JPH08255392A - 磁気テープ搬送装置 - Google Patents

磁気テープ搬送装置

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Publication number
JPH08255392A
JPH08255392A JP7060774A JP6077495A JPH08255392A JP H08255392 A JPH08255392 A JP H08255392A JP 7060774 A JP7060774 A JP 7060774A JP 6077495 A JP6077495 A JP 6077495A JP H08255392 A JPH08255392 A JP H08255392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
cycle
pulse
counter
magnetic tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP7060774A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Tanaka
善久 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH08255392A publication Critical patent/JPH08255392A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープのコントロール信号の記録の有無
に関係なく、また、残量計算を行う機構を用いず、精度
の低いリールパルス発生器でも高速FF/REWの速度
制御を可能とする。 【構成】 リール1回転に対して複数個のパルスを発生
するリールパルス発生器を供給側リールと巻取側リール
に設け、さらに、所定のクロックを計数するカウンタ
と、データを記憶するメモリを有し、カウンタは上記パ
ルス発生器の任意の1のパルスに同期してリセットさ
れ、リセット後、パルス発生器のパルスが入力される毎
にカウンタ値をメモリに記憶し、リール1回転後の位置
に対応したパルス発生器のパルスが入力される毎に、メ
モリの内容とカウンタの出力値との差に応じてリールの
回転周期を修正検出し、この周期によりリールの回転制
御を行い高速FF/REWを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープを記録媒体と
して記録/再生を行う磁気記録再生装置のテープ搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(以下、VTR)
やオーディオカセットテープレコーダなどの磁気テープ
を記録媒体とする機器では、テープの早送り(以下、F
F)または巻戻し(以下、REW)時のテープ搬送はキ
ャプスタンのピンチローラを磁気テープに圧着せずテー
プリールの回転により行っている。
【0003】この場合、テープの巻取側リールの回転周
期が一定になるようにリールモータの速度制御を行って
いる。
【0004】したがって、巻取側リールの巻径が小さい
状態ではテープ速度が遅く、逆にリール巻径が大きくな
るとテープ速度が速くなっている。
【0005】この方法で高速にリールを回転させ巻取時
間を短縮する所謂「高速FF/REW」を行うと、テー
プの終端部分でテープ速度が最も速くなり、テープの終
端部に設けられているリーダテープの範囲内で制動でき
ず、テープ終端部でテープに異常な張力がかかる。
【0006】その結果、テープ自体やテープ走行系に大
きな損傷を与えることとなり、最悪の場合はテープの切
断に至る。
【0007】この問題を解決するために、従来のVTR
では次の方法でテープ搬送の制御を行っている。
【0008】第1の方法は、再生したコントロール信号
(CTLパルス)の周波数が一定になるように巻取側リ
ールの回転数を制御することで高速FF/REWをテー
プ速度を一定にする方法である。
【0009】しかしながら、この方法で未記録部分のあ
るテープや記録モードが途中で変更されたテープを用い
て高速FF/REWを行うと、その部分でCTLパルス
が欠落したり、CTLパルスの周波数が急に3倍あるい
は1/3となり、安定した速度制御が困難となる。
【0010】そこで、このような場合は速度検出信号を
巻取側リールの回転と同期したキャプスタンモータに取
付けられた周波数発生器(キャプスタンFG)の出力パ
ルスに切り換えてテープ速度を減速し、次のCTLパル
スが入力されるか、記録モードの判別が終了するまでそ
の状態を保持することが為されているが、CTL信号の
記録されていないテープやブランク部分の多いテープあ
るいは記録モードの変更の多いテープでは、高速FF/
REWの機能が十分に発揮できなくなっている。
【0011】第2の方法として、常時残量計算を行いテ
ープ終端部分に近付くと、テープの搬送速度を減速し、
終端部分のリーダテープの範囲で十分制動可能な速度に
減速する方法がある。
【0012】しかしながら、この方法では常に残量計算
を行うための機構や、テープのたるみ等が発生しない減
速カーブの設定が必要となるため機能やコストの面での
制約を受けることになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、コントロール信号の記録の有
無に関係なく、また、残量計算を行う機構を用いず、精
度の低いリールパルス発生器でも高速FF/REWの速
度制御を可能とすることを技術的課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の特徴を有する。 1.供給側のリールに巻回された磁気テープを巻取側の
