JPH08256136A - 同期クロック切替装置 - Google Patents

同期クロック切替装置

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JPH08256136A
JPH08256136A JP7059222A JP5922295A JPH08256136A JP H08256136 A JPH08256136 A JP H08256136A JP 7059222 A JP7059222 A JP 7059222A JP 5922295 A JP5922295 A JP 5922295A JP H08256136 A JPH08256136 A JP H08256136A
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JP
Japan
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clock
cpu
message code
synchronization message
data
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Withdrawn
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JP7059222A
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Toru Kosugi
亨 小杉
Nobutaka Taki
宜孝 瀧
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】伝送装置の同期クロックとして基地局からの基
準クロックまたはラインクロックを用い、回線障害時に
該同期クロックを切り替える装置に関し、各伝送装置に
おいて使用しているクロックの信号精度を他の伝送装置
に通知することにより、伝送路の品質の低下を防止す
る。 【構成】基地局からの基準クロックまたは他局からのラ
インクロックを監視した監視結果に基づいてCPUがク
ロック品質を表す同期メッセージコードを生成し、これ
をラインデータに挿入して出力するとともに、このよう
な同期メッセージコードを受信した場合、これを解読し
所定の品質のクロックを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は同期クロック切替装置に
関し、特に同期通信網を構成する中継局などの伝送装置
における同期クロックの切替装置に関するものである。
【0001】同期通信網にはその基準となるクロックB
ITS(Bilt-In Timing Source) が必要であるが、この
基準クロックが障害状態になったときには別の基準クロ
ックが必要である。
【0002】その場合、他の基地局からの基準クロック
または他の伝送装置(以下、中継局を例に取る)からの
ラインクロックを同期クロックとして使用する必要があ
る。
【0003】
【従来の技術】図4は従来より知られている同期通信網
を示したもので、この例では、3つの基地局41〜43
がそれぞれの基準クロック(データ)BITS1〜BI
TS3をそれぞれ中継局44及び45に共通に与えてい
る。
【0004】また、中継局44は他の中継局(図示せ
ず)からのラインクロック(データ)LC1及び中継局
45からのラインクロックLC2を送受信できるように
なっており、中継局45は中継局44からのラインクロ
ックLC2及び別の中継局(図示せず)からのラインク
ロックLC3を送受信できるようになっている。
【0005】なお、これらの中継局44,45は基地局
41〜43に直接接続されているので、クロックに関し
てマスタ中継局と称されるものであり、基地局に直接接
続されていない中継局はスレーブ中継局(図示せず)と
称される。
【0006】そして、中継局44の場合には例えば基地
局41からの基準クロックBITS1を同期クロックと
している場合に、この基準クロックBITS1が回線障
害状態になると、中継局44は基地局42からの基準ク
ロックBITS2または基地局43からの基準クロック
BITS3のいずれかをあらかじめ決められている優先
順序に従って選択する。
【0007】或いは、どの基地局41〜43からの基準
クロックBITS1〜BITS3も回線障害状態になっ
た場合にはラインクロックLC1及びLC2のいずれか
を選択するように予め決められている。これは中継局4
5についても同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の中継
局においては、回線障害をソフトウェアによって認識し
た後、同じくソフトウェアにより予め決められたクロッ
クソースに切替えを行っていたが、選択されたクロック
が必ずしも精度の良いものとは限らず、また、基地局に
接続されておらず他の中継局からのラインクロックをシ
ステムクロックとして使用している中継局(スレーブ
局)は使用しているラインクロックの信号精度を知るこ
とができない。
【0009】この結果、伝送路の品質低下を招くという
問題点があった。
