JPH08256569A - コンバインの縦搬送装置の上下回動機構 - Google Patents

コンバインの縦搬送装置の上下回動機構

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JPH08256569A
JPH08256569A JP5945495A JP5945495A JPH08256569A JP H08256569 A JPH08256569 A JP H08256569A JP 5945495 A JP5945495 A JP 5945495A JP 5945495 A JP5945495 A JP 5945495A JP H08256569 A JPH08256569 A JP H08256569A
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JP
Japan
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vertical
grain culm
case
transferring apparatus
rotation
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JP5945495A
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English (en)
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Yoshikazu Komiyama
善和 込山
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刈取部を左右に位置切換可能とした刈取部ス
ライド式コンバインにおける縦搬送装置を小さな力で回
動できるようにし、扱深さ制御もスライド操作に影響さ
れることなくできるようにする。 【構成】 刈取部を左右スライド可能とし、このスライ
ド操作に縦搬送装置7が連動してスライドするととも
に、穀稈の扱深さを縦搬送装置の上下回動により調節す
る構成において、本機側と刈取部Kの間を連結するフレ
ーム11の回動支点側に、縦搬送装置7をモーター62
の駆動により上下回動する上下回動機構Aを配置し、こ
の上下回動機構Aに縦搬送装置を持ち上げる方向に付勢
するバネ76を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈取部を左右に位置切
換可能とした刈取部スライド式コンバインにおける縦搬
送装置をアクチュエーターにより回動して、扱深さを調
節する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインの刈取部を左右にス
ライド可能とした技術は公知となっている。この刈取部
をスライドさせるためには、本機と刈取部の間、また
は、刈取フレームと、引起し装置や掻込・刈取装置等か
らなる前処理機構の間に平行リンクを介装して、左右に
スライドできるように構成し、動力はユニバーサルジョ
イントや伝動軸等を介して前処理機構に伝達するように
構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように前処理機構
をスライド可能に構成すると、前処理機構からフィード
チェーン及び扱胴への入口まで穀稈を搬送する穂先搬送
装置及び縦搬送装置も左右スライドに同期してスライド
させる必要があり、しかも、縦搬送装置は扱深さを調節
するための手段でもあるために上下にも回動できるよう
にする必要がある。この上下回動をモーター等のアクチ
ュエーターを用いて回動させるようにするために、従来
では、回動力が小さな力で済むように縦搬送装置の回動
基部より離れた位置に駆動部を配置していた。しかし、
この縦搬送装置は上下に、かつ、左右にも回動しなけれ
ばならないので、この回動によって位置がズレても上下
回動機構と縦搬送装置の間では常に連結しておくリンク
機構を必要とし、また、回動基部より離れた位置に回動
駆動部を設けると、回動中心より離れるほど回動量が大
きくなるので、リンク機構を大きくしなければならなか
った。本発明はこれらの点に鑑み、縦搬送装置の回動駆
動機構を工夫して小さな力で、回動駆動量が小さくても
従来と同等の回動が得られるようにしようとする。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明は、以上のような課題を
