JPH0825615A - 印刷用ローラ駆動機構 - Google Patents
印刷用ローラ駆動機構Info
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- JPH0825615A JPH0825615A JP6165105A JP16510594A JPH0825615A JP H0825615 A JPH0825615 A JP H0825615A JP 6165105 A JP6165105 A JP 6165105A JP 16510594 A JP16510594 A JP 16510594A JP H0825615 A JPH0825615 A JP H0825615A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型化および部品点数の削減を図ることがで
きるとともに高速化に対応できる印刷用ローラ駆動機構
の提供。 【構成】 回転および軸方向(図中X方向)の揺動を行
う揺動ローラ軸21と、この揺動ローラ軸21に平行な
軸33を中心として揺動ローラ軸21と連動して回転し
かつ周面に湾曲した溝31を有する溝カム30と、この
溝カム30の溝31内に収納されて揺動ローラ軸21を
揺動させるカムフォロア32とを備えた印刷用ローラ駆
動機構20を構成した。また、駆動機構20に揺動ロー
ラ軸21を複数設ける場合には、溝カム30の溝31内
に、これらの揺動ローラ軸21に対応した複数のカムフ
ォロア32を収納することが望ましい。
きるとともに高速化に対応できる印刷用ローラ駆動機構
の提供。 【構成】 回転および軸方向(図中X方向)の揺動を行
う揺動ローラ軸21と、この揺動ローラ軸21に平行な
軸33を中心として揺動ローラ軸21と連動して回転し
かつ周面に湾曲した溝31を有する溝カム30と、この
溝カム30の溝31内に収納されて揺動ローラ軸21を
揺動させるカムフォロア32とを備えた印刷用ローラ駆
動機構20を構成した。また、駆動機構20に揺動ロー
ラ軸21を複数設ける場合には、溝カム30の溝31内
に、これらの揺動ローラ軸21に対応した複数のカムフ
ォロア32を収納することが望ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輪転印刷機内に設けら
れた揺動ローラ等の各ローラの駆動を行う印刷用ローラ
駆動機構に関し、インキ供給装置のインキ均しローラや
インキ移しローラ、あるいは水供給装置の水均しローラ
や水移しローラなどの駆動に利用できる。
れた揺動ローラ等の各ローラの駆動を行う印刷用ローラ
駆動機構に関し、インキ供給装置のインキ均しローラや
インキ移しローラ、あるいは水供給装置の水均しローラ
や水移しローラなどの駆動に利用できる。
【0002】
【背景技術】一般に、輪転印刷機内には、回転および軸
方向の揺動(往復運動)を行う揺動ローラ、あるいは回
転および軸の平行移動を行う移動ローラなどの特有な動
作を行うローラが設けられている。図4には、このよう
な揺動ローラおよび移動ローラの代表的な例であるイン
キ均しローラ16およびインキ移しローラ14を備えた
インキ供給装置10の構成の一例が示されている。イン
キ供給装置10は、図中下側に配置された版胴11に印
刷用のインキを供給する装置であり、図中上側から、イ
ンキ供給部12と、このインキ供給部12からインキを
引き出すインキ出しローラ13と、インキ出しローラ1
3から下流のローラ群にインキを移すインキ移しローラ
14と、複数のインキ練りローラ15と、これらのイン
キ練りローラ15の間に介装された三つのインキ均しロ
ーラ16と、版胴11に接触してインキを着けるインキ
着けローラ17とを備えている。
方向の揺動(往復運動)を行う揺動ローラ、あるいは回
転および軸の平行移動を行う移動ローラなどの特有な動
作を行うローラが設けられている。図4には、このよう
な揺動ローラおよび移動ローラの代表的な例であるイン
キ均しローラ16およびインキ移しローラ14を備えた
インキ供給装置10の構成の一例が示されている。イン
キ供給装置10は、図中下側に配置された版胴11に印
刷用のインキを供給する装置であり、図中上側から、イ
ンキ供給部12と、このインキ供給部12からインキを
引き出すインキ出しローラ13と、インキ出しローラ1
3から下流のローラ群にインキを移すインキ移しローラ
14と、複数のインキ練りローラ15と、これらのイン
キ練りローラ15の間に介装された三つのインキ均しロ
ーラ16と、版胴11に接触してインキを着けるインキ
着けローラ17とを備えている。
【0003】このうちインキ移しローラ14は、図中P
点を中心として首振り運動(公転)を行い、インキ出し
ローラ13と最も上流のインキ練りローラ(金ローラ)
15Aとの間を一定の周期で往復し、これらの各ローラ
13,15Aに交互に回転(自転)しながら接触するよ
うになっている。この際、インキ移しローラ14の回転
軸(自転軸)は、平行状態を保ったまま移動される。ま
た、三つのインキ均しローラ16は、回転を行うととも
に、一定の周期で軸方向の揺動(往復運動)を行うよう
になっている。
点を中心として首振り運動(公転)を行い、インキ出し
ローラ13と最も上流のインキ練りローラ(金ローラ)
15Aとの間を一定の周期で往復し、これらの各ローラ
13,15Aに交互に回転(自転)しながら接触するよ
うになっている。この際、インキ移しローラ14の回転
軸(自転軸)は、平行状態を保ったまま移動される。ま
た、三つのインキ均しローラ16は、回転を行うととも
に、一定の周期で軸方向の揺動(往復運動)を行うよう
になっている。
【0004】図5および図6には、このようなインキ供
給装置10のインキ均しローラ16およびインキ移しロ
ーラ14の駆動機構の従来の一例である駆動機構900
が示されている。図6は、図5を図中左側から見た図で
ある。図5において、図中右下に配置されたインキ均し
ローラ16の軸901は、軸受902によりフレーム9
03に対して回転可能かつ軸方向(図5中X方向)に摺
動可能に支持されている。
給装置10のインキ均しローラ16およびインキ移しロ
ーラ14の駆動機構の従来の一例である駆動機構900
が示されている。図6は、図5を図中左側から見た図で
ある。図5において、図中右下に配置されたインキ均し
ローラ16の軸901は、軸受902によりフレーム9
03に対して回転可能かつ軸方向(図5中X方向)に摺
動可能に支持されている。
【0005】軸901には、歯車904が固定され、さ
らに歯車904の固定位置よりも軸端側(図5中左側)
には、周面に直線的な溝905を有する溝付部材906
が軸901に対して回転可能かつ軸901に対して軸方
向(図5中X方向)に摺動不可能に取り付けられてい
る。歯車904の上側には、歯車907を介してインキ
移しローラ駆動カム908の軸909に固定された歯車
910が接続されている。インキ移しローラ駆動カム9
08は、その外周面にカムプロフィルが形成され、この
カムプロフィルに従って図示されないリンク機構を介し
