JPH08257825A - フライングシャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フライングシャーに装着された刃物のインラ
インにおける交換時間を短縮する。 【構成】 新ホルダー付き刃物１Ａをプリセット装置Ｃ
に装着する。プリセット装置Ｃによって刃物のギャッ
プ、ラップ等の位置調整を実施したら刃物交換台車Ｄの
把持機構６によって新ホルダー付き刃物１Ａを把持しプ
リセット装置Ｃから引き出す。次いで、刃物交換台車Ｄ
をシャー本体Ｂまで移動し、シャー本体Ｂに装着されて
いる旧ホルダー付き刃物１Ａを把持機構７によって把持
し引き出す。次いで、把持機構６と７の位置を１８０°
入替える。次いで、把持機構６によって新ホルダー付き
刃物１Ａをシャー本体Ｂに装着する。旧ホルダー付き刃
物１Ａを把持する刃物交換台車Ｄをプリセット装置Ｃま
で移動し刃物の交換は完了する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、中小の棒鋼、平鋼、
形鋼等の圧延設備に設けられる、前記鋼材の切断用フラ
イングロータリーシャーなどのフライングシャーに関
し、詳しくは、フライングシャー本体に装着された刃物
のインラインにおける交換時間を短縮し、操業効率を向
上することができるフライングシャーに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】フライングシャーは、圧延設備のインラ
イン中に設置され、伸延材を走間切断する装置である
が、図２０に示すように、その上下刃物１、１は上下刃
物台２０、２０にボルト２９によって直接固定されてい
る。刃先のギャップ２４およびラップ２５は、刃物取付
け時に側方シム２、上下方向シム２によって調整され
る。刃物１の交換作業は、インライン中で人手作業によ
り行なわれる（以下、「先行技術」という）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】先行技術においては、
刃物１は刃物台２０にボルト２９で直接固定してあるた
め、サイズ替えや品種替え、研摩のための刃替え作業の
ために必要な刃物の着脱、および、刃物１のギャップ、
ラップ等の位置調整にかなりの時間を要している。即
ち、刃物固定ボルト２９を緩めて旧刃物１を外し、新刃
物１を仮固定してシャーを手回ししてギャップおよびラ
ップを確認しながらシム調整し、刃物１を最終固定する
という手順を踏む。しかも、この作業はインライン中で
行わなければならず、そして、作業性も決して良いとは
いえない。また、この作業が完了するまでは一時停止し
た圧延操業を再開始できないため、これがネックとなっ
て生産性を下げる要因の一つともなっている。

【０００４】従って、この発明の目的は、上述の問題を
解決し、インラインでの刃物の取付けや交換を迅速化し
作業性を向上することができるフライングシャーを提供
することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
刃物ホルダーと前記刃物ホルダーに固定された刃物とか
らなるホルダー付き刃物と、前記ホルダー付き刃物が装
着される刃物台を有する、前記刃物の位置調整をするた
めの、プリセット装置と、前記ホルダー付き刃物が装着
される刃物台を有するフライングシャー本体とからな
り、前記プリセット装置により前記刃物の位置調整を実
施してから前記ホルダー付き刃物を前記フライングシャ
ー本体に装着することに特徴を有するものである。

【０００６】請求項２記載の発明は、被把持部を有する
刃物ホルダーと前記刃物ホルダーに固定された刃物とか
らなるホルダー付き刃物と、前記ホルダー付き刃物が装
着される刃物台を有する、前記刃物の位置調整をするた
めの、プリセット装置と、前記ホルダー付き刃物が装着
される刃物台を有するフライングシャー本体と、前記刃
物ホルダーの被把持部を把持するための把持手段を有す
る、移動自在の、刃物交換台車とからなり、前記刃物交
換台車は、前記プリセット装置および前記フライングシ
ャー本体の前記刃物台に装着されている前記ホルダー付
き刃物を、前記把持手段によって着脱自在であることに
特徴を有するものである。

【０００７】請求項３記載の発明は、請求項２記載の発
明において、前記プリセット装置と前記フライングシャ
ー本体との間には、前記刃物交換台車が走行するための
軌道が設けられており、前記刃物交換台車上には回転テ
ーブルが設けられており、前記回転テーブル上には、一
対の前記把持手段が設けられていることに特徴を有する
ものである。

