0076】用いられる歯科用セメント処方物は、各成
分を一回分の溶剤混合物に攪拌しながら添加することに
より調製した。次に、均質で透明な溶液が得られるまで
攪拌を続けた。
【0077】各々の処方物に対して接着剪断値を測定し
た。
【0078】接着剪断値を測定するためには、先ず、抜
いて、埋め込んだ歯の表面研磨した(1000研磨紙に
よる)象牙質の表面を、送風機(blower)でエアーを吹き
付けて乾燥させ、プライマーを薄く塗布した。20秒間
接着させた後、プライマーを送風機でエアーを吹き付け
て軽く乾燥させ、次にセメントを再び薄く塗布して軽く
エアーを吹き付けた。光硬化性ボンド接着剤(Vivadent
社製のHeliobond(商標))を塗布および硬化させた
後、特殊な分割可能なテフロン製の型(d=4mm、h
=6mm)を、特殊な固定装置(D.H. Retief、J.D. Gr
oss、E.L. Bradley、およびF.R. DenysによるDental Ma
terials、2、72 (1986)に記載されたものと同等の固定
装置)により、象牙質の表面に固定した。次に、光硬化
性複合充填材(Heliomolar、Tetras)を、特定量、およ
び特定の接着表面を有するように、象牙質の表面に数層
にわたって重合させた。
【0079】接着剪断値を、試料の調製後(1分および
5分後)直ちに、または37℃の蒸留水に長期間保存し
た後、測定した。
【0080】本発明の歯科用セメントを使用すると、複
合充填材を重合した後、直ちに、非常に高い接着性を示
す値が得られた。これは、最初の接着力が高いと、充填
材料の重合収縮を防ぐことができ、このため充填材料と
の密着した辺縁部の封鎖性が得られるため、臨床に適用
する場合は非常に重要である。Scotchbond(商標)およ
びGluma(商標)などの市販の象牙質セメントは、水中
に24時間保存しただけで明瞭な計測可能な象牙質への
接着性を示す(実施例7および8を参照)。
【0081】しかし、永続的な接着結合力は、本発明の
システムにより得られ得ることもまた示され得る。
【0082】接着性を示す値の測定は、例えば、K. Lud
wigによるDental Labor、37、(5)、757 (1989)(材料試
験装置Zwick 1455、移動速度0.5mm/分)により比
較して述べられているような特殊な剪断装置を使用して
行った。
【0083】Syntac(商標)プライマー マレイン酸 4重量% TEG−DMA* 25重量% 水 30重量% アセトン 41重量% *TEG−DMA:テトラエチレングリコールジメタク
リレート
【0084】
【実施例】実施例1 (2−アセトアセトキシエチルメタクリレートとポリエ
チレングリコールジメタクリレート(PEG−DMA)
との組合せ) 1.a)2−アセトアセトキシエチルメタクリレート 5重量% PEG−1000−DMA 30重量% エタノール/水(1:1) 65重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):21±5MPa (結合型の亀裂:6試料のうち2試料) 象牙質接着力(6ヶ月/H2O/37℃):19±4MPa (結合型の亀裂:6試料のうち3試料) 象牙質接着力(5分間):11±3MPa b)2−アセトアセトキシエチルメタクリレート 10重量% PEG−1000−DMA 30重量% エタノール/水(1:1) 60重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):18±6MPa (結合型の亀裂:6試料のうち4試料) 象牙質接着力(6ヶ月/H2O/37℃):17±5MPa (結合型の亀裂:6試料のうち4試料)。
【0085】実施例2 (2−アセトアセトキシエチルメタクリレートとグルタ
ルアルデヒドとの組合せ) 2.a)2−アセトアセトキシエチルメタクリレート 10重量% グルタルアルデヒド(50%) 40重量% エタノール/水(2:1) 50重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):17±4MPa (結合型の亀裂:6試料のうち4試料) 象牙質接着力(6ヶ月/H2O/37℃):18±5MPa (結合型の亀裂:6試料のうち5試料) 象牙質接着力(5分間):12±2MPa 象牙質接着力(1分間): 9±3MPa b)2−アセトアセトキシエチルメタクリレート 10重量% グルタルアルデヒド(50%) 60重量% エタノール/水(2:1) 30重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):16±5MPa (結合型の亀裂:6試料のうち3試料) c)2−アセトアセトキシエチルメタクリレート 5重量% グルタルアルデヒド(50%) 60重量% エタノール/水(2:1) 35重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):18±6MPa (結合型の亀裂:6試料のうち3試料)。
【0086】実施例3 (2−アセトアセトキシエチルメタクリレートとヒドロ
