JPH08258252A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH08258252A
JPH08258252A JP6657295A JP6657295A JPH08258252A JP H08258252 A JPH08258252 A JP H08258252A JP 6657295 A JP6657295 A JP 6657295A JP 6657295 A JP6657295 A JP 6657295A JP H08258252 A JPH08258252 A JP H08258252A
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Akira Takagi
彰 高木
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体の種類によらず良好な記録品質を提
供し,記録モードによる記録品質の差を抑止する。 【構成】 記録媒体と記録品位の組み合わせにより記録
モードを選択し,記録モードに応じてインク重量を切替
えて最適なドット径を形成する。さらに選択された記録
モードに最適な画像処理方法を選択して各記録媒体,記
録モードにおいても良好な記録品質を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録においては、従来よ
り記録分解能に応じてインク吐出量を変化させ、記録媒
体上に形成されるドット径を記録分解能に適した大きさ
に制御する方法があった。その一例としてドラフトモー
ドにおいてはデータを主走査方向に間引きし、記録分解
能を低下させた場合にインク吐出量を増加させることに
より、ドット数の減少による記録濃度の低下を補償する
方法が特公平6−45244号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ド
ラフトモードにおいてはデータを間引いて記録を行うた
め、データ処理の段階で想定されているドット径及び分
解能と実際の出力におけるドット径及び分解能との間に
差異が発生するため、最終的なドット径に対して最適な
画質が得られないことになる。ことに自然画像を記録す
る場合においては微妙なグラデーション等を2値化処理
したデータを記録するため、通常モードの記録結果とデ
ータ間引きを行ったドラフトモードの記録結果とにおい
てまったく異なる印象を受ける場合がある。
【0004】また、データ間引きにより主走査速度を高
めた高速記録は可能であるが、データ間引きのためには
通常の記録分解能に相当するデータ生成を必要とするた
め、画像処理における処理速度の高速化は期待できな
い。
【0005】さらにはインクジェット記録はインク滴を
記録媒体に付着させて記録を行う性質上、インク滴重量
が一定であっても記録媒体種類によってはドットの径が
変化する問題がある。上記従来技術ではある記録媒体の
種類によるドット径の差については対応できない。
【0006】本発明は上記問題点を解決し、記録媒体種
類によらず好適なドット径を得ることができ、高速記録
においても記録品質の劣化を抑止できるインクジェット
記録装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】主走査方向の最大分解能
がd、副走査方向の最大分解能がdであって、ヘッドを
主走査方向に走査し、記録媒体を副走査方向に走査し
て、前記ヘッド上に副走査方向に2k×d(kは自然
数)の間隔で配列された記録素子を有する前記記録素子
からインク滴を吐出して記録を行うインクジェット記録
装置において、複数の記録媒体の中から1つを選択する
記録媒体選択手段と、複数の記録品位の中から1つを選
択する記録品位選択手段と、異なる記録分解能を有する
複数の記録モードの中から1つを選択する記録モード選
択手段と、前記記録モードに応じて前記インク滴重量を
切替え可能なヘッド駆動回路と、階調画像データ中の画
素を第1階調値と第2階調値の何れかに2値化する2値
化手段と、前記記録モードに応じて前記2値化手段が用
いる複数のマトリクスの中から1つを選択するマトリク
ス選択手段と、前記記録モードに応じて主走査開始位置
を切替え可能な主走査手段とを有し、前記記録モードに
対応して画像処理動作を切替え、特定の記録モードにお
いて主走査ごとに主走査開始位置を切替えるとともに、
前記記録モード選択手段は、前記記録品位選択手段によ
り選択された記録品位と前記記録媒体選択手段により選
択された記録媒体の組み合わせによって記録モードを選
択し、前記記録モードにおける記録分解能と等しい分解
能を有する前記階調画像データを出力する階調データ出
力手段を有し、同一記録モード中において、前記マトリ
クス選択手段は2値化処理の対象となる画素の位置によ
って前記2値化処理手段が用いるマトリクスを切替え、
前記記録素子に圧電素子を用いた場合には充電パルス幅
と充電電流値の両方、あるいはその一方を切替えること
により前記インク滴重量を切替えるヘッド駆動回路を有
することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0009】図1は本発明におけるヘッド駆動回路の第
1実施例を示す回路図である。
