JPH08255578A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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Publication number
JPH08255578A
JPH08255578A JP7058497A JP5849795A JPH08255578A JP H08255578 A JPH08255578 A JP H08255578A JP 7058497 A JP7058497 A JP 7058497A JP 5849795 A JP5849795 A JP 5849795A JP H08255578 A JPH08255578 A JP H08255578A
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JP
Japan
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shadow mask
skirt
mask
mounting
tip
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Application number
JP7058497A
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Toshitsugu Miyawaki
壽嗣 宮脇
Masahiro Ito
雅弘 伊藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/07Shadow masks
    • H01J2229/0727Aperture plate
    • H01J2229/0766Details of skirt or border
    • H01J2229/0772Apertures, cut-outs, depressions, or the like

Landscapes

  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】マスクフレームにシャドウマスクを取付ける際
の作業性を向上させ、取付後のシャドウマスクの強度を
増大させると共に、シャドウマスクとマスクフレームと
の取付精度を向上させたカラー受像管を提供する。 【構成】周縁にスカート部14を有するシャドウマスク
5と、取付部15がスカート部14に点溶接され、シャ
ドウマスク5をフロントパネルに対向配置させるマスク
フレーム6とを備えるカラー受像管において、スカート
部14は中間が内側方向に突出した略く字状の断面にな
るよう形成され、取付部15は中間から先が内側方向に
屈曲した形状になるように形成され、スカート部14の
最も内側に突出した部分14Aの内径は取付部15の先
端部15Aの外径に等しいか僅かに小さく、スカート部
14の先端部14Bの内径は取付部15の先端部15A
の外径よりも僅かに大きくなるように形成され、スカー
ト部14の最も内側に突出した部分14Aと取付部15
の中間の部分とが点溶接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャドウマスクを備え
たカラー受像管に係わり、特に、マスクフレームにシャ
ドウマスクを取付ける際に、シャドウマスクの曲面部の
強度を増強させるように、しかもマスクフレームに高精
度に取付けたシャドウマスクを備えたカラー受像管に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、シャドウマスクを備えたカラー受
像管においては、マスクフレームにシャドウマスクを取
付ける工程が必要になるが、その取付を容易にする等の
ために、シャドウマスクのスカート部やマスクフレーム
の取付部の構成を変更させることは既知であって、一例
として、下記に示すようなものがある。
【0003】例えば、特開昭62−272425号に開
示のカラー受像管は、電子銃から発射された電子ビーム
の内、偏向コイルによって過大な偏向作用を受け、正規
の電子ビーム軌道を外れた電子ビームが、シャドウマス
クを透過せずに直接螢光体スクリーンに入射されるのを
防ぐため、シャドウマスクのスカート部の先端側をやや
外側方向に拡大させ、かつ、マスクフレームの取付部
(側壁部)の基底部に対して先端側をやや外側に屈曲さ
せて構成し、前記マスクフレームに前記シャドウマスク
を取付ける際に、前記スカート部の先端側を前記取付部
