JPH08256745A - 天然含カルシウム飲料 - Google Patents

天然含カルシウム飲料

Info

Publication number
JPH08256745A
JPH08256745A JP7087328A JP8732895A JPH08256745A JP H08256745 A JPH08256745 A JP H08256745A JP 7087328 A JP7087328 A JP 7087328A JP 8732895 A JP8732895 A JP 8732895A JP H08256745 A JPH08256745 A JP H08256745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
natural calcium
beverage
calcium
acid
vitamin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7087328A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Kawachi
隆徳 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHUGOKU ISHIYOKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
CHUGOKU ISHIYOKU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHUGOKU ISHIYOKU KENKYUSHO KK filed Critical CHUGOKU ISHIYOKU KENKYUSHO KK
Priority to JP7087328A priority Critical patent/JPH08256745A/ja
Publication of JPH08256745A publication Critical patent/JPH08256745A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 果物、果実、野菜、海藻の1種又は2種以上
から得られたビタミンCを含み、又は含まない飲料に、
哺乳類、鳥類、魚類の骨、貝類の貝殻、甲殻類の外皮、
卵の卵殻等の天然のカルシウム含有物を溶解せしめたこ
とを特徴とするカルシウム含有フレッシュジュース。 【効果】 本発明によれば、様々なフレッシュジュース
そのもの、あるいはそのpHを調整することにより、ほ
とんど廃棄処分されていた鳥獣魚貝類の骨などを効率よ
く溶解して多量の可溶性カルシウム及びビタミンC含有
ジュースが簡単に且つ低コストで製造できる等顕著な効
果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天然のカルシウムを含有
させたフレッシュジュース及びその製法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カルシ
ウムは人間の生命を支える最も重要な栄養素の一つであ
るが、現代人にとって非常に不足しがちであることも判
っている。そこで従来からカルシウムを含有させたり強
化させた食品が市販されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は天然のカルシウ
ム含有物質を原料としてこれをフレッシュジュースに自
然な状態で溶解させることにより、カルシウムと共にビ
タミンCも含んだ飲料を提供するものである。
【0004】即ち本発明の天然含カルシウム飲料は、果
物、果実、野菜、海藻の1種又は2種以上から得られた
ビタミンCを含み、又は含まない飲料に天然のカルシウ
ム含有物を溶解せしめたことを特徴とするものである。
そしてビタミンCを含む、又は含まない飲料に対しては
アスコルビン酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸の
1種又は2種以上を添加して天然のカルシウム含有物を
溶解せしめるのが効果的であり、また天然のカルシウム
含有物として哺乳類、鳥類、魚類の骨、貝類の貝殻、甲
殻類の外皮、卵又は卵殻等を用いるのがよい。また本発
明の健康食品もしくは健康飲料又はそれらの添加剤とし
ては、上記天然のカルシウム含有物の溶解液をマルトー
スに吸着させ凍結乾燥して粉末状もしくは顆粒状等に成
型したことを特徴とするものであり、該溶解液とマルト
ースの割合は1:1が良好であり、凍結乾燥したフリー
ズドライ品は水を加えることで簡単に戻すことができ
る。
【0005】また本発明のフレッシュジュースの製法
は、果物、果実、野菜、海藻の1種又は2種以上からビ
タミンCを含み、又は含まない飲料を得、該飲料に天然
のカルシウム含有物を浸漬して溶解させ、可溶性カルシ
ウムを含有させることを特徴とするものである。そして
ビタミンCを含む、又は含まない飲料にアスコルビン
酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸の1種又は2種
以上を添加した後、天然のカルシウム含有物を浸漬、溶
解せしめるのは良好であり、この際飲料のpHを4.0
以下として天然のカルシウム含有物を浸漬、溶解せしめ
るのがよい。
【0006】
【作用】本発明のフレッシュジュースのベースとして用
いる果物としてはオレンジ、グレープフルーツ、ミカ