【0010】ヘッド6は圧電素子PZT1〜PZTNを
有し、圧電素子PZT1〜PZTNは与えられる電荷量
に比例して変位し、電荷を放出することにより変位量に
応じたインク重量を持ったインク滴を吐出するものとす
る。トランジスタQ101〜Q(100+N)は後述す
る2値画像データに対応する圧電素子PZT1〜PZT
Nに選択的に電荷を供給するものである。
【0011】ヘッド駆動回路203は信号制御部8、電
流制御部9、電流制御部10、電力増幅部11からな
り、ヘッド6中の圧電素子PZT1〜PZTNを駆動す
る波形を生成する。電流制御部10は通常ドット吐出に
適した波形を生成するための電流制御を行う。電流制御
部9は本発明における微小ドット吐出に適した波形を生
成するための電流制御を行う。信号制御部8は、充電パ
ルス、放電パルス、ドット切替信号を受けて電流制御部
9、電流制御部10を駆動する。
【0012】まず通常ドットを吐出する場合を説明す
る。
【0013】図3(a)は本発明において通常ドット吐
出に用いられるヘッド駆動波形を示す波形図である。
【0014】ドット切替信号が通常ドットを選択するこ
と示すハイレベルのとき、信号制御部8は電流制御部1
0を駆動する。このとき電流制御部9は休止状態とな
る。充電パルスは通常ドット吐出を行う場合にはTcn
の時間だけロウレベルとなる。充電パルスがロウレベル
となるとトランジスタQ7がオン状態となり、コンデン
サC1を充電する。トランジスタQ7が抵抗R9を経て
コンデンサC1に供給される充電電流を一定値に制限す
ることにより、コンデンサC1の電圧は傾きθcnを持
った直線状に上昇する。電力増幅部11がコンデンサC
1の電圧に従って出力電圧を上昇させると、圧電素子P
ZT1〜PZTNには電荷が供給され、圧電素子は変位
する。充電パルスがハイレベルとなると、トランジスタ
Q7はオフ状態となり、出力電圧はVhnに達する。V
hnは通常ドットに適切なインク重量を吐出するために
圧電素子PZT1〜PZTNが変位するときの電圧であ
る。
【0015】休止パルスがロウレベルであるTwn時間
後、放電パルスがロウレベルとなる。これを受けてトラ
ンジスタQ8がオン状態となる。コンデンサC1に貯え
られた電荷は抵抗R11を介して放電される。トランジ
スタQ6がこの放電電流を一定値に制限することにより
コンデンサC1の電圧は傾きθdnを持った直線状に降
下する。電力増幅部11はコンデンサC1の電圧に従っ
て出力電圧を降下させ、圧電素子PZT1〜PZTNか
ら電荷を抜き取る。圧電素子PZT1〜PZTNの電荷
放出により、通常ドットに適切なインク重量を持つイン
ク滴が吐出される。やがてTdn時間後放電パルスはハ
イレベルとなり、放電は終了する。
【0016】ここで、傾きθcnは充電電流値に、傾き
θdnは放電電流値よって決定され、圧電素子PZT1
〜PZTNの変位速度を表わす。
【0017】次に微小ドットを吐出する場合を説明す
る。
【0018】図3(b)は本発明において微小ドット吐
出に用いられるヘッド駆動波形を示す波形図である。
【0019】ドット切替信号が微小ドットを選択するこ
と示すロウレベルのとき、信号制御部8は電流制御部9
を駆動する。このとき電流制御部10は休止状態とな
る。充電パルスは微小ドット吐出を行う場合にはTcm
の時間だけロウレベルとなる。充電パルスがロウレベル
となるとトランジスタQ3がオン状態となり、コンデン
サC1を充電する。トランジスタQ1が抵抗R1を経て
コンデンサC1に供給される充電電流を一定値に制限す
ることにより、コンデンサC1の電圧は傾きθcmを持
った直線状に上昇する。電力増幅部11がコンデンサC
1の電圧に従って出力電圧を上昇させると、圧電素子P
ZT1〜PZTNには電荷が供給され、圧電素子は変位
する。充電パルスがハイレベルとなると、トランジスタ
Q3はオフ状態となり、出力電圧はVhmに達する。V
hmは微小ドットに適切なインク重量を吐出するために
圧電素子PZT1〜PZTNが変位するときの電圧であ
る。
【0020】休止パルスがロウレベルであるTwm時間
後、放電パルスがロウレベルとなる。これを受けてトラ
ンジスタQ4がオン状態となる。コンデンサC1に貯え
られた電荷は抵抗R3を介して放電される。トランジス
タQ2はこの放電電流を一定値に制限することによりコ
ンデンサC1の電圧は傾きθdmを持った直線状に降下
する。電力増幅部11はコンデンサC1の電圧に従って
出力電圧を降下させ、圧電素子PZT1〜PZTNから
電荷を抜き取る。圧電素子PZT1〜PZTNの電荷放
出により、微小ドットに適切なインク重量を持つインク
滴が吐出される。やがてTdm時間後放電パルスはハイ
レベルとなり、放電は終了する。
【0021】ここで、傾きθcmは充電電流値に、傾き
θdmは放電電流値よって決定され、圧電素子PZT1
〜PZTNの変位速度を表わす。
【0022】以上のようにドット切替信号、充電パルス
幅、放電パルス幅を切り替えることにより通常ドットと
微小ドットを選択的に吐出することが可能となる。
【0023】図2は本発明におけるヘッド駆動回路の第
2実施例を示す回路図である。
【0024】ヘッド駆動回路203は信号制御部2、電
流制御部3、電流制御部4、電力増幅部11からなり、
ヘッド6中の圧電素子PZT1〜PZTNを駆動する波
