JPH08255636A - 電池種類判別装置及び電池駆動機器 - Google Patents

電池種類判別装置及び電池駆動機器

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JPH08255636A
JPH08255636A JP7060649A JP6064995A JPH08255636A JP H08255636 A JPH08255636 A JP H08255636A JP 7060649 A JP7060649 A JP 7060649A JP 6064995 A JP6064995 A JP 6064995A JP H08255636 A JPH08255636 A JP H08255636A
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JP
Japan
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battery
voltage
discriminating
output
type
Prior art date
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JP7060649A
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English (en)
Inventor
Hirotomo Yunoki
宏友 柚木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な機械的検出部を設けなくても、配置さ
れた電池の判別が可能な電池種類判別装置を提供する。 【構成】 電池の種類を判別する電池種類判別装置であ
って、各電池に固有の放電特性曲線の特徴を検出する検
出手段である放電特性検出部1と、上記検出手段の検出
出力に応じて電池10の種類を判別する判別手段である
電池種類判別部2とを有して成るものであり、上記電池
10の種類を判別するための特別な機械的検出部を設け
なくても上記判別を行うことができ、さらに特別な外付
回路をも必要としないため、空間削減が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池の種類を判別する
電池種類判別装置及びこの電池種類判別装置が適用され
て好ましい電池駆動機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、例えば2種類以上の互い
の形状に差異を有する電池を用いる電池駆動機器では、
電池駆動機器本体側に電池判別用のスイッチを設けて、
上記互いの形状の差異により、電池を配置したときに上
記スイッチがオン状態になるか否かを判別する、すなわ
ち物理的な方法で判別することがなされている。
【0003】上記スイッチの具体例を、図7に示す。
【0004】この図7では、二次電池31は電池形状と
した円筒が2つ結束されていて、この2つの円筒の端面
には、スイッチ33を押圧する結束片32が設けられて
いる。また、電池駆動機器37に設けられた電池収納部
36には、スイッチ33が設けられ、このスイッチの出
力は判別回路34に送られ、判別回路34の判別出力は
判別出力端子35から出力される。
【0005】図7によれば、二次電池31が電池収納部
36にセットされると、二次電池31に設けられた結束
片32がスイッチ33を押圧操作する。一方、一次電池
が上記電池収納部36にセットされても、この一次電池
は結束片32を有していないため、スイッチ33は押圧
操作を受けない。ここで、電池がセットされると電池端
子片38、39、40、41から電源が入力される。
【0006】ここで、上記電源が入力されるまでに、上
記スイッチ33が押圧操作されると、このスイッチ33
の押圧出力が判別回路34に送られ、この判別回路34
にて電池収納部36にセットされた電池は二次電池であ
ると判別される。また、上記電源が入力されるまでに、
上記スイッチ33が押圧操作されないと電池収納部36
にセットされた電池は一次電池であると判別される。