ン、柚等の柑橘類、リンゴ、ブドウ、梨、パイナップ
ル、桃、アンズ、キウィ等、果実としては梅、アセロ
ラ、サクランボ、プルーン、ブルーベリー等、野菜とし
ては西瓜、トマト、ホウレンソウ、レタス等、海藻とし
ては昆布、わかめ、ひじき等が挙げられる。そしてこれ
らは単独で用いてもよいが、2種以上を混合してビタミ
ンCの少ないものに対してはこれを添加するような方法
でも使用できる。
【0007】本発明ではこのようなジュースのビタミン
Cの酸によって天然のカルシウム含有物を溶解させるも
のである。従って上記ベースのジュースだけでは酸のp
Hが不足あるいはほとんど期待できない場合は、アスコ
ルビン酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸等の食品
用有機酸を加えてpHを小さくすることにより天然のカ
ルシウム含有物の溶解を促進させる。なおこのとき少な
くともpH4.0以下が必要であり、望ましくはpH
3.0以下が良好である。
【0008】また本発明で天然のカルシウム含有物と
は、牛、豚等哺乳類、ニワトリ、アヒル、ウズラ等鳥類
及び魚類の骨、貝類の貝殻、カニ、エビ等甲殻類の外
皮、卵又は卵殻等を指し、これらは原型のままでもよい
が適当な大きさに粉砕した方が溶解が速いので望まし
い。なお卵は中身の卵黄及び卵白を取り除かずにそのま
まの形の物又は卵殻を上記ベースのジュースに溶解させ
ればよい。
【0009】これら天然のカルシウム含有物は通常廃棄
処分されることが多いが、本発明によればそのような廃
棄物が利用できるので資源の有効利用に大いに貢献する
ものである。
【0010】また本発明では自然のフレッシュジュース
を原料としているのでビタミンCが豊富で現代の健康指
向に沿い、且つ自然な状態で可溶性カルシウムが溶解し
ているので腸からの吸収が良好であるためカルシウムの
補完食品として有用である。
【0011】上記天然カルシウム含有物は、溶解させる
前に不純物と生臭さを除去するために、100℃以上の
蒸気で高圧処理するか、あるいは熱湯で処理した後、7
0〜90℃で乾燥して水分を除去させるとよい。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。 (実施例1)柚子、ミカン、レモンについては中身を搾
り、トマトについては全体を搾って果汁を得た。これら
果汁のpHとカルシウム含有量(Ca)を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】次にこれら天然果汁にアスコルビン酸を表
2に示すように適当量添加してpHを調整し、天然のカ
ルシウム含有物の溶解を促進させた。
【0015】
【表2】 *ヒドラジンで誘導体化した後測定した。
【0016】このようにpHを調整したベースのジュー
ス各300g中に、烏骨鶏の卵2個分の卵殻16gを一
度ボイルして70〜85℃で24時間乾燥した後粉砕機
にかけて約5mm程度以下に粉砕したものを3〜4日浸漬
して本発明のフレッシュジュースを得た。これらのジュ
ースについてカルシウム含有量(Ca)等を測定してそ
れらの結果を表3に示した。
【0017】
【表3】 *ヒドラジンで誘導体化した後測定した。
【0018】表3によれば本発明のフレッシュジュース
はいずれもカルシウム及びビタミンCの含有量が高いこ
とが判る。
【0019】(実施例2)上記表2のレモンから得られ
たベースのジュース300gを用いて、該ジュース中に
下記のように処理した牛骨粉、魚骨粉のそれぞれ16g
を3〜4日浸漬した。即ち牛骨粉は、牛骨をボイルし、
その表面の肉や脂をブラシで取り除いて80〜90℃で
48時間乾燥した後粉砕機で外径5mm以下程度に粉砕し
て得た。また魚骨粉は、生魚の骨をボイルし、残った身
をブラシで取り除き水洗した後70〜85℃で24時間
乾燥し、その後粉砕機により外径5mm以下程度に粉砕し
て得た。このようにしてカルシウム成分を溶解して作っ
た本発明のフレッシュジュースについてカルシウム含有
量を測定してその結果を表4に示す。
【0020】
【表4】
【0021】表4によればベースとなるフレッシュジュ
ースに比較してカルシウム含有量を飛躍的に増加させた
フレッシュジュースを得ることができる。
【0022】
【発明の効果】このように本発明によれば、様々なフレ
ッシュジュースそのもの、あるいはそのpHを調整する
ことにより、ほとんど廃棄処分されていた鳥獣魚貝類の
骨などを効率よく溶解して多量の可溶性カルシウム及び
ビタミンC含有ジュースが簡単に且つ低コストで製造で
きる等顕著な効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 1/312 A23L 1/312 1/325 1/325 C 2/02 2/02 B F 2/38 2/38 F

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 果物、果実、野菜、海藻の1種又は2種
    以上から得られたビタミンCを含み、又は含まない飲料
    に天然のカルシウム含有物を溶解せしめたことを特徴と
    する天然含カルシウム飲料。
  2. 【請求項2】 ビタミンCを含む、又は含まない飲料に
    アスコルビン酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸の
    1種又は2種以上を添加して天然のカルシウム含有物を