形を生成する。電流制御部3は充電電流値制御を行う。
電流制御部4は放電電流値制御を行う。信号制御部2
は、充電パルス、放電パルス、ドット切替信号を受けて
電流制御部3、電流制御部4を駆動する。
【0025】まず、通常ドットを吐出する場合を説明す
る。
【0026】ドット切替信号が通常ドットを選択するこ
と示すハイレベルのとき、信号制御部2は電流制御部3
のトランジスタQ15をオフ状態とする。また、電流制
御部4のトランジスタQ16をオフ状態とする。充電パ
ルスは通常ドット吐出を行う場合にはTcnの時間だけ
ロウレベルとなる。充電パルスがロウレベルとなるとト
ランジスタQ3がオン状態となり、コンデンサC1を充
電する。このときトランジスタQ15はオフ状態である
ため、抵抗R24に電流は流れない。トランジスタQ1
が抵抗R1を経てコンデンサC1に供給される充電電流
を一定値に制限することにより、コンデンサC1の電圧
は傾きθcnを持った直線状に上昇する。電力増幅部1
1がコンデンサC1の電圧に従って出力電圧を上昇させ
ると、圧電素子PZT1〜PZTNに電荷が供給され、
圧電素子は変位する。充電パルスがハイレベルとなる
と、トランジスタQ7はオフ状態となり、出力電圧はV
hnに達する。Vhnはドットに適切なインク重量を吐
出するために圧電素子PZT1〜PZTNが変位すると
きの電圧である。
【0027】休止パルスがロウレベルであるTwn時間
後、放電パルスがロウレベルとなる。これを受けてトラ
ンジスタQ4がオン状態となる。コンデンサC1に貯え
られた電荷は抵抗R3を介して放電される。このときト
ランジスタQ16はオフ状態であるため、抵抗R27に
電流は流れない。トランジスタQ2がこの放電電流を一
定値に制限することによりコンデンサC1の電圧は傾き
θdnを持った直線状に降下する。電力増幅部11はコ
ンデンサC1の電圧に従って出力電圧を降下させ、圧電
素子PZT1〜PZTNから電荷を抜き取る。圧電素子
PZT1〜PZTNの電荷放出により、通常ドットに適
切なインク重量を持つインク滴が吐出される。やがてT
dn時間後放電パルスはハイレベルとなり、放電は終了
する。
【0028】次に微小ドットを吐出する場合を説明す
る。
【0029】ドット切替信号が微小ドットを選択するこ
と示すロウレベルのとき、信号制御部2は電流制御部3
のトランジスタQ15をオン状態とする。また、電流制
御部4のトランジスタQ16をオン状態とする。充電パ
ルスは通常ドット吐出を行う場合にはTcnの時間だけ
ロウレベルとなる。充電パルスがロウレベルとなるとト
ランジスタQ3がオン状態となり、コンデンサC1を充
電する。このときトランジスタQ15はオン状態である
ため、抵抗R1と抵抗R24は並列接続となり、それぞ
れに電流が流れる。トランジスタQ1が抵抗R1と抵抗
24の並列回路を経てコンデンサC1に供給される充電
電流を一定値に制限することにより、コンデンサC1の
電圧は傾きθcmを持った直線状に上昇する。電力増幅
部11がコンデンサC1の電圧に従って出力電圧を上昇
させると、圧電素子PZT1〜PZTNに電荷が供給さ
れ、圧電素子は変位する。充電パルスがハイレベルとな
ると、トランジスタQ3はオフ状態となり、出力電圧は
Vhmに達する。
【0030】休止パルスがロウレベルであるTwm時間
後、放電パルスがロウレベルとなる。これを受けてトラ
ンジスタQ4がオン状態となる。このときトランジスタ
Q16はオン状態であるため、抵抗R3と抵抗R27は
並列接続となる。コンデンサC1に貯えられた電荷は抵
抗R3と抵抗27の並列回路を介して放電される。トラ
ンジスタQ2がこの放電電流を一定値に制限することに
よりコンデンサC1の電圧は傾きθdmを持った直線状
に降下する。電力増幅部11はコンデンサC1の電圧に
従って出力電圧を降下させ、圧電素子PZT1〜PZT
Nから電荷を抜き取る。圧電素子PZT1〜PZTNの
電荷放出により、微小ドットに適切なインク重量を持つ
インク滴が吐出される。やがてTdm時間後放電パルス
はハイレベルとなり、放電は終了する。
【0031】以上のように第2実施例においても第1実
施例と同様にドット切替信号、充電パルス幅、放電パル
ス幅を切り替えることにより通常ドットと微小ドットを
選択的に吐出することが可能となる。
【0032】第1実施例、第2実施例においても吐出す
るドットは通常ドットと微小ドットの2種類としたが、
特に2種類に限定されるものではなく、第1実施例では
吐出するドット重量の数に対応して電流制御部を増やす
ことにより多段階のドット重量を吐出することができ
る。また、第2実施例においては抵抗R1に並列接続す
る抵抗及び選択トランジスタと、抵抗R3に並列接続す
る抵抗及び選択トランジスタの数をドット重量の数に応
じて増やすことにより多段階のドット重量を吐出するこ
とができる。
【0033】また、第1実施例、第2実施例何れの場合
においても充電電流値による出力電圧波形の傾き、充電
パルス幅を変化させて通常ドット吐出電圧Vhnと微小
ドット吐出電圧Vhmを切替えているが、どちらか一方
のみを変化させることによってもVhnとVhmの切替
えは可能である。例えば、Vhn>Vhmのとき、出力
波形の傾きをθcnとしたままで出力電圧がVhmに達
