JPH08256847A - 耐震戸棚及び耐震戸棚の自動施錠装置 - Google Patents

耐震戸棚及び耐震戸棚の自動施錠装置

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JPH08256847A
JPH08256847A JP7104535A JP10453595A JPH08256847A JP H08256847 A JPH08256847 A JP H08256847A JP 7104535 A JP7104535 A JP 7104535A JP 10453595 A JP10453595 A JP 10453595A JP H08256847 A JPH08256847 A JP H08256847A
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earthquake
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JP7104535A
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Satoshi Noguchi
敏 野口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大地震による戸棚の横転や,戸棚に収容し
た物が飛び出すことを防ぎ,地震による大きい揺れで
も,扉がひとりでに開かない耐震戸棚及び耐震戸棚の自
動施錠装置に関するものである。 【構成】 戸棚前面を傾斜させ,前面2と直角の,勾
配をつけた棚板15を設け,背面1も棚板15に直角に
なるように,鉄等重量のある背面角度修正板6を嵌め込
むことにより,重心を後ろにおき,横転せず,収容物も
飛び出さないようになっている。また,自動施錠装置
は,把手9及び把手10を握ることにより,鍵棒18A
が鍵穴26Aから引き抜かれて解錠され,閉めるとき
は,把手10を掴んで扉を閉めると,鍵棒18Aが鍵穴
26Aに入り,自動的に施錠されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,大地震の大きな揺れ
にも横転せず,また収容物が飛び出すことのない,耐震
戸棚及び耐震戸棚の自動施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の戸棚は,両側等には厚く丈夫な素
材を用いているのに,裏面にはベニヤ等の薄手の板で間
にあわせいたため,重心は比較的に前にあり,それに加
えて棚はすべて水平になっていた。したがって耐震策
は,横転を防ぐには,戸棚を後ろ壁等に金具や鎖で留め
る,安定性を高めるために戸棚の前部下側に物体をかま
せる,といったようなものであった。しかし,これでは
阪神大震災が物語るように横転止金具で止めていたとし
ても,収容物,とくに食器等の飛び出しによる危険防止
には不十分であり,地震に耐え得るものとは言えず,そ
れに,戸棚を壁面に金具で取り付けるにしても,建築構
造上,必ずしも容易ではない場合もあった。また,扉を
閉めておくには磁石,留め金で開けるときも閉めるとき
もいちいち手で操作する,あるいは書庫等は盗難防止等
のため鍵を用いて開け閉めする,といったものであった
が,食器戸棚のように開閉頻度の高いものは普通に開閉
できて,それでいて,ひとりでには開かないというのが
望ましいにもかかわらず,それはなかった。つまり,真
に耐震戸棚と呼べるものはなかったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため,大地震の度
に戸棚は倒れ,食器の飛び出しによる怪我人が出ていた
ばかりか,この度の阪神大震災では箪笥等の下敷きにな
って死亡した犠牲者が多数出たのである。地震国と言わ
れる日本だけに,そのことへの国民の関心は高く,また
家具メーカーも躍起になって研究したにもかかわらず解
決しなかった。この発明は,このような多くの人々の要
望に応えるためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,以上のような
課題を,次のような手段によって解決した。先ず,請求
項1について述べる。後部壁板1は,背面角度修正板6
の重みに耐え得る棚板15を支える強度にするためと,
重心を背面壁板1近くにおくため,横板と同じ厚さ以上
の板材を用い,奥行きは上に行くにしたがって浅くし,
その分前面2は後ろへ傾斜させる。棚板15は,前面2
と直角に取り付け,そのために生じた後部壁板1と棚板
15との角度の歪を修正することを兼ねて,重心を後ろ
におくための重量のある背面角度修正板6を嵌め込む。