てインキ移しローラ14を首振り運動(図4参照)させ
るようになっている。
らに歯車904の固定位置よりも軸端側(図5中左側)
には、周面に直線的な溝905を有する溝付部材906
が軸901に対して回転可能かつ軸901に対して軸方
向(図5中X方向)に摺動不可能に取り付けられてい
る。歯車904の上側には、歯車907を介してインキ
移しローラ駆動カム908の軸909に固定された歯車
910が接続されている。インキ移しローラ駆動カム9
08は、その外周面にカムプロフィルが形成され、この
カムプロフィルに従って図示されないリンク機構を介し
てインキ移しローラ14を首振り運動(図4参照)させ
るようになっている。
【0006】図5および図6において、インキ移しロー
ラ駆動カム908の側面(図5中左側の面)には、イン
キ移しローラ駆動カム908とともに回転する回転板
(クランク)911が設けられている。回転板911の
側面には、中心を外した位置に長さ調整可能な連接棒9
12が接続され、この連接棒912は、丸棒状のレバー
913に固定されたアーム914に接続されている。レ
バー913には、アーム914の他に、三つのアーム9
15が固定され、これらの各アーム915の先端には、
前述した溝付部材906の溝905内に収納されるカム
フォロワ916が設けられている。
ラ駆動カム908の側面(図5中左側の面)には、イン
キ移しローラ駆動カム908とともに回転する回転板
(クランク)911が設けられている。回転板911の
側面には、中心を外した位置に長さ調整可能な連接棒9
12が接続され、この連接棒912は、丸棒状のレバー
913に固定されたアーム914に接続されている。レ
バー913には、アーム914の他に、三つのアーム9
15が固定され、これらの各アーム915の先端には、
前述した溝付部材906の溝905内に収納されるカム
フォロワ916が設けられている。
【0007】このような駆動機構900においては、以
下のようにインキ均しローラ16の回転および軸方向の
揺動とインキ移しローラ14の首振り運動とが行われ
る。歯車910からの回転駆動入力は、歯車907、歯
車904、軸901の順に伝達され、これによりインキ
均しローラ16の回転が行われる。
下のようにインキ均しローラ16の回転および軸方向の
揺動とインキ移しローラ14の首振り運動とが行われ
る。歯車910からの回転駆動入力は、歯車907、歯
車904、軸901の順に伝達され、これによりインキ
均しローラ16の回転が行われる。
【0008】一方、これと同時に、歯車910からの回
転駆動入力は、軸909、インキ移しローラ駆動カム9
08、回転板911の順に伝達され、回転板911の回
転は、連接棒912の往復揺動(図中A方向)に変換さ
れる。そして、この連接棒912の往復揺動が、アーム
914を介してレバー913に伝達され、これに伴って
三つのアーム915がレバー913の位置を中心として
回動(図5中B方向)して先端のカムフォロワ916が
図5中X方向に往復移動する。このカムフォロワ916
の往復移動は、溝付部材906を介して軸901に伝達
され、これによりインキ均しローラ16の軸方向の揺動
が行われる。
転駆動入力は、軸909、インキ移しローラ駆動カム9
08、回転板911の順に伝達され、回転板911の回
転は、連接棒912の往復揺動(図中A方向)に変換さ
れる。そして、この連接棒912の往復揺動が、アーム
914を介してレバー913に伝達され、これに伴って
三つのアーム915がレバー913の位置を中心として
回動(図5中B方向)して先端のカムフォロワ916が
図5中X方向に往復移動する。このカムフォロワ916
の往復移動は、溝付部材906を介して軸901に伝達
され、これによりインキ均しローラ16の軸方向の揺動
が行われる。
【0009】また、以上のインキ均しローラ16の回転
および軸方向の揺動と同時に、インキ移しローラ駆動カ
ム908の回転により、図示されないリンク機構を介し
てインキ移しローラ14の首振り運動が行われる。な
お、インキ移しローラ駆動カム908が一回転する間
に、インキ均しローラ16の軸901は軸方向に一往復
するようになっており、インキ移しローラ14の首振り
運動(図4参照)の周期と、インキ均しローラ16の軸
方向の揺動の周期とは一致している。
および軸方向の揺動と同時に、インキ移しローラ駆動カ
ム908の回転により、図示されないリンク機構を介し
てインキ移しローラ14の首振り運動が行われる。な
お、インキ移しローラ駆動カム908が一回転する間
に、インキ均しローラ16の軸901は軸方向に一往復
するようになっており、インキ移しローラ14の首振り
運動(図4参照)の周期と、インキ均しローラ16の軸
方向の揺動の周期とは一致している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の駆動機構900では、インキ均しローラ16の
軸901の軸方向の揺動を、連接棒912やレバー91
3およびこの周囲に固定されたアーム914,915等
を用いて行うので、駆動機構が複雑となり、部品点数が
多くなるうえ、これらの連接棒912やレバー913等
を設置するための大きなスペースが必要となり、駆動機
構を小型化することが困難であるという問題があった。
た従来の駆動機構900では、インキ均しローラ16の
軸901の軸方向の揺動を、連接棒912やレバー91
3およびこの周囲に固定されたアーム914,915等
を用いて行うので、駆動機構が複雑となり、部品点数が
多くなるうえ、これらの連接棒912やレバー913等
を設置するための大きなスペースが必要となり、駆動機
構を小型化することが困難であるという問題があった。
【0011】また、このような連接棒912やレバー9
13等を用いた複雑な機構であるため、機械を高速化す
ることが困難であるうえ、カムフォロワ916の往復移
動に伴ってアーム915が一定範囲で回動するため、ア
ーム915に繰り返し曲げ応力が働くことと、アーム9
15が長いことから、レバー913に固定されたアーム
915の付け根の部分は、疲労破壊を防止するために充
分な強度を確保しておかなければならないという問題が
あった。
13等を用いた複雑な機構であるため、機械を高速化す
ることが困難であるうえ、カムフォロワ916の往復移
動に伴ってアーム915が一定範囲で回動するため、ア
ーム915に繰り返し曲げ応力が働くことと、アーム9
15が長いことから、レバー913に固定されたアーム
915の付け根の部分は、疲労破壊を防止するために充
分な強度を確保しておかなければならないという問題が
あった。
【0012】さらに、駆動機構900では、インキ均し
ローラ16の軸901と、インキ均しローラ16の軸方
向の揺動を行うための回転板911の軸909とは、歯
車904,907,910からなる歯車列により回転伝
達が行われる構成となっているので、インキ均しローラ
16の回転の周期と、インキ均しローラ16の軸方向の
揺動の周期とは、固定されていて設計段階においても容
易に変更することができなかった。