する時間を微小ドット吐出時の充電パルス幅とすればよ
い。これとは逆に充電パルス幅をTcnとしたままで、
充電パルスが終了した時点で出力電圧がVhmとなる出
力電圧波形の傾きを得られるように充電電流値を減少さ
せればよい。
【0034】続いて記録媒体上のドット径と記録分解能
の関係について説明する。
【0035】表1に記録品位選択手段108と記録媒体
選択手段107の出力により記録モード選択手段109
が出力する記録モードを示す。
【0036】
【表1】
【0037】記録品位選択手段108はドット切替信号
(H、L)の2レベルに対応して高品位、中品位の2つ
の記録品位レベルが設定されている。高品位を選択した
場合には微小ドット(ドット切替信号=L)を使用し、
中品位を選択した場合には通常ドット(ドット切替信号
=H)を使用するものとする。
【0038】また、記録媒体選択手段107には専用紙
と普通紙の2種類の媒体が設定されている。
【0039】記録品位選択手段108での2つの品位
と、記録媒体選択手段107での2種類の記録媒体の組
み合せによる記録モードは1〜4の4種類となる。
【0040】記録モード=1のときのドット径をd1、
記録モード=2のときのドット径をd2、記録モード=
3のときのドット径をd3、記録モード=4のときのド
ット径をd4とし、d1〜d4の関係が以下であったと
する。
【0041】 d1≦2d<d2,d3≦(2√2)d<d4 記録モード=1のときのドット径d1とドット径に最適
な各走査方向の分解能の関係を図4に示す。記録モード
=4のときのドット径d4とドット径に最適な各走査方
向の分解能の関係を図6に示す。
【0042】記録モード=2、記録モード=3の場合の
ドット径d2、d3は記録モード1の分解能(d×d)
に対しては大きく、密に配置した場合にはドットの重な
り部分が多くなって再現可能な階調範囲が狭くなること
が考えられる。また、記録モード2の分解能に対しては
小さく、密に配置してもドット間に空白部が発生し、十
分な濃度が得られない可能性がある。
【0043】そこで、図5に示すように記録モード=2
及び記録モード=3の場合には、ドットの有効面積を広
げ、密配置時にも空白部を発生することがないように、
主走査方向分解能を2d、副走査方向分解能をdとし
た。但し、主走査方向偶数ラインと奇数ライン上のドッ
ト位置は相対的にdだけずれており、主走査方向、副走
査方向何れの方向についても間隔dでドットが連続する
ことはない。
【0044】表2に各記録モードにおけるドット切替信
号、ドット径、2値画像データ分解能、階調画像データ
分解能の関係を示す。
【0045】ここでは記録媒体の種類、記録品質ともに
2種類としたが、記録媒体の数に応じて、あるいはさら
に多段階に切替えられるインク重量に応じて変化するド
ット径に合わせた記録モードを設定することにより、各
種の記録媒体に対応することが可能である。
【0046】
【表2】
【0047】各記録モードにおける2値化処理について
説明する。
【0048】階調画像データ出力手段106は記録モー
ドに対応した分解能を持つ階調画像データを出力する。
例えば、記録モード=1の場合には、記録媒体上のドッ
ト径d1より主走査方向d、副走査方向dの分解能を持
つ正方格子状のドット配置が可能である。階調画像デー
タもこれに対応した分解能でラスタライズされる。ラス
タライズされた階調画像データの配置を図12(a)に
示す。主走査方向のデータ列(ラスタ0〜ラスタ3)は
図3に示す主走査方向のドット列(ライン0〜3)に対
応している。
【0049】2値化手段102はマトリクス選択手段1
04から与えられるマトリクスに基づき、階調画像デー
タに2値化処理を施す。本実施例では2値化処理として
誤差拡散法を用いている。
【0050】記録モード=1のときに使用されるマトリ
クスの一例を図12(b)に示す。これをマトリクス1
とする。注目画素が2値化の対象となる画素であり、そ
れ以外の画素には誤差拡散の際の重み値が与えられてい
る。
【0051】記録モード=4の場合については主走査方
向2d、副走査方向2dの分解能を持つ正方格子状のド
ット配置が可能である。階調画像データ出力手段106
は主走査方向、副走査方向ともに2dの分解能でラスタ
ライズされた階調画像データを出力する。階調画像デー
タ配置は図12(a)の画素間隔を主走査方向、副走査
方向共に2dとした場合に等しい。2値化処理に用いら
れるマトリクスには分解能は関係せず、注目画素との位
置関係のみが重要であるため、記録モード=4の場合に
おいても記録モード=1と同様にマトリクス1が使用で
きる。
【0052】記録モード=2の場合を説明する。
【0053】記録モード=2の場合には主走査方向2
d、副走査方向dの分解能を持つ千鳥格子状のドット配
列となる。階調画像データ出力手段106は図7(a)
に示すようにラスタライズされた階調画像データを出力
する。奇数ラスタ左端の画素は、偶数ラスタ左端の画素
に対してdだけ主走査方向にシフトした位置にある画素
の階調値を持っている。それぞれのラスタ列は図5のラ
イン列と対応している。記録モード=2における2値化
に際して適用されるマトリクスの一例としてマトリクス
4を図7(b)に示す。マトリクス中の画素配置はドッ
ト配列と同様に千鳥格子状となっている。