(側壁部)の非屈曲領域まで挿入した後で、点溶接によ
り取り付けを行なったものである。
【0004】また、特開昭63−250039号に開示
のカラー受像管は、シャドウマスクをマスクフレームに
取付ける際の取付精度と作業性を高め、シャドウマスク
の変形を防止するため、マスクフレームの取付部(側壁
領域)に、その上部の内面から内側に突出した複数の突
起を設け、前記マスクフレームにシャドウマスクを取付
ける際に、シャドウマスクのスカート部(フレヤー部)
を前記マスクフレームの複数の突起に達するまで挿入し
た後で、前記スカート部(フレヤー部)を複数の突起に
溶接させ、取付けを行なったものである。
【0005】さらに、特開平4−112430号に開示
のカラー受像管は、螢光体スクリーン形成後の加熱に伴
うマスクフレームの永久変形を小さくするため、シャド
ウマスクのスカート部の先端側をやや外側方向に拡大さ
せ、マスクフレームの取付部の基底部に対して先端側を
やや外側に屈曲させて構成し、かつ、前記シャドウマス
クのスカート部の先端側における対角軸方向の外径を、
前記マスクフレームの取付部の基底部における対角軸方
向の内径に比べてやや小さくなるように選び、前記マス
クフレームに前記シャドウマスクを取付ける際に、前記
スカート部の先端側を前記取付部の非屈曲領域まで挿入
した後で、点溶接により取付けを行ったものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−272425号に開示のカラー受像管は、シャド
ウマスクのスカート部の先端側をやや外側方向に拡大さ
せ、かつ、マスクフレームの取付部(側壁部)の基底部
に対して先端側をやや外側に屈曲させた構成のものであ
るが、そのように構成した目的は、あくまでも電子銃か
ら発射された電子ビームの内、偏向ヨークによって過大
な偏向作用を受け、正規の電子ビーム軌道を外れた電子
ビームが、シャドウマスクを透過せずに直接螢光体スク
リーンに入射されるのを防ぐためであって、シャドウマ
スクをマスクフレームに取付ける際の取付精度と作業性
を高めたり、シャドウマスク強度の強化を図るものでは
ない。
【0007】また、特開昭63−250039号に開示
のカラー受像管は、一応、シャドウマスクをマスクフレ
ームに取付ける際の取付精度と作業性を高め、シャドウ
マスクの変形を防止するためのものであって、そのため
にマスクフレームの取付部(側壁領域)に、その上部の
内面から内側に突出した複数の突起を設けた構成にして
いるものであるが、前述のような複数の突起を設けたマ
スクフレームを製造するには、多くの工程を経る必要が
あり、その上、かかる複数の突起を設けたマスクフレー
ムに、その所定の箇所までシャドウマスクのスカート部
を挿入させる作業は、各部の寸法をかなり正確に設定し
ないと、却って複数の突起が前記スカート部の挿入の邪
魔になって、容易に挿入できないという問題がある。
【0008】しかも、シャドウマスクはマスクフレーム
に設けた突起でしか接触しないため、地磁気に対する磁
気シールド特性が悪くなるという問題がある。
【0009】さらに、特開平4−112430号に開示
のカラー受像管も、螢光体スクリーン形成後の加熱に伴
うマスクフレームの永久変形を小さくする目的のため、
シャドウマスクのスカート部の先端側をやや外側方向に
拡大させ、マスクフレームの取付部の基底部に対して先
端側をやや外側に屈曲させて構成し、かつ、前記シャド
ウマスクのスカート部の先端側における対角軸方向の外
径を、前記マスクフレームの取付部の基底部における対
角軸方向の内径に比べてやや小さくなるように選んだ構
成にしているものであるが、単に、シャドウマスクのス
カート部の先端側をやや外側方向に拡大させ、しかも、
マスクフレームの取付部の基底部に対して先端側をやや
外側に屈曲させただけでは、マスクフレームにシャドウ
マスクのスカート部を挿入させる際に、シャドウマスク
のスカート部の先端がマスクフレームの取付部の先端側
のやや下側の内径の狭まった部分に直接当接してしま
い、前記挿入の際の作業が必ずしも良好でないという問
題がある。
【0010】なお、シャドウマスクをマスクフレームに
取付ける際の取付精度は、シャドウマスクとマスクフレ
ームの同軸度、位置度及びシャドウマスクの曲面部の形
状等で決定され、この取付精度はカラー受像管の色純度
(ピュリティ)特性に大きく影響を与える。
【0011】そして、上記従来の技術に開示のカラー受
像管においては、シャドウマスクをマスクフレームに挿
入する時に、シャドウマスクのスカート部の先端とマス