または,それぞれ別製した戸棚と背面角度修正板6を
組み合わせて使用する。次は,請求項2ついてのもので
ある。本発明の耐震戸棚の自動施錠装置は,鍵棒収納装
置26,鍵棒装置18,並びに把手及び把手関連装置か
らなっている。鍵棒収納装置26には,扉を閉めた状態
のとき鍵棒18Aを収めておく鍵棒留穴26A,扉を開
けた状態になっているとき鍵棒収納室18Cに閉じ込め
られている鍵捧18Aを,扉を閉めたとき鍵棒収納室1
8Cから出すため,鍵棒止蓋18Fを押し止めて,鍵棒
通過口26Cを開く鍵棒収納蓋止26B,及び鍵棒を通
す鍵棒通過口26Cを設け,把手を取り付ける扉の位置
の,上及び下の戸棚枠に取り付ける。鍵棒装置18に
は,鍵棒A,扉の上部に取り付ける鍵棒18Aを上に引
っ張る力の働くコイルバネ18B,把手を握り扉を開け
たとき鍵棒留穴26Aから抜け出てきた鍵棒18Aを収
納する鍵棒収納室18C,鍵棒18Aが鍵棒留穴装置2
6へ出入り出来るようにあけられた鍵棒通過穴18D,
鍵棒が鍵棒収納室に入った瞬間鍵棒収納室18Cを塞ぐ
鍵棒収納蓋18F,鍵棒収納蓋を作動させる板バネ2
2,板バネを取り付ける鍵棒収納蓋に続いている突起部
18E,突起部18Eの移動する突起部通路となる溝1
8G,鍵棒装置18の溝18Gのある部位18H,把手
9の作用を伝導する鍵棒18Aに接続させた紐または鎖
27,及び紐または鎖27の先端の,把手9心棒先端の
鈎29Bに引っ掛けるリング20を設け,把手を取り付
ける扉の枠の上及び下に取り付ける。把手及び把手関連
装置には,把手10,内把手9の大半が入る窪み10
B,把手10の内側に解錠レバーの役割をする内把手
9,内把手9の心棒29,心棒延長部29A,心棒延長
部29Aの先端の,リング20を引っ掛ける鈎29B,
把手10の扉への取り付け部位10D,及び把手留金兼
紐掛28を設け,扉枠の縦の中央に取り付ける。以上の
ように,装置する。
【0005】
【作用】請求項1についての作用は,次のとおりであ
る。前面2は背部へ傾斜していること,上に行くにした
がって奥行きの浅くなっていること,背面角度修正板6
の重みが最後部のみにかかっていること,棚板15は背
部へ向かって傾斜しており,重心は奥に深くなっている
から,大地震による大きな揺れがあっても,横転せず,
収納物は最後部の背面角度修正板6に密着する力が働
き,飛び出さない。請求項2についての作用は,次のと
おりである。把手10と把手9との間は,把手10に把
手9の大半が入る窪みを設けているので狭くてよく,大
人の指の入る隙間はない。両把手を一緒に握ると,鍵棒
留穴装置26の鍵棒留穴26Aに収まっている鍵棒18
Aは,把手9の中に入っている心棒29に続く29Aの
先端の鈎29Bと,鍵棒18Aから続く紐とは繋がって
いるため,コイルバネによって引き上げられ鍵棒留穴2
6Aに入っていた上側の鍵棒18Aは引き下げられ,自
重によってぶら下がって鍵棒留穴26Aに収っていた下
側の鍵棒は引き上げられ,扉は開く。扉を開けたとき,
鍵棒18Aが鍵棒留穴26A及び鍵棒通過口26Cから
抜け出るのと同時に,鍵棒収納蓋止26Bに遮られてい
た鍵棒収納蓋18Fが板バネ22の力によって作動し
て,鍵棒収納室18Cの入り口鍵棒通過穴18Dを塞
ぐ。その際移動する鍵棒収納蓋18Fの,移動による板
バネ22の縦方向への伸び分,板バネ22の先端の縦に
切ってある溝部分22Aが移動して吸収する。扉を閉め
るときは,把手9を握ることなく,把手10の前面を軽
く押すだけで閉まる。 そのとき,扉側についている鍵
棒収納蓋18Fは,鍵棒収納蓋止26Bに突き当たって
止められ,鍵棒18Aはコイルバネ18Bの力により,
半円形状に空いている鍵棒通過口26Cを経て鍵棒留穴
26Aに収まり,扉は自動的に施錠される。請求項3の
作用は,次のとおりである。本項の自動施錠装置付耐震
戸棚は,請求項1の耐震戸棚に請求項2の自動施錠装置
を取り付けて使用するから,前述したのように,戸棚の
横転及び収容物の飛び出しはともになく,また,大きな
揺れがあっても扉が勝手に開くことがない。
【0006】
【実施例】
実施例1 図1,図2及び図4に基づき,実施例1について説明す
る。同図に示すように,背部壁板1は床面に対して直角
であるが,前面2は上に行くにしたがって奥行きを浅く
し,その分傾斜させている。棚板は前面2に直角とし,
後ろを下げて,勾配をつけている。後部壁板1が棚板1
5と直角になるように背面角度修正板6を嵌め込むが,
これは図2に示すように,背部角度修正板6自体の座り
をよくするため,6A部分は軽い木材,6B部分は樫,
コンクリート,鉄等の重い素材を用いて両者を接着す
る。ただし最下段は全部6Bと同じ素材とする。各段の
