JPH08257633A - 押出成形方法 - Google Patents

押出成形方法

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JPH08257633A
JPH08257633A JP6443895A JP6443895A JPH08257633A JP H08257633 A JPH08257633 A JP H08257633A JP 6443895 A JP6443895 A JP 6443895A JP 6443895 A JP6443895 A JP 6443895A JP H08257633 A JPH08257633 A JP H08257633A
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container
extrusion
die
stem
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Hideki Iwai
英樹 岩井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンテナ内のビレットを押出す前にコンテナ
シールしコンテナ内の空気を全て吸引するとともに、メ
タルフローを抑制させることによって外皮に含まれる脱
気ではとれない残留空気の混入を防止する。 【構成】 ビレットキャリアから送られてくるビレット
をビレットローダで受けた後、押出コンテナのビレット
装填口に移送する途中に前記ビレットローダの中間停止
待機位置を設けて、前ビレットの押出成形中にビレット
の後端部に冷却媒体を噴霧しながら約200〜300℃
の温度範囲に冷却した後に、押出コンテナをダイスに接
触させる前に一時停止機構によって一時停止した前記押
出コンテナ中にビレットを装填する。一方、冷却水を通
水してフィックスダミイブロックを冷却した押出ステム
を前進させてビレットをコンテナ内に装填するとともに
シールブロックを閉じコンテナ内の空気を脱気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム合金など
の押出プレスによる押出成形に際して、ビレットを押出
コンテナ中に装填する前にビレット後端部を噴霧水で冷
却するとともに、コンテナ内からダイスを通ってビレッ
トが押出される前にコンテナとビレット間の空気をコン
テナの外に脱気し、ビレット中に空気を含むことなく、
効果的に無駄なく押出すための改善された押出成形方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱間押出加工を連続して実施すると、加
熱されたビレットの保有熱により、ビレットと当接しな
がら押出しを行うとフィックスダミイブロックの押出作
用面側の温度が上昇する。
【0003】これらフィックスダミイブロックの温度を
降下させるため、フィックスダミイブロック内や押出作
用面側を冷却することによって間接的にビレット後端部
を冷却するいわゆる間接冷却によってビレットの温度を
降下させることが行われていた。
【0004】一方、コンテナ内径よりも少し小径のビレ
ットをコンテナ内に入れた後、コンテナ内でビレットを
後方のステムでダイスに押当て、いわゆるアプセットす
ると、ビレットが押しつぶされコンテナとビレットの間
の空気が圧縮される。この圧縮された空気を放出するた
めにステムとコンテナを僅かに後退させ、ダイスとコン
テナの隙間から上記の圧縮空気を抜いて、再度コンテナ
とステムを前進させて押出しを開始する。このようにし
て圧縮された空気を抜くガス抜き工程をバープサイクル
と呼んでいるが、この工程があることにより、押出サイ
クルに無駄な時間が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者のビレ
ットの押出時フィックスダミイブロックの押出作用面側
の温度がアルミニウム合金ビレット温度からの受熱によ
って上昇すると、ビレット表皮部分に含まれる不純物や
残留空気などがメタルフローによる後方巻込みによって
押出型材内部に流入するため、押出成形中にブリスタや
不純物が巻込まれて押出型材の製品歩留まりが低下する
といった問題があった。特にアルミニウム合金の押出成
形の場合、従来のような間接冷却によって経験上フィッ
クスダミイブロックの押出作用面の温度を、約20秒間
のアイドルタイム内で、450℃から200〜300℃
まで大幅に降下させることは難しいといった問題があっ
た。
【0006】また、後者の方法だと、バープサイクルで
脱気してコンテナをダイスに押付けた時、コンテナ内面
とビレット外面の間に、皮1枚程度の薄い状態で空気が
大気圧で残っており、十分な脱気は行われていない。さ
らに、コンテナライナ端面とダイス端面には、しばしば
アルミニウムかすが付着する。均一な膜状に付着すれば
シールした時に空気の侵入はないはずだが、一般的には
かすが不均一に付着する。このため、せっかくコンテナ
内を脱気しても、ビレットのアプセットが完了するまで
に再び空気が侵入しバープサイクルを行ったとしても完
全でなく、ブリスタが発生していた。
