JPH08256385A - ビル管理システム - Google Patents

ビル管理システム

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JPH08256385A
JPH08256385A JP5925095A JP5925095A JPH08256385A JP H08256385 A JPH08256385 A JP H08256385A JP 5925095 A JP5925095 A JP 5925095A JP 5925095 A JP5925095 A JP 5925095A JP H08256385 A JPH08256385 A JP H08256385A
Authority
JP
Japan
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equipment
room
schedule
timing
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP5925095A
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English (en)
Inventor
Shigeki Suzuki
繁樹 鈴木
Noriyuki Kushiro
紀之 久代
Masahiro Inoue
雅裕 井上
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スケジュール設定が容易に行えるビル管理シ
ステムを得る。 【構成】 部屋スケジュール入力手段1aと、部屋スケ
ジュール保持手段1bと、部屋スケジュールデータに対
して設備機器4の運転開始/停止タイミングを発停タイ
ミングルールとして入力する発停タイミング入力手段1
cと、格納する発停タイミング保持手段1dと、設備機
器4とビル内の部屋1、との関係情報を入力する設備機
器構成情報入力手段1eと、設備機器構成情報保持手段
1fと、部屋スケジュールデータ、発停タイミングルー
ル及び設備機器構成情報に基づき運転スケジュールを演
算する設備機器スケジュール演算手段1gと、演算デー
タを格納する設備機器スケジュール保持手段1hと、現
在時刻の計時手段1jと、設備機器スケジュールデータ
と現在時刻とに基づき設備機器に制御指令を送信する設
備機器制御手段1iとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビル内の部屋に配設
された設備機器をスケジュール管理・制御するビル管理
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図36は例えば特開平3−180913
号公報に示されたビル内の設備機器をスケジュール管理
する従来のビル管理システムを示すシステム構成図であ
り、図において、1はビル管理システム、11はCP
U、12はプログラム等を記憶しているROM、13は
データ等を記憶しているRAM、14は時計、15はキ
ーボード、16はCRT、17はビル管理システム1と
空調設備機器41〜44との間の入出力インタフェース
である。
【0003】次に図37を用いてその動作を説明する。
ステップS331でビル管理システム1に接続されてい
る空調設備機器n(n=41〜44)を選択し、ステッ
プS332でその選択した空調設備機器nの起動時刻を
設定する。続いてステップS333で停止時刻を設定す
る。そして、ステップS334で全空調設備機器の起動
/停止時刻を設定していなければ(図37でNoの場
合)、上記ステップS331〜S333の動作を全空調
設備機器について繰り返し行い、全空調設備機器につい
て設定が完了する(図37でYesの場合)と設定作業
が終了する。
【0004】ビル管理システム1は、時計14からの時
間情報と上述の空調設備機器の起動/停止時刻とを比較
して、各空調設備機器41〜44が起動時刻になると該
当するそれぞれの機器を起動し、停止時間になると停止
する。さらに、空調設備機器以外の例えば照明設備機器
51〜54のような異なる種類の設備機器を同システム
で制御・管理する場合には、図32のシステムにI/F
17と同様な照明機器用のI/F18等を接続して空調
設備機器の設定操作とは別に図33と同様な照明機器の
設定動作を行う。また、これら起動/停止時間の設定は
キーボード15からCRT16で確認しながら行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のビル管理システ
ムは以上のように構成されていたので、設備機器1台づ
つに対して起動時刻、停止時刻を設定していた。しかし
ながら、このようなスケジュールの設定方法では、空調
設備のような場合、予熱・予冷を行うのに設定者が部屋
の使用開始時刻から予熱・予冷に必要な時間を逆算して
1台ずつ機器の起動時刻を設定しなければならず、停止
時刻も省エネのため部屋の使用終了時刻の少し前に設定
しようとすると同様のことを行わなければならないた
め、手間がかかり使い勝手が悪いという問題点があっ
た。
【0006】さらに、一般に設備機器が運転される時
刻、季節、部屋の用途、部屋の方位等の環境の違いによ
ってその設備機器を運転する状態が異なる。例えば空調
設備の場合には、上記環境の違いによって予熱・予冷の
時間が異なってくるが、これらの点をも勘案して設備機
器の起動/停止時刻を設定しようとすると、設備機器毎
に細かく時間設定を行わなければならず、ますます設定
者側の負担が増え、手間がかかるものとなる。この結
果、誤設定により無駄な運転をしたり、快適な環境が得
られなくなるという問題点があった。
【0007】また、従来は設備機器毎に起動/停止時刻
等の設定を行っていたので、設備機器の種類が増えた場
合、例えば空調設備機器のみのシステムに新たに照明設
備が加わりスケジュール運転を行うには、各空調設備機
器のスケジュール設定とは別に各照明機器のスケジュー
ル設定を行わなければならず、設備の種類及び設備機器
の数が増える分だけスケジュール設定の手間も増え、設
定操作が面倒であるという問題点があった。
【0008】また、ビル管理システムのコントローラは
通常中央監視室等の一箇所に機能が集約されているが、
このコントローラが故障等の原因で動作できなくなる
と、全ての設備機器のスケジュール制御・監視ができな
くなるという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、第1にはスケジュール制御・監
視を行うに際し、そのスケジュール設定を容易に行える
ビル管理システムを提供することを目的とする。また、
第2には時刻、季節、部屋の方位、部屋の用途など設備
負荷の変化に対応したスケジュール設定を容易に行える
ビル管理システムを提供することを目的とする。
【0010】また、第3には複数の種類の設備機器のス
ケジュールを一元的に設定・管理できるビル管理システ
ムを提供することを目的とする。また、第4にはビル管
理システムの制御・監視機能を分散し、故障時にもスケ
ジュール機能を失わない信頼性の高いビル管理システム
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るビル管理
システムは、ビル内の部屋に設置された空調機器や照明
機器等の設備機器の制御・監視を行うビル管理システム
において、ビル内の部屋の部屋スケジュールデータを入
力する部屋スケジュール入力手段と、部屋スケジュール
データを格納する部屋スケジュール保持手段と、部屋ス
ケジュールデータに対して設備機器の状態の変更タイミ
ングを設備機器変更タイミングルールとして入力する変
更タイミング入力手段と、設備機器変更タイミングルー
ルを格納する変更タイミング保持手段と、設備機器とビ
ル内の部屋との関係を設備機器構成情報として入力する
設備機器構成情報入力手段と、設備機器構成情報を格納
する設備機器構成情報保持手段と、部屋スケジュールデ
ータ、設備機器変更タイミングルール及び設備機器構成
情報に基づいて設備機器の運転スケジュールを設備機器
スケジュールデータとして演算する設備機器スケジュー
ル演算手段と、設備機器スケジュールデータを格納する
設備機器スケジュール保持手段と、現在時刻を計測する
計時手段と、設備機器スケジュールデータと現在時刻と
に基づいて設備機器に制御指令を送信する設備機器制御
手段とを備えたものである。
【0012】また、ビル内の部屋の使用開始時刻又は使
用終了時刻を部屋スケジュールデータとして入力する部
屋スケジュール入力手段と、使用開始時刻に対して設備
機器の運転を開始するタイミング又は使用終了時刻に対
して設備機器の運転を停止するタイミングを設備機器変
更タイミングルールとして入力する変更タイミング入力
手段と、設備機器変更タイミングルールを格納する変更
タイミング保持手段とを備えたものである。
【0013】また、設備機器変更タイミングルールを時
刻との関数としたものである。
【0014】また、暦を計測するカレンダー手段を備
え、設備機器変更タイミングルールをカレンダーとの関
数としたものである。
【0015】また、ビル内の部屋の用途を入力する部屋
用途入力手段と、用途のデータを格納する部屋用途保持
手段とを備え、設備機器変更タイミングルールを部屋の
用途のデータとの関数としたものである。
【0016】また、ビル内の部屋の方位を入力する部屋
方位入力手段と、方位のデータを格納する部屋方位保持
手段とを備え、設備機器変更タイミングルールを方位の
データとの関数としたものである。
【0017】また、設備機器を複数の種類に分類すると
共に、変更タイミング入力手段、変更タイミング保持手
段、設備機器構成情報入力手段、設備機器構成情報保持
手段、設備機器スケジュール演算手段、設備機器スケジ
ュール保持手段及び設備機器制御手段を設備機器の種類
毎に設けたものである。
【0018】また、部屋スケジュール入力手段及び部屋
