JPH08258007A - 直角二面かんな盤における切屑排出装置 - Google Patents

直角二面かんな盤における切屑排出装置

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JPH08258007A
JPH08258007A JP9302795A JP9302795A JPH08258007A JP H08258007 A JPH08258007 A JP H08258007A JP 9302795 A JP9302795 A JP 9302795A JP 9302795 A JP9302795 A JP 9302795A JP H08258007 A JPH08258007 A JP H08258007A
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JP
Japan
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hood
chips
planer
vertical
cooling air
Prior art date
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Pending
Application number
JP9302795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Kawasaki
智彦 川崎
Kazunori Matsushita
寿徳 松下
Hiromi Ozawa
広身 小沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、縦かんな胴で切削した際に生じた
切屑を集じん装置なしでもフード内に蓄積することな
く、本体外に確実に切屑を排出することである。 【構成】 切屑28を排出するフード24のフード排出
口24aを固定テーブル6の上面6aの範囲内に位置さ
せることで、縦かんな胴10で材料27を切削する際、
固定テーブル6の上面6aが基準となるため、飛散した
切屑28は、フード24内を通り直接フード排出口24
aから機体外へ排出される。材料27の高さがフード排
出口24aより高い場合、縦かんな刃9の上方で切削さ
れた切屑28は、フード24の斜面24bにあたり自重
で下側へ跳ね返され、縦かんな胴10の風力でフード排
出口24aへ案内排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直角二面かんな盤、特
に縦かんな胴の切屑排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、縦かんな胴の後方にフードを設
け、縦かんな胴で材料を切削したときに生じる切屑を案
内する。フードの切屑排出口の中心は、縦かんな胴の軸
方向の中心位置とほぼ同一位置となるように設けてい
た。また、縦かんな胴自身の風力では切屑を排出するこ
とができないため、必ずフードに専用の集じん装置を接
続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の切屑排出装置で
集じん装置を使用しないと、図9に示すように、フード
30のフード排出口30aより下方で生じた切屑28
は、フード30の下側の斜面30bに切屑28が蓄積し
てしまう問題があった。また、切屑28のはけが悪いた
めに一度排出された切屑28が材料27の切削面に巻き
込まれ、切削後の材料の切削面にはん点が生じる現象、
いわゆる、2度打ち現象が起こりやすかった。
【0004】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解消し、集じん装置なしでも切屑を排出し、良好な
仕上面を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ベース上に横かんな胴とその前後にテーブ
ルを備え、横かんな胴の後方のテーブル上面に対し直角
に縦かんな胴およびガイドを有する直角二面かんな盤に
おいて、前記縦かんな胴の後方に排出口を持つフードを
接続し、該フードの排出口の中心位置を前記テーブル上
面の範囲内に位置させた。
【0006】さらに、前記縦かんな胴を回転させる縦か
んな胴用モータの冷却風排出口とフードの冷却風吸込口
を接続し、フードの下側に冷却風の風路を設け、フード
下面沿いに排風させた。
【0007】
【作用】縦かんな胴で材料を切削する場合、テーブル上
面が基準となるため、切屑は、テーブル上面位置からフ
ードの排出口の方向へ排出される。テーブルの上面位置
とフードの排出口の位置が合っているので、切屑はフー
ドの排出口の外側へ抵抗なく排出される。
【0008】フードの排出口の大きさにより高さのある
材料を切削した場合、フードの排出口より上方で生じた
切屑は、フードの斜面部にあたり、フードの下面に跳ね
返る。下面に跳ね返った切屑は、下面に沿って排風され