ローラ16の軸901と、インキ均しローラ16の軸方
向の揺動を行うための回転板911の軸909とは、歯
車904,907,910からなる歯車列により回転伝
達が行われる構成となっているので、インキ均しローラ
16の回転の周期と、インキ均しローラ16の軸方向の
揺動の周期とは、固定されていて設計段階においても容
易に変更することができなかった。
【0013】そして、駆動機構900では、インキ移し
ローラ駆動カム908の回転と、インキ均しローラ16
の軸901の軸方向の揺動とが、連接棒912やレバー
913等を介して連動された構成となっているので、イ
ンキ移しローラ14の首振り運動(図4参照)の周期
と、インキ均しローラ16の軸方向の揺動の周期との関
係は、完全に固定されていて変更することができなかっ
た。
ローラ駆動カム908の回転と、インキ均しローラ16
の軸901の軸方向の揺動とが、連接棒912やレバー
913等を介して連動された構成となっているので、イ
ンキ移しローラ14の首振り運動(図4参照)の周期
と、インキ均しローラ16の軸方向の揺動の周期との関
係は、完全に固定されていて変更することができなかっ
た。
【0014】本発明の目的は、小型化および部品点数の
削減を図ることができるとともに高速化に対応できる印
刷用ローラ駆動機構を提供することにある。また、本発
明の他の目的は、上記目的に加え、揺動ローラの回転の
周期と軸方向の揺動の周期との関係、あるいは揺動ロー
ラの軸方向の揺動の周期と移動ローラの首振り運動の周
期との関係を容易に変更できる印刷用ローラ駆動機構を
提供することにある。
削減を図ることができるとともに高速化に対応できる印
刷用ローラ駆動機構を提供することにある。また、本発
明の他の目的は、上記目的に加え、揺動ローラの回転の
周期と軸方向の揺動の周期との関係、あるいは揺動ロー
ラの軸方向の揺動の周期と移動ローラの首振り運動の周
期との関係を容易に変更できる印刷用ローラ駆動機構を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、周面に湾曲し
た溝を有する溝カムを用いて前記目的を達成しようとす
るものである。具体的には、本発明の印刷用ローラ駆動
機構は、回転および軸方向の揺動(往復運動)を行う揺
動ローラ軸と、この揺動ローラ軸に平行な軸を中心とし
て回転しかつ周面に湾曲した溝を有する溝カムと、この
溝カムの溝内に収納されて揺動ローラ軸を揺動させるカ
ムフォロアとを備えたことを特徴とする。ここで、揺動
ローラの代表的な例としては、インキ供給装置のインキ
均しローラや水供給装置の水均しローラなどが挙げられ
る。また、溝カムの溝形状(カムプロフィル)は、直線
的ではなく、湾曲した形状であれば、正弦波状、略三角
形波状、略台形波状等任意である。
た溝を有する溝カムを用いて前記目的を達成しようとす
るものである。具体的には、本発明の印刷用ローラ駆動
機構は、回転および軸方向の揺動(往復運動)を行う揺
動ローラ軸と、この揺動ローラ軸に平行な軸を中心とし
て回転しかつ周面に湾曲した溝を有する溝カムと、この
溝カムの溝内に収納されて揺動ローラ軸を揺動させるカ
ムフォロアとを備えたことを特徴とする。ここで、揺動
ローラの代表的な例としては、インキ供給装置のインキ
均しローラや水供給装置の水均しローラなどが挙げられ
る。また、溝カムの溝形状(カムプロフィル)は、直線
的ではなく、湾曲した形状であれば、正弦波状、略三角
形波状、略台形波状等任意である。
【0016】また、本発明の印刷用ローラ駆動機構は、
揺動ローラ軸が一本の場合に適用してもよいが、揺動ロ
ーラ軸が複数設けられた場合に適用することが好適であ
り、この場合には、一つの溝カムの溝内に、これらの複
数の揺動ローラ軸に対応した複数のカムフォロアを収納
しておくことが望ましい。
揺動ローラ軸が一本の場合に適用してもよいが、揺動ロ
ーラ軸が複数設けられた場合に適用することが好適であ
り、この場合には、一つの溝カムの溝内に、これらの複
数の揺動ローラ軸に対応した複数のカムフォロアを収納
しておくことが望ましい。
【0017】さらに、溝カムの軸と揺動ローラ軸との間
の回転伝達経路の途中には、これらの軸に平行に配置さ
れた中間軸が設けられ、この中間軸には、溝カムの軸側
の歯車および揺動ローラ軸側の歯車とそれぞれ噛み合う
二つの歯車が取り付けられていることが望ましい。
の回転伝達経路の途中には、これらの軸に平行に配置さ
れた中間軸が設けられ、この中間軸には、溝カムの軸側
の歯車および揺動ローラ軸側の歯車とそれぞれ噛み合う
二つの歯車が取り付けられていることが望ましい。
【0018】そして、本発明の印刷用ローラ駆動機構
は、回転および軸の平行移動を行う移動ローラの駆動用
の移動ローラ駆動カムと、この移動ローラ駆動カムの軸
と溝カムの軸との回転伝達を行う巻掛け式の無端回転伝
達手段とを備えた構成としてもよい。ここで、移動ロー
ラの代表的な例としては、インキ供給装置のインキ移し
ローラや水供給装置の水移しローラなどが挙げられる。
また、巻掛け式の無端回転伝達手段とは、チェーン・ス
プロケットやベルト・プーリなどの回転伝達手段であ
り、紐状または帯状部材を輪をなすようにして形成され
た屈曲自在な巻掛け媒介節である無端部材(チェーンや
ベルト、あるいはロープ、Vベルト等)と、回転しなが
ら無端部材を支持する回転支持部材(スプロケットやプ
ーリ等)とによる回転伝達手段である。さらに、巻掛け
式の無端回転伝達手段は、移動ローラ駆動カムの軸、ま
たは溝カムの軸の各軸端に設けられていることが、回転
支持部材の交換を容易に行える点で好ましい。
は、回転および軸の平行移動を行う移動ローラの駆動用
の移動ローラ駆動カムと、この移動ローラ駆動カムの軸
と溝カムの軸との回転伝達を行う巻掛け式の無端回転伝
達手段とを備えた構成としてもよい。ここで、移動ロー
ラの代表的な例としては、インキ供給装置のインキ移し
ローラや水供給装置の水移しローラなどが挙げられる。
また、巻掛け式の無端回転伝達手段とは、チェーン・ス
プロケットやベルト・プーリなどの回転伝達手段であ
り、紐状または帯状部材を輪をなすようにして形成され
た屈曲自在な巻掛け媒介節である無端部材(チェーンや
ベルト、あるいはロープ、Vベルト等)と、回転しなが
ら無端部材を支持する回転支持部材(スプロケットやプ
ーリ等)とによる回転伝達手段である。さらに、巻掛け
式の無端回転伝達手段は、移動ローラ駆動カムの軸、ま
たは溝カムの軸の各軸端に設けられていることが、回転
支持部材の交換を容易に行える点で好ましい。
【0019】
【作用】このような本発明においては、揺動ローラ軸を
回転させるとともに、この揺動ローラ軸の回転と連動さ
せて溝カムを回転させ、溝カムの溝内に収納されたカム
フォロアを湾曲した溝形状(カムプロフィル)に従わせ
て軸方向に往復移動させることにより、揺動ローラ軸を
軸方向に揺動(往復運動)させる。
回転させるとともに、この揺動ローラ軸の回転と連動さ
せて溝カムを回転させ、溝カムの溝内に収納されたカム
フォロアを湾曲した溝形状(カムプロフィル)に従わせ