キシエチルメタクリレート(HEMA)との組合せ) 2.a)2−アセトアセトキシエチルメタクリレート 10重量% HEMA 30重量% エタノール/水(1:1) 60重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):18±5MPa (結合型の亀裂:6試料のうち1試料) 象牙質接着力(6ヶ月/H2O/37℃):15±3MPa (結合型の亀裂:6試料のうち2試料) b)2−アセトアセトキシエチルメタクリレート 20重量% HEMA 20重量% エタノール/水(1:1) 60重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):13±6MPa (結合型の亀裂:6試料のうち2試料) c)2−アセトアセトキシエチルメタクリレート 40重量% HEMA 20重量% エタノール/水(1:1) 40重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):15±6MPa (結合型の亀裂:6試料のうち2試料)。
【0087】実施例4 (MATPとPEG−1000−DMAとの組合せ) 1.a)MATP 5重量% PEG−1000−DMA 30重量% エタノール/水(1:1) 65重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):35±6MPa (すべての亀裂が結合型) b)MATP 10重量% PEG−1000−DMA 30重量% エタノール/水(1:1) 60重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):17±9MPa (亀裂の80%が結合型) 2. MATP 10重量% グルタルアルデヒド(50%) 30重量% エタノール/水(1:1) 60重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):34±8MPa (すべての亀裂が結合型) 3. MATP 10重量% HEMA 30重量% エタノール/水(1:1) 60重量% 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):33±11MPa (すべての亀裂が結合型)。
【0088】実施例5 (エナメル質接着力)エナメル質を1000研磨紙にて
研磨した。 1.接着剤を直接、エナメル質に塗布した。 MATP 10重量% HEMA 30重量% エタノール/水(1:1) 60重量% エナメル質接着力(24時間/H2O/37℃): 3.7±2.7MPa 2.Syntacプライマーを先ずエナメル質に塗布した。 a)MATP 5重量% PEG−1000−DMA 30重量% エタノール/水(1:1) 65重量% エナメル質接着力(24時間/H2O/37℃): 22.3±4.9MPa b)MATP 10重量% PEG−1000−DMA 30重量% エタノール/水(1:1) 60重量% エナメル質接着力(24時間/H2O/37℃): 24.5±5.3MPa c)MATP 10重量% グルタルアルデヒド(50%) 30重量% エタノール/水(1:1) 60重量% エナメル質接着力(24時間/H2O/37℃): 26.9±10.7MPa d)MATP 10重量% HEMA 30重量% エタノール/水(1:1) 60重量% エナメル質接着力(24時間/H2O/37℃): 22.2±15.1MPa。
【0089】実施例6 (金属接着力)サンドブラストしたWiron 88(Bego社製
のNi/Cr/Mo合金)への接着力を先ず試験した。 1.a)アセトアセトキシエチル−MMA 20.0重量% ビス−GMA 10.0重量% テトラエチレングリコール−DMA 20.0重量% アセトン 49.6重量% カンファーキノン 0.15重量% N−シアノエチル−N−メチルアニリン 0.25重量% 上記溶液を金属表面に薄く塗布し、放置して乾燥させ
た。次にオペーク粉末(Ivoclar製)を該溶液と混合し
て、これを薄く塗布した。乾燥後、表面をHeliomatで6
0秒間照射した。次にHelioprogressを充填して、3×
40秒間、重合させた。 金属接着力(24時間/H2O/37℃):14.9±1.7MPa b)アセトアセトキシエチル−MMA 8.0重量% ビス−GMA 4.0重量% テトラエチレングリコール−DMA 8.0重量% アセトン 79.8重量% カンファーキノン 0.07重量% シアノエチルメチルアニリン 0.13重量% 方法は上述の通りである。 金属接着力(24時間/H2O/27℃):16.3±1.8MPa 比較のため、従来のSpektra-Link(Ivoclar製)を使用
した場合の金属接着力は、16.1±2.7MPaであ
った。
【0090】同一の実験を連続して行ったいくつかの試
験の結果を比較すると、各試験における各実験間の関係
は同じであるが、各実験の測定値は各試験を比較すれば
異なり得るため、上に示した接着性を示す値は、絶対値
ではなく相対値として見なされるべきである。使用した
抜いた歯の質が多様であるため、接着性を示す値が幾分
かは低い場合でも、結合型の亀裂が多く観察されている
場合がある。
【0091】周知の歯科用セメントに比較して、かなり
向上した接着性を示す値が全体として得られ、これによ
り接着型の亀裂の数が減少し、結合型の亀裂の数が上昇
している。
【0092】上述の処方物において使用した本発明の歯
科用セメントを、周知のセメント、Syntac(商標)、Gl
uma(商標)、Scotchbond(商標)2、Tenure(商標)の
いずれかに置換すると、5から8MPaの領域の象牙質
との接着性を示す値が測定された。
【0093】実施例7(比較例) 本実施例では、Scotchbond(商標)2(3M社製)を使