【0007】判別回路34からの判別出力は、判別出力
端子35から出力される。また、この判別結果は、例え
ば電池駆動機器を動作させるのに使用する電池の放電開
始電圧や放電終始電圧の特性を考慮した電源出力制御を
行うために用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示し
たように、電池駆動機器の電池収納部にセットした電池
を物理的方法にて判別するには、電池側にも例えば結束
片32のようなスイッチを押圧操作するための機械的検
出部を組み込まなければならない。従って、図7に挙げ
たような結束片32やスイッチ33や判別回路34等の
電池の種類を検出する機構を設ける必要があり、コスト
が掛かり、また、これら検出機構を設けるための空間が
必要とされていた。
【0009】また、例えば3種類以上の電池を判別しよ
うとすると、図7に示したような方法では機構が複雑に
なり、コスト的にも空間的に実現が困難になっていた。
【0010】そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて
なされたものであり、特別な機械的検出部を設けなくて
も、配置された電池の判別が可能な電池種類判別装置及
び駆動電源とする電池の種類に応じて電源出力制御がな
される電池駆動機器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電池種類判別装
置は、上述した問題を解決するために、電池の種類を判
別する電池種類判別装置において、上記各電池に固有の
放電特性曲線を検出する検出手段と、上記検出手段の検
出出力に応じて上記電池の種類を判別する判別手段とを
有して成るものである。
【0012】また、上記検出手段は、電圧の時間変化で
表される上記放電特性曲線において、複数種類の電池が
互いの区別を可能とする所定の電圧における接線の傾き
を検出することが挙げられる。
【0013】また、上記判別手段からの判別出力は、電
池駆動機器の電源回路の動作を制御することが挙げられ
る。
【0014】また、本発明の電池駆動機器は、電池から
の出力を電源部にて電源出力に変換し、この電源出力を
駆動電源として用いる電池駆動機器において、上記電池
の放電特性曲線を検出する検出手段と、上記検出手段の
検出出力に応じて上記電池の種類を判別する判別手段と
を有して成る電池種類判別装置を備えて成り、上記電池
種類判別装置からの判別出力に応じて、上記電源部の制
御を行うものである。
【0015】
【作用】本発明の電池種類判別装置によれば、検出手段
にて電池駆動機器等に取り付けた電池の放電特性曲線を
検出し、判別手段にて上記検出手段の検出出力に基づい
て、上記電池の種類が判別される。
【0016】また、上記検出手段において、上記電池の
電圧の時間変化で表される放電特性曲線で所定の時間区
間における電圧の変化を検出し、この検出結果を上記判
別手段に出力することで、上記判別手段にて上記所定の
時間区間における電圧の変化に基づいて、この電池の種
類が判別される。
【0017】また、上記判別手段からの判別出力をもっ
て、電気駆動機器の電源回路の動作を制御させること
で、例えば上記電池駆動機器に取り付ける電池の種類に
応じて電源供給の制御すなわち電源停止のタイミングの
制御を行うことができる。
【0018】また、本発明の電池駆動機器によれば、電
気種類判別装置の検出手段にて駆動電源としての電源出
力を行う電源部に対して出力する電池の放電特性曲線を
検出し、判別手段にて上記検出手段からの検出出力に基
づいて上電池の種類が判別される。さらに、上記判別手
段からの判別出力に応じて上記電源部が上記電池の種類
に応じて電源出力制御される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の電池種類判別装置が適用され
る好ましい実施例について、図面を参照しながら説明す
る。
【0020】上記電池種類判別装置は、図1に示すよう
に、電池の種類を判別する電池種類判別装置であって、
各電池に固有の放電特性曲線の特徴を検出する検出手段
である放電特性検出部1と、上記検出手段の検出出力に
応じて電池10の種類を判別する判別手段である電池種