て軸方向に往復移動させることにより、揺動ローラ軸を
軸方向に揺動(往復運動)させる。
【0020】このため、揺動ローラ軸の回転および軸方
向の揺動を行うにあたって、前述した駆動機構900の
ような連接棒912やレバー913およびアーム91
4,915等を用いる必要がなくなるので、簡易な構造
となり、小型化および部品点数の削減が図られる。ま
た、連接棒912やレバー913等を用いた複雑な構造
とする必要がなくなるので、高速化に対応可能になると
ともに、アーム915の付け根部分のような疲労破壊防
止の必要性のある部分がなくなるので、このことによっ
ても構造が簡易化されて小型化および部品点数の削減が
図られ、これらにより前記目的が達成される。
向の揺動を行うにあたって、前述した駆動機構900の
ような連接棒912やレバー913およびアーム91
4,915等を用いる必要がなくなるので、簡易な構造
となり、小型化および部品点数の削減が図られる。ま
た、連接棒912やレバー913等を用いた複雑な構造
とする必要がなくなるので、高速化に対応可能になると
ともに、アーム915の付け根部分のような疲労破壊防
止の必要性のある部分がなくなるので、このことによっ
ても構造が簡易化されて小型化および部品点数の削減が
図られ、これらにより前記目的が達成される。
【0021】また、本発明の印刷用ローラ駆動機構を、
揺動ローラ軸が複数設けられた場合に適用する際には、
一つの溝カムの溝内に、これらの複数の揺動ローラ軸に
対応した複数のカムフォロアを収納するようにすれば、
小型化および部品点数の削減がより一層効果的に図られ
る。
揺動ローラ軸が複数設けられた場合に適用する際には、
一つの溝カムの溝内に、これらの複数の揺動ローラ軸に
対応した複数のカムフォロアを収納するようにすれば、
小型化および部品点数の削減がより一層効果的に図られ
る。
【0022】さらに、溝カムの軸と揺動ローラ軸との間
の回転伝達経路の途中に、これらの軸に平行に配置され
た中間軸を設けた場合には、溝カムの軸側の歯車および
揺動ローラ軸側の歯車とそれぞれ噛み合う二つの歯車の
両方またはいずれか一方の歯数を変更することで、溝カ
ムの軸と揺動ローラ軸との回転比の変更を容易に行うこ
とが可能となる。つまり、揺動ローラの軸方向の揺動の
周期(溝カムの軸の回転周期に比例する)と、揺動ロー
ラの回転の周期との関係を容易に変更可能となる。
の回転伝達経路の途中に、これらの軸に平行に配置され
た中間軸を設けた場合には、溝カムの軸側の歯車および
揺動ローラ軸側の歯車とそれぞれ噛み合う二つの歯車の
両方またはいずれか一方の歯数を変更することで、溝カ
ムの軸と揺動ローラ軸との回転比の変更を容易に行うこ
とが可能となる。つまり、揺動ローラの軸方向の揺動の
周期(溝カムの軸の回転周期に比例する)と、揺動ロー
ラの回転の周期との関係を容易に変更可能となる。
【0023】そして、本発明の印刷用ローラ駆動機構
を、移動ローラ駆動カムと巻掛け式の無端回転伝達手段
とを備えた構成とした場合には、無端回転伝達手段の回
転支持部材を交換することで、つまりスプロケットの歯
数を変更したり、あるいはプーリの径を変更したり等す
ることで、揺動ローラの軸方向の揺動の周期と移動ロー
ラの首振り運動の周期との関係を容易に変更可能とな
る。
を、移動ローラ駆動カムと巻掛け式の無端回転伝達手段
とを備えた構成とした場合には、無端回転伝達手段の回
転支持部材を交換することで、つまりスプロケットの歯
数を変更したり、あるいはプーリの径を変更したり等す
ることで、揺動ローラの軸方向の揺動の周期と移動ロー
ラの首振り運動の周期との関係を容易に変更可能とな
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1および図2には、本実施例の印刷用ローラ
駆動機構である駆動機構20が示されている。図1は、
各ローラの軸方向に沿った断面図(図2中E−E線に沿
った断面図)であり、図2は、各ローラの軸に直交する
方向に沿った断面図である。駆動機構20は、前述した
図4のインキ供給装置10の揺動ローラである三つのイ
ンキ均しローラ16、および移動ローラであるインキ移
しローラ14を駆動するための機構である。
明する。図1および図2には、本実施例の印刷用ローラ
駆動機構である駆動機構20が示されている。図1は、
各ローラの軸方向に沿った断面図(図2中E−E線に沿
った断面図)であり、図2は、各ローラの軸に直交する
方向に沿った断面図である。駆動機構20は、前述した
図4のインキ供給装置10の揺動ローラである三つのイ
ンキ均しローラ16、および移動ローラであるインキ移
しローラ14を駆動するための機構である。
【0025】図1において、図中左上に配置されたイン
キ均しローラ16の軸21は、軸受22によりフレーム
23に対して回転可能かつ軸方向(図1中X方向)に摺
動可能に支持されている。軸21には、歯車24が固定
され、さらに歯車24の固定位置よりも軸端側(図1中
右側)には、軸受25を介してハウジング26が軸21
に対して回転可能かつ軸21に対して軸方向(図1中X
方向)に摺動不可能に取り付けられている。
キ均しローラ16の軸21は、軸受22によりフレーム
23に対して回転可能かつ軸方向(図1中X方向)に摺
動可能に支持されている。軸21には、歯車24が固定
され、さらに歯車24の固定位置よりも軸端側(図1中
右側)には、軸受25を介してハウジング26が軸21
に対して回転可能かつ軸21に対して軸方向(図1中X
方向)に摺動不可能に取り付けられている。
【0026】ハウジング26の外周面の図1中上側に
は、略U字状断面(図2参照)を有するスライド案内部
27が設けられ、このスライド案内部27は、フレーム
23に固定された案内棒28により案内されてフレーム
23に対して図1中X方向に摺動案内されるようになっ
ている。
は、略U字状断面(図2参照)を有するスライド案内部
27が設けられ、このスライド案内部27は、フレーム
23に固定された案内棒28により案内されてフレーム
23に対して図1中X方向に摺動案内されるようになっ
ている。
【0027】ハウジング26の図1中下側には、外周面
に湾曲した形状の溝31を有する溝カム30が設けられ
ている。この溝カム30は、インキ均しローラ16の軸
21と平行に配置された軸33を中心として回転するよ
うになっている。溝カム30の溝31の内部には、ハウ
ジング26の外周面の図1中下側に取り付けられたカム
フォロア32が収納されている。図3には、溝カム30
の拡大図が示されている。溝31は、溝カム30の外周
面に、例えば正弦波状等の滑らかな曲線(カムプロフィ
ル)を描くように形成されている。これにより、カムフ
ォロア32は、溝カム30がその軸33を中心として一
回転する間に、溝31内で回転しながら溝31の形状に
従って図1中X方向に一往復するようになっている。
に湾曲した形状の溝31を有する溝カム30が設けられ
ている。この溝カム30は、インキ均しローラ16の軸
21と平行に配置された軸33を中心として回転するよ
うになっている。溝カム30の溝31の内部には、ハウ