用した。 プライマー:水中に 2.5%のマレイン酸 58.5%のヒドロキシエチルメタクリレート(HEM
A) セメント:62.5%のビス−GMA 37.5%のヒドロキシエチルメタクリレート(HEM
A) 光促進剤 (G.H. Johnson、V. Powell、およびG.E. Gordon、Dent
ine Bonding Systems:A Review of Current Products a
nd Techniques、J. Am. Dent. Assoc. 122、34 (1991)
による) プライマーおよびセメントは、製造業者の指示に従って
使用した。 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):8±2M
Pa* 象牙質接着力(1分):2±2MPa*。
【0094】実施例8(比較例) 本実施例では、Gluma(商標)(Bayer社製)を使用し
た。 象牙質クリーナー:16%のEDTA溶液 プライマー:水中に 35%のヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA) 5%のグルタルアルデヒド 封鎖材:ビス−GMA (G.H. Johnsonらによる) 象牙質クリーナー、プライマーおよび封鎖材は、製造業
者の指示に従って使用した。 象牙質接着力(24時間/H2O/37℃):7±3M
Pa* 象牙質接着力(1分):3±2MPa* *接着型の亀裂のみが観察された。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)少くとも1つの重合可能なビニル基、
    ならびにb)少くとも1つのカルボニル基、およびその
    β位に第2のカルボニル基を有する重合可能な単官能性
    または多官能性のカルボニル化合物であって、以下の一
    般式(I)に対応するカルボニル化合物を含有する歯科
    用セメント: 【化1】 ここで、R1は、アルキル基、シクロアルキル基、アル
    コキシ基、またはアリール基、またはこれらの組合せで
    あり得、 R2は、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ
    基、またはアリール基、これらの組合せ、または水素で
    あり得、 R3は、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ
    基、またはアリール基、これらの組合せ、または水素で
    あり得、そしてXは、存在しないか、またはO、NR、
    NH、またはSであり得、Rは、アルキル基、シクロア
    ルキル基、アルコキシ基、またはアリール基、またはこ
    れらの組合せであり得、且つ基R1、R2、またはR3
    少くとも1つはまた、少くとも1つの重合可能なビニル
    基を含有する基Yにより置換され、該カルボニル化合物
    は、無水カルボン酸官能基で置換されるナフチル基を含
    有する化合物以外の化合物である。
  2. 【請求項2】前記Yが、非置換または置換アクリル酸基
    またはメタクリル酸基、スチリル基、ビニル基、または
    アリル基である、請求項1に記載の歯科用セメント。
  3. 【請求項3】前記Yが、エステル、アミドまたはチオエ
    ステル基の一部で有り得るカルボキシル基、ヒドロキシ
    基、アルキル基、ハロゲン原子および/またはシアニド
    基により置換される、請求項1または3に記載の歯科用
    セメント。
  4. 【請求項4】前記カルボニル化合物が、以下の一般式を
    有する、請求項1から3のいずれかに記載の歯科用セメ
    ント: 【化2】 ここで、R1はアルキレン基、シクロアルキレン基、ア
    ルキレンオキシ基、またはアリーレン基であり、 R2はアルキル基、アルコキシ基、アリール基、または
    Hであり、 R3はアルキル基、アルコキシ基、アリール基、または
    Hであり、 R4はアルキル基、ハロゲン原子、H、またはCNであ
    り、 Xは、存在しないか、またはO、NR、NH、またはS
    であり、Rは、請求項1の定義の通りであり、 nは1であるか、アルキレンオキシ基の場合は50まで
    の数であり、 ここで、各場合のXは同一または異なるものであり得
    る。
  5. 【請求項5】前記カルボニル化合物が次の式で示され
    る、請求項1から4のいずれかに記載の歯科用セメン
    ト: 【化3】
  6. 【請求項6】前記カルボニル化合物が、いくつかの重合
    可能なビニル基、および/またはβ位に第2のカルボニ
    ル基を持ついくつかのカルボニル基を有する、請求項1
    に記載の歯科用セメント。
  7. 【請求項7】前記カルボニル化合物が、約1〜70重量
    %の割合で含有される、請求項1から6のいずれかに記
    載の歯科用セメント。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のカルボニル化合物を、他
    のセメント成分と共に、一回分の溶剤混合物に攪拌しな
    がら添加し、次に、均質で透明な溶液が得られるまで攪
    拌する、請求項1から7のいずれかに記載の歯科用セメ
    ントを調製する方法。
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