類判別部2とを有して成るものである。
【0021】なお、放電特性検出部1は、比較器4、タ
イマ5、測定電圧メモリ6及び開始電圧メモリ7を有
し、また、電池種類判別部2は、差分器8及び判別用比
較器9を有している。
【0022】上記電池種類判別装置において、負極側が
接地された電池10の正極側にアナログ/デジタル(A
/D)変換器3が接続されている。このA/D変換器3
からの出力は、比較器4の比較電圧入力端子と測定電圧
メモリ6と開始電圧メモリ7とに送られる。また、比較
器4からの出力は、タイマ5と開始電圧メモリ7とに送
られる。さらに、タイマ5からの出力は、測定電圧メモ
リ6に送られる。測定電圧メモリ6からの出力は、差分
器8の反転出力端子に送られ、また、開始電圧メモリ7
からの出力は、差分器8の非反転出力端子に送られる。
差分器8からの出力は判別用比較器9の比較電圧入力端
子に送られ、判別用比較器9からの出力は判別出力端子
13に送られる。
【0023】ここで、上記電池種類判別装置の各構成部
の動作を説明するに先立ち、電池種類判別装置の電池種
類の判別動作を図2に挙げたフローチャートを用いて説
明する。
【0024】ステップS0にて、電池を上記電池種類判
別装置の所定位置にセットして、動作が開始されステッ
プS1に進む。
【0025】ステップS1では、電池の負荷条件が基準
条件と同一であるか否かが判別される。この負荷条件
は、例えば電池駆動機器に電池を取り付けた場合電池に
係る負荷はこの電池駆動機器の動作状態で変化するた
め、この負荷条件が基準条件である場合についてのみで
判別を行うようににしている。なお、このステップS1
で、判別結果がYESすなわち上記負荷条件が基準条件
であるときは、ステップS2に進む。また、上記判別結
果が、NOすなわち上記負荷条件は上記基準条件でない
ときは、ステップS9に進んで、これ以上の判別動作は
行われない。
【0026】ステップS2では、電圧Vb が電圧Vs 以
下であるか否かが判別される。
【0027】ここで、2種類の電池Aと電池Bとの放電
特性曲線を図3に示す。なお、縦軸に放電させた際に測
定して得られる電圧Vb を示し、また、横軸に放電させ
た時間tが示される。
【0028】図3において、電池Aは例えばアルカリ電
池で代表される一次電池であって、電池Bは例えばニッ
ケル−カドミウム(NiCd)やニッケル水素等を用い
て成る充電用電池で代表される二次電池とすると、電池
Aの放電特性曲線は破線で示され、電池Bの放電特性曲
線は実線で示される。さらに、電池Bが時間経過と共に
滑らかに減少し変極点を迎える点における電圧を電圧V
s としている。
【0029】電池Aの電圧Vb は、略線形的に減少して
いるのに対して、電池Bの測定電圧Vb は、電圧Vs に
達するまでは滑らかに減少し電圧Vs を境に急激に減少
している。従って、電圧Vs を境に電池Aの放電電圧と
電池Bの放電電圧とでは、顕著に異なった様子で経時的
な減少を示すため、電池の放電電圧が電圧Vs に達した
ときにこの電池の種類の判別を開始するのが好ましい。
そこで、電圧Vs を判別開始電圧としている。また、電
圧Vs は電池Bの放電特性曲線の変極点における電圧で
なくても、電池A、B両方の電池が放電を停止すべき端
子電圧いわゆる放電終始電圧よりある程度高く、かつ、
各電池の放電特性曲線の特徴が顕著に表れている電圧で
あれば差し支えない。
【0030】従って、ステップS2で、電圧Vb が電圧
Vs 以下であるか否かを判別することは、判別動作を開
始するか否かを判別することになる。そこで、判別結果
がYESすなわち電圧Vb が電圧Vs 以下である場合、
ステップS3に進む。また、上記判別結果がNOすなわ
ち電圧Vb が電圧Vs 以下でない場合、ステップS9に
進んで、これ以上の判別動作は行われない。
【0031】ステップS3では、電圧Vb が経時的に減
少して電圧Vs より小さくなった電圧が、後述する図1
の開始電圧メモリ7に取り込まれると同時に図1で示す
タイマ5が動作開始し、ステップS4に進む。なお、こ
の開始電圧メモリ7に取り込まれた電圧を電圧Vb0とし
ている。
【0032】ステップS4では、上記タイマ5が所定の
