JPH08256950A - 便座用ヒーター - Google Patents

便座用ヒーター

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Publication number
JPH08256950A
JPH08256950A JP6986295A JP6986295A JPH08256950A JP H08256950 A JPH08256950 A JP H08256950A JP 6986295 A JP6986295 A JP 6986295A JP 6986295 A JP6986295 A JP 6986295A JP H08256950 A JPH08256950 A JP H08256950A
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JP
Japan
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toilet seat
toilet
heat generating
heater
attached
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Application number
JP6986295A
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English (en)
Inventor
Tomikazu Kato
富和 加藤
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】原価を低減すると共に、既設の便器への取付作
業を容易にする。 【構成】便座用ヒーター10は、3分割されたシート状
の発熱部11と、温度調節等を行うスイッチ12とから
構成されている。各発熱部11は便座32の下面に適宜
な取付手段によって取り付けられている。この便座用ヒ
ーター10を使用するときは、スイッチ12で所望する
温度に設定し、電源をオンにする。これによって、発熱
部11に所定の電流が流れ、便座32が暖められる。こ
の発熱部11は両面テープやクリップ等で既設の便座に
容易に取り付けることができる。また、構成が簡単であ
るので、原価を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、便座用ヒーターに関す
る。詳しくは、両面テープやクリップ等を使って既設の
便座の下面に取り付けることによって、安価で取付作業
が容易な便座用ヒーターに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洋式便器の便座を暖めるための便
座用ヒーターが知られている。この便座用ヒーターは、
図25に示すような洋式の便器30に装着される。この
便器30は、ドーム状の本体31に便座32の後端部が
回転自在に取付けられているのが普通である。本体31
の底部には水溜部33が設けられ、便座32の下面には
本体31の周縁部34に当接する台座35が複数個設け
られており、これによって便座32が本体31上に安定
よく載置される。
【0003】図26は、既存の便器30に後から追加し
て装着するタイプの従来の便座用ヒーター1の構成を示
す。この便座用ヒーター1は、装置全体を上述の便器3
0に装着するための枠体36の後部に横軸37が取付け
られ、この横軸37に便蓋38及び中央部が開口された
便座39の後端部が回転可能に取付けられている。そし
て、この便座39の内部には発熱部40が埋め込まれて
いる。また、便座39の下面には、図27に示すように
便座用ヒーター1を便器30に装着したとき、便座39
を便器30の本体31上に安定よく保持するための台座
39aが複数個設けられている。
【0004】この便座用ヒーター1を既存の便器30に
装着する場合は、便器30の便座32(図25)を取り
外した後に、枠体36を便器30の本体31に取付け
る。そして、便器30を使用する場合は便座用ヒーター
1の便座39を本体31上に倒してその上に着座する。
このとき、発熱部40によって便座39を暖めらている
ので、寒冷時にも快適に使用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の便座
用ヒーター1は、専用の便座39及び便蓋38が一体に
設けられるなど装置が全体に大がかりであり高価であっ
た。また、従来の便座用ヒーター1は既存の便座32を
取り外して取り付ける必要があり、取付作業が面倒であ
る等の問題があった。