【０００８】請求項４記載の発明は、請求項２または３
記載の発明において、前記回転テーブル上に前記把持手
段を水平に移動させるための移動手段が設けられている
ことに特徴を有するものである。

【０００９】

【作用】フライングシャー本体と同一のギヤトレーンお
よびバックラッシュを有する、刃物のプリセット装置を
オフラインに設け、このプリセット装置によってホルダ
ーに取り付けられた上下２枚の刃物の位置調整、即ち、
ギャップおよびラップの調整をオフラインで行う。刃物
はシムを介して刃物ホルダーに固定され、このホルダー
付き刃物をプリセット装置からフライングシャー本体
（以下、「シャー本体」という）にそのまま装着する
と、プリセット装置で調整されたままの上下刃物の位置
関係がそのままシャー本体で再現される。このように、
オフラインで刃物のギャップおよびラップを調整済みの
新ホルダー付き刃物を、そっくりシャー本体の旧ホルダ
ー付き刃物と交換することにより、時間のかかる前記調
整作業はインラインで不要となり作業時間はホルダー付
き刃物の着脱時間のみとなり迅速化が図られる。

【００１０】刃物ホルダーに被把持部を設け、被把持部
を把持する把持手段を有する刃物交換台車を配置し、該
台車によりホルダー付き刃物の着脱および移送を行うこ
とにより、作業効率が向上し、ホルダー付き刃物の移動
に人力またはクレーン等を用いなくてもよい。

【００１１】プリセット装置とシャー本体との間に刃物
交換台車が走行するための軌道を設けることにより移動
が迅速且つ確実になる。刃物交換台車上に回転テーブル
を設け、回転テーブル上に一対の把持手段を互いに相反
する方向に設け、プリセット装置から一対（２機）の把
持手段のうちの一方の１機に新ホルダー付き刃物を把持
し、他の１機は空とする。刃物交換台車により新ホルダ
ー付き刃物をシャー本体まで運び、空の把持手段でシャ
ー本体に装着されている旧ホルダー付き刃物を取外し、
回転テーブルを回転し把持手段の位置交換をし、一方の
把持手段に把持された新ホルダー付き刃物をシャー本体
へ装着することにより、１往復の動作で新旧ホルダー付
き刃物を交換可能であり効率的である。

【００１２】刃物交換台車の回転テーブル上に把持手段
を水平に移動させるための移動手段を設け、ホルダー付
き刃物を把持した把持手段を水平に往復移動自在とする
ことにより、把持手段は円滑にシャー本体およびプリセ
ット装置の刃物台に出入りし円滑に装着が実施される。

【００１３】

【実施例】次に、この発明を図面を参照しながら説明す
る。

【００１４】図１はこの発明のフライングシャーの一実
施例を全体構成で示す側面図、図２は概略斜視図であ
る。図１、図２に示すように、この発明のフライングシ
ャーＡは、シャー本体Ｂと、刃物のプリセット装置Ｃ
と、刃物交換台車Ｄとからなっている。プリセット装置
Ｃおよび刃物交換台車Ｄは、オフラインに設置されてい
る。

【００１５】図３は被把持部を有するホルダー付き刃物
をプリセット装置に装着した状態で示す側面図、図４は
正面図、図５は被把持部を有するホルダー付き刃物を示
す側面図、図６は概略斜視図、図７は被把持部を有しな
いホルダー付き刃物を示す概略斜視図である。刃物１は
調整用シム２を介して固定ボルト４によって刃物ホルダ
ー３に固定されており、本発明ではこのようにセットさ
れたものをホルダー付き刃物１Ａと定義する。図３〜図
６では刃物ホルダー３は被把持部３ａを有し、図７では
有しない。上刃、下刃とも、このホルダー付き刃物１Ａ
を準備し、オフラインに設置されているプリセット装置
Ｃの刃物台５に装着する。