ジング26の外周面の図1中下側に取り付けられたカム
フォロア32が収納されている。図3には、溝カム30
の拡大図が示されている。溝31は、溝カム30の外周
面に、例えば正弦波状等の滑らかな曲線(カムプロフィ
ル)を描くように形成されている。これにより、カムフ
ォロア32は、溝カム30がその軸33を中心として一
回転する間に、溝31内で回転しながら溝31の形状に
従って図1中X方向に一往復するようになっている。
【0028】図2において、溝カム30の軸33の周囲
には、三つのインキ均しローラ16の軸21が軸33と
それぞれ平行に三本配置されている。そして、これらの
三本の軸21は、全て図1中上側部分に記載された断面
構造と同様な断面構造を有しており、これらの各軸21
に対応した三つのカムフォロア32は、一つの溝カム3
0の溝31の内部に収納され、溝カム30の回転に伴っ
て三つ同時にかつ互いにずれた位相で図1中X方向に往
復するようになっている。
には、三つのインキ均しローラ16の軸21が軸33と
それぞれ平行に三本配置されている。そして、これらの
三本の軸21は、全て図1中上側部分に記載された断面
構造と同様な断面構造を有しており、これらの各軸21
に対応した三つのカムフォロア32は、一つの溝カム3
0の溝31の内部に収納され、溝カム30の回転に伴っ
て三つ同時にかつ互いにずれた位相で図1中X方向に往
復するようになっている。
【0029】図1に戻って、溝カム30の図1中左側に
は、歯車24と噛み合う歯車34が軸受35を介して軸
33に対して回転可能に取り付けられている。溝カム3
0の軸33は、図1中左側の端部の位置で、軸受36を
介してフレーム23により支持されるとともに、溝カム
30の図1中右側の位置で、軸受37および軸受箱38
を介してサブフレーム40により支持されている。溝カ
ム30の軸33の図1中右側の端部には、歯車39が固
定され、さらに歯車39の右側には、駆動側のスプロケ
ット57が取り付けられている。
は、歯車24と噛み合う歯車34が軸受35を介して軸
33に対して回転可能に取り付けられている。溝カム3
0の軸33は、図1中左側の端部の位置で、軸受36を
介してフレーム23により支持されるとともに、溝カム
30の図1中右側の位置で、軸受37および軸受箱38
を介してサブフレーム40により支持されている。溝カ
ム30の軸33の図1中右側の端部には、歯車39が固
定され、さらに歯車39の右側には、駆動側のスプロケ
ット57が取り付けられている。
【0030】溝カム30の軸33の図1中下側には、軸
33と平行に配置された中間軸(アイドラ軸)41が設
けられている。この中間軸41は、軸受43,44を介
してサブフレーム40により支持されている。中間軸4
1の図1中右側の端部には、歯車39と噛み合う歯車4
5が固定され、図1中左側の端部には、歯車34と噛み
合う歯車46が固定されている。
33と平行に配置された中間軸(アイドラ軸)41が設
けられている。この中間軸41は、軸受43,44を介
してサブフレーム40により支持されている。中間軸4
1の図1中右側の端部には、歯車39と噛み合う歯車4
5が固定され、図1中左側の端部には、歯車34と噛み
合う歯車46が固定されている。
【0031】図1中左下には、インキ移しローラ14の
首振り運動(図4参照)を行うためのインキ移しローラ
駆動カム50が設けられている。このインキ移しローラ
駆動カム50の軸51は、中間軸41と平行に配置さ
れ、軸受52を介してフレーム23により支持されると
ともに、軸受53を介してサブフレーム54により支持
されている。
首振り運動(図4参照)を行うためのインキ移しローラ
駆動カム50が設けられている。このインキ移しローラ
駆動カム50の軸51は、中間軸41と平行に配置さ
れ、軸受52を介してフレーム23により支持されると
ともに、軸受53を介してサブフレーム54により支持
されている。
【0032】インキ移しローラ駆動カム50の軸51の
図1中右側の端部には、従動側のスプロケット55が取
り付けられている。このスプロケット55には、図1中
二点鎖線で示されたチェーン56が係合され、このチェ
ーン56により、前述した溝カム30の軸33の端部に
取り付けられたスプロケット57と、インキ移しローラ
駆動カム50の軸51の端部に取り付けられたスプロケ
ット55との間の回転伝達が行われるようになってい
る。
図1中右側の端部には、従動側のスプロケット55が取
り付けられている。このスプロケット55には、図1中
二点鎖線で示されたチェーン56が係合され、このチェ
ーン56により、前述した溝カム30の軸33の端部に
取り付けられたスプロケット57と、インキ移しローラ
駆動カム50の軸51の端部に取り付けられたスプロケ
ット55との間の回転伝達が行われるようになってい
る。
【0033】また、図2において、図中右側には、別の
スプロケット58が図2中F方向に位置調整可能に設け
られ、これによりチェーン56の張力が適切に保たれる
ようになっている。また、各スプロケット55,57
は、各軸33,51の端部に設けられているため、異な
る歯数のスプロケットに容易に交換可能となっており、
この交換により溝カム30の軸33とインキ移しローラ
駆動カム50の軸51との回転比を自在に調整可能とな
っている。
スプロケット58が図2中F方向に位置調整可能に設け
られ、これによりチェーン56の張力が適切に保たれる
ようになっている。また、各スプロケット55,57
は、各軸33,51の端部に設けられているため、異な
る歯数のスプロケットに容易に交換可能となっており、
この交換により溝カム30の軸33とインキ移しローラ
駆動カム50の軸51との回転比を自在に調整可能とな
っている。
【0034】このような本実施例においては、以下のよ
うにインキ均しローラ16の回転および軸方向の揺動と
インキ移しローラ14の首振り運動とが行われる。先
ず、歯車39からの回転駆動入力は、歯車45、中間軸
41、歯車46、歯車34、歯車24、軸21の順に伝
達され、これによりインキ均しローラ16の回転が行わ
れる。
うにインキ均しローラ16の回転および軸方向の揺動と
インキ移しローラ14の首振り運動とが行われる。先
ず、歯車39からの回転駆動入力は、歯車45、中間軸
41、歯車46、歯車34、歯車24、軸21の順に伝
達され、これによりインキ均しローラ16の回転が行わ
れる。
【0035】一方、これと同時に、歯車39からの回転
駆動入力は、軸33により溝カム30に伝達され、溝カ
ム30の回転により溝31の形状に従って各カムフォロ
ア32が図1中X方向に往復運動する。そして、各カム
フォロア32の往復運動により各ハウジング26および
各歯車24と共に各軸21が図1中X方向に往復運動
し、インキ均しローラ16の軸方向の揺動が行われる。
駆動入力は、軸33により溝カム30に伝達され、溝カ
ム30の回転により溝31の形状に従って各カムフォロ
ア32が図1中X方向に往復運動する。そして、各カム
フォロア32の往復運動により各ハウジング26および