解決するために、次のような手段を用いるものである。
即ち、刈取部を左右スライド可能とし、このスライド操
作に縦搬送装置が連動してスライドするとともに、穀稈
の扱深さを縦搬送装置の上下回動により調節する構成に
おいて、本機側と刈取部の間を連結するフレームの回動
支点側に、縦搬送装置をアクチュエーターの駆動により
上下回動する上下回動機構を配置し、この上下回動機構
に縦搬送装置を持ち上げる方向に付勢するバネを配置し
た。
【0005】
【作用】このような構成において、扱深さセンサーから
の信号によって縦搬送装置の位置を制御する構成では、
設定位置より扱深さの位置がズレると、アクチュエータ
ーであるモーターが駆動され、上下回動機構における送
りネジが回動されて、アームを回動し、このアームに連
結された縦搬送装置の支持アームが上方又は下方へ回動
されて、穀稈の挟持位置が変更されて、穂先が脱穀装置
の入口の適正位置に位置するようになる。そして、この
上下回動機構は刈取スライドの回動基部側に配置されて
いるので、回動駆動量は小さく、また、縦搬送装置はバ
ネによって持ち上げられる方向に付勢されているので、
モーターの駆動力は小さくて済み、小さな力で縦搬送装
置を上下回動できる。
【0006】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1は刈取部スライド式コンバインの正面図、
図2は刈取部の側面図、図3は刈取部における前処理機
構の駆動系を示す平面図、図4は引起し装置や刈刃への
駆動を伝達する伝動ケースの側面図、図5は穂先搬送装
置と縦搬送装置の平面図、図6は穂先搬送装置と縦搬送
装置の上下回動駆動機構の平面図、図7は同じく側面
図、図8はサイドカバーの成形を示す図、図9はサイド
カバー切欠部の平面図と側面図である。
【0007】図1及び図2よりコンバインの全体構造に
ついて説明する。コンバインは、左右クローラ44L・
44Rを支承してなるクローラ走行装置上にシャーシ4
3を配設し、このシャーシ43上の前部右側に図示せぬ
エンジンを搭載し、更に該シャーシ43の前方におい
て、ミッションケースMを配設して、該ミッションケー
スMに左右クローラ44L・44Rの駆動輪の車軸45
を懸架している。該シャーシ43の上部において、走行
方向の左側にはフィードチェーン46や扱胴47を内設
する脱穀選別部Dを搭載しており、右側には上方に籾タ
ンク49が配設され、脱穀選別部Dより揚穀コンベア4
8にて精粒が貯留され、その下方に籾袋の載置部が配設
されている。
【0008】シャーシ43の前部右側上にフロントコラ
ム50や、座席51を上部に配設したエンジンルームを
兼ねる座席台等を搭載してなる操作部Sが形成されてお
り、該フロントコラム50には、旋回操作や刈取部昇降
を行うレバーや、走行変速用のレバー等が配設されてい
る。操作部Sの左側、即ち、シャーシ43の左側前方に
は、刈取部Kが突設されている。
【0009】この刈取部Kは図1〜図3の如く、前記シ
ャーシ43の前部上方にて横方向に刈取入力ケース1が
配設されており、この刈取入力ケース1内には刈取入力
軸3が軸支され、刈取入力軸3の右側に刈取入力プーリ
ー2を固設し、刈取入力ケース1から穂先搬送装置6と
縦搬送装置7からなる穀稈搬送機構や、引起し装置や刈
刃等からなる前処理機構を駆動するように構成してい
る。
【0010】前記刈取部Kの前部において、未刈取穀稈
を刈取部K内に掻き込み、刈り取って、穀稈搬送装置6
・7に搬送する前処理機構が配置されており、この前処
理機構は分草板26、引起し装置(引起しケース2
7)、掻込ベルト29、掻込ホイル31、刈刃36等よ
りなり、これら前処理機構は、刈取部Kの下部にて横方
向に配設された横伝動ケース19に一体的に支持されて
いる。この横伝動ケース19の左右端及び中央より前方
にそれぞれ分草杆25L・25R・25Mを延設し、各
分草杆25L・25R・25Mの前端に、分草板26L
・26R・26Mを固設している。左右分草板26L・
26Rの後方位置に引起しケース27L・27Rを立設
し、左右引起しケース27L・27R間に、中央分草板
26Mが配設されている。引起しケース27L・27R
内には、それぞれ多数のタインを具備する引起しチェー
ン28を巻装している。
【0011】前記引起しケース27Lの側部は樹脂製の
サイドカバー71によって覆われており、このサイドカ
バー71は仕様によっては側部に注油装置等の部品を付
け加えることがあり、この部品を付けるために一部切欠
を設ける必要がある。本実施例では、図8、図9に示す