【0007】本発明は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、ビレッ
ト後端部のメタルフローを抑制させるとともに、押出し
前のコンテナ内の空気を真空脱気させることによって、
ビレットの外面表皮に含まれる残留空気や不純物の混入
による押出型材の品質ないし歩留まりを低下させないよ
うにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、本発明では、ビレットキャ
リアから送られてくるビレットをビレットローダで受け
た後、押出コンテナのビレット装填口に移送する途中に
前記ビレットローダの中間停止待機位置を設けて、前ビ
レットの押出成形中にビレットの後端部に冷却媒体を噴
霧しながら約200〜300℃の温度範囲に冷却した後
に、押出コンテナをダイスに接触させる前に一時停止機
構によって一時停止した前記押出コンテナ中にビレット
を装填するとともに、この装填したビレットをダイス側
に押す押出ステムから押出ステムの先端部に設けたフィ
ックス型のダミイブロックに至る冷却通路に冷却水を通
水し、前記フィックスダミイブロックを冷却しながら、
前記押出コンテナの押出ステム側の端面ではシールブロ
ックをビレットを押込中の押出ステムに対して閉じた状
態で、ビレットの押出しを開始する前までにコンテナ内
の押出ステム側にたまっている空気をダイス側と押出ス
テム側の両方から脱気させるようにした。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ビレットローダ上に載置さ
れたビレット後端部に直接に冷却媒体を噴霧してビレッ
トを冷却する。すなわち、前ビレットローダの中間停止
待機位置を設けて、前ビレットの押出成形中にビレット
後端部の温度を温度検出器で検知した後、ビレット後端
部に冷却媒体を噴霧して短時間で効率よく低下できる。
【0010】ビレット後端部を所望温度まで冷却したビ
レットを押出ステムからフィックスダミイブロックに至
る冷却通路に冷却水を通水してフィックスダミイブロッ
クの押出作用面を冷却しながら押出ステムで押込んで、
押出しを開始する前までにコンテナのダイス側とコンテ
ナのステム側の両方から吸引脱気しなければならない。
【0011】なお、コンテナのダイス側から空気を吸引
する際には、まず、ステム側のコンテナ端面に配設して
コンテナの軸線方向に開閉自在なシールブロックでシー
ルし、次いでコンテナ先端部に取付けたアウタリングに
係合されて軸方向に移動自在なシールリングとダイリン
グのコンテナ側端面間をシールしている状態で、ダイス
とコンテナ間の微小な間隔を通して空気を吸引するの
で、コンテナ内とビレット間の空気を完全に脱気でき、
ブリスタのない押出型材が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面を用いて詳
細に説明する。図1は、本発明に係る押出コンテナ用脱
気システムの一実施例を示す説明図、図2は内部冷却装
置を有した押出ステムの断面図、図3はバイオネットブ
ロックの斜視図、図4は図1のA〜Aからみた正面図、
図5はビレットの先端をダイスに押当てた後コンテナの
両方から真空吸引する説明図、図6はビレットの先端を
ダイスに押当てる直前にコンテナの両側から真空吸引す
る説明図、図7は図1のB〜Bからみた正面図、図8は
ダイスとコンテナ間の微小間隔を通して空気を吸引する
吸引部の要部拡大断面図、図9は本発明に係るビレット
後端部の温度調整装置の概要図、図10は図9に示す温
度調整装置の要部断面図、図11はビレット後端部に温
度調整装置を備えた押出プレスの正面図、図12はビレ
ットローダの正面図、図13はビレットローダの構成
図、図14はコンテナ内で加圧されるビレットのつぶれ
方を示す概念図である。図1のエンドプラテン32に設
置され、コンテナタイヤ2とコンテナ1を摺動させるコ
ンテナシリンダ33のピストンヘッド側のC部の要部は
移動ストッパブロック34とストッパを兼ねるヘッドブ
ロック35などからなり、移動ストッパブロック34が
移動する範囲の最大距離でピストン37はコンテナ1の
ダイス3側端面をダイス3面と例えば2〜3mm程度の
ギャップ(隙間)6のある状態で急速一時停止できるよ
うな一時停止機構30を有した構造とになっている。な
お、ピストン37のヘッド側である後側の軸芯部には、
油通過用の連通孔を軸方向に千鳥状に複数個配した中空
ロッド39をねじなどによって一体に取付け、ピストン
37の後退時に、中空ロッド39は移動ストッパブロッ
ク34の前端側の穴の中に入るようになっている。図1
で36はシリンダ本体の一部を構成するシリンダチュー
ブ、35はシリンダ本体の後部にあるヘッドブロック、
37はピストン、38はピストンロッドである。
【0013】符号3はダイスであって、ダイス3の外周
をダイリング5の内周面に摺動自在に嵌合保持してあ
る。6は隙間であってコンテナシリンダ33内に設けた
一時停止機構によってコンテナ1とダイス3やダイリン
グ5との間には例えば2〜3mmの隙間6があいている
ようになっている。31はコンテナの内周面とビレット