スケジュール保持手段を有するメインコントローラと、
設備機器の種類毎に設けられ、変更タイミング入力手
段、変更タイミング保持手段、設備機器構成情報入力手
段、設備機器構成情報保持手段、設備機器スケジュール
演算手段、設備機器スケジュール保持手段、設備機器制
御手段及び計時手段を有し、メインコントローラに接続
された設備機器コントローラとを備え、各設備機器コン
トローラはメインコントローラから部屋スケジュールデ
ータの提供を受けた後はそれぞれが独立して稼動する構
成としたものである。
【0019】
【作用】この発明におけるビル管理システムは、部屋ス
ケジュール入力手段により入力された部屋スケジュール
データと、予め変更タイミング入力手段により部屋スケ
ジュールデータに対する設備機器の状態の変更タイミン
グとして入力された設備機器変更タイミングルールとか
ら、設備機器構成情報入力手段によりビル内の部屋との
関係付けがされた設備機器に対し、設備機器スケジュー
ル演算手段により該設備機器の運転スケジュールを演算
する。そして設備機器制御手段が演算された設備機器ス
ケジュールデータに従って設備機器を制御する。
【0020】また、ビル内の部屋の使用開始時刻又は使
用終了時刻情報である部屋スケジュールデータと、予め
部屋の使用開始時刻又は使用終了時刻に対する設備機器
の運転を開始又は停止するタイミング情報が入力された
設備機器変更タイミングルールとから、設備機器構成情
報入力手段によりビル内の部屋との関係付けがされた設
備機器に対し、設備機器スケジュール演算手段により該
設備機器の運転開始・停止のスケジュールを演算する。
そして設備機器制御手段が演算された設備機器スケジュ
ールデータに従って設備機器を制御する。
【0021】また、予め設備機器変更タイミングルール
を時刻との関数として入力し、変更タイミング保持手段
に保持することにより、部屋スケジュール入力手段によ
り部屋スケジュールデータを入力すれば、設備機器は時
刻に依存した設備機器スケジュールデータに従い設備機
器制御手段により制御される。
【0022】また、予め設備機器変更タイミングルール
をカレンダーとの関数として入力し、変更タイミング保
持手段に保持することにより、部屋スケジュール入力手
段により部屋スケジュールデータを入力すれば、設備機
器はカレンダーに依存した設備機器スケジュールデータ
に従い設備機器制御手段により制御される。
【0023】また、部屋用途入力手段により部屋の用途
を予め入力して、設備機器変更タイミングルールを部屋
の用途との関数とし、変更タイミング保持手段に保持す
ることにより、部屋スケジュール入力手段により部屋ス
ケジュールデータを入力すれば、設備機器は部屋の用途
に依存した設備機器スケジュールデータに従い設備機器
制御手段により制御される。
【0024】また、部屋方位入力手段により部屋の方位
を予め入力して、設備機器変更タイミングルールを部屋
の方位との関数とし、変更タイミング保持手段に保持す
ることにより、部屋スケジュール入力手段により部屋ス
ケジュールデータを入力すれば、設備機器は部屋の方位
に依存した設備機器スケジュールデータに従い設備機器
制御手段により制御される。
【0025】また、設備機器の種類毎に性格が異なり入
力するデータに共通性がない手段を分離し、設備機器の
種類に関わらずデータに共通性がある手段を共用する構
成とすることにより、各種類の設備機器に共通な部屋ス
ケジュールデータを部屋スケジュール入力手段により入
力すると、その部屋スケジュールデータが複数の種類毎
に分類された設備機器スケジュール演算手段に提供さ
れ、各設備機器スケジュール演算手段が設備機器の種類
毎に設備機器スケジュールデータを演算し、設備機器制
御手段により制御を行う。
【0026】また、メインコントローラで入力され保持
された部屋スケジュールデータが設備機器コントローラ
に提供され、以後は設備機器の種類毎に各設備機器コン
トローラが独立して設備機器スケジュールデータを演算
し、設備機器制御手段により制御を行う。
【0027】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1は本発明の実施例1におけるビル管理システム
を示すシステム構成図であり、図において、1は複数の
部屋から構成されるビル内の各部屋に設置された設備機
器をトータル制御・監視するビル管理システム、1aは
ビル内の各部屋毎にその部屋の使用開始時刻及び使用終
了時刻を部屋スケジュールデータとして入力するための
部屋スケジュール入力手段で、入力ボタンがついた制御
パネルや外部接続されるパソコン、あるいは電話回線を
介して入力設定される場合など公知のさまざまな方式に
よりデータの入力が行われる。
【0028】1bは部屋スケジュール入力手段1aによ
り入力された部屋スケジュールデータを保持する部屋ス
ケジュール保持手段である。1cは部屋スケジュールデ
ータとして設定された部屋の使用開始時刻及び使用終了
時刻に対し、どのタイミングで設備機器が運転を開始/
停止するかの具体的なタイミングを設備機器変更タイミ
ングルールである発停タイミングルールとして入力する
ための発停タイミング入力手段で、変更タイミング入力
手段に相当する。1dは発停タイミング入力手段1cに
より入力された発停タイミングルールを保持する発停タ
イミングルール保持手段で、変更タイミング保持手段に
相当する。
【0029】1eは各部屋に設置された設備機器と部屋
との関係付けを設備機器構成情報として入力するための
設備機器構成情報入力手段、1fはこの設備機器構成情
報入力手段1eにより入力された設備機器構成情報を保
持する設備機器構成情報保持手段である。1gは部屋ス
ケジュール保持手段1b、発停タイミングルール保持手
段1d及び設備機器構成情報保持手段1fからそれぞれ
部屋スケジュールデータ、発停タイミングルール及び設
備機器構成情報を入力し、これら各データに基づいて該
当する設備機器の運転開始時刻及び運転停止時刻の運転
スケジュールを演算して、設備機器スケジュールデータ
として出力する設備機器スケジュール演算手段である。
【0030】1hは設備機器スケジュール演算手段1g
から出力された設備機器スケジュールデータを保持する
設備機器スケジュール保持手段、1iは設備機器スケジ
ュール保持手段1hからの設備機器スケジュールデータ
と、時を計測する計時手段1jからの現在時間情報とに
基づいき、現在時刻が所定の運転開始時刻になると該当
する設備機器4の運転を開始するよう制御し、現在時刻
が所定の運転停止時刻になると該当する設備機器4の運
転を停止するよう制御する設備機器制御手段であり、設
備機器4と無線または有線により信号接続されている。
尚、本実施例では説明の都合上設備機器4を空調機とし
た場合について説明する。
【0031】本実施例のシステム構成は以上のように構
成されているが、このうち部屋スケジュール入力手段1
a、部屋スケジュール保持手段1b、計時手段1jはビ
ル管理システム全体に共通な構成要素であるから、一般
にBMS(BuildingManaging Sys
tem)やBAS(Building Aotmati
on System)と呼ばれる中央コントロール側に
配置され、その他の構成は部屋単位で用いられるので、
設備機器のある部屋側或は設備機器を統括するグループ
毎にそのグループ側等の設備機器側に配置される。尚、
本実施例のように発停タイミングが部屋の性格や設備機
器の種類に依存するものでない場合には中央制御側に配
置してもよい。
【0032】次に動作について説明する。図2は部屋ス
ケジュール入力手段1aの入力設定動作を示すフローチ
ャートである。部屋スケジュール設定手段1aでは部屋
毎に使用開始時刻及び使用終了時刻を入力する。その
際、テナントのように常に同じ時刻に使用される部屋は
ビル管理システム1が運用される前に設定されるが、会
議室のように予約制の部屋はビル管理システム1の運用
中に変更されていくものである。先ずステップS21で
スケジュール入力の終了を判断し、終了でなければステ
ップS22で部屋を選択する。続いてステップS23で
その部屋の使用開始時刻を入力し、S24で同使用終了
時刻を入力し、ステップS21へ戻る。
【0033】図3は部屋スケジュール入力手段1aによ
り図2の如き動作手順によって入力設定された部屋スケ
ジュールの例で、例えば部屋1は午前6時から午前10
までと午後1時から午後7時まで使用するというように
設定されている。図4は発停タイミングルール入力手段
1cによる発停タイミングルールの入力設定動作を示す
フローチャートである。ここでは、部屋の使用開始時刻
に対してどのようなタイミングで設備機器4の運転を開
始するのか、部屋の使用終了時刻に対してどのようなタ
イミングで設備機器4の運転を停止するのかをビル管理
システム1が運用される前に予め設定する。
【0034】本実施例の場合、設備機器は空調機の単種
類であり、部屋の性質等によるタイミングの設定がない
最も単純なパターンを想定しており、単純に空調機の性
質に依存したタイミングのみが設定される。ステップS
41で設備機器4の運転開始タイミングを入力し、ステ
ップS42で同運転停止タイミングを入力する。図5は
発停タイミングルール入力手段1cにより図4の如く入
力設定された発停タイミングルールの例で、設備機器4
としての空調機の運転開始タイミングを部屋を使用する
ときに快適な空調空間を提供できるよう部屋の使用開始
時刻の5分前とし、同運転停止タイミングを省エネルギ
ーの立場から部屋の使用終了時刻の3分前としている。
【0035】図6は設備機器構成情報入力手段1eによ
る設備機器構成情報の入力設定動作を示すフローチャー
トである。ここでは、ビル内の各部屋とこの部屋毎に設
置されている設備機器4との対応付けをビル管理システ
ム1が運用される前に予め設定するが、部屋のレイアウ
ト変更等があった場合にはこれに合わせて設定変更がな
される。ステップS61で設備機器構成情報入力の終了