    溶解せしめる請求項1記載の天然含カルシウム飲料。
  3. 【請求項3】 天然のカルシウム含有物として哺乳類、
    鳥類、魚類の骨、貝類の貝殻、甲殻類の外皮、卵又は卵
    殻等を用いる請求項1又は2記載の天然含カルシウム飲
    料。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の天然
    のカルシウム含有物を溶解せしめた液をマルトースに吸
    着させ凍結乾燥して粉末状もしくは顆粒状等に成型した
    ことを特徴とする健康食品ないしは健康飲料又は健康食
    品ないしは健康飲料用添加剤。
  5. 【請求項5】 果物、果実、野菜、海藻の1種又は2種
    以上からビタミンCを含む飲料を得、該飲料に天然のカ
    ルシウム含有物を浸漬して溶解させ、可溶性カルシウム
    を含有させることを特徴とする天然含カルシウム飲料の
    製法。
  6. 【請求項6】 ビタミンCを含む、又は含まない飲料に
    アスコルビン酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸の
    1種又は2種以上を添加した後、天然のカルシウム含有
    物を浸漬、溶解せしめる請求項4記載の天然含カルシウ
    ム飲料の製法。
  7. 【請求項7】 ビタミンCを含む、又は含まない飲料に
    アスコルビン酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸の
    1種又は2種以上を添加して飲料のpHを4.0以下と
    する請求項5記載の天然含カルシウム飲料の製法。
  8. 【請求項8】 天然のカルシウム含有物として哺乳類、
    鳥類、魚類の骨、貝類の貝殻、甲殻類の外皮、卵又は卵
    殻等を用いる請求項4〜6のいずれか1項記載の天然含
    カルシウム飲料の製法。
JP7087328A 1995-03-20 1995-03-20 天然含カルシウム飲料 Pending JPH08256745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7087328A JPH08256745A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 天然含カルシウム飲料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7087328A JPH08256745A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 天然含カルシウム飲料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08256745A true JPH08256745A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13911813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7087328A Pending JPH08256745A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 天然含カルシウム飲料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08256745A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000157208A (ja) * 1998-11-26 2000-06-13 Ayako Oshiro 健康食品
KR100380011B1 (ko) * 2000-09-30 2003-04-11 허일엽 동·수산물 뼈·패류를 이용한 알칼리성 미네랄 음료의제조방법
WO2005074724A1 (en) * 2004-02-04 2005-08-18 Kim, Won-Jik Calcium ion drink that intake uses possible hi-condensed calcium aqueous solution manugaxture method and this
JP2010104249A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Tokai Univ 栄養添加剤用の液体培養物
CN102919940A (zh) * 2012-11-02 2013-02-13 百洋水产集团股份有限公司 以鱼骨为原料的天然富钙饮料及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114586A (ja) * 1974-07-25 1976-02-05 Daifuku Machinery Works Shiikensuseigyosochi
JPS6352864A (ja) * 1986-05-07 1988-03-07 ザ、プロクタ−、エンド、ギャンブル、カンパニ− カルシウムで栄養補給された果汁飲料およびジュ−ス濃縮物
JPH05130852A (ja) * 1991-09-17 1993-05-28 Kyodo Kumiai Yaizu Suisan Kako Center フイシユ・カルシウム飲料及びフイシユ・カルシウムドレツシング