時間経過したか否かが判別される。例えば図3におい
て、電圧Vb0を取り込んだ時間から所定の時間Δtだけ
経過したか否かが判別される。判別結果がYESすなわ
ちタイマ5が時間Δtだけ動作した場合、ステップS5
に進む。また、上記判別結果がNOすなわちタイマ5
が、未だ時間Δtだけ動作していない場合はステップS
9に進んで、この場合は特に何もせず一定動作を続ける
ことになる。
【0033】ステップS5では、タイマ5が時間Δtだ
け動作した後に得られる電圧としての電圧VbΔtが、後
述する図1の測定電圧メモリ6に取り込まれ、ステップ
S6に進む。なお、図3において、この測定電圧メモリ
6に取り込まれる電圧を、電池Aの場合電圧V´bΔt、
また、電池Bの場合は電圧V´´bΔtとしている。な
お、この時間Δtは、誤動作を生じないようにある程度
大きく、かつ、電池判別中にこの電池が上記放電停止電
圧に達しない範囲で設定される。
【0034】ステップS6では、開始電圧メモリ7に取
り込まれた電圧と、測定電圧メモリ6に取り込まれた電
圧との差が、所定の電圧ΔVより小さいか否かが判別さ
れる。ここで、上記電圧ΔVは、予め電池Aと電池Bと
についてそれぞれ放電特性曲線を測定しておき、例えば
上記時間Δtの間に電池Aは100mV、電池Bは50
0mV減少するとすれば、電圧ΔVを300mVという
ように、時間Δtにおける電池Aの放電電圧及び電池B
の放電電圧の経時的変化量の中間の値が用いられる。ま
た、開始電圧メモリ7に取り込まれた電圧と測定電圧メ
モリ6に取り込まれた電圧との差すなわち(Vb0−Vb
Δt)は、電池固有の値をとる。
【0035】従って、開始電圧メモリ7に取り込まれた
電圧Vb と測定電圧メモリ6に取り込まれた電圧VbΔt
との差、(Vb −VbΔt)が上記電圧ΔVより小さいと
きはステップS7に進んで上記電池は電池Aと判別さ
れ、また、(Vb −VbΔt)が上記電圧ΔVより大きい
ときは、ステップS8に進んで上記電池は電池Bと判別
される。
【0036】上述した動作を考慮して、図1の各構成を
説明する。なお、図2のフローチャートの各動作を示す
ステップ番号を括弧内に示す。
【0037】A/D変換器3は、電池10より入力され
る電圧すなわちアナログ的な信号をデジタル的な信号す
なわち電圧Vb に変換して、比較器4と測定電圧メモリ
6と開始電圧メモリ6に送る。
【0038】比較器4は、基準電圧入力端子に所定の電
圧Vs を有すると共に負極側が接地される電池11の正
極側が接続され、A/D変換器3より送られる電圧Vb
が比較電圧入力端子に入力されるものである。ここで
は、上記電圧Vb が上記電圧Vs 以下であるか否かが判
別される(ステップS2)。上記電圧Vb が上記電圧V
s 以下である場合のみ、タイマ5と開始電圧メモリ7と
を動作オンするための制御信号がタイマ5及び開始電圧
メモリ7に送られる。
【0039】タイマ5は、上記制御信号が入力されると
動作を開始し、経過時間をカウントする(ステップS
3)。また、動作開始時間から所定の時間Δtだけ経過
すると、カウント動作が停止され、動作停止信号が測定
電圧メモリ6に送られる。
【0040】また、測定電圧メモリ6は、上記動作停止
信号が入力されると、このときA/D変換器3より入力
される電圧Vb を電圧VbΔtとして取り込んで(ステッ
プS5)、この電圧VbΔtを差分器8に出力する。
【0041】開始電圧メモリ7は、比較器4より上記制
御信号が入力されたときにA/D変換器3より入力され
る電圧Vb と電圧Vb0として取り込んで(ステップS
3)、この電圧Vb0を差分器8に出力する。
【0042】差分器8は、反転入力端子に入力される電
圧VbΔtと非反転入力端子に入力される電圧Vb0との差
分(Vb0−VbΔt)をとって、判別用比較器9の被比較
電圧入力端子に出力する。
【0043】判別用比較器9は、基準電圧入力端子に電
圧ΔVを有すると共に負極側が接地された電池12の正
極側が接続され、差分器8からの出力が比較電圧入力端
子に送られるものである。この判別用比較器9では、上
記差分(Vb0−VbΔt)が、上記所定の電圧ΔVより小
さいか否かが判別される(ステップS6)。この判別結