高さは下を広くとり,上に行くにしたがって狭くする。
用途は食器戸棚,書棚等いろいろあるが,食器戸棚にす
る場合でも,書棚にる場合でも下から大きいもの順に入
れて行くと丁度よい。特別貴重な食器等ならば,一枚毎
に緩衝材を挟んで収納するとなお安全である。なお,前
面2及び棚板15の傾斜は,予想震度数に合わせて,背
面角度修正板6の素材の重さ等を勘案して,計算上必要
な角度に設定する。
【0007】実施例2 図6から図15,図20及び図21に基づき,耐震戸棚
の自動施錠装置について説明する。扉を閉めた状態のと
きの鍵棒18Aは,図6のように,下側は自重により下
方向へぶら下がり,上側はコイルバネの中をと通してい
るので上方向へ引き上げられ,ともに鍵穴26Aの中に
収まっている。なお,鍵棒18Aは,上の鍵棒は軽く,
下の鍵棒は重くする。鍵棒18Aは,留金で紐27と直
結されており,紐27の先端のリング20を内把手心棒
の先端の鈎29Bにひっかけて,鍵棒18Aを内把手9
の作動をそのまま伝導するようにする。扉を開けるとき
は,外把手10を把手9とともに握ると,鍵棒18Aは
上下とも鍵穴26Aから抜け出して,同時に鍵棒収納室
18Cに入とともに板バネ22が作動して,鍵棒収納蓋
18Fが鍵棒収納室18Cの入り口鍵棒通過穴18Dを
塞ぐ。把手9の心棒29は把手10Cの内側に入ってお
り,扉開閉で作動する長さの溝10Aを設ける。扉を閉
めるときは,外把手10の外側を軽く押すだけで,鍵棒
収納室18Cの入り口鍵棒通過口18Dを塞いでいた鍵
棒収納蓋18Fは,鍵棒収納蓋止26Bに突き当たって
押しも戻され,鍵棒18Aは解放された鍵棒通過口26
Cを通って,鍵棒留穴26Aに入り,自動的に施錠され
る。
【0008】実施例3 図1,図4,図6から図15,図20及び図21に基づ
き,実施例3について説明する。本例は,実施例1の耐
震戸棚に,実施例2の耐震戸棚の自動施錠装置を取り付
けて使用するものである。耐震戸棚の外枠3,及び3A
に鍵棒留穴装置26を,扉の内枠12A及び12Bに鍵
棒装置18を,内枠中央部に内把手9及び外把手10
を,それぞれ図7及び図8のようにビス17で取り付け
る。把手9が嵌め込まれている外把手10を,扉12の
中央外側から取り付けて,裏側の把手留金兼紐掛28に
ボルト16を通して,ナット19で止める。紐または鎖
27は,その先のリング20を内把手9の心棒29の延
長部29Aの鈎部分29Bに引っ掛ける。取り付けが済
んだなら,図10のカバーを上下の鍵棒装置18の間に
取り付けるが,必ずしも付けなくてもよい。。
【0009】実施例4 図16及び図23に基づき,実施例4について説明す
る。上扉のある戸棚部分の棚を同一奥行きとし,その分
背面角度修正板6を大きくしたものである。高震度の予
想される地方に適している。その他は,実施例1に同じ
である。
【0010】実施例5 図25に基づき,実施例5について説明する。戸棚と背
面角度修正板6とをそれぞれ別製とし,現場で背面角度
修正板6に戸棚を取り付ける耐震戸棚である。なお,背
面角度修正板6の6C部分は軽い素材,6D部分は重い
素材を使用する。その他は,実施例1に同じである。
【0011】実施例6 図4及び図5に基づき,実施例6について説明する。図
5は,戸棚中央を縦に,二つに仕切ったもので,扉はそ
れぞれに左右二枚としても,また各一枚としてもよい。
その他は,実施例1に同じである。
【0012】実施例7 図17,図18及び図19に基づき,実施例7について
説明する。以上の各耐震戸棚の下扉のある戸棚部分に,
引き出しを設けたものである。図18に示すように,引
き出しにも実施例2の耐震戸棚の自動施錠装置を取り付
けることができる耐震戸棚である。その他は,実施例1
に同じである。
【0013】実施例8 図22,図24及び図25に基づき,実施例8について
説明する。本例は,棚を多段にし,かつ多間仕切りにし
たもので,食器棚に適し一区切りに一枚ずつ収納する。
棚板15に溝15Aが多数掘ってあり,必要間隔に間仕
切板25を嵌め込む。ただし,本例は実施例5を応用し
て,戸棚と背面角度修正板6を別製とするが,棚の奥行
きは上を浅く,下を深くして奥行きの差をつけるとき
は,前面2の角度を背面1の角度よりも傾斜を強くす
る。その他は,実施例1に同じである。
【0014】実施例9 実施例4,実施例5,実施例6,または実施例7の耐震
戸棚の,自動施錠装置のついている耐震戸棚。
【0015】実施例10 以上の各耐震戸棚は,大地震にも横転することも,収容
物の飛び出すこともないが,それでも心配な人もいるか
も知れない。そんな人向けには,扉の硝子13をアクリ
ル等とし,更に背面壁板1の両面に磁石を設け,背面角