を判断し、終了でなければステップS62でこれから設
備機器番号を入力する部屋を選択する。続いてステップ
S63設備機器4の番号を入力を終了するか判断し、終
了の場合はステップS61へ戻る。
【0036】終了でない場合には、ステップS64へ進
み、選択した部屋に属する設備機器4の番号を入力す
る。この操作の繰り返しにより部屋番号から設置されて
いる設備機器4を特定できるデータベースができあが
る。図7は設備機器構成情報入力手段1eにより図6の
如く入力設定された設備機器構成情報の例で、例えば部
屋1には番号1及び2の設備機器4が設置されている。
【0037】そして、これら入力設定された部屋スケジ
ュールデータ、発停タイミングルール及び設備機器構成
情報は、それぞれ部屋スケジュール保持手段1b、発停
タイミングルール保持手段1d及び設備機器構成情報保
持手段1fに書き換えが行われるまで保持される。図8
は設備機器スケジュール演算手段1gの動作を示すフロ
ーチャートである。ここでは、設備機器4の実際の運転
開始時刻及び運転停止時刻を演算する。このフローチャ
ートは部屋スケジュールデータが設定・変更される場合
並びに発停タイミングルール及び設備機器構成情報が設
定変更される場合に実行される。
【0038】前述にように部屋スケジュールデータ、発
停タイミングルール及び設備機器構成情報の各データが
設定された部屋1の場合を例に沿って説明する。ステッ
プS81で部屋スケジュール保持手段1bから部屋スケ
ジュールデータを読み込む。部屋番号1のスケジュール
は前述のように6:00から10:00までと13:0
0から19:00までの2回使用される。次にステップ
S82で発停タイミングルール保持手段1dから発停タ
イミングルールを読み込む。前述の図5の内容によれ
ば、設備機器4は部屋の使用開始時刻の5分前に運転を
開始し、部屋の使用終了時刻の3分前に運転を停止す
る。
【0039】次にステップS83で設備機器構成情報保
持手段1fから設備機器構成情報を読み込む。部屋番号
1に設置されている設備機器は前述のように番号1と番
号2である。そして、ステップS84でこれら読み込ん
だ部屋スケジュールデータ、発停タイミングルール及び
設備機器構成情報から設備機器スケジュール演算手段1
gが設備機器4の運転開始時刻を決定する。入力した各
データによれば、部屋1の場合、運転開始タイミングは
部屋使用開始時刻の5分前となるので、1回目の運転開
始時刻は5:55、2回目は12:55となる。
【0040】同様にステップS85で設備機器4の運転
停止時刻を決定する。入力した各データによれば、部屋
1の場合、運転停止タイミングは部屋使用終了時刻の3
分前となるので、1回目の運転停止時刻は9:57、2
回目は18:57となる。ステップS86では部屋を設
備機器4へ展開する。即ち部屋1には番号1、2の設備
機器4が設置されているから、これら番号1、2の設備
機器4の1回目の運転開始時刻が5:55、同運転停止
時刻が9:57、2回目の運転開始時刻が12:55、
同運転停止時刻が18:57となる。
【0041】以上のステップを踏まえ設備機器の運転開
始/停止時刻である設備機器スケジュールデータが完成
し、この設備機器スケジュールデータは設備機器スケジ
ュール保持手段1hに保持される。そして、このような
演算が各部屋毎に行われる。図9は設備機器スケジュー
ル演算手段1gにより図8の如く演算され決定された設
備機器スケジュールデータの例で、図3、5、7に示し
た各データを基にして例えば部屋2に設置されている番
号3及び4の設備機器4の運転開始時刻は部屋2の使用
開始時刻14:00の5分前である13:55、同運転
停止時刻は使用終了時刻18:00の3分前の17:5
7となっている。
【0042】図10は設備機器スケジュール保持手段1
hに保持された設備機器スケジュールデータに基づいて
動作する設備機器制御手段1iの動作を示すシーケンス
で、例えば部屋1の場合、設備機器制御手段1iは計時
手段1jから現在時間情報を入力し、現在時刻が5:5
5になると設備機器スケジュールデータに従って部屋1
の設備機器である番号1、2の設備機4に対して運転開
始の指令を送信する。この指令を受けた番号1、2の設
備機器4は運転を開始し、部屋の使用が開始される6:
00頃には快適な空調状態となっている。
【0043】また、現在時刻が9:57になると設備機
器制御手段1iは設備機器スケジュールデータに従って
部屋1の設備機器である番号1、2の設備機器4に対し
て運転停止の指令を送信する。この指令を受けた番号
1、2の設備機器4は運転を停止し、部屋の使用が終了
する10:00の直前である3分前に空調運転が停止す
ることになる。空調が停止した後も3分程度はまだ予熱
により所望の空調状態に近い状態にあるので省エネルギ
ー化が図れる。同様に例えば7:55になると設備機器
制御手段1iは番号6の設備機器4の運転開始の指令を
送信する。
【0044】上記の構成によれば、予め設備機器の性格
に応じて設備機器の運転開始タイミング及び運転停止タ
イミングを設定すると共に、各部屋と設備機器との対応
関係を設定しておけば、ビル管理システムとして部屋の
使用開始/停止のスケジュールを設定するだけで、所望
のタイミングで設備機器の運転開始時間及び運転停止時
間が決定されるようになり、使用者がいちいち運転タイ
ミングを計算し、部屋のスケジュールから逆算して設備
機器の運転スケジュールを設定する必要がなくなる。こ
の結果、使用者の要求に適った設備機器の運転がいつで
も簡単に設定できるようになる。
【0045】実施例2.次に他の実施例について説明す
る。本実施例における構成は図1に示す実施例1のもの
と同様であるが、設備機器4の運転を開始又は停止する
時刻によってそのタイミングが変わるよう発停タイミン
グルールを時間の関数として発停タイミングルール保持
手段1dに保持している点に特徴がある。このため、発
停タイミングルール入力手段1cから行う発停タイミン
グルールの内容も時間の関数として入力される。
【0046】図11はこの実施例における発停タイミン
グルール入力手段1cによる発停タイミングルールの入
力設定動作を示すフローチャートである。ここでは、部
屋の使用開始時刻に対してどのようなタイミングで設備
機器4の運転を開始するのか及び部屋の使用終了時刻に
対してどのようなタイミングで設備機器4の運転を停止
するのかを絶対時間の関数としてテーブル化する。この
設定はビル管理システム1が運用される前や環境の変化
等によりタイミングを変更する場合に予め設定する。
【0047】本実施例の場合も設備機器は空調機の単種
類であり、部屋の性質等によるタイミングの設定がない
場合のパターンを想定しており、空調機の性質と時間と
に依存したタイミングのみが設定される。一般に空調設
備機器の冷房運転時は外気温度が高くなる昼間は空調負
荷が大きい。また、暖房運転時は外気温度の低い夜間や
明け方が空調負荷が大きい。このような空調負荷が大き
い時間帯では空調設備機器を運転してもすぐには希望し
た環境を得られず、環境が整うには長時間を要すること
になる。
【0048】また、空調負荷が小さいときには空調設備
機器を停止した後も環境の変化が小さい。従って冷房時
の空調負荷の大きい昼間は早めに運転を開始し、部屋の
使用終了間際まで空調設備機器を運転していないと、す
ぐに不快な環境となってしまう。また、冷房時の空調負
荷の小さい夜間、明け方は部屋の使用開始間際まで運転
開始を遅らせ、部屋の使用終了時よりも早めに運転を停
止することで省エネルギー運転を実現できる。
【0049】図11において、ステップS111で入力
終了か否か判断し、終了でなければステップS112で
テーブルの一つの要素である時刻を指定する。ステップ
S113、S114で実施例1の場合と同様にして運転
開始タイミングと運転停止タイミングとを設定する。こ
れにより指定された時間に対応した運転開始/停止タイ
ミングが設定される。この入力操作を24時間にわたっ
て行えば、時刻の関数として発停タイミングルールがで
き上がる。尚、本実施例では図4に示した実施例1と同
様な発停タイミングの入力も行うものとする。
【0050】図12は上記のような操作により発停タイ
ミングルール入力手段1cから入力設定された冷房機の
発停タイミングルールの例で、昼間は部屋の使用開始ま
でに快適環境が得られるよう早めに運転を開始し、快適
環境を継続するために部屋の使用終了間際まで運転を続
けるように設定されている。また、夜間、明け方は部屋
の使用開始間際に運転を開始し、部屋の使用終了よりも
早めに運転を停止するように設定することにより省エネ
ルギー運転を実現している。
【0051】その他の動作は基本的に実施例1と同様で
あるが、図8のステップS82の設備機器発停タイミン
グデータ読み込み動作が異なる。本実施例では設備機器
4の運転開始タイミング及び運転停止タイミングはそれ
ぞれの部屋の使用開始時刻、使用終了時刻の関数として
定義されているので、部屋の使用開始時刻に対応した運
転開始タイミングと部屋の使用終了時刻に対応した運転
停止タイミングを読み込んでくることになる。尚、時間
に関わるテーブルは一般に共通の環境変化であるから、
使用者が入力設定することなく、システムが最初から発
停タイミングルール保持手段1cにテーブルを備えてい
る構成とすることもできる。そして、個人の要求に応じ
て運転開始/停止のタイミングを変える構成としてもよ
い。
【0052】このような構成とすることにより、ビル管
理システムとして部屋の使用開始/停止のスケジュール
を設定するだけで、予め入力設定された設備機器の性格
だけでなく「時間」による環境の変化にも応じた所望の
タイミングで設備機器の運転開始時間及び運転停止時間
が決定されるようになり、使用者がいちいち環境の変化
を配慮して運転タイミングを計算し、部屋のスケジュー
ルから逆算して設備機器の運転スケジュールを設定する
必要がなくなる。この結果、さらに使用者の要求に適っ