各歯車24と共に各軸21が図1中X方向に往復運動
し、インキ均しローラ16の軸方向の揺動が行われる。
【0036】さらに、以上のインキ均しローラ16の回
転および軸方向の揺動と同時に、歯車39からの回転駆
動入力が、軸33、スプロケット57、チェーン56、
スプロケット55、軸51、インキ移しローラ駆動カム
50の順に伝達され、図示されないリンク機構を介して
インキ移しローラ14の首振り運動が行われる。
転および軸方向の揺動と同時に、歯車39からの回転駆
動入力が、軸33、スプロケット57、チェーン56、
スプロケット55、軸51、インキ移しローラ駆動カム
50の順に伝達され、図示されないリンク機構を介して
インキ移しローラ14の首振り運動が行われる。
【0037】また、インキ均しローラ16の回転周期と
軸方向の揺動周期との関係は次のようになっている。す
なわち、溝カム30の軸33が一回転する間に、各カム
フォロア32は図1中X方向に一往復し、インキ均しロ
ーラ16は軸方向に一往復する。一方、溝カム30の軸
33が一回転すると、この回転は中間軸41に固定され
た歯車45,46により増速され、インキ均しローラ1
6の軸21は約10回転する。従って、インキ均しロー
ラ16は、約10回転する間に軸方向に一往復の揺動を
行う。なお、インキ均しローラ16の回転数が版胴11
の回転数の約2倍となっている場合(インキ均しローラ
16の外周表面速度と版胴11の外周表面速度とは通常
同一とされるため、インキ均しローラ16の径が版胴1
1の径の約1/2となっている場合)には、版胴11が
約5回転する間にインキ均しローラ16は軸方向に一往
復の揺動を行う。そして、このようなインキ均しローラ
16の回転周期と軸方向の揺動周期との関係は、中間軸
41に固定された歯車45,46の歯数を変更すること
で容易に変更可能である。
軸方向の揺動周期との関係は次のようになっている。す
なわち、溝カム30の軸33が一回転する間に、各カム
フォロア32は図1中X方向に一往復し、インキ均しロ
ーラ16は軸方向に一往復する。一方、溝カム30の軸
33が一回転すると、この回転は中間軸41に固定され
た歯車45,46により増速され、インキ均しローラ1
6の軸21は約10回転する。従って、インキ均しロー
ラ16は、約10回転する間に軸方向に一往復の揺動を
行う。なお、インキ均しローラ16の回転数が版胴11
の回転数の約2倍となっている場合(インキ均しローラ
16の外周表面速度と版胴11の外周表面速度とは通常
同一とされるため、インキ均しローラ16の径が版胴1
1の径の約1/2となっている場合)には、版胴11が
約5回転する間にインキ均しローラ16は軸方向に一往
復の揺動を行う。そして、このようなインキ均しローラ
16の回転周期と軸方向の揺動周期との関係は、中間軸
41に固定された歯車45,46の歯数を変更すること
で容易に変更可能である。
【0038】また、インキ均しローラ16の軸方向の揺
動周期とインキ移しローラ14の首振り運動の周期との
関係は次のようになっている。すなわち、溝カム30の
軸33が一回転してインキ均しローラ16が軸方向に一
往復の揺動を行う間に、インキ移しローラ駆動カム50
の軸51が一回転し、インキ移しローラ14が図4中の
インキ出しローラ13とインキ練りローラ15Aとの間
を一往復する。そして、このようなインキ均しローラ1
6の軸方向の揺動周期とインキ移しローラ14の首振り
運動の周期との関係は、スプロケット55,57の歯数
を変更することで容易に変更可能であり、例えば、機械
の印刷速度に応じてインキ供給量を調整する際などに適
宜変更することができる。
動周期とインキ移しローラ14の首振り運動の周期との
関係は次のようになっている。すなわち、溝カム30の
軸33が一回転してインキ均しローラ16が軸方向に一
往復の揺動を行う間に、インキ移しローラ駆動カム50
の軸51が一回転し、インキ移しローラ14が図4中の
インキ出しローラ13とインキ練りローラ15Aとの間
を一往復する。そして、このようなインキ均しローラ1
6の軸方向の揺動周期とインキ移しローラ14の首振り
運動の周期との関係は、スプロケット55,57の歯数
を変更することで容易に変更可能であり、例えば、機械
の印刷速度に応じてインキ供給量を調整する際などに適
宜変更することができる。
【0039】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、周面に湾曲した溝31を有する
溝カム30を用いてインキ均しローラ16の回転および
軸方向の揺動を行うので、従来の駆動機構900(図5
および図6参照)のような連接棒912やレバー913
およびアーム914,915等を用いる必要がなくな
り、簡易な構造となり、小型化および部品点数の削減を
図ることができる。
効果がある。すなわち、周面に湾曲した溝31を有する
溝カム30を用いてインキ均しローラ16の回転および
軸方向の揺動を行うので、従来の駆動機構900(図5
および図6参照)のような連接棒912やレバー913
およびアーム914,915等を用いる必要がなくな
り、簡易な構造となり、小型化および部品点数の削減を
図ることができる。
【0040】そして、連接棒912やレバー913等を
用いた複雑な構造とする必要がなくなるので、高速化に
対応できるとともに、アーム915の付け根部分のよう
な疲労破壊防止の必要性のある部分がなくなるので、こ
のことによっても構造が簡易化されて小型化および部品
点数の削減を図ることができる。
用いた複雑な構造とする必要がなくなるので、高速化に
対応できるとともに、アーム915の付け根部分のよう
な疲労破壊防止の必要性のある部分がなくなるので、こ
のことによっても構造が簡易化されて小型化および部品
点数の削減を図ることができる。
【0041】また、三つのインキ均しローラ16に対応
した各カムフォロア32が一つの溝カム30の溝31内
に収納されているので、小スペースでこれらの各カムフ
ォロア32を連動させて往復運動させることができるの
で、小型化および部品点数の削減をより一層図ることが
できる。
した各カムフォロア32が一つの溝カム30の溝31内
に収納されているので、小スペースでこれらの各カムフ
ォロア32を連動させて往復運動させることができるの
で、小型化および部品点数の削減をより一層図ることが
できる。
【0042】さらに、溝カム30の軸33とインキ均し
ローラ16の軸21との間の回転伝達経路の途中に、中
間軸41が設けられているので、この中間軸41に固定
された歯車45,46の両方またはいずれか一方の歯数
を変更することで、溝カム30の軸33とインキ均しロ
ーラ16の軸21との回転比の変更を容易に行うことが
できる。つまり、インキ均しローラ16の軸方向の揺動
の周期と、インキ均しローラ16の回転の周期との関係
を容易に変更できる。なお、溝カム30の軸33とイン
キ均しローラ16の軸21との回転比の変更は他の歯車
の歯数を変更することによっても行うことができるが、
中間軸41に固定された歯車45,46の歯数であれ
ば、他の部分に影響を及ぼすことなく容易に変更でき