度修正板6の裏面を鉄とし,更に設置場所の壁に鉄板を
とりつける。その他は,実施例1に同じである。
【0016】実施例11 実施例11は,実施例2の耐震戸棚自動施錠装置を,前
記各耐震戸棚の扉及び枠の中をくり抜いて装置する。そ
の他は,実施例1に同じである。
【0017】実施例12 実施例12は,上記各例の耐震戸棚を建物に作り付ける
ものである。その場合は,横転の懸念はないかから背面
角度修正板6は,薄い板一枚でもよい。これによって,
食器等収容物の飛び出しを防げくことができる。また,
扉が一人開きしないためには実施例2の耐震戸棚の自動
施錠装置を取り付ける。
【0018】
【発明の効果】この発明の,耐震戸棚及び耐震戸棚の自
動施錠装置は,大地震による大きな揺れにも横転した
り,収容物がひとりでに飛び出したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐震戸棚の断面図
【図2】本発明の耐震戸棚の背面角度修正板
【図3】本発明の実施例6の耐震戸棚の底部断面図
【図4】本発明の耐震戸棚の内容を省略した斜視外観図
【図5】本発明耐震戸棚の扉を付ける前の縦を二つに仕
切った斜視図
【図6】本発明耐震戸棚自動施錠装置の断面図
【図7】本発明耐震戸棚自動施錠装置の上部の平面図
【図8】本発明耐震戸棚自動施錠装置の外把手10と内
把手9の心捧29を示す上(下側)または下(上側)か
ら見たときの断面図
【図9】本発明耐震戸棚自動施錠装置の下部平面図
【図10】本発明耐震戸棚自動施錠装置の中央部カバー
の平面図
【図11】本発明耐震戸棚自動施錠装置把手部分の切断
断面図
【図12】本発明耐震戸棚自動施錠装置鍵棒装置の鍵棒
収納蓋と鍵棒収納蓋を動かす板バネを示す断面図
【図13】図12のバネの先端の拡大平面図
【図14】図12の鍵棒収納蓋部分を下(上部)または
上(下部)から見た拡大平面図
【図15】図12の鍵棒収納装置の突起部鍵棒収納蓋の
通路のある部位の拡大斜視断面図
【図16】本発明耐震戸棚の実施例4の断面図
【図17】本発明耐震戸棚の実施例7を示す断面図
【図18】本発明耐震戸棚の実施例7の引出しの断面拡
大図
【図19】本発明耐震戸棚の実施例7の引出しの前面図
【図20】本発明耐震戸棚の実施例2自動施錠装置鍵棒
及び鍵穴付近の断面拡大図
【図21】図20の平面図
【図22】本発明耐震戸棚の実施例8の扉及び中を省略
した前面図
【図23】本発明耐震戸棚の実施例4の背面角度修正板
の横断面図
【図24】図22の棚と間仕切部分の拡大前面図
【図25】実施例5の断面図
【符号の説明】
1 背面壁板 2 前面 3 枠の上側鍵棒収納装置取付位置 3A 枠の下側鍵棒収納装置取付位置 4 下段(下の扉のある戸棚部分)の前面 5 底 6 背面角度修正板 6A 背面角度修正板の木製部 6B 背面角度修正板の鉄等重量部 6C 背面角度修正板の木製部 6D 背面角度修正板の鉄等重量部 7 上板 7A 天井 8 実施例6の耐震戸棚の中仕切 9 内把手 10 外把手 10A内把手心棒の移動する溝 10B把手10の入る窪み 10C把手9の心棒の延長部分通っている把手10の延
長部分 10D把手10の扉に取り付けるボルト穴のある部位 11蝶番 12 扉内枠 13 硝子またはアクリル等板 14 下扉にはめる板 15 棚板 15A最下部の棚板 16 ボルト 17 ビス 18 鍵棒装置 18A鍵棒 18Bコイルバネ 18C鍵棒収納室 18D鍵棒通過穴 18E鍵棒収納蓋突起部 18F鍵棒収納蓋 18G鍵棒収納蓋突起部の通路となる溝 18H鍵棒収納装置の突起部鍵棒収納蓋の通路のある部
位 19 ナット 20 リング 21 引出し 21A引出しの仕切 22 鍵棒収納蓋を作動させる板バネ 22A板バネの先端の溝 23 板バネ止めボルト 23A板バネの動きを容易にする板バネ22の溝より細
いボルトの部分 24 板バネ取付台 25 間仕切板 26 鍵棒収納装置 26A鍵棒留穴 26B鍵棒収納蓋止(扉止めを兼ねている) 26C鍵棒通過口 27 紐または鎖 27A紐または鎖の鍵棒18Aとの接続部 28 把手留金兼紐掛 29 内把手の心棒 29A内把手心棒の延長部 29B内把手心棒延長部先端の紐をひっかける鈎
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 耐震戸棚及び耐震戸棚の自動施錠装
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,大地震の大きな揺れ
にも横転せず,また収容物が飛び出すことのない,耐震
戸棚及び耐震戸棚の自動施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の戸棚は,両側等には厚く丈夫な素