クフレームの取付部との摩擦抵抗によりシャドウマスク
の自重では挿入不可能であるため、シャドウマスクを押
し込む必要がある。そして、シャドウマスクのスカート
部を押圧するために曲げ応力が生じて、シャドウマスク
の曲面部が変形してしまい、これによって上記取付精度
が低下してしまうという問題がある。
【0012】本発明は、前述の問題点を除去するもの
で、その目的は、マスクフレームにシャドウマスクを取
付ける際の作業性を向上させ、簡単な構成で、取付後の
シャドウマスクの強度を増大させると共に、シャドウマ
スクとマスクフレームとの取付精度を向上させたカラー
受像管を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、フロントパネルの内側に対向配置され、
多数の電子ビーム通過孔が形成されるとともに、周縁に
スカート部を設けたシャドウマスクと、前記フロントパ
ネル周縁部の内側に固定配置されるとともに、取付部を
有しており、この取付部が前記シャドウマスクのスカー
ト部に点溶接され、前記シャドウマスクを前記フロント
パネルに対向配置させるマスクフレームとを備えてなる
カラー受像管において、前記シャドウマスクのスカート
部は、中間が内側方向に突出した例えば略く字状の断面
になるように形成されるとともに、前記スカート部の最
も内側に突出した部分の径は、前記取付部の先端の径に
等しいか僅かに小さく、かつ、前記スカート部の先端の
径は、前記取付部の先端の径よりも僅かに大きくなるよ
うに形成され、前記スカート部の例えば最も内側に突出
した部分と前記取付部の中間の部分とが点溶接されてい
る手段を備える。
【0014】
【作用】前記手段によれば、シャドウマスクのスカート
部は、中間が内側方向に突出した例えば略く字状の断面
になるように形成され、しかも、前記スカート部の最も
内側に突出した部分の径は、前記取付部の先端の径に等
しいか僅かに小さく、前記スカート部の先端の径は、前
記取付部の先端の径よりも僅かに大きくなるように形成
されているので、シャドウマスクをマスクフレームに取
付ける際に、最初に、マスクフレームの取付部の先端
に、シャドウマスクのスカート部における先端部と最も
内側に突出した部分との間にある傾斜部分が当接し、次
に、前記傾斜部分の当接により、マスクフレームの取付
部が全体的に内側に僅かに屈曲し、同時に、シャドウマ
スクのスカート部が外側に僅かに屈曲するようになり、
続いて、前記取付部の内側への屈曲及び前記スカート部
の外側への屈曲により、前記スカート部の最も内側に突
出した部分が容易に前記取付部の先端部を越えて基底部
側に移動し、最終的に、前記スカート部の最も内側に突
出した部分が前記取付部の中間の部分にまで達するよう
になる。
【0015】そして、前記スカート部の最も内側に突出
した部分が前記取付部の中間の部分にまで容易に到達
し、前記スカート部の例えば最も内側に突出した部分と
前記取付部の中間の部分とを点溶接により固着させれ
ば、マスクフレームにシャドウマスクを取付ける際の作
業性が著しく向上し、同時に、前記スカート部の最も内
側に突出した部分の径と前記取付部の中間の部分との径
の差によって、常時、シャドウマスクのマスク形成面が
緊張された状態に保持されるので、取付後のシャドウマ
スクの強度を増大させることができる。
【0016】さらに、シャドウマスクをマスクフレーム
に取付ける時、前記スカート部を押圧することもなくシ
ャドウマスク曲面部に生じる曲げ応力は殆んど残留しな
いため、このマスク曲面部の変形が防止されて、シャド
ウマスクのプレス成形時の曲面精度を維持した状態でマ
スクフレームにシャドウマスクを高精度で取付けること
ができ、カラー受像管の色純度(ピュリティ)特性を向
上させることができる。
【0017】また、シャドウマスクのスカート部の中間
を内側方向に突出させ、例えば、略く字状の断面になる
ように形成させる場合においても、その突出量は極く僅
かでよいので、前記略く字状の断面の形成には、特に特
殊な装置や特殊な手段を必要としないで形成させること
ができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0019】図1は、本発明に係わるカラー受像管の一
実施例の構成の概要を示す断面構成図である。
【0020】図1において、1はパネル部、1Aはフロ
ントパネル、1Bはパネル周縁部、2はファンネル部、
3はネック部、4は螢光体スクリーン、5はシャドウマ
スク、6はマスクフレーム、7は偏向ヨーク、8は電子
銃、9はピュリティ調整マグネット、10はセンタービ