【００１６】図８はこの発明のフライングシャーのプリ
セット装置を示す正面図、図９は側面図、図１０は平面
図、図１１はプリセット装置を詳細に示す側面図、図１
２は正面図、図１３は概略斜視図である。プリセット装
置Ｃは、シャー本体Ｂと同一のギヤトレーン、バックフ
ラッシュおよび刃物取付け部を有している。また、確認
運転のための電動機８を備えている。電動機８は、刃物
台５で手回しもできるので、省略しても、また、油圧
（空圧）モータまたは手動ハンドルによっても代用する
ことができる。プリセット装置Ｃへのホルダー付き刃物
１Ａの固定は、バネ９の力によりボルト３０を介してホ
ルダー付き刃物１Ａを押え金１０によって押え付けるこ
とにより行う。ホルダー付き刃物１Ａを取外す時には、
油圧シリンダ１１によりバネ９の力に打ち勝って押え金
１０を押し上げて固定を解除する。油圧シリンダ１１の
代わりにネジを用いてもよい。刃物付きホルダー１Ａの
固定はこのように、ボルトで縫い付けるのでなくバネに
よる押え付けにより行うので作業が迅速に行なえ作業性
も改善される。

【００１７】図１９はこの発明のフライングシャーのシ
ャー本体の刃物台部を詳細に示す側面図である。シャー
本体Ｂの刃物台２０へのホルダー付き刃物１Ａの取付け
は、ジャッキ１６に油圧をかけ、ピストン１７でボルト
１８を引張り、ナット１９を人手で締め付けることによ
り、ジャッキ本体１６でホルダー付き刃物１Ａを押し付
けることにより行う。このときナット１９はスパナで軽
く締める程度で十分である。油圧を抜けば十分の締付力
が得られる。

【００１８】図１４はこの発明のフライングシャーの刃
物交換台車を示す側面図、図１５は平面図、図１６は正
面図、図１７は刃物交換台車を詳細に示す正面図、図１
８は刃物交換台車を詳細に示す側面図である。刃物交換
台車Ｄは、自走または手押しで移動する台車である。シ
ャー本体Ｂとプリセット装置Ｃとの間には軌道２２が敷
設されており、刃物交換台車Ｄは軌道２２上を走行する
ようになっている。この刃物交換台車Ｄは軸２３を中心
にして回転自在なターンテーブル２１を備え、その上に
把持機構６、７が設けられている。把持機構６、７は、
刃物台５または２０との位置決めのための刃物台位置決
めピン１２ａ、１２ｂを有し、該ピン１２ａ、１２ｂを
プリセット装置Ｃまたはシャー本体Ｂと接続すれば前記
位置が固定される（図１参照）。

【００１９】更に、刃物交換台車Ｄはシャー本体または
プリセット装置との位置決めのための台車位置決めピン
１３ａ、１３ｂを有し、該ピン１３ａ、１３ｂを床面の
孔に落とし込めば前記位置が固定される。また、ターン
テーブル２１は回転位置決めのためのピン２７を有して
いる。本実施例では、台車位置決めピン１３ａ、１３ｂ
および刃物台位置決めピン１２ａ、１２ｂは油圧式を採
用し、ターンテーブル位置決めピン２７はバネ２６によ
る落とし込み／手動リリース式を採用しているが、全部
の機構を油圧、空圧または手動でも対応可能である。把
持機構６、７は、油圧シリンダ１４ａ、１４ｂによって
ターンテーブル２１上においてリニアガイド２８にガイ
ドされて水平移動自在であり、刃物台５、２０への出入
りを容易にする。また、把持機構６、７の把持部にはバ
ネクランプ油圧解放式の刃物ホルダークランプ１５ａ、
１５ｂが上下に設けられており、これによりホルダー付
き刃物１Ａの被把持部３ａを把持するようになってい
る。把持機構６、７は、上下のホルダー付き刃物１Ａ、
１Ａの被把持部３ａ、３ａを刃物ホルダークランプ１５
ａ、１５ｂによって同時に把持可能であり、把持した上
下のホルダー付き刃物１Ａ、１Ａは上下同時に刃物台５
または２０へ装着され、および、もしくは、取外しされ
る。把持機構６、７の移動は、油圧シリンダ１４ａ、１
４ｂの代わりに空圧シリンダまたは移動ネジを用いても
良い。