リールの回転により搬送する磁気テープ搬送装置におい
て、リール1回転に対して複数個のパルスを発生するリ
ールパルス発生器を有し、上記リールパルス発生器のパ
ルス発生から所定数パルスが発生するまでの時間を測定
し、上記リールパルス発生器からパルスが発生する毎に
上記測定した時間データにより周期を求め、当該周期に
より上記リールの回転制御を行う。 2.上記所定数は上記リール1回転あたり発生するパル
ス数である。 3.上記磁気記録装置は所定のクロックを計数するカウ
ンタと、データを記憶するメモリを備え、上記カウンタ
は上記パルス発生器の任意の位置のパルスに同期してリ
セットされ、リセット後、上記パルス発生器のパルスが
入力される毎に上記カウンタの出力値を上記メモリに記
憶し、上記リール1回転後のリール位置に対応したパル
ス発生器のパルスが入力される毎に、カウンタの出力値
と上記メモリの内容との差を求め、当該差により上記リ
ールの周期を修正する。 4.上記供給側のリールと上記巻取側のリールに上記パ
ルス発生器を各々備え、上記供給側のリール周期が第1
の所定値よりも大きく、かつ、上記巻取側のリール周期
が第2の所定値よりも大きい場合は、上記巻取側のリー
ルを加速させ、上記供給側のリール周期が第1の所定値
よりも大きく、かつ、上記巻取側のリール周期が第2の
所定値以下の場合は、上記巻取側のリールを一定速度で
回転させ、上記供給側のリール周期が第1の所定値以下
の場合は、上記供給側のリールを一定速度で回転させる
制御を行う。
【0015】
【作用】本発明の磁気テープ搬送装置は、リール1回転
に対して複数個のパルスを発生するリールパルス発生器
のパルス発生から所定数パルスが発生するまでの時間を
測定し、当該測定した時間データにより周期を求めるこ
とにより精度の高いリールの回転周期の検出が行え、高
精度のリール回転制御を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、図1〜図3を用いて、本発明の一実施
例について詳述する。
【0017】図1は、本発明の磁気テープ搬送装置のブ
ロック図である。
【0018】図中(1)はキャプスタンモータ(2)を
制御するためのサーボ部であり、速度制御回路(3)お
よび位相制御回路(4)からなる。
【0019】(5)はサーボアンプであり、速度制御回
路(3)の速度エラー信号と位相制御回路(4)の位相
エラー信号をミックスしてキャプスタンモータ(2)に
供給する。
【0020】(6)は分周器であり、キャブスタンモー
タ(2)の回転速度に比例して出力される周波数発生器
の出力信号(以下、FGパルス)を分周する。
【0021】(7),(8),(9),(10)はスイ
ッチであり、マイコン(11)の指示によりON/OF
Fを行う。
【0022】(12)はカセットであり、巻取リール
(13)と供給リール(14)を備え、磁気テープ(1
5)が巻回されている。
【0023】(16)および(17)はリールパルス発
生器であり、巻取リールおよび供給リールの回転速度に
比例したパルスを発生する。そして、これらの出力はマ
イコン(11)に入力される。
【0024】また、巻取リール(13)はキャプスタン
モータ(2)に直接結合されており、キャプスタンモー
タ(2)の回転により直接駆動される。
【0025】而して、上述の構成によりキャプスタンモ
ータの高速/低速の切り換えはサーボ部(1)に入力さ
れるキャプスタンモータのFGパルスの分周比を1,1
/2にスイッチ(7)により切り換えられ、高速から低
速への切り換わりである減速時には、スイッチ(7)に
よりFGパルスの分周比の切り換えを交互に繰り返すこ
とによって、テープのたるみが発生しないように滑らか
にキャプスタンモータ(2)を減速する。
【0026】また、FF/REWの開始時には、スイッ
チ(8),(9),(10)によりキャプスタンモータ
の制御電圧を徐々に上げることで緩やかな加速を行う。
【0027】そして、マイコン(11)は、巻取リール
(13)側のリールパルス発生器(16)と供給リール
(14)側のリールパルス発生器(17)の出力パルス
を取り込み、各々のリールの回転周期をモニターして予
め設定された参照値と比較することでテープ速度制御が
なされる。
【0028】ここで、図2に示す供給リール側のリール
パルスがマイコン(11)に入力されると、各パルスの
立ち上がりエッジ(P1〜P6)で割り込み処理がなさ
れ、次の如くリール回転周期の算出が行われる。
【0029】ここで、マイコンのメモリに各位置(P1
〜P6)に対応するデータ格納領域MAP1〜MAP6
を確保し各々に格納されている値をMD1〜MD6とす
る。
【0030】供給リール側の任意のリールパルスの立ち
上がりエッジ(P1)から立ち上がりエッジ6回ごとに
リセットするカウンタのデータ(図2の D1〜D6)を
割り込みがかかる毎に読み取る。
【0031】リセット後、n回目すなわち、Pnにおい
て、MD1およびMDnを読み出し、その後、MAnに
Dnを格納する。
【0032】このようにして、供給リール回転周期Ts
を次式の演算で求める。
【0033】Ts=Dn+MD1−MDn すなわち、各立ち上がりエッジ毎に、測定した時間デー
タ(D1〜D6)とメモリに保存されている1周期前の
時間データ(MD1〜MD6)から各位置(P1〜P
6)では次のようになる。
【0034】 位置 回転周期算出式 P1 Ts=D1 P2 Ts=D2+MD1−MD2 P3 Ts=D3+MD1−MD3 P4 Ts=D4+MD1−MD4 P5 Ts=D5+MD1−MD5 P6 Ts=D6+MD1−MD6 同様にして、巻取リールの回転周期Ttを求める。