ているモータの冷却風により排出される。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図5を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す直角二面かんな盤の
正面図、図2は図1の左側面図、図3は図1のA−A線
断面図である。
【0010】図において、ベース1上部中央に横かんな
刃2を有する横かんな胴3を配設し、この横かんな胴3
の前側にハンドル4の回転で昇降自在な移動テーブル5
と、後側に横かんな刃2の刃先と上面が一致している固
定テーブル6とをベース1上に設けている。横かんな胴
3はベルト7を介してベース1内部に設けた横かんな胴
用モータ8と連結している。
【0011】横かんな胴3の後方(図1において左方)
にはテーブル5,6上面に対し直角に縦かんな刃9を有
する縦かんな胴10を後述する固定ガイド13に軸支さ
れ、縦かんな胴10の前側にハンドル11の回転で図1
から見て前後に移動自在な移動ガイド12と、後側に縦
かんな刃9の刃先とガイド面が一致している固定ガイド
13とをテーブル5,6に設けている。縦かんな胴10
はベルト14を介して固定テーブル6に取付けた縦かん
な胴用モータ15と連結している。
【0012】固定テーブル6の後部側面には中空状のコ
ラムホルダ16を取付け、コラムホルダ16の内部にコ
ラム17が嵌合している。コラム17の上端には送材装
置18を設けている。送材装置18内部には複数個の送
材ローラ19,19・・・とそれを駆動する送材用モー
タ20を配設し、チェーン21で送材ローラ19と送材
用モータ20とを連結している。コラム17の下端は昇
降ねじ22にねじ嵌合し、ベース1内部に設けた昇降用
モータ23で昇降ねじ22を回転することにより、コラ
ム17はコラムホルダ16を案内に送材装置18ととも
に昇降する。
【0013】図4は図1のB−B線断面図、図5は図3
の縦かんな胴周辺の拡大図である。図4、図5に示すよ
うに、フード24の一端は固定ガイド13の切屑排出口
13aに取付け、他端は一端よりもすぼまった円筒形状
で形成されたフード排出口24aとなり、図4におい
て、フード排出口24aは固定テーブル6の上面6aの
範囲内に位置(本実施例では、固定テーブル6の上面6
a位置とフード排出口24aの中心位置とをほぼ一致さ
せている)させている。フード24の中間部には斜面2
4bが形成されている。
【0014】上記構成において、材料27の側面と底面
の二面を同時加工する場合、まず、材料27底面の切込
量を設定するためにハンドル4を回し、移動テーブル5
を下げ、横かんな刃2刃先と移動テーブル5上面との間
に段差を設ける。この段差が材料27の切込量となる。
材料27側面の切込量設定は、同じくハンドル11を回
し、移動ガイド12を後方へ移動させ、縦かんな刃9刃
先と移動ガイド12のガイド面との間に段差を設ける。
【0015】次に、図示しないスイッチを入れ、横かん
な胴3、縦かんな胴10、送材ローラ19を回転駆動さ
せる。そして、材料27を移動テーブル5上に載置し、
横かんな胴3側へ送りこむことで、材料27は送材ロー
ラ19,19・・・で送材され、まず、横かんな胴3の
横かんな刃2で材料27の底面を切削し、次に、縦かん
な胴10の縦かんな刃9で材料27の側面を切削する。
【0016】縦かんな胴10で切削された材料27の切
屑28は、縦かんな胴10の遠心力で円周方向に飛ばさ
れ、固定ガイド13の切屑排出口13aに案内されて後
方(フード24側)へ飛散する。
【0017】縦かんな胴10で材料27を切削する場
合、固定テーブル6の上面6aが基準となるため、切屑
28は、固定テーブル6の上面6a位置からフード24
のフード排出口24aの方向へ排出される。フード排出
口24aは固定テーブル6の上面6aの範囲内に位置し
ているため、飛散した切屑28は、フード24内を通り
直接フード排出口24aから機体外へ排出される。材料
27の高さがフード排出口24aより高い場合、縦かん
な刃9の上方で切削された切屑28は、フード24の斜
面24bにあたり自重で下側へ跳ね返され、縦かんな胴
10の風力でフード排出口24aへ案内排出される。
【0018】通常の切削で生じた切屑28は、上記構成
で本体外に排出されるが、フード排出口24aより高さ
のある材料27で、特に、含水率の高い材料や1回当り
の切削量を多くした際に生じる湿った切屑や大きめの切
屑は、斜面24bに当りフード24下面に跳ね返された
とき、フード24下面に切屑が蓄積してしまう場合があ
る。このような切屑も確実に排出する構成を図6〜図8
を用いて第2の実施例として説明する。図6は第2の実
施例を示す図1のB−B線断面図、図7は第2の実施例
を示す図3の縦かんな胴周辺の拡大図、図8は図6のC
−C線断面図である。
【0019】縦かんな胴用モータ15の冷却ファン25
はアキシャルファンとし、縦かんな胴用モータ15の軸
方向(図8において、上方向)に冷却風が流れ、縦かん
な胴用モータ15の上面に冷却風排出口15aを設け
る。フード24の下側には冷却風排出口15aからの冷
却風を取り入れる冷却風吸込口24cを設け、冷却風吸