【0006】そこで、本発明は、上述したような課題を
解決したものであって、安価であって容易に取り付ける
ことが可能な便座用ヒーターを提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明においては、既設の洋式便器
に取り付けられる便座用ヒーターであって、便器の便座
を暖めるための発熱部が便器と便座との間に配置され、
発熱部が便座の下面に取付手段を介して取り付けられる
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項6に記載の発明においては、既設の
洋式便器に取り付けられる便座用ヒーターであって、便
座の下面に取り付けられるプレートと、プレートに取り
付けられ、便器の下面側に接触してその曲面に応じて変
形可能な軟質部とを備え、発熱部が軟質部に設けられて
いることを特徴とするものである。
【0009】請求項8に記載の発明においては、既設の
洋式便器に取り付けられる便座用ヒーターであって、便
器の便座を暖めるための発熱部が便器と便座との間に配
置され、発熱部は蝶番を介して差込部が設けられ、差込
部が便座と便器のそれぞれ回転可能な後端部の間に差し
込まれて回転可能に配されることを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1に記載の便座用ヒーターの発熱部は、
既設の便器の便座の下面に取り付けられる。この発熱部
は、両面テープ、接着剤、クリップ、ネジ等によって簡
単に取り付けることが可能である。便座用ヒーターを使
用するときは、スイッチで所望する温度にあらかじめ設
定してから、電源をオンにする。これによって、発熱部
に所定の電流が流れ、便座が所望する温度に暖められ
る。なお、この発熱部はシート状、板状体、棒状体のい
ずれであってもよい。
【0011】請求項6に記載の便座用ヒーターの取り付
け時においては、軟質部が便座の下面の湾曲に応じて変
形しながら押し付けられる。これによって、軟質部に設
けられた発熱部が便座の下面に密着する。従って、発熱
部によって効率よく便座が暖められる。
【0012】請求項8に記載の便座用ヒーターは、便器
と便座のそれぞれの後端部の間に差込部を差し込むだけ
で容易に取り付けることができる。また、取り付け後
は、使用態様に応じて蝶番によって発熱部を上下させる
ことができる。つまり、発熱部を便器の周縁部の上に倒
してその上に便座を倒したときには、発熱部によって便
座が暖められる。便器の使用態様によっては、便座と共
に発熱部を上げることもできる。
【0013】
【実施例】続いて、本発明に係る便座用ヒーターの実施
例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明による第1実施例である便
座用ヒーター10を既存の洋式便器30に装着した場合
で、便座32を上げた状態を示す。この便座用ヒーター
10は、3分割されたシート状の発熱部11と、温度調
節及び電源のオン/オフ等を行うスイッチ12と、発熱
部11に電流を供給するコード13とから構成されてい
る。各発熱部11は便座32の下面に適宜な取付手段、
例えば両面テープ(図示せず)によって取り付けられて
いる。従って、便座32を便器30の上に倒したときに
は、便座32の下面側に配置された発熱部11が上から
見えないため、便器30及び便座32の美観を損ねるこ
とがない。
【0015】また、この発熱部11はシート状であり、
便座32の下面の湾曲に応じて曲げることができるた
め、便座32の下面に密着させることが可能である。従
って、発熱部11の熱を効率よく便座32に伝えること
ができる。更に、各発熱部11は台座35を避けて配置
されており、互いに接続コード15で接続され、この接
続コード15が台座35付近に配されている。これによ
って、便座32を便器30の上に倒したとき、発熱部1
1が便座32と便器30との間の空間に配置されるの
で、発熱部11の取付前と同様に便座32を自由に上げ
たり倒したりすることができる。
【0016】図2に示すように、便座用ヒーター10の
発熱部11は、便座32(図1)の下面に接触させるた
めの粘着性を有するアルミ箔等のシート16と、各発熱
部11ごとに櫛状に形成された極薄ニクロム線であるコ
ードヒーター17と、コードヒーター17を隠蔽するた
めのカバー18を熱溶着させたものである。このコード
ヒーター17は電流が流れることによって発熱するもの
であり、スイッチ12で供給される電流を調節すること
によって発熱温度を調整することが可能である。このよ
うに、専用の便座39(図26)等が一体化された従来