13の外周面との間の隙間であり、脱気空間でもある。
【0014】一方、ビレット13を押込む押出ステム1
4の先端部にコンテナ1内面と密接し得るフィックスダ
ミイブロック70が設けられている。
【0015】次に本実施例では、コンテナ1内のダイス
3側と押出ステム14側のコンテナ1内空気の真空吸引
装置50についてそれぞれ説明する。
【0016】まず、コンテナ1内のダイス3側の空気を
排除する真空吸引装置50は図8に示す如くコンテナタ
イヤ2のダイス3側端面にコンテナ1と同芯状のアウタ
リング10がボルトによって固設されている。また、前
記アウタリング10の内周面側に前後進可能、かつ離脱
不可能に段状に係合されたシールリング11が配設され
ている。シールリング11の一部は中心方向に突設した
突部11aを有した構造となっており、コンテナ1とダ
イス3に例えば2〜3mmの隙間を残してコンテナ1を
一時停止した時、ダイリング5のコンテナ1側端面に対
して前記シールリング11の突部11aが、ばね12
(本実施例ではコンテナタイヤ2とシールリング11間
に等間隔に8つのばね12が弾装してある)によって押
出方向に押圧当接され(面シール)、クリアランスをゼ
ロにするようになっている。
【0017】シールリング11の上方には図8に示すよ
うに脱気穴7が2ヶ所あり、そこから配管8や電磁切替
弁9を介して真空タンク20や真空ポンプ21に連結さ
れている。22はモータ、23はアウタリング10とシ
ールリング11間から空気の侵入を防止する耐熱シール
材、24はアウタリング10とコンテナタイヤ2間から
空気の侵入を防止するメタル中空リング、25はダイリ
ング5との繰返し当接によってシールリング11の突部
11aの直接摩耗と空気侵入を防止する取替可能なシー
ルプレートである。
【0018】次に、コンテナ1内の押出ステム14側の
空気を排除する真空吸引装置60は、図4に示す如く押
出ステム14側のコンテナ1の端面に配設されている。
コンテナ1の押出ステム14側の端面において、2つ割
のシールブロック40をコンテナ1の軸線方向と直角な
方向に開閉自在に設け、シールブロック40を閉じた
時、シールブロック40の内周面に設けたシールパッキ
ン41を介して押出ステム14の外周面に密接させうる
ようにしてある。
【0019】42はガイドプレートであり、シールブロ
ック40の両ブロックはそれぞれシリンダ43で開閉で
きるようにした。41、44はシールパッキンであり、
シールブロック40の一部には脱気穴45を設け、脱気
穴45には配管8aを介して真空タンク20に連結して
ある。符号46は電磁切替弁、47は断熱材でありコン
テナ1を加熱した熱の一部が熱伝導によって真空吸引装
置60に伝わらないようになっており、前述したガイド
プレート42は断熱材47の上面に配設したカバープレ
ート48を介して配設されている。
【0020】一方、押出ステム14側の構造は、図2に
示すようにフィックスダミイブロック70と押出ステム
14とをバイオネットブロック72を介してバイオネッ
ト結合した場合と、図示はしていないがフィックスダミ
イブロック70と押出ステム14とを直接、ねじ結合す
る場合とがある。
【0021】まず、フィックスダミイブロック70と押
出ステム14とをバイオネット結合した場合の構造につ
いて代表して詳述する。図2において、1はコンテナ、
14は管状の押出ステム、70は押出ステム14の前面
に固定して設け、かつ、コンテナ1内に摺動可能に設け
たフィックス型のダミイブロックである。押出ステム1
4の後端部は、図1に示すようにステムホルダ73とプ
レッシャリング74を介してクロスヘッド75に固定さ
れている。
【0022】押出ステム14の前面には、バイオネット
ブロック72が配設されており、バイオネットブロック
72内の後半部には、外径断面が円状のコネクションロ
ッド76の先端部がねじ取付けにより取付けられてい
る。コネクションロッド76の後端部は、図1に示すよ
うに大径部76aになっていて、押出ステム14の後端
部の穴の中にテーパ面で係合され、固定されている。
【0023】また、バイオネットブロック72の前半部
は、図3に示すようなバイオネット式となっており突起
部72aを例えば等間隔に3つ配設してある。一方、装
着する側のダミイボス77側には前記突起部72aと係
合可能な凹部77aが等間隔に設けてあり、装着時に
は、バイオネットブロック72の突起部72aとダミイ
ボス77側の凹部77aとを係合させて挿入し、約60
度ダミイボス77を回動させることによりダミイボス7
7をバイオネットブロック72に確実、かつ、素早く着
脱できるようにしてある。
【0024】コネクションロッド76内には、軸線方向
に貫通穴が穿設してあり、この貫通穴内に給水管78、
排水管79が設けられている。冷却管80をなす給水管
78と排水管79の先端部は、溶接により冷却管先端ブ
ロック81の穴82および83内に堅固に取付けられて
おり、後端部はプレッシャリング74内まで伸びてい
る。
【0025】給水管78の端部は、プレッシャリング7
4内のパイプによる通路84、開閉弁85、配管86を
介して、冷却水供給ポンプ(図示略)に連結されてい