た設備機器の運転がいつでも簡単に設定できるようにな
る。
【0053】尚、暖房運転時には暖房運転用のテーブル
を作成しておけば、同様の運転が実現される。冷暖房型
の空調設備機器の場合には、冷房運転時と暖房運転時と
で使用する発停タイミングルールを使い分けることにな
るので、発停タイミングルールの各テーブルに「冷房」
又は「暖房」のデータを付す。そして、部屋スケジュー
ル入力手段1aから部屋スケジュールデータを入力する
際に「冷房」又は「暖房」のデータを入力するように
し、このデータに基づいて設備機器スケジュール演算手
段1gが所定のテーブルを参照すればよい。
【0054】実施例3.図13は本実施例におけるビル
管理システムを示すシステム構成図であり、図におい
て、1mは現在及び暦としての月情報を格納しているカ
レンダー手段で、カレンダー情報は普遍的な内容であ
り、全ての設備機器に対して共通の情報である点、部屋
スケジュール設定手段1aで部屋スケジュールを入力設
定する際に、操作パネル等に今日の年月日等のカレンダ
ー情報を提供すれば使用者が設定しやすくなる等の用途
がある点から、カレンダー手段はBMS側に備えられ、
各設備機器側の設備機器スケジュール演算手段1gへ情
報が提供される構成となっている。その他の構成は実施
例2と同様であり、その説明を省略する。
【0055】図15はこの実施例における発停タイミン
グルール入力手段1cによる発停タイミングルールの入
力設定動作を示すフローチャートである。ここでは、実
施例1と同様な設備機器の発停タイミングの入力設定の
他、部屋の使用開始月に対してどのようなタイミングで
設備機器4の運転を開始するのか及び部屋の使用終了月
に対してどのようなタイミングで設備機器4の運転を停
止するのかを季節により環境が変化する月の関数として
テーブル化する。この設定はビル管理システム1が運用
される前や部屋環境の変化等によりタイミングを変更す
る場合に予め設定する。
【0056】本実施例の場合も設備機器は空調機の単種
類であり、部屋の性質等によるタイミングの設定がない
場合のパターンを想定しており、空調機の性質、月及び
時間に依存したタイミングのみが設定される。空調設備
機器の冷房運転時は、外気温度の高くなる夏期に空調負
荷が大きくなり、暖房運転時には外気温度が低くなる冬
期に空調負荷が大きくなる。このような時期には空調設
備機器を運転してもすぐには所望の空調状態にならず、
部屋の使用開始時刻に所望の環境を得るには、長時間を
要することになる。
【0057】また、空調負荷の大きい時期には、空調設
備機器を部屋の使用終了時刻の間際まで運転しないと外
気との温度差によってすぐに不快な環境となってしま
う。一方、所望の温度と外気との温度差が小さく、空調
負荷が小さい時期には、部屋の使用開始時刻の直前に空
調設備機器の運転を開始しても使用開始時刻には快適な
環境に達することができる。同様に空調負荷が小さい時
期には、部屋の使用終了時刻より早めに空調設備機器の
運転を終了しても環境の変化は小さい。
【0058】従って、冷暖房運転を行う空調設備機器の
場合、冷房時の空調負荷の大きい夏期及び暖房時の空調
負荷の大きい冬期には早めに運転を開始し、部屋の使用
終了間際まで空調設備機器を運転することが好ましく、
空調負荷の小さい中間期には部屋の使用開始間際まで運
転を遅らせることで省エネルギー運転を実現できる。冷
暖房期を季節の関数とする場合には、その性質上、中間
期の空調負荷は冷暖房とも小さく、冷房又は暖房の空調
の負荷が大きい時期は、対する暖房又は冷房の運転は実
質行われないから、時刻の関数とする場合と異なり、冷
房運転と暖房運転とでテーブルを分ける必要はない。
【0059】図15において、ステップS141で入力
終了か否か判断し、終了でなければステップS142で
テーブルの一つの要素である月を指定する。ステップS
143、S144で実施例1の場合と同様にして運転開
始タイミングと運転停止タイミングとを設定する。これ
により指定された月に対応した運転開始/停止タイミン
グが設定される。この入力操作を1月〜12月までの各
月にわたって行えば、月即ち暦の関数として発停タイミ
ングルールができ上がる。尚、本実施例では図4に示し
た実施例1と同様な発停タイミングの入力も行うものと
する。
【0060】図16は上記のような操作により発停タイ
ミングルール入力手段1cから入力設定された空調設備
機器4の発停タイミングルールの例で、空調設備機器4
の負荷が大きい夏期及び冬期は部屋の使用開始までに快
適な環境となるよう運転開始のタイミングが早めに設定
され、部屋の使用終了間際まで運転を行う。一方、空調
設備機器4の負荷が小さい中間期は部屋の使用開始間際
に運転を開始し、部屋の使用終了時刻よりも早めに運転
を停止することにより省エネルギー運転を実現してい
る。
【0061】図17は本実施例における設備機器スケジ
ュール演算手段1gの動作を示すフローチャートであ
る。ステップS161〜ステップS163までの動作は
図8に示した実施例1のステップS81〜ステップS8
3と同様であり、その説明を省略する。ステップS16
4でカレンダー手段1mから現在のカレンダー情報を読
み込む。そして、ステップS165でこれら読み込んだ
部屋スケジュールデータ、発停タイミングルール、設備
機器構成情報及びカレンダー情報から設備機器スケジュ
ール演算手段1gが設備機器4の運転開始時刻を決定す
る。
【0062】入力した各データによれば、実施例1の場
合と同様に部屋1の場合、運転開始タイミングは部屋使
用開始時刻の5分前となるので、1回目の運転開始時刻
は5:55、2回目は12:55となるが、本実施例で
はさらにカレンダーに依存してタイミングの補正が行わ
れる。即ち、現在が6月であれば、設備機器4の運転開
始タイミングは2分早くなるから、一回目の運転開始時
刻は5:53、同二回目は12:53となる。このよう
に本実施例では、さらに季節に対応して設備機器4の運
転開始タイミングを変えるので、使用者にとってさらに
快適な空間を提供できるようになる。
【0063】同様にしてステップS166で設備機器4
の運転停止時刻を決定する。入力した実施例1と同様の
各データによれば、部屋1の場合、運転停止タイミング
は部屋使用終了時刻の3分前となるので、1回目の運転
停止時刻は9:57、2回目は18:57となるが、本
実施例ではさらにカレンダーに依存してタイミングの補
正が行われる。即ち、現在が6月であれば、設備機器4
の運転停止タイミングは1分早くなるから、一回目の運
転停止時刻は9:56、同二回目は18:56となる。
このように本実施例では、季節に対応して設備機器4の
運転停止タイミングを変え、空調設備機器4の無駄な運
転を減らすことができるから、さらに省エネルギー運転
が実現できるようになる。
【0064】その後のステップS167の動作は実施例
1のステップS86と同様であり、この結果、部屋1に
設置された番号1、2の設備機器4の1回目の運転開始
時刻が5:53、同運転停止時刻が9:56、2回目の
運転開始時刻が12:53、同運転停止時刻が18:5
6となる。以上のステップを踏まえ設備機器の運転開始
/停止時刻である設備機器スケジュールデータが完成
し、この設備機器スケジュールデータは設備機器スケジ
ュール保持手段1hに保持される。そして、このような
演算が各部屋毎に行われる。
【0065】上記の構成によれば、予め設備機器の性格
及び季節による環境の変化に応じて設備機器の運転開始
タイミング及び運転停止タイミングを設定すると共に、
各部屋と設備機器との対応関係を設定しておけば、ビル
管理システムとして部屋の使用開始/停止のスケジュー
ルを設定するだけで、所望のタイミングで設備機器の運
転開始時間及び運転停止時間が決定されるようになり、
使用者がいちいち運転タイミングを計算し、部屋のスケ
ジュールから逆算して設備機器の運転スケジュールを設
定する必要がなくなる。この結果、使用者の要求に沿っ
て設備機器の性質及び環境の変化が考慮された設備機器
の運転がいつでも簡単に設定できるようになる。
【0066】上記実施例では、発停タイミングルール保
持手段1dから空調機という設備機器の性質に関わる運
転開始/停止タイミングルールのテーブルと、季節とい
う環境に関わる運転開始/停止タイミングルールのテー
ブルとの二つのテーブルを設備機器スケジュール演算手
段1gに取り込み、ここで双方のタイミングルールを参
照して運転開始/停止スケジュールを演算していたが、
図14に示すように、発停タイミングルール保持手段1
dと設備機器スケジュール演算手段1gとの間に、カレ
ンダー手段1mに接続された発停タイミング決定手段を
設け、ここで性質に関する発停タイミングルールのテー
ブルと環境に関する発停タイミングルールのテーブルと
から現在の最終的なタイミングルールを演算し決定し
て、設備機器スケジュール演算手段1gに出力する構成
としてもよい。
【0067】実施例4.図18は本実施例におけるビル
管理システムを示すシステム構成図であり、図におい
て、1kはビル内の各部屋に対応して事務所、会議室、
テナント等各部屋毎の用途を入力する部屋用途入力手段
で、部屋スケジュール入力設定手段1aと同様、ビル内
の部屋全体について設定するという趣旨から、設備機器
側ではなくBMS側に設置され、中央からトータル的に
入力できるようになっている。1lは部屋用途入力手段
1kにより入力された部屋用途データを保持する部屋用
途保持手段である。
【0068】図20は部屋用途入力手段1kの入力設定
動作を示すフローチャートであり、ここでは各部屋毎に
事務所、会議室、テナント等の用途を設定する。ステッ
プS181で入力終了か否か判断し、終了でなければス
テップS182で用途を入力する部屋を選択する。次に
ステップS183で用途を入力する。以上の動作によっ
て入力設定された各部屋の用途は図21に示すようなテ
ーブルとなり、例えば部屋1及び部屋2が事務所とし
て、部屋3及び部屋4が会議室として用途が設定され