の便座用ヒーター1(図26)に比較して構成が簡単で
あるので、原価を低減して安価に提供することが可能で
ある。
【0017】この便座用ヒーター10を使用するとき
は、図1に示すスイッチ12で所望する温度にあらかじ
め設定してから、電源をオンにする。これによって、コ
ードヒーター17に所定の電流が流れ、便座32が所望
する温度に暖められる。その後、便座32を本体31上
に倒してその上に着座することにより、寒冷時にも快適
に使用することができる。なお、第1実施例では、発熱
部11の取付手段として両面テープを用いたが、接着剤
を使用してもよい。
【0018】図3は、本発明を適用した第2実施例にお
ける発熱部21の構成を示す。この発熱部21は薄膜状
のカーボンである箔ヒーター22の両端に接続コード1
5を接続したものである。なお、発熱部21以外の構成
は第1実施例と同様であり、詳細な説明は省略する。こ
の箔ヒーター22は抵抗が大きいため電流が流れると発
熱し、第1実施例と同様の効果が得られる。
【0019】図4は、本発明を適用した第3実施例にお
ける発熱部23の構成を示す。この発熱部23は連結さ
れた複数の薄膜状のカーボンである箔ヒーター24を使
用したものである。各箔ヒーター24は1枚のシート2
5に貼り付けられると共に、接続コード15が各箔ヒー
ター24にそれぞれ接続されている。なお、発熱部23
以外の構成は第1実施例と同様であり、詳細な説明は省
略する。接続コード15を通じて電流が流れると、配列
された箔ヒーター24がそれぞれ発熱して、第1実施例
と同様の効果が得られる。
【0020】図5は、本発明を適用した第4実施例にお
ける取付手段の構成を示すものである。この第4実施例
では、上述した第1、第2及び第3実施例のシート状の
発熱部11,21,23をL字状に屈折した形状のクリ
ップ26を使用して便座32の下面に取り付けたもので
ある。このクリップ26は弾性変形可能な材質で成形さ
れており、図6(a)に示すように発熱部11,21,
23を挟んだ状態で便座32の側面の外縁部32aに掛
止されている。この状態においてクリップ26の復元力
が作用することによって、発熱部11,21,23が便
座32の下面側に常に押し付けられている。このよう
に、便座32の形状に合わせたクリップ26を使用する
ことによって、発熱部11,21,23の取付が容易に
なると共に、例えば清掃時等にも簡単に取り外すことが
できる。
【0021】なお、第4実施例のクリップ26はL字状
となっているが、図6(b)に示すクリップ27のよう
に便座32の外縁部32a及び内縁部32bの両側から
挟み込む形状であってもよい。また、同図(c)に示す
ように、便座32の内縁部32bから挟み込むL字状の
クリップ28であってもよい。
【0022】また、図5に示すクリップ26は便座32
の側面に取り付けられているが、図7に示すように便座
32の前後にも取り付けてもよい。このように、発熱部
11,21,23の形状及び便座32の形状に応じてク
リップ26を追加することによって、発熱部11,2
1,23をより確実に取り付けることが可能になる。
【0023】図8は、本発明を適用した第5実施例にお
ける発熱部41の構成を示す。この第5実施例では板状
のプレート42の上にスポンジ等の軟質部43を設け、
その上に発熱部41を貼り付けたものである。この発熱
部41は、第1、第2及び第3実施例に示したものと同
様のシート状のものであり、接続コード15を通じて電
流が供給されて発熱する。なお、その他の構成は第1実
施例と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0024】このプレート42を便座32に取り付ける
ときは、図9に示すように便座32の下面の台座35に
両面テープ44を貼り付け、ここにプレート42の上面
を貼り付ける。このとき、軟質部43が便座32の下面
の湾曲に応じて変形しながら押し付けられる。これによ
って、軟質部43の上に貼り付けられた発熱部41(図
8)が便座32の下面に密着する。従って、発熱部41
(図8)が発熱すると効率よく熱が便座32に伝わり、
便座32が暖められる。また、便座32を便器30(図
1)の上に倒したとき、プレート42は台座35と便器
30との間に挟まれるが、プレート42は比較的薄く形
成されているので便座32は安定よく便器30の上に載
置される。
【0025】図10は、本発明を適用した第6実施例の
発熱部46の構成を示す。この第6実施例は、棒状の発
熱部46を軟質部45に埋め込んだものである。この発
熱部46は第5実施例と同様な手段で便座32(図9)
の下面に取り付けられ、軟質部45が便座32の下面に
対して直接密着する。これによって、便座の下面の湾曲
がきつい場合にも密着度を高めることができ、効率よく
便座32を暖めることができる。
【0026】図11は、本発明を適用した第7実施例の
発熱部47の構成を示す。この第7実施例では、シート
状の発熱部47が軟質部48の中に埋め込まれている。
なお、熱を効率よく便座32に伝えるために、発熱部4
7は軟質部48の表面近くに配されている。この構成に
よれば、便座32に取り付けられたとき、軟質部48が
便座32に直接密着すると共に発熱部47も便座32の
下面の曲面に応じて変形するので、更に湾曲のきつい面
に対しても密着度を高めることができ、効率よく便座3
2を暖めることができる。
【0027】図12に本発明を適用した第8実施例にお
ける取付手段の構成を示す。この第8実施例では、上述
した第5、第6及び第7実施例のプレート42を吸盤4
9によって便座32に取り付けるようにしたものであ
る。吸盤49はプレート42の両端に設けられ、便座3
2の台座35を避ける位置に配されている。発熱部41
(図8),45(図10),47(図11)を便座32
に取り付けるときは、プレート42の吸盤49を便座3
2の下面に圧着させるだけでよい。これによって、軟質
部43,45(図10),48(図11)が便座32の
下面に密着して、便座32が暖められる。このように、
吸盤49を使用することによって取付が容易になると共
に、例えば清掃時等にも簡単に取り外すことができる。
【0028】図13は、本発明を適用した第9実施例の
発熱部51の構成を示す。この第9実施例では、発熱部
51は板状に形成されており、便座32の下面に両面テ
ープ53によって直接取り付けられている。この発熱部
51は前後の台座35の間に配置されているので、便座
32を便器30(図1)の上に倒したときには発熱部5
1が便器30と便座32との間の空間に配置され、発熱
部51の取付前と同様に便座32を自由に上げたり倒し
たりすることができる。その他の構成は第1実施例と同
様であり、詳細な説明は省略する。この第9実施例で
は、接続コード52を通じて電流が供給されて発熱部5
1が発熱し、便座32が暖められる。なお、この発熱部
51は、接着剤によって取り付けてもよい。
【0029】図14は、本発明を適用した第10実施例
における取付手段の構成を示す。この第10実施例で
は、板状の発熱部55の左右の縁部にクリップ部56を
一体的に形成したものである。このクリップ部56を便
座32(図6)の縁部32a,32b(図6)に掛止す
ることによって、発熱部55が便座32の下面に取り付
けられる。これによって発熱部55が容易に取り付けら
れると共に、例えば清掃時等にも簡単に取り外すことが
できる。
【0030】図15は、本発明を適用した第11実施例
における取付手段の構成を示す。同図の板状の発熱部5
7の前後には取付孔58が設けられている。ネジ59を
用いることによって、この取付孔58を通して発熱部5
7が便座32の下面に確実に固定される。
【0031】図16は、本発明を適用した第12実施例
における取付手段の構成を示す。同図の板状の発熱部6
1は磁性材で形成されている。一方、便座32の下面の
台座35,35の間には、金属製のプレート62が両面
テープ又は接着剤で貼り付けられている。従って、発熱
部61をプレート62に接触させることにより互いに密
着し、発熱部61が便座32の下面に取り付けられる。
これによって発熱部61を容易に取り付けられると共
に、例えば清掃時等にも簡単に取り外すことができる。
なお、プレート62を磁性材で形成し、発熱部61を金
属製のものにしてよい。
【0032】図17は、本発明を適用した第13実施例
における取付手段の構成を示す。同図の発熱部63の上
面には多数の吸盤64が設けられている。この吸盤64
を便座32(図16)の下面に吸着させることにより、
発熱部63が便座32の下面に取り付けられる。なお、
この場合は発熱部63は便座32に直接接触しないが、
吸盤64及び発熱部63と便座32との間に介在する空
気が熱を伝導する役割を果たす。
【0033】図18は、本発明を適用した第14実施例
における発熱部66の構成を示す。同図の発熱部66は
棒状に形成されており、両面テープ67によって便座3
2の下面に取り付けられている。その他の構成は第1実
施例と同様であり、詳細な説明は省略する。接続コード
68を通じて電流が供給されることにより発熱部66が
発熱し、便座32が暖められる。なお、この発熱部66
は、他の取付手段、例えば接着剤、図19に示すような
一体成形されたクリップ部71、又は図20に示すネジ
72によって取り付けてもよい。
【0034】図21は、本発明を適用した第15実施例
における発熱部81の構成を示す。同図の発熱部81,
81は2分割された板状体であり、左右の発熱部81,
81は接続コード82によって接続されている。発熱部
81,81はそれぞれ便座32の形状に合わせた形状と
なっており、便座32の台座35を避けるための切欠8
4が設けられている。また、発熱部81の上面には、便
座32に吸着させるための吸盤83が取り付けられてい
る。
【0035】発熱部81,81を便座32に取り付ける
と、図22に示すように発熱部81と便座32の下面と
の間は、吸盤83の分だけ隙間が生じる。そして、接続
コード82を通じて電流が流れると発熱部81が発熱
し、その熱が発熱部81と便座32の下面との間に介在
する空気を伝わることによって便座32が暖められる。
なお、発熱部81は便座32に接触していないが極めて
近接しているため、発熱部81を約50度〜60度に暖
める程度で便座32を適切な温度まで暖めることができ
る。
【0036】図23は、本発明を適用した第16実施例
における発熱部85及びその取付手段の構成を示す。同
図の発熱部85は便器30の周縁部34の形状に合わせ
て成形された板状体であり、便座32の台座35を避け
るための切欠86が設けられている。また、発熱部85
の後端には、差込部87,87が蝶番88,88によっ
て回転自在に取り付けられている。この差込部87,8
7は便座32の後端の取付部32aの下に差し込まれて
いる。
【0037】図24に示すように、この発熱部85は蝶
番88,88によってその使用態様に応じて上下させる
ことが可能である。つまり、発熱部85を便器30の周
縁部34の上に倒してその上に便座32を倒したときに
は、発熱部85の発熱によって便座32が暖められる。
便座32を上げるときは、これと同時に発熱部85を上
げることができる。
【0038】このように、第16実施例では差込部87
を便座32の取付部32aの下に差し込むだけで容易に
発熱部85を取り付けることができる。また、使用態様
に応じて発熱部85を上下させることができるため、取
付後においても取付前と同様に便器を使用することがで
きる等の効果がある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明においては、既設の洋式便器に取り付けられる便座
用ヒーターであって、便器の便座を暖めるための発熱部
が便器と便座との間に配置され、発熱部が便座の下面に
取付手段を介して取り付けられることを特徴とするもの
である。
【0040】従って本発明によれば、便座を取り替える
ことなく既設の便器に取付可能であるので、装置が安価
となると共に取付作業が容易になる等の効果がある。
【0041】請求項6に記載の発明においては、既設の
洋式便器に取り付けられる便座用ヒーターであって、便
座の下面に取り付けられるプレートと、プレートに取り
付けられ、便器の下面側に接触してその曲面に応じて変
形可能な軟質部とを備え、発熱部が軟質部に設けられて
いることを特徴とするものである。
【0042】従って本発明によれば、便座を取り替える
ことなく既設の便器に取付可能であるので、装置が安価
となり、また取付作業が容易になると共に、軟質部に設
けられた発熱部が便座の下面に密着するので、発熱部に
よって効率よく便座が暖められる等の効果がある。
【0043】請求項8に記載の発明においては、既設の
洋式便器に取り付けられる便座用ヒーターであって、便
器の便座を暖めるための発熱部が便器と便座との間に配
置され、発熱部は蝶番を介して差込部が設けられ、差込
部が便座と便器のそれぞれ回転可能な後端部の間に差し
込まれて回転可能に配されることを特徴とするものであ
る。
【0044】従って本発明によれば、便座を取り替える
ことなく既設の便器に取付可能であるので、装置が安価
となり、また取付作業が容易になると共に、使用態様に
応じて発熱部を上下させることができるため、取付後に
おいて便器の使用の妨げにならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例である便座用ヒーター
10を適用した便器30の構成図である。
【図2】第1実施例の発熱部11の構成図である。
【図3】第2実施例の発熱部21の構成図である。
【図4】第3実施例の発熱部23の構成図である。
【図5】第4実施例の取付手段であるクリップ26を示
す図である。
【図6】クリップ26,27,28の形状を示す断面図
である。
【図7】クリップ26の取付位置を示す斜視図である。
【図8】第5実施例の発熱部41の構成を示す斜視図で
ある。
【図9】第5実施例の取付手段である両面テープ44を
示す斜視図である。
【図10】第6実施例の発熱部46の構成を示す斜視図
である。
【図11】第7実施例の発熱部47の構成を示す斜視図
である。
【図12】第8実施例の取付手段である吸盤49の構成
を示す斜視図である。
【図13】第9実施例の発熱部51の形状を示す斜視図
である。
【図14】第10実施例の取付手段であるクリップ部5
6の構成を示す斜視図である。
【図15】第11実施例の取付手段であるネジ59の構
成を示す斜視図である。
【図16】第12実施例における磁石による取付方法を
示す斜視図である。
【図17】第13実施例の取付手段である吸盤64の構
成を示す斜視図である。
【図18】第14実施例の発熱部66の形状を示す斜視
図である。
【図19】第14実施例の他の取付手段であるクリップ
部71の構成を示す斜視図である。
【図20】第14実施例の他の取付手段であるネジ72
の構成を示す斜視図である。
【図21】第15実施例の発熱部81の構成を示す斜視
図である。
【図22】発熱部81の取付状態を示す断面図である。
【図23】第16実施例の発熱部85の取付状態を示す
斜視図である。
【図24】発熱部85の上下回動を示す斜視図である。
【図25】一般的な洋式便器30の斜視図である。
【図26】従来の便座用ヒーター1の構成図である。
【図27】従来の便座用ヒーター1を適用した洋式便器
30の斜視図である。
【符号の説明】
1,10 便座用ヒーター 11,21,23,40,41,46,47,51,5
5,57,61,63,66,81,85 発熱部 17 コードヒーター 22,24 箔ヒーター 26,27,28 クリップ 30 便器 32 便座 35 台座 42 プレート 43,45,48 軟質部 44,53,67 両面テープ 49,64,83 吸盤 56,71 クリップ部 59,72 ネジ 62 金属プレート 87 差込部 88 蝶番

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の洋式便器に取り付けられる便座用
    ヒーターであって、 上記便器の便座を暖めるための発熱部が上記便器と上記
    便座との間に配置され、 上記発熱部が上記便座の下面に取付手段を介して取り付
    けられることを特徴とする便座用ヒーター。
  2. 【請求項2】 上記発熱部は電流が流れることにより発
    熱するコードヒーターを有することを特徴とする請求項
    1記載の便座用ヒーター。
  3. 【請求項3】 上記発熱部は電流が流れることにより発
    熱するシート状のカーボンを有することを特徴とする請
    求項1記載の便座用ヒーター。
  4. 【請求項4】 上記発熱部は電流が流れることにより発
    熱する複数のシート状のカーボンの連結体を有すること
    を特徴とする請求項1記載の便座用ヒーター。
  5. 【請求項5】 上記発熱部が板状体又は棒状体であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の便座用ヒーター。
  6. 【請求項6】 既設の洋式便器に取り付けられる便座用
    ヒーターであって、 上記便座の下面に取り付けられるプレートと、 上記プレートに取り付けられ、上記便器の下面側に接触
    してその曲面に応じて変形可能な軟質部とを備え、 上記発熱部が上記軟質部に設けられていることを特徴と
    する便座用ヒーター。
  7. 【請求項7】 上記取付手段が上記便座の下面に取り付
    けられたプレートであり、 上記発熱部及び上記プレートのいずれか一方が磁性体で
    形成され、他方が金属製であることを特徴とする請求項
    1記載の便座用ヒーター。
  8. 【請求項8】 既設の洋式便器に取り付けられる便座用
    ヒーターであって、 上記便器の便座を暖めるための発熱部が上記便器と上記
    便座との間に配置され、 上記発熱部は蝶番を介して差込部が設けられ、 上記差込部が上記便座と上記便器のそれぞれ回転可能な
    後端部の間に差し込まれて回転可能に配されることを特
    徴とする便座用ヒーター。
JP6986295A 1995-03-28 1995-03-28 便座用ヒーター Pending JPH08256950A (ja)

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