る。排水管79の端部はプレッシャリング74内のパイ
プによる通路87を介して排水口88に連結されてい
る。押出ステム14の内周面とコネクションロッド76
の外周面との間には、コネクションロッド76の芯をフ
レキシブルな状態に保持しておくために、僅かな隙間を
設けている。また、コネクションロッド76の内周面と
給水管78、排水管79の外周面との間には、コネクシ
ョンロッド76が直接冷却されないように、僅かな隙間
が設けられている。また、コネクションロッド76の内
周面と冷却管先端ブロック81は芯をフレキシブルな状
態に保持しておくために僅かな隙間が設けられている。
【0026】この場合、コネクションロッド76の中
に、貫通穴を設けて給水管78と排水管79を通してい
るので、コネクションロッド76は直接冷却されず、し
たがって、押出ステム14とコネクションロッド76の
温度差が少なく、フィックスダミイブロック70の芯の
フレキシビリティが損なわれない。なお、冷却管先端ブ
ロック81内の穴82は貫通して設けられているが、穴
82の前端部は冷却管80を介して外周方向への開口部
89に連通している。
【0027】ダミイボス77内の前半部内には、ダミイ
ボス77の中央貫通孔90内にコアブロック91の中央
部に設けられた小円筒状の突部92が挿入され、ダミイ
ボス77の後端側からコネクションボルト93を前記小
円筒状の突部92のねじ部に螺合させ、コネクションボ
ルト93を締め付けることによりコアブロック91をダ
ミイボス77に強く接触するようになっている。
【0028】ダミイボス77の前側外周には、円筒状の
アウタリング94が固着されている。また、コアブロッ
ク91の後端面とダミイボス77の前端面との間には、
アウタリング94の先端とコアブロック91の外表面9
5との段差に相当する隙間が設けられており、押出時に
コアブロック91が後方に押されるとコアブロック91
の後端面がダミイボス77の前端面に当たるようになっ
ている。アウタリング94は広げられてコンテナ内面に
当たり、ビレット13がフィックスダミイブロック70
の押出ステム14側へ流れるのを防ぐようになってい
る。
【0029】コアブロック91、アウタリング94を有
するダミイボス77などは、一体でフィックスダミイブ
ロック70を構成している。したがって、アウタリング
94の前端側外周面は、コンテナ1の外周面とほぼ接す
る大きさになっている。また、コアブロック91の前端
外周部には前側に広がったテーパ面部96になってい
て、アウタリング94の前端内周部のテーパ面部96に
密着し得るようになっている。
【0030】前記コアブロック91および突部92の中
央軸芯部には給水管78から給水された冷却水を通水す
る通路82aが設けられ、この通路82aの先端部はコ
アブロック91の外表面95近傍まで延設されている。
【0031】図2に示すように、この通路82aの先端
部からアウタリング94まで外径方向に放射状に伸びる
複数個の放射状冷却孔98(本実施例では8本)が配設
されている。
【0032】この放射状冷却孔98の外周端からダミイ
ボス77からコアブロック91に至る外周近傍に軸芯方
向に向かって通路99が設けられ、冷却管80の開口部
89に連結されている。ここで符号100、101、1
02、103はプラグ、105、106、107は耐熱
型Oリングをそれぞれ示す。
【0033】次に、図9および図10を用いてビレット
後端部の温度調整装置110について述べる。ビレット
後端部の温度調整装置110はビレットローダ111に
隣接した押出シリンダ側のマシンベース112上に配設
されている。
【0034】このビレット後端部の温度調整装置110
は、冷却ノズル115、接触型温度センサ装置113、
変位センサ装置124、カバー116、リニアガイド1
17、エアーシリンダ118、制御装置119、電磁バ
ルブ120および移動基台121から構成されている。
【0035】ベース122上にはエアーシリンダ118
とリニアガイド117が配設されている。またエアーシ
リンダ118のピストンの前後にエアーを供給するとピ
ストンロッド118aの伸縮に伴ってリニアガイド11
7上を懸架した状態で前後進する移動基台121が配設
されている。
【0036】前記移動基台121は側面形状が逆L字状
の突設部121aを有した構造をしており、前記突設部
121aの中央位置にはビレット後端部13aに向かっ
て例えば水などの冷却媒体を噴霧可能なように冷却ノズ
ル115が配設されている。
【0037】前記冷却ノズル115は圧縮空気を用いた
噴霧用気体と水などの液体との、いわゆる二相混合噴霧
方式によって水を微細な液滴径にした状態でビレット後
端部13aに吹付けて冷却するようになっている。
【0038】前記冷却ノズル115からビレット後端部
13aに向かって水を噴霧しながら吹付ける際に、噴霧
された水の飛散を防止するために、ビレット後端部13
a側が開放されて切断断面がコ字状を有したカバー11
6が前記突設部121aに配設されている。
【0039】冷却ノズル115とカバー116間の偏心
位置には、ビレット後端部13aの表面温度を測定する