る。例えば、サブフレーム40を交換して中間軸41の
中心位置を図1中上下に移動させればよい。
ローラ16の軸21との間の回転伝達経路の途中に、中
間軸41が設けられているので、この中間軸41に固定
された歯車45,46の両方またはいずれか一方の歯数
を変更することで、溝カム30の軸33とインキ均しロ
ーラ16の軸21との回転比の変更を容易に行うことが
できる。つまり、インキ均しローラ16の軸方向の揺動
の周期と、インキ均しローラ16の回転の周期との関係
を容易に変更できる。なお、溝カム30の軸33とイン
キ均しローラ16の軸21との回転比の変更は他の歯車
の歯数を変更することによっても行うことができるが、
中間軸41に固定された歯車45,46の歯数であれ
ば、他の部分に影響を及ぼすことなく容易に変更でき
る。例えば、サブフレーム40を交換して中間軸41の
中心位置を図1中上下に移動させればよい。
【0043】そして、溝カム30の軸33とインキ移し
ローラ駆動カム50の軸51との間の回転伝達がチェー
ン56およびスプロケット55,57により行われてい
るので、スプロケット55,57の両方またはいずれか
一方の歯数を変更することで、インキ均しローラ16の
軸方向の揺動の周期とインキ移しローラ14の首振り運
動の周期との関係を容易に変更することができる。
ローラ駆動カム50の軸51との間の回転伝達がチェー
ン56およびスプロケット55,57により行われてい
るので、スプロケット55,57の両方またはいずれか
一方の歯数を変更することで、インキ均しローラ16の
軸方向の揺動の周期とインキ移しローラ14の首振り運
動の周期との関係を容易に変更することができる。
【0044】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も含
み、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれる
ものである。すなわち、前記実施例では、溝カム30の
軸33とインキ移しローラ駆動カム50の軸51との間
の回転伝達は、チェーン56およびスプロケット55,
57により行われていたが、ベルト・プーリや歯車列等
を用いた他の回転伝達手段としてもよい。しかし、前記
実施例のようなチェーン・スプロケットあるいはベルト
・プーリなどの無端部材を用いた巻掛け式の無端回転伝
達手段としておくことが好ましく、そうすることで溝カ
ム30の軸33とインキ移しローラ駆動カム50の軸5
1との間の回転比を容易に変更できる。
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も含
み、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれる
ものである。すなわち、前記実施例では、溝カム30の
軸33とインキ移しローラ駆動カム50の軸51との間
の回転伝達は、チェーン56およびスプロケット55,
57により行われていたが、ベルト・プーリや歯車列等
を用いた他の回転伝達手段としてもよい。しかし、前記
実施例のようなチェーン・スプロケットあるいはベルト
・プーリなどの無端部材を用いた巻掛け式の無端回転伝
達手段としておくことが好ましく、そうすることで溝カ
ム30の軸33とインキ移しローラ駆動カム50の軸5
1との間の回転比を容易に変更できる。
【0045】また、溝カム30の軸33とインキ均しロ
ーラ16の軸21と間の回転比、あるいは溝カム30の
軸33とインキ移しローラ駆動カム50の軸51との間
の回転比は、前記実施例の数値に限定されるものではな
く、適切な状態でかつ適切な量のインキを版胴11に供
給できる範囲内で任意の値としてよい。
ーラ16の軸21と間の回転比、あるいは溝カム30の
軸33とインキ移しローラ駆動カム50の軸51との間
の回転比は、前記実施例の数値に限定されるものではな
く、適切な状態でかつ適切な量のインキを版胴11に供
給できる範囲内で任意の値としてよい。
【0046】さらに、前記実施例では、溝カム30の溝
31は、軸33が一回転する間にカムフォロア32を図
1中X方向に一往復させるように形成されていたが、軸
33の回転数とカムフォロア32の往復数との関係は一
対一の関係に限定されるものではなく、例えば、一対二
など任意である。
31は、軸33が一回転する間にカムフォロア32を図
1中X方向に一往復させるように形成されていたが、軸
33の回転数とカムフォロア32の往復数との関係は一
対一の関係に限定されるものではなく、例えば、一対二
など任意である。
【0047】そして、前記実施例では、溝カム30の溝
31内には、三つのインキ均しローラ16に対応した三
つのカムフォロア32が収納されていたが、溝31内に
収納されるカムフォロア32の個数は任意であり、一個
または二個、あるいは四個以上としてもよく、インキ均
しローラ16の個数に対応した個数だけ収納するように
すればよい。
31内には、三つのインキ均しローラ16に対応した三
つのカムフォロア32が収納されていたが、溝31内に
収納されるカムフォロア32の個数は任意であり、一個
または二個、あるいは四個以上としてもよく、インキ均
しローラ16の個数に対応した個数だけ収納するように
すればよい。
【0048】また、前記実施例では、駆動機構20は、
インキ供給装置10のインキ均しローラ16およびイン
キ移しローラ14の駆動を行う構成となっていたが、本
発明の印刷用ローラ駆動機構は、例えば、水供給装置の
水均しローラおよび水移しローラなど、印刷機内の他の
揺動ローラまたは移動ローラを駆動する機構に適用して
もよい。
インキ供給装置10のインキ均しローラ16およびイン
キ移しローラ14の駆動を行う構成となっていたが、本
発明の印刷用ローラ駆動機構は、例えば、水供給装置の
水均しローラおよび水移しローラなど、印刷機内の他の
揺動ローラまたは移動ローラを駆動する機構に適用して
もよい。
【0049】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、周
面に湾曲した溝を有する溝カムを用いて揺動ローラ軸の
回転および軸方向の揺動を行うので、従来の駆動機構9
00(図5および図6参照)のような連接棒912やレ
バー913およびアーム914,915等を用いる必要
がなくなるので、簡易な構造となり、小型化および部品
点数の削減を図ることができるうえ、高速化に対応でき
るという効果がある。
面に湾曲した溝を有する溝カムを用いて揺動ローラ軸の
回転および軸方向の揺動を行うので、従来の駆動機構9
00(図5および図6参照)のような連接棒912やレ
バー913およびアーム914,915等を用いる必要
がなくなるので、簡易な構造となり、小型化および部品
点数の削減を図ることができるうえ、高速化に対応でき
るという効果がある。
【0050】また、本発明の印刷用ローラ駆動機構を、
揺動ローラ軸が複数設けられた場合に適用する際には、
一つの溝カムの溝内に、これらの複数の揺動ローラ軸に
対応した複数のカムフォロアを収納するようにすれば、