【0010】したがって本発明は、伝送装置の同期クロ
ックとして基地局からの基準クロックまたはラインクロ
ックを用い、回線障害時に該同期クロックを切り替える
装置において、各伝送装置において使用しているクロッ
クの信号精度を他の伝送装置に通知することにより、伝
送路の品質の低下を防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
〔1〕上記の目的を達成するため、本発明に係る同期ク
ロック切替装置は、各クロックを監視するクロック監視
部と、該クロック監視部での監視結果に基づいてクロッ
ク品質を表す同期メッセージコードを生成するCPU
と、該同期メッセージコードをESFデータリンク内に
挿入してスーパーフレームデータと択一的に送出するラ
インデータ生成部と、を備え、該クロック監視部が該同
期メッセージコードを解読し該監視結果を出力するとと
もに所定の品質のクロックを選択することを特徴として
いる。
【0012】〔2〕また、上記のラインデータ生成部
は、該CPUから該同期メッセージコードを共通に入力
するとともに該CPUによって一方の出力が選択される
現用系と予備系で構成されており、該予備系のラインデ
ータ生成部を選択したとき、該CPUが該同期メッセー
ジコードに予備系であることを設定することができる。
【0013】〔3〕さらに上記のCPUが該予備系のラ
インデータ生成部を選択したときに該クロック監視部が
内部クロックを選択するとき、該CPUは、該内部クロ
ックに相当する所定コードを該同期メッセージコードと
して生成することができる。
【0014】〔4〕さらに上記のクロック監視部が所定
以上のクロック品質を表す該同期メッセージコードを解
読して該監視結果として該CPUに通知するまで、該C
PUは該同期メッセージコードを初期値に設定すること
ができる。
【0015】〔5〕さらに上記のラインデータ生成部
は、該同期メッセージコードを所定回数以上該CPUよ
り受けたときのみ該ESFデータリンク内に該同期メッ
セージコードを挿入して送出し、それ以外は該同期メッ
セージコードを送出しないことができる。
【0016】
【作用】
〔1〕本発明においては、クロック監視部は基地局から
の基準クロックまたは他の中継局などからのラインクロ
ックを常時監視しており、このクロック監視部での監視
結果をCPUに与える。
【0017】CPUは受信した監視結果に基づいてクロ
ック品質を表す同期メッセージコードを生成する。
【0018】この同期メッセージコードはラインデータ
生成部に送られ、ESF(拡張スーパーフレーム)デー
タリンク内に挿入され、スーパーフレームデータとの間
で選択されて出力される。
【0019】したがって、このようにしてラインデータ
生成部から送出された同期メッセージコードを受けた伝
送装置においては、そのクロック監視部が該同期メッセ
ージコードを解読し、この解読した同期メッセージコー
ドにしたがって所定の品質、例えば最も品質の良いクロ
ックを選択することになる。
【0020】したがって、基準クロックを受けている中
継局(マスタ中継局)においては複数の基準クロックの
うちのいずれかが回線障害になった場合、あらかじめ決
められている優先順位にしたがって所定の基準クロック
がクロック監視部において選択された場合、クロック監
視部から出力される監視結果に基づきCPUはその選択
した基準クロックに対応したクロック品質を表す同期メ
ッセージコードを生成して他の中継局へ送ることができ
る。
【0021】基準クロックを直接受けることのない中継
局(スレーブ局)においてはマスタ中継局から受信した
ラインクロックをクロック監視部において監視しその中
に含まれている同期メッセージコードを抽出することに
より複数のラインクロックのうちのどのラインクロック
が最もクロック品質が良いかを判定することができ、ク
ロック監視部はこれにしたがって最適なラインクロック
を選択するとともに、この監視結果を受けてCPUはそ
のクロック品質を表す同期メッセージコードを生成(転
送)することになる。
【0022】また、マスタ局においても、基地局からの
基準クロックと別の中継局からのラインクロックとを比
較してクロック品質の良い方のクロックを選択すること
ができる。
【0023】したがって、回線障害などから最良のクロ
ックを判断してクロックの切り替えが行えるとともに選
択されたクロックの精度を知ることができ、以て伝送路
の品質の低下を抑制することができる。
【0024】〔2〕本発明においては、ラインデータ生
成部が現用系と予備系で構成されている場合、これらの
両方のラインデータ生成部はCPUから同期メッセージ
コードを共通に入力するとともに該CPUによって一方
の出力が選択されるようになっているので、CPUが予
備系のラインデータ生成部を選択したとき、該CPUは
同期メッセージコードに予備系であることを設定するこ
とができる。
【0025】これによって、該同期メッセージコードを
受信した他の中継局においては、現在クロックを受信し
ている中継器におけるラインデータ生成部が予備系で動
作していることがわかる。
【0026】〔3〕上記〔2〕においてCPUが予備系