ための接触型温度センサ装置113が冷却ノズル115
と同方向に配設されている。
【0040】前記接触型温度センサ装置113の後方の
同一軸線延長線上に位置した変位センサ装置124が設
けられており、この変位センサ装置124の先端部には
変位センサ124aが設けられ、常時変位センサ装置1
24の後端部に当接した構成となっている。
【0041】接触型温度センサ装置113の途中の周辺
部にはばね123が弾装されており、このため例えば熱
電対のような温度センサ113aを常時加圧付勢して温
度センサ113aの先端がカバー116の先端より約1
0mm突出するようになっている。
【0042】なお、変位センサ装置124の内部も前記
した接触型温度センサ装置113と同様にばね(図示
略)が弾装されており、加圧付勢による変位センサ12
4aの縮退とばねの伸張力による伸張とが可能な構造と
なっている。
【0043】一方、変位センサ装置124はカバー11
6より約10mm突出した温度センサ113aがビレッ
ト後端部13aに接触した後も引続きエアーシリンダ1
18のピストンロッド118aの伸張によって移動基台
121がビレット後端部13a側へ接近するため温度セ
ンサ113aはばね123の伸張力に打勝って縮退する
ようになっている。
【0044】移動基台121のビレット13側への接近
に伴い、カバー116とビレット後端部13aとの間隔
が例えば2〜3mmになった状態であることを変位セン
サ装置124が温度センサ124aの縮退量約7〜8m
mから逆換算しその位置に停止するようになっている。
このためカバー116はビレット後端部13aに当接し
ないようになっている。
【0045】符号119は制御装置、120は電磁バル
ブ、125はシャー装置をそれぞれ示す。
【0046】図12に示すビレットローダ111はN
o.1ビレットローダ111aとNo.2ビレットロー
ダ111bから構成されており、成形素材としてのビレ
ット13をコンテナ1のビレット装填口126まで移送
供給するものであるが、これは成形機の片方の側部に設
置されたビレットキャリア127によって送られてくる
ビレット13を1本ずつ掴んで、コンテナ1のビレット
装填口126まで持上げ移動するようになっている。な
お、No.1ビレットローダ111aとNo.2ビレッ
トローダ111bは同一構成となっている。
【0047】ビレットキャリア127によってビレット
13がコンテナ1の下部位置に1本ずつ供給されるが、
ビレットローダ111はこれを掴み持ってビレット装填
口126に移送されるように構成されている。このため
ビレットローダ111はビレットキャリア127に対向
して配置されており、成形機の押出中心線と直交する平
面に沿って旋回可能に形成されたスイングアーム128
を備えている。
【0048】すなわち、スイングアーム128は、成形
機の下部タイロッド129の外側部に配置された旋回中
心軸130に一端が枢着され、スイング動作時にタイロ
ッド129に干渉しないように拡開V字状に屈曲されて
タイロッド129の下部からコンテナ1の下方に延長さ
れている。そしてスイングアーム128の先端部がスイ
ング動作によりビレットキャリア127の載置台131
とコンテナ1のビレット装填口126との間を往復移動
するように設定されている。
【0049】スイング動作を行わせるために、スイング
アーム128には油圧駆動シリンダ装置132が連結さ
れ、その伸縮動作によりスイングアーム128を駆動す
るようにしている。
【0050】ここで、上記スイングアーム128の先端
部にはビレット13を掴み持つビレット保持部133が
取付けられている。
【0051】このビレット保持部133はコンテナ装填
位置においてビレット13の下面を支承する台座134
がV字状に配設してある。
【0052】次に前記押出成形方法について説明する。
【0053】ビレット13の押出し工程に入る前に、ビ
レット13を間接冷却するために、冷却水供給ポンプ
(図示略)を起動して放射状冷却孔98に冷却水を導入
して、ダミイブロック70を内部から冷却しておく。こ
の時、冷却水は、押出ステム6の後方から入り、押出ス
テム14の中のコネクションロッド76の中の給水管7
8内を通り、通路95、放射状冷却孔98、通路99、
開口部89から、排水管79内を通って排水口88から
排出された冷却水は配管を通ってタンク(図示略)へ排
出される。
【0054】一方、ビレット13の直接冷却は次のよう
にして行われる。本実施例におけるビレット13の材質
には、アルミニウム材が用いられ、直径や長さによって
ビレット13の押出時間は異なるものの1本のビレット
13の押出しには約60〜90秒が必要である。
【0055】前サイクルのビレット13の押出し途中に
おいて次サイクルのビレット後端部13aの冷却を行わ
なければならず、次のように行われる。
【0056】すなわち、前サイクルのビレット13の約
半分がダイス3から押出て押出型材となった状態下で次
サイクルのビレット13をビレットローダ111上に載
置したまま中間停止位置で停止し、ビレット後端部13
aの冷却を開始することが必要となる。
【0057】まず、ビレットローダ111の方はNo.