ように、射出成形でサイドカバー71を製作する時に、
下型70は従来のままで、上型72において、切欠を設
ける部分の抜き方向においては、抜き方向と平行に突起
72aを設け、抜き方向と直角方向の部分は、サイドカ
バー71のコーナー部71aを利用して、そのコーナー
部71aに向かって上型72の突起72aと突起72a
の下端を結ぶ線上に突起72bを設ける。そして、この
型70・72によって射出成形を行うと、サイドカバー
71の切欠部分は、突起72aによって溝71bが成形
され、突起72bによって溝71cが形成され、この溝
71b・71cは肉厚が薄くなり、容易に切り欠くこと
ができ、製作が安価にできるようになる。
【0012】前記両引起しケース27L・27Rの後下
方には突起付きの掻込ベルト29L・29Rが支承され
ている。その後下部に、スターホイル状の左右掻込ホイ
ル31L・31Rが支承されて、両掻込ベルト29L・
29Rはそれぞれ掻込ケース30L・30Rに上部が被
覆されている。右側掻込ケース30Rの後部及び右側掻
込ホイル31Rの回転駆動軸32Rは、横伝動ケース1
9より突設される刈刃・掻込伝動ケース33に支承され
ており、左側掻込ケース30Lの後部及び左側掻込ホイ
ル31Lの回転軸32Lが、左引起し伝動ケース21よ
り突設される支持杆34に支承されている。これらの左
右掻込ベルト29L・29R及び掻込ホイル31L・3
1Rが搬送駆動して、左右二条の穀稈を中央部位に集稈
し、後方に搬送するようにしている。
【0013】そして、該掻込ホイル31L・31Rの下
方において、左右の分草杆25L・25Rの間に刈刃3
6を横設している。図3に示すように、前記左右掻込ベ
ルト29L・29R及び掻込ホイル31L・31Rの合
流部位の後端は、前記の穀稈搬送装置の穂先搬送装置6
及び縦搬送装置7の前端部が、それらのタインや突起の
回動軌跡において平面視で重合し、該掻込ケース30L
・30Rに付設したガイド杆35・35・・・が、掻込
ベルト29L・29R及び掻込ホイル31L・31Rに
て掻き込む穀稈を円滑に中央部位に集稈するように案内
し、更に、該穂先搬送装置6及び縦搬送装置7の前端に
案内し、穀稈の穂先側を穂先搬送装置6に、根元側を縦
搬送装置7に受け継ぐ。そして、左右スライド機構によ
るスライドによっても、前処理機構と穀稈搬送機構との
左右位置関係が保持されており、前処理機構から穀稈搬
送機構への穀稈受継に支障を生じないように構成してい
る。
【0014】そして、前処理機構を駆動するために、前
記刈取入力ケース1の中途部と引起しケース27Rの上
部を支持する右上伝動ケース14との間に伸縮可能なパ
イプより構成された伝動フレーム11が後部を支点とし
て揺動可能に配設されている。この伝動フレーム11の
後部、即ち、回動支点側に後述する本発明の縦搬送装置
7の上下回動機構Aが配設されている。そして、伝動フ
レーム11内に揺動伝動軸12を収納し、揺動伝動軸1
2の後端が、刈取入力軸3の中途部より分岐させたベベ
ルギア軸3aにベベルギアを介して噛合しており、該揺
動伝動軸12は、後ベベルギア12bに対して摺動自在
に嵌合していて、揺動伝動軸12に動力を伝達できるよ
うにしている。
【0015】そして、図4に示すように、前記伝動フレ
ーム11の前端に、前処理機構の入力ケースであるベベ
ルギアケース13が固設されていて、該ベベルギアケー
ス13が右上伝動ケース14の中途部にて回動自在に外
嵌されていて、その内部へ揺動伝動軸12が挿入され、
右上伝動ケース14内の伝動軸15にベベルギアを介し
て動力を伝達し、この伝動軸15の上端からはベベルギ
アを介して引起しケース27Rの引起しチェーン28を
駆動している。一方、前記伝動軸15下端より分割伝動
ケース16内の歯車を介して図3に示すように、右下伝
動軸18に伝動し、横伝動ケース19内の横伝動軸20
を駆動して、更に左引起し伝動軸22を介し、左引起し
ケース27Lの引起しチェーン28を駆動している。
【0016】また、横伝動軸20の右側寄り中途部から
ベベルギアの噛合によって動力を伝達する刈刃・掻込伝
動軸42を前方に突設し、この刈刃・掻込伝動軸42を
横伝動ケース19に固設された図2図示の刈刃・掻込伝
動ケース33内にて軸支して、刈刃36を駆動するとと
もに、その中途部から右側掻込ホイル31R及び右側掻
込ベルト29Rの回転駆動軸32Rに伝動して駆動して
いる。左側の掻込ホイル31L及び掻込ベルト29L
は、掻込ホイル31Rと掻込ホイル31Lが噛合するこ