果が、判別出力端子13から出力される。
【0044】上記電池種類判別装置によれば、電池を所
定の位置にセットして、電池種類判別装置の動作を開始
すると、電池10からの出力がA/D変換器3にてデジ
タル信号に変換され、このデジタル信号としての電圧V
b が比較器4にて所定の電圧Vs より小さくなるか否か
が判別される。電圧Vb が電圧Vs より小さくなると、
このときの電圧Vb が電圧Vb0として開始電圧メモリ7
に取り込まれ、タイマ5が作動する。このタイマ5が所
定の時間Δtだけ動作すると、このときの電圧Vb が電
圧VbΔtとして測定電圧メモリ6に取り込まれる。電圧
Vb0と電圧VbΔtとの差(Vb0−VbΔt)が差分器8に
て得られ、判別用比較器9にて(Vb0−VbΔt)がΔV
より小さいか否かが判別される。この判別結果に応じ
て、電池10が電池A例えば一次電池であるのか、ある
いは電池B例えば二次電池であるのかが判別される。さ
らに、この判別結果が判別出力端子13より出力され
る。
【0045】以上のように構成することで、電池によっ
て固有の放電特性曲線を放電特性検出部1にて検出し、
放電特性検出部1からの検出出力に応じて電池種類判別
部2にて上記電池の種類を判別することで、上記電池の
種類を判別するための特別な機械的検出部を設けなくて
も上記判別を行うことができ、さらに特別な外付回路を
も必要としないため、空間削減が可能となる。
【0046】次に、上記電池種類判別装置の具体例とし
て、判別出力を例えば携帯用ディスク再生装置等の電池
駆動機器の電源回路の動作制御に用いた一例を図4に示
す。
【0047】上記電池駆動機器は、電池10からの出力
を電源部である電源回路15にて電源出力に変換し、こ
れの電源出力を駆動電源として用いる電池駆動機器にお
いて、上記電池10の放電特性曲線を検出する検出手段
である放電特性検出部1と、上記放電特性検出部1の検
出出力に応じて上記電池10の種類を判別する判別手段
である電池種類判別部2とを有して成る電池種類判別装
置23を備えて成り、上記電池種類判別装置23からの
判別出力に応じて、上記電源回路15の制御を行うもの
である。
【0048】電池10は負極側が接地され正極側からの
出力は、A/D変換器3及び電源回路15の入力端子1
8を介してDC−DCコンバータ16に送られる。
【0049】A/D変換器3では、電池10からの出力
をデジタルの信号に変換して放電特性検出部1に送られ
る。放電特性検出部1では、上述のように電池10の放
電特性曲線に基づいて電圧Vb と電圧VbΔtとが検出さ
れ、これら電圧Vb 及び電圧VbΔtが電池種類判別部2
に送られる。
【0050】電池種類判別部2では、上述のように電圧
Vb 及び電圧VbΔtに基づいて電池10の種類が例えば
一次電池であるか二次電池であるかが判別され、この判
別結果が放電停止電圧設定部22に送られる。ここで、
代表的な二次電池の放電特性曲線を図5に、また、代表
的な一次電池の放電特性曲線を図6にそれぞれ示す。
【0051】図5及び図6によれば、2.25Vを上記
電圧Vs とすると、一次電池と二次電池とは充分区別さ
れる。なお、二次電池に関しては上記(Vb0−VbΔt)
は略120mVであり、一次電池に関しては上記(Vb0
−VbΔt)は略20mVであるため、上記ΔVを105
mVとしている。
【0052】さらに、放電停止電圧設定部22では、上
記判別結果に基づいて、電池の種類毎に設定される放電
停止電圧を示すコントロール信号が発生し、このコント
ロール信号が電源回路15のコントロール信号入力端子
19を介して電源スイッチ17の一端に送られる。例え
ば、図5に示すような放電特性曲線を有する二次電池で
ある場合、この放電停止電圧は2.2Vと設定され、図
6に示すような放電特性曲線を有する一次電池である場
合、上記放電停止電圧は2.0Vと設定される。
【0053】電源スイッチ17は、コントロール信号入
力端子19とDC−DCコンバータ16とを接続/遮断
している。すなわち、ユーザが電池駆動機器をオン状態
にしたときはコントロール信号入力端子19とDC−D
Cコンバータ16とが接続され、オフ状態にしたときは