【0035】上記の方法で求めた周期Ts,Ttと予め
設定した参照値REFs,REFtを比較して図3のフ
ローチャートに従った制御がなされる。
【0036】この速度制御プログラムが実行されると、
まず、ステップ1で供給リールの周期Tsと参照値RE
Fsを比較する。
【0037】ここで、Ts≦REFs すなわち、供給
側のリール回転周期Tsが、参照値REFs以下になる
と、ステップ2で供給側リールの回転周期を一定にする
速度制御を行う。
【0038】また、ステップ1で Ts>REFs すな
わち、供給側のリール回転周期Tsが、参照値REFs
より大きい場合は、ステップ3に移行し、巻取リールの
周期Ttと参照値REFtを比較する。
【0039】ここで、Tt≦REFt すなわち、巻取
リール側のリール回転周期Ttが、参照値REFt以下
になると、ステップ4で巻取リールの回転周期を一定に
する速度制御を行う。
【0040】このようにすることで、供給側リールの回
転周期がまだ設定値に達していない状態で、巻取側リー
ルが設定値に達すると、加速を終了し、巻取側リールを
一定すなわち、キャプスタンモータの速度を一定にする
速度制御を行う。
【0041】さらに、ステップ3でTt>REFt す
なわち、巻取リール側のリール回転周期Ttが、参照値
REFtより大きくなると、ステップ5で巻取リールの
回転周期を加速する制御を行う。
【0042】このようにすることで、供給リールの回転
周期と巻取リールの回転周期がまだ設定値に達していな
い場合に、加速動作を行う。
【0043】なお、本実施例ではリール1回転に6パル
スのリールパルスをもつ場合の例であるが、パルス数、
検出エッジについては任意に決めることが可能である。
【0044】
【発明の効果】上述の如く、本発明の磁気記録装置によ
ると、高精度のリールパルス発生器を使用しなくても精
度の高いリールの回転周期の検出が行えるため、リール
パルスによるテープ速度制御が可能となり、CTL信号
の記録の有無に関係なく高速FF/REWができる。
【0045】また、常に残量計算を行う機構やテープの
弛み等が発生しない減速カーブの設定が不要となり、従
来の残量計算方式に比べ安価に高速FF/REWが実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生装置のブロック図。
【図2】リールパルスとデータの対応を示す図。
【図3】本発明の磁気記録再生装置の制御フローチャー
ト。
【符号の説明】
1 サーボ部 2 キャプスタンモータ 3 速度制御回路 4 移送制御回路 5 サーボアンプ 6 分周器 7 スイッチ 8 スイッチ 9 スイッチ 10 スイッチ 11 マイコン 12 カセット 13 巻取リール 14 供給リール 15 磁気テープ 16 リールパルス発生器 17 リールパルス発生器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給側のリールに巻回された磁気テープ
    を巻取側のリールに搬送する磁気テープ搬送装置におい
    て、 リール1回転に対して複数個のパルスを発生するリール
    パルス発生器を有し、 上記リールパルス発生器のパルス発生から所定数パルス
    が発生するまでの時間を測定し、上記リールパルス発生
    器からパルスが発生する毎に上記測定した時間データに
    より周期を求め、当該周期により上記リールの回転制御
    を行うことを特徴とする磁気テープ搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記所定数は上記リール1回転あたり発
    生するパルス数であることを特徴とする請求項1記載の
    磁気テープ搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記磁気テープ搬送装置は所定のクロッ
    クを計数するカウンタと、データを記憶するメモリを備
    え、上記カウンタは上記パルス発生器の任意のパルスに
    同期してリセットされ、リセット後、上記パルス発生器
    のパルスが入力される毎に上記カウンタの出力値を上記
    メモリに記憶し、上記リール1回転後のリール位置に対
    応したパルス発生器のパルスが入力される毎に、カウン
    タの出力値と上記メモリの内容との差を求め、当該差に
    より上記リールの周期を修正することを特徴とする請求
    項1または2記載の磁気テープ搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記供給側のリールと上記巻取側のリー
    ルに上記パルス発生器を各々備え、 上記供給側のリール周期が第1の所定値よりも大きく、
    かつ、 上記巻取側のリール周期が第2の所定値よりも大きい場
    合は、 上記巻取側のリールを加速させ、 上記供給側のリール周期が第1の所定値よりも大きく、
    かつ、 上記巻取側のリール周期が第2の所定値以下の場合は、 上記巻取側のリールを一定速度で回転させ、 上記供給側のリール周期が第1の所定値以下の場合は、 上記供給側のリールを一定速度で回転させる制御を行う
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の磁気テ
    ープ搬送装置。
JP7060774A 1995-03-20 1995-03-20 磁気テープ搬送装置 Pending JPH08255392A (ja)

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