ームスタティックコンバーゼンス調整用マグネット、1
1はサイドビームスタティックコンバーゼンス調整用マ
グネット、12は磁気シールド、13は電子ビームであ
る。
【0021】そして、カラー受像管を構成する管体は、
前側に配置されたパネル部1と、電子銃8を収納してい
るネック部3と、パネル部1及びネック部3の中間に配
置されたファンネル部2からなっている。パネル部1
は、前面にあるフロントパネル1Aと、その側面にある
パネル周縁部1Bとからなり、フロントパネル1Aの内
面に螢光体スクリーン4が配置形成され、パネル周縁部
1Bの内側にはマスクフレーム6が固定配置される。こ
のマスクフレーム6には、シャドウマスク5が螢光体ス
クリーン4に対向配置されるように取付けられる。パネ
ル部1とファンネル部2の結合部分の内側に磁気シール
ド12が配置され、ファンネル部2とネック部3の結合
部分の外側に偏向ヨーク7が設けられる。ネック部3の
外側に、ピュリティ調整マグネット9、センタービーム
スタティックコンバーゼンス調整用マグネット10、サ
イドビームスタティックコンバーゼンス調整用マグネッ
ト11が並設配置され、電子銃8から発射された3本の
電子ビーム13は、偏向ヨーク7で所定方向に偏向され
た後、シャドウマスク5を通して螢光体スクリーン4に
到達するように構成されている。
【0022】この場合、前記構成による本発明のカラー
受像管における画像表示動作は、既知のカラー受像管に
おける画像表示動作と同じであるので、本発明のカラー
受像管における画像表示動作についての説明は、省略す
る。
【0023】続く、図2(a)乃至(c)は、本実施例
のカラー受像管において、マスクフレーム6にシャドウ
マスク5を取付ける際の取付状況を示す工程図であっ
て、それぞれシャドウマスク5及びマスクフレーム6の
構成の一部を示す管軸Zを含む部分断面図である。
【0024】図2(a)乃至(c)において、14はシ
ャドウマスク5のスカート部、14Aは最も内側に突出
した部分、14Bはスカート部14の先端部、14Cは
スカート部14の基部、15はマスクフレーム6の取付
部、15Aは取付部15の先端部、15Bは取付部15
の基底部、その他、図1に示された構成要素と同じ構成
要素には同じ符号を付けている。
【0025】そして、シャドウマスク5のスカート部1
4は、中間が内側方向に突出して略く字状の断面になる
ような形状、具体的には、やや内側方向に縮小屈曲して
いる基部14Cと、前記縮小が最大になる最も内側に突
出した部分14Aと、その部分14Aに連なって外側方
向に拡大屈曲されている先端部14Bとで構成されてい
る。また、マスクフレーム6の取付部15は、直立した
基底部15Bと、その基底部15Bに連なって直立した
先端部15Aとで構成されている。この場合、スカート
部14における最も内側に突出した部分14Aの内径M
aは、取付部15における先端部15Aの外径Faに等
しいか僅かに小さくなるように選ばれ、かつ、スカート
部14の先端部14Bの内径Mbは、取付部15の先端
部15Aの外径Faよりも僅かに大きくなるように選ば
れている。なお、前記スカート部14における最も内側
に突出した部分14Aの内径Ma、スカート部14の先
端部14Bの内径Mb及び取付部15の先端部15Aの
外径Faは、各々管軸Zからの距離である。また、前記
マスクフレーム6において、その取付部15の先端部1
5Aを直立させないでやや内側方向に極く僅かに屈曲さ
せた構成としてもよい。
【0026】ここで、マスクフレーム6の取付部15に
シャドウマスク5のスカート部14を取付ける際の工程
について述べる。
【0027】まず、図2(a)に示されるように、マス
クフレーム6の取付部15に対し、スカート部14を下
側にしたシャドウマスク5を、取付部15に位置合わせ
を行いながらマスクフレーム6の上側から下方に移送さ
せる。
【0028】次に、前記シャドウマスク5の下方への移
送に伴い、図2(b)に示されるように、始めに、スカ
ート部14の先端部14Bの内側斜面が取付部15の先
端部15Aの先端外周に当接する。このとき、前記シャ
ドウマスウ5の下方への移送を続行させると、取付部1
5の先端部15Aの先端外周に対する当接部分は、スカ
ート部14の先端部14Bの内側斜面に沿い上方に滑降
移動し、やがて最も内側に突出した部分14Aに到達す
るようになる。この場合、前記シャドウマスク5の下方
への移送を続行したとしても、スカート部14が全体的
に外側方向に弾性屈曲し、一方、取付部15が全体的に
内側方向に弾性屈曲するので、前記シャドウマスク5の