1ビレットローダ111aの油圧駆動シリンダ装置13
2を伸縮動作させることによりスイングアーム128を
下降させ、図13に鎖線で示すように先端のビレット保
持部133をビレットキャリア127の載置台131に
対向させる(図13のD位置)。
【0058】次にビレット13を抱え持っているビレッ
トキャリア127から送出されるビレット13は転動し
てビレットローダ111のビレット保持部133内に入
り込むことになる。
【0059】次いで、No.1ビレットローダ111a
のスイングアーム128を上方に旋回移動させ、ビレッ
ト13を図13の中間停止位置であるE位置で待機させ
ておくのである。
【0060】ビレットローダ111がE位置にビレット
13を載置したまま停止するとともにこの停止信号を制
御装置119に送ると、ビレット後端部の温度調整装置
110を作動するのである。
【0061】すなわち、エアーシリンダ118のピスト
ンヘッド(図示なし)側へエアーが導入されピストンロ
ッド118aが伸張するので移動基台121はリニアガ
イド117上をビレットローダ111に向かって前進す
るのである。
【0062】移動基台121が前進すると接触型温度セ
ンサ装置113の温度センサ113aの先端部がまずビ
レット後端部13aに当接し、約450℃に加熱された
ビレット13の表面温度を検出するのである。
【0063】温度センサ113aがビレット後端部13
aの表面に接触する前の状態ではカバー116の先端部
より10mm突設した状態にあるものの引続く移動基台
121の前進によって温度センサ113aはばね123
の伸張力に打勝って縮退し、カバー116の先端部とビ
レット後端部13aとの隙間が2〜3mmとなった時に
変位センサ装置124の変位センサ124aで接触型温
度センサ装置124の変位量を検知し、その信号を制御
装置119に送信することによって移動基台121がビ
レット後端部13aに近接した所望の位置に停止するの
である。
【0064】この停止信号により電磁バルブ120を消
磁して冷却媒体である水が冷却用導水管135に導通さ
れるとともに、冷却ノズル115から約450℃に加熱
されたビレット後端部13aに向かって細粒径の水が吹
付けられるのである。
【0065】ビレット後端部13aの表面温度が設定
値、例えば200〜350℃間の所望の温度まで降下す
ると、その信号が電磁バルブ120を励磁して冷却ノズ
ル115への水の供給を停止するのである。
【0066】因みに、約400〜450℃のビレット後
端部13aの表面温度が例えば200℃まで降下するに
は約20〜25秒間必要であり、一旦水を吹付けて所定
の温度まで降下したとしてもビレット13を中間停止位
置からコンテナ1に装填するまでにはビレット13のも
つ熱容量によって再度昇温することになるため、なるべ
く200℃に近い温度まで降温することが望ましい。
【0067】同時に制御装置119へは温度センサ11
3aで検出されたビレット後端部13aの表面温度の出
力信号が伝送されるとエアーシリンダ118のピストン
ロッド118a側へエアーを導入して移動基台121を
No.1ビレットローダ111aと干渉しない元の位置
まで後退させるのである。
【0068】ビレット13の1サイクルの押出しが完了
すると、コンテナ1を後退させ、シャー装置125でビ
レット13の押粕を切断させるとともに、押出ステム1
4を後退限まで後退させる。
【0069】次いで、中間停止位置(図13のE位置)
で後端部を所望温度まで冷却されたビレット13を載置
したまま待機中のビレットローダ111が、押出中心位
置(図13のF位置)まで上昇し、引続く押出ステム1
4の前進による押出工程がスタートする。
【0070】図1において、ビレット13の押出成形前
は電磁切替弁9が消磁状態にあり、真空ポンプ21を駆
動し真空タンク20内を例えば0〜10Torrの真空
状態にしておく。コンテナシリンダ33によりコンテナ
1をダイス3側へ引寄せると、真空吸引装置50の突部
11aがダイリング5の端部に当接し、コンテナ1のダ
イス側端面をダイス3面と例えば2〜3mm程度の隙間
6のある状態で停止させている。
【0071】この動作が終了すると次いでビレット13
を載置したままビレットローダ(図示なし)が上昇し、
押出ステム14を前進させるとビレット13がコンテナ
1内へ押込まれるが、この状態でコンテナ1の中へビレ
ット13を押出ステム14の前進動作で装入し、ビレッ
ト13の先端面をダイス3に当てる。この状態を図1に
示す。この時、コンテナ1とビレット13の脱気空間3
1には空気がある。
【0072】コンテナ1の空気の真空吸引方法について
は、ビレット13をコンテナ1内へ押込んでビレット1
3の先端をダイス3に直接押当ててコンテナ1のダイス
3側から真空吸引するのである。
【0073】すなわち、押出ステム14の前進に伴って
ビレット13がコンテナ1内に押込まれるとともに、コ
ンテナ1の押出ステム14側に配設された真空吸引装置
60のシリンダ43を作動させて2つ割のシールブロッ
ク40を閉じて押出ステム14とコンテナ1との間を密
封する。
【0074】コンテナ1内に押込まれビレット13がダ
イス3に当接しサイドシリンダ(図示なし)の圧力が上
昇し始めると同時に電磁切替弁9、46を励磁してコン
テナ1内と真空タンク20とを通気可能な状態にし真空