る。そして、設定されたデータは部屋用途保持手段1l
に保持される。
【0069】図22はこの実施例における発停タイミン
グルール入力手段1cによる発停タイミングルールの入
力設定動作を示すフローチャートである。ここでは、実
施例1と同様な設備機器の発停タイミングの入力設定の
他、部屋の用途毎にどのようなタイミングで設備機器4
の運転を開始/停止するのかを予め決められた部屋用途
の選択肢の関数としてテーブル化する。この設定はビル
管理システム1が運用される前や新たに部屋用途の選択
肢を追加する場合に予め設定する。本実施例の場合、設
備機器は空調機の単種類であり、季節によるタイミング
の設定がない場合のパターンを想定しており、空調機の
性質や使用時間、部屋の性質に依存したタイミングのみ
が設定される。
【0070】部屋の用途が事務所の場合、その部屋の就
業開始時刻には既に快適な環境ができていなければ作業
の効率が向上する。一方休憩室のように一時的にしか使
用しない用途の場合は使用時間帯だけ空調をしていれば
よい。また、接客室の場合にはお客様が入室するときに
は充分快適な環境としておかなければならない等、部屋
の用途によってそこに設置される空調機器の運転開始タ
イミング及び運転停止タイミングが異なってくる。
【0071】図22において、ステップS201で入力
終了か否か判断し、終了でなければステップS202で
テーブルの一つの要素である用途を指定する。ステップ
S203、S204で実施例1の場合と同様にして運転
開始タイミングと運転停止タイミングとを設定する。こ
れにより指定された用途に対応した運転開始/停止タイ
ミングが設定される。この入力操作を各部屋について想
定される用途或はビル管理を行う者が容易したい用途毎
に予め行っておけば、必要な用途の関数として発停タイ
ミングルールができ上がる。尚、本実施例では図4に示
した実施例1と同様な発停タイミングの入力も行うもの
とする。
【0072】図23は上記のような操作により発停タイ
ミングルール入力手段1cから入力設定された空調設備
機器4の発停タイミングルールの例で、事務所の場合、
部屋の使用開始時刻の5分前に設備機器4の運転を開始
し、部屋の終了時刻の5分前に運転を停止する。また、
休憩室の場合、部屋の使用開始時刻、使用終了時刻に合
わせて設備機器4を運転/停止する。
【0073】図24は本実施例における設備機器スケジ
ュール演算手段1gの動作を示すフローチャートであ
る。ステップS221で部屋用途保持手段1lから用途
データを読み込む。続くステップS222〜ステップS
224までの動作は図8に示した実施例1のステップS
81〜ステップS83と同様であり、その説明を省略す
る。そして、ステップS225でこれら読み込んだ用途
データ、部屋スケジュールデータ、発停タイミングルー
ル及び設備機器構成情報から設備機器スケジュール演算
手段1gが設備機器4の運転開始時刻を決定する。
【0074】入力した各データによれば、実施例1の場
合と同様に部屋1の場合、運転開始タイミングは部屋使
用開始時刻の5分前となるので、1回目の運転開始時刻
は5:55、2回目は12:55となるが、本実施例で
はさらに用途データに依存してタイミングの補正が行わ
れる。即ち、図21によれば部屋1の用途は事務所であ
るから、設備機器4の運転開始タイミングは5分早くな
り、一回目の運転開始時刻は5:50、同二回目は1
2:50となる。このように本実施例では、部屋の用途
に応じて設備機器4の運転開始タイミングを変えるの
で、使用者にとってさらに快適な空間を提供できるよう
になる。
【0075】同様にしてステップS226で設備機器4
の運転停止時刻を決定する。入力した実施例1と同様の
各データによれば、部屋1の場合、運転停止タイミング
は部屋使用終了時刻の3分前となるので、1回目の運転
停止時刻は9:57、2回目は18:57となるが、本
実施例ではさらに用途データに依存してタイミングの補
正が行われる。即ち、部屋1の用途は事務所であるか
ら、設備機器4の運転停止タイミングは5分早くなるか
ら、一回目の運転停止時刻は9:52、同二回目は1
8:52となる。このように本実施例では、部屋の用途
に応じて設備機器4の運転停止タイミングを変え、空調
設備機器4の無駄な運転を減らすことができるから、さ
らに省エネルギー運転が実現できるようになる。
【0076】その後のステップS227の動作は実施例
1のステップS86と同様であり、この結果、部屋1に
設置された番号1、2の設備機器4の1回目の運転開始
時刻が5:50、同運転停止時刻が9:52、2回目の
運転開始時刻が12:50、同運転停止時刻が18:5
2となる。以上のステップを踏まえ設備機器の運転開始
/停止時刻である設備機器スケジュールデータが完成
し、この設備機器スケジュールデータは設備機器スケジ
ュール保持手段1hに保持される。そして、このような
演算が各部屋毎に行われる。
【0077】上記の構成によれば、予め設備機器の性格
及び部屋の用途に応じて設備機器の運転開始タイミング
及び運転停止タイミングを設定すると共に、各部屋と設
備機器との対応関係を設定しておけば、ビル管理システ
ムとして部屋の使用開始/停止のスケジュールを設定す
るだけで、所望のタイミングで設備機器の運転開始時間
及び運転停止時間が決定されるようになり、使用者がい
ちいち運転タイミングを計算し、部屋のスケジュールか
ら逆算して設備機器の運転スケジュールを設定する必要
がなくなる。この結果、使用者の要求に沿って設備機器
の性質及び部屋の用途に応じた設備機器の運転がいつで
も簡単に設定できるようになる。
【0078】本実施例の場合にも、図19に示すよう
に、発停タイミングルール保持手段1dと設備機器スケ
ジュール演算手段1gとの間に、部屋用途保持手段1l
に接続された発停タイミング決定手段を設け、ここで性
質に関する発停タイミングルールのテーブルと部屋用途
に関する発停タイミングルールのテーブルとから最終的
なタイミングルールを演算し決定して、設備機器スケジ
ュール演算手段1gに出力する構成としてもよい。
【0079】実施例5.図25は本実施例におけるビル
管理システムを示すシステム構成図であり、図におい
て、1nはビル内の各部屋の位置即ち部屋の方位に関す
る情報を入力する部屋方位入力手段で、部屋用途入力設
定手段1kと同様、ビル内の部屋全体について設定する
という趣旨から、設備機器側ではなくBMS側に設置さ
れ、中央からトータル的に入力できるようになってい
る。1oは部屋方位入力手段1nにより入力された部屋
方位データを保持する部屋方位保持手段である。
【0080】図27は部屋方位入力手段1nの入力設定
動作を示すフローチャートであり、ここでは各部屋毎の
方位を入力設定する。ステップS241で入力終了か否
か判断し、終了でなければステップS242で方位を入
力する部屋を選択する。次にステップS243で方位を
入力する。以上の動作によって入力設定された各部屋の
方位は図28に示すようなテーブルとなり、例えば部屋
1及び部屋2が東、部屋3及び部屋4が南というふうに
設定される。そして、設定されたデータは部屋方位保持
手段1oに保持される。
【0081】図29はこの実施例における発停タイミン
グルール入力手段1cによる発停タイミングルールの入
力設定動作を示すフローチャートである。ここでは、実
施例1と同様な設備機器の発停タイミングの入力設定の
他、部屋の方位毎にどのようなタイミングで設備機器4
の運転を開始/停止するのかを予め方位の関数としてテ
ーブル化する。この設定はビル管理システム1が運用さ
れる前やある方位の環境が変わりタイミングを変更すべ
き場合に予め設定する。本実施例の場合、設備機器は空
調機の単種類であり、季節によるタイミングの設定がな
い場合のパターンを想定しており、空調機の性質や使用
時間、部屋の性質に依存したタイミングのみが設定され
る。
【0082】冷房負荷を考えた場合、相対的にみて部屋
の方位が南向きでは一日中空調負荷が大きく、部屋の方
位が北向きでは一日中空調負荷は小さい。これまで述べ
てきたように空調負荷の大きいところでは部屋の使用開
始時刻に対し早めに運転を開始し、部屋の使用終了時刻
間際まで運転を行うほうがよい。また、空調負荷が小さ
いところでは運転開始タイミングを他より遅らせ、運転
停止タイミングを早めることにより省エネルギー運転を
実現できる。このように部屋が向いている方位或は窓の
設置されている方位によって設備機器の適当な運転開始
/停止タイミングは異なってくる。
【0083】また、方位と時刻との組み合わせによって
よりきめ細かな制御が可能になる。例えば東向きの部屋
では日差しの関係で午前中の冷房負荷は大きく、午後か
ら夕方にかけて冷房の負荷は小さくなってくる。従っ
て、設備機器の発停タイミングを部屋の方位及び時刻と
の関数として定義すると、より細かな制御が可能になる
が、ここでは説明を簡単にするため時刻に対するテーブ
ルは実施例1と同様な一日の時刻に対する冷房負荷とし
て考え、方位に対するテーブルは方位にのみ影響される
冷房負荷を考えて入力設定する。
【0084】図29において、ステップS261で入力
終了か否か判断し、終了でなければステップS262で
テーブルの一つの要素である部屋の方位を指定する。ス
テップS263、S264で実施例1の場合と同様にし
て運転開始タイミングと運転停止タイミングとを設定す
る。これにより指定された方位に対応した運転開始/停
止タイミングが設定される。この入力操作を予め行って
おけば、部屋の方位の関数として発停タイミングルール
ができ上がる。尚、本実施例では図4に示した実施例1
と同様な発停タイミングの入力も行う。
【0085】図30は上記のような操作により発停タイ
ミングルール入力手段1cから入力設定された空調設備
機器4の発停タイミングルールの例で、方位が東の場
合、部屋の使用開始時刻の2分前に設備機器4の運転を
開始し、部屋の終了時刻の2分前に運転を停止する。ま
た、方位が南の場合、日差しが差し込む分空調負荷が大