【００２０】次に、本実施例に係るフライングシャーに
おいて、シャー本体に装着されているホルダー付き刃物
を交換する工程を説明する。新らしい刃物１を、調整用
シム２を介して刃物ホルダー３にボルト４で固定し、ホ
ルダー付き刃物１Ａとする。上刃および下刃の双方に新
ホルダー付き刃物１Ａを準備し、プリセット装置Ｃの刃
物台５に固定して装着する。刃物台５を回転させて刃物
１のギャップ、ラップ等の位置調整を行う。調整が完了
したら刃物台５の固定を緩め、刃物交換位置で待機する
刃物交換台車Ｄの一方の把持機構６によって上下２つの
新ホルダー付き刃物１Ａを把持し、プリセット装置Ｃか
ら引き出す。この時点で把持機構６はプリセット装置Ｃ
に正対している。刃物交換台車Ｄは把持機構６の軸２３
を中心にして対称位置にもう１つの把持機構７を有し、
これは空でシャー本体Ｂに正対している。刃物交換台車
Ｄをシャー本体Ｂまで軌道２２上を移動する。次いで、
そこの刃物交換位置で位置決めを行う。シャー本体Ｂに
装着されている上下２つの旧ホルダー付き刃物１Ａの刃
物台２０の固定を緩め、把持機構７によって上下の旧ホ
ルダー付き刃物１Ａを把持し、上下同時に刃物台２０か
ら引き出す。次いで、ターンテーブル２１を１８０°の
角度回転させて把持機構６と７の位置を入替える。次い
で、新ホルダー付き刃物１Ａを上下同時にシャー本体Ｂ
に挿入し刃物台２０に固定して装着する。この時点でシ
ャー本体Ｂから引き出した旧ホルダー付き刃物１Ａは、
プリセット装置Ｃに正対している。刃物交換台車Ｄは、
プリセット装置Ｃまで移動する。これで新旧ホルダー付
き刃物の交換は完了する。プリセット装置Ｃ側へ移動し
た刃物交換台車Ｄは、シャー本体Ｂと同様に位置決め
し、把持機構７をプリセット装置Ｃへ挿入して固定すれ
ば、旧ホルダー付き刃物１Ａはプリセット装置Ｃに装着
される。

【００２１】また、刃物交換台車Ｄは、軌道を設けず、
ターンテーブルを設けず、そして、把持機構を１機のみ
設けたものを用いてもよい。この場合、まず、シャー本
体Ｂから旧ホルダー付き刃物１Ａを取外し、所定の場所
に運んで把持機構による把持を解除して刃物交換台車Ｄ
から降ろし、次いで、該台車Ｄをプリセット装置Ｃに対
して位置決めし、そこに装着されている新ホルダー付き
刃物１Ａを把持し、シャー本体Ｂまで運び、シャー本対
Ｂに対して位置決めしこれに装着すればよい。これによ
れば、把持機構が１機ですみ、ターンテーブルも不要で
あり、刃物交換台車が安価で製作できる。

【００２２】また、刃物交換台車を用いずに、人力また
はクレーン等によってホルダー付き刃物をハンドリング
することも可能である。即ち、プリセット装置によって
刃物の位置調整を実施した新ホルダー付き刃物を、人力
またはクレーン等によってプリセット装置からシャー本
体まで運びこれに装着する。この場合には、被把持部を
有しない図７に示すホルダー付き刃物１Ａを使用すれば
よい。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、オフラインで調整したホルダー付き刃物（シャー刃
物）が、そのままシャー本体に再現でき、インラインで
の刃物調整を必要としないから、従来例えば１時間程度
かかっていた刃物の交換作業が１０分程度と５〜６分の
１に短縮でき、また、ホルダー付き刃物の刃物台への固
定も油圧を使用してボルトを引っ張り締め付けるので、
打撃スパナや長柄スパナを使っての重労働から解放され
作業性も向上し、かくして、工業上有用な効果がもたら
される。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のフライングシャーの一実施例を全体
構成で示す側面図である。