【0054】しかしながら、奇数ラスタ上にある階調画
像データ自身はdだけ主走査方向にシフトするという位
置情報を持っていないため、2値化に際しての階調画像
データの現実的な配置は図8(a)となる。これに対し
て図7(b)に示すマトリクス4を適用するには偶数ラ
スタ上の注目画素、奇数ラスタ上の注目画素それぞれに
対して異なったマトリクスを定義しなければならない。
【0055】注目画素が偶数ラスタ上にある場合、注目
画素のすぐ下方にある奇数ラスタは本来の位置よりdだ
け左にシフトしていると考えることができる。よって図
7(b)に示すマトリクス4の注目画素の下方の画素列
を左にdだけシフトしたマトリクスを定義し、これに従
って2値化を行うことによりマトリクス4による2値化
と同等の結果を得ることができる。偶数ラスタ上の注目
画素に対して適用するマトリクス2を図8(b)に示
す。
【0056】また、注目画素が奇数ラスタ上にある場
合、注目画素のすぐ下方にある偶数ラスタは、本来の位
置より相対的にdだけ右にシフトしていると考えること
ができる。よって図7(b)に示すマトリクス4の注目
画素の下方の画素列を右にdだけシフトしたマトリクス
を定義し、これに従って2値化を行うことによりマトリ
クス4による2値化と同等の結果を得ることができる。
奇数ラスタ上の注目画素に対して適用するマトリクス3
を図8(c)に示す。
【0057】このように記録モード=2の場合において
はマトリクス2とマトリクス3を2値化の対象となるラ
スタ毎に切り替えることにより、記録モード=1や記録
モード=4のときと同様の手順で2値化処理を行うこと
ができる。
【0058】記録モード=3の場合についても記録モー
ド=2と同等の処理が可能である。
【0059】図9は本発明の画像処理の一実施例を示す
ブロック図で、記録モード選択手段109から出力され
る記録モードに基づき、階調データ出力手段106から
出力される階調画像データdata(i,j)に対し、記録品
位、記録媒体種類に適した2値化処理を施して得られる
2値化結果result(i,j)を2値画像データ出力手段11
0に出力する構成となっている。ここでのi、jは整数
で、起点画素から数えて主走査方向にi番目、副走査方
向にj番目に位置する画素に関するデータであることを
示す。本実施例では以下に示すようなケースを例に、具
体的な説明を行なう。
【0060】・階調画像データは0(白)〜255
(黒)の範囲の256階調のデータで、階調値が大きい
ほど高濃度の画素となる。
【0061】・階調画像データを誤差拡散法により0ま
たは255の階調値に2値化する。
【0062】・2値化時の走査順序に関しては、主走査
方向において左から右、副走査方向において上から下と
する。
【0063】走査順序は具体的には、画像の左上端の画
素を起点画素として、主走査方向へ順次2値化作業を行
ない、右端画素に達して1ライン分の2値化が終了した
ら副走査方向へ1画素分下のラインに移動し、同様に左
端画素から右端画素へと2値化処理を行なう。上記の走
査を最下端のラインに達するまで繰り返し行ない、1画
面分の2値化を行なう。
【0064】また、起点画素から数えて主走査方向にi
番目、副走査方向にj番目に位置する画素を、P[i,j]と
表すこととする。但し、起点画素はP[i,j]から始まるも
のとする。P[i,j]が2値化しようとする注目画素である
とすると、画像単の一部を除く通常の画素においては、
図11に示すように、注目画素よりも上方のラインの画
素と注目画素と同一ライン上の左方の画素は2値化済み
画素、注目画素よりも下方のラインの画素と注目画素と
同一ライン上の右方の画素は未2値化画素となる。
【0065】図9のブロック図による2値化処理の手順
を図10に示すフローチャ−トに基づき説明する。
【0066】記録品位選択手段108において、記録品
位として高品位が選択され、記録媒体選択手段107に
おいて、記録媒体種類として普通紙が選択されたとす
る。これを受けて、記録モード選択手段109は記録モ
ード(この場合記録モード=3)を出力する。階調画像
データ出力手段106は記録モードに基づき表2に示す
分解能を持つラスタデータを出力する。この場合は記録
モード=3であるから、原画像を2d×dの分解能を持
つラスタデータに変換した階調画像データdata(i,j)を
出力する。さらに記録モードは2値画像データ出力手段
110にも与えられ、2値画像データ出力手段110は
最終的に得られる2値画像データresult(i,j)が主走査
方向2d、副走査方向dの分解能を持つデータであるこ
とを知る。
【0067】一方、マトリクス選択手段104は記録モ
ード3に対応した2値化処理を行なうためのマトリクス
2を選択し、誤差拡散手段103に与える。
【0068】データ補正手段101は、拡散誤差記憶手
段105を参照して拡散誤差積算値total_err(i,j)を
得、原画像階調データdata(i,j)に加算して補正データd
ata_c(i,j)を得る。
【0069】data_c(i,j)=data(i,j)+total_err(i,j) ここで、拡散誤差記憶手段105内に記憶されている拡
散誤差積算値total_err(i,j)は、注目画素P[i,j]近傍の
既に2値化の終了した画素(P[iー1,j]やP[i,jー1]等)の