きいので、部屋の使用開始時刻の5分前に設備機器4の
運転を開始し、部屋の終了時刻に運転を停止する。
【0086】図31は本実施例における設備機器スケジ
ュール演算手段1gの動作を示すフローチャートであ
る。ステップS281で部屋方位保持手段1oから用途
データを読み込む。続くステップS282〜ステップS
284までの動作は図8に示した実施例1のステップS
81〜ステップS83と同様であり、その説明を省略す
る。そして、ステップS285でこれら読み込んだ方位
データ、部屋スケジュールデータ、発停タイミングルー
ル及び設備機器構成情報から設備機器スケジュール演算
手段1gが設備機器4の運転開始時刻を決定する。
【0087】入力した各データによれば、実施例1の場
合と同様に部屋1の場合、運転開始タイミングは部屋使
用開始時刻の5分前となるので、1回目の運転開始時刻
は5:55、2回目は12:55となるところが、本実
施例ではさらに方位データに依存してタイミングの補正
が行われる。即ち、図28によれば部屋1の方位は東で
あるから、設備機器4の運転開始タイミングは2分早く
なり、一回目の運転開始時刻は5:53、同二回目は1
2:53となる。このように本実施例では、部屋の方位
に応じて設備機器4の運転開始タイミングを変えるの
で、使用者にとってさらに快適な空間を提供できるよう
になる。
【0088】同様にしてステップS286で設備機器4
の運転停止時刻を決定する。入力した実施例1と同様の
各データによれば、部屋1の場合、運転停止タイミング
は部屋使用終了時刻の3分前となるので、1回目の運転
停止時刻は9:57、2回目は18:57となるところ
が、本実施例ではさらに方位データに依存してタイミン
グの補正が行われる。即ち、部屋1の方位は東であるか
ら、設備機器4の運転停止タイミングは2分早くなり、
一回目の運転停止時刻は9:55、同二回目は18:5
5となる。このように本実施例では、部屋の方位に応じ
て設備機器4の運転停止タイミングを変え、空調設備機
器4の無駄な運転を減らすことができるから、さらに省
エネルギー運転が実現できるようになる。
【0089】その後のステップS287の動作は実施例
1のステップS86と同様であり、この結果、部屋1に
設置された番号1、2の設備機器4の1回目の運転開始
時刻が5:53、同運転停止時刻が9:55、2回目の
運転開始時刻が12:53、同運転停止時刻が18:5
5となる。以上のステップを踏まえ設備機器の運転開始
/停止時刻である設備機器スケジュールデータが完成
し、この設備機器スケジュールデータは設備機器スケジ
ュール保持手段1hに保持される。そして、このような
演算が各部屋毎に行われる。
【0090】上記の構成によれば、予め設備機器の性格
及び部屋の方位に応じて設備機器の運転開始タイミング
及び運転停止タイミングを設定すると共に、各部屋と設
備機器との対応関係を設定しておけば、ビル管理システ
ムとして部屋の使用開始/停止のスケジュールを設定す
るだけで、所望のタイミングで設備機器の運転開始時間
及び運転停止時間が決定されるようになり、使用者がい
ちいち運転タイミングを計算し、部屋のスケジュールか
ら逆算して設備機器の運転スケジュールを設定する必要
がなくなる。この結果、使用者の要求に沿って設備機器
の性質及び部屋の方位に応じた設備機器の運転がいつで
も簡単に設定できるようになる。
【0091】本実施例の場合にも、図26に示すように
発停タイミングルール保持手段1dと設備機器スケジュ
ール演算手段1gとの間に、部屋方位保持手段1oに接
続された発停タイミング決定手段を設け、ここで性質に
関する発停タイミングルールのテーブルと部屋方位に関
する発停タイミングルールのテーブルとから最終的なタ
イミングルールを演算し決定して、設備機器スケジュー
ル演算手段1gに出力する構成としてもよい。
【0092】実施例6.図32は設備機器が複数種類あ
る場合のビル管理システムを示すシステム構成図であ
る。本実施例の基本的な構成要素は実施例1と同様であ
り、個々の説明を省略する。本実施例において特徴的な
ことは、ビル管理システムに共通な構成要素はBMS側
に配置し、設備機器毎に必要な構成要素は設備機器側に
配置し、それぞれを分離した点にある。ここでいうBM
S側、設備機器側とは配置される場所がビル内の全く別
々の場所にあるということではなく、機能毎に分離され
ているものも含んでいる。
【0093】図において、4は例えば実施例1で示した
ような空調設備機器である設備機器A、5は種類の異な
る例えば照明機器である設備機器Bで、それぞれの種類
が異なるという意味は発停タイミングルールが相容れな
い異なるテーブルによって決定されるものや、部屋に対
する振り分け方、即ち設備機器構成情報が異なる設備機
器として定義付けられる。そして、これら種類の異なる
設備機器A4と設備機器B5毎に発停タイミング入力手
段1c、発停タイミングルール保持手段1d、設備機器
構成情報入力手段1e、設備機器情報保持手段1f、設
備機器スケジュール演算手段1g、設備機器スケジュー
ル保持手段1h及び設備機器制御手段1iからなるスケ
ジュール手段1p、1qを構成する。
【0094】そして、各スケジュール手段1p、1qに
対しBMS側として共通の中央制御手段1rを接続して
いる。中央制御手段1rは部屋スケジュール入力手段1
a、部屋スケジュール保持手段1b及び計時手段1jか
ら構成され、このうち部屋スケジュール保持手段1bは
各スケジュール手段1p、1qの設備機器スケジュール
演算手段1gに接続され、共通のデータである部屋スケ
ジュールデータが各設備機器スケジュール演算手段1g
に提供される。同様に計時手段1jから共通のデータで
ある時間情報が各スケジュール手段1p、1qの設備機
器制御手段1iに提供される。
【0095】上記のように構成されたビル管理システム
の動作について説明する。空調機器である設備機器4の
発停タイミングルールの入力設定動作は実施例1と同様
である。図33は照明機器からなる設備機器5の発停タ
イミングルールのテーブルを示しており、このテーブル
の入力設定は図4に示す実施例1の発停タイミングルー
ルの入力設定と同様の設定操作にて行われる。図33に
おいて、照明機器の性質上、運転開始タイミングは部屋
の使用開始時刻と同時でよく、運転停止タイミングは部
屋の使用後の退出時間や片づけ時間を見込んで部屋の使
用終了時刻の2分後に設定される。
【0096】このように予め設備機器の種類毎に発停タ
イミングルールを設定し、それぞれのスケジュール手段
1p、1qの発停タイミングルール保持手段1dにデー
タを保持する。同様に設備機器の種類毎に設備機器構成
情報を設備機器構成情報入力手段1eにて入力設定し、
それぞれのスケジュール手段1p、1qの設備機器構成
情報保持手段1fにデータを保持する。尚、空調機器と
照明機器とが一つの部屋に同じように対応する必要はな
く、また、部屋の区分けの仕方も設備機器の種類に対し
て同一である必要はない。これはスケジュール手段1
p、1q毎に設備機器構成情報入力手段1e及び設備機
器構成情報保持手段1fが設けられていることによって
実現される。
【0097】実施例1と同様にして部屋スケジュール入
力手段1aによって部屋スケジュールが入力され、この
データは部屋スケジュール保持手段1bに保持される。
そして、部屋スケジュール保持手段1bに保持された部
屋スケジュールは、各スケジュール手段の設備機器スケ
ジュール演算手段1gが読み込む際に提供され、以後は
各スケジュール手段毎に制御が行われる。このような構
成とすることにより、設備機器毎にその性質に応じて使
用者がいちいち運転タイミングを計算し、部屋のスケジ
ュールから逆算して設備機器の運転スケジュールを設定
する必要がなくなり、しかもビル管理システムに属する
設備機器の運転スケジュールの設定が部屋スケジュール
を一回設定するだけで行えるようになる。
【0098】また、設備機器の種類に依らない共通デー
タを有する構成部分はBMS側に設けて極力構成の共通
化を図ることで、装置の小型化や低コスト化ができるよ
うなる。さらに、設備機器の種類が増えた場合には、新
たなスケジュール手段をBMS側に接続するだけでよい
から、システムの拡張が容易に行え、その場合でも使用
者の日常の操作は部屋スケジュールを入力するだけでよ
いから、操作が複雑になることがない。
【0099】実施例7.図34は設備機器が複数種類あ
る場合のビル管理システムを示すシステム構成図であ
る。本実施例の基本的な構成要素は実施例1と同様であ
り、個々の説明を省略する。本実施例において特徴的な
ことは、ビル管理システムに共通な構成要素はBMS側
のメインコントローラに配置しながらも、設備機器毎に
必要な構成要素が備えられたスケジュール手段を、メイ
ンコントローラがダウンした後に単独で制御動作できる
設備機器コントローラとしてそれぞれを分離した点にあ
る。
【0100】図において、6はメインコントローラであ
る中央監視盤で、実施例1の部屋スケジュール入力手段
1a及び部屋スケジュール保持手段1bと同様な機能の
部屋スケジュール入力手段6a及び部屋スケジュール保
持手段6bから構成される。2は設備機器A4に対応す
る設備機器Aコントローラで、実施例6のスケジュール
手段1pに加え計時手段2jをも独自に有するもので、
2c〜2iの構成は実施例6の1c〜1iにそれぞれ対
応する機能を有している。また、設備機器スケジュール
演算手段2gが部屋スケジュール保持手段から部屋スケ
ジュールデータを読み込んだ後は、設備機器Aコントロ
ーラ2は中央監視盤6に依存することなく以後の演算、
設備機器A4の制御が単独で行えるよう構成されてい
る。
【0101】3は設備機器B5に対応する設備機器Bコ
ントローラで、その構成は設備機器Aコントローラ2と
同様で、2c〜2iに相当する構成として3c〜3i
(図示せず)を備えている。本実施例の場合も設備機器
A4は空調機器で、設備機器B5は照明機器の場合とし
