JPH08256852A - 引出用サスペンション装置 - Google Patents

引出用サスペンション装置

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JPH08256852A
JPH08256852A JP7094497A JP9449795A JPH08256852A JP H08256852 A JPH08256852 A JP H08256852A JP 7094497 A JP7094497 A JP 7094497A JP 9449795 A JP9449795 A JP 9449795A JP H08256852 A JPH08256852 A JP H08256852A
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JP
Japan
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stopper
drawer
suspension
rail
pull
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JP7094497A
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English (en)
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Chiyou Ri
丁 李
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KYOEI IND
Kyoei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
KYOEI IND
Kyoei Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】上下幅の短い小型の引出にも適用でき且つ見栄
えをも向上させることができ、しかも、引出の前部が開
口状態のものでも、移動サスペンションに対する引出レ
−ルの後方へのスライド規制を行うことができる引出用
サスペンション装置を提供する。 【構成】移動サスペンション8に、該移動サスペンショ
ン8内において前側ストッパ19と後側ストッパ20と
を設け、引出レ−ル9に、対応ストッパ21を、前側ス
トッパ19の後方領域であって後側ストッパ20の前方
領域に臨むようにして設け、これにより、移動サスペン
ション8に対する引出レ−ル9の前後移動規制要素を、
該移動サスペンション8内に収める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定サスペンション、
移動サスペンションおよび引出レ−ルを備える引出用サ
スペンション装置に関し、更に詳しくは、上下幅の短い
小型の引出にも適用でき且つ見栄えをも向上させること
ができる引出用サスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フアイリングキャビネット等の引出付き
収納ボックスにおいては、引出の開閉のために、サスペ
ンション装置が用いられており、その近時のサスペンシ
ョン装置は、引出を引出した際、その引出の後端部をも
引出収納筐体外に出るようにするために、実公昭60−
22836号公報に示されるように、引出収納筐体の内
側面に固設される固定サスペンション内に移動サスペン
ションをスライド可能に嵌合し、該移動サスペンション
内に、引出の外側面に固設される引出レ−ルをスライド
可能に支持することとされている。
【0003】ところで、このような引出付き収納ボック
スにおいては、移動サスペンションに対する引出レ−ル
の前方および後方への移動量を規制するために、一般
に、固定サスペンションの前端よりも前方において、移
動サスペンションの前端部上面にストッパを上方に向け
て突設する一方、引出の外側面に、対応ストッパを、前
記ストッパの後方領域に臨むように設けることとされて
いる。これにより、引出レ−ルが移動サスペンションに
対して前方へ最大限スライドされると、ストッパの後面
と対応ストッパが当接して、移動サスペンションに対す
る引出レ−ルの前方へのスライドが規制され、引出レ−
ルが移動サスペンションに対して後方へ最大限スライド
されると、ストッパの前面と引出の前板とが当接して、