吸引が行われる。
【0075】コンテナ1の空気の真空吸引方法について
は次の2種類がある。その1つの方法では、ビレット
13をコンテナ1内へ押込んでビレット13の先端をダ
イス3に直接押当ててコンテナ1の両側から真空吸引す
る方法と、もう1つの方法は、ビレット13をコンテ
ナ1内へ押込んでビレット13の先端をダイス3に押当
てる直前にコンテナ1の両側から真空吸引(または真空
脱気)する方法である。
【0076】まず、前者のの真空吸引方法(図5)に
ついて述べると、押出ステム14の前進に伴ってビレッ
ト13がコンテナ1内に押込まれるとともに、コンテナ
1の押出ステム14側に配設された真空吸引装置60の
シリンダ43を作動させて2つ割のシールブロック40
を閉じて押出ステム14とコンテナ1との間を密封す
る。
【0077】コンテナ1内に押込まれビレット13がダ
イス3に当接するとサイドシリンダ(図示なし)の圧力
が上昇し始めると同時に電磁切替弁9、46を励磁して
コンテナ1内に真空タンク20とを通気可能な状態にし
真空吸引が行われる。
【0078】押出ステム14の前進は休むことなくサイ
ドシリンダからメインシリンダ(図示なし)に切換えて
行われ、押出ステム14が前進してアプセットを開始す
る。この状態を続けると押出ステム14側のビレット1
3がコンテナ1に密着する頃に真空タンク20の作用
で、ダイス3側より脱気空間31のエアは吸引される。
この時、吸引されたダイス3側の密閉空気は、隙間6を
通りコンテナ1に取付いているシールリング11の一部
に設けられている脱気穴7を通り、そこから配管8でコ
ンテナ1上面の電磁切替弁9へと導かれる。
【0079】一方、押出ステム14側の密閉空気は2つ
割シールブロック40の一部に設けられている脱気穴4
5を通り、配管8aの上の電磁切替弁46を介して前述
した真空タンク20へ吸引排出される。
【0080】こうして、シールリング11の脱気穴7と
シールブロック40の脱気穴45の両方から素早く十分
に脱気される。
【0081】また、前述した後者の真空吸引方法(図
6)について述べると、この場合はビレット13の押
出しが完了した後シャー装置によりディスカードを切り
落とした時、シャー刃による切断面が真直でなくえぐり
取られたような(図6)凹部が生じてエア溜まりがで
き、次ビレット13の押出しの時にエア溜まりのエアが
次ビレット13により封じ込まれるブリスタ発生の原因
となるため、これを防止するための真空吸引方法であ
る。
【0082】真空タンク20内はすでに真空ポンプ21
により例えば0〜10Torrの真空状態にある。ま
ず、押出ステム14の前進に伴いビレット13がコンテ
ナ1内に押込まれるが、この押込み時に押出ステム14
の先端拡径部49がシールブロック40を通過するとと
もにシールブロック40を閉にする(図6)。
【0083】この状態で電磁切替弁9、46を励磁する
とコンテナ1内の残存エアは真空タンク20により真空
吸引が開始される。そして、さらに押出ステム14を前
進し、ビレット13の先端部がダイス3に当たる直前で
押出ステム14の前進を一旦停止し、コンテナ1内の真
空度が目標の値まで到達したら再度サイドシリンダによ
って押出ステム14を前進し、サイドシリンダ内の圧油
が所定圧力になった時点でメインシリンダ(図示なし)
に切替えアプセットを完了するのである。
【0084】このような方法では、前回のビレット13
押出し時の切断不良によるエア溜まりが生じても完全に
真空吸引により残存エアを排出できるのでブリスタの発
生はほとんど見受けられない。
【0085】この後、押出ステム14は休むことなく前
進を続けビレット13は押しつぶされる。押しつぶされ
る状態を図14に示す。これらの図で、コンテナ1とビ
レット13の間の脱気空間31は押出ステム14でダイ
ス3方向にビレット13がS1 からS3 まで順次加圧さ
れていけば、この脱気空間31はダイス3側に押しせば
められるのが図14よりわかる。脱気は例えば、約0〜
10Torrの真空度で、0.1〜0.5秒程度で行え
る。
【0086】吸引脱気し始めてからも、押出ステム14
は休むことなく前進を続け、ビレット13をつぶす。そ
してコンテナ1内にビレット13を充満させ、アプセッ
トを完了する。次に引続いて押出しに入り、ダイス3か
ら製品が押出される。なお、コンテナ1の内部の脱気空
間31が所定の真空度に到達した時点でコンテナ1はダ
イス3側へ前進し、コンテナ1のダイス3側端面はダイ
ス3面に当り、ダイス3面との隙間6をゼロとし、押出
開始直後まで脱気を続ける。
【0087】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明では、ビレットキャリアから送られてくるビ
レットをビレットローダで受けた後、押出コンテナのビ
レット装填口に移送する途中に前記ビレットローダの中
間停止待機位置を設けて、前ビレットの押出成形中にビ
レットの後端部に冷却媒体を噴霧しながら約200〜3
00℃の温度範囲に冷却した後に、押出コンテナをダイ
スに接触させる前に一時停止機構によって一時停止した
前記押出コンテナ中にビレットを装填するとともに、こ
の装填したビレットをダイス側に押す押出ステムから押
出ステムの先端部に設けたフィックス型のダミイブロッ
クに至る冷却通路に冷却水を通水し、前記フィックスダ