材を用いているのに,裏面にはベニヤ等の薄手の板で間
合わせていたため,重心は比較的に前にあり,その上
棚はすべて水平になっていた。したがって耐震策は,横
転を防ぐには,戸棚を後ろ壁等に金具や鎖で留める,安
定性を高めるために戸棚の前部下側に物体をかませる
といったようなものであった。しかし,これでは阪神大
震災が物語るように,横転止金具で止めていたとして
も,収容物,とくに食器等の飛び出しによる危険防止に
は不十分であり,地震に耐え得るものとは言えず,それ
に,戸棚を壁面に金具で取り付けるにしても,建築構造
上,必ずしも容易ではない場合もあった。また,扉を閉
めておくには磁石,留め金で開けるときも閉めるときも
いちいち手で操作する,あるいは書庫等は盗難防止等の
ため鍵を用いて開け閉めする,といったものであった
が,食器戸棚のように開閉頻度の高いものは普通に開閉
できて,それでいて,ひとりでには開かないというのが
望ましいにもかかわらず,それはなかった。つまり,真
に耐震戸棚と呼べるものはなかったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため,大地震の度
に戸棚は倒れ,食器の飛び出しによる怪我人が出ていた
ばかりか,この度の阪神大震災では箪笥等の下敷きにな
って死亡した犠牲者が多数出たのである。地震国と言わ
れる日本だけに,そのことへの国民の関心は高く,また
家具メーカーも躍起になって研究したにもかかわらず解
決しなかった。この発明は,このような多くの人々の要
望に応えるためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,以上のような
課題を,次のような手段によって解決した。先ず,請求
項1について述べる。後部壁板1は,背面角度修正板6
の重みに耐え得る棚板15を支える強度にするためと,
重心を背面壁板1近くにおくため,横板と同じ厚さ以上
の板材を用い,奥行きは上に行くにしたがって浅くし,
その分前面2は後ろへ傾斜させる。棚板15は,前面2
と直角に取り付け,そのために生じた後部壁板1と棚板
15との角度の歪を修正することを兼ねて,重心を後ろ
におくための重量のある背面角度修正板6を嵌め込む。
または,それぞれ別製した戸棚と背面角度修正板6を組
み合わせて使用する。次は,請求項2ついてのものであ
る。本発明の耐震戸棚の自動施錠装置は,鍵棒収納装置
26,鍵棒装置18,並びに把手及び把手関連装置から
なっている。鍵棒収納装置26には,扉を閉めた状態の
とき鍵棒18Aを収めておく鍵棒留穴26A,扉を開け
た状態になっているとき鍵棒収納室18Cに閉じ込めら
れている鍵棒18Aを,扉を閉めたとき鍵棒収納室18
Cから出すため,鍵棒止蓋18Fを押し止めて,鍵棒通
過口26Cを開く鍵棒収納蓋止26B,及び鍵棒を通す
鍵棒通過口26Cを設け,把手を取り付ける扉の位置
の,上及び下の戸棚枠に取り付ける。鍵棒装置18に
は,鍵棒A,扉の上部に取り付ける鍵棒18Aを上に引
っ張る力の働くコイルバネ18B,把手を握り扉を開け
たとき鍵棒留穴26Aから抜け出てきた鍵棒18Aを収
納する鍵棒収納室18C,鍵棒18Aが鍵棒留穴装置2
6へ出入り出来るようにあけられた鍵棒通過穴18D,
鍵棒が鍵棒収納室に入った瞬間鍵棒収納室18Cを塞ぐ
鍵棒収納蓋18F,鍵棒収納蓋を作動させる板バネ2
2,板バネを取り付ける鍵棒収納蓋に続いている突起部
18E,突起部18Eの移動する突起部通路となる溝1
8G,鍵棒装置18の溝18Gのある部位18H,把手
9の作用を伝導する鍵棒18Aに接続させた紐または鎖
27,及び紐または鎖27の先端の,把手9心棒先端の
鈎29Bに引っ掛けるリング20を設け,把手を取り付
ける扉の枠の上及び下に取り付ける。把手及び把手関連
装置には,把手10,内把手9の大半が入る窪み10
B,把手10の内側に解錠レバーの役割をする内把手
9,内把手9の心棒29,心棒延長部29A,心棒延長
部29Aの先端の,リング20を引っ掛ける鈎29B,
把手10の扉への取り付け部位10D,及び把手留金兼
紐掛28を設け,扉枠の縦の中央に取り付ける。以上の
ように,装置する。
【0005】
【作用】請求項1についての作用は,次のとおりであ
る。前面2は背部へ傾斜していること,上に行くにした
がって奥行きの浅くなっていること,背面角度修正板6
の重みが最後部のみにかかっていること,棚板15は背
部へ向かって傾斜しており,重心は奥に深くなっている
から,大地震による大きな揺れがあっても,横転せず,
収納物は最後部の背面角度修正板6に密着する力が働
き,飛び出さない。また,傾斜している上の扉は,閉ま
る方向へ働く。請求項2についての作用は,次のとおり