のラインデータ生成部を選択した場合、上記のクロック
監視部が内部クロックを選択せざるを得ないようなと
き、CPUは上記の同期メッセージコードにおいて内部
クロックに相当する所定コードを設定することができ
る。
【0027】これにより、このような同期メッセージコ
ードを受けた中継局においてはそのラインクロックが内
部クロックであることを知ることができる。
【0028】〔4〕また本発明においては、CPUが同
期メッセージコードを設定する場合、最初の状態が問題
となり、このような初期状態においてはクロック監視部
からCPUに与えられる監視結果は必ずしも所定以上の
クロック品質を表すとは限らないので、クロック監視部
が該同期メッセージを解読して所定以上のクロック品質
であることを検出するまではCPUはその同期メッセー
ジコードに初期値を設定することができる。
【0029】これにより、最初の状態における不確定な
クロック精度の状態を回避することができる。
【0030】〔5〕本発明においては、ラインデータ生
成部はCPUより同期メッセージコードを受けた場合、
即座にESFデータリンク内にその同期メッセージコー
ドを挿入して送出するとコードエラーを生ずる場合があ
るので、CPUから同期メッセージコードを所定回数以
上受けたときのみESFデータリンク内に挿入して送出
することとし、それ以外は送出しないようにすることに
より、やはりクロックの品質を向上させることが可能と
なる。
【0031】
【実施例】図1は伝送装置としての中継局に用いられる
本発明に係る同期クロック切替装置の実施例を示したも
ので、図中、1はCPUを示し、このCPU1からは設
定された6ビットの同期メッセージコードSMCが現用
ラインデータ生成部10並びに予備ラインデータ生成部
20に共通に与えられている。
【0032】現用及び予備ラインデータ生成部10,2
0は共通の構成を有しており、CPU1からの同期メッ
セージコードSMCを入力するデータリンク挿入部11
と、このデータリンク挿入部11の出力信号(シリアル
データ)にフレームビットを挿入して多重化するための
フレームビット挿入部12と、12フレームビット挿入
部12で挿入して生成されたDS1・ESFフレームデ
ータに対してCRC−6演算を行い、その演算結果をE
SFデータに挿入するためのCRC−6ビット挿入部1
3と、CPU1よりDS1フレームフォーマットがSF
(スーパーフレーム)フォーマットに設定された場合に
SFフォーマットのデータを作成するスーパーフレーム
データ発生器14と、CRC−6ビット挿入部13の出
力信号とスーパーフレームデータ発生器14とを受けて
いずれか一方を選択するためのセレクタ15と、このセ
レクタ15の出力信号を例えば3値のAMI符号などに
変換して出力するための符号化部(COD)16と、挿
入部11〜13にラッチタイミングパルスを与えるため
のパルス発生器17とで構成されている。
【0033】また、ラインデータ生成部10,20の出
力側には、セレクタ18が設けられており、このセレク
タ18には現用ラインデータ生成部10における符号化
部16の出力データと予備ラインデータ生成部20にお
ける符号化部16の出力データとが与えられ、これらの
データを同時に受けたCPU1が正常なラインデータ生
成部を判定して選択信号を与えたとき、一方の符号化部
16の出力を選択して対向局へ送るようにしている。
【0034】また、CPU1には後述するクロック監視
部(図3参照)から監視結果が与えられるようになって
いる。
【0035】図2は図1に示したデータリンク挿入部の
実施例を示しており、この実施例では、3つの分周器2
1〜23と6ビットデータ記憶部24と多重化部(MU
X)25とで構成されている。
【0036】分周器21はバイトタイミングを生成する
ためにパルス発生器17からのデータリンクスロットタ
イミングを8分周しており、次の分周器22はこの分周
器21からのバイトタイミングから2バイトタイミング
を生成するために分周器21の出力信号を2分周してお
り、さらに分周器23においては送出回数のタイミング
を生成するために分周器22の出力信号を10分周して
いる。
【0037】また、記憶部24は分周器23からのタイ
ミング信号にしたがってCPU1からの同期メッセージ
コードSMCをラッチするためにフリップフロップ(F
/F)で構成されており、この記憶部24の出力データ
は分周器21及び22からの各出力タイミングにしたが
って多重化部25において16ビットのデータに多重化
されてESFデータリンクとして出力されるようになっ
ている。
【0038】CPU1で設定され、上記の記憶部24に
入力される同期メッセージコードが下記の表1に示され
ている。
【表1】 この表1よりわかるように、ESFデータリンクは16
ビットで構成されており、このうちの図示したビット1
からビット6までの6ビットがCPU1からの同期メッ
セージコードSMCに割り当てられている。
【0039】したがって、このような16ビットのES
Fデータリンクを生成するために、分周器21でバイト
タイミングを生成し、分周器22で2バイトタイミング
を生成して多重化部25に与えることにより、記憶部2