ミイブロックを冷却しながら、前記押出コンテナの押出
ステム側の端面ではシールブロックをビレットを押込中
の押出ステムに対して閉じた状態で、ビレットの押出し
を開始する前までにコンテナ内の押出ステム側にたまっ
ている空気をダイス側と押出ステム側の両方から脱気さ
せるようにしたことにより、コンテナと押出ステム間お
よびコンテナとダイスとの間をシールしてコンテナ内の
空気を確実容易に脱気することができる。したがって、
空気の巻き込みのない押出製品を容易に得ることができ
る。また、所定の真空度に到達してコンテナシールした
後も、ダイス側からの脱気行為は押出開始直後まで続け
ているので、空気が再びシール面から逆流して入り込む
恐れはない。また、押出中のビレット内のメタルフロー
が抑制でき、ブリスタのない押出型材を安定して押出す
ことができ、さらに製品の押出型材の歩留りを大幅に向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押出コンテナ用脱気システムの一
実施例を示す説明図である。
【図2】内部冷却装置を有した押出ステムの断面図であ
る。
【図3】バイオネットブロックの斜視図である。
【図4】図1のA〜Aからみた正面図である。
【図5】ビレットの先端をダイスに押当てた後コンテナ
の両方から真空吸引する説明図である。
【図6】ビレットの先端をダイスに押当てる直前にコン
テナの両側から真空吸引する説明図である。
【図7】図1のB〜Bからみた正面図である。
【図8】ダイスとコンテナ間の微小間隔を通して空気を
吸引する吸引部の要部拡大断面図である。
【図9】本発明に係るビレット後端部の温度調整装置の
概要図である。
【図10】図6に示す温度調整装置の要部断面図であ
る。
【図11】ビレット後端部に温度調整装置を備えた押出
プレスの正面図である。
【図12】ビレットローダの正面図である。
【図13】ビレットローダの構成図である。
【図14】コンテナ内で加圧されるビレットのつぶれ方
を示す概念図である。
【符号の説明】
1 コンテナ 2 コンテナタイヤ 3 ダイス 6 隙間 7 脱気穴 9 電磁切替弁 10 アウタリング 11 シールリング 11a 突部 12 ばね 13 ビレット 14 押出ステム 20 真空タンク 21 真空ポンプ 23 耐熱シール材 25 シールプレート 30 一時停止機構 31 脱気空間 40 シールブロック 41 シールパッキン 42 ガイドプレート 43 シリンダ 45 脱気穴 46 電磁切替弁 49 拡径部 50、60 真空吸引装置 70 フィックスダミイブロック 72 バイオネットブロック 73 ステムホルダ 74 プレッシャリング 75 クロスヘッド 77 ダミイボス 78 給水管 79 排水管 88 排水口 91 コアブロック 93 コネクションボルト 94 アウタリング 95 外表面 96 テーパ面部 98 放射状冷却孔 110 ビレット後端部の温度調整装置 111 ビレットローダ 113 接触型温度センサ装置 113a 温度センサ 115 冷却ノズル 116 カバー 118 エアーシリンダ 119 制御装置 120 電磁バルブ 121 移動基台 124 変位センサ装置 124a 変位センサ 126 ビレット装填口 127 ビレットキャリア 128 スイングアーム 131 載置台 133 ビレット保持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビレットキャリアから送られてくるビレ
    ットをビレットローダで受けた後、押出コンテナのビレ
    ット装填口に移送する途中に前記ビレットローダの中間
    停止待機位置を設けて、前ビレットの押出成形中にビレ
    ットの後端部に冷却媒体を噴霧しながら約200〜30
    0℃の温度範囲に冷却した後に、押出コンテナをダイス
    に接触させる前に一時停止機構によって一時停止した前
    記押出コンテナ中にビレットを装填するとともに、この
    装填したビレットをダイス側に押す押出ステムから押出
    ステムの先端部に設けたフィックス型のダミイブロック
    に至る冷却通路に冷却水を通水し、前記フィックスダミ
    イブロックを冷却しながら、前記押出コンテナの押出ス
    テム側の端面ではシールブロックをビレットを押込中の
    押出ステムに対して閉じた状態で、ビレットの押出しを
    開始する前までにコンテナ内の押出ステム側にたまって
    いる空気をダイス側と押出ステム側の両方から脱気させ
    るようにしたことを特徴とする押出成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110681712A (zh) * 2019-08-20 2020-01-14 南京迪威尔高端制造股份有限公司 一种大型阀体热挤压成形的预应力组合内冷却模芯和方法

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CN110681712A (zh) * 2019-08-20 2020-01-14 南京迪威尔高端制造股份有限公司 一种大型阀体热挤压成形的预应力组合内冷却模芯和方法

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