コントロール信号入力端子19とDC−DCコンバータ
16とが遮断される。
【0054】DC−DCコンバータ16は、電池10か
らの出力を上記電池駆動機器が動作する電圧に引き上げ
るいわゆる昇圧タイプのコンバータである。また、上記
コントロール信号が入力されていて、かつ、入力端子1
8からの電圧がこのコントロール信号に応じて設定され
る電圧、すなわち上記放電停止電圧以上であるときに動
作する。このDC−DCコンバータ16からの出力は出
力端子20を介して、電池駆動機器側の電源入力端子2
1に送られ、上記電池駆動機器は動作する。
【0055】上記電池駆動機器によれば、電池10が例
えば一次電池であるか二次電池であるかが電池種類判別
装置23にて判別され、この判別結果に応じて放電停止
電圧設定部22からコントロール信号が発生し、このコ
ントロール信号に応じて電源回路15の動作が制御され
る。すなわち、電池10からの出力が、上記コントロー
ル信号に応じて設定される放電停止電圧以下になると、
DC−DCコンバータ16の動作が停止し、電源回路1
5から電池駆動機器の電源入力端子21に電源が送られ
なくなり、上記電池駆動機器の動作も停止する。
【0056】以上のように電池駆動機器を構成すること
で、電池種類判別装置23にて電池の種類が判別され、
この判別出力に応じて放電停止電圧設定部22にて電池
の種類毎で設定される放電停止電圧が選択され、この放
電停止電圧に応じて電源回路15の電源出力制御がなさ
れるため、先ず上記電池の種類を判別するために特別な
機械的検出部を設ける必要がなく、さらにこの判別のた
めに特別な外付回路をも必要としないため、空間削減が
可能となり、上記電池駆動機器の小型化が可能になる。
【0057】なお、本発明の電池種類判別装置におい
て、電池の種類の判別方法として、判別を開始する際得
られる電圧Vb0と、判別を開始してから所定の時間Δt
を経て測定される電圧VbΔtとの差である(Vb0−Vb
Δt)が、所定の電圧ΔVより小さいか否かで判別する
方法を挙げたが、これに限定されることはなく、例えば
判別を開始してから、判別を開始する際得られる電圧V
b0から上記電圧ΔVだけ減少した電圧VbΔtが得られる
までの時間Δtを測定して、この時間Δtの長さでもっ
て判別してもよい。
【0058】また、上記電池種類判別装置の一例とし
て、2種類の電池の判別を行うものを挙げたが、これに
限定されることはなく、電池種類判別部2内部に複数の
判別用比較器を持たせることで、3種類以上の電池を判
別するような電池種類判別装置も実現可能である。
【0059】また、本実施例の電池駆動機器の電源回路
15においては、DC−DCコンバータ16が動作する
基準となる放電停止電圧を設定する放電停止電圧設定部
22を電源回路15及び電池種類判別装置23に対して
外付になるようにしたが、これに限定されることはな
く、放電停止電圧設定部22を上記電池種類判別装置2
3内部に配設したり、または電源回路15内部に配設さ
せてもよい。
【0060】また、上記電池駆動機器の一例として、携
帯用ディスク再生装置を挙げたが、これに限定されるこ
とはなく、電池にて動作させるような電池駆動機器であ
ればどのような電池駆動機器であっても本発明の効果を
得ることができる。
【0061】また、上記電池種類判別装置の適用例とし
て、電池駆動機器等の電源回路を制御するための制御装
置の例を挙げたが、これに限定されることはなく、例え
ば電池がどのような機器に用いると最も好ましいか判定
する電池の用途を判定する装置に適用したり、また例え
ば、電池駆動機器が機器本体を動作させながらこの機器
本体内で充電操作を行うことが可能である場合、上記電
池駆動機器を充電動作を行う状態にするか否かを決定す
るために、現在使用されている電池が一次電池か二次電
池かを判別させるようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電池種類
判別装置によれば、電池によって固有の放電特性曲線を
検出手段にて検出し、この検出手段からの検出出力に応
じて判別手段にて上記電池の種類を判別することで、特
別な機械的検出部を設けなくても上記判別を行うことが