込口24cから入った冷却風は、フード24の下面に位
置する風路26を通り、フード24の下面部からフード
排出口24aへ排出される。風路26の出口部は風速を
上げるため、冷却風吸込口24cの面積より狭くした
り、図8のように排出口26a,26a・・を2〜3箇
所に分割している。
【0020】フード排出口24aより上方で生じた切屑
28は、フード24の斜面24bにあたり、フード24
下面に跳ね返る。下面に跳ね返った切屑28は、フード
24の下側に沿って排風されている冷却風によってフー
ド排出口24aへ排出される。よって、湿った切屑や大
きめの切屑でもフード24内に蓄積されず、確実に本体
外に排出される。
【0021】
【発明の効果】本発明の縦かんな胴の切屑排出装置は、
フードの排出口の中心位置を前記テーブル上面の範囲内
に位置させたことにより、専用の集じん装置を取付けな
くとも切屑を排出することができる。また、縦かんな胴
用モータの冷却風を利用することで、湿った切屑や大き
めの切屑でも確実に排出される。さらに、フード内には
切屑が蓄積しないため、2度打ちが起きにくく良好な仕
上面が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す直角二面かんな盤の正
面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】図3の縦かんな胴周辺の拡大図である。
【図6】第2の実施例を示す図1のB−B線断面図であ
る。
【図7】第2の実施例を示す図3の縦かんな胴周辺の拡
大図である。
【図8】図6のC−C線断面図である。
【図9】従来技術を示す切屑排出部である。
【符号の説明】
6…固定テーブル、6a…上面、9…縦かんな刃、10
…縦かんな胴、13…固定ガイド、13a…切屑排出
口、15…縦かんな胴用モータ、15a…冷却風排出
口、24…フード、24a…フード排出口、24b…斜
面、24c…冷却風吸込口、25…冷却ファン、26…
風路、26a…排出口、27…材料、28…切屑。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に横かんな胴とその前後にテー
    ブルを備え、横かんな胴の後方のテーブル上面に対し直
    角に縦かんな胴およびガイドを有する直角二面かんな盤
    において、前記縦かんな胴の後方に排出口を持つフード
    を接続し、該フードの排出口の中心位置を前記テーブル
    上面の範囲内に位置させたことを特徴とする直角二面か
    んな盤における切屑排出装置。
  2. 【請求項2】 前記縦かんな胴を回転させる縦かんな胴
    用モータの冷却風排出口とフードの冷却風吸込口を接続
    し、フードの下側に冷却風の風路を設け、フード下面沿
    いに排風させたことを特徴とする請求項1記載の直角二
    面かんな盤における切屑排出装置。
JP9302795A 1995-03-27 1995-03-27 直角二面かんな盤における切屑排出装置 Pending JPH08258007A (ja)

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JP9302795A JPH08258007A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 直角二面かんな盤における切屑排出装置

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JPH08258007A true JPH08258007A (ja) 1996-10-08

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ID=14071019

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JP9302795A Pending JPH08258007A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 直角二面かんな盤における切屑排出装置

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JP (1) JPH08258007A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108748413A (zh) * 2018-08-27 2018-11-06 邢秋平 立式刨削的双面刨床
CN114905078A (zh) * 2022-07-18 2022-08-16 山东劳动职业技术学院(山东劳动技师学院) 一种机械加工用的刨削装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108748413A (zh) * 2018-08-27 2018-11-06 邢秋平 立式刨削的双面刨床
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