とにより駆動される。
【0017】前記前処理機構を一体的に支持する横伝動
ケース19の後部には、刈取支持フレーム9が平行に配
置され、この横伝動ケース19と刈取支持フレーム9の
両側に平行リンクを形成するスライドアーム10L・1
0Rが介装されて、左右スライド可能に連結している。
この刈取支持フレーム9は、前記刈取入力ケース1の中
途部より前方に突設された縦支持杆8の先端に固設され
て、この縦支持杆8に刈取部Kを昇降する油圧シリンダ
ーが連結される。即ち、刈取入力ケース1に対して固設
された縦支持杆8・刈取支持フレーム9に対して、横伝
動ケース19と前処理機構が一体に上下でき、かつ、横
伝動ケース19が左右にスライドするよう支持されてい
るのである。
【0018】この左右スライド時において、前処理機構
の回動軌跡と、穀稈搬送機構6・7の前端の回動軌跡と
が平行で、かつ同一回動量となるように設定してあり、
前処理機構と穀稈搬送装置とを連係させるために、図4
に示すように、側面視円弧状のガイド杆37を上下方向
に配設しており、ガイド杆37の上端を前記右上伝動ケ
ース14に固定し、下端を右掻込ケース30Rに固定し
て、このガイド杆37には、穀稈搬送装置に設けた連係
リング38を上下摺動自在に嵌装している。
【0019】前記穀稈搬送機構は前記刈取入力ケース1
左側に穀稈搬送駆動ケース4を配置して、この穀稈搬送
駆動ケース4は刈取入力ケース1に対して上下方向に回
転自在に設けられて、穀稈搬送機構の上下回動を可能
し、この上下回動は後述する上下回動機構Aによって行
われる。穀稈搬送駆動ケース4に上下方向斜めに穀稈搬
送軸5を軸架し、図5に示すように、この穀稈搬送駆動
軸5の上端は穂先搬送装置6を、下端は縦搬送装置7
を、各々左右に回動可能に支承するものであり、かつ、
各穀稈搬送装置6・7の駆動スプロケットが付設されて
いて、各穀稈搬送装置6・7の搬送チェーン6a・7a
を搬送駆動する。両穀稈搬送装置6・7は、一体的に穀
稈搬送軸5を回動支点として、該穀稈搬送駆動ケース4
に対して自在に左右回動可能とする構成となっている。
【0020】穀稈搬送装置6・7の前後方向中途部に穂
先搬送装置6と縦搬送装置7とを支持する逆U字状の支
持アーム56が配設されて、その一端は搬送チェーン6
a・7aに対向した挟扼杆57やガイド杆58・59を
固定し、他側の中途部からは支持アーム60を突出し、
穀稈搬送装置6・7の前部を支持し、この支持アーム6
0から前方へ連結リンク39を突出し、この連結リンク
39先端に前記連係リング38を固定し、この連係リン
グ38を前記ガイド杆37に挿入してスライド操作時に
前処理機構に対して左右方向へはズレることがなく位置
決めして、上下方向に摺動自在としている。この穂先搬
送装置6は前処理機構より受け継いだ穀稈の穂先部を脱
穀装置入口へ搬送し、縦搬送装置7は根元部を保持しつ
つ後方のフィードチェーン46へ受け継ぐように搬送す
るものである。
【0021】そして、この穀稈搬送装置6・7は上下回
動機構Aによって上下方向に回動されて、穀稈の根元部
の挟持位置を変更することで、扱深さを調節できるよう
にしており、この扱深さは支持アーム56に設けた扱深
さセンサー61によって穂先位置を検知し、後述するモ
ーター62を駆動して、穀稈搬送装置6・7を回動し、
設定位置に穂先が位置するようにしている。
【0022】この上下回動機構Aは図4に示すように、
前記支持アーム56の穀稈搬送装置6・7側端にステー
63を固設し、このステー63に長さ調節可能なリンク
64を枢結し、このリンク64他端にアーム65の連結
部65aを枢結している。このアーム65は図6、図7
に示すように、支持パイプ68から突設され、この支持
パイプ68は前記伝動フレーム11の刈取入力ケース1
側に突設した支持ステー66に枢支されている。つま
り、支持ステー66は伝動フレーム11の回動支点側に
溶接固定され、この支持ステー66に支持軸67が固設
され、この支持軸67に支持パイプ68が回転自在に枢
支され、この支持パイプ68からアーム65とアーム7
4とアーム75が突設されている。
【0023】前記アーム74の先端にはピン74aが突
設されてバネ76の一端を係止し、このバネ76の他端
は調節ネジ78に係止され、調節ネジ78は受体77に
位置調整可能に固定されて、この受体77はブラケット
79を介して伝動フレーム11に固定されている。つま
り、穀稈搬送装置6・7は後部の穀稈駆動ケース4を中
心に上下方向に回動自在であり、穀稈搬送装置6・7の