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114586A (ja) * 1974-07-25 1976-02-05 Daifuku Machinery Works Shiikensuseigyosochi
JPS6352864A (ja) * 1986-05-07 1988-03-07 ザ、プロクタ−、エンド、ギャンブル、カンパニ− カルシウムで栄養補給された果汁飲料およびジュ−ス濃縮物
JPH05130852A (ja) * 1991-09-17 1993-05-28 Kyodo Kumiai Yaizu Suisan Kako Center フイシユ・カルシウム飲料及びフイシユ・カルシウムドレツシング

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000157208A (ja) * 1998-11-26 2000-06-13 Ayako Oshiro 健康食品
KR100380011B1 (ko) * 2000-09-30 2003-04-11 허일엽 동·수산물 뼈·패류를 이용한 알칼리성 미네랄 음료의제조방법
WO2005074724A1 (en) * 2004-02-04 2005-08-18 Kim, Won-Jik Calcium ion drink that intake uses possible hi-condensed calcium aqueous solution manugaxture method and this
JP2010104249A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Tokai Univ 栄養添加剤用の液体培養物
CN102919940A (zh) * 2012-11-02 2013-02-13 百洋水产集团股份有限公司 以鱼骨为原料的天然富钙饮料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2001125681A (ru) Способ производства ветчинно-рубленых консервов из гидробионтов
CN106722640A (zh) 一种龙虾壳营养高汤的制备方法
KR101094638B1 (ko) 홍합통조림의 제조방법 및 이에 의하여 제조된 홍합통조림
JPH08256745A (ja) 天然含カルシウム飲料
RU2268623C1 (ru) Способ получения консервов из двустворчатых зарывающихся моллюсков (клемов) (варианты)
RU2391877C2 (ru) Способ получения консервированных супов из клемов
Ukam et al. Chemical Analysis of Soups Prepared from Processed and Unprocessed Water-Leaf (Talinium Triangulare) and Fluted Pumpkin (Teltaria Ocidentalis) Vegetables
KR20070084862A (ko) 과즙을 함유한 생선가공품의 제조방법
CN106974249B (zh) 一种去腥辅料及其应用
KR100858699B1 (ko) 동·식물성 식품의 가용성 성분을 유효성분으로 함유하는 식품 및 그 제조방법
Pace et al. Status of traditional food preservation methods for selected ghanaian foods
RU2007926C1 (ru) Способ получения коллагеновых волокон из коллагенсодержащих тканей животных
Whittle A vital role for aquatic resources in feeding a hungry world
KR101338245B1 (ko) 톳과 검은콩을 함유한 고등어 및 그 가공방법
RU2516285C2 (ru) Способ производства кулинарных изделий из прудовой рыбы с добавлением кальмара
KR100823672B1 (ko) 곡류를 이용한 복합 곡류의 제조방법
RU2002106559A (ru) Состав для приготовления драже и способ его получения
US4985267A (en) Method of producing dried food
Santhi et al. Eflect of ginger extract on sensory
KR20230059200A (ko) 파스닙김치 및 그 제조방법
CN116491600A (zh) 一种宠物鲜肉粮配方及制备方法
KR20150086000A (ko) 두족류를 포함하는 아이스크림 및 그 제조방법
CN117481314A (zh) 一种加压技术的低钠溏心卤蛋及制备方法
CN109497476A (zh) 一种金瓜丝的加工制作方法
Indonesia Foreign Trade Statistical Bulletin Exports by Harmonized System August 2015