4にラッチされて出力された同期メッセージコードSM
Cはバイトタイミングにより1バイトのうちのビット1
からビット6までを使用し、次の1バイトではデータ
“1”が挿入されて多重化部25よりESFデータリン
クとして出力されるようになっている。
【0040】また、分周器23で生成される送出回数タ
イミングが記憶部24に与えられることにより、同期メ
ッセージコードSMCはCPU1より同期メッセージコ
ードSMCが10回与えられる毎に1回だけ多重化部2
5に出力されることとなり、最低10メッセージの間は
同じメッセージを送出するようにしてデータエラーを起
こさないように保護をかけている。
【0041】また、上記の表1に示すように、各ESF
データリンクにはクロックの品質順位とその内容が対応
しており、品質順位が「1」の場合が最もクロック品質
が高く、基準局からの基準クロック(BITS)のうち
の最も高いクロック品質に対応しており「ストラタム
1」としてその内容が表示されている。そして、品質順
位「2」及び「3」にも基準クロックが割り当てられて
おり、それぞれ「ストラタム2」及び「ストラタム3」
となっている。
【0042】尚、「ストラタム」はそれぞれ種々の基準
局からの基準クロックBITSのクロック精度を示して
いる。
【0043】また、品質順位「2」の内容が精度不明と
なっているが、これは上述したように同期通信網がまだ
確立されていない場合にクロック精度が不明であるた
め、このような初期状態において設定されるESFデー
タリンクとなっている。
【0044】さらに、品質順位「5」におけるSONE
Tクロックはクロック精度が±20ppm であり、中継局
が現用ラインデータ生成部10から予備ラインデータ生
成部20に切り替えられ且つ内部クロックを使用せざる
を得ないような場合、即ちどの基準ラインクロックも障
害状態にあるような場合において設定される同期メッセ
ージコードとなっている。
【0045】さらに品質順位「6」には予備ラインデー
タ生成部20が使われている場合にCPU1によって設
定されるESFデータリンクとなっている。
【0046】なお、品質順位「7」は使用することがで
きないことを示したESFデータリンクとなっている。
【0047】図3は図1に示したクロック監視部の実施
例を示したもので、この実施例では、ある中継局が2本
のラインクロック(データ)31を入力し、3本の基準
クロック(データ)32を入力するとともに、内部クロ
ックを入力している例が示されている。
【0048】そして、これらのラインクロック31と基
準クロック32と内部クロック33はセレクタ34に与
えられるとともにクロック監視部35にも共通に与えら
れている。
【0049】なお、基準クロック32は図1に示したよ
うに符号化部16からの出力信号が例えばAMI符号の
ため2ビットデータとなっておりこれに対応して図3に
おいても2ビットの並列データとしてセレクタ34及び
クロック監視部35に入力されるようになっている。
【0050】また、クロック監視部35は上記の同期メ
ッセージコードSMCを抽出するデータ抽出部351と
クロックの回線障害状態を検出するクロック抽出部35
2とを含んでおり、選択信号36を生成してセレクタ3
4に与えて最適なクロックを出力させるとともに、監視
結果37を生成してCPU1に与えるようにしている。
また、上記の各入力信号からアラーム出力を発生するよ
うにしている。
【0051】ここで、クロック監視部35においては、
基準クロック(BITS)32のいずれかが障害状態に
なったことをクロック抽出部352が検出するととも
に、ソフトウェアにより予め決められている優先順位に
従い、障害状態になってない1つの基準クロックを決定
し、選択信号36をセレクタ34に与えることによりそ
の選択された基準クロックBITSが出力されることに
なる。
【0052】これと同時にクロック監視部35は選択さ
れた基準クロックBITSの選択結果である監視結果3
7をCPU1へ通知することにより、CPU1は上記の
表1に示したように「ストラタム1」,「ストラタム
2」,「ストラタム3」のうち、回線障害が「ストラタ
ム1」の基準クロックに発生したとすると、優先順位が
2番目の「ストラタム2」に対応したESFデータリン
ク内の6ビットを設定してデータリンク挿入部11に与
えるようになる。
【0053】またクロック監視部35は、基準クロック
BITSのうちで正常なものがあれば通常はラインクロ
ック31よりも精度が高いのでこの基準クロックBIT
Sを選択すればよいが、ラインクロック31から得られ
るデータをデータ抽出部351で抽出し、このデータに
含まれる同期メッセージコードSMCを解読することに
より上記の表1に示す内容に対応した品質順位と正常な
基準クロックBITSの「ストラタム」に対応した品質
順位とを比較して、より順位の高い方を選択することも
可能である。
【0054】さらにはこのようなクロック監視部35が
基地局からの基準クロックBITSを直接受けていない
スレーブ中継局の場合には、全てがラインクロックであ
るため、このラインクロックからデータ抽出部351で
抽出された同期メッセージコードSMCを解読すること