下方への移送には、何等余分な力を要することなしに行
うことが可能になる。
【0029】続いて、前記シャドウマスク5の下方への
移送をさらに続行させると、図2(c)に示されるよう
に、スカート部14の最も内側に突出した部分14Aに
対する当接部分は、取付部15の先端部15Aの先端外
周から次第に下側外周方向に滑降移動し、取付部15の
中間の部分に到達し、その時点で前記シャドウマスク5
の下方への移送を停止させる。この場合においても、前
記シャドウマスク5の下方への移送の続行時に、スカー
ト部14が全体的に外側方向に弾性屈曲し、一方、取付
部15が全体的に内側方向に弾性屈曲するので、前記シ
ャドウマスク5の下方への移送には、多くの力を必要と
せずに行うことができる。その後、前記シャドウマスク
5の下方への移送が停止された後、当接しているスカー
ト部14の最も内側に突出した部分14Aと取付部15
の中間の部分とを、既知の手段による点溶接を行えば、
マスクフレーム6の取付部15へのシャドウマスク5の
スカート部14の取付が終了する。
【0030】ここで、上記シャドウマスク5はスカート
部14の最大屈曲量(反り量)がシャドウマスク5の全
周で略1mm以下になるようにプレス成形され、マスクフ
レーム6にシャドウマスク5を取付けた後のスカート部
14と取付部15との隙間aが略1mm以下となるように
構成されている。このような構成により、シャドウマス
ク5とマスクフレーム6との接触が密になり、地磁気が
シャドウマスク5からマスクフレーム6に容易に流れ磁
気シールド効果が高くなる。
【0031】そして、図2(a)に示されるマスクフレ
ーム6の取付部15へシャドウマスク5のスカート部1
4を取付ける前の構造のものは、外側にあるスカート部
14の最も内側に突出した部分14Aの内径Maが、内
側にある取付部15の基底部15Bの外径Feよりもや
や小さいので、図2(c)に示されるように点溶接され
る段階において、常時、シャドウマスク5は曲面をなす
マスク形成面が緊張された状態に保持され、このマスク
形成面における曲面の張出し効果によって、取付けた後
のシャドウマスク5の強度を増大させることができる。
【0032】また、上記のように構成されたシャドウマ
スク5のスカート部14をマスクフレーム6の取付部1
5の外側に取付ける際、スカート部14の先端部14B
が外側方向に拡大屈曲されていることにより、スカート
部14の先端部14Bがマスクフレーム6の取付部15
との接触抵抗で折れ曲がることがなく、しかもスカート
部14の基部14Cの押圧による曲げ応力が曲面をなす
マスク形成面に殆んど残留しないので、このマスク形成
面に変形を及ぼすことがない。このため、取付け後のシ
ャドウマスク5とマスクフレーム6の相互位置関係がず
れたり、シャドウマスク5の曲面精度が劣化したりする
ことがなく、シャドウマスク5とマスクフレーム6との
取付精度を向上させることができる。
【0033】なお、前述の実施例では、シャドウマスク
のスカート部を略く字状の断面になるような形状とした
場合について説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、例えば、スカート部中間の内側に突出し
た部分を略円弧状、略楕円弧状または略多角形状等に形
成してもよい。
【0034】このように、本実施例によるカラー受像管
によれば、シャドウマスク5のスカート部14及びマス
クフレーム6の取付部15を前述のような構成にしてい
るので、マスクフレーム6にシャドウマスク5を取付け
る際の作業性に優れたカラー受像管が得られるだけでな
く、マスクフレーム6にシャドウマスク5を取付けた後
のシャドウマスク5の強度を増大させ、このシャドウマ
スク5の強度の増大に伴って、ハウリングに強く、落下
強度を向上させたカラー受像管が得られる。
【0035】また、シャドウマスク5の曲面部の変形を
防止して、このシャドウマスク5とマスクフレーム6と
を高精度で取付けることによって、色純度(ピュリテ
ィ)特性を向上させたカラー受像管が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シャドウマスクのスカート部は、中間が内側方向に突出
した断面になるように形成され、マスクフレームの取付
部は、スカート部の最も内側に突出した部分の内径が取
付部の先端部の外径に等しいか僅かに小さく、スカート
部の先端部の内径が取付部の先端部の外径よりも僅かに
大きくなるように形成されているので、シャドウマスク
をマスクフレームに取付ける際の作業性を著しく向上さ