である。把手10と把手9との間は,把手10に把手9
の大半が入る窪みを設けているので狭くてよく,指の入
る隙間はない。両把手を一緒に握ると,鍵棒留穴装置2
6の鍵棒留穴26Aに収まっている鍵棒18Aは,把手
9の中に入っている心棒29に続く29Aの先端の鈎2
9Bと,鍵棒18Aから続く紐とは繋がっているためコ
イルバネによって引き上げられ鍵棒留穴26Aに入って
いた上側の鍵棒18Aは引き下げられ,自重によってぶ
ら下がって鍵棒留穴26Aに収っていた下側の鍵棒は引
き上げられ,扉は開く。扉を開けたとき,鍵棒18Aが
鍵棒留穴26A及び鍵棒通過口26Cから抜け出るのと
同時に,鍵棒収納蓋止26Bに遮られていた鍵棒収納蓋
18Fが板バネ22の力によって作動して,鍵棒収納室
18Cの入り口鍵棒通過穴18Dを塞ぐ。その際移動す
る鍵棒収納蓋18Fの,移動による板バネ22の縦方向
への伸び分,板バネ22の先端の縦に切ってある溝部分
22Aが移動して吸収する。扉を閉めるときは,把手9
は握ることなく,把手10を軽く掴んで,しずかに閉め
。そのとき,扉側についている鍵棒収納蓋18Fは,
鍵棒収納蓋止26Bに突き当たって止められ,鍵棒18
Aはコイルバネ18Bの力により,半円形状に空いてい
る鍵棒通過口26Cを経て鍵棒留穴26Aに収まり,扉
は自動的に施錠される。請求項3の作用は,次のとおり
である。本項の自動施錠装置付耐震戸棚は,請求項1の
耐震戸棚に請求項2の自動施錠装置を取り付けて使用す
るから,前述したのように,戸棚の横転及び収容物の飛
び出しはともになく,また,大きな揺れがあっても扉が
勝手に開くことがない。
【0006】
【実施例】 実施例1 図1,図2及び図4に基づき,実施例1について説明す
る。背部壁板1は床面に対して直角であるが,前面2は
上に行くにしたがって奥行きを浅くし,その分傾斜させ
ている。棚板は前面2に直角とし,後ろを下げて,勾配
をつけている。後部壁板1が棚板15と直角になるよう
に背面角度修正板6を嵌め込むが,これは,背部角度修
正板6自体の座りをよくするため,6A部分は軽い木
材,6B部分は樫,コンクリート,鉄等の重い素材を用
いて両者を接着する。ただし,最下段は全部6Bと同じ
素材とする。各段の高さは下を広くとり,上に行くにし
たがって狭くする。用途は食器戸棚,書棚等いろいろあ
るが,食器戸棚にする場合でも,書棚にする場合でも下
から大きいもの順に入れて行くと丁度よい。特別貴重な
食器等ならば,一枚毎に緩衝材を挟んで収納するとなお
安全である。なお,前面2及び棚板15の傾斜は,予想
震度数に合わせて,背面角度修正板6の素材の重さ等を
勘案して,計算上必要な角度に設定する。
【0007】実施例2 図6から図15,図20及び図21に基づき,耐震戸棚
の自動施錠装置について説明する。扉を閉めた状態のと
きの鍵棒18Aは,下側は自重により下方向へぶら下が
り,上側はコイルバネの中をと通しているので上方向へ
引き上げられ,ともに鍵穴26Aの中に収まっている。
なお,鍵棒18Aは,上の鍵棒は軽く,下の鍵棒は重く
する。鍵棒18Aは,留金で紐27と直結されており,
紐27の先端のリング20を内把手心棒の先端の鈎29
Bにひっかけて,鍵棒18Aを内把手9の作動をそのま
ま伝導するようにする。扉を開けるときは,外把手10
を把手9とともに握ると,鍵棒18Aは上下とも鍵穴2
6Aから抜け出して,同時に鍵棒収納室18Cに入とと
もに板バネ22が作動して,鍵棒収納蓋18Fが鍵棒収
納室18Cの入り口鍵棒通過穴18Dを塞ぐ。把手9の
心棒29は把手10Cの内側に入っており,扉開閉で作
動する長さの溝10Aを設ける。扉を閉めるときは,外
把手10を掴んで閉めると,鍵棒収納室18Cの入り口
鍵棒通過口18Dを塞いでいた鍵棒収納蓋18Fは,鍵
棒収納蓋止26Bに突きあたって押しも戻され,鍵棒1
8Aは解放された鍵棒通過口26Cを通って,鍵棒留穴
26Aに入り,自動的に施錠される。なお,戸棚全面は
傾斜しているため,扉を開ける角度が90度以内だと,
ひとりでに閉まるので,必ず91度以上開けておく必要
があるが,戸棚と扉との間につつっかい棒など扉止めを
設けてもよい。
【0008】実施例3 図1,図4,図6から図15,図20及び図21に基づ
き,実施例3について説明する。本例は,実施例1の耐
震戸棚に,実施例2の耐震戸棚の自動施錠装置を取り付
けて使用するものである。耐震戸棚の外枠3,及び3A
に鍵棒留穴装置26を,扉の内枠12A及び12Bに鍵
棒装置18を,内枠中央部に内把手9及び外把手10
を,それぞれビス17で取り付ける(図7,及び図
8)。把手9が嵌め込まれている外把手10を,扉12
の中央外側から取り付けて,裏側の把手留金兼紐掛28