中途部は逆U字状の支持アーム56、リンク64、アー
ム65・74を介してバネ76で持ち上げる方向に付勢
している。よってこのバネ76により穀稈搬送装置6・
7を上下回動するときには小さな力で回動できるように
している。このバネ76の付勢力は調節ネジ78の回動
で調節できるようにしている。
【0024】そして、前記ブラケット79は伝動フレー
ム11に固定されており、このブラケット79にアクチ
ュエーターとしてモーター62が固設され、このモータ
ー62は正逆転可能なサーボモーターにより構成され、
このモーター62の出力軸の延長上に送りネジ80が直
結されて回転できるようにし、この送りネジ80はブラ
ケット79に回転自在に横架されて、ブラケット79内
で送りナット81を螺装している。この送りナット81
には突起81a・81bが突出され、突起81aはブラ
ケット79上に設けたガイド孔79aに挿入し、このガ
イド孔79aの両端にはリミットスイッチ82・83が
設けられて、送りナット81の摺動範囲を規制してい
る。他方の突起81bは前記支持パイプ68より突設し
たアーム75に開口した長孔75a内に挿入している。
【0025】このように構成することで、扱深さセンサ
ー61からの信号がコントローラに入力されて、設定扱
深さと穂先位置を演算して、穂先位置が設定位置とズレ
ているとモーター62が駆動され、送りネジ80が回動
されて、送りナット81が前または後に摺動する。この
前後摺動によって突起81bを介してアーム75が支持
軸67を中心に回動し、この回動と同時にアーム65も
回動されて、リンク64を介して支持アーム56を上昇
又は下降させて、穀稈搬送装置6・7が上または下に回
動される。この回動によって株元の挟持位置が変更され
て、穂先が脱穀装置の適正位置に位置される。そして、
穀稈搬送装置6・7を回動させる力は回動基部に近い程
大きな力が必要となるが、前記バネ76によって穀稈搬
送装置6・7を持ち上げる方向に付勢して、穀稈搬送装
置6・7の自重により下降する力とバランスさせられて
おり、穀稈搬送装置6・7を回動させる力は小さな力で
済むようにしている。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏する。即ち、上下回動機構を刈取部
と本機を連結するフレームの回動支点側に配置したの
で、左右スライドにおいて、縦搬送装置との距離のズレ
が小さく、扱深さ制御で縦搬送装置を上下回動してもス
ライドによる影響は小さく抑えることができる。また、
上下回動機構に縦搬送装置を持ち上げる方向に付勢する
バネを設けたので、上下回動機構は小さな出力のアクチ
ュエーターで上下回動ができるようになり、アクチュエ
ーターを小型化でき、コスト低減化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取部スライド式コンバインの正面図である。
【図2】刈取部の側面図である。
【図3】刈取部における前処理機構の駆動系を示す平面
図である。
【図4】引起し装置や刈刃への駆動を伝達する伝動ケー
スの側面図である。
【図5】穂先搬送装置と縦搬送装置の平面図である。
【図6】穂先搬送装置と縦搬送装置の上下回動駆動機構
の平面図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】サイドカバーの成形を示す図である。
【図9】サイドカバー切欠部の平面図と側面図である。
【符号の説明】
K 刈取部 A 上下回動機構 7 縦搬送装置 11 伝動フレーム 56 支持アーム 62 モーター 76 バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部を左右スライド可能とし、このス
    ライド操作に縦搬送装置が連動してスライドするととも
    に、穀稈の扱深さを縦搬送装置の上下回動により調節す
    る構成において、本機側と刈取部の間を連結するフレー
    ムの回動支点側に、縦搬送装置をアクチュエーターの駆
    動により上下回動する上下回動機構を配置し、この上下
    回動機構に縦搬送装置を持ち上げる方向に付勢するバネ
    を配置したことを特徴とするコンバインの縦搬送装置の
    上下回動機構。
JP5945495A 1995-03-17 1995-03-17 コンバインの縦搬送装置の上下回動機構 Pending JPH08256569A (ja)

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