て説明する。上記のように構成されたビル管理システム
の動作は基本的に実施例6と同様であり、詳細な説明は
省略する。
【0102】本実施例の構成では、設備機器スケジュー
ル演算手段2g又は3gが部屋スケジュール保持手段6
bから各設備機器に対して共通の部屋スケジュールデー
タを読み込んだ後、中央監視盤6からデータを読み込ま
なくても例えば各設備機器コントローラに備えられた計
時手段2j又は3jから時間情報を得るなどして自立的
に以後の演算や制御を行う。このため、設備機器スケジ
ュール演算手段が部屋スケジュールデータを読み込んだ
後に中央監視盤が何らかのトラブルでダウンしてしまっ
ても、設備機器コントローラさえ機能できれば、その後
も運転制御が可能になる。
【0103】部屋スケジュールは使用する直前に入力さ
れるとは限らず、入力設定後部屋の使用開始まで時間が
空くことがあり、その間に中央監視盤にトラブルが発生
した場合などには影響を受けずに済む。また、設備機器
の特定の種類が機能できない場合でも、他の設備機器コ
ントローラは影響を受けないから、ビル管理システム全
体がダウンすることを防止できる。
【0104】上記実施例1〜5はそれぞれ別々のシステ
ムとして例を示したが、図35に示すようにこれらを組
み合わせて、使用者の要求に細かく対応したビル管理シ
ステムを構築することができる。さらに、これらは実施
例6又は実施例7のように構成することにより、相当の
効果が得られる。また、上記各実施例では空調設備機器
又は照明機器の場合を例に説明してきたが、その他の設
備機器についても当然応用でき、さらに設備機器の運転
の開始/停止タイミングや運転の開始/停止スケジュー
ルばかりでなく、設備機器の運転状態を変化させるタイ
ミングやスケジュールを管理・制御することもできる。
【0105】このような例としては、熱交換換気又は通
常換気の切換が可能な熱交換型換気扇において、部屋の
未使用時には通常換気を行い、部屋の使用開始/終了ス
ケジュールの設定が行われると、部屋の使用開始/終了
時刻に対し、所定のタイミングで通常換気から熱交換換
気或は熱交換換気から通常換気に切り換える運転スケジ
ュールが組まれるものや、部屋の用途が大会議室や宴会
場になっている部屋の使用開始/停止スケジュールの設
定が行われると、その部屋の使用開始時刻及び使用終了
時刻付近にエレベーターが該部屋のある階に優先的に集
まるような運転に切り換わるものがある。
【0106】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ビル
内の部屋に設置された空調機器や照明機器等の設備機器
の制御・監視を行うビル管理システムにおいて、ビル内
の部屋の部屋スケジュールデータを入力する部屋スケジ
ュール入力手段と、部屋スケジュールデータを格納する
部屋スケジュール保持手段と、部屋スケジュールデータ
に対して設備機器の状態の変更タイミングを設備機器変
更タイミングルールとして入力する変更タイミング入力
手段と、設備機器変更タイミングルールを格納する変更
タイミング保持手段と、設備機器とビル内の部屋との関
係を設備機器構成情報として入力する設備機器構成情報
入力手段と、設備機器構成情報を格納する設備機器構成
情報保持手段と、部屋スケジュールデータ、設備機器変
更タイミングルール及び設備機器構成情報に基づいて設
備機器の運転スケジュールを設備機器スケジュールデー
タとして演算する設備機器スケジュール演算手段と、設
備機器スケジュールデータを格納する設備機器スケジュ
ール保持手段と、現在時刻を計測する計時手段と、設備
機器スケジュールデータと現在時刻とに基づいて設備機
器に制御指令を送信する設備機器制御手段とを備えたの
で、ビル管理システムとして部屋のスケジュールを設定
するだけで所望のタイミングで設備機器の運転スケジュ
ールが自動的に決定されるようになり、使用者がいちい
ちタイミングを計算し、部屋のスケジュールから逆算し
て設備機器の運転スケジュールを設定する必要がなくな
る。この結果、使用者の要求に適った設備機器の運転が
いつでも簡単に設定できるようになるという効果が得ら
れる。
【0107】また、ビル内の部屋の使用開始時刻又は使
用終了時刻を部屋スケジュールデータとして入力する部
屋スケジュール入力手段と、使用開始時刻に対して設備
機器の運転を開始するタイミング又は使用終了時刻に対
して設備機器の運転を停止するタイミングを設備機器変
更タイミングルールとして入力する変更タイミング入力
手段と、設備機器変更タイミングルールを格納する変更
タイミング保持手段とを備えたので、ビル管理システム
として部屋の使用開始/終了のスケジュールを設定する
だけで、所望のタイミングで設備機器の運転開始時間及
び運転停止時間が自動的に決定されるようになり、使用
者の要求に適った設備機器の運転開始/停止のスケジュ
ールが簡単に設定できるようになるという効果が得られ
る。
【0108】また、設備機器変更タイミングルールを時
刻の関数としたので、ビル管理システムとして部屋のス
ケジュールを設定するだけで、予め入力設定された設備
機器の性格だけでなく「時間」による設備機器の負荷変
動にも応じて所望のタイミングで設備機器の運転スケジ
ュールが自動的に決定されるようになり、使用者がいち
いち環境の変化を配慮して運転タイミングを計算し、部
屋のスケジュールから逆算して設備機器の運転スケジュ
ールを設定する必要がなく、使用者の要求に適った設備
機器のスケジュールが簡単に設定でき、快適な設備機器
の運転が行えるという効果が得られる。
【0109】また、暦を計測するカレンダー手段を備
え、設備機器変更タイミングルールをカレンダーの関数
としたので、ビル管理システムとして部屋のスケジュー
ルを設定するだけで、所望のタイミングで設備機器の運
転スケジュールが自動的に決定されるようになり、使用
者がいちいち運転タイミングを計算し、部屋のスケジュ
ールから逆算して設備機器の運転スケジュールを設定す
る必要がなく、使用者の要求に沿って設備機器の性質及
び季節による負荷変動が考慮された設備機器の運転が簡
単に設定でき、快適な設備機器の運転が行えるという効
果が得られる。
【0110】また、ビル内の部屋の用途を入力する部屋
用途入力手段と、用途のデータを格納する部屋用途保持
手段とを備え、設備機器変更タイミングルールを部屋の
用途のデータの関数としたので、ビル管理システムとし
て部屋のスケジュールを設定するだけで、所望のタイミ
ングで設備機器の運転スケジュールが自動的に決定され
るようになり、使用者がいちいち運転タイミングを計算
し、部屋のスケジュールから逆算して設備機器の運転ス
ケジュールを設定する必要がなく、使用者の要求に沿っ
て設備機器の性質及び部屋の用途に応じた設備機器の運
転が簡単に設定でき、快適な設備機器の運転が行えると
いう効果が得られる。
【0111】また、ビル内の部屋の方位を入力する部屋
方位入力手段と、方位のデータを格納する部屋方位保持
手段とを備え、設備機器変更タイミングルールを方位の
データの関数としたので、ビル管理システムとして部屋
のスケジュールを設定するだけで、所望のタイミングで
設備機器の運転スケジュールが自動的に決定されるよう
になり、使用者がいちいち運転タイミングを計算し、部
屋のスケジュールから逆算して設備機器の運転スケジュ
ールを設定する必要がなく、使用者の要求に沿って設備
機器の性質及び部屋の方位に応じた設備機器の運転が簡
単に設定でき、快適な設備機器の運転が行えるという効
果が得られる。
【0112】また、設備機器を複数の種類に分類すると
共に変更タイミング入力手段、変更タイミング保持手
段、設備機器構成情報入力手段、設備機器構成情報保持
手段、設備機器スケジュール演算手段、設備機器スケジ
ュール保持手段及び設備機器制御手段を設備機器の種類
毎に設けたので、設備機器の種類に依らない共通データ
を有する構成部分は構成を共通化して、装置の小型化や
低コスト化ができるという効果が得られる。また、設備
機器の種類が増えた場合でもシステムの拡張が容易に行
え、しかも使用者の操作は各設備機器に対して共通的に
部屋スケジュールを入力するだけでよいから、操作が複
雑になることがない使い勝手のよいビル管理システムに
できるという効果が得られる。
【0113】また、部屋スケジュール入力手段及び部屋
スケジュール保持手段を有するメインコントローラと、
設備機器の種類毎に設けられ、変更タイミング入力手
段、変更タイミング保持手段、設備機器構成情報入力手
段、設備機器構成情報保持手段、設備機器スケジュール
演算手段、設備機器スケジュール保持手段、設備機器制
御手段及び計時手段を有し、メインコントローラに接続
された設備機器コントローラとを備え、各設備機器コン
トローラはメインコントローラから部屋スケジュールデ
ータの提供を受けた後はそれぞれ独立して稼動する構成
としたので、設備機器スケジュール演算手段が部屋スケ
ジュールデータを読み込んだ後にメインコントローラが
何らかのトラブルでダウンしてしまっても、設備機器コ
ントローラさえ機能できれば、その後も運転制御が可能
になると共に、設備機器の特定の種類が機能できない場
合でも、他の設備機器コントローラは影響を受けないか
ら、一部の故障でビル管理システム全体がダウンするこ
とを防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1におけるビル管理システム
を示すシステム構成図である。
【図2】この発明の実施例1におけるビル管理システム
のうち部屋スケジュール入力手段の入力動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】この発明の実施例1におけるビル管理システム
の部屋スケジュールデータの設定例を示す例図である。
【図4】この発明の実施例1におけるビル管理システム
のうち発停タイミング入力手段の入力動作を示すフロー
チャートである。
【図5】この発明の実施例1におけるビル管理システム