でき、さらに特別な外付回路をも必要としないため、空
間削減が可能となると共に低価格化を図ることが可能に
なる。また、3種類以上の電池の判別をも可能とする。
【0063】また、本発明の電池種類判別装置の判別出
力を、電池駆動機器の電源回路の動作を制御する制御信
号として用いた場合、各種類の電池の放電停止電圧が上
記制御信号すわなち上記判別出力に応じて設定されるた
め、上記電池の種類を判別するための特別な機械的検出
部を設けなくても上記判別を行うことができ、さらに特
別な外付回路をも必要としないため、空間削減が可能と
なり、上記電池駆動機器の小型化が可能になると共に低
価格化をも可能とする。また、3種類以上の電池を用い
ることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池種類判別装置の実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】上記電池種類判別装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図3】上記電池種類判別装置にて判別させる電池の放
電特性曲線を模式的に示す図である。
【図4】上記電池種類判別装置を電池駆動機器の動作を
制御する制御装置に適用する一例を示すブロック図であ
る。
【図5】代表的な二次電池の放電特性曲線を示すグラフ
である。
【図6】代表的な一次電池の放電特性曲線を示すグラフ
である。
【図7】従来の電池駆動機器において電池を判別する機
構を説明する図である。
【符号の説明】
1 放電特性検出部 2 電池種類判別部 3 A/D変換器 4 比較器 6 測定電圧メモリ 7 開始電圧メモリ 8 差分器 9 判別用比較器 15 電源回路 23 電池種類判別装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池の種類を判別する電池種類判別装置
    において、 上記電池の放電特性曲線を検出する検出手段と、 上記検出手段の検出出力に応じて上記電池の種類を判別
    する判別手段とを有して成ることを特徴とする電池種類
    判別装置。
  2. 【請求項2】 上記検出手段は、電圧の時間変化で表さ
    れる上記放電特性曲線において、複数種類の電池が互い
    の区別を可能とする所定の電圧における接線の傾きを検
    出することを特徴とする請求項1記載の電池種類判別装
    置。
  3. 【請求項3】 上記判別手段からの判別出力は、電池駆
    動機器の電源回路の動作を制御することを特徴とする請
    求項1記載の電池種類判別装置。
  4. 【請求項4】 電池からの出力を電源部にて電源出力に
    変換し、この電源出力を駆動電源として用いる電池駆動
    機器において、 上記電池の放電特性曲線を検出する検出手段と、 上記検出手段の検出出力に応じて上記電池の種類を判別
    する判別手段とを有して成る電池種類判別装置を備えて
    成り、 上記電池種類判別装置からの判別出力に応じて、上記電
    源部の制御を行うことを特徴とする電池駆動機器。
JP7060649A 1995-03-20 1995-03-20 電池種類判別装置及び電池駆動機器 Withdrawn JPH08255636A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014079076A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Sharp Corp パワーコンディショナ、その制御方法、および直流給電システム
KR20150060267A (ko) * 2013-11-26 2015-06-03 엘지이노텍 주식회사 배터리 관리 장치 및 방법
JP2015170506A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 古河電気工業株式会社 二次電池識別装置および二次電池識別方法

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