2値化作業時に、P[i,j]に対して拡散されてきた誤差の
総和である。
【0070】2値化手段102は、データ補正手段10
1より得られた注目画素P[i,j]の補正データdata_c(i,
j)と、しきい値threshを比較して、2値化結果result
(i,j)を出力する。即ち、 data_c(i,j)≧threshならば、result(i,j)=255 data_c(i,j)<threshならば、result(i,j)=0 となる。本実施例ではthresh=128の定数とする。
【0071】2値化結果result(i,j)は画像処理手段1
00からの出力として2値画像データ出力手段110に
与えられる。但し、2値画像データ出力手段110へ出
力する際には、result(i,j)が255のときにはそれを
1に置き換え、0と12値データとして出力する場合も
ある。
【0072】誤差拡散手段103は、マトリクス2の重
み値に応じて、2値化誤差err(i,j)を近傍の未2値化画
素P[i,j+1]、P[i+1,j]等に分配して拡散する。具体的に
は拡散誤差記憶手段105が記憶している各画素ごとへ
の拡散誤差積算値total_err(i,j+1)、total_err(i,j+1)
等に注目画素P[i,j]からの拡散分を加算してゆく。但
し、本画像の2値化走査を開始する前の拡散誤差積算値
は全てゼロに初期化しておかなければならない。
【0073】今、記録モード(=3)に基づき、図8
(b)に示すマトリクス2が選択されているため、重み
値の合計は8となり、実際の誤差拡散作業は以下とな
る。
【0074】
【数1】
【0075】以上により注目画素P[i,j]の2値化及び誤
差拡散処理が終了する。次にはj値を1増やし、右隣の
画素についての2値化処理を繰り返す。この繰り返しに
より画像の1ライン分の2値化が終了すると、jの値を
ゼロとし、iの値を1増やすことにより次のラインの左
端に注目画素を移動する。このとき、記録モード(=
3)に基づいて、走査ラインを切替えるのと同時にマト
リクスを図8(c)に示すマトリクス3に切替える。即
ち、マトリクス2は偶数ラインの、マトリクス3は奇数
ラインの注目画素を2値化処理するマトリクスであり、
1ラインごと交互に使用される。マトリクス3における
2値化作業は誤差拡散作業以外はマトリクス2の場合と
同様である。マトリクス3を選択した場合の実際の誤差
拡散作業は以下となる。
【0076】
【数2】
【0077】このように1ラインごとに使用するマトリ
クスを切替えながら画像1画面分の2値化が終了する。
【0078】ここでは記録モード=3の場合を例にとっ
て説明したが、同様の記録分解能を有する記録モード=
2においても画像処理手段100の動作は同様である。
【0079】また、記録モード=1あるいは記録モード
=4の場合にはドット配置が正方格子であるため、ライ
ンごとのマトリクスの切替は必要無く、マトリクス1の
みを使用する。また、階調画像データ出力手段106が
生成する階調画像データは各記録モードに対応した分解
能でラスタライズされているため、分解能を意識する必
要はなく、注目画素と誤差を拡散する未2値化画素の位
置関係のみで拡散作業は記述される。マトリクス1を使
用した場合の場合の実際の誤差拡散作業は以下となる。
【0080】
【数3】
【0081】このように、記録品位選択手段108で選
択された記録品位、記録媒体選択手段107で選択され
た記録媒体種類に対応した画像処理によって最適な2値
画像データを生成することができる。即ち、画像処理の
段階で想定したドット径と、実際に記録媒体上に形成さ
れるドット径は一致しているため、記録モードによる画
質変化を最小限に抑止することが可能となる。さらには
2値化処理の対象となる画素数に着目すれば、記録モー
ド=1の場合を基準とすると、記録モード=2及び記録
モード=3の場合は1/2、記録モード=4の場合には
1/4となり、画像処理に要する時間の短縮が期待でき
る。
【0082】図15は本実施例のヘッド6の構成を示す
図である。
【0083】ヘッド6上にはN個の記録素子301〜
(300+N)が2k×d(kは自然数)の間隔で副走
査方向に並んでいる。記録素子301〜(300+N)
はインク記録媒体に相対し、それぞれ圧電素子PZT1
〜PZTNの変位によってインク滴を吐出して記録を行
う。
【0084】図13は2値化データ出力手段110の構
成の一例を示すブロック図である。
【0085】記録モード選択手段109で選択された記
録モードは主走査手段200、副走査手段201、ヘッ
ド信号発生部202に入力される。
【0086】図15に示すヘッド6を用いて記録する場
合について説明する。
【0087】主走査手段200はヘッド6を主走査方向
に移動する。さらに記録モードで示される主走査方向分
解能に対応した位置において記録タイミングを出力す
る。例えば、記録モード=1の場合には主走査方向分解
能はdであるため、主走査手段200はヘッド6を距離
dだけ移動させるごとに記録タイミングを1パルスだけ
出力する。記録モード=2、記録モード=3の場合、副
走査方向分解能はdであり、偶数ラインに対して奇数ラ
インの記録開始位置は右方向にdだけずれている。とこ
ろが、記録素子301〜(300+N)は2k×dの間