の発停タイミングルールの設定例を示す例図である。
【図6】この発明の実施例1におけるビル管理システム
のうち設備機器構成情報設定手段の入力動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】この発明の実施例1におけるビル管理システム
の設備機器構成情報の設定例を示す例図である。
【図8】この発明の実施例1におけるビル管理システム
のうち設備機器スケジュール演算手段の演算処理動作を
示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施例1におけるビル管理システム
の設備機器スケジュールデータの設定例を示す例図であ
る。
【図10】この発明の実施例1におけるビル管理システ
ムのうち設備機器制御手段の動作を示すシーケンスであ
る。
【図11】この発明の実施例2におけるビル管理システ
ムのうち発停タイミング入力手段の入力動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】この発明の実施例2におけるビル管理システ
ムの発停タイミングルールの設定例を示す例図である。
【図13】この発明の実施例3におけるビル管理システ
ムを示すシステム構成図である。
【図14】この発明の実施例3における他のビル管理シ
ステムを示すシステム構成図である。
【図15】この発明の実施例3におけるビル管理システ
ムのうち発停タイミング入力手段の入力動作を示すフロ
ーチャートである。
【図16】この発明の実施例3におけるビル管理システ
ムの発停タイミングルールの設定例を示す例図である。
【図17】この発明の実施例3におけるビル管理システ
ムのうち設備機器スケジュール演算手段の演算処理動作
を示すフローチャートである。
【図18】この発明の実施例4におけるビル管理システ
ムを示すシステム構成図である。
【図19】この発明の実施例4における他のビル管理シ
ステムを示すシステム構成図である。
【図20】この発明の実施例4におけるビル管理システ
ムのうち部屋用途入力手段の入力動作を示すフローチャ
ートである。
【図21】この発明の実施例4におけるビル管理システ
ムの部屋用途データの設定例を示す例図である。
【図22】この発明の実施例4におけるビル管理システ
ムのうち発停タイミング入力手段の入力動作を示すフロ
ーチャートである。
【図23】この発明の実施例4におけるビル管理システ
ムの発停タイミングルールの設定例を示す例図である。
【図24】この発明の実施例4におけるビル管理システ
ムのうち設備機器スケジュール演算手段の演算処理動作
を示すフローチャートである。
【図25】この発明の実施例5におけるビル管理システ
ムを示すシステム構成図である。
【図26】この発明の実施例5における他のビル管理シ
ステムを示すシステム構成図である。
【図27】この発明の実施例5におけるビル管理システ
ムのうち部屋方位入力手段の入力動作を示すフローチャ
ートである。
【図28】この発明の実施例5におけるビル管理システ
ムの部屋方位データの設定例を示す例図である。
【図29】この発明の実施例5におけるビル管理システ
ムのうち発停タイミング入力手段の入力動作を示すフロ
ーチャートである。
【図30】この発明の実施例5におけるビル管理システ
ムの発停タイミングルールの設定例を示す例図である。
【図31】この発明の実施例5におけるビル管理システ
ムのうち設備機器スケジュール演算手段の演算処理動作
を示すフローチャートである。
【図32】この発明の実施例6におけるビル管理システ
ムを示すシステム構成図である。
【図33】この発明の実施例6におけるビル管理システ
ムのうち設備機器Bの発停タイミングルールの設定例を
示す例図である。
【図34】この発明の実施例7におけるビル管理システ
ムを示すシステム構成図である。
【図35】この発明の実施例1〜実施例5までのシステ
ムを組み合わせたビル管理システムの概念図である。
【図36】従来のビル管理システムを示すシステム構成
図である。
【図37】従来のビル管理システムにおける設備機器の
スケジュール設定動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ビル管理システム、 1a 部屋スケジュール入力
手段、 1b 部屋スケジュール保持手段、 1c 発
停タイミングルール入力手段、 1d 発停タイミング
ルール保持手段、 1e 設備機器構成情報入力手段、
1f 設備機器構成情報保持手段、 1g 設備機器
スケジュール演算手段、 1h 設備機器スケジュール
保持手段、 1i 設備機器制御手段、 1j 計時手
段、 1k 部屋用途入力手段、 1l 部屋用途保持
手段、 1m カレンダー手段、1n 部屋方位入力手
段、 1o 部屋方位保持手段、 2 設備機器A用コ
ントローラ、 3 設備機器B用コントローラ、 4
設備機器、 5 設備機器B、 6 中央監視盤

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル内の部屋に設置された空調機器や照
    明機器等の設備機器の制御・監視を行うビル管理システ
    ムにおいて、前記ビル内の部屋の部屋スケジュールデー
    タを入力する部屋スケジュール入力手段と、前記部屋ス
    ケジュールデータを格納する部屋スケジュール保持手段
    と、部屋スケジュールデータに対して前記設備機器の状
    態の変更タイミングを設備機器変更タイミングルールと
    して入力する変更タイミング入力手段と、前記設備機器
    変更タイミングルールを格納する変更タイミング保持手
    段と、前記設備機器と前記ビル内の部屋との関係を設備
    機器構成情報として入力する設備機器構成情報入力手段
    と、前記設備機器構成情報を格納する設備機器構成情報
    保持手段と、前記部屋スケジュールデータ、前記設備機
    器変更タイミングルール及び前記設備機器構成情報に基
    づいて前記設備機器の運転スケジュールを設備機器スケ
    ジュールデータとして演算する設備機器スケジュール演
    算手段と、前記設備機器スケジュールデータを格納する
    設備機器スケジュール保持手段と、現在時刻を計測する
    計時手段と、前記設備機器スケジュールデータと前記現
    在時刻とに基づいて前記設備機器に制御指令を送信する
    設備機器制御手段とを備えたことを特徴とするビル管理
    システム。
  2. 【請求項2】 前記ビル内の部屋の使用開始時刻又は使
    用終了時刻を部屋スケジュールデータとして入力する部
    屋スケジュール入力手段と、前記使用開始時刻に対して
    前記設備機器の運転を開始するタイミング又は前記使用
    終了時刻に対して前記設備機器の運転を停止するタイミ
    ングを設備機器変更タイミングルールとして入力する変
    更タイミング入力手段と、前記設備機器変更タイミング
    ルールを格納する変更タイミング保持手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のビル管理システム。
  3. 【請求項3】 前記設備機器変更タイミングルールを時
    刻の関数としたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    ビル管理システム。
  4. 【請求項4】 暦を計測するカレンダー手段を備え、前
    記設備機器変更タイミングルールをカレンダーの関数と
    したことを特徴とする請求項1又は2記載のビル管理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記ビル内の部屋の用途を入力する部屋
    用途入力手段と、前記用途のデータを格納する部屋用途
    保持手段とを備え、前記設備機器変更タイミングルール
    を部屋の用途のデータの関数としたことを特徴とする請
    求項1又は2記載のビル管理システム。
  6. 【請求項6】 前記ビル内の部屋の方位を入力する部屋
    方位入力手段と、前記方位のデータを格納する部屋方位
    保持手段とを備え、前記設備機器変更タイミングルール
    を前記方位のデータの関数としたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のビル管理システム。
  7. 【請求項7】 前記設備機器を複数の種類に分類すると
    共に、前記変更タイミング入力手段、前記変更タイミン
    グ保持手段、前記設備機器構成情報入力手段、前記設備
    機器構成情報保持手段、設備機器スケジュール演算手
    段、設備機器スケジュール保持手段及び前記設備機器制
    御手段を設備機器の種類毎に設けたことを特徴とする請
    求項1又は2記載のビル管理システム。
  8. 【請求項8】 前記部屋スケジュール入力手段及び前記
    部屋スケジュール保持手段を有するメインコントローラ
    と、設備機器の種類毎に設けられ、前記変更タイミング
    入力手段、前記変更タイミング保持手段、前記設備機器
    構成情報入力手段、前記設備機器構成情報保持手段、設
    備機器スケジュール演算手段、設備機器スケジュール保
    持手段、前記設備機器制御手段及び前記計時手段を有
    し、前記メインコントローラに接続された設備機器コン
    トローラとを備え、前記各設備機器コントローラは前記
    メインコントローラから部屋スケジュールデータの提供
    を受けた後はそれぞれ独立して稼動することを特徴とす
    る請求項7記載のビル管理システム。
JP5925095A 1995-03-17 1995-03-17 ビル管理システム Pending JPH08256385A (ja)

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