にボルト16を通してナット19で止める。紐または鎖
27は,その先のリング20を内把手9の心棒29の延
長部29Aの鈎部分29Bに引っ掛ける。取り付けが済
んだなら,カバー(図10)を上下の鍵棒装置18の間
に取り付けるが,必ずしも付けなくてもよい。。
【0009】実施例4 図16及び図23に基づき,実施例4について説明す
る。上扉のある戸棚部分の棚を同一奥行きとし,その分
背面角度修正板6を大きくしたものである。高震度の予
想される地方に適している。その他は,実施例1に同じ
である。
【0010】実施例5 図25に基づき,実施例5について説明する。戸棚と背
面角度修正板6とをそれぞれ別製とし,現場で背面角度
修正板6に戸棚を取り付ける耐震戸棚である。なお,背
面角度修正板6の6C部分は軽い素材,6D部分は重い
素材を使用する。その他は,実施例1に同じである。
【0011】実施例6 図4及び図5に基づき,実施例6について説明する。図
5は,戸棚中央を縦に,二つに仕切ったもので,扉はそ
れぞれに左右二枚としても,また各一枚としてもよい。
その他は,実施例1に同じである。
【0012】実施例7 図17,図18及び図19に基づき,実施例7について
説明する。以上の各耐震戸棚の下扉のある戸棚部分に,
引き出しを設けたものである。図18に示すように,引
き出しにも実施例2の耐震戸棚の自動施錠装置を取り付
けることができる耐震戸棚である。その他は,実施例1
に同じである。
【0013】実施例8 図22,図24及び図25に基づき,実施例8について
説明する。本例は,棚を多段にし,かつ多間仕切りにし
たもので,食器棚に適し一区切りに一枚ずつ収納する。
棚板15に溝15Aが多数掘ってあり,必要間隔に間仕
切板25を嵌め込む。ただし,本例は実施例5を応用し
て,戸棚と背面角度修正板6を別製とするが,棚の奥行
きは上を浅く,下を深くして奥行きの差をつけるとき
は,前面2の角度を背面1の角度よりも傾斜を強くす
る。その他は,実施例1に同じである。
【0014】実施例9 実施例4,実施例5,実施例6,または実施例7の耐震
戸棚の,自動施錠装置のついている耐震戸棚。
【0015】実施例10 以上の各耐震戸棚は,大地震にも横転することも,収容
物の飛び出すこともないが,それでも心配な人もいるか
も知れない。そんな人向けには,扉の硝子13をアクリ
ル等とし,更に背面壁板1の両面に磁石を設け,背面角
度修正板6の裏面を鉄とし,更に設置場所の壁に鉄板を
とりつける。その他は,実施例1に同じである。
【0016】実施例11 実施例11は,実施例2の耐震戸棚自動施錠装置を,前
記各耐震戸棚の扉及び枠の中をくり抜いて装置する。そ
の他は,実施例1に同じである。
【0017】実施例12 実施例12は,上記各例の耐震戸棚を建物に作り付ける
ものである。その場合は,横転の懸念はないかから背面
角度修正板6は,薄い板一枚でもよい。これによって,
食器等収容物の飛び出しを防げくことができる。また,
扉が一人開きしないためには実施例2の耐震戸棚の自動
施錠装置を取り付ける。
【0018】
【発明の効果】この発明の,耐震戸棚及び耐震戸棚の自
動施錠装置は,大地震による大きな揺れにも横転した
り,収容物がひとりでに飛び出したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐震戸棚の断面図
【図2】本発明の耐震戸棚の背面角度修正板
【図3】本発明の実施例6の耐震戸棚の底部断面図
【図4】本発明の耐震戸棚の内容を省略した斜視外観図
【図5】本発明耐震戸棚の扉を付ける前の縦を二つに仕
切った斜視図
【図6】本発明耐震戸棚自動施錠装置の断面図
【図7】本発明耐震戸棚自動施錠装置の上部の平面図
【図8】本発明耐震戸棚自動施錠装置の外把手10と内
把手9の心棒29を示す上(下側)または下(上側)か
ら見たときの断面図
【図9】本発明耐震戸棚自動施錠装置の下部平面図
【図10】本発明耐震戸棚自動施錠装置の中央部カバー
の平面図
【図11】本発明耐震戸棚自動施錠装置把手部分の切断
断面図
【図12】本発明耐震戸棚自動施錠装置鍵棒装置の鍵棒
収納蓋と鍵棒収納蓋を動かす板バネを示す断面図
【図13】図12のバネの先端の拡大平面図
【図14】図12の鍵棒収納蓋部分を下(上部)または
上(下部)から見た拡大平面図
【図15】図12の鍵棒収納装置の突起部鍵棒収納蓋の
通路のある部位の拡大斜視断面図
【図16】本発明耐震戸棚の実施例4の断面図
【図17】本発明耐震戸棚の実施例7を示す断面図
【図18】本発明耐震戸棚の実施例7の引出しの断面拡
大図
【図19】本発明耐震戸棚の実施例7の引出しの前面図
【図20】本発明耐震戸棚の実施例2自動施錠装置鍵棒