により、表1に示す品質順位にしたがって最も順位の高
いラインクロックを選択して選択信号36として出力
し、かつそのラインクロックの同期メッセージコードを
監視結果37としてCPU1へそのまま転送することも
可能である。
【0055】また、基準クロックBITS並びにライン
クロック31のいづれもが障害状態になったような場合
には、クロック監視部35は内部クロック33を選択し
てこれに対応した選択信号36及び監視結果37を出力
することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る同期ク
ロック切替装置によれば、基地局からの基準クロックま
たは他局からのラインクロックを監視した監視結果に基
づいてCPUがクロック品質を表す同期メッセージコー
ドを生成し、これをラインデータに挿入して出力すると
ともに、このような同期メッセージコードを受信した場
合、これを解読し所定の品質のクロックを選択するよう
に構成したので、選択されたクロックの精度を確実に対
向局に通知することができ、対向局ではこれにしたがっ
て最も品質の良いクロックが選択できるのでより高品位
な信号伝送を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同期クロック切替装置が用いられ
ている転送装置(中継局)の実施例を示したブロック図
である。
【図2】本発明に係る同期クロック切替装置に用いられ
るデータリンク挿入部の実施例を示したブロック図であ
る。
【図3】本発明に係る同期クロック切替装置に用いられ
るクロック監視部の実施例を示したブロック図である。
【図4】従来から知られている同期通信網を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 CPU10 現用ラインデータ生成部 20 予備ラインデータ生成部 11 データリンク挿入部 18 セレクタ 21〜23 分周器 24 データ記憶部 25 多重化部 35 クロック監視部 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 1/22 H04B 7/26 104A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送装置の同期クロックとして基地局か
    らの基準クロックまたはラインクロックを用い、回線障
    害時に該同期クロックを切り替える装置において、 各クロックを監視するクロック監視部と、 該クロック監視部での監視結果に基づいてクロック品質
    を表す同期メッセージコードを生成するCPUと、 該同期メッセージコードをESFデータリンク内に挿入
    してスーパーフレームデータと択一的に送出するライン
    データ生成部と、 を備え、該クロック監視部が該同期メッセージコードを
    解読し該監視結果を出力するとともに所定の品質のクロ
    ックを選択することを特徴とした同期クロック切替装
    置。
  2. 【請求項2】 該ラインデータ生成部が、該CPUから
    該同期メッセージコードを共通に入力するとともに該C
    PUによって一方の出力が選択される現用系と予備系で
    構成されており、該予備系のラインデータ生成部を選択
    したとき、該CPUが該同期メッセージコードに予備系
    であることを設定したことを特徴とする請求項1に記載
    の同期クロック切替装置。
  3. 【請求項3】 該CPUが該予備系のラインデータ生成
    部を選択したときに該クロック監視部が内部クロックを
    選択するとき、該CPUが該内部クロックに相当する所
    定コードを該同期メッセージコードとして生成すること
    を特徴とした請求項2に記載の同期クロック切替装置。
  4. 【請求項4】 該クロック監視部が所定以上のクロック
    品質を表す該同期メッセージコードを解読して該監視結
    果として該CPUに通知するまで該CPUが該同期メッ
    セージコードを初期値に設定することを特徴とした請求
    項1乃至3のいずれかに記載の同期クロック切替装置。
  5. 【請求項5】 該ラインデータ生成部が、該同期メッセ
    ージコードを所定回数以上該CPUより受けたときのみ
    該ESFデータリンク内に該同期メッセージコードを挿
    入して送出し、それ以外は該同期メッセージコードを送
    出しないことを特徴とした請求項1乃至4のいずれかに
    記載の同期クロック切替装置。
JP7059222A 1995-03-17 1995-03-17 同期クロック切替装置 Withdrawn JPH08256136A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311559A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Agere Systems Inc パケットベース・ネットワークでのライン・タイミング

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