【図２】この発明のフライングシャーの一実施例を全体
構成で示す概略斜視図である。

【図３】被把持部を有するホルダー付き刃物をプリセッ
ト装置に装着した状態で示す側面図である。

【図４】被把持部を有するホルダー付き刃物をプリセッ
ト装置に装着した状態で示す正面図である。

【図５】被把持部を有するホルダー付き刃物を示す側面
図である。

【図６】被把持部を有するホルダー付き刃物を示す概略
斜視図である。

【図７】被把持部を有しないホルダー付き刃物を示す概
略斜視図である。

【図８】この発明のフライングシャーのプリセット装置
を示す正面図である。

【図９】この発明のフライングシャーのプリセット装置
を示す側面図である。

【図１０】この発明のフライングシャーのプリセット装
置を示す平面図である。

【図１１】この発明のフライングシャーのプリセット装
置を詳細に示す側面図である。

【図１２】この発明のフライングシャーのプリセット装
置を詳細に示す正面図である。

【図１３】この発明のフライングシャーのプリセット装
置を詳細に示す概略斜視図である。

【図１４】この発明のフライングシャーの刃物交換台車
を示す側面図である。

【図１５】この発明のフライングシャーの刃物交換台車
を示す平面図である。

【図１６】この発明のフライングシャーの刃物交換台車
を示す正面図である。

【図１７】この発明のフライングシャーの刃物交換台車
を詳細に示す正面図である。

【図１８】この発明のフライングシャーの刃物交換台車
を詳細に示す概略斜視図である。

【図１９】この発明のフライングシャーのシャー本体刃
物台部を詳細に示す側面図である。

【図２０】従来のフライングシャーの刃物の取り付け状
況を説明する概略正面図である。

【符号の説明】

Ａ フライングシャー Ｂ フライングシャー本体 Ｃ 刃物のプリセット装置 Ｄ 刃物交換台車 １Ａ ホルダー付き刃物 １ 刃物（シャー刃） ２ シム ３ 刃物ホルダー ３ａ 被把持部 ４ ボルト ５ プリセット装置刃物台 ６、７ 把持機構 ８ 電動機 ９ バネ １０ ホルダー付き刃物押え金具 １１ 押え金具駆動油圧シリンダ １２ａ、１２ｂ 刃物台位置決めピン １３ａ、１３ｂ 台車位置決めピン １４ａ、１４ｂ 油圧シリンダ １５ａ、１５ｂ 刃物ホルダークランプ １６ ジャッキ １７ ピストン １８ ボルト １９ ナット ２０ シャー本体刃物台 ２１ ターンテーブル ２２ 軌道 ２３ 軸 ２４ ギャップ ２５ ラップ ２６ バネ ２７ ターンテーブル回転位置決めピン ２８ ガイド ２９ ボルト ３０ ボルト

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 刃物ホルダーと前記刃物ホルダーに固定
   された刃物とからなるホルダー付き刃物と、 前記ホルダー付き刃物が装着される刃物台を有する、前
   記刃物の位置調整をするための、プリセット装置と、 前記ホルダー付き刃物が装着される刃物台を有するフラ
   イングシャー本体とからなり、 前記プリセット装置により前記刃物の位置調整を実施し
   てから前記ホルダー付き刃物を前記フライングシャー本
   体に装着することを特徴とするフライングシャー。
2. 【請求項２】 被把持部を有する刃物ホルダーと前記刃
   物ホルダーに固定された刃物とからなるホルダー付き刃
   物と、 前記ホルダー付き刃物が装着される刃物台を有する、前
   記刃物の位置調整をするための、プリセット装置と、 前記ホルダー付き刃物が装着される刃物台を有するフラ
   イングシャー本体と、前記刃物ホルダーの被把持部を把
   持するための把持手段を有する、移動自在の、刃物交換
   台車とからなり、 前記刃物交換台車は、前記プリセット装置および前記フ
   ライングシャー本体の前記刃物台に装着されている前記
   ホルダー付き刃物を、前記把持手段によって着脱自在で
   あることを特徴とするフライングシャー。
3. 【請求項３】 前記プリセット装置と前記フライングシ
   ャー本体との間には、前記刃物交換台車が走行するため
   の軌道が設けられており、前記刃物交換台車上には回転
   テーブルが設けられており、前記回転テーブル上には、
   一対の前記把持手段が設けられている請求項２記載のフ
   ライングシャー。
4. 【請求項４】 前記回転テーブル上に前記把持手段を水
   平に移動させるための移動手段が設けられている請求項
   ２または３記載のフライングシャー。