小型化および部品点数の削減をより一層図ることができ
るという効果がある。
揺動ローラ軸が複数設けられた場合に適用する際には、
一つの溝カムの溝内に、これらの複数の揺動ローラ軸に
対応した複数のカムフォロアを収納するようにすれば、
小型化および部品点数の削減をより一層図ることができ
るという効果がある。
【0051】さらに、溝カムの軸と揺動ローラ軸との間
の回転伝達経路の途中に、これらの軸に平行に配置され
た中間軸を設けた場合には、溝カムの軸側の歯車および
揺動ローラ軸側の歯車とそれぞれ噛み合う二つの歯車の
歯数を変更することで、溝カムの軸と揺動ローラ軸との
回転比の変更を容易に行うことができ、揺動ローラの軸
方向の揺動の周期と揺動ローラの回転の周期との関係を
容易に変更できるという効果がある。
の回転伝達経路の途中に、これらの軸に平行に配置され
た中間軸を設けた場合には、溝カムの軸側の歯車および
揺動ローラ軸側の歯車とそれぞれ噛み合う二つの歯車の
歯数を変更することで、溝カムの軸と揺動ローラ軸との
回転比の変更を容易に行うことができ、揺動ローラの軸
方向の揺動の周期と揺動ローラの回転の周期との関係を
容易に変更できるという効果がある。
【0052】そして、本発明の印刷用ローラ駆動機構
を、移動ローラ駆動カムと巻掛け式の無端回転伝達手段
とを備えた構成とした場合には、無端回転伝達手段の回
転支持部材を交換することで、つまりスプロケットの歯
数を変更したり、あるいはプーリの径を変更したり等す
ることで、揺動ローラの軸方向の揺動の周期と移動ロー
ラの首振り運動の周期との関係を容易に変更できるとい
う効果がある。
を、移動ローラ駆動カムと巻掛け式の無端回転伝達手段
とを備えた構成とした場合には、無端回転伝達手段の回
転支持部材を交換することで、つまりスプロケットの歯
数を変更したり、あるいはプーリの径を変更したり等す
ることで、揺動ローラの軸方向の揺動の周期と移動ロー
ラの首振り運動の周期との関係を容易に変更できるとい
う効果がある。
【図1】本発明の一実施例の各ローラの軸方向に沿った
断面図。
断面図。
【図2】前記実施例の各ローラの軸に直交する方向に沿
った断面図。
った断面図。
【図3】前記実施例の要部の拡大図。
【図4】本発明が適用されるインキ供給装置の構成図。
【図5】従来例を示す断面図。
【図6】従来例を示す構成図。
10 インキ供給装置 14 移動ローラであるインキ移しローラ 16 揺動ローラであるインキ均しローラ 20 印刷用ローラ駆動機構である駆動機構 30 溝カム 31 溝 32 カムフォロア 41 中間軸(アイドラ軸) 45 溝カムの軸側の歯車と噛み合う歯車 46 揺動ローラ軸側の歯車と噛み合う歯車 50 インキ移しローラ駆動カム 55,57 巻掛け式の無端回転伝達手段を構成するス
プロケット 56 巻掛け式の無端回転伝達手段を構成するチェーン
プロケット 56 巻掛け式の無端回転伝達手段を構成するチェーン
Claims (4)
- 【請求項1】 回転および軸方向の揺動を行う揺動ロー
ラ軸と、この揺動ローラ軸に平行な軸を中心として揺動
ローラ軸と連動して回転しかつ周面に湾曲した溝を有す
る溝カムと、この溝カムの溝内に収納されて前記揺動ロ
ーラ軸を揺動させるカムフォロアとを備えたことを特徴
とする印刷用ローラ駆動機構。 - 【請求項2】 請求項1に記載した印刷用ローラ駆動機
構において、前記揺動ローラ軸は複数設けられ、前記溝
カムの溝内には、これらの揺動ローラ軸に対応した複数
のカムフォロアが収納されていることを特徴とする印刷
用ローラ駆動機構。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した印刷
用ローラ駆動機構において、前記溝カムの軸と前記揺動
ローラ軸との間の回転伝達経路の途中には、これらの軸
に平行に配置された中間軸が設けられ、この中間軸に
は、前記溝カムの軸側の歯車および前記揺動ローラ軸側
の歯車とそれぞれ噛み合う二つの歯車が取り付けられて
いることを特徴とする印刷用ローラ駆動機構。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
した印刷用ローラ駆動機構において、回転および軸の平
行移動を行う移動ローラの駆動用の移動ローラ駆動カム
と、この移動ローラ駆動カムの軸と前記溝カムの軸との
回転伝達を行う巻掛け式の無端回転伝達手段とを備えた
ことを特徴とする印刷用ローラ駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6165105A JPH0825615A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 印刷用ローラ駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6165105A JPH0825615A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 印刷用ローラ駆動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0825615A true JPH0825615A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15805995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6165105A Pending JPH0825615A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 印刷用ローラ駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825615A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008275171A (ja) * | 2006-04-20 | 2008-11-13 | Kinyosha Co Ltd | 揺動ローラー |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP6165105A patent/JPH0825615A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008275171A (ja) * | 2006-04-20 | 2008-11-13 | Kinyosha Co Ltd | 揺動ローラー |
JP2009115321A (ja) * | 2006-04-20 | 2009-05-28 | Kinyosha Co Ltd | ローラーの揺動方法 |
JP2011141042A (ja) * | 2006-04-20 | 2011-07-21 | Kinyosha Co Ltd | 揺動ローラー |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021126 |