隔で配置されているため、記録素子301が偶数ライン
を記録するとき、各記録素子の記録すべきラインは常に
偶数ラインとなる。また、記録素子301が奇数ライン
を記録するとき、各記録素子の記録すべきラインは常に
奇数ラインとなる。主走査方向分解能は2dであるた
め、主走査手段200はヘッド6を記録モード=1の倍
の走査速度で移動させることが可能で、距離2dだけ移
動させるごとに記録タイミングを1パルスだけ出力す
る。
【0088】また、主走査手段200は記録モード=
2、記録モード3においては奇数ラインを走査するとき
には走査開始位置を偶数ラインの走査開始位置より距離
dだけ右側にずらすことにより、記録モードに対応した
ドット配置を実現する。
【0089】副走査手段201は1回の主走査が終了す
るごとに記録媒体を副走査方向に記録モードで示される
副走査方向分解能に対応した距離だけ移動させる。例え
ば、記録モード=1、記録モード=2、記録モード=3
の場合には副走査方向分解能はdであるため、副走査手
段201は、主走査手段200がヘッド6を移動させ、
1回の主走査が終了するごとに記録媒体を距離dだけ移
動することを(2k−1)回繰り返した後、記録媒体を
距離(N−1)×(2k+1)×dだけ移動する。同様
に記録モード=4の場合には主走査方向分解能は2dで
あるため、1回の主走査が終了するごとに記録媒体を距
離2dだけ移動することを(k−1)回繰り返した後、
記録媒体を距離{(N−1)×k−1}×2dだけ移動
する。
【0090】ヘッド信号発生部202は記録モードを受
けて、記録タイミングが1回入力されるごとに記録モー
ドで示されるドットを選択するドット切替信号と、選択
されたドットを吐出するために適切な充電パルス、放電
パルスデータをヘッド駆動回路203に与える。
【0091】ヘッド駆動回路203はドット切替信号に
従って出力するドットを選択し、充電パルス、放電パル
スを受けて選択されたドットを吐出するのに好適な駆動
波形を発生する。
【0092】図14はヘッド信号発生部202の内部構
成の一例を示すブロック図である。
【0093】変換部204は記録モードに応じて通常ド
ットと微小ドットの何れかを選択し、ドット切替信号を
出力する。記録モード=1、記録モード=3の場合には
ドット切替信号をロウレベルとすることにより、微小ド
ットを選択することを示す。また、。記録モード=2、
記録モード=4の場合にはドット切替信号をハイレベル
とすることにより、通常ドットを選択することを示す。
【0094】タイマー205〜207は2個のタイマー
データがプリセット可能であり、記録モードに応じて2
個のタイマーデータのうち1個のタイマーデータを選択
し、選択されたタイマーデータ時間だけロウレベルを出
力する。
【0095】タイマー205には、通常ドットを吐出す
る場合の充電パルス時間Tcnと、微小ドットを吐出す
る場合の充電パルス時間Tcmの2個のタイマーデータ
がプリセットされている。記録モード=1、記録モード
=3の場合にはTcmのタイマーデータが、記録モード
=2、記録モード=4の場合にはTcnのタイマーデー
タがそれぞれ選択される。記録タイミングの立上がりエ
ッジによりタイマー205はトリガされ、記録モードに
対応したタイマーデータに相当する時間だけ充電パルス
をロウレベルとする。
【0096】タイマー206には、通常ドットを吐出す
る場合の休止パルス時間Twnと、微小ドットを吐出す
る場合の休止パルス時間Twmの2個のタイマーデータ
がプリセットされている。記録モード=1、記録モード
=3の場合にはTwmのタイマーデータが、記録モード
=2、記録モード=4の場合にはTwnのタイマーデー
タがそれぞれ選択される。充電パルスの立上がりエッジ
によりタイマー206はトリガされ、記録モードに対応
したタイマーデータに相当する時間だけ休止パルスをロ
ウレベルとする。
【0097】タイマー207には、通常ドットを吐出す
る場合の放電パルス時間Tdnと、微小ドットを吐出す
る場合の放電パルス時間Tdmの2個のタイマーデータ
がプリセットされている。記録モード=1、記録モード
=3の場合にはTdmのタイマーデータが、記録モード
=2、記録モード=4の場合にはTdnのタイマーデー
タがそれぞれ選択される。休止パルスの立上がりエッジ
によりタイマー205はトリガされ、記録モードに対応
したタイマーデータに相当する時間だけ充電パルスをロ
ウレベルとする。
【0098】このように記録モードに適したドット切替
信号、充電パルス、放電パルスを出力してヘッド6を駆
動する。
【0099】以上説明したような構成により、記録媒体
の種類と記録品位を選択することによって記録媒体上の
ドット径を好適なものとすることが可能となり、ドット
径に対応した記録分解能における画像処理によって高速
記録モードにおける記録品質の劣化を抑止しながら画像
処理時間の短縮を図ることができる。
【0100】
【発明の効果】記録媒体の種類によらず好適なドット径
を得ることができる。同一記録媒体に対して異なる記録
分解能で記録を行ってもドット径と記録分解能の不整合
による記録品質の劣化は無い。記録分解能と画像処理分
解能を同一とすることにより記録モードによらない良好
な記録品質が得られる。記録分解能と画像処理分解能を