せたカラー受像管が得られるという効果があり、その他
にも、スカート部の最も内側に突出した部分の内径と取
付部の中間の部分(基底部)の外径の差によって、常
時、シャドウマスクの曲面をなすマスク形成面が緊張さ
れた状態に保持されるので、取付けた後のシャドウマス
クの強度を増大させることができ、このシャドウマスク
の強度の増大に伴って、ハウリングに強く、落下強度を
向上させたカラー受像管が得られるという効果がある。
しかも、シャドウマスクのスカート部の先端部の内径と
マスクフレームの取付部の先端部の外径の差及びスカー
ト部の先端部の外側方向への拡大屈曲によって、シャド
ウマスクの曲面部の変形が防止されるので、シャドウマ
スクとマスクフレームとの取付精度を向上させることが
でき、これによって色純度(ピュリティ)特性を良好に
したカラー受像管が得られるという効果がある。また、
シャドウマスクのスカート部の中間を内側方向に突出さ
せて形成させる場合に、その突出量は極く僅かでよいの
で、この突出断面の形成には、特に特殊な装置や特殊な
手段を必要としないで形成させることができるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるカラー受像管の一実施例の構成
の概要を示す断面構成図である。
【図2】図1に図示の本実施例のカラー受像管におい
て、マスクフレームにシャドウマスクを取付ける際の取
付状況を示す工程図である。
【符号の説明】
1 パネル部 1A フロントパネル 1B パネル周縁部 2 ファンネル部 3 ネック部 4 螢光体スクリーン 5 シャドウマスク 6 マスクフレーム 7 偏向ヨーク 8 電子銃 9 ピュリティ調整マグネット 10 センタービームスタティックコンバーゼンス調整
用マグネット 11 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 12 磁気シールド 13 電子ビーム 14 シャドウマスク5のスカート部 14A 最も内側に突出した部分 14B スカート部14の先端部 14C スカート部14の基部 15 マスクフレーム6の取付部 15A 取付部15の先端部 15B 取付部15の基底部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントパネルの内側に対向配置され、多
    数の電子ビーム通過孔が形成されるとともに、周縁にス
    カート部を設けたシャドウマスクと、前記フロントパネ
    ル周縁部の内側に固定配置されるとともに、取付部を有
    しており、この取付部が前記シャドウマスクのスカート
    部に点溶接され、前記シャドウマスクを前記フロントパ
    ネルに対向配置させるマスクフレームとを備えてなるカ
    ラー受像管において、前記シャドウマスクのスカート部
    は、中間が内側方向に突出した断面になるように形成さ
    れるとともに、前記スカート部は、前記取付部よりも外
    側に形成されていることを特徴とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】フロントパネルの内側に対向配置され、多
    数の電子ビーム通過孔が形成されるとともに、周縁にス
    カート部を設けたシャドウマスクと、前記フロントパネ
    ル周縁部の内側に固定配置されるとともに、取付部を有
    しており、この取付部が前記シャドウマスクのスカート
    部に点溶接され、前記シャドウマスクを前記フロントパ
    ネルに対向配置させるマスクフレームとを備えてなるカ
    ラー受像管において、前記シャドウマスクのスカート部
    は、中間が内側方向に突出した断面になるように形成さ
    れるとともに、前記スカート部の最も内側に突出した部
    分の径は、前記取付部の先端の径に等しいか僅かに小さ
    く、かつ、前記スカート部の先端の径は、前記取付部の
    先端の径よりも僅かに大きくなるように形成されている
    ことを特徴とするカラー受像管。
JP7058497A 1995-03-17 1995-03-17 カラー受像管 Pending JPH08255578A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100403769B1 (ko) * 2001-01-18 2003-11-05 엘지전자 주식회사 칼라 음극선관

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