及び鍵穴付近の断面拡大図
【図21】図20の平面図
【図22】本発明耐震戸棚の実施例8の扉及び中を省略
した前面図
【図23】本発明耐震戸棚の実施例4の背面角度修正板
の横断面図
【図24】図22の棚と間仕切部分の拡大前面図
【図25】実施例5の断面図
【符号の説明】 1 背面壁板 2 前面 3 枠の上側鍵棒収納装置取付位置 3A 枠の下側鍵棒収納装置取付位置 4 下段(下の扉のある戸棚部分)の前面 5 底 6 背面角度修正板 6A 背面角度修正板の木製部 6B 背面角度修正板の鉄等重量部 6C 背面角度修正板の木製部 6D 背面角度修正板の鉄等重量部 7 上板 7A 天井 8 実施例6の耐震戸棚の中仕切 9 内把手 10 外把手 10A 内把手心棒の移動する溝 10B 把手10の入る窪み 10C 把手9の心棒の延長部分通っている把手10の
延長部分 10D 把手10の扉に取り付けるボルト穴のある部位 11 蝶番 12 扉内枠 13 硝子またはアクリル等板 14 下扉にはめる板 15 棚板 15A 最下部の棚板 16 ボルト 17 ビス 18 鍵棒装置 18A 鍵棒 18B コイルバネ 18C 鍵棒収納室 18D 鍵棒通過穴 18E 鍵棒収納蓋突起部 18F 鍵棒収納蓋 18G 鍵棒収納蓋突起部の通路となる溝 18H 鍵棒収納装置の突起部鍵棒収納蓋の通路のある
部位 19 ナット 20 リング 21 引出し 21A 引出しの仕切 22 鍵棒収納蓋を作動させる板バネ 22A 板バネの先端の溝 23 板バネ止めボルト 23A 板バネの動きを容易にする板バネ22の溝より
細いボルトの部分 24 板バネ取付台 25 間仕切板 26 鍵棒収納装置 26A 鍵棒留穴 26B 鍵棒収納蓋止(扉止めを兼ねている) 26C 鍵棒通過口 27 紐または鎖 27A 紐または鎖の鍵棒18Aとの接続部 28 把手留金兼紐掛 29 内把手の心棒 29A 内把手心棒の延長部 29B 内把手心棒延長部先端の紐をひっかける鈎

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本耐震戸棚の奥行きは,上に行くにしたが
    って浅くし,その分前面2を後ろへ傾斜させ,前面2と
    背面壁板1との間の棚板15も後を下げて勾配をつけ
    る。後部に重心をおくため,樫,コンクリートまたは鉄
    等比重の高い素材で作った重りとなる背面角度修正板6
    を設ける。以上のように構成された,耐震戸棚。
  2. 【請求項2】扉を閉めたとき,扉側の鍵棒収納室18C
    を塞いでいる鍵棒収納蓋18Fを押し返して止め,鍵棒
    通過口26Cを開く鍵棒収納蓋止26B,鍵棒通過口2
    6C,及び鍵棒が入る鍵棒留穴26Aからなる鍵棒収納
    装置26を設ける。扉を開けたとき,鍵棒留穴26Aか
    ら抜け出てきた鍵棒18Aを収納する鍵棒収納室18
    C,その瞬間に鍵棒収納室18Cの鍵棒通過穴18Dを
    塞ぐ鍵棒収納蓋18F,鍵棒収納蓋を作動させる板バネ
    22,板バネを取り付ける鍵棒収納蓋に続く突起部18
    E,突起部の移動する鍵棒収納蓋突起部の通路となる溝
    18G,鍵棒8Aが鍵棒留穴装置26へ出入りする鍵棒
    通過穴18D,鍵棒18A,及び扉の上部に取り付けて
    鍵棒を上に引っ張っておくコイルバネ18B,鍵棒18
    Aと繋いだ紐または鎖27,紐または鎖27の先端の把
    手心棒の先端の鈎29Bをひっかけるリング20からな
    る鍵棒装置18を設ける。扉を開ける外把手10,外把
    手の内側に内把手9の大が入る窪み10B,その内側に
    解錠レバーの役割をする内把手9,内把手の中に通す心
    棒29,心棒に続く延長部29Aとその先端の鈎29
    B,及び鈎29からなる把手及び把手関連装置を設け
    る。以上のように構成された,耐震戸棚の自動施錠装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1の耐震戸棚に,請求項2の耐震戸
    棚の自動施錠装置を取り付けた耐震戸棚。
JP7104535A 1995-03-24 1995-03-24 耐震戸棚及び耐震戸棚の自動施錠装置 Pending JPH08256847A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015089483A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 株式会社八木研 可動仏壇

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