同一とすることにより、高速記録モードにおいては記録
速度の高速化とともに画像処理速度の高速化が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるヘッド駆動回路の第1実施例を
示す回路図。
【図2】本発明におけるヘッド駆動回路の第2実施例を
示す回路図。
【図3】本発明におけるヘッド駆動波形を示す波形図。
【図4】記録モード=1のときのドット配置と記録分解
能を示す図。
【図5】記録モード=2及び記録モード=3のときのド
ット配置と記録分解能を示す図。
【図6】記録モード=4のときのドット配置と記録分解
能を示す図。
【図7】記録モード=2及び記録モード=3のときの画
像処理方法を説明する概念図。
【図8】記録モード=2及び記録モード=3のときの実
際の画像処理方法を説明する概念図。
【図9】本発明の画像処理の一実施例を示すブロック
図。
【図10】本発明の画像処理手順を説明するフローチャ
ート。
【図11】2値化処理における走査順序を説明する図。
【図12】記録モード=1及び記録モード=4のときの
画像処理方法を説明する図。
【図13】本発明における2値画像出力手段の構成を示
すブロック図。
【図14】本発明におけるヘッド信号発生部の構成を示
すブロック図。
【図15】本発明におけるヘッドの構成を示す平面図。
【符号の説明】
2、8 信号制御部 3、4、9、10 電流制御部 6 ヘッド 11 電力増幅部 Q1〜Q17、Q101〜Q(100+N)トランジス
タ D101〜D(100+N) ダイオード R1〜R33 抵抗 C1、C2 コンデンサ PZT1〜PZTN 圧電素子 IC1〜IC8 ロジック回路 301〜300+N 記録素子 100 画像処理手段 101 画像補正手段 102 2値化手段 103 誤差拡散手段 104 マトリクス選択手段 105 誤差拡散記憶手段 106 階調画像データ出力手段 107 記録媒体選択手段 108 記録品位選択手段 109 記録モード選択手段 110 2値画像データ出力手段 200 主走査手段 201 副走査手段 202 ヘッド信号発生部 203 ヘッド駆動回路 204 変換部 205〜207 タイマー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向の最大分解能がd、副走査方
    向の最大分解能がdであって、ヘッドを主走査方向に走
    査し、記録媒体を副走査方向に走査して、前記ヘッド上
    に副走査方向に2k×d(kは自然数)の間隔で配列さ
    れた記録素子を有する前記記録素子からインク滴を吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、 複数の記録媒体の中から1つを選択する記録媒体選択手
    段と、複数の記録品位の中から1つを選択する記録品位
    選択手段と、異なる記録分解能を有する複数の記録モー
    ドの中から1つを選択する記録モード選択手段と、前記
    記録モードに応じて前記インク滴重量を切替え可能なヘ
    ッド駆動回路と、階調画像データ中の画素を第1階調値
    と第2階調値の何れかに2値化する2値化手段と、前記
    記録モードに応じて前記2値化手段が用いる複数のマト
    リクスの中から1つを選択するマトリクス選択手段と、
    主走査開始位置を切替え可能な主走査手段とを有し、前
    記記録モードに対応して画像処理動作を切替え、特定の
    記録モードにおいて主走査ごとに主走査開始位置を切替
    えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録モード選択手段は、前記記録品
    位選択手段により選択された記録品位と前記記録媒体選
    択手段により選択された記録媒体の組み合わせによって
    記録モードを選択することを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録モードにおける記録分解能と等
    しい分解能を有する前記階調画像データを出力する階調
    データ出力手段を有し、同一記録モード中において、前
    記マトリクス選択手段は2値化処理の対象となる画素の
    位置によって前記2値化処理手段が用いるマトリクスを
    切替えることを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録素子は圧電素子を用いることを
    特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド駆動回路は充電パルス幅と充
    電電流値の両方を切替えることにより前記インク滴重量
    を切替えることを特徴とする請求項1及び請求項4記載
    のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド駆動回路は充電パルス幅と充
    電電流値の何れか一方を切替えることにより前記インク
    滴重量を切替えることを特徴とする請求項1及び請求項
    4記載のインクジェット記録装置。
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