移動サスペンションに対する引出レ−ルの後方へのスラ
イドが規制されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
収納ボックスにおいては、移動サスペンションの前端部
上面から上方に突出するストッパに対応ストッパを当接
させて、引出レ−ル(引出)の前方へのスライドを規制
する構成であることから、収納筐体内に引出が収納され
るとき、対応ストッパが固定サスペンションと干渉する
ことを回避することも考慮しなければならず、対応スト
ッパは、引出の収納時において、固定サスペンションよ
りも上方に位置することとなるように引出の外側面に設
けなければならない。このため、引出レ−ル(取付け
部)と対応ストッパとの上下間隔は広くならざるを得
ず、上述のようなサスペンション装置を用いるために
は、引出レ−ル、対応ストッパを取付ける引出の外側面
は、上下幅(深さ)が比較的長いものであることが要求
されることになり、小型の引出には上述のサスペンショ
ン装置を用いることができない。
【0005】しかも、上述のサスペンション装置は、固
定サスペンション、移動サスペンションおよび引出レ−
ルのいずれもが、その各要素の延び方向を同じになるよ
うにして配設して、スマ−トな感じを与えているにもか
かわらず、ストッパだけが、そのスマ−トさを妨げるよ
うに移動サスペンション上面から上方に突出されてお
り、しかも、対応ストッパは、上述の各要素から離れて
配置されて、独立した感じを与えている。このため、見
栄えの観点から好ましいものとはなっていない。
【0006】したがって、本発明の目的は、引出を引出
した際、その引出の後端部をも引出収納筐体外に引出す
機能を有していることを前提として、上下幅の短い小型
の引出にも適用でき且つ見栄えをも向上させることがで
きる引出用サスペンション装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、引出収納筐体の内側面に固設される固定
サスペンション内に移動サスペンションがスライド可能
に嵌合され、該移動サスペンション内に、引出の外側面
に固設される引出レ−ルがスライド可能に支持されてい
る引出用サスペンション装置において、前記移動サスペ
ンション若しくは前記引出レ−ルのいずれか一方に、該
移動サスペンション内において、前側ストッパと後側ス
トッパとが前後方向に所定間隔をあけて設けられ、前記
移動サスペンション若しくは前記引出レ−ルの他方に、
前記前側ストッパの後方領域であって前記後側ストッパ
の前方領域に臨むようにして対応ストッパが設けられて
いることを特徴とする引出用サスペンション装置を提供
する。
【0008】好ましくは、前記前側ストッパと後側スト
ッパとが前記移動サスペンションに設けられ、前記対応
ストッパが前記引出レ−ルに設けられる。
【0009】好ましくは、前記前側ストッパと後側スト
ッパとが前記引出レ−ルに設けられ、前記対応ストッパ
が前記移動サスペンションに設けられ、前記引出レ−ル
前端から前記前側ストッパの後面までの距離と、前記引
出レ−ル後端から前記後側ストッパの前面までの距離と
が等しくなるように設定される。
【0010】好ましくは、前記対応ストッパが、切り起
こされて前後方向に延びる起立壁部と、該起立壁部の前
後端からそれぞれ連続的に延びて前後方向において相対
向する一対の当接壁部とを有する。
【0011】
【作用】上記構成の引出用サスペンション装置において
は、移動サスペンション若しくは引出レ−ルのいずれか
一方に、該移動サスペンション内において、前側ストッ
パと後側ストッパとが前後方向に所定間隔をあけて設け
られ、移動サスペンション若しくは前記引出レ−ルの他
方に、前側ストッパの後方領域であって後側ストッパの
前方領域に臨むようにして対応ストッパが設けられてい
るので、ストッパ、対応ストッパのいずれもが移動サス
ペンション内に存在することになり、引出レ−ル(取付
け部)と引出用ストッパとの上下間隔は、移動サスペン
ションの上下幅内に収まることになって、従来よりも短
くすることができることになる。したがって、上下幅の
短い小型の引出にも適用できる引出用サスペンション装
置を提供できることになる。また、この場合、上述の如
く、ストッパ、対応ストッパのいずれもが移動サスペン
ション内に収まることになることから、出っ張りはなく
なり、しかも、対応ストッパだけが独立した感じを与え
ることもなくなる。したがって、見栄えを向上させるこ
ともできることになる。さらに、移動サスペンションに
対する引出レ−ルの後方へのスライド規制が、後側スト
ッパと対応ストッパとの当接関係により得られることに
なり、引出に前板がない状態、すなわち、引出の前部が
開口状態のものでも、移動レ−ルに対する引出レ−ルの
後方へのスライド規制を行うことができることになる。
【0012】前側ストッパと後側ストッパとが前記移動
サスペンションに設けられ、対応ストッパが引出レ−ル
に設けられる場合、移動レ−ルに対して引出レ−ルを前
方にスライドさせても、対応ストッパ等の出っ張りが移
動サスペンション外において現れることはない。したが
って、スマ−ト感を高めて、見栄えを一層向上させるこ
とができることになる。
【0013】前側ストッパと後側ストッパとが引出レ−
ルに設けられ、対応ストッパが移動サスペンションに設
けられ、引出レ−ル前端から前側ストッパの後面までの
距離と、引出レ−ル後端から後側ストッパの前面までの
距離とが等しくなるように設定されている場合には、引
出レ−ルが引出の左右いずれ側においても用いることが
できることになり、左右引出レ−ルの共用化を図ること
ができることになる。
【0014】対応ストッパが、切り起こされて前後方向
に延びる起立壁部と、該起立壁部の前後端からそれぞれ
連続的に延びて前後方向において相対向する一対の当接
壁部とを有している場合には、簡単に対応ストッパを形
成できることは勿論のこと、当接壁部と前側ストッパ・
後側ストッパとの当接に際しての衝撃力を起立壁部が効
果的に支えることになる。したがって、対応ストッパの
強度を向上させることができることになる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
詳細に説明する。
【0016】図1から図7までは本発明の一実施例を示
すものである。はじめに図2を参照すると、1は引出2
を収納する収納筐体で、この収納筐体1に引出2が実施
例に係るサスペンション装置3を介して支持されてい
る。
【0017】収納筐体1は、図2に示すように、側板4
を備えている。この側板4の内側面には、前側・後側補
強板5(図2中、後側補強板は、前側補強板により隠れ
ている)が取付けられており、この各補強板5と側板4
とは閉断面構造を形成している。この各補強板5には係
合穴(不図示)がそれぞれ形成されており、その各係合
穴の高さ位置は、等しくされている。引出2は、同じく
図2に示すように、側板6を備えている。この側板6
は、前後方向に延びて、前板と後板(いずれも不図示)
とを連結しており、その側板6の側面は一定の上下幅を
もって平坦面をなしている。
【0018】サスペンション装置3は、固定サスペンシ
ョン7、移動サスペンション8、引出レ−ル9を備えて
いる。
【0019】固定サスペンション7は、図1〜図3に示
すように、鋼板等の金属板を断面略コ字状に折り曲げ形
成されて、幅広の垂直片部7aと、該垂直片部7aの上
下端から延びる上下一対の水平片部7b、7cとを有し
ている。垂直片部7aには、固定サスペンション7の延
び方向に一定間隔をあけて爪片10(図2中、後側ス爪
片は前側爪片により隠れている)が切り起こし形成され
ており、その爪片10が前述の前側・後側補強板5の係
合穴に係止されて、固定サスペンション7が、引出2の
引き出し・収納方向としての収納筐体1の前後方向に延
びるようにして簡易に該収納筐体1に固定されることに
なっている(図2参照)。上記上側の水平片部7bに
は、図1、図3に示すように、固定サスペンション11
の延び方向中央よりも前端側において、合成樹脂製のス
トッパ11が取付けられており、そのストッパ11は固
定サスペンション11内に突出されている。上記下側の
水平片部7cには、図1に示すように、後端部よりもや
や内方側においてストッパ12が切り起こし形成されて
おり、そのストッパ12は固定サスペンション7内に突
出されている。
【0020】移動サスペンション8は、図1〜図3に示
すように、上述の固定サスペンション7と略同様の形状
をなして、すなわち、幅広の垂直片部8aと、該垂直片
部8aの上下端から延びる上下一対の水平片部8b、8
cとを有して、該固定サスペンション7内に包被される
ように収納されている。この移動サスペンション8にお
ける垂直片部8aの下部には、該移動サスペンション8
の前端部から後端部に向けて、ロ−ラ13、14、15
が間隔をあけて回転可能に支持され、その各ロ−ラ13
〜15の下部が水平片部8cから前述の固定サスペンシ
ョン7内におけるストッパ12の突出量よりも多く下方
に突出して該固定サスペンション7における水平片部7
cに当接されている一方、移動サスペンション8におけ
る垂直片部8aの後端部上部にもロ−ラ16が回転可能
に支持され、そのロ−ラ16の上部は水平片部8bから
固定サスペンション内におけるストッパ11の突出量よ
りも多く上方に突出して該固定サスペンション7におけ
る水平片部7bに当接されている。これにより、移動サ
スペンション8は固定サスペンション7に対してスライ
ド可能となっている。
【0021】また、移動サスペンション8における水平
片部8bには、図1、図3に示すように、ロ−ラ16よ
りもやや前方側において、ストッパ17が、固定サスペ
ンション7におけるストッパ11の後方領域に臨むよう
にして設けられ、垂直片部8aの延び方向(図1中、左
右方向)内方には、図1〜図3に示すように、遊びロ−
ラ18が該垂直片部8aの延び方向に変位動可能に支持
されている。
【0022】さらに、移動サスペンション8の水平片部
8cには、ロ−ラ13のやや後方における前端部におい
て前側ストッパ19が設けられ、ロ−ラ15よりもやや
後方における後端部において後側ストッパ20が設けら
れている。この各ストッパ19、20は、移動サスペン
ション7内に突出しており、その各ストッパ19、20
の突出端は、移動サスペンション8における各ロ−ラ1
3〜15の上端より幾分低くなっている。
【0023】引出レ−ル9は、図1〜図3に示すよう
に、鋼板等の金属板を略L字状に折り曲げ形成して、取
付片部9aと水平片部9bとを有しており、取付片部9
aは、水平片部9bが移動サスペンション8の水平片部
8cに対向するようにして、引出2における側板6の外
側面に固設されている。この引出レ−ル9の水平片部9
bが移動サスペンション8における各ロ−ラ13〜15
と遊びロ−ラ18との間に保持されることになってお
り、これにより、引出レ−ル9は移動サスペンション8
に対して前後方向にスライド可能となっている。
【0024】この引出レ−ル9には、図1〜図4に示す
ように、前述の前側ストッパ19及び後側ストッパ20
に対応する対応ストッパ21が設けられている。この対
応ストッパ21は、図2に示すように、ロ−ラ13〜1
5の前後方向領域からずれて配設される一方、前側スト
ッパ19と後側ストッパ20との間において、該両スト
ッパ19、20の前後方向領域に臨むように配設される
ことになっていて、対応ストッパ21と前側ストッパ1
9の後面、後側ストッパの前面との当接関係により、移
動サスペンション8に対する引出レ−ル9の前後スライ
ド量が調整できることになっている。
【0025】上記対応ストッパ21は、具体的には、図
4に示すように、引出レ−ル9の水平片部9bを切り起
こして形成されている。すなわち、取付片部9aと水平
片部9bとの境から該水平片部9bの幅方向内方に向け
ての一部を切り起こして、前後方向に延びる起立壁部2
2を形成し、その起立壁部22の前・後端部をそれぞれ
折り曲げて、前後方向に対向する一対の当接壁部23、
24を形成することになっている。勿論、図5に示すよ
うに、水平片部9bを切り起こして、切り起こし片25
を1又は2つ形成し、その切り起こし片25をもって対
応ストッパ21を構成してもよい。
【0026】尚、移動サスペンション8に対する引出レ
−ル9のスライド量の調整は、前側ストッパ19、後側
ストッパ20、対応ストッパ21の配置、前後方向長さ
等を適宜調整することにより行われる。
【0027】以上、引出2及び収納筐体1の片側につい
て図示し説明したが、上述した構成は、引出2及び収納
筐体1の両側に左右対称に設けられる。
【0028】そして、このようなサスペンション装置3
においては、図1の状態から引出2を引出すと、引出レ
−ル9が、ロ−ラ13〜15、18に基づいて、移動サ
スペンション12に対して前方にスライドし、図7に示
すように、対応ストッパ21が前側ストッパ19後面に
当接する。そして、この後、さらに、引出2を引出す
と、図3に示すように、前側ストッパ19後面と対応ス
トッパ21との当接関係に基づき、引出レ−ル9と移動
レ−ル8とが、固定サスペンション7に対して、一体的
に前方に移動し、移動サスペンション8のストッパ17
が固定サスペンション7のストッパ11に当接すること
により、引出2のこれ以上の前方へのスライドが規制さ
れることになる。このとき、引出23の後端部も、収納
筐体1外に出ることになる。
【0029】逆に、引出2を収納筐体1に収納するに際
しては、引出2を収納方向に移動させると、移動サスペ
ンション8に対して引出レ−ル9が後方へスライドし、
図6に示すように、対応ストッパ21が後側ストッパ2
0前面に当接する。この後、さらに、引出2を収納方向
に移動すると、対応ストッパ21と後側ストッパ20前
面との当接関係に基づき、引出レ−ル9と移動レ−ル8
とが、固定サスペンション7に対して、一体的に後方に
移動し、後側ストッパ20後面が固定サスペンション7
のストッパ12に当接することにより、引出2のこれ以
上の後方へのスライドが規制されることになる。
【0030】したがって、上記構成の引出用サスペンシ
ョン装置3においては、移動サスペンション8に、該移
動サスペンション8内において、前側ストッパ19と後
側ストッパ20とが前後方向に所定間隔をあけて設けら
れ、引出レ−ル9に、前側ストッパ19の後方領域であ
って後側ストッパ20の前方領域に臨むようにして対応
ストッパ21が設けられているので、前側ストッパ1
9、後側ストッパ20、対応ストッパ21のいずれもが
移動サスペンション8内に存在することになり、引出レ
−ル(取付け部)9と対応ストッパ21との上下間隔
は、移動サスペンション8の上下幅内に収まることにな
って、従来よりも短くすることができることになる。し
たがって、上下幅の短い小型の引出2にも適用できる引
出用サスペンション装置を提供できることになる。ま
た、この場合、上述の如く、前側ストッパ19、後側ス
トッパ20、対応ストッパ21のいずれもが移動サスペ
ンション8内に収まることになることから、出っ張りは
なくなり、しかも、対応ストッパ21だけが独立した感
じを与えることはなくなる。したがって、見栄えを向上
させることができることになる。さらに、移動サスペン
ション8に対する引出レ−ル9の後方へのスライド規制
が、後側ストッパ20と対応ストッパ21との当接関係
により得られることになり、引出2に前板がない状態、
すなわち、引出2の前部が開口状態のものでも、移動サ
スペンション8に対する引出レ−ル9の後方へのスライ
ド規制を行うことができることになる。
【0031】また、前側ストッパ19と後側ストッパ2
0とが移動サスペンション8に設けられ、対応ストッパ
21が引出レ−ル9に設けられるので、移動サスペンシ
ョン8に対して引出レ−ル9を前方にスライドさせて
も、対応ストッパ21等の出っ張りが移動サスペンショ
ン8外において現れることはない。したがって、スマ−
ト感を高めて、見栄えを一層向上させることができるこ
とになる。
【0032】さらに、対応ストッパ21が、切り起こさ
れて前後方向に延びる起立壁部22と、該起立壁部22
の前後端からそれぞれ連続的に延びて前後方向において
相対向する一対の当接壁部23、24とを有しているの
で、簡単に対応ストッパ21を形成できることは勿論の
こと、当接壁部23、24と前側ストッパ19・後側ス
トッパ20との当接に際しての衝撃力を起立壁部が効果
的に支えることになる。したがって、対応ストッパの強
度を向上させることができることになる。
【0033】図8、図9は他の実施例を示すものであ
る。この他の実施例においては、前側ストッパ19及び
後側ストッパ20、対応ストッパ21の配置以外、前記
実施例と同様にしてある。したがって、前記実施例と同
一構成要素については同一符号を付してその説明を省略
する。
【0034】この実施例においては、図8、図9に示す
ように、前側ストッパ19、後側ストッパ20が引出レ
−ル9の前・後端側に設けられ、対応ストッパ21が、
前側ストッパ19と後側ストッパ20との間に位置する
ようにして移動サスペンション8に設けられている。し
かも、この場合、引出レ−ル9前端から前側ストッパ1
9の後面までの距離L1と、引出レ−ル9後端から後側
ストッパ20の前面までの距離L2とが等しくなるよう
に設定されている。
【0035】したがって、上記実施例においては、前述
の実施例同様、移動サスペンション8に対する引出レ−
ル9の移動量を規制(調整)できることは勿論、さらに
は、引出レ−ル9を引出2の左右いずれ側においても用
いることができ、左右引出レ−ルの共用化を図ることが
できる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、移動サスペンション若しくは引出レ−ルのい
ずれか一方に、該移動サスペンション内において、前側
ストッパと後側ストッパとが前後方向に所定間隔をあけ
て設けられ、移動サスペンション若しくは前記引出レ−
ルの他方に、前側ストッパの後方領域であって後側スト
ッパの前方領域に臨むようにして対応ストッパが設けら
れているので、引出を引出した際、その引出の後端部を
も引出収納筐体外に引出す機能を有していることを前提
として、上下幅の短い小型の引出にも適用でき且つ見栄
えをも向上させることができ、しかも、引出の前部が開
口状態のものでも、移動レ−ルに対する引出レ−ルの後
方へのスライド規制を行うことができる引出用サスペン
ション装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る引出用サスペンション装置を示す
側面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1からの動作状態図である。
【図4】引出レ−ルにおける対応ストッパを示す斜視図
である。
【図5】対応ストッパの変形例を示す斜視図である。
【図6】移動サスペンションと引出レ−ルとの関係を概
念的に示す図である。
【図7】図6からの動作状態図である。
【図8】他の実施例に係る移動サスペンションと引出レ
−ルとの関係を概念的に示す図である。
【図9】図8からの動作状態図である。
【符号の説明】
1 収納筐体 2 引出 3 サスペンション装置 7 固定サスペンション 8 移動サスペンション 9 引出レ−ル 19 前側ストッパ 20 後側ストッパ 21 対応ストッパ 22 起立壁部 23 当接壁部 24 当接壁部 25 切り起こし片 L1 引出レ−ル前端から前側ストッパの後面までの距
離 L2 引出レ−ル後端から後側ストッパの前面までの距

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引出収納筐体の内側面に固設される固定
    サスペンション内に移動サスペンションがスライド可能
    に嵌合され、該移動サスペンション内に、引出の外側面
    に固設される引出レ−ルがスライド可能に支持されてい
    る引出用サスペンション装置において、前記移動サスペ
    ンション若しくは前記引出レ−ルのいずれか一方に、該
    移動サスペンション内において、前側ストッパと後側ス
    トッパとが前後方向に所定間隔をあけて設けられ、前記
    移動サスペンション若しくは前記引出レ−ルの他方に、
    前記前側ストッパの後方領域であって前記後側ストッパ
    の前方領域に臨むようにして対応ストッパが設けられて
    いることを特徴とする引出用サスペンション装置。
  2. 【請求項2】 前記前側ストッパと後側ストッパとが前
    記移動サスペンションに設けられ、前記対応ストッパが
    前記引出レ−ルに設けられることを特徴とする請求項1
    に記載の引出用サスペンション装置。
  3. 【請求項3】 前記前側ストッパと後側ストッパとが前
    記引出レ−ルに設けられ、前記対応ストッパが前記移動
    サスペンションに設けられ、前記引出レ−ル前端から前
    記前側ストッパの後面までの距離と、前記引出レ−ル後
    端から前記後側ストッパの前面までの距離とが等しくな
    るように設定されていることを特徴とする請求項1に記
    載の引出用サスペンション装置。
  4. 【請求項4】 前記対応ストッパが、切り起こされて前
    後方向に延びる起立壁部と、該起立壁部の前後端からそ
    れぞれ連続的に延びて前後方向において相対向する一対
    の当接壁部とを有していることを特徴とする請求項1か
    ら3までのいずれか1つに記載の引出用サスペンション
    装置。
JP7094497A 1995-03-27 1995-03-27 引出用サスペンション装置 Abandoned JPH08256852A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014001047A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Ricoh Co Ltd スライドレール、給